※この作品はR-18です。

亡国機業は壊滅しました。   作:張三李四

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織斑一夏と箒《9》【織斑一夏】

 

 

 

「ほ、箒。俺、変じゃないか…………」

 

 学生寮から校舎までの短い道のり。箒は一夏と手を繋いで登校した。

 

「一夏は変じゃないぞ。みんな、私たちが手を繋いでいることに驚いているだけだ」

「そ、そうか…………みんな、手を見ているだけか…………」

 

 一夏の頬が紅潮している。緊張のあまり汗をかいていさえいた。

 箒と交際を始めたからであったなら。一夏は笑顔を絶やさないだろう。篠ノ之箒は他人に自慢したくなるくらいの美少女なのだ。本来ならば、すぐにでも五反田弾に連絡して自慢しまくったはずだ。

 だが、一夏は昨晩、視覚と聴覚を遮断して眠った。眠りながら、菊門に装着したプラグを抜こうとしたとき、ベッド脇に誰かの気配を覚えた。アイマスクをずらすと、クロエ・クロニクルが立っていた。両瞳を開け、自分をのぞき込む鈍い金色の瞳と目があった。そして、目が覚めたら朝になっていた。

 彼女は何なんだ…………。一夏は心の中で思う。

 だが、一夏の思考は不意の感触によって中断してしまった。

 

「おいっ」

 

 箒が巨乳を押しつけていたのだ。制服越しでもわかる感触。笑顔。昔だったら考えられないくらい、華やいだ表情だ。

 正門を通過したところで箒が身体を離す。一夏から離れ、後ろを歩いていたティナや神楽の元へ向かった。

 

「ふふふ…………」

 

 箒は教室で自席につき、幸せそうに微笑みを浮かべた。

 

(私が一夏と付き合っているんだ。一夏の初めても手に入れた…………)

 

 自分の初めてを捧げることはできなくなってしまったが、代わりの方法で同じくらい重要なことをしてのけた。成し遂げたこと事実に満足しながら、次はどう開発す(鍛え)るか考えるだけで楽しくなった。

 

(一夏は今、自分の殻を破れるかの重要な局面にいる)

 

 彼に視線を送る。音に敏感になっていて挙動不審だ。

 しきりに腹をさすり、苦しそうだ。座っているだけで肛門(アナル)プラグが奥にとどまり続けていた。制服のポケットに手を突っ込む。ポケット越しに一物の位置を直そうとしているのだが、上手くいかずもぞもぞした。

 

(羞恥心を感じながら勃起しているじゃないか…………ふふふ、ISスーツは加圧するから肌に貼りつく。食い込みを直すくらいの指の隙間はあるが、勃起してしまったら、その隙間はないも同然だな)

 

 一夏が弱々しい視線を送ってくる。

 

(トイレに行きたい…………抜きたいのか? プラグを?)

 

 箒はスマートフォンに指を走らせ、メッセージを送った。

 

(先生に事情を話してトイレに行った、と伝えるが?)

 

 一夏は文面も目にするや固まっている。後ろを振り返り、山田先生が姿を見せたので前を向いて小さくなった。

 

(滑稽な姿だ。一夏は女物のISスーツを身に着け、山田先生の胸の谷間を見つめて勃起している。しかも、締め付けられる感触でさらに気持ちよくなっているんだろうな…………)

 

 箒は窓の外を向いて、口の端を歪ませた。

 授業が始まり、セシリア・オルコットが織斑先生に注意を受けた。振り向くと、注意を受けた後もうつらうつらしていた。

 四限目が終わって、席を立つ。一夏の元に行き、手を繋いで食堂へ向かった。

 

(見せつけてやった!)

 

 御印マキの驚く表情を思い出す。奴はさしずめ、日を置かずした陵辱を繰り返し、屈服させて性奴隷にでもするつもりだったのだろう。だが、臆病な奴だから、誰かの所有物になったのだと知ったら、迂闊に手出しはしないだろう。

 

(万が一の手を考える。念のためクロエに相談しておくかな…………)

 

 先を行くダリルのおかげで箒たちに近づく者はいない。ダリルは態度が大きく、自信に満ちあふれている。ISを所有している、という事実は学園カーストの頂点に属すと言って良い。

 学食までの道のりで手を繋ぎ、学食をあとにするときも手を繋ぐ。既成事実は覆りようもなかった。

 

(本当は、一夏が彼女(ヨメ)だ)

 

 一夏を見やる。額に汗を浮かべていて辛そうだった。肛門(アナル)プラグが差しこまれているため、通常よりも腹を下しやすい。一夏は職員用の男子トイレに向かった。

 すっきりした表情でトイレの個室から出ようとしたとき、誰かが扉を掴んだ。

 

「ほ、箒」

「私もいるっすよ」

 

 箒の後ろからフォルテ・サファイアが顔を出す。

 本当はティナもついてきたのだが、男子トイレに入る勇気はなく、入口で待っている。ダリルは職員室に用事があっていなかった。

 

「一夏」

「や、やめてくれ…………」一夏が後ずさった。

 

 扉が閉まり、フォルテが鍵を掛ける。

 力なく便座に腰掛けた一夏の前に立ち、箒は肩に手を置いて唇を重ねた。

 

「こういうところじゃないと、キスできないだろう?」

「なにもトイレでしなくとも…………!」カチャカチャ、と音が響いて、一夏が下を見る。

 

 フォルテが跪いて制服のベルトを外している。あっという間にズボンを下ろされ、股間を覆う灰色のISスーツが姿を現した。

 

「すごい光景だな」「無理矢理っ!! 着せたくせに!!」

「…………? 着たかったくせに」

「着たいもんかっ」

「だったら力尽くで抵抗すればよかっただろ。でも、しなかった。つまり、一夏は女物が着たかったんだ」

「違っ」

 

 フォルテが器用に二重構造になった留め具を外す。プルンと勃起した一物が飛び跳ねた。

 

「しっかり起ってるっすね。感心するっす」

 

 箒は腕を組み、フォルテの動きを見つめている。

 

「箒」

「何だ。手短に話せ」

「箒は俺のか、か、主人なんだよな」

「そのとおりだ。よく言いった」

「だったら、先輩を止めてくれ…………」

「断る」即答した。

「…………どうして」

「一夏の唇は私のものだ。それ以外はみんなで共有するという取り決めをした」「したっすよ」

「共有? …………おっかしいだろっ!」

「私は一夏の主人(旦那様)だ。おかしいかどうかは私が決めることだ」

 

(雌でいたいと思うくらい、一夏にはより強い快楽を与えてやるか…………雄に戻る瞬間を)

 

「もういっすか?」「先輩、お願いします」

「いっただっきまーす」

 

 フォルテの濡れた舌が亀頭の先端に触れた。一夏は手を握りしめ、唇の感触を我慢する。だが、心とは裏腹に一物が跳ねる。

 

「はぁ…………ちゅ…………、ぴちゃ、ぴちゃ、…………ん…………」

 

 亀頭や裏筋に舌が這っていく。一夏は目を瞑って歯を食いしばり、背筋を走る快感に抗った。

 

「くっ…………」

 

 唾液をまとわりつかせながら、先端から根元へと、ヌルッとくわえこんだ。フォルテの瞳が怪しく輝き、歯を当てないように気をつけながら竿を舌で撫で回した。

 

「じゅるじゅるるるる~~~~、ちゅっ…………ちゅぶちゅぶぅ…………ん…………ちゅるるる~~~~」

 

 口いっぱいに頬張り、舐めしゃぶる。

 

「ちゅるる…………んんっ…………っ、ぷぁっ…………奥までくわえるっす…………んんんっ!!」

 

 フォルテが陰毛に顔を埋める。喉奥をしっかりと開けて、深く、くわえこむ。口内の唾液を溜めたまま、亀頭を喉奥でしごいた。嫌らしい音を響かせて、上目遣いで一夏を見上げた。

 

「んん…………じゅじゅっ…………じゅるるる…………ちゅむ、ちゅ、ちゅ、じゅるる…………ちゅぶっちゅぶっ」

「先輩。おいしいですか?」

「…………う…………、ちゅばっ、うん…………ちゅぶっ、ちゅばっ…………、お、おいひいっすぅ…………おいひぃ…………おっきぃクリペニ…………ちゅぶっ、んんんっ、じゅるるるる~~~~じゅるっ、じゅるっ、ん、んんっ」

 

 上目遣いのまま頭を小刻みに動かす。唇をすぼめ、浅くくわえて亀頭を、雁首を刺激していく。

 

「…………っ、…………ぅう、ぅっ…………」

 

 一夏が腰を浮かせ始めた。

 もっと奥まで挿しこみたいっ、という一夏の欲望が伝わってくる。

 

(もっとだな。フェラチオなんかよりもすごいのがいいな…………。雄と雌を切り替えて、どんどん堕として…………)

 

「ちゅばっ…………ちゅぱちゅばちゅばっ…………れろ、れろろろ…………ちゅっ、じゅるっ、じゅるるる、んんっ、…………ちゅるるる~~~~」

「あっ…………あっ、だめ、やめっ…………も、もう、もう! 出る! 出る、出る!!」

 

 一夏が腰を浮かせて仰け反る。フォルテは腰を押さえ込んでおり、喉奥で亀頭がぷっくり膨らんだ。

 

「うぁ、うぁああああ!!」

 

 ぴゅっ、ぴゅるっ、どくどくっ!! と口内で白濁液が飛び散った。

 

「んんっ…………んぐっ、んぷぅ、ん、んん、んく…………ごく、ごく、ごく…………んっ、ごくんっ」

 

 激しい射精だがフォルテは一滴も残さず、喉を鳴らして嚥下し続けた。

 

「はぁ…………はぁ…………」

 

 気持ちよかった…………と言わんばかりに一夏の腰が落ちる。

 満足げな、淫らな表情を浮かべるフォルテに、一夏の一物は一瞬にして復活を果たしていた。

 箒が手首を返して時計を確かめ、フォルテの肩を叩いた。

 意図を汲んだフォルテが、一夏にぼそっと耳打ちする。

 

「今日はこれでおしまいっす。もっとして欲しかったら主人(箒)の言うことをよく聞くっすよ…………」

 

 

 




次話、『織斑一夏と箒《9》』投稿まで少々お待ちください。
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