※この作品はR-18です。

亡国機業は壊滅しました。   作:張三李四

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織斑一夏と箒《10》【四十院神楽】

 

 

 

「今日も道場で鍛錬だ」

 

 箒が剣道着姿で告げたが、一夏は周囲を気にして視線が定まっていなかった。

 

「待ってくれ…………、人がいるんだが……」

 

 箒は周囲を見回して怪訝な表情(かお)になる。

 

「そうだが……剣道部が剣道場を使うことの何がおかしいんだ?」

「みんな、俺たちを見ている気がして……」

「一夏は唯一の男子生徒だから、みんな気になって当然だ」

 

 一夏の頬が紅潮する。

 

「…………今日は、何を、するんだ」

「身体がなまっているだろうから素振りを五百回だ」

「え…………それだけか」

「それだけ? 少ないなら千回に増やしてもいいぞ?」

「い、いや、五百回でいい」

 

 一夏が竹刀を取りに行く。

 箒はフォルテを探して壁際を見やり、両脚を投げ出してスマートフォンで遊んでいるのを見つけた。

 

「サファイア先輩」

「呼んだっすか」

「はい。一夏を見てもらってていいですか。用具室で使える防具を見繕ってきます」

「見てるだけでいいっすか?」

「構いません。サボったり逃げだそうとしたら叱ってもらえると助かります」

「じゃ、適当に見てるっすね」

「よろしく頼みます」

 

 フォルテがスマートフォンに目を移してから手を上げた。

 箒はフォルテの側から離れ、様子を見守っていたティナに歩み寄った。

 

「防具を探すから付き合ってくれ」

「おっけー☆ …………用具室ってどこなの?」

 

 聞かれて、箒は手を打った。IS学園に来てから一度も部活の練習に参加したことがなかった。すぐ剣道部に入ったので籍はあったのだが、他のことを優先してしまっていた。

 箒は場内を振り返って、同級生の名を呼んだ。

 

「神楽。申し訳ないが、用具室まで案内してくれないか」

 

 呼ばれた神楽はビクッと肩を震わせた。

 一晩を共にした事実を気にしているのだろう。平静を保っているかのように振る舞っていたが、箒の目を直視できずにいる。

 

「篠ノ之さん…………」

「頼む」

 

 神楽は渋々といった様子で案内を引き受ける。

 用具室は通路の一番奥まった場所にあった。引き戸を開け、中に入る。神楽、箒、ティナの順番だ。

 

「貸出に使える防具はそこの棚に。大きいサイズは少ないけど、織斑くんくらいのサイズだったらあるはず。ここの部員はみんな経験者だから自分の防具を持ってきてるから」

 

 用具室の引き戸を閉め、神楽が中を案内する。IS学園創立時から存在する部活であり、比較的予算が潤沢なためか、防具はよく手入れされていた。

 箒が棚に並ぶ防具を手に取ってサイズを確かめていく。一夏に合いそうなサイズをティナに渡していった。

 神楽もサイズを見て、箒に確かめる。面は入りそうなものをいくつか取った。

 籠手探しに移った時、神楽が後ろから話しかけてきた。

 

「あのさ…………」

「何だ」

「篠ノ之さんってさ…………織斑くんと、その、付き合ってるの?」

 

 箒が手を止め、振り返った。

 

「ああ、付き合ってる」

 

 一夏が彼女(ヨメ)だから、交際している事実には変わりない。

 

「本当に?」「本当だ」

「だったら、昨日の夜…………」

 

 一夏から箒を寝取ったことになる。神楽は口に手を当て、「あーーーー」と呻いた。

 

「聞きたいことはそれだけか?」

「まだある。今朝のこと」「今朝?」

「織斑くんにISスーツ着せてた。サファイア先輩のこととか」

「ちょうど、身体をしっかり固定するものが欲しかったが、男物が入手できなくってな。それと一夏が着たがっていたというのもある」

「織斑くんが? まさか」

 

 箒はティナが備え付けの台車に防具を乗せていく光景を一瞥する。すぐに神楽に視線を戻した。

 

「私がこんなこと言うのもアレなんだけど、彼、嫌がってたよ?」

「口ではそうだ。だが、本当は着たがっていたんだ」

「おかしいよ…………」

「プレイの一環、というところだ。一夏は口では抵抗するが、身体は嫌がっていない。本当に嫌なら怒鳴って、力づくで逃げるだろう。男なのだから…………でも、そうしない」

「優しいからだよ」

「違うな。一夏には、そういう願望がある。私はそんな一夏を受け入れる。一夏が望むなら何でも叶えてやりたい…………」

 

 箒は確信めいた物言いをした。

 しかし、神楽は納得していないようだ。

 

「昨晩、神楽が眠ってからサファイア先輩たちと話したんだが、一夏について」

「どうだったの」

「一夏には多淫の気がある。あいつは、一人じゃ満足できない、一人を選べない性質(タチ)だから、共有しようという話になった」

 

 神楽が眉をひそめた。交際中の女子が口にしていい発言ではなかったからだ。

 

「そんなのダメだよ…………」

「サファイア先輩も付き合っている人いるし、別にいいかなって」

 

 箒がしれっと告げる。

 

「乱れてる…………中学のとき、そんなんじゃ、なかったよね…………どうして」

「あの頃は剣道ぐらいしか打ち込めるものがなかったからな」

 

 箒が神楽に近づいていく。箒の雰囲気に気圧されたのか、神楽は後ずさった。

 

「良くも悪くも価値観が壊れてしまう出来事があったんだ…………」

 

 神楽を壁に追い詰め、壁に手をついた。

 

「精神的な繋がりが保たれれば、身体の繋がりは自由にできるということに気づいたってことかな」

「近い。邪魔だからどいて…………」

 

 箒はキスをするのではないか、というくらいに顔を近づける。

 

「………………朝の続きをしよう」

 

 神楽が顔を背けた。

 

「こんなところで、いつ誰が来るかも分からないのに…………」

「みんな一夏に釘付けだ。誰も来ないさ…………」

「でも、ティナさんが見てる…………」

「ティナは見たことを口外したりしない。それに、神楽が望むならティナを交えてシテみるか?」

「そんなこと言って…………」

 

 神楽が目を伏せる。

 箒はすかさず顎を指で持ち上げ、唇を重ねた。

 

「ゃだ…………んんっ…………うう…………ふぁ…………」

 

 唇を吸いながら神楽の後ろ紐を解く。腰の後ろに手を回し、剣道着の腰板を外す。尻が露わになり、ショーツの上から尻肉を割って弄ぶ。

 

「ふぅん…………あはっ…………ぁぁあああ…………」

「神楽…………かわいい…………ちゅっ…………ん…………」

 

 神楽が目を瞑っているあいだ、再びティナを一瞥する。じっと箒たちを見ている。その姿に箒は目元を緩ませた。

 

(役割をよく守っている…………あとで、褒美をあげよう…………)

 

「ふぁ…………」

 

 箒が唇を離したとき、神楽の深窓のお嬢様風の表情が蕩けきって緩んでいた。

 

「神楽。壁に手を突いて」

「…………こ、こう?」

 

 箒はうなずき、神楽の尻を見つめながら膝をついた。尻肉を左右に広げ、顔を埋める。ショーツをずらして細やかに整えられた茂みを舌でかき分け、奥にあった陰唇を唇で摩擦(こす)った。

 

「んんんっ!! いやぁ…………こんなところで…………誰か、来ちゃったら…………」

 

 神楽は他人の目を気にしてはいるが、行為自体を嫌がっていない。箒は安心して、陰唇に隠れた襞を一筋ずつ丁寧に舐った。

 

「ちゅっ…………チロ、チロ、…………んぅ、神楽の…………奥からとろとろしたのが、……溢れてきてるぞ…………」

「いやぁ、言わないで…………」

 

 神楽は口に手を当てながら、秘所を舌愛撫される感触で頭がいっぱいになっていった。

 

「んむ…………ちゅちゅちゅ、はむぅ…………っぷぁ、れろろろ…………ちゅっ」

「変になる…………変になるぅ…………」

「…………感じているな。昨日処女を失った、ばかりだというのに…………もう、こんなに…………」

 

 舌は柔らかいから痛みが少ないのだろう。舌を蠢かせ、今度は淫核(クリトリス)を舐った。

 

「ひゃんっ! …………い、いきなり…………」

「………………淫核(クリトリス)がぷっくり膨らんできた…………いつもクリばっかり弄っているのか…………?」

「違ぁ…………」

「では、膣内(なか)に入れるほうが気に入っているか…………」

「…………っんなわけぇ違ぅ…………」

「ほぅ……クリを摩擦(こす)りながら膣壁に出し入れしているんだな…………、指か? 鉛筆か? それともマーカー? もしかしてスティックのりか? ……まさか、スマホの角を入れてバイブで愉しんでいるか?」

 

 箒が言ったなかに正解があったのだろう。羞恥で尻が震え、奥から温かいトロトロ愛液が零れ落ちる。

 

「いかにもお嬢様な顔して一人遊びに夢中、というわけか」

「んんっ……ふぅ…………はぁんんんんっ、ぅううう、そんなわけ、…………」

「一夏から私を寝取った責任、神楽のおまんこで取ってもらうからな?」

「あっ…………汚いっ、汚いよぉ…………」

 

 箒は舌を膣肉の入口にあてがう。先端を硬くすぼませ、膣の入り口に潜り込ませ、肉襞をかき分けて進んでいく。舌の根元まで入れて味を確かめる。鼻で息をしながら動きを止め、神楽の膣内が箒の舌の形を覚えるまで待つ。

 

「はぁぁ…………いや、いやぁんっ…………こん、こんなのぉ…………いやぁ…………抜いてぇ…………はぁんっ…………」

 

 愛液が溢れ、箒の口内へと流れ落ちていった。神楽の膣内は侵入物を排除しようと筋肉が蠢くも、箒は尻をがっちり掴んで顔を押しつけている。

 膣の締め付けが強くなってきた。神楽が腰を動かして逃げようとする。ずりゅっ、と音がして、すぐに箒が舌を根元まで挿入する。小刻みに頭を動かして、膣肉を抉ると、神楽が背筋を震わせた。

 

「ふぅううぅぅう、あ、あぁあ、ぁ…………、あぁんっ…………ちがっ、感じて、いやぁんっ…………いやぁん…………」

 

 膣の中で舌先を回転させて奥をほぐしていく。手を尻肉から離して、袴の紐を緩めた。袴を下ろし、ショーツを脱ぐ。指先で自分の淫核(クリトリス)を弄って、顔を離した。

 

「膣内(なか)で愉しませてくれ…………」

 

 箒は起動キーを顕現させ、センサー類を脳神経に直接接続した。何度も繰り返したこともあり、手順を意識することなくできた。起動キーの根元から先端までの位置関係もしっかり把握している。

 神楽の熱を感じたくて、尻の谷間に摩擦(こす)りつけた。

 探るように先端で円を描いて動かす。潤いが溢れ出す場所を見つけて、そのまま押し当てる。

 

「んんっ…………ふぁ…………くぅ…………ぁぁああんんんんっ…………!」

 

 ニュルルルッと先端が中に潜り込む。

 

「痛みは、感じるか…………?」

「わかん、…………ない…………おなか…………へんな感じ…………」

 

 神楽が左右に視線を揺らした。起動キーの感触は彼女が普段自慰に使っているであろう、文房具の太さに近い。ゆっくり出し入れしてやると、呼吸を整えるように「ふぅぅぅーーーっ、ふぅううーーーーっ」という吐息が聞こえる。

 ようやく呼吸できるようになったのか、それとも気を紛らわせるためか、神楽が言葉を口に出す。

 

「篠ノ之さんの、これっ…………お、お、ちんちん、じゃない、よね…………」

「そうだ、…………男のペニスじゃない…………」

「じゃ、じゃあ、入れても、気持ちよくなんて、ないっんでしょっ!」

「…………気持ちいいんだ。神楽のおまんこに入れると私の脳に直接快感が伝わるんだ…………気持ちよすぎて、私は、もうおまんこに入れたくてたまらないんだっ」

 

 腰を引いて、押しつける。

 

「こう、…………やって、前後に動かす、と…………襞との摩擦が私の脳に直接響く…………皺の一筋一筋が見えているかのように、私の脳が覚えていってる…………」

「…………ん…………んっ、…………はぁあっ…………ぁん…………あ、あっ、あんん」

 

 神楽が切なげに喘ぐ。

 

「こうすると、もっといいぞ…………」

「イ、いいいいい…………まわ、まわって、お腹の中で回ってるっ!!」

 

 箒は起動キーを回転させた。しかも昨晩とは異なり、キーの形状を根元が太く、先端が細いらせん状に変化させる。さらに回転させ、緩んだ膣肉を抉った。

 

「ぁう…………う、う、う、うぁあああ、ぁあああああ、おあっ、ああああ…………あぁあああう、お、おあ、あああ」

「神楽の膣内(なか)、きもちいい、…………神楽はどうだ?」

「うあ…………おあああああ、ぁんんっ、ひぃいい…………うあ、おおおああ、おなか、ぁあんっ…………ううううう、回って、ドリル、ドリル、回って、まわってててててえ」

 

 入口と内部がキュンキュン締まった。奥でドリルキーを押しつぶそうとしてくる。膣壁が子宮までの入口を閉じようとしてくるので、腰を動かして先端を挿入する。

 ずちゅっ、ずちゅっ、ずちゅっ、と潤った雫が飛び散った。

 

「…………痛くはない、みたいだな…………私も、動くとしよう…………」

 

 締め付けられる感触が脳に伝わり、頭から下半身へと伝わる。箒の膣口から潤いが溢れ、腰を動かすたびに内股を伝い落ちていく。

 

「暴れて、…………ひゃんっ…………どりるぅ…………スゴイッイイイイ、あふぅ…………奥に伸びて、なんでッ…………ひゃぁあん…………!」

 

 奥の蠢き、神楽の中で跳ね回る快感がセンサーで全て拾い上げた。神楽の快感は直接箒のなかにも伝わる。快楽が転写され、箒の開発された体内を跳ね回った。

 

「ぅううう…………あんっ…………どりる、うんっ、ドリルすごいなっ…………」

 

 蕩けるような快感で頭がおかしくなる。回転するドリルキーを押しこみながら打ち付け、今度は腰を引くと、締まった膣肉がキーを離すまいとしがみついてくる。

 

「なかでうねって…………、篠ノ之さんっのっ、…………なにこれぇ…………スゴイっ、すごいっ…………」

「神楽のなかっ…………気持ち、いいっ、膣内(なか)もっと…………もっと…………奥まで…………!!」

 

 箒のなかで我慢していた関が決壊する。湧き上がってくる快感に身を任せ、本能に従って腰を動かした。膣襞の摩擦を味わいたくてたまらなかった。

 

「神楽、神楽っ、神楽っ!!」

「激しっ、やめっ、おなかがっぐっちゃぐちゃに、うんっ、はひぃい…………ぐちゃぐちゃ、抉られてぐちゃぐちゃにいいいい、だめっだめぇだめぇえええ」

 

 誰かに聞かれるかもしれない、という恐れが神楽のなかから吹っ飛んでいた。頭を左右に振り、壁についた手で拳を作り、今にも倒れ込んでしまいそうになった。

 切羽詰まった声は艶めいていて、まるで楽器のようだった。

 

「私で気持ちよくなれっ…………快感に素直になれっ…………神楽っ!!」

「ぁあああああんんんんっ…………うぐううううううう、どりるどりるどりるっ! 奥、壁も、めちゃくちゃだよぅ…………!!!」

 

 先端を一番膣奥(おく)に射しこみ、背中から腰までゾクゾク震わせた。

 神楽は背筋を震わせ、キーを押し潰そうと締め付けた。射精はなかったが、それ以上の快感が全身を駆け巡った。

 

 絶頂の余韻が凄まじく、崩れ落ちた神楽にのしかかるように膝をつく。箒は快感で弛緩した神楽の顔をのぞき込み、唇を重ねた。

 顔を離し、ティナを見やる。唇を尖らせた彼女を見て、箒は身なりを整え始めた。

 三人で道場に戻ると、一夏が汗だくになって素振りを続けていた。

 

 

 




次話、『織斑一夏と箒《11》』投稿まで少々お待ちください。
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