※この作品はR-18です。

魔女の幸福論   作:猪熊夜離

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そして、みんな孕ませられる~ifストーリー~

     1

 その村を訪れた魔女は二人目だった。

 最初の魔女は灰色の長髪に瑠璃色の瞳を持ち、大きな三角帽子と黒いローブを身につけた美貌の持ち主で、まだ十代の瑞々しい肌を草原の風に舐られながら旅の途中に立ち寄った。

 村長の息子エミルに連れられてやって来た彼女を、村人たちはよく覚えている。

 あれ以来、彼女が村長の家に逗留し、朝も夜もなく色に狂った獣に啼かされていることも、狭い村では周知の事実だった。

 村の男衆は、いつか村長が飽きて魔女を自分たちに下げ渡さないだろうか、変わった趣向の一環で輪姦に混ざるようお達しが下らないだろうかと期待するが、決してそのような日が訪れないことを彼らは知っている。

 村長は自分のものを村人と分かち合ったりしない。自分のものは自分のもの主義。それを言えば息子のエミルにだって分け与えはしないだろう。

 エミルは心根の優しい少年だが頭の回りはあまり良くない。そんな息子のことを村長が苦々しく感じていることも村民なら知っている。

 だから村人は二人目の魔女がやって来ても自分たちには関係ないことで、彼女もまた村長の餌食になるだけだと冷ややかに見ていた。

 前の魔女から遅れること一年。やって来た二人目の魔女は自らを炭の魔女サヤと名乗った。

「本当に何もない村ですね」

 村の様子を見回してサヤは言った。とんでもない田舎に来てしまったという言外の意味を読み取って怒るところなのかもしれないが、あっけらかんと言い放つ彼女の口調に悪意は感じられず、正直過ぎるほど正直な感想が口をついて出てしまっただけなのが分かり、村人も毒気を抜かれてしまう。それに何もないど田舎の村であることは否定できない。

 聞けばサヤは魔法統括協会の依頼で来たのだと言う。

「この村の村長さんが、人の心に作用する魔法を悪用してるというタレコミがありまして」

 遂に来たか、とサヤを出迎えた村人は身構えた。

 村長の主な収入源は奴隷売買だ。遠方の仕入先で購入した奴隷を家に連れ帰り、主人に従順なメイドに調教して港から各地に出荷する。

 村長の家で働くニノという少女も、元は奴隷市場から買ってきた奴隷だ。

 ニノの顔を思い出しながら村人は改めてサヤを見る。

 東洋の国出身者にありがちな黒髪、小柄な体躯は二人の共通点と言えた。性格はおとなしいを通り越して常におどおど周囲の顔色を窺うニノに対し、難関の魔女試験に合格して魔法統括協会の依頼も数多くこなしてきたサヤは自信に満ちている。

 彼女は自分の人生を自分のものとして生きている。

 あるいはニノも、自分の生き方を自分で決められる人生ならサヤのように己の意思を持てたかもしれない。

 だが、そうはならなかった。

 同じ東洋の出身で年齢も同世代ながら、サヤとニノはあまりにも違う。

 ……それも今日までのことだが。

「確かに村長が買ってきた奴隷は、村に来た時は手がつけられない跳ねっ返りや反抗的な態度を見せていても、出荷される時には人が変わったようにおとなしくなるんで不思議には思ってました」

 村人はサヤを村長宅に案内しながら話を合わせる。

 若い女を売買する村長の商売そのものにサヤは嫌悪感を抱いている様子だが、生憎とこの地方で奴隷商は禁止されていない。国が変わればルールも変わるのだろうが、いまのところ村がある一帯で奴隷売買が禁止される動きはない。

 だが人の心を魔法で操る行為は別だ。

 そうした魔法は悪用されれば側近を操り、王の暗殺を目論むことも可能になる。故に禁止している国も多い。

「あれが村長のお住まいです」

「分かりやすく偉い人のお家ですね」

 村人は村の中心部にある屋敷を指差してサヤの意識をそちらに誘導する。その隙に道から外れた茂みへ目をやる。先に村長宅へ走っていた別な村人が茂みの影から合図した。

 サヤの来訪を知った村長は待ち構えているだろう。彼女を堕とす秘策を準備して。

「それじゃ自分はここまでで。お気をつけください魔女さん」と言って村人はサヤの背中を見送る。

 小さい少女の姿が遠ざかって行く。ノックしたドアが内側から開かれ、大きな三角帽子を脱いだサヤが家の中に消える。

「あんたが迂闊すぎたんだよ魔女さん。魔法を悪用している人間が村長だと分かった時点で、村人も加担してると警戒しなかったあんたが悪いんだ」

 一般的に男よりも女のほうが魔法に高い適正を示すとされている。そのため魔法使いの最高位が魔女なのだ。それゆえか魔女の中には男を見下している者もいる。

 サヤという少女はそこまで尖った思想の持ち主ではなさそうだが、それでも警戒心の薄さは魔女ゆえの驕りと無縁ではないだろう。

「たっぷり男を教えてもらうんだな」

 悪ぶって吐き捨てた村人の言葉は風に掻き消され、本人以外の耳に入ることはなかった。

 あの少女を次に見る時は、男を知った女の顔になっているだろう。その姿を夢想して男の陰茎が硬く勃ち上がった。

 

     2

 

 身体が熱い。どんどん熱くなって身体が内側から溶けてしまいそうだ。まっとうな熱でないことは確か。あの瓶に入っていた煙のようなもの。あれを吸ってから身体が火照って収まりがつかない。

 会ったばかりの男に身体を触られ、衣服を一枚、一枚脱がされているのに嫌悪感はなく、もっと触って欲しいと身体が疼く。

 これが調査対象になっていた魔法かと遅まきながら気づいても、そのころには自分の身体を自分で制御することができなくなっていた。

 サヤの冷静さを奪うのは怪しげな魔法だけではない。

 この狂った空間に顔見知りの存在を見つけてしまった動揺も大きかった。

「サヤさんは何も心配しなくていいですからね。すべて旦那様にお任せすれば幸せにしてもらえますから」

 そう言って灰の魔女イレイナが微笑む。彼女はサヤの靴を脱がせ、旦那様と呼んだ男に「ソックスはそのままがよろしいですか」と尋ねた。男が頷いたので、サヤは下着さえも剥ぎ取られた裸体に黒のニーハイソックスだけ身につけた姿を初対面の彼に晒すことになった。

 一糸まとわぬ全裸よりもかえって扇情的な生娘の艶姿に、男の牡器官が早くもこの牝の純潔を食い破らせろと自己主張を始める。

 村長宅のドアをノックしたサヤは、ニノと名乗るメイドに招き入れられてから、あれよあれよという間にここまで流されてしまった。

 油断がなかったとは言わない。だが、ここまでサヤが無抵抗で村長の罠に掛かってしまったのは、やはりイレイナの存在が大きい。

 応接間で自分を出迎えた村長の横に彼女が立っているのを見つけた瞬間、サヤの思考は想定外の事態に凍りついた。普段なら喧しくイレイナに絡んで行って引かれるのだが、今日はその余裕もないほど驚いた。

 最後に二人が会ってから一年少々。記憶の中にあるイレイナの残像に比して、目の前の彼女は急速に大人の階段を登り、少女らしさの面影を振り払っていた。

 少女から女性に、美少女から美女に一皮むけたイレイナは艶っぽく、しっとりした大人の色香を匂わせ、何歳も上の見知らぬ人を相手にしているようでサヤはどぎまぎさせられた。

 彼女にとってイレイナは特別な存在だ。共に魔女を目指して東洋から渡ってきた妹に先を越され、馴染みのない街に一人取り残されて心細い思いをしていたとき、依存心の強さからサヤはイレイナに迷惑をかけてしまった。

 そんな自分に優しくしてくれるだけではなく、叱るところは叱って導いてくれたのがイレイナだ。彼女との出会いが人生の転換点になった。

 サヤにとってイレイナは大恩人である。だから少しも彼女を疑わなかった。村長のことはまったく知らないが、イレイナが悪人に手を貸すはずないと彼女を信じた。

 その信頼も長続きはしなかった。

 イレイナが再会の余興にと杖を振るい、部屋の隅に置いてあった瓶が弾けた。

 瓶からは煙のようなものが出てくる。煙は砕いたガラスの破片を混ぜたようにキラキラ光る。その一粒、一粒がイレイナと村長の情交シーンを映し出す。

 

 

 ある日のイレイナは、抜けるように白い肌を全身紅潮させ、真っ直ぐに伸びた肢体を男に絡ませ、村長の膝の上で腰を振っていた。

「だんなさまっ❤ だんなさますきっ❤ んちゅ、んんっ❤――――んフッ❤ だんなさま愛してます。もっとイレイナのことも愛してください」

 ぐじゅぐじゅと淫猥な水音を響かせながら男の下腹部に自らの同じ部分を擦りつけ、奥に欲しがるその姿は、この行為に彼女が熱中していることを物語っていた。

 すれ違った男が思わず振り返る美少女が、腰から下は歴戦の商売女もかくやといった滑らかな動きで快感を貪る。上半身と下半身で別な生き物が住んでいるかのよう。

 彼女に対面座位で腰を振らせている男は、己との行為に熱中して子種欲しさにあさましく腰を振る若妻の姿に笑みを浮かべ、彼女の小ぶりだが女性らしい丸みを帯びた尻に手を回す。その顔は美男子と呼ぶには程遠く、年齢も少なく見積もってイレイナと倍は違いそうで、体型は年相応に肉がついて腹も突き出た親父体型。

 美女と野獣。

 美少女とそこら辺を歩いている親父。

 あまりにもミスマッチな取り合わせだが、二人の格差を示す情報はそれだけではない。

 イレイナは魔女なのだ。この世界で魔法使いの最高位に君臨する一握りの選ばれた存在。本来であれば父娘ほども年の離れた平凡な男が避妊もせず性行為に及べる相手ではない。

 だが、いまの二人の間には起こらなさそうなことが起こり、積極的に射精を求めて腰を振っているのはイレイナだ。

「そんなに欲しいか」

 男の問いかけが許す答えは一つだけ。

 その答えをイレイナは躊躇なく口にする。

「はいっ! 旦那様にイレイナのおまんこ使って欲しいです。自分で腰を振るのも気持ちいいけど、旦那さまにしていただけると天にも昇る心地で……はぁっ❤ はぁっ❤ 旦那様のおちんぽ……力強いおちんぽでイレイナに御慈悲をお与えください」

「やれやれ。なんて淫乱で恥知らずな女を妻にしてしまったんだ。こんなことでは他の男のチンポも咥えこんで、生まれてくる子供の父親が誰か分からなくなりそうだ。やはり妻にするなら貞淑な女のほうがいいかな」

「そ、そんなぁ!」

 イレイナは彼の首に回していた腕に力を込め、汗みずくの上半身もピッタリ擦り合わせる。全身で彼への愛を伝え、私を捨てないでと懇願した。大きくはないが確かな柔らかさを持った乳房が男の胸板で形を変え、興奮にしこった乳首が擦れてピリッとした快感が伴う。

「私の処女を奪っておちんぽ狂いのイケないおまんこに変えたのは旦那様なのに、責任を取ってはくださらないんですか」

「何が責任だ。自惚れるな」

 男はイレイナの尻を一発、赤い手形が残る強さで引っ叩いた。

 強烈な衝撃と痛み、尻叩き教育の精神的なショックにイレイナは身を固くしたが、二度、三度と叩かれるうちに苦痛ですら、愛する者が与えてくれるなら望んで受け入れるようになった。

「お前は私の奴隷妻だ。私の子供を生むのが仕事な孕み袋の分際で主人に何かを求めるのか」

 パシン! パシン! と家畜でも鞭打つような打撃音が重なるたび、イレイナの純白の尻には新しい手形ができる。暴力的で野蛮な光景。とても愛する者への仕打ちとは思えないが、男は叩くたびにイレイナの膣洞が反応して収縮すると悦んだ。

 イレイナもまた、そんな自分の身体の変化に気がつく。より肉ヒダが密着して彼のペニスを細かな凹凸や表面に浮いた血管の存在まで感じる。愛する者との一体感が増す行為。それに嫌悪など抱こうはずもない。

 ――とは言え、さすがに何度も力を込めてスパンキングされては尻が痛い。火傷でもしたようにカッカッと熱くなる部分をさらに叩かれるのである。イレイナは身体の限界を訴えた。

「申し訳ございません旦那様。イレイナが間違っておりました。旦那様に種付けしてもらうことを至上の喜びとする孕み袋の分際で、旦那様に何か意見しようなど、まして要求しようなどおこがましい行いでした。反省しております」

 彼女が謝罪すると男の手が止まった。

「分かればいい」

 男は荒い息を吐きながら一転してイレイナの尻を慈しむように撫でる。打たれたばかりの場所に触れられてイレイナの顔が痛みに歪んだ。

「痛いか」

 彼女は目の端に涙を浮かべならも気丈に微笑んでみせる。

「私が悪いのです。これは当然の罰です」

 痛みの有無を聞く男に対して若妻は、これは己の行いが招いたことなのだから、それを口にすることさえも許されないという態度を取る。彼女を心身両面から支配してやった満足感たるや。

 魔法の素養を持つ人間でも魔女試験を突破し、魔女見習いを経て正式な魔女にまで至る人間はほんの僅か。試験に合格して魔女見習いになっても師匠から卒業の許しが出るまで、何年も下積みが続く魔女もいる。

 十代前半で師匠の許しを得て正式な魔女になったイレイナはとびきり優秀だ。

 男にも魔導に憧れた時代がある。残念ながら彼の魔法の資質は明るい世界で生かされることはなかったが。

 だから魔女の優秀さと、十代で魔女の証であるブローチを持つことの意味は分かっているつもりだ。

 彼にとって魔女は強い女の象徴であり、いつか屈服させて自分の子がデキるまで生でハメ回してみたい存在だった。千載一遇の好機に彼は勝負をかけた。そして勝った。

 若く、優秀で、強かろうが彼女は十代の少女である。旅の中で下卑た視線を浴びせられ、危険な目に遭ったこともあるだろう。それで多少は男のことを知った気になったのかもしれない。

 中途半端な理解は驕りや慣れを生む。その二つは危機回避との相性がすこぶる悪い。

 村長は彼女の尻を支えたまま腰を動かし始める。性急にするのではなく、ゆったり彼女の膣奥を捏ね回し、粘つく本気汁をヒダの一枚、一枚に塗りたくるような動き。

 掴まれた尻肉の痛みと優しく撫で回される子宮口の対比。男が与えるアメとムチがイレイナを内と外から責める。

 村長に純潔を奪われて以来、二人が繋がらない日はなかった。

 朝も昼も夜も男はイレイナを求め、彼の絶倫に付き合わされることで彼女の男を知らなかった身体は、急速に拓かれていった。いまの彼女に男の手で触れられて感じない部分はない。

 うっとりと表情を蕩けさせ、村長にしてもらえることに夢心地で身体を預けていたイレイナだが、子供をあやすような優しいセックスだけでは物足りない。子宮口を亀頭でくにくに弄られながら頭の中は、そこを殴りつけるような抽送でイジメられる妄想でいっぱいだった。

 村長の動きに合わせてイレイナの腰も揺れる。もっと奥へ、もっと強く、何度でも、何度でも、何度でも。

 逞しい雄竿に失神するまで突き上げられたい。

 魔女だ何だと偉そうにしていても、女はチンポを挿れられたら男に逆らえないようにできているのだと教育してもらいたい。

「腰が動いているぞイレイナ。物足りないか」

 村長が彼女の首筋に浮いた玉の汗を舐め取りながら聞く。答えなど分かりきっていることを。いまの彼女は女体を気遣った上品なセックスではイケない。そのように躾けたのは旦那様ではないですか。イレイナは抗議の意思を込めて頷く。

「もっと強く突いてください。獣のように犯して欲しいんです」

 半端な交わりは肉欲を解消させず、かえって募らせる。彼女の受精欲は僅かな衝撃でも破れる水風船のように膨れ上がっていた。

 そのためなら父親が聞けば卒倒すること間違いなしの台詞でも躊躇なく口にする。

「旦那様の男らしい腰使いで私の全てを奪ってください。お前の身体は主人のチンポを気持ちよくするためだけにあるんだと教えてください。腰が抜けるまでセックスして、子種は一滴残らずイレイナの孕み袋に吐き捨てて欲しいんです。十八歳の妊娠適齢期卵子を精子で犯して母親にしてください。もう身体は準備が整ってるから! あなたの精子に追いかけられたくて私の卵子、とっくにお腹の奥で待ってるの!」

 

 

 何度も何度もイレイナは数え切れないほど村長に抱かれた。その姿をサヤは同じ回数だけ見せられる。

 やがてイレイナの肉体に変化があった。腹部が大きく膨れ始め、こころなしか乳房もサイズアップしたように感じる。

 まさかとサヤはその可能性を否定する。だが日増しにイレイナの腹部は膨れ上がり、乳房も張ってくる。

 見たくない。

 厭だ。

 聞きたくない。

 だけど知りたい。

 相反する思いがせめぎ合って自分でも自分の気持ちが分からないまま、目を離すことができず見守り続けた。

 決定的な会話が聞こえてきたのは、イレイナが男に跨り、自ら醜悪な肉棒を受け入れて腰を振っている記憶からだった。

 その日はニノも交えた三人がベッドの上で絡み合っていた。彼女の腹部もイレイナ同様に膨らんでいる。

 イレイナが騎乗位で村長のペニスを受け入れ、ニノは後ろ向きで村長の顔に座る。使用人が雇用主を尻に敷くなど本来は言語道断であるが、当の村長が背面騎乗で無防備に晒されたおまんこを舐めしゃぶって悦んでいるのだから無罪だ。

 イレイナとニノはお互いの手を取り、指を絡め、不安定な体勢を支え合う。美少女同士の助け合いは美しい光景であるが、少し視線を下に向けるだけで美しさの欠片もない中年男性が、彼女たちの身体を好きにしている現実が見えてしまう。

 水に濡れた犬が水滴を切るように村長が顔を激しく左右に振る。ピチピチと水音を立てながらおまんこを刺激され、快感に悶えるニノは身体を固くした。

「村長様、お上手です……あっ❤ 私のおまんこ……村長様に舐められて……ん、んんっ……んっ❤」

「お前の身体のことなら、お前以上に知ってるんだ。こういう舐められ方が好きだろ」

 わざと音を立てながら村長の舌が割れ目に沿って動く。ニノの膣肉が歓喜に沸き立ち、ひくひくと怪しく蠢いた。その中心部では膣口が膣内への刺激を要求して開く。

「やっ❤ んっ、そ、そこ、ダメですっ……あ、あんっ❤ んうぅうっ❤ し、舌が中に入ってきて……ひあぁっ❤ そんなに激しく出し入れされたら、おちんぽが欲しくなってしまいますっ❤」

「くれてやる。いくらだってくれてやる。だから二度と私から逃げようとするんじゃないぞ」

「ありがとうございます! んぁっ、ん、んっ❤」

 ニノは愛液と陰毛で村長の顔を磨かんとするが如く女陰を押し付け、腰をグラインドさせてクンニをおねだりする。

 その乱れっぷりは普段のニノを知っている者ほど驚き、戸惑わせるだろう。骨の髄まで奴隷教育が染み付いた彼女は、何かを求めて自己主張することなどない。

 その彼女が貪欲にエクスタシーを求めて、排泄の器官でもある陰部を主人に擦りつけている。

 村長は肉厚の舌でニノの膣洞を抉りながら、前に手を回して彼女の肉芽も指でつまむ。

「あっ❤ んっ……うんっ❤ 両方されると……やっ、おもらししちゃうっ❤」

 一度は村から逃げる決意をし、だが失敗して村人に連れ戻されたニノ。希望が絶望に転じた経験は、彼女に残っていた最後の野心さえも奪った。

 私のような奴隷は何も望んではいけないのだ。望んだって手に入らない。奪われる。自分らしく生きようなど高望みもいいところ。そもそも私の自分らしさとはなに? 生まれてこの方、奴隷としての生き方しか知らない私の自分らしさとは……?

 答えの出ない自問に疲れ果て、そのうちニノは考えるのをやめた。

 まともな教育を受けた経験がなく、奴隷小屋と村長宅での生活しか知らないニノには、答えが出ない問題を己に問いかけながら、それでも少しずついい方向を目指して進まんとする意思も体力もなかった。そんなものは奴隷に必要ないばかりか欠点になり得る。これまで関わった大人は、彼女から考えることを奪いこそすれど、教えはしなかった。

 良い奴隷は自分でものを考えない。それは人間がすることだ。自分で正解を考える奴隷は三流。本物の奴隷は己で何ものをも判断しない。

 奴隷が何をすべきかは主人が教えてくれる。主人の道具たる奴隷は与えられた命令を実行するだけでいい。

 私は人間じゃない。私は奴隷。過去(あと)も未来(さき)もない。あるのは、おまんこを舐められて気持ちよくなってる現在(いま)だけ。それ以上のことを考えてはいけなかったのだ。

 悲壮な決意で官能を貪るニノ。その小さな身体から放たれる色香に魅了され、イレイナの動きが止まる。

「何を呆けとるんだ。疲れたならニノと交代するか」

 言って村長が腰を動かす。

「――――~~~~~ッ❤」

 下から突き上げられた衝撃にイレイナが背を仰け反らせる。新たな生命を宿し丸々と膨らんだ腹部が強調される。

 易々と最奥まで届く肉棒の一撃を受け、あっさりイレイナは達してしまう。

 妊娠してからの身体の変化は驚くばかりだ。以前にも増して全身が敏感になり、性欲も強くなった。安定期に入ってすぐイレイナのほうから交接を求めた。

「何だ軽く動いただけでイッてしまったのか。イッたならニノと交代だな」

「イッておりません」

 膣肉を小刻みに震わせながらイレイナは否定する。

「それなら、このおまんこの反応、何と言って説明する」

「旦那様のチンポで身体が悦んだことは事実ですが、イッては……ふわぁっ❤ ま、まだ話している途中なのに、動いては……ダメですっ❤ ん、んくっ❤ やんっ❤」

「どうした。まるでイッたばかりで敏感になってるような反応じゃないか」

「そ、そのようなことは……」

 口で否定してもイレイナの身体は正直だった。一突きごとに鋭敏な反応を見せ、軽く達して弛緩した膣肉は貪欲に肉棒を喰らう。

「そんなに激しくしたら、お腹の子供が驚いてしまいますっ❤」

「でも、こうされるのが気持ちいいんだろ。イレイナのマンコが私のチンポにしゃぶりついて、子種を吸い出そうとしているのが伝わるか。まだ一人目が生まれてないのに早くも二人目をねだる欲張りマンコが!」

『お腹の子供』

 聞こえてきた絶望的なワードにサヤは耳を塞ぐ。だが目の前の光景は魔法によってもたらされたもの。物理的に遮断する方法はない。

「私も旦那様に激しく突き上げられるセックスがしたいです……だけど、お腹の子供が……」

「よもや子供さえいなければ、もっと気持ちよくなれるのにと思ってるわけではあるまいな」

「そっ、そんなことはありません!」

 イレイナは慌てて否定する。だが出産に向けてセックスは控えなければならない時期のことを思うと、このチンポと何ヶ月も離れるのかと気うつ気味になる。

「我が子への情よりチンポを選ぶか。いいぞ! それもまた優秀な孕み袋の資質だ。だが跡取りが無事に生まれてくることも大切だな」

 村長はイレイナの身体を跳ね上げていた腰の動きを緩める。大きなストロークはやめて、子宮口を小刻みにノックする動きに切り替えた。

「これくらいなら問題あるまい」

「はっ❤ はいっ……んっふ、ふぁっ❤ これなら赤ちゃんも一緒に楽しめると思います」

「イレイナさん」とニノが声をかける。

 二人の少女の間でアイコンタクトが交わされ、正しくニノの思いはイレイナに通じた。

 指を絡め合っていた手を固く握り直し、両方から互いに身を寄せる。そして少女の唇と唇が触れ合う。

 イレイナとニノと村長。三人が粘膜を介して繋がりひとつになる。

 その瞬間にサヤの怒りは頂点に達した。

 もちろん村長が醜悪な肉塊でイレイナを犯している姿にも怒りは湧いた。だが男根を用いた行為は女の身には不可能なことで、自分と直接的に比較することはなかった。

 それに対してニノとのキスは違う。女でいいならなぜ、そこにいるのは自分じゃないのだ、ぼくのほうがイレイナさんとの付き合いは長いのにと横から掻っ攫った泥棒猫への嫉妬が腹の底に渦巻く。

 それでもイレイナのキス顔を見ているとサヤは恨みを超えてムラムラしてくる。

 イレイナとしたい大人なお付き合いの妄想話を語って聞かせては、師匠のシーラにドン引きされていたサヤであるから、当然キス顔を妄想したことも百回や二百回ではない。

 これがイレイナさんのキス顔か……ぼくも正面から見て、そして……。

 タチの悪い風邪をひいた時のように身体が熱っぽく、頭がボーッとして思考は散り散りで考えがまとまらない。何より両脚の付け根……サヤの女の子の部分は漏らしたように濡れている。

「興奮していますね。私と旦那様の愛の営みに」

 夢中になって見ていたサヤの傍にイレイナが音もなく近づく。後輩魔女の肩を抱く。それだけで愛液の量が増え、牝臭いにおいが濃くなった。

「サヤさんは私とエッチなことがしてみたかったんですよね。私と一緒に暮らしたかったんですよね。叶いますよ、ここでなら。共に旦那様の子供を産む孕み袋の魔女としてなら。優先順位の一番は旦那様への奉仕ですけど」

 クスクスと口元に手を当ててイレイナは笑う。

 その笑顔は純粋無垢、一切の混じりっけを感じさせない。彼女は本当によかれと思い提案しているのだ。ここで自分と暮らすことがサヤにとっても幸福だと。

 

     3

 

「くすぐったい……あ、あうっ……」

「すぐにこれが病みつきになる。ほら、脚を開いて。隠すんじゃない」

 仰向けに寝かせたサヤの太ももを村長の手が押しのける。それだけの接触でも肌と肌の触れ合った箇所が火傷でもしたように熱を持つ。

 村長宅の寝室、普段はイレイナとニノが奉仕するための部屋に、いまはサヤの姿もあった。

 ニーハイソックス一枚だけの格好にされたサヤの股ぐらに村長が顔を突っ込み、まだ一度も異物の侵入を許したことがない未熟な縦線に舌を這わせる。

 ぢゅるるっっと水っぽい音を立てながら舐められると、ぞくりとする官能が腰を中心に広がり、その反応に気をよくした村長がさらに激しく粘膜を責める。

「おまんこを舐められるなんて最初は驚きますよね」

 サヤに膝枕を貸しながらイレイナが言う。「だけど旦那様がおっしゃるとおり、慣れると舐めてもらえない日は物足りなくて、自分からお願いしてしまうくらい病みつきになりますからね」

 そうですよね、ニノさんとイレイナに水を向けられ、村長の背後に回って彼のアナルに舌を這わせていたメイド少女が「はい」と答える。

「いい! やぁぁぁっ❤ ひんっ❤ そんな強く吸ったらぁぁっ! これっ、すごっ……やだっ、やだっ、やだっ、やだっ」

 強烈な刺激にサヤは暴れ、足でベッドを蹴飛ばして逃げようとする。だがイレイナに肩を抑えられて逃げ場がない。

 ちゅっ、ちゅっ、ちゅっとクリトリスに吸い付かれ、サヤの爪先が快感に耐えて丸くなる。

「はひっ……はひっ……そんなにペロペロされたら……アソコ、ぼくのおまんこ……もっ、溶けちゃうっ❤」

「普段は元気いっぱいのサヤさんでも、おまんこ舐められたら媚び媚びの牝声が出てしまうんですね。可愛いですよ」

「聞かないでください❤」

「ダメです。聞かせたくないならサヤさんが我慢してください」

「無理~~~~~ッ❤ 知ってますよね。こんな舐め方されたら声出ちゃッ……出ちゃうっ、出ちゃうッ❤ 声じゃないのまで出ちゃうッ❤」

 急に慌て始めたサヤが見ないでと腕で顔を隠す。M字に開かれた脚を必死で閉じようとするが村長の腕力にはかなわず、ベッドの上でめちゃくちゃに地団駄を踏んだ。

「ひょっとして初めてで潮吹きですか?」

 サヤさん感度良好ですねと言うイレイナに構ってる暇もない。なぜなら村長が膣口から指を差し入れ、膣内の浅いところを刺激し始めたからだ。そうやって入口付近を愛撫されると尿意が迫り上がる。

「んぎぃぃぃいいい❤」

 発狂したように叫んだサヤの股間から、噴水を思わせる勢いで濁った水が吹き出した。

 ぶしゃっ、ぷしゃっと水柱を作るイキ潮に口を近づけ、村長は嬉しそうに飲む。

「これ……なんですか?」

 人生初クンニでアクメを決めたばかりのサヤは、荒い息を吐きながら誰にともなく尋ねる。

「それがイクという感覚ですよ」

 イレイナが答える。

「これが、イク……んっ❤ はっ、あっ……イッたばかりなのに、舐められたら……またっ、イクっ……ふっ❤ んぁっ❤」

 肉豆を弄られるピリピリした刺激も、粘膜同士を擦り合わせるぬめっとした刺激も、どちらも未体験のことでサヤは前例のない事態に翻弄されっぱなしだ。

「はぁ……はぁ……これ、すごい……ぼく、何度もイカされて……あぁ」

 村長はサヤの身体をひっくり返してうつ伏せにする。大小合わせて数度の絶頂を迎えた炭の魔女は、気怠い身体を裏返されても抵抗することができず、尻を高く持ち上げられて男の眼前に菊のすぼまりを晒した。

 サヤは羞恥から身を捩って逃げようとするが、少女のシミひとつない尻が左右に振られ、潮に塗れて光るおまんこが本能で男を求めてパクつく様は誘っているようにしか見えない。

「大丈夫ですよ、サヤさん。旦那様にお任せすれば万事うまくいきますからね」

「イレイナさ……はっ、むぅふっ❤」

 ベッドに突っ伏していたサヤの顔にイレイナが己の顔を近づけ、まだ何か言おうとしていた炭の魔女の口を塞いでしまう。

 夢にまで見たイレイナとの接吻が現実のものとなり、サヤは驚きに見開いた眼をうるませ、次いで灰の魔女の舌技に酔いしれ目尻をとろんと下げた。

 枕を相手にした練習とは違う生身の柔らかさ、体温にサヤは、イレイナとキスしている実感がじわじわと湧いてくる。

「イレイナさん……んっ……ちゅっ、ちゅっ……はっ、ふぅっ……もっと、キス……んむっ❤」

「欲張りさんですね。あとでしてあげますから、いまは初めておちんぽ挿れられる時の声を聞かせてください」

 そう言ってイレイナが目配せすると、村長は腰を前方に突き出す。肉槍の先端が処女の硬い二枚貝をこじ開け、サヤを我が物にせんと進軍する。

「んっ~~~~~~~~~ッ! んぅぅぅうううううううっ❤」

 ゆっくり形を覚えさせながら、男根が根本まで突き挿れられる。途中で処女膜が抵抗するもあっさり引き裂かれ、僅かに侵攻を遅らせることもできない。

 秘蜜でぬめった小径を男根が我が物顔で進む。

「は、入っ……んっ、んっ、んひいぃぃいいいいっ❤」

 前戯でトロトロに解され、スケベ汁で滑りがよくなっていると言っても、初物であることに変わりはない。他人の肉の一部を受け入れるのは、強烈な異物感が伴う。

「ああああああっ! お、おっきすぎ、こ、これ……抜いて、裂けっ……ひぃっ……裂けちゃう……」

 己のイチモツを称賛されたことに気をよくしながら、村長は小刻みに腰を揺らしてサヤの膣内を耕す。これから一生を捧げることになるチンポの形に彼女のマンコが馴染むまで。

「んふふっ、旦那様のおちんぽ、すごいですよね……こんなもので牡の強さを理解(わか)らせられてしまったら、牝の本分は優秀な牡に隷属して子供を産むことだと躾けられても仕方ありません」

 イレイナの言葉はどこか自己弁護めいて聞こえた。だから自分は悪くないのだ、あれほど誇らしかった魔女の称号を捨て、幼いころからの夢だった旅も諦め、片田舎の村で牝を抱く以外に取り立てて能がない中年男に一生を捧げても、牝と牡の関係はそのようにできているのだ。

「旦那様のおちんぽ、すごいですよね?」

「は、はい! 村長さんのおちんぽ、すごい……おっきくて、ぼくの中、内側から押し広げてきて……あっ、あぁぁっ❤ や、やだっ❤ 動いてるっ❤ ひぃぃぃんっ❤ 動いてる! おちんぽ動いてるっ❤ ひっ、すごっ❤ おほおおおおっ❤」

 肉棒が膣穴をぐちぐちと擦り、拡張するように回され、張り出したカリが敏感な肉を引っ掻く。

 一つひとつの動きにサヤは大きな反応を返す。

「村長さんのおちんぽ、僕の中で引っかかって、ゴリゴリって削っ……うっ……うあっ……今度は奥、お腹の奥きたっ❤ 深いとこ叩いてっ……ひっ、ひんっ❤ うそっ? 男の人のって、そんなところまでっ❤ ひゃううっ❤」

 子宮を叩かれるたびに、腰から下が快感の波に飲み込まれ、身体がひくついてしまう。

 言葉と身体で素直に感じていることを伝えるサヤに、村長も男としての征服欲が満たされる。

「そうだ。そうやって感じるまま言葉にするんだ。私も気持ちいいぞ、サヤ。もっとよくしてやるからな」

 言いながら村長の抽送にも熱がこもる。ガチガチに勃起して反り返るチンポをフックのように引っ掛け、サヤの尻をますます高く持ち上げさせんと突き上げる。

 サヤは肩と両膝だけで身体を支える格好になり、だらしなく漏れ出た唾液と愛液がベッドを汚す。

 おまんこ快楽だけでも我を忘れて喘ぐサヤだが、横から出てきた手に慎ましやかな胸を揉まれ、キュッと乳首をつままれたことで喘ぎ声がオクターブ上がる。

「ちょっ、イレイナさん、やめっ……んんんっ❤ イレイナさんに触ってもらえて、嬉しいけど……嬉しいけど、いまは……あっ、ああっ❤ そんなにっ、つまんだら……はぁんっ❤」

「いいですよ、サヤさん、もっと乱れてください。女がおちんぽで感じるのは自然なことですからね。ちなみにどこが一番気持ちいいですか?」

「ぜ、ぜんぶ! おちんぽ触ってるところぜんぶっ❤」

 包み隠さず正直に叫んだサヤだが、その答えはイレイナを満足させなかった。

「困りましたね。それでは質問の仕方を変えましょう」

 灰の魔女は形のよい唇を炭の魔女の耳元へ近づける。

「どこを重点的に突いてもらいたいですか?」

 イレイナの声には妊娠、出産を経験した女の母性が滲み出していた。美声に鼓膜を揺さぶられるだけでなく、話している最中に唇の一部が耳に触れ、こそばゆさにも背筋がぞくぞくっとする。

「うっ、うぅ……奥が、いいかもしれません……自分では触れないところ、おちんぽしか届かない場所……あっあっあっ……んっ、でも……一番奥より、少し手前……あっあっあっ……ぁぁあああああああ! あぁぁっ❤ ひぁぁっ❤ やぁぁあんっ❤ やぁぁっ、そこっ……そんなにしたらぁ~~~ッ❤」

 突き込みの途中に触れられただけで感じてしまう場所を、ぐいぐいと重点的に容赦なく最大硬度まで勃起したペニスで押され、サヤの秘所からぷしゃっ! ぶしゃっ! と白く濁った粘液が溢れる。

 本気汁だらけのマンコを掻き回される粘ついた水音に羞恥心を煽られ、耳や首筋まで朱に染めるサヤの新鮮な反応に村長の滾りが一層の熱を持つ。

 サヤが自白した弱点を責めながら、数回に一回のペースで子宮口を荒々しくノックする。そのたびに目の奥で火花が弾け、サヤは一突きごとに軽イキしながら、総仕上げとなるオーガズムを目指して登り詰めていく。

 村長がサヤの腕を取って彼女の上体を起こす。先ほどまでとチンポの当たる場所が変わり、より深く挿入されたことで絶頂までのペースが上がる。

「締め付けが強くなったぞ、イクんだな……私もイクぞ」

「ひっ、ひぃぃっ……イッ、イッてください!」

「膣内射精(なかだし)だぞ。その歳で魔女としての未来を捨てて私の子供を産むだけの女になるんだぞ」

「いいっ、いひぃぃっ❤ いいですっ❤ このおちんぽでデキた子いっぱい産みますっ❤ 膣内射精で魔女引退しますっ❤」

 ぶくっと男根の膨らむ気配がした。射精の前兆を感じ取ったサヤの身体も絶頂の準備を始める。初めて受ける男の吐精は恐ろしいような、待ち遠しいような、一言では言い表せない感情を彼女にもたらした。

「受け取れ!」

 村長が叫んで剛直を根本まで捩じ込んだ瞬間。

 どびゅるっと陰茎の中で待機していた精液が塊となって飛び出す。

 最奥部に亀頭を押し付けられる。先端から噴き出した白濁液がサヤの子宮を焼き、彼女の視界までも白一色の世界に染め上げる。

「ひぅぅぅぅうううううっ! ひっ、あっあっあっ……熱いっ……ぼくの中に……中で射精されてる……これが男の人の精液……赤ちゃんの素」

 エクスタシーと同時に両腕が解放され、サヤは自身の体液で汚れたシーツの上に倒れ伏した。

 村長の太幹がぴっちり栓をしていてなお隙間から精液が溢れ出す。牝穴は女の本能で小躍りして激しくうねる。

 貪欲に子種を求めて絡みつく肉ヒダの感触に腰を震わせながら、村長は尿道に残った最後の一滴まで子宮に注いだ。

「お疲れさまでした」

 今度こそ息も絶え絶えなサヤにイレイナが声をかける。

「こ、こんなすごいこと……毎日してるんですか……」

「どうぞ」とニノがグラスに入った水をサヤに差し出す。

 サヤはイレイナの助けを借りながら、グラスを受け取る。水は微温(ぬる)かったが啼き疲れた喉には極上の味わいだ。

 しん、と短い沈黙が場に落ちた。

「あの」

 サヤが水のお礼かたがたニノに話しかけようとした時だ。どこからともなく赤ん坊の泣く声が聞こえてくる。

「あら? 起きたみたいですね」

「お腹が減ってるんでしょうか」

 イレイナとニノが立ち上がって廊下に出る。二人とも全裸だが気にした様子はない。しばらくすると二人は赤ん坊を抱いて現れた。

 両手が塞がっている二人に代わり、少年がドアを開けた。歳のころは自分と同じか少し下だろうかとサヤはあたりをつける。

「紹介しますね」

 イレイナが少年をサヤの前に出した。「こちらはエミルさん。旦那様と以前の奥様とのお子様で、この子たちとは母親違いの兄弟です」

 腕に抱いた赤ん坊を軽く持ち上げながら紹介する。

「その子はイレイナさんの……」

「はい。私と旦那様の子供です」

「私も」とニノも自分の子供をサヤに見せる。

 二人の顔には、我が子を慈しむ母親の輝きが宿っていた。

「何をしている。要が済んだのなら出て行け」

 村長はエミルに冷たく言い放つ。それは実の息子に向ける態度とは思えなかったが、もはや慣れっこなのか彼は何も言わず、サヤに軽く会釈しただけで部屋から出て行った。その態度は長男よりも使用人と言ったほうがしっくりくる。

 この家の微妙なパワーバランスを見せられ、反応に困っていたサヤの身体を村長が背後から抱きしめる。彼女の手からグラスを奪い、底に残っていた僅かばかりの水を飲み干すとグラスはベッドの上に投げ捨てた。キングサイズのベッドの上でグラスは音もなく落ち着く。

「休憩は十分だろう。さっそく二回戦だ」

 そう言って村長がサヤを押し倒す。

「旦那様! サヤさんの次は私の約束です」

 イレイナが抗議し、その横でニノも頷く。

 村長は二人のほうを面倒くさそうに見た。

「お前たちは子供に乳を与えねばならんだろう。その間ずっと私に待ってろと言うのか」

 これで話は終わりとばかりに村長は、射精しても衰えない己のペニスを精液が逆流してきたサヤのおまんこにあてがい、今度は正常位で彼女の中に再突入した。

「はっ!……! ぁぁぁ゛ぁっああ゛! あ! あ゛あ゛っ!! ま゛た゛っ! 大きいの、入ってっき゛た゛ぁ! あっあっあっあっっ❤」

 挿れるやいなや村長は一切手加減のない抽送を開始する。

「サヤさんったら、もうあんなに気持ちよさそうにして。私たちも負けていられませんね」

 イレイナは赤ん坊を抱き直し、その小さな口に自分の乳首を含ませる。すぐに赤ん坊は桜色の乳首に吸い付いて母乳を飲み始めた。

 隣で見ていたニノも同じように、自分の子供に母乳を与える。

 ベッドの上で裸の男女が性器を結合させ、身体を絡め合い、その傍らでは二人の女が我が子に母乳を与える。

 そんな奇妙な光景が日常と化す、今日がその初日であった。




今回はリクエスト(https://www.pixiv.net/requests/42107)作品です。過去作『魔女の幸福論』の続きで、イレイナとニノが孕ませられ、二人で村長にご奉仕する話ということでした。

実はリクエストをいただく少し前から自分でも完結に向けてリブートしていたところで、400字詰め換算70枚くらい書いてたんですが、どうも続きを待ってくださってる方の期待する方向とは違う方に進んでる自覚がありました。自分の悪い癖で無駄に話を捏ねくり回し過ぎてます。

今回ifストーリーの形にはなりますが、恐らく期待されたのはこっちだろうという方向性に沿ったルートを書く機会いただきまして、リクエストに大変感謝いたします。

Twitter
https://twitter.com/inokuma_yoga

匿名で送りたい感想や質問あればマシュマロに
https://marshmallow-qa.com/inokuma_yoga

リクエストあれば
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https://www.pixiv.net/users/3970381/request
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