セイラ「アツい!」
あおい「サイミン活動!」
セイラ「サイカツ! 始まるぞ!」
『板チョコ探偵』とは、セイラ、きいが主人公を演じるテレビ番組『チョコポップ探偵』の前案で出されたアイデアである。
その『チョコポップ探偵』がとても視聴率がよかったので、今度は監督が没案になったはずの『板チョコ探偵』を引っ張り出してきた。
勢いだけはいい監督である。すぐ主演は星宮いちごと霧矢あおいに決定した。チョコポップ探偵のライバルとして登場する板チョコ探偵は初期の昭和チックな雰囲気と打って変わってポップでカラフルなスカート姿だった。
事件が起こると解決のため、チョコにゆかりのある探偵はチョコを摂取することで探偵力を発揮する。
『いちご探偵&あおい助手 VS セイラ刑事&きい』の探偵対決が始まる。
きいは丸い一口サイズのチョコをセイラへ。あおいは手の平より少し大きい板チョコをいちごへ、それぞれ投げた。
「セイラ!」
「いちご!」
セイラは宙に浮くチョコを見定める。
「よし! それ!」
ジャンプして口でキャッチした。
いちごはよおし、と気合を入れると落ちてくる板チョコへ手を掲げる。
「オーライ、オーライ、っておわー」
手に取ったと思われた板チョコは手を滑り落ちて頭に当たる。
「あ、イタ!」
板だけにというダジャレを含めた演技で板チョコが落ちそうなところをキャッチ。
セイラといちごはほぼ同時にチョコを噛む。
パリッとした音が響いた。
「「ひらめいた!」」
ここから頭が冴えた2人が事件を解決していく。これがこの番組の定番だ。
ただし、今日は違った。
このチョコをかじる音が暗示の発動する条件。
「あ……」
あおい、いちご、セイラの瞳から意思の光が消え失せた。
「チョコポップ探偵、ちょこっといっちゃおう。セイラ! ひらめいた?」
3人の様子を知らないきいはセイラに台本通りのセリフを投げかける。しかし、セイラからは反応がない。俯いてただ立ち尽くしている。
「セイラ?」
きいはセイラに近づこうと駆け寄る。すると、きいの後ろに回り込んだいちごがっちりときいの両腕をホールドした。
「いちごちゃん!」
きいは驚く。なんとか抜け出そうとするがうんともすんとも動かない。
セイラは怪しい笑みを浮かべてきいの顎を手で掴み、目と目を合わせる。
「これできいも一緒だな」
「え……」
何が一緒なのかと聞こうとするが、きいの意識はセイラの目へ吸い込まれていった。
深い、深い、赤。きいの瞳が虚ろになり、光が失われる。
体が弛緩する。いちごが腕を離すとだらりと力なく垂れ下がった。
「きい、服を脱いで」
セイラはきいの耳元にささやいた。
「……はい」
きいは言われるがまま衣装を脱いでいく。
いつの間にかスタジオのカメラを奪って撮っているあおいからメガホン越しに声がかかる。
「セイラちゃん、いちごも服脱いで! それから……」
2人も服を脱ぎ、あおいに指示されるまま準備した。
まずいちごがあおむけに寝転ぶ。そこは飛び降りる演技をするときにダイブする青いマットレス。
「きいちゃん、私の上に寝て」
その言葉にきいは困惑する。
「え、大丈夫?」
「うん、これもアイカツだから」
「これってアイカツ?」
きいは首を傾げながらもいちごの体へあおむけで寝る。
少しひんやりとしている気がした。
「きい、行くぞ」
セイラはうつぶせできいと肌を重ね、下半身同士を擦り合わせ始めた。身長差が大きいため、セイラの首元にきいの顔が来ることになった。
「ちょっと、セイラ、ひゃう!」
きいは唐突に訪れた快感に高い声を上げた。
やってはいけないことをしていると頭ではわかっている。しかし、彼女の手は意思に反してセイラを離すまいと背中に回っていた、
嬌声がスタジオ内に響き渡る。癖毛の強い黄色のツインテールがセイラの体が上下に動くたびに揺れた。
「だめっ、だめだっめぇー。あ、ああん」
セイラは親友が快感に溺れていく様子を見て唇を吊り上げる。
「あ、はあん、ふふっ、もっといくぞ、きい」
さらに激しく、2人はいちごのベッドで快感を高めあった。
いちごは下でその様子を微笑ましい気持ちで眺める。
「うん、うん、二人ともいい感じでサイカツできてるね。きいちゃん、気持ちいい?」
いちごも2人の絡み合う動きに刺激されて、体温がどんどん上昇していくのが感じられた。
「私も下で見てるだけじゃなくてサイカツするよ! サイカツ! サイカツ!」
3人の動きがどんどん激しくなる。
「ひゃうん、あ、あ、 なんかわからないけど、いけない気がする…… あん」
きいの体は抵抗せず、快感を求めてセイラの動きに合わせて下半身を動かし続けている。
しかし、こんなことはしてはだめだときいの思考は言っていた。
「きい、素直になりな」
セイラの言葉にきいの思考力はどんどん奪われていく。
「あ、あ、あ、もっともっと、もっとおー」
もう快楽のことしか考えられなくなる。
それをスタジオのカメラを回しているあおいは片手をスカートに突っ込みながら興奮する。
「いちごとセイラのきいサンドイッチ。おだやかじゃなさすぎるぅ。ああっん」
きいの下半身には淫紋がうっすらと浮かんでいた。
「ああ、ラララ―な感じでいこう。5つ数えたらもっと気持ちよくなるぞ」
セイラは親友のためにと心から思って数を数える。
「いち」
「ひゃうん」
3人は一体となって快感を高めあう。
「に、……くっ」
「あ、やばやばやっばあー」
きいは口を大きく開けて叫ぶ。いちごはまだまイくよと余裕ぶっていた。
その余裕に対抗するようにセイラは砕け気味だった腰に気合を入れた。
「いちご、もっとイくぞ。きい、ついてこい。さん!」
セイラの動きが激しくなる。いちごの動きも激しくなる。それに比例するように快感は高まっていった。
「よん、あ、あ、あ」
「だめ、だめ、2人とも、だめ!」
「あ、あ、あああん、あ、」
3人はバターのように脳が解けそうになる快感に浸り続ける。全員が口を開けて互いの髪が口に入るのもお構いなしに喘いでいた。
「さ、さいごだ…… ごぉおおおお」
3人が1つになる様子をあおいが回すカメラが捉えていた。
「や、あ、あ、あ、あああ」
いちごとセイラはひとしきりに大きい声を上げている。
それに挟まれるきいは自身の快感と2人の快感が重なってイった。
「あ、なに、なあに、なあにーーー」
いままで感じたことのない快感に体を震わせ、恍惚とした表情でうっとりとしていた。肩で息をしながら親友の顔を見つめる。
「ふ、ふう、セイラ、気持ちいいね」
冴草きいの下半身には淫紋がはっきりと浮かび上がっている。セイラは体をずらしてきいと同じ位置に顔を持ってくる。
「き、気持ちいいだろ。これからももっとしような」
「……うん、おっけー」
2人は唇を重ね合わせた。快感の余韻が体中に染みわたっていった。
4人は再び衣装を着る。撮影スタッフも元の配置についた。
きいとあおいは再びそれぞれチョコを投げる。先ほどとは違って瞳に意思はなく、無言の投てきだった。
セイラといちごはそれも見事にキャッチしてチョコをパリッとかみ砕いた。
それが催眠解除の合図。
スタジオ全員の瞳に光が戻り、何事も無かったかのように撮影が再開された。
次回更新は3月6日(土)22時更新。
ターゲットは風沢そらちゃん。お楽しみに!
追記
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