さくら「あ、サイミン活動! サイカツ!」
そら「はじまります。ふふっ」
ドリームアカデミーの下校中。
「マリア。今日家行っていい?」
そらはマリアへ声をかけた。
「ええ、もちろん。さくらちゃんも一緒なのだけれど、いいかしら」
「ほんと、さくらちゃんも一緒なの? うれしい」
そらは頬の横で手を合わせる。
「じゃあ、行きましょうか」
「ええ」
空から何かが飛ぶ音が聞こえてくる。
それは姫里マリアの家が所有するヘリ。
周囲に爆音を待ち散らすが、毎日の登下校に使っているのでみんな慣れたもの。むしろ一つの風物詩とさえなっていた。
空から木製のはしごが落ちてくる。
「さあ、いきましょうか」
「ええ」
マリアが先に乗り込み、そらが続く。スターライト学園で上空から北大路さくらを拾ってマリアの屋敷へと向かった。
今日はマリアの家でホームパーティ。
オーロラファンタジーの世界をイメージした、色とりどりの花が咲き誇る庭園でお茶会。
噴水を眺めながらソファで3人並んで一息ついた。
マリアが真ん中でその左にそら、右にさくら。
机の上には3つショートケーキが並んでおり
「やっぱりここでいただく紅茶は最高です」
さくらは頬に手を当てて顔を緩ませる。
「それにしても、番組でも結構食べてると思うのに大丈夫なの?」
移動中、さくらのロケ番組を見ることがあるが、結構な頻度でお菓子を食べている気がしていた。
「それはですね。そら様にとあるものをもらいまして。ふふふ。」
手の平を口に当てて笑った。さくらが目配せをすると、そらは学生鞄から小瓶を取り出した。
「これね」
小瓶をマリアの前へ差し出す。
中は白とピンクが混じった綺麗な色のさらさらとした結晶。
「わあ、まるで海の砂浜みたい」
「脂肪を分解するお砂糖です。マリア様もいかがでしょうか」
さくらは蓋を開けて薦める。
「じゃあ」
マリアは薦められるままスプーンで砂糖をすくって紅茶へ入れた。
さらさらとこぼれ、光るように紅茶へ溶けていく砂糖。
透明になって一瞬で消える。
紅茶の香りを楽しみ、一口。
「おいしい!」
いつもの反応。いつもの楽しみ。いつものひととき。
「本当においしいわ!」
マリアの紅茶を飲む手が止まらない。
だんだんといつものマリアではなくなる。
とてもおいしいのだ。やみつきになるほどに。紅茶を飲むたびに気持ちよくなって、頭がふわふわして……
「う、あ……、ごくっ」
マリアは紅茶に夢中になって一気にティーカップを傾ける。喉を鳴らして飲み干す。カップの淵から紅茶が溢れ出して服に染みを作った。
優雅とは違う豪快な飲みっぷりにそらは感情のない虚ろな瞳をマリアへ向けて笑った。
「ゴクゴク、キャワワ。お砂糖に媚薬、混ぜちゃった」
「ぷはー、幸せ……」
マリアは恍惚と満足げに息を吐いた。
その目からは光が失われていた。
「マリア。言うこと聞いてね。服を脱いで」
そらは彼女へ指示をした。
「はーい。ぱんぱかぱーんと脱ぎまーす」
マリアは命令に一切躊躇なく服を脱ぐ。制服が床に落ちた。
「ふふふ、私も」
そらも服を脱ぐとマリアをソファへ押し倒した。
さくらも立ち上がり服を脱いで準備をする。
「そら様。私もご一緒に」
快感を得ようとさくらが参加しようとする。
しかし、そらはそれを制した。
「だめよ」
「なぜですか」
「ちょっと早いけど、アップデートの時間だから」
そらは立ち上がっているさくらの淫紋をなぞった後、局部をそっとタッチする。
さくらのスイッチが入った。
「きゃ! あ…… アップデートを開始します」
快感を感じたすぐ後、さくらの中の感覚がシャットダウンされる。
「私…… します。わたくし、北大路さくらは……」
彼女はぶつぶつと何かを呟いていた。
「ごめんね、さくらちゃん。今日は独り占めしたい気分なの」
そらはぼーっとした表情で天井を見つめているマリアに向き直った。
互いの顔がすぐ目の前にある。
「マリア。かわいい。くるくるきゃわわ」
目の前の人形の髪を撫でた。
そして彼女の耳元へささやく。
「今からやることはお茶会の続き。あなたは私の重みを感じないし、寝転んでもいない。3つ数えると感覚が少し戻るわ」
「…… はい」
マリアはただ短く、抑揚なしに返事をした。
「3、2、1、はい」
ゆっくりとした調子でそらは数える。
そして、マリアはゆっくりとした様子で状況を確認し、虚ろな目をそらへ向けた。
「そらちゃん? いきなりどうしたの」
不思議そうにそらを見つめるマリア。しかし、気になってるのは頭を撫でられていること。裸の肌を重ねあっていることではない。
「それはね。こうするためなの」
そらは局部をマリアにこすり合わせる。
すると、そらの感じる快感が下半身に刻まれた淫紋を通してマリアに伝わった。
「え、あ、あ、なんだか、気持ちいいわ。そらちゃん」
マリアは局部をこすられていることを認識していないが、快感だけは認識している。
わけがわからないままそらの好き勝手にされていった。
「くしゅくしゅ、きゃわわ。私に身を任せて」
そらはマリアへそっと口づけをする。
「あ、ふぁあああ」
溢れる快感を塞ぎこむようにそらはマリアの唇を深く奪う。
互いの局部がこすれて快感がどんどんと高まっていく。
そらは手を使ってソフトにマリアの体を撫でる。頭を撫で、お腹を撫で、局部を撫でる。そらの手が触れる度にマリアの体は熱くなり、震えていた。
2人の喘ぎ声と唾液の混じった音がソファの上で鳴っていた。
「ふ、あぷ、ふ、ぷはあ」
解放された唇をマリアは名残惜しそうにしていた。そらの目の前には感情を失ったピンクの瞳。それとは対照的な恍惚的な表情。そしてソファの上に散る花のような髪の毛。
「くるくる。きゃわわ。もっと気持ちよくなりたい?」
目の前のマリアは自分の思うがままだった。
「はい、させてください」
マリアはイエス以外を口にする思考はもう残っていなかった。彼女の下半身にはうっすらと淫紋が浮かんでいた。
「わかった。5つかぞえるわ。そして、ひとつ数えるごとに快感がどんどん高まる。まずは、いち」
刹那。マリアの体が跳ね上がった。
「あ、きた!」
「に」
そらはマリアと局部をもっと激しく擦り合わせる。
やさしく、いやらしく、さらに数を数えた。
「さん」
「や、やめて、もう、イク!」
マリアの体が小刻みに震えだす。もうすぐだった。
「だめ。まだイっちゃだめ」
そらはマリアがイクのを制す。マリアの震えが止まる。
「…… もう」
快感を吐き出せなかったマリアは目でそらへ訴えかけた。
「もう、少しだからね。よん」
互いの体の絡めあいが激しくなる。
息が激しくなる。
最後の数を叫ぶ。
「ご、あ、あ、あ!」
「ふぁあ、あ! あーーー! 気持ちいいー」
そらもマリアも口を開けて快感に体を震わせてイった。
その様子を立って局部を手でいじりながら見ていたさくらも一緒にイった。
アップデートが終わったので溜まっていた快感が一気に駆け上がる。
「…… アップデートを完了しました。感覚を覚醒させます…… う、あ、あら? ああああ!」
膝を折って崩れ落ちた。
そして、へたりこんだ目線の先で2人と目が合った。
「マリア様もこちら側へ来られたのですね」
互いに余韻に浸りつつ、感情のない瞳を交わす。
「ええ、ぱんぱかぱーんな気分」
そらはマリアの上から起き上がると、妖艶な笑みで提案する。
「マリア。まだ足りないの。ここのメイドさん狙わない?」
その提案にマリアもさくらも頷いた。マリアの屋敷にはメイドがたくさんおり、快感を得るにはちょうどよい存在が揃っている。
「そら、いいアイデアね。早速呼びましょう」
「けど、1人ずつ呼んでいたら時間がかかるわ」
一度に呼べても3人。屋敷のメイドはかなりいるので、それでは日が暮れてしまう。
そこに、さくらが挙手をして提案する。
「そら様、マリア様。試したいことがあるのでよろしいでしょうか」
どうやらさくらには秘策があるようだ。
2人は彼女の提案に乗ることにした。
「お願いね。さくらちゃん」
マリアはさくらの右頬にキスする。
「お願いするわ。くるくるきゃわわ」
そらは髪の毛を触る。
「お任せくださいませ…… ひゃうん。あん、あん…… はあ……」
マリアの手がさくらの局部に触れ、さくらはイきかけた。
しかし、今イってはこれからの計画に差し支えるのでなんとか抑えた。
「ごめんね、さくらちゃん可愛くてつい」
「マリア様、気をつけてくださいませ」
さくらは頬を膨らませる。
3人は少し震える足で立ち上がり、服を着て、準備を始めた。
その瞳には感情はなく、正気を失った彼女たちは快感のために全てを巻き込もうとしていた。
次回の更新は3月20日22時です。
ターゲットは音城ノエルちゃん! お楽しみに!
今回は媚薬をお砂糖で包みました。
さくらちゃんが何をしたのか明かすのは少し先です。
追記
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