そら「アツい。」
きい「サイミン活動!」
セイラ「サイカツ! 始まるぞ!」
音城セイラの妹こと、音城ノエルは風沢そらと姫里マリアの一緒に踊る三人組で練習に励もうとしていた。
今日は『トワイライトエトランゼ』練習の日。初めての練習メニューなのでノエルは緊張していた。
「ごくり」
私にできるのだろうかと息を飲む。いいや、弱気になってはだめだとルルルーな心が告げている。
練習室に入ると目の前には無重力室があった。この装置はステージ中のアピールと同じ状況にすることができるためドリアカではアイカツの最適な練習法とされていた。
以前は強風を送ることで無重力を疑似発生させていたが、最新のアイカツシステムの技術により宇宙空間以外でも無重力空間を実現することが可能になった。
「きたきたっきったー。ノエルちゃん、一番乗りだよ」
「おはようございます。きいちゃん。お姉ちゃんも」
セイラは応援しに来たぞと、サムズアップをして見せる。
「そらちゃんとマリアちゃんはモデルの撮影があった後来るみたいだからもうすぐ来るよ」
「はい。きいちゃんは今日プロデューサーとして?」
「うん。3人のアイカツ、プロプロプロデュースさせてもらうよ」
機械の設定をいじりながらきいは答える。
「うん、お願いします」
精一杯ノエルは笑って見せる。でも、心の中は不安で一杯だ。
「準備オケオケオッケー! 先に入って練習する?」
「うん!」
ノエルはきいの言葉に元気よく答える。早速無重力室の中に入る。入り口は二重扉になっており、一度小部屋の中の重力を無くした後、もう片方の扉から無重力室の中に入るという仕組みである。
「うわあ、ほんとにフワフワ浮く」
ノエルは強風発生タイプを何度かやったことがあったが、こちらの無重力発生タイプを使うのは初めてだった。彼女の様子はモニタ越しに記録されており、セイラときいはスピーカーを通して声をかける。
体を丸めてくるくると回る。姿勢制御に手間取る。
「いつも通りだよ、ノエルちゃん」
「うん」
みんなに言われたコツを1つずつ思い出す。
(これを、こうして、こう!)
しっかりと安定させて、アピールのハートの形を手で作る。
「できた!」
「いい調子だね! ノエルちゃん」
色々ポーズを試しているうちに残り2人が到着する。
「ごきげんよう」
「おはよう」
セイラがを挙げて挨拶を返す。
「おはよう」
「おはおはおっはー。もう始めてるよー」
きいは無重力室に早く入るように促す。
アピールを懸命に出すノエルを見て4人はちゃんと後輩が育っていってるんだと実感してより一層身が引き締まる思いがした。
4人の中でそらはデザイナーとしての性か、宙で流線上にたなびくノエルのベージュ色のさらさらとしている髪を見る。
(触りたいな…… でもそうするとセイラが怒るのよね)
そんなことを考えていると、そらの中でパズルのピースがはまるように、頭の中に声が聞こえてきた。
ノエルも操ろうと。
(ノエルちゃんを操る…… どういうことだっけ……)
そらが髪をくるくるきゃわわしたいと思った場合に催眠が発動するように暗示がかけられていた。
(頭がぼうっとする…… あっ……)
そらの目から光が失われ、虚ろになった。
深い、群青の色。
まずは、すぐ横にいるマリアから。
「くるくるきゃわわ」
耳元でマリアにささやく。
「あ…… そらちゃん。わかった」
マリアの瞳は意思が失われ、機械が取るデータとにらめっこしているきいの両眼を手で隠した。
「きいちゃーん」
きいは驚く。
「マリアちゃん、今データ取ってるからまてまてまってー」
抗議するきいの言葉を無視して、耳元でささやいた。
「一緒にノエルちゃん、ぱんぱかぱーん、と堕とそ、ね」
「あ……、おけおけ、おっけー ……」
その言葉を聞いたきいはまるでスイッチが切れたように立ち尽くし、両手がだらりと垂れ下がった。
セイラはきいが唐突に脱力したのを見て心配する。
「おい、大丈夫か」
そこにそらが後ろから目隠し。
「セイラちゃんも…… は・や・く」
「あ…… そう…… だったな」
そらが手を離すと虚ろな瞳の人形が完成していた。
これから後輩を育てるために4人は共謀する。
マリアとそらは無重力室の前で服を脱ぐと、ノエルが練習しているところへ入っていった。
入ってきた2人を見てノエルは驚く。
「え?」
様子がおかしい。いや、おかしいとかそういう次元ではない。
「なんで裸なの?」
そんな混乱するノエルをよそに、マリアがかろやかにノエルに近づく。そして、目を合わせる。
「ノエルちゃん、この目を見て」
「え…… なにこれ」
深い、深い、瞳に意識が吸い込まれる。
「頭が…… ぼうっとして…… あ……」
そらが宙に浮くノエルの背中に回った。
「服、脱いじゃおっか」
「…… はい」
ノエルは言われるまま服を脱ぎ始めた。
全てその場に脱ぎ捨て、ジャージ、下着、靴などが空中に漂う。
マリアはノエルの正面に、そらはノエルの背を挟むような形で抱く。
挟まれているノエルはされるがまま、虚ろな瞳をどこともなく向けていた。
「じゃあ、始めるね」
マリアが下半身をノエルに擦り始める。
瞬間、ノエルの快感の感覚が覚醒する。
「…… あ、あ!」
体を震わせる。
「あら、ノエルちゃん感じやすいのね」
そらはマリアが動くのに合わせて、空中の姿勢制御をする。そして、ノエルの髪や下半身をタッチする。
「ひゃうんん」
ノエルから変な声が漏れる。
セイラはその様子を見てスピーカー越しにそらへ注意する。
「こら、そら、あんまり余計なことするなー」
「はあい」
全く反省してない口調でノエルを刺激しつづけた。
ノエルの目の前ではマリアがやさしく、そらがいやらしく自分の身体を刺激している。
そして、何よりも気になるのは……
「お姉ちゃんに見られてる……」
姉に見られていること。なんだかいけないような気がして、背徳感が何よりもノエルを快感に溺れさせた。
外ではそんな妹を見て興奮するセイラがいた。
きいに下半身をいじられている。
「セイラ、我慢しなくていいんだよ。私がプロプロプロデュースしてあげる」
「う、ノエル……」
セイラは情けない自分に劣情を感じながらも、床に足を崩して、きいにされるがままになっていた。
その様子は無重力室の中にあるモニタに映し出されていた。
「見て、ノエルちゃん」
マリアがモニタを見るように動かし、そらが見やすいように姿勢制御する。
「…… お姉ちゃん…… あっ、お姉ちゃんも、感じてるんだ」
「そうだよ、ノエルちゃんが気持ちよくなればなるほど、セイラちゃんも気持ちよくなってうれしいの」
マリアはノエルの下半身を確認する。淫紋がうっすらと浮かび上がっていた。
「う、あ、うん、もっと気持ちよくして」
姉を喜ばせたい。その想いがノエルの体を熱くした。
「じゃあ、5つ数えるからもっと気持ちよくなって一緒にイこうね。ノエルちゃん。いーち」
間延びした数える音。
「や、や、あ、」
ノエルが悶えて体をよじる。動く体を的確にタッチしてそらはノエルの快感を高めていった。
「にーい」
マリアはやさしく、ノエルが感じやすいように下半身を擦り合わせ続ける。
「さーん」
外ではセイラときいが優しい顔でノエルを見ていた。
姉に見られているという羞恥心がノエルの快感を増幅する。
「お姉ちゃん、みいちゃ、やだあ! でも、見られてると、気持ちいい!」
「よーん、あん」
やさしく耳元でささやくマリアの声が、タッチするそらの手がノエルの快感を最高潮へと導いていく。
マリアもそらも快感が抑えられなくなり、3人の喘ぎ声が大合唱した。
「あ、あ、あ、イっちゃう。もう、イっちゃう」
「あ、あ、あああ、マリア、お願い」
「う、うん、……ごぉおおお!」
マリアは勢いよく最後の数を叫びイった。
「くしゅ、くしゅ、きゃわわ、あ、あ、あ、」
そらも最高潮を迎える。
そして、ノエルが一番激しくイっていた。
「あ、あ、やあ、なに、あ、あ、あ、ルルルーって感じぁぁ!」
口を大きく開けたり、歯を食いしばったり、体を震わせて空中でのけ反る。
それを挟むマリアとそらはやさしく包み込む。
「ぱんぱかぱーんとイってね」
「ノエルちゃん。きゃわわ」
ひとしきりにイった後、ふわふわと無重力室の出口へと向かった。
その目は虚ろでベージュ色に染まっていた。
「やったな、ノエル」
服を着て、姉に笑顔を向ける。とても最高な気分になれる。これをみんなは教えてくれようとしていたのだとノエルは理解する。
「うん、もっとこのルルルーな感じを広げよう!」
「ああ、ラララ―! っとな」
ノエルは手を掲げてセイラとハイタッチ。
「お姉ちゃん、それでね…… 今度ここに連れてきたい子が」
口に出したのはノエルの同級生の名前。セイラはそれに同意する。
これからドリームアカデミーに催眠連鎖のシャイニングラインがどんどん繋がろうとしていた。
これにてドリームアカデミー編は終了となります。ここまで読んでくださり、誠にありがとうございます。
次回更新は3月27日です。この日は『芸能人はカードが命!24』前日。『頒布前カウントダウンボイス風小説』をテーマにした番外編を投稿します。
頒布内容はツイッターでも行っています。新規書き下ろしも収録予定!
リンクはこちら→https://twitter.com/r_zakuroneko18
4月からは『あかりジェネレーション編』になります。お楽しみに!
追記
第二弾「アイカツ催眠連鎖実験 あかりジェネレーション編」はこちらから!
https://syosetu.org/novel/254742/ #hamelnovel #hmN254742
boothとメロンブックスにて書き下ろし小説つきで同人誌頒布中
booth https://ousyouyuyya.booth.pm/items/2851070
メロン https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=832257