実験レポート
今までは瞳や映像などの視覚情報による催眠を行ってきた。新たなる試みとして味覚情報を用いた実験を行う。
そのために催眠作用入りの焼き菓子を用意。よく菓子パーティーを開くという有栖川おとめにサンプル品を送った。
焼き菓子は即効性の催眠作用を有しており、今までの課題であった人目のないところでの催眠術は行えないという課題をクリアできるかもしれない。
ここは『さくら荘』スターライトクイーンのみ住むことが許された場所である。
今日はぽわぷりの定期集会の日だった。何人も入る向かい合ったソファーに1人づつ座った。
「本日しおん様は撮影によりお休みです」
北大路さくらはメンバー3人のスケジュールを見て神谷しおんの欠席を確認。クッキーをかじる。
彼女は歌舞伎で有名な由緒正しき北大路家の令嬢。ふんわりとショートにしたピンク色の髪が特徴で、ながら作業しながらも食事をするその姿はおしとやかさを醸し出していた。
「それは残念ですう」
有栖川おとめは机に突っ伏す。肉厚のあるほっぺたが膨れる。そしてそうだと言ったように横に置いてあった紙袋を取り出した。
「じゃあ、二人だけでいただいちゃいましょう」
おとめは天使のような顔から一転、小悪魔な笑みを浮かべた。
紙袋から取り出したのは菓子箱。蓋を開けると中に棒状のお菓子が入っていた。
「差し入れでもらった試供品なのです。しおんたんは今日いないから2人だけで食べるのです」
「しおん様にも残しておいてあげましょうよ」
にっこりとやさしく微笑む。今いないメンバーへの気遣いを忘れない。
「嫌なのです。あとでしおんたんを悔しがらせるのです」
おとめは再び頬を膨らませる。
さくらもしおんが悔しがる様子は面白いのでさっきまでの気遣いはどこへやら、おとめに便乗することとした。頭上からはどこからともなくスポットライトの光が飛んできて北大路劇場が始まる。
「あ、今は見ぬ友の顔をおもい、召し上がらせていただきますぅう!」
さくらは1本お菓子を取り出す。指よりちょっと細いぐらいの太さで長さは結構ある。焼き模様のようなコーティングがなされており、見たことのないお菓子だった。
「さくらたんに最初の1口譲るですぅ」
「では、お言葉に甘えさせていただきます」
いつもなら新商品は我先にと食べるはずであるおとめの今日の様子に違和感を覚えたさくらだったが、そんなことを気にするほど慎重な性格ではなかった。
おとめはさくらがお菓子にかじりつくのを確認する。そして、催眠作用薬入りのものをうまく食べさせられたことに成功を確信し、虚ろな感情のない瞳でにんまりと笑った。
お菓子にかじりついた途端。さくらの口にはえぐみのある苦みが広がる。例えるなら焼き魚を食べていて内臓部分の苦い部分を食べてしまったような感覚。すぐにお菓子を口から出そうとするが、全身が痺れたように動かない。
(苦い……。体が動かない……。なぜでしょうか……?)
苦みは不思議とすぐに消え、なぜか先ほどとは違う甘い感覚が口の中に広がる。
(なんだか頭がふわふわします……)
それが脳内へお菓子の中に含まれる薬が干渉したことによるものだとさくら自身には理解できない。
まぶたが下がり、瞳から光が失われる。
「成功なのですう。さくらたん、起きてますかあ~。反応なしですね」
おとめは確認のため席を横に移動し、手を目の前で振ったりしてさくらの様子を観察する。
彼女はお菓子を口に持っていって口に含んだ状態のまま固まっている。
制服をめくっておなか付近を確認し、うっすらと淫紋が浮かび上がっていることを確認。
「さすがの最新技術ですう。このままでも良さそうですが、こんならぶゆーなさくらたんを放っておくわけにはいきませんね」
おとめは指示する。
「そのお菓子を咥えたままこっち向いてください」
さくらは指示されたまま、お菓子を持っていた手を離し、咥えた状態で横にいるおとめに顔を向けた。
「ポッキーゲームスタートですう」
反対側からおとめは食べる。そのお菓子はポッキーゲームというには少し太く、おとめがさくらに食べるように指示していないため、さくらはただ惚けて緑の虚ろな瞳でおとめの顔が近づいて来るのを見ているだけだった。
おとめが食べ進めていく。お菓子に含まれる苦みは快楽物質へとおとめの脳内で変換され、彼女の体を熱くした。
さくらとおとめの唇がぶつかり合い、おとめはさくらの口内に残されたお菓子も舐めとろうと舌をねじ込ませる。ぴちゃぴちゃと口の中で唾液の音がする。
さくらはおとめの口や舌からお菓子の破片や快楽物質が流れ込んできて快感が高まっていく。
だんだんと互いに快感を求め双方が舌を絡め、熱いキスをする。さくらがソファに倒れこんでおとめがそれに覆いかぶさる。互いに互いを抱擁し、快感が高まっていった。
口の中からすっかりお菓子が無くなると、おとめは顔を上げ、快楽に惚ける少女を見つめて指示する。
「さくらたん、服を脱いでください」
「はい…… 承りました」
おとめも服を脱ぐ。さくらは覆いかぶさられている状態のままのため、寝そべったまま制服を脱いだ。
胸元のリボン、ブレザー、Tシャツ、スカート、下着。それらがソファの下にパサパサと落ちていく。
生まれたままの状態になった2人。
「もっと、気持ちよくらぶゆーになりたいですか?」
おとめは問いかける。
「なりたい、なりたいです」
何が気持ちがいいのか、何がらぶゆーなのか、わからないままさくらは返事をする。
「5つ数えます。これが終わったらもっとらぶゆーな気持ちになれますよ」
おとめは下半身を擦り付けて、さらに快感を高めていった。
「いち…… なのです」
「うん……」
さくらは恥じらうようにうめき声をあげる。
「にぃー」
「ひゃうん」
目を閉じて快感に下半身が跳ね上がる。
まるで催促するように薄目を開けておとめを見つめた。
「いきますよー、さんなのですぅ」
3つ目を数えた瞬間。限界を超えるように下半身が波打つ。
「よん! もうすぐ…… なのですよ」
「や、あ、もう……だめ……」
おとめは我慢しつつも絶頂しようとするさくらを押さえつけて最後の数を数える。
「ご! あ、あ! あ! やっぱりらぶゆーなのですー」
「あ、おとめ様、だめ、だめ、ああああ」
最高の快感を得て、ソファの上で抱き合った。
しばらくの絶頂を終えて余韻に浸る。
「もっと気持ちよくなるです」
「はい。おとめ様」
抱き合っていた手を離し、上と下で微笑みあった。
虚ろな目をした2人の人形は互いの服に書かれた名前を確認しながら着替える。そして、ソファで再び向かい合うと2人の瞳に光が戻る。
まるで止まっていた時が動き出すように2人は動き出す。はっとして時計を確認した2人は操られていた時間を『話が盛り上がり過ぎた』と勝手に解釈してあわただしく机の上に広げた菓子類を片付けはじめた。
「わあ、晩御飯の時間なのです。限定スペシャルセット売り切れちゃいますですよ」
「そうでした。食堂へ急ぎませんと」
お菓子はいつもの戸棚へ収納する。あの焼き菓子も。
急いでいたので、さくらは自分がつい先ほどまで裸で寝ていたソファが湿っていることも気にせず、おとめと食堂へ駆け出した。
次回は更新は1月30日土曜日22時です。イケナイ刑事で書く予定です。ターゲットは神谷しおんちゃん
アイカツ! 1年目のキャラが終盤戦。頭ひねって楽しい堕とし方書いていきます。
引き続きよろしくお願いします。
追記
第二弾「アイカツ催眠連鎖実験 あかりジェネレーション編」はこちらから!
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