展開が思いつかなかったことと、クリスマスが重なったことが原因です。
しかし本作も終盤へ突入してきました。
この勢いのまま何とか来月中の完結を目指します。
「ふぅ……」
あるホテルの一室で荷物を降ろし、一息つく団長。
今日は他の騎士団長との会議に呼ばれ、単身出張に来たのだった。
(しかし安っぽいホテルだな。うちの騎士団、予算ないのか……?)
30代男性の悲しい本音が見え隠れする。確かに壁にはところどころシミが出来ているし、お世辞にも良いホテルとは言えない。
「まぁいい、もう寝るか。……ん?」
団長が何かの音に気付き、壁に耳を当てた。
「……ん……ぁん……です! ……ぁんっ♡」
どうやら隣の部屋で男女が盛り合っているようだ。
(隣の音が聞こえるのか。壁薄いんだな……)
さらに耳を澄ませると、肉がパンパンとぶつかり合う音まで聞こえてきた。喘ぎ声もどんどん激しくなっていく。
「あぁっ♡ はぁ……はぁ……あぁぁ♡」
(若いなぁ……)
と達観したように見せながらも、団長のペニスは徐々に膨らんでいった。
「うっ……ふぅ……」
結局隣の二人の声をオカズに、一人寂しくオナニーをしたのだった。
(最近ご無沙汰だったからな、仕方ないだろう)
既に数時間経ったが、声は止むどころか、むしろ激しくなっていった。
「あっ……気持ち……です♡ もう一回……んっ♡」
(まだやってるのか、凄いな)
淫らに喘ぐ女の声を聞いてるうちに、団長にある疑問が生まれる。
(この声……どこかで聞いたことがあるな……)
「あぁっ♡ あぁぁぁ♡ 凄いですぅ♡」
(どこか……近くで……)
その時、ふとニシキギの顔が浮かんできた。しかし団長は首を振り、その考えを否定する。
(ニシキギに似てるだけだよな。彼女がそんなことするわけがないし)
愛する妻を一瞬疑ってしまった自分に嫌悪を抱きながら、再度のオナニーを始めるのだった。
「本当にここでするんですか? 隣に団長さんいるんですよね……?」
顔を赤らめながら、内股をもじもじさせるニシキギ。その彼女の手を引き、壁の方へ誘う男。
Bとニシキギはあるホテルの一室にやってきた。目的はただ一つ、セックスをすることだけだ。そして隣の部屋にはニシキギの夫、騎士団長が泊っている。
「ニシキギ、興奮してきたんじゃない?」
「そ、そんなことないです! ねぇ、止めましょうよ。セックスなら普通に家ですればいいじゃないですか」
「だ~め。ほら、そこに手ついてケツ突き出せよ」
半ば無理やり壁に手を付けられる。スカートが捲られ、白い尻が露わになった。
「ニシキギの尻、結構大きくなったよな? 俺の身体に馴染んだ証拠だな」
「うぅ……そんなことないです……」
否定するニシキギだったが、その尻は確かに大きくなっていた。尻だけではなく、身体全体が女性らしい曲線を描いている。以前の少女のような身体を変えたのは、紛れもなくBとのセックスだった。
「んんぅぅぅっ♡」
男がニシキギの尻を掴み、ペニスを一気に挿入する。既に濡れた秘肉は男のペニスを簡単に受け入れ、キュウキュウと締め付けている。
(声……抑えないと……)
「ん……んっ♡」
ニシキギは口に手を当て、必死に喘ぎ声を抑えようとする。
「おい、もっと声出せよ」
そんなニシキギの様子を見て、男は腰を強く突き上げ、嬌声を上げさせようとした。
「あっ……あぁん♡ や、やめてぇ……♡」
男の力強い攻めに尻肉を震わせるニシキギ。淫らな水音と甲高い嬌声が部屋中に響き渡った。
(だ、団長さんに聞こえちゃう……)
「あぁぁっ♡ ダメぇぇぇ♡」
一際大きな声を上げ、ニシキギは絶頂を迎えた。それでもBの攻めは終わることが無く、大きく反り返った肉棒で彼女の膣を掻き回す。
「おぉぉっ♡ ダメダメダメぇ……もうやめてくらさいぃ♡」
「俺がイってないからダメ。それに、ニシキギも気持ち良くなってるじゃん」
Bは腰を振りながらニヤニヤとニシキギを見下ろした。
「そんなわけ……あうぅ♡」
(気持ちいい……気持ちいい♡)
Bの逞しいペニス、激しい腰つき、そして団長にバレるかも知れない興奮で、ニシキギの身体は快感に抗えなくなっていた。
「あぁぁぁ♡ ま、またイっちゃう♡ んんぅぅぅ♡」
ニシキギの身体が大きく反り返り絶頂を享受する。男の精液が発射され、彼女の膣をパンパンに満たした。
「はぁ……はぁ……」
足をガクガクと震わせて絶頂の余韻を味わっているニシキギ。しかしペニスは再び勃起を始めた。
「うそ……またおっきくなって……」
「ニシキギももう一回したいでしょ?」
「だ、ダメです! バレちゃいますよぉ!」
「あっそ。それじゃあこれでお終いな」
男は腰を引いてペニスをニシキギの膣から抜こうとする。
「あっ……」
(どうして残念がってるんだろう、私……)
「なんちゃって」
Bのペニスがニシキギの奥深くを抉る。
「あぁぁぁっ♡」
不意打ちの快感に、ニシキギは一際大きな声をあげてしまった。
「ダメだったら……うぅぅ♡」
どんどん激しくなっていくBの責めに、ニシキギはただ悶えるしかなかった。
「ほら、我慢しないで声出しちゃえよ」
「あうぅぅ♡」
(団長さん、ごめんなさい……)
「あぁんっ♡ あぁぁぁっ♡」
「そうそう。素直に感じとけばいいんだよ」
「気持ちいい……気持ちいいです♡」
パンパンと乾いた音を響かせて尻肉が揺れる。ニシキギの足元には、彼女の愛液がシミを作っていた。
「あぁ……あぁん……♡」
(もう何回したんだろう……)
既に夕日が部屋に差し込んでいた。
部屋の中は精液の臭いで充満している。
「ふぅ……さすがに疲れたわ。おい、それじゃあそろそろ戻るか」
「は、はいぃ……♡」
Bはニシキギにディープキスをしてからその場を後にしたのだった。
≪数日後≫
「団長さん、お帰りなさい」
「ああ、お出迎えありがとう、A」
出張から帰ってきた団長を、Aが執務室で出迎えた。口元を不敵に吊り上がらせて。
「ところで団長さん、ニシキギのことなんだけど……ううん。やっぱりこれは言わないでおくわ」
「な、なんだよ……そんな言い方されたら余計に気になるじゃないか」
団長にそう言われ、Aはわざとらしく俯いて答えた。
「団長さん、傷付くかも知れないから……」
「それでもいい。何か分かったのなら教えて欲しい」
「ふ~ん……」
見下したような目線を送るAが取り出したのは、一枚の写真だった。
「な、なんだこれは……」
「私の見間違いじゃないわよね? これ、ニシキギでしょう?」
その写真に写っていたのは、自分の知らない男と手をつないで歩くニシキギの姿。その姿に、団長は一瞬言葉を失ってしまう。
「いや、何かわけがあるんじゃないか……」
「わけねぇ……それじゃあこれは?」
ポケットからもう一枚の写真を取り出す。
「な……」
そこにはラブホテルに入ろうとするニシキギと男の姿が写っていた。
「……ちょっと待てA。君は最初、見間違いかどうか分からないと言っていたよな? こんな写真が出るということは、最初から確証を持っていたということじゃないか?」
「あら、意外と冷静ね。そうよ、最初からこの娘がニシキギだって分かってたの」
悪びれることなく淡々と答えるAに、団長は戦慄を覚えた。
「何を知ってるんだ? 教えてくれ」
「う~ん、まぁそろそろ教えてあげてもいいかなと思ってたのよね」
Aは不敵な笑みを浮かべながら、団長に全てを話し始めた。
ニシキギの知らないところで事態が動き始めた!といったところで今回は終了。
あと二話くらいで完結させられるかなと思います。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。