※この作品はR-18です。

【楽慧】並行世界の日常【R18】   作:アマヤミ

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第八話 落花流水

 二人ともひたすら無言で歩き続け、玄関に入るなり抱き合ってキスをした。キスをしながら靴を脱ぎ散らかし、キスをしながら上着を脱ぎ捨て、Tシャツを脱いでまたキスをして、舌を絡ませたまま靴下を脱いで放る。体中に唇と舌を這わせつつズボンと下着をまとめて脱ぎ落とし、衣類で移動の痕跡を残しながら寝室まで辿り着くと、裸体で強く抱き合って互いの舌を舐めまわす。

 

「ハァッ……もうイキそ……脳イキしそう……」

「……ハァ、俺もかなりやばい……」

 

 楽郎がベッドに腰かけて、俺が膝の上に跨がると、腰をぐっと引き寄せられて爆発寸前のものがぶつかり合う。

 

「ぅあ……っ」

「ハァ……ハァ……」

「……んん……あ、あ、待って、待って」

「待たない」

「あ、んん……あ、ンン……や、出ちゃう出ちゃう、んぅあ……」

 

【挿絵表示】

 

 イクのが早すぎるから待って欲しいのに、楽郎は俺が口を開く度に舌を入れながら腰を動かし続ける。幾度となく射精を我慢し、下腹部を締め付けられるような、快感を伴う痛みに苛まれる。

 

 ああ、もうコントロールできない……!

 

「イッ、イッちゃう、イッちゃう、イクッ、イクッ、イク……ッ」

「……ハァッ、ハァッ、ハァッ」

「あぁあっ……──!!」

 

 絶頂に達すると同時に、楽郎に抱き着いて体を密着させ、激しい痙攣と精液を楽郎に押し付けながら果てた。

 

「……あ、あ、ちょっ、待って……今イッたばっかだって……だめ、だめ……」

「ハァッ、ハァッ、ごめん止まれないッ」

 

 射精直後に腰を動かされて俺の精液でぬるぬるになった肉棒が刺激され、くすぐったさからゾワゾワと不快感が湧き起こった。あまりの辛さに身悶えると、精液で濡れた肌が擦れ合って快感が立ち昇り、脳が電気に侵されたような妙な感覚に、無性に頭を掻きむしりたくなる。

 

「ぅうあ苦しいぃ……あぁねえ……おかしくなるってぇ……あ、あ、あぁあ、待って、おねが……お、おしっこ出ちゃ……出ちゃう、ねえ……っ」

「ハァッ、ハァッ、出して!」

「えっ、えっ、待って、待って……あっあっあっ! で、出ちゃう、出ちゃうっ! 出る出る出るッッんあぁあぁあ~っ!」

「イクッ────!!」

「あぁっ! あぁっ! あぁっ!」

 

 頭が真っ白になる強烈なエクスタシーと共に、射精よりも勢いよく尿が射出し、楽郎の精液と俺の精液と尿が混ざり合ってあっという間にぐっちゃぐちゃ……。

 

 もうワケわかんないくらい気持ちいい……。

 

「ハァ、ハァ、びちゃびちゃだな……」

「ハァ……ハァ……泣きそう……」

「悪い……。シーツの替えある?」

「あるけど……」

「このシーツ使っていい? 一旦風呂行こう」

「分かった……どうせ洗濯しなきゃだし」

 

 俺と楽郎はベッドからシーツとベッドパッドを剥いで体と濡れた場所を拭き取り、衣類を拾いながらバスルームへと移動した。シーツとベッドパッドを洗濯乾燥機に詰め込んでスタートさせると、楽郎と一緒にシャワーを浴びて全身を洗う。

 

「なんか……冷静になると今日の俺めっちゃハズいんだけど……」

「そうか? 可愛かったけどな」

「……そういうとこだぞ」

「何が?」

「男が可愛いって言われて嬉しいと、本気で思ってんの?」

「……そうか、ごめん」

「まあ嬉しいんだけど。……いたっ」

 

 楽郎に頭をはたかれた。

 

 ちょ、泡が!

 

「いや本当に可愛いって言われるのは嫌なんだって! でも何でか知らないけど君に言われると嬉しいの!」

「……そういうとこだぞ」

「何が?」

「お前が俺に可愛いって言わせてるってこと」

「は? 言わせてないよ」

「言わせてるよ」

「言わせてない」

「じゃあもう二度と可愛いって言わねぇ」

「……いいもん」

「秒で可愛い」

「ほら! 絶対俺のせいじゃない!」

「いーや! 絶対お前のせいだね!」

 

 部屋着を着て水分補給をし、二人でベッドメイキングする。

 

「中まで染みてる?」

「いや、ベッドパッドの下は濡れてない」

「あー良かった。つーか俺、おしっこ出ちゃったの超ショックなんだけど……」

「いやあれ潮吹きだよ」

「えっ!? そうなの!?」

「お前色々調べてんのに知らなかったの?」

「知ってた……けど、分からなかった。なんか射精と排尿が混ざったみたいな感覚だったし」

「まあ成分的にはおしっこと同じなんだけど」

「じゃあおしっこじゃん!」

「全然ちげぇ」

「何が違うんだよ」

「おしっこはエロくない。潮吹きはエロい!」

「うわぁ……」

「あと二回目以降は潮吹きやすくなるらしいぞ」

「ええっ嘘だろ!?」

「ベッド周りにタオル常備しとかないとな」

「ええ~……おしっこかぁ~……」

「おしっこじゃない。潮吹きだ!」

「同じなんだよなぁ……」

 

 厚手のタオルを何枚か持ってきてサイドテーブルに置き、綺麗になったベッドに二人で寝転ぶ。

 

「もう眠いか? 今日は疲れただろ」

「……楽郎は?」

「うん、すっげぇムラムラしてるけど?」

「ふっ……くくく……」

「なんだよ」

「いや、ふふふ……」

「…………」

「キャーッあっははは! やっまがっひぃぃぃやめ……っははは!」

 

 真顔でこちょこちょすんのはやめろ!

 

「ハッ、ハッ、ん……ハァッ……待っんん……ハァッ、苦しっンン……」

 

 死ぬわ!! キスで死ぬ!!

 

「ンハッ……、お仕置きするよ!?」

「ごめんなさい」

「ハァッ、ハァ、わ、分かればよろしい……ハァー……ハァー……」

「……可愛くて、つい……」

「ハァ……なんで、男なのに……」

「んー顔中性的だし、肌キレイだし、腰細いし、喘ぎ声少年だし、裏声女だし……」

「………………」

「…………男?」

「ハイお仕置きしまーす」

「なんでだよっ!!」

「ほら。ゴロンして?」

「ええ~…………」

 

 俺がサイドテーブルからタオルを取る間に、楽郎は渋々といった様子ながら仰向けになる。

 

「あれ、どうしたの? 随分いい子だね。もしかして、こういうの意外と好きだった?」

「………………」

「黙ってちゃ分かんないでしょ。どうなの? 気持ちいいことして欲しかったら言ってみな?」

「…………スキデス」

「聞こえない」

「好きです……!」

「あは……ねえ見て。君の告白で俺も勃ってきちゃった……」

「……ハァ……ハァ……」

「どうしたの? 舌なんか出して。……俺のチンコ舐めたいの?」

「舐めたい……」

「あはは、変態だね。いいよ。ほら、ペロペロしてみな?」

 

 俺が楽郎の顔の上に跨がって勃起したものを口元に擦り付けると、楽郎は頭を動かしながら一生懸命に舐め出した。

 

「んふ、可愛いね……上手だよ」

「……ハァ……ハァ」

「俺と会っていない間に、俺のこと考えたことはある?」

 

 楽郎は、俺のを舐めながら、目を見て二回頷く。

 

「どれくらいの頻度で考えてるの?」

「……毎日……」

「毎日俺のこと考えてくれてるんだ。一人でえっちなことする時に考える?」

 

 今度は舐めているモノを見ながら二回。

 

「えっちなことをする時だけ?」

 

 俺の目を見て顔を横に振る。

 

「それ以外の時も考えてくれてるんだ?」

 

 目を見て三回頷く。

 

「……じゃあ俺と同じだね。俺も毎日楽郎のこと考えちゃうよ……嬉しい?」

「…………本当に?」

「本当だよ」

 

 舐めるのも忘れて俺を見上げながら、ポカンとしている楽郎。俺はくすくすと笑って楽郎の上から退(の)くと、慌てて追いかけようとする楽郎の頭をなでなでしながら、唇にキスをした。耳を舐めながら楽郎の乳首を弄ると、ビクビクと反応する。耳元で囁いた。

 

「感じちゃってるの? 乳首立ってるよ……俺のチンコ、どうしたい?」

「あ、ハァ……しゃぶりたい……」

「ふ~ん……」

 

 爪を立てて優しく愛撫しながら手を下へと移動させ、ぴくぴくと跳ねている楽郎の硬いものに触れた。

 

「あれ、先っぽからなんか出てるよ……ねえ見て? 指に糸引いてるの、これなに?」

「…………我慢汁……」

「え? 誰のなにって?」

「……俺の我慢汁です……」

「……うわぁ、スッゴイいやらしいニオイがするよ、ほら……」

 

 俺は楽郎に見せつけながら我慢汁のついた指を舐め取り、再び楽郎のものを握る。

 

「でっかいチンコが硬くなってうずうずしてるね……どうしよっか?」

「……しゃぶって欲しい……」

「君は我が儘だなあ? 俺のもしゃぶりたいし、君のもしゃぶって欲しいの?」

「…………ごめんなさい」

「ほんっといやらしいよね、君は。ほら……しっかり咥えなよ?」

 

 俺は楽郎の足の方へ頭を向けて四つ這いで跨がると、腰を落として楽郎に自分のものを咥えさせ、楽郎のものを握って先っぽを舐める。

 

「んん……ねえ、我慢汁ダラダラ垂れてるよ……だらしないチンポだね?」

 

 楽郎は俺のを咥えて頭を動かしながら一心不乱にしゃぶっているが、楽郎のものはちゃんと俺の言葉に反応して元気に跳ねる。

 

「あはは、君の息子が君の代わりに返事してるよ……可愛い」

 

 ああ、楽郎の口の中、気持ちいい……。

 

 俺も手でしごきながら舌で舐めまわす。

 

「ハァ……あぁ、いい……凄く気持ちいい……ねえ、やらしい血管が浮き出てドクドク脈打ってるよ……えっちだね……」

 

 そろそろ体勢がキツくなりそうだ。唾液を垂らしてから咥え、口腔の隙間をなくして舌を絡めながら一気に責める。

 楽郎が声を漏らして動きを止めたので、俺が腰を動かす。

 

「ンッ……んぶっ……ング……んんっ……」

 

 楽郎の声と、湿ったいやらしい音が混ざり合って耳から快感が伝わる。俺は咥えていた口を離して手で強くしごきながらカリを舐める。

 

「あぁ、イキそう……あぁ~イク、出すよ、楽郎っ!」

 

 腰が痙攣し、楽郎の喉奥に深く突き刺して思いきり射精した。喉の締まりがヤバいぐらい気持ちいい。射精後すぐに楽郎を解放すると、楽郎が少しえずいた。

 

「ぉえ゛ッ……ハァッ、ハァッ、ハァッ」

 

 俺も楽郎の、限界まで膨張したものを咥え直して喉の力を抜き、喉奥まで飲み込むと、喉の奥を締め付けるようにして引き抜く。吐き気が込み上げたら喉手前までのストロークに戻し、また喉奥まで飲み込む。

 

「うぅ、うあ、あぁ、やばいそれ……あぁ~すげぇ……もう出るッ……あ~イク、イクッ……! うっ──!!」

 

 楽郎の精液を喉の奥で受け止め、胃に流し込む。即座に足元へ移って、射精したばかりの先っぽを舌先で舐めながらしごき始めた。

 

「あ、ちょっ、待っ……あぁ、あぁ、あぁ」

「女の子みたいに鳴いてるね」

「あぁ、あ~やばい、ック……ぁあ~!」

「涙が出てる。苦しいなあ? なのに腰が勝手に動いてるよ?」

「ふぐぅ~……うぅう~……」

「ほらほら、我慢しない! 出すんだよ!」

「あぁあイクッイク、イクッ! うぅううぅ──ッ!! あっ出る! 出るッ……」

 

 涙が零れる目をぎゅっと閉じて歯を食い縛った楽郎の腰と両足が激しく痙攣し、勢いよく吹き上がった潮が、何度もタオルに吸い込まれていく。

「あははっ、すごぉい。いっぱい出たね~!」

「ハァッ……ハァッ……ハァッ……!」

 

 俺は、まだ腰をひくひくと痙攣させている楽郎の頭を撫でて、頬にキスをした。

 

「さて……潮吹き初体験の感想を聞かせてもらおうかな?」

「ハァ……ハァ……マジでイキ狂うんじゃないかと思った……」

「わかる」

 

 やっぱ一緒なんだ。

 

「……お前……こっちのロールプレイはなんでそんな上手いの……」

「え、う~ん……演技じゃないから?」

「あー……ゲームのロールプレイは演技だと思うから気持ちが入らないのか……」

「だねー。ゲームだと思うと、どうしても戦略的なことを先に考えちゃうんだよね」

「成る程なー……ん? じゃあさっきのお前って素なの……?」

「いや、それは……どうだろ? 楽郎を可愛がるのが楽しいことは確かだけど」

「可愛がるぅ? いじめの間違いだろ」

「だったら相当愛のあるいじめだね」

「ホントかよ……」

 

 俺かなり優しいと思うけどなあ?

 

「次は俺が責める番だな」

「あはは、いいよ。俺、楽郎に責められるのも好き」

「…………もうヤりたくなってきた」

「はやっ」

「前立腺責めしてもいい?」

「えっ……うん」

「やったぜ」

「でも優しくしてよ? 苦しいのはいいけど、痛いのはやだ」

「善処します」

「その返し本来の意味で使ってるよね?」

「あ~ローション買っとけばよかったな……」

「あぁ、あるよ。ネットで買ったのが」

「マジ!?」

 

 楽郎が目を輝かせる。しまった……。

 

「……うん」

「もしかして、後ろ準備中?」

「あーもー絶対察してくると思った……」

 

 正直、前立腺イキが良すぎて中に入れられてもいいかもと思ったよね。

 俺はサイドテーブルの引き出しからローションとコンドームを取り出して楽郎に渡す。

 

「ゴムを指につけてね」

「おっけ」

 

 楽郎はコンドームを指に装着すると、唇へのキスから始まり、耳、首筋、鎖骨、胸と、丁寧に愛撫してくれる。俺も気分が高まって勃ってきた。

 下まで来ても、穴には触れず、タマや内腿の付け根にくちづけをしたり、舌を這わせたりする。身を捩(よじ)るほど、焦れったくてもどかしい。

 

「ハァ、ん……うぅん……」

「こら、勝手に動くな」

「ハァ……ハァ……あっきたっ、んあっ」

「腰暴れすぎ」

「だって……あぁっ、んん~、あぁ~、」

 

 ようやく欲しい場所に舌が届き、俺のものを優しくしごきながらしばらく穴を舐めたり舌を入れたりしたあと、ローションが垂らされた。

 

「んはっ冷たッ」

「ハハハ!」

「あ、あ、んっ……」

 

 コンドームを巻いた指でローションを塗りたくられ、少しずつ楽郎の指が挿入される。

 

「痛かったらすぐ言えよ」

「うん……平気……あぁ、あぁ、あぁ、」

 

 ローションを足しながら指を出し入れして、中にローションを押し込まれる。指が入るたびにローションだけでなく前立腺も押し込まれ、声が抑えられない。

 

「んん~、あぁ~、んん~、あぁん」

「声すげぇエロいな……指二本イケるかな」

 

 楽郎の指がスッと離れ、途端に切なさが込み上げてくる。

 

「あ、や、はやく入れて……!」

「おう、ド淫乱じゃねぇか」

「あぁあ、あぁん、あぁ~っ」

 

 二本でもすんなりと入り、前立腺を圧迫されたまま、ローションまみれにされた俺のものをしごかれる。指が二本になると圧迫感も強くなる。楽郎はさらにしごきながらも前立腺に刺激を送り続けた。

 

「あっあっあっあっあっイクッイクイクイクぅぅ──!! ……あっあっあっイクッイクッイクッ────!!……あぁあぁあっ!!」

 

 身体中が快感に支配されて何も考えられない。もう自分が出しているのが精液なのか潮なのかも分かっていない。とにかく尿道を勢いよく駆け抜ける感覚が最高に気持ちいい。全身の痙攣が止まらない。頭がおかしくなりそうだ。

 

「あっ……あっ……あん……」

「ハァッ、ハァッ、ハァッ、」

 

 穴の入り口を何かがグイグイ押してくる。楽郎が俺の穴に先っぽを押し付けて自分でしごいているらしい。

 

 あ……ローションでぬるぬるして中に入りそう…………。

 

「ハァ、あぁ、ハァ、あ、ハァ……」

「ハァッ、ハァッ、あ~……出るっ!」

 

 楽郎の精液が俺の胸まで飛んできた。

 

「ハァ……ハァ……すごい飛んだね……」

「ハァッ……ハァッ……クッソエロいわ……中に挿れたすぎてヤバかった……」

「俺もちょっと期待した……」

「マジか……準備しないとな……」

「がんばる……」

 

 タオルで互いの体を拭き合い、二度目のシャワーを浴びて、ベッドで楽郎と抱き合いながら、深い眠りについた──。

 

 

 




もうちっとだけ続くんじゃ。
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