最強TS転生したから紳士剣士に男装してハーレム俺TUEEEE勇者君焦らし続けたら勇者君に一方的に間男扱いされて勇者パーティから追い出された挙句、旅先でふたなり達の肉便器嫁になった件。 作:六花リンデル@TSメス堕ち信奉民
次回から本格始動。
勇者のネロ
力が欲しい。
強くなりたい。
誰よりも強くなって、何も奪われない存在になりたい。
俺は、常々そう思っている。
何もかも手に入れるためには、まだまだ俺は弱い。同じ男のアイツにも勝てないようじゃ、話にならない。
俺は奪われた物を取り返し、勇者として全てを手に入れてやるのだ。
その為の障害はありとあらゆる手を使って取り除く。たとえ苦楽を共にした仲間であっても。俺とは釣り合わない。
何故ならば、俺は勇者だから。
□
俺、アーゼラのネロにとって、この世界は簡単に過ぎた。
少なくともあの時までは。
苗字を持たぬ、アーゼラの地の農民の一人息子として生まれた俺は、しかし農民の中では村長に次いで二番目に地位が高かった両親のお陰でそこらの子供達よりも裕福な暮らしを送っていた。
ほかの子供のように畑仕事の手伝いなどしなくても許されたし、むしろ両親からはそのようなことより勉強に励むようにと言われていたくらいだ。俺はあの村において最も期待されていた。
けれども、その生活に飽いていた俺は、段々とこの村を出て行きたいと考えるようになる。
幸いなことに武術の才能と魔法の才能、そのどちらもあった俺は来たるその日に備えて、村に隠居していた剣士と魔術師の元冒険者夫婦に師事することで着々と力を付けていった。齢十二になる頃には彼らを下してしまう程に。
正直、この世に俺の敵は居ないとさえ思っていた。
そんな俺には一人、想いを寄せる人がいた。
村一番の美人である村長の一人娘のミア。俺より六歳程年齢は上であったが、何かと家族ぐるみで付き合いのあった彼女に気付けば俺は惹かれていった。
そして、ミアもまた俺のことを弟のように思いながらも、次第に好いていってくれていたはずだ。
俺は当然のように彼女とこれから先も一緒だろうと考えていたし、彼女が居るならばこの村に残っても良いと思うくらいには彼女に夢中だった。
だが、幼き俺の幸せは、唐突に奪い去られたのだ。
『────初めまして!
勇者。
そう名乗ったあの女。否、あの
魔王を討伐できるのは勇者のみ。
それは、魔物が魔王になると発生する異次元障壁を普通の人間は破ることが出来ず、壊せるのが勇者しかいないからだ。例外として勇者の中で仲間であるという認識を持たれている数人は、その障壁をすり抜けて魔王にダメージを与えることこそできるものの、それでもトドメを刺せるのはやはり勇者しかいない。
その為、常に数多の魔王率いる魔王軍に脅かされているこの世界の人間は、勇者に対して手厚い援助を世界的に義務付けている。例え明日の行方すら分からぬ小さな村でも、勇者の為に全てを捧げさせるほどに。
幸いなことに、うちの村はそこまで貧窮していなかったし、その勇者ステラとやらも横柄な態度を露わにすることは無かった。
だが、俺は理解していなかったのだ。
ふたなりという存在の恐ろしさを。
□
その日は朝から魔物が現れて、暫く前から滞在していた勇者がそれを見事に撃退。
その凄さに感動したらしい村長が夕方から勇者に加えてうちの家族まで招いた宴を催して、勢いで酒を飲んでしまった俺は早くに撤退したのだ。
村長の家は広く、その日は家族全員泊まるという話だった。
勇者は何かとミアとの距離が近く、俺は彼女を取られるのではないかと子供ながらに幼い警戒をしていたが、どうせ女同士だから大丈夫だろうと心のどこかで安心してもいた。
だから、俺は浅はかにも油断して宛てがわれた部屋で眠りについたのだ。
『ぁ──ひぃ──♡ ──ぉ゛──♡』
夜、小便がしたくなって目が覚めた。
半開きになっていた居間の扉から魔導光による明かりが零れているのを見た俺は、漏れ聞こえる聞き覚えのある声とその調子に、分からないながらも嫌な汗をかきながら中を窺った。
心臓がばくばくと破裂しそうになっていたのを覚えている。見るなと、見てはいけないものなのだと、俺の中の理性が早鐘を打っていた。
けれども、その声は聞き間違えるはずもないミアのものだったから。
ぱちゅ♡ ばちゅっ、ばちゅんっ♡
『あへぁっ♡ んぉおぉ゛っ♡ イクっ♡ イクっ!♡ イッ、くぅ〜〜!?♡』
『このっ、このっ♡ 村長の娘なら黙って私にまんこを差し出しやがれってんですよ♡ お゛ぅっ♡ こ、のっ♡ 生意気な締め付け方しやがって♡』
そこにあった光景を、俺は生涯忘れないだろう。
勇者の少女然とした外見に見合わぬ巨大な逸物と、それをぐっぽりと咥えこんで離さないミアのまんこ。何度も抽挿が行われたそこは白くドロドロに粘っていて、ぐちゅぐちゅ♡といやらしい音を立てていた。
性経験など無いであろう彼女のおまんこは、しかし破瓜の赤など見当たらず、成熟した雌のソレとしてしっかりと雄との交尾を楽しんでいた。
何が何だか分からない。
受け入れたくない。
けれども、これが現実なのだと幼いながらに俺は理解していた。
何より、ミアの幸せそうな顔。
床に頭を押し付けられながら乱暴に犯されているというのに、勇者のちんぽに齎される快楽に蕩けていて、確かに俺と居る時よりも幸せそうに見えた。見えてしまった。
彼女は、既に村娘のミアではなく、勇者に手篭めにされた一匹の雌だった。
『ほぉお゛っ♡ すきっ♡ すきです勇者さま!♡ ミアを娶ってくださひぃっ♡ ぉほっ♡』
『知りませんよ♡ あなたの好意なんてどーでも良いです♡ そんなことよりあの子供はどうなんです?♡ ねえねえっ♡』
あの子供、というのが誰を指すのかは容易に分かった。
頼むから言わないでくれ、頼むから俺の事を捨てないでくれと俺は必死に願った。
だが、現実というものは基本的に非情なのだ。
『そ、そんなこと言えるわけ『言えよ、雑魚雌♡』────ゆーしゃさまにくらべたら、あんなのクソガキですっ♡ ゆーしゃちんぽに勝てるはずもないゴミですぅっ♡♡』
『あはっ♡ てめーもゴミですよ、ミアぁ♡♡』
勇者の顔が酷く歪に歪む。
勇者などと、人類の救世主などと大層な肩書きを背負ってはいるが、勇者ステラは魔王よりも性根が腐っていた。
限界が近いのか、勇者はミアの臀を叩きながらズコズコ♡と腰を振って、まるで壊すようにミアの身体を扱う。
ばすっばすっ♡ ばんっ♡ ばちゅんっ♡
『ぁぉあぁああ゛♡♡ イクっ、イクイクイクッ♡♡ イッ、ぐぅぅぅうっ♡♡』
『勝手にイキまくりやがって♡ あ゛〜、登ってきましたっ♡ 中に
『ほぉんっ♡ きちくっ♡ ゆうしゃさまのひとでなひぃっ♡』
『てめーが言うんじゃないですよっての♡』
ここから逃げ出したい。夢として忘却してしまいたい。
けれども、俺はその光景を目に焼き付けるしかできなかった。
『射精るっ♡ 射精ますっ♡ おっ♡ ほぉっ♡ んぉぉぉぉお゛っ♡♡』
『あっ♡ へぁぁあっ!?♡♡ いぎゅっ♡ イきますぅっ♡♡ っ、くぅ〜〜!♡♡』
ぼびゅっ♡ ぶびゅるるるっ♡ ぶしっ♡ ぶしゅぁっ♡
確実に孕んだ。そう思わせるだけの射精量。
男では不可能な、ふたなりだけの特権。雄としての格の違い。
それをまざまざと見せ付けられながら、俺は股間を生暖かく湿らせた。思えばその時が精通だった。
白目を剥いたアヘ顔を晒し、勇者もまた間抜けな気の抜けた顔で射精の余韻に浸っている。
それを見て、俺の中で何かが折れた。圧倒的に。
『孕むまでは遊んであげますよ♡』
『……ふぁい♡』
もう無理だった。
だから俺は逃げた。
逃げて逃げて逃げ続け、朝方には村へと帰ってきていた。そんな俺が嫌で仕方がなかった。
それからミアとは一言も話さなくなったのは極々自然のことで。彼女が妊娠したということ、勇者ステラが夜逃げのような形で村を後にしたということを聞いた俺は遂に村を出て行くことを決心した。
淡い恋心、報われず無惨にも殺された童心を捨て去って、何も奪われず、全てを手に入れるのだと誓いを立てて。
────そしてその二年後、俺は勇者となったのだ。
感想とか評価とかあると嬉しい……。