この話は本文の流れとは関係のないもしもの話。
第0話 深雪エピソード★
宮守遥がこの世界に降り立ち初めて口づけを交わしたのは彼女の叔母だった。あの時は選択の余地なくキスをせざるを得ない状況下にあったが今は違う。
遥の目の前にいる妖艶な女性。俯き加減に視線をそらしながら恥じた表情を見せる司波深雪はゆっくりと自分の痴態を晒していく。
衣擦れの音が遥の理性を崩していき、徐々に下半身に宿る性獣が熱を帯びてくる。
淡い色の下着から白いたわわな実りが溢れ出た。薄紅色の果実と僅かに湿った恥部を自らの両手で隠しながら遥の反応を待っている。
冷静を装う遥も深雪の一糸まとわぬ姿を見てハッと息をのむ。普段から男女ともに魅了する並外れた美貌の持ち主だったが、女性としての美しさが場の雰囲気と相まってより際立っている。
女性には慣れていたつもりの遥も予想以上の艶やかさに言葉が出ないでいた。
そんな二人の様子を部屋の扉の前で見守る二つの影がある。一つが遥のファーストキスの相手であり深雪の叔母である四葉真夜。もう一つが深雪のガーディアン見習いである桜井水波だ。
ここは旧長野県との境に近い旧山梨県の山々に囲まれた村に位置する四葉本宅の寝室。普段は使われることがない特別な部屋で、この部屋に入ることが許されている六名の内四名がこの場にいる。
「遥さん、お手伝いが必要かしら?」
「……大丈夫です。すみません」
「ふふっ、私には躊躇なく口づけしたのに深雪さん相手だと緊張なさるのね。少し妬けちゃうわ」
真夜の弾んだ声が二人の金縛りを解く。真夜なりに場を和ませようとしたのかそれとも本気で言ったかは定かではない。ただ隣に立つ水波の目には真夜が恍惚とした表情を遥に向けているように見えた。しかしその真意までは読み取ることはできない。
「深雪ちゃん綺麗だよ」
「……ぁぅ」
何度も聞きなれた言葉のはずなのに、言葉の意味が異なるだけでこんなにも人は狼狽する。遥は深雪の元へ歩み寄りそっと右の頬を撫でる。
達也以外の男性に触れられているというのに嫌悪感がない。それどころかなぜか身体の中が熱くなってくるような感覚に襲われる。
深雪は潤んだ瞳を遥へと向けた。不安そうな表情だ。深雪と遥がこの部屋に入ってから初めて視線が重なる。
遥は深雪の心情を読み取り艶やかな黒髪を梳かすように撫でた。その手つきが心地よく、心臓の鼓動は激しく躍るが、それに反して深雪の心は落ち着きを取り戻しつつあった。
「好きだよ、愛してる。深雪ちゃんは俺のことどう思ってる?」
「……私もお慕いしております」
「本当に?」
遥と深雪がこうなったのも二人の姉妹による影響が大きい。遥は望んでこの場に来たが、深雪はつい先ほど真夜から婚約者として遥を紹介されたばかり。それまで二人の関係は魔法科高校でクラスメイトとして過ごしてきたが、深雪にとっては寝耳に水といったところだ。
遥もそのことを知っているから深雪の本当の気持ちが知りたかった。
「本当です。四年前の沖縄で宮守くんが守ってくださったと知ってから、私は宮守くんのことを、その、意識しておりました」
「誰にそのことを?」
「……お兄様です。申し訳ありません」
ばつの悪そうな表情を浮かべる。この場で他の男の名を呼ぶのは好ましくないとわかっているからこその反応だ。しかしそれを咎めるほど遥も狭量ではない。髪を撫でていた手で深雪を引き寄せる。
触れるか触れないかという口づけ。それなのに熟したトマトのように深雪の頬が赤く染まった。
「こんなにも美しい君に傷がつかなくてよかったと思ってる。あの時は君を守れてよかった」
歯の浮くような言葉を次々と並べたてる。言葉巧みに女性を口説く男はクズ男の特徴に上げられ、実際に遥はクズ男なのだからその分析が正しいことが証明された。
「だけどこれから俺が深雪ちゃんを傷つけるけどね」
意表を突く言葉に深雪の目が見開かれる。まあ、と口を開けて呆けていると今度は不意に唇を貪るような情熱的なキスをした。
「んぁっ、んんっぅ……っん」
チュパッと水音が部屋に響き渡る。深雪の長髪が乱れ、抵抗しようと遥の胸に両手を置いたが距離を取ることは叶わなかった。
唇が甘噛みされるたびに深雪は吐息を漏らし自然と身体中の力が解放されていく。魔法の暴走だ。あまりの快楽の強さに魔法制御が効かなくなり、深雪の体内からサイオンが放出される。
「真夜様!」
「大丈夫よ。御覧なさい」
「あれは……?」
「遥さんの――魔法よ」
この部屋が氷点下の世界になることはなかった。
オレンジ色の薄い膜が二人を囲う。それは深雪のサイオンを封じ、この世界から二人の気配を遮断した。完全に二人だけの世界が確立された瞬間だった。
かつて真夜も遥のこの力によって女性としての幸せが失わずに済んだ。真夜がこの力を直接見るのは三度目だがいつ見ても感情が揺さぶられるほど美しいと嘆く。
達也の目を以てしても認識することができない特異性を持った力。遥は自分のことを『BS魔法師』と称し、この力を先天的特異魔法だと言い張っているが、それだけでは説明できないことが多々ある。
「ちゅっ、んっ……ぁ」
腰が抜けてその場に倒れそうになる深雪の身体を支えながらベッドの上に寝かせる。目には涙を浮かべ、息が荒い。妖艶に満ちた深雪の表情は遥の理性を破壊するには十分だった。
「どうだった?」
「んっはぁ、はぁっ、んぐうっふぅ、はぁ」
深雪とのキスの余韻に浸りながら甘い吐息を聞かされる。目に染み入るような真っ白な肌に生の乳房が鼓動とともに揺れ、その先端に着色部が小さくのっている。いまその先端に触れればたちまち濡れ声が聞こえてくるだろう。しかし遥は楽しみは最後にとっておくタイプである。
「言わないともっとするよ?」
「……とても甘かったです」
「それはキスが?」
「その、宮守くんの唾液が……っ」
自分で自分の発言に羞恥心を抱く。それに深雪の発言は快楽からきた比喩表現ではない。事実遥の唾液は蜂蜜のように甘みを含んだものである。これには理由があるのだが、いまは二人の情事を優先するとしよう。
「それは俺と深雪ちゃんの相性が良いからかもしれないね。キスだけで腰砕けになる人を初めて見たし、深雪ちゃんって意外とえっちだね」
「なっ!?」
「まさか自分はえっちじゃないと思ってる?」
「わ、私は……んひゃぁあっっっ!」
遥の手は双丘を飛び越え深雪の恥部を突いていた。軽く入り口をなぞっただけで深雪の腰が浮き、自分でも聞いたことが無いような悲鳴に似た声で喘いだ。これには堪らず深雪も自分の口を塞ぐ。
「俺は深雪ちゃんみたいなえっちな子が好きだけどね」
自分の身体に何が起こっているのか理解できないでいる。キスだけでここまでなるのかと、深雪は遥の瞳を食いつくように見つめる。
「ほら、こんなに濡れてる」
恥部を触った手を見せられ、親指と人差し指には透明な粘り液が伸びている。クチャッ、と粘り気の含んだ音が深雪の耳にも入った。
「これから深雪ちゃんのこと滅茶苦茶にするけどいい?」
ここで深雪が断れば遥は素直に身を引くだろう。真夜も咎めたりはしないはず。戸惑いや不安があるに違いない。けれども深雪は遥を拒絶することなく小さく頷いた。深雪が遥を受け入れ、快楽に溺れる瞬間でもあった。
「ふふっ、大丈夫。優しくするから」
さっきの激しいキスから一変、再び触れるだけの優しいキスをする。
「んっ」
「もう一回?」
「――はい」
もう一度、もう一度と何度も口づけを交わし互いのぬくもりを感じる。甘い唾液に魅了された淫らな女がまた一人誕生した。
深雪は唇を甘噛みされるのが得意ではないようだった。それよりも唾液の交換が好みに思えた遥は唇を離すと深雪に告げる。
「舌だけだしてみて?」
「ふぇっ? ほ、ほうれすふぁ?」
抵抗していたのが嘘のように深雪は素直に舌を出す。艶やかな唇からチロッ、と可愛らしく舌先が姿を現す。遥はその舌を引きずり出すように吸う。
「ちゅぅ、ぱっ、ちゅっれろっ、んっぁ」
唇を重ねず舌だけの交わり。深雪の舌を吸い、口に含んだところで遥は自分の舌と交わせる。二人の舌が淫靡に絡み合い、感じたことのない快楽に深雪は身を捩じらせながら枕元のベッドシーツをぎゅっと握りしめる。
「んんんっぁ、ちゅっちゅぱっ……ら、らめっ、もぅ……んぁあっ!」
イク。
深雪も年頃の女である。性に興味もある。一人で行為に耽ることもある。その時に何度も経験したあの感覚がもうすぐ襲ってくる。来る。そう思った瞬間遥は深雪から距離を取った。まるで絶頂のタイミングを見計らったようにその寸前で。
「えっ――?」
深雪の不満が零れた。『あと少しで絶頂に達したのに、どうして』と、声には出さないが深雪の表情が物語っている。
「イキそうだったでしょ?」
「っ!?」
「ハハッ、そんな驚いた顔しないでよ」
そう言うと遥は深雪の耳元で「虐めたくなっちゃうだろ?」と呟いた。
「冗談だよ。今回は深雪ちゃんに気持ちよくなってほしいだけだから」
垣間見える遥の真の顔。先ほどの呟きは一体何なんだろうと少し不安が宿るが相変わらず遥の表情は明るい。
「あぁ、そうそう。深雪ちゃんだけ裸で俺が服を着てるのは不公平だよね。ちょっと待って」
上着を脱ぎ棄て鍛え上げられた肉体美が露出する。深雪の周りにも鍛えている人間は多数存在するが、遥はその中でも細身の部類である。しかし漢らしい凹凸がはっきりと主張されていて特に六つに割れた腹筋に視線が向かう。俗にいう細マッチョである。
深雪の手が自然に遥の身体へと伸びていく。だが触れる寸前で理性が働き手が止まる。さすが四葉の次期当主としての自覚があるだけに無言で触るようなことはしない。
「触ってもいいんだよ」
「い、いえ、大丈夫です」
公共の場でやたらと肌を露出するのを忌避とされる時代。何にも例外は存在するが、異性に触れることをはしたないと思う人もいてそういった感情もあって深雪は自分の気持ちに嘘をつく。
「そう、じゃあ続きするね」
「っ、はい」
遥の視線が深雪の恥部へと向けられる。それに気づいた深雪は内股になり手で自分の恥部を隠そうとするが、深雪の両肢を左右に開いて、遥はその間に顔をうずめた。そして彼女の股間をにらみつけるように見つめた。
「みやもり、くん」
紅潮し切った顔で遥を見やり、喘ぐように呟いた。開いた内腿は白く、赤い縦割れの色味が際立っている。
「あッ……ダメっ」
遥は躊躇なく深雪のそれを一舐め。彼女の両手が急いで遥の頭を押し戻そうとするが、構わず振り切って温かな匂いの素に口づけた。
「んんんんぅっ!!」
深雪の柔らかな太腿が遥の頭を挟み込む。
陰毛ののない滑らかな縦割れ。赤みを帯びた薄桃色に色づき、舌で裂け目を開いていくにつれて生々しい肉色に変化していく絶妙なグラデーション。
それらのすべてが今やあふれ出してくる愛液に濡れ、きらきらと生々しくも幻想的に光っている。
クチュリ、チュパッ、と淫猥な音とともに大量の愛液が裂け目から流れ垂れてくる。吸っても吸っても流れ出てくる愛液に遥の口元がだらしなく光沢を帯びていく。
「ク……ンンッ!」
感じたことのない快楽に深雪の身体がえびぞりになる。遥の舌から解放されたと同時に僅かに身体が震え息も絶え絶えである。
「もう、駄目です。んんぁ、みやもりくん……」
これ以上は経験したことのない未知なる快感。一人で耽る時にもイク感覚は体験済みだが、声すら我慢できないほどに感じたことはなかった。
肉体を支配された深雪は遥に懇願する。しかし遥は止めることなく次なるステップに向かう。
下半身を露出させ、そそり立つオスの凶器とも呼べる逸物を深雪の前に出した。初めて見るそれに深雪は声が出ない。
女を支配し従わせるその太さと逞しさが強調され、ピクリと深雪の方へ伸びている。
「え……っ?」
「触ってみる?」
遥がそう呼びかけると深雪はしばらくそれを凝視した後、今度は黙って頷いて見せた。先ほどは理性が働き手が止まったが、男の象徴とその匂いを嗅いでしまってはもう止められない。深雪は遥の虜になってしまうだろう
力が抜けた身体をなんとか起き上がらせ、今度は深雪が遥の股の間に顔をうずめる様な格好になる。
深雪の華奢な手では収まりきらない巨大な逸物。赤黒く腫れた部分の秘裂から今にも飛び出しそうな汁が垂れている。
「早く深雪ちゃんの中に入りたいって我慢してるんだよ」
「ピクピクしてます……本当に触ってもよろしいのですか?」
「うん」
まるでキスしそうなほど逸物と顔の距離が近い。
「凄いにおいです」
「くさい?」
「――はい。けれど不快じゃないんです。何故かもっと嗅いでいたい……」
おもむろに深雪の右手が遥の逸物を掴んだ。
「ンっ」
「っ、も、申し訳ありません。痛かったでしょうか?」
「いや、驚いただけだから気にしないで」
「は、はい」
本当は深雪の手の冷たさに腰が抜けそうになったのだ。灼熱までに蒸れた逸物が急激に刺激される。
「ものすごく熱くて、硬いです。それにまっすぐではなく少し弧を描いていて――」
初めて見る男の逸物を手に馴染ませるように観察していく。
「チュッ」
「あっ」
そして深雪の唇が遥の先端部分を捉えた。思わず遥の声が漏れ、ピクリとそれが跳ねる。
「舐めてくれない?」
「えっと、ど、どうすれ、ンニュッ」
「指をそれだと思って舐めてみて」
有無を言わさず深雪の咥内へ遥の人差し指が挿入された。
「最初は「む」の口で舌先で転がすようにね。歯は立てないように」
「ひゃ、ひゃい……ちゅぷっ」
一心不乱に遥の指をしゃぶる。反応を確かめながら舐めているせいで無意識のうちに上目遣いで遥のことを見つめている。
「うん、気持ちいいよ。上手」
「んっ」
髪を梳くように撫でると嬉しそうに目を細める。柔らかそうな美乳に手が伸びそうになるが、懸命に我慢する。
「じゃあその感覚で舐めてみよっか」
「ぷはっ……はい」
遥の人差し指には深雪の唾液が垂れるほどベトベトについていた。これだけ唾液が溢れ出てくるならいい水音が奏でそうだ。
「唾液を垂らしてから舐めるといいよ」
「こ、こうですか?」
「んはぁ、そう……」
唾液という名のローションが注がれる。深雪の両手は根元に添えられ、教えられたとおりに口を尖らせながら先端部分を加えた。
温かな咥内には唾液が大量に含まれていてぴちゃぴちゃと音を立てながら舌先を使って舐める。
恐る恐ると、まるでアイスキャンディーをしゃぶるようなやり方だ。それでも、深雪が綺麗な顔を歪めて必死に舐めてくるので遥は堪らなくなった。
「んぁあ、みゆきちゃ、ん。あぁっ、きもちいいよ」
深雪が口に含んで最初に抱いた感想は熱くて太い、だった。指とは比べ物にならないほど口を大きく開けなければ入りきらない巨大な淫棒。舌でそれに触れるたびに遥が吐息と同時に気持ちよさそうな喘ぎ声を漏らすため、深雪の舌の動きは加速していく。
深雪の小さな口では逸物すべてを飲み込むことができず、先っぽを咥える程度だが遥には十分すぎるほどの快楽を与えていた。深雪の施しは決してはうまいとは言えない。けれど絶世の美女が自分のものを舐めているという征服感と独占欲から果てしない快感が遥を支配する。
チュリッ、ヂュルチュルルッ、チュプ、と水音が響く。
そして「その」瞬間が訪れる。深雪の舌が左右に往復し、唾液と逸物から出てくる汁が絡み合う。どれほど時が経っただろうか。深雪の顎が限界を迎え口を離そうとした瞬間、急に遥が大きな声を出して深雪の頭を両手でつかんだ。
「あぁあ、イクっ、みゆきちゃん……だすから」
「ンンッ!?」
深雪の咥内を無理やりこじ開け喉の奥へ逸物を押し入れる。悲鳴にも似た苦し気な音が漏れるがお構いなしに深雪の頭を前後に往復させる。
「あぁ、イク、イクッッ――っぁあ」
「ンンンッッッ!!?」
絶頂。
巨大な逸物が意志を持ったようにビクンビクンと無気味に脈打つ。
とめどなく溢れだす熱い滾りが何度も深雪の喉奥に発射され、そのたびに深雪が悲鳴をあげる。
ドピュッ、ドピュッ、とまるで牛の乳を搾ったときのように勢いよく飛び出し、遥の両手が深雪の頭を解放すると深雪はようやく苦しみを抜け出した。
しかし口を離しても遥の射精は止まらず深雪の艶やかな黒髪を犯していく。
「ゲッポッッ、ゴポッ……ゴホッ、っぁ、っはぁ、はぁっ」
深雪の口から灼熱の精液が大量に零れ落ちる。泣くほど苦しかったのか深雪の目からは涙も落ちている。
「ごめんね、深雪ちゃんの口が気持ち良すぎて……ティッシュ、ティッシュ」
精液も滴るいい女。さすがにまだ飲むことはできないようで、深雪が恨みがましい視線を遥に送っている。
だが次第に怒りや憎しみよりも幸福感が深雪の中に満ちる。精液まみれの深雪をギュッと抱きしめ再び見つめあう。
「好き」
「私もです」
「私も、だけじゃなくてちゃんと好きって言ってくれないとわからないよ?」
「ぁ、わ、私も宮守くんのことが好きです」
「ありがと。でもその宮守くんってのもやめようか。俺たちは婚約者になったんだから」
「え、えっと、その……は、はる、くん」
遥の目が見開かれる。まさか愛称で呼んでくれるとは思わなかったからだ。
「どうしてそう呼んだの?」
「……ほのかがそう呼んでいたので、いや、でしたか?」
「ううん、嬉しかった」
「そ、そうですか――きゃっ!」
遥は深雪の身体を押し倒し、ベッドの仰向けに寝かせた。たわわな双丘が揺れ落ちる。
「じゃあ、そろそろ挿入れるね」
「っぁ――っ」
出したばかりだというのに萎えることなくより猛々しい逸物が深雪の恥部に向けられる。口を犯したあの巨根が自分の中に入る恐怖と不安にかられながら、深雪はギュッと目を閉じてそれを受け入れ――――
「しっかり見ておきなさい水波。次は貴方が遥さんの相手をするやもしれないわよ」
「……はい真夜さま」
二人の契りを見つめる水波は、先ほどから内股で自分の股に手を当てていた。そのことに気づかない真夜ではない。静かに口角が上がり、そして再び男女の交わりへと目を移す。
淫猥だが美しく、まるで芸術作品のような神秘さを描きながら、二人の演舞が始まろうとしていた。
真夜と水波は、一挙手一投足見逃すまいと脳裏に焼き付けるのだった。
エピソード0はここまで。次の話から本作が始まります。エピソード0と本作では話の流れや設定が少し異なっているのでお気を付けください。