父親から「修次が日本に帰国している。何か連絡は来ていないか」と報せの電子手紙が届けられたのは、遥が第二高校のモノリスにコードを打ち込み終わったと同時だった。
一人でモノリス・コードに出場し、予選突破したことで新人戦の優勝を決めた男へ、偶には素直に誉めてやろうと思っていた矢先の出来事。
決して仲が良いとは言えない関係の父親からの連絡に、エリカの機嫌は急降下。
達也は『これから忙しくなるな』と、どこか嬉しそうに呟きながら、深雪やレオから激励の言葉を受けていた。
ほのかと雫はすぐに席を立つとどこかへ飛んで行ったが、ここにいる全員が彼女たちの行き先を悟っているだろう。心配する必要はない。
そして遥の勇姿を見た美月は熱烈な賛辞を送っていた。しばらくすると自分の叩いた手の音に耳を傾け、急に頭が沸き立つように顔を真っ赤にしていたけど、この淫乱娘はナニを想像したのだろうか。本日の下着はTバックを穿いていることを知っているエリカは八つ当たりも兼ねて呆れながら美月の脇腹を突いたが、それが良くなかった。
「ひゃぁんッ」
「え?」
遥に送られている歓声に美月の嬌声がかき消されたと思われたが、彼女へ意識を割いていた幹比古だけは美月の声に反応する。
「柴田さん大丈夫? 会場の熱気が凄いから水分は多めに取った方が良いよ」
「あ、ありがとう、ございます」
「っっ、ううん、熱中症にでもなったら大変だからね」
幸いにも美月の真意をくみとることはできなかったようだ。しかし、行為中とまではいわないが艶のある表情をした美月からお礼を言われた幹比古は、美月同様頬を赤く染めていた。
この幹比古の反応にエリカは「もしかして」と妄想を膨らませるが、美月が遥のそばから離れる未来が想像できないことに、心の中で知人に対してお悔やみを申し上げていた。
「ごめん、ちょっと家の用事であたしは先にホテルに戻ってる」
そんな彼らにエリカが声をかけると、美月は慌てたように立ち上がった。
「えっ、じゃあ、わ、私もホテルに戻ります!」
どうやら美月はエリカも遥のところに行くのだと思ったらしい。勢いよく立ち上がるも、その時にプルンと揺れた胸部を幹比古が凝視していたのをエリカは見逃さなかった。
「本当に家の用事を済ませるだけだから美月がついて来なくてもいいわよ?」
「で、でも」
「……あ~」
深雪がいるとはいえ、あとは男ばかりのむさくるしい集団を見てエリカは喉を揺らした。
――さすがに美月一人をココに残していくのは忍びないわね。
浮気などと外聞の悪いことは一つもしていないのだが、周りが男ばかりだと遥のことばかり考えるようになって胸が苦しくなってしまうのだ。特に美月はその傾向が強くでるらしい。
「わかったわよ。美月汗臭いしシャワーでも浴びてこよっか」
「ええっ!? わ、わたし汗臭い……かな?」
「冗談に決まってるじゃない、本気にしないでよ」
「も、もうエリカちゃんったら!」
「ごめんごめん」
互いに遥の恋人になってから距離が縮まった二人。ほのかと雫ほどではなくても百合百合しく仲睦まじい様子に幹比古は心の中で思っていた「僕も一緒についていくよ」という言葉を喉の奥から出すことはできなかった。
「エリカちゃんってだんだんはるか君と似てきた気がする」
「えっ、ちょっと冗談は止めてよね」
達也たちと別れ、ホテルに向かう道中で美月がエリカに向けて言う。その言葉にエリカが本気で嫌そうに顔を歪めるが、美月は微笑みながら続ける。
「本当だよ。さっきの言葉選びだってはるか君に似てたよ」
「どこがよ!?」
「うーん……『汗臭いからシャワー浴びよう』とかはるか君が言いそうな台詞だと思うけど」
「……確かに、アイツがにやけながら言ってくるの想像できるわ」
「ふふっ、恋人になってからはるか君に影響されてるのかな?」
「遥に似るとかホントに嫌なんだけど……」
「羨ましいなぁ。夫婦は似てくるってよく言うけど、恋人同士でも一緒にいる時間が長いと似てくるのかもしれないね」
「やめてよね……」
「あれ、エリカちゃん顔赤くなってるよ?」
「太陽のせいよ」
「ふふっそうかもしれないね」
「なんか美月が遥に見えてきた……」
先ほど脇腹を突かれたお返しとばかりに美月がエリカをせめる。それとも冗談とはいえ男子の前で汗臭いと言われたのを根に持ってるのか……。
遥に似てきたとエリカに言った美月だが、前までの彼女ならばエリカに対して優位に会話を進めることなどできなかったはずだ。
もしかしたら遥に似てきたのはエリカだけではないのかもしれない。気づかぬうちに美月も……。
ホテルに着いた二人は一度部屋に戻ると別行動を取ることにした。そもそもエリカがホテルに行くと言いだしたのは父親の連絡の確認を取るためだ。
もしかしたら兄は事故に遭った恋人に会いに来ているのでは。そう思ったエリカはこの時間帯いつもホテルにいる摩利の元へ向かう。
「あたしたちの関係を、終わりにしてほしい」
予想したとおりに兄である修次は摩利と一緒にいた。本来ならばお役目でまだタイにいるはずなのに、付き合いだしてから堕落した修次と兄を誑かした女狐に一言言わなければ気が治まらないと、エリカは二人の元に飛び出そうとした瞬間そんな言葉がエリカの耳に入ってきた。思わず足が止まる。
皆は九校戦の会場にいるのか、ホテル内はひと気が少なかった。それでも人がいないわけではないが、二人の周囲には人がいない。
逢瀬にはちょうどいい場所での別れ話にエリカは耳を疑った。しかし摩利の深刻な顔つきに、それが聞き間違いではなかったことを告げている。
「ん、今、摩利なんて言ったんだい?」
「別れてほしい」
「……どういう意味か聞いてもいいかな」
常に冷静沈着。小さい頃からカッコよく、自分の憧れの人物。剣を持てば一対多でも隙一つ見せずに相手を葬る兄が初めて狼狽えている姿を目の当たりにする。
確かに修次は武闘家としては優秀で剣士の実力は世界でもトップクラスの人間である。だが、男女の話になるとどうだろう。修次が摩利と付き合いだした頃からエリカの気持ちは遥に向けられていたため、修次がどんな付き合いをしてきたかは知らない。
しかし、鍛錬のために長時間端末を部屋に置きっぱなしにしていることは知っている。
エリカはモノリス・コードの事故の後、遥に何度もメールを送り返事がなかったことを思い出す。
――返事が無いっていうのは想像以上に寂しいのよね。別にあの女が寂しがろうとあたしには関係ないけど。
修次が摩利を放置していたなどエリカの予想でしかないが、そういう小さな積み重ねが心の距離を遠ざけていくと理解しているからこそ、別れ話を切り出された修次へ同情の気持ちは湧かなかった。
「あの女と別れて目を覚ませばいいけど……そうなったらあの女は遥と……」
遥と摩利の事情を知るエリカだからこそ複雑な想いを抱く。
遥まであの女に取られるのではないか。そんな想いがエリカの頭をよぎり……遥のことを想っていると、ふと甘い香りが鼻腔をくすぐった。
――遥の匂い!?
急いで匂いがする方へ振り向くと目の前には愛しの人物が立っていた。必死に頬が緩まないように引き締めながら、抱きつきたい気持ちを抑制する。
「っ……アンタたちこんなところで何してるのよ」
遥に抱かれたほのかを羨ましがりながら修次と摩利を見ていたことを彼らに話す。すると遥はほのかを床に下ろし、後ろからエリカに抱きついた。腰のあたりで手を組まれ、ギュっと身体を密着させながら二人の別れ話に耳を傾ける。
「ちょっ、と、暑いんだけど」
「じゃあ涼しくしてあげるね。ふぅ~」
「ンッ、ば、ばかっじゃな、いの?」
甘い匂いがエリカを蝕んでいく。憂鬱な気持ちなど、彼を前にしたら一瞬にして吹き飛んでしまった。エリカの心に残るのは幸福の二文字のみ。
「どうして急に別れ話なんて!?」
「すまない……」
「謝られても理由を言ってくれないとわからないじゃないか!」
向こう側ではシリアスな雰囲気が漂っているが、エリカの胸は躍っていた。お腹のあたりで組まれた遥の手の上に、自分の手を重ねるとすぐさま強い力で握られる。
誰にも見られていないのをいいことにエリカの頬は緩みきっていた。ニギニギと遥の手の感触を味わっていると「ジッとしてなきゃ駄目だよ」と耳元で囁かれて身悶える。
「僕に不満があるなら直すから。考え直してくれないか?」
情けない兄の姿から目を背けたいだけかもしれないが、遥の方へ視線を送ると試合を終えたばかりだというのに綺麗な顔をしていた。昨日の事故の影響も見えない。
「他に好きな人ができた……」
摩利の好きな人。それは今、エリカの目の前にいる人物だ。その人物は彼らからエリカの方に視線を戻しながら口を開く。
「俺が摩利ちゃんを好きになったせいだね」
――よりにもよってあの女の事を好きになるなんて。
遥が自分以外の女を好きになっても「遥だからしょうがない」と思っていたが、何故か摩利に対してだけは嫌悪感が拭いきれない。
「摩利ちゃんは魅力的な女性だよ?」
そう言われても納得はできない。だから何も考えずにこんなことを口にしてしまった。
「兄上と付き合ってるのに遥と浮気する女よ? また他の男と浮気するんじゃない?」
刹那、遥の口角が上がった。遥の口角が上がる時はドS心が湧いた時ともう一つある。それは心底機嫌が悪くなった時。サイコパス気質な人間が見せる表情だ。
エリカはその意味が後者だと悟るとすぐに口をつぐむが時すでに遅し。
「はる、か……ごめん、言い過ぎた……」
離れる手を必死につかみ取る。罪悪感よりも先に遥に嫌われたくない一心で謝罪の言葉が出た。
「摩利ちゃんはもう俺の女だから。好きな人を悪く言われてどんな気持ちになるかはエリカちゃんもわかるよね?」
「う、ん」
一瞬背筋が凍ったが、再び身体に熱が宿る。
「すぐに自分の過ちに気づいて謝れるのは偉いね。そういうエリカちゃんだから俺は好きになったんだよ」
「ごめん、なさい」
「もう終わったことだよ。俺は好きになった女の子は二度と離さないから、エリカちゃんを嫌いになるわけなんてないし安心しなよ」
こういうときの遥は嘘をつかない。離れた手が再びギュっと結ばれる。
「キスしよ」
もうエリカは遥から離れられない。離れようとも思わないが、また摩利に親しい人を取られるかもしれないと思っていた不安が杞憂に終わったことで心が晴れた。
「先に部屋に行っててくれる? 俺は修次さんから摩利ちゃんを奪ったケジメをつけてくるから」
遥から解放されたというのに身体の火照りが取れない。それはほのかと雫と一緒に水風呂に入っても取れることはなかった。
彼女たちと別れた遥は沈んだ空気の中に身を投じた。
「あれ、摩利ちゃんと……修次さんですか?」
「……君は、遥君?」
「はい。お久しぶりです修次さん」
「久しぶり。随分と大きくなったね」
「そうですか? あ、でも、修次さんと最後に会ったのは自分が道場を辞めた時でしたので二年くらい前ですかね? 二年も経てばそりゃあ大きくもなりますよ。修次さんはますますイケメンになりましたね」
「イケメンって」
この時代では死語として扱われている言葉。苦笑いを浮かべる修次だが、冴えない表情なのは死語を聞いたからではなさそうだ。
「久しぶりのところ悪いんだけど、いま大切な話をしてる所だから外してくれないかな?」
「大切な話、ですか?」
遥の視線が摩利に向くと、摩利は慌てて目を逸らした。
「そうなんですか。でも、それは無理な相談ですね」
「なに?」
「好きな人の曇った表情は見てられないので」
「……どういうことかな?」
「ちょ、遥!?」
摩利の身体が遥の両手に包まれた。
「遥君は何をしてるのかな?」
「何って、好きな人との交流ですけど……?」
修次の目が鋭くなる。それこそ剣を構えて向かい合った時のような威圧感が遥と摩利に向けられる。遥は修次の威圧から摩利を守るように立つと、ゆっくりと頭を下げた。
「修次さん。ごめんなさい」
「……え?」
挑発するような行動から一変、修次の目には遥の後頭部が映る。
「は、はるか……?」
「遥君?」
「彼女が修次さんの恋人だという事を知りながら、俺は彼女の事を好きになりました。そして彼女に告白しました」
突然の告白に開いた口が塞がらない。
摩利もどうしたらいいかわからず固まっていると、修次が言葉を振り絞った。
「どうして、摩利、なんだ?」
声は震えていた。
「君は、エリカと仲が良いとばかり思っていたんだけど……」
「エリカさんとも懇意にさせて頂いています」
「家にいる時のエリカは楽しそうに君の話をしていたけど、そうか……」
『懇意』の意味が完璧に伝わるはずもなく、勝手に妹がフラれたのだと想像を変換させる。
「摩利に告白したって言ったけど、摩利はなんて返事をしたんだい?」
「あ、あたしは……」
「摩利さんは大切な恋人がいるから俺とは付き合えないと。最初は修次さんを大切にしていました」
「最初は?」
言葉の引っ掛かりに違和感を抱く。
「俺が修次さんと恋人同士でもいいから、俺と付き合ってほしいと無理やり迫ったんです」
「なに!?」
「嘘だっ、あたしが……遥に、惹かれていって……あたしが悪っ……あっ……」
ここで固まっていた摩利が遥の前に立つ。しかし、遥に手を握られると艶やかな声を洩らす。
「摩利さんは悪くないよ。俺が悪いんだ」
こうなることはわかっていた。わかっていて遥を選んだ。
修次と過ごした時間は大切な思い出だが、同時に一人の時間が更に孤独を感じるようになった。会えない時間が摩利の心に疎外感を生み出し、修次の忙しさと連絡が取れないことが拍車をかけて摩利の気持ちが徐々に離れていった。
その心に開いた寂しさを埋めたのは遥だった。
これ以上年下の遥に助けられるわけにはいかない。摩利は押し寄せてくる罪悪感を打ち払うように修次の前に立つ。
「遥は悪くない。あたしが遥に告白され、そしてそれを受け入れたんだ。責めるならあたしを責めろ!」
「摩利……」
「修。今でも修のことは嫌いじゃない。でもすまない……好きという気持ちが、修の顔を見ても、何も感じなくなってしまったんだ……」
修次にとって二股されていたとか浮気されていたとかはどうでもよかった。否、どうでもよくはないが、それは順番の話であって別れた後に他の人と付き合うのと別れる前に他の人と付き合うという些細な問題でしかなかった。
結果的に自分から摩利の気持ちが離れてしまったことがやるせなく感じていた。
「摩利は、彼のことをどう思っているんだ?」
「遥のこと?」
「ああ……」
遥の事を一瞬見た後、再び修次の方へ振り返る。
「かけがえのない……大切な人……かな」
「そう、か……そこまで彼のことを……」
修次の顔に影がさす。拳を作り吐きだせない怒りをコントロールする。
「もし僕がいま摩利に好きだと伝えたら、君はなんて答える?」
「……」
摩利の答えは決まっていた。即答すべきか悩んだが、修次の顔が覚悟が決まっていないように見えたため一呼吸置いた。
「ごめんなさい」
「……そうか」
「もう、遥しか愛することはできない」
――そういえば摩利から愛してるって聞いたことなかったな……。道場で剣の持ち方を教える時に手に触れただけで手も繋いだことなかったっけ。
修次の目には二人の結ばれた手が映っていた。
「九校戦で事故に遭ったって連絡が無かったのは、もう俺のことが好きじゃなくなったからだったの?」
「それは違う。修はタイでお役目を果たしているから邪魔したくないと思って……」
「でもタイから帰ってきたら話があるって連絡はくれたよね。その時に事故のことを教えてくれてもよかったのに」
「あ、いや、それは……」
修次が摩利の事故を知ったのは道場関係者から連絡をもらったからだ。
「怪我もなかったし、無駄に心配させるだけだと思って……」
「そっか、そうだよね」
「修?」
修次は遥と摩利を捉える。
「摩利の気持ちはよくわかった。彼を想う気持ちも十分理解できた。別れてもいい。でも最後に一つだけいいかな?」
「なんだ?」
「彼を殴らせてくれないか?」
「なっ!?」
「大切な彼女を取られたんだ。僕は摩利を守るために強くなろうと努力してきた。そしてその途中で君にとられた。君に摩利を守れるだけの力があるのか確かめさせてほしい」
優し気な見た目からは想像もできない獰猛な目つきへと変化していた。
「わかりました。それで修次さんの気が晴れるなら。何度でもどうぞ」
「遥!? 修は剣の腕だけじゃなくて腕っぷしも強いんだぞ!? 試合前に怪我したらどうするつもりだ!」
「僕は試合後でもいいよ?」
「いいえ、今すぐどうぞ。一分でも早く摩利さんを俺だけの恋人にしたいので」
「僕は手加減はしないつもりだけど?」
「はい、本気でお願いします。摩利さんを守れる強い男だと証明してみせますよ」
「遥……」
「摩利さん。心配しなくても大丈夫です」
「じゃあ遠慮なくいかせてもらうよ!!」
こういう時には顔を殴るのか腹部を殴るのかで議論が分かれると思うが、修次は迷うことなく顔面に拳を叩きこんだ。
「遥!!」
摩利の悲鳴が響き渡るが、その声は結界によって周囲に広がるのを阻まれた。
遥の能力である「結界」は敵意のある者の攻撃を完全防御する。修次に敵意が無ければ発動しなかったが、ここまで挑発的なことをしてきたのはわざとだったのだろう。
遥の顔と修次の拳には一層のオレンジ色の薄い膜が現れ、修次の攻撃を防いだ。
「これはどういう事かな?」
「強さを証明できればいいのでは? 俺の強さは力強さでも、肉体の頑丈さでもなく防御特化。これがあればいつ・どんな時でも・どこにいようが摩利さんを守ることができます」
「そうか。君がそう来るなら、僕も本気でいかせてもらおうかっ!!」
修次は加重系の系統魔法である「圧斬り」を発動させた。細い棒や針金に沿って極細の斥力場を作り出し、接触したものを割断する接近術式だ。
これと「神足の魔法」を用いることで短距離であれば世界で十指に入る実力を発揮することが可能になる。
それを修次は結界目掛けて発動させたが、結界は傷一つ付くことなく防ぎ切った。
「まさか……これも防ぐのか!?」
「これが摩利さんを想う愛の強さです。愛している限り、この結界が壊れることはありませんよ。そして俺は一生摩利さんを愛し続けると約束します」
「……ばかもの。今そんなこと言わなくてもいいだろ」
「俺は愛していますけど、摩利さんは愛していますか?」
「……愛してるから、そんなこと言わせるな!」
最強の盾は世界最強クラスの剣を防ぎ、心を折るだけの破壊力があった。
魔法科高校の優等生が放送されるそうですね。
劣等生には出てこなかった愛梨や栞、沓子の登場が楽しみです。
修次さんには良い人が現れますから。しばらく退場です。
次回、摩利とエリカが……。
【次回の投稿は7月7日19時予定です】