「おかえりなさ、い?」
エリカちゃんを連れて二人の待つマイホームに帰宅するとほのかちゃんが駆け足で出迎えてくれた。だが、俺に寄り添うエリカちゃんの姿を見てギョッ、と目が見開いた。
「雫ちゃんもいる? ちょっと話があるから」
「は、はい。しずく~」
雫ちゃんを呼びに行った。エリカちゃんも家にほのかちゃんがいることを知らなかったため蕩けていた目に鋭さが戻った。
「どういうこと?」
「まぁ、説明するからあがってよ」
内股なのはまだ俺の精液が中に残っている感覚があるからだろう。妊娠しないことは説明してあるが二人のことは話していない。
しばらくして女子三人がリビングに集う。三人はソファーに座り、俺は有罪判決を受けた被告人のように床に正座させられている。
「うーん何から話そうかな」
「全部」
この中で白兵戦に強いのはエリカちゃんだけど一番怖いのは雫ちゃんだ。もしかして俺って彼女たちと結婚したら尻に敷かれちゃう?
「三人はさっき学校で騒ぎがあったときに顔を合わせてたと思うけど、彼女は千葉エリカちゃん。俺が中学時代に通ってた道場の一番偉い人の娘だね」
「光井ほのかです!」
「北山雫」
「千葉エリカ。エリカでいいわよ」
女子は仲良くなるのが早い。特に俺という敵?がいるから結束している。
「じゃあエリカって呼ぶね。エリカ、ハルカに殴り掛かってたけどあれは何だったの?」
「あれは……」
エリカちゃんが言ってもいいのかこちらに視線を送ってくる。
「俺がエリカちゃんに黙って道場を辞めたから……ってのはさっき言ったよね。多分それもあると思うけど本当の理由は、俺がエリカちゃんを無理やり襲ってエッチしたからだよ」
「「えっ!?」」
二人が驚きの声を漏らしながら俺たちを見比べる。エリカちゃんも苦笑いしながら気まずそうに頬をかいていた。
「みんなには俺がBS能力者だということを話したよね?」
今もその設定は貫いている。何か怪しいことがあってもBS魔法師で説明がつくし最悪古式魔法とでも言えばいい。
三人とも頷き、俺は正座を解いてその場で胡坐に座りなおした。
「ここからは誰にも話したことはないけど、その魔法は性的なことをすることで発動し強化されるんだよ」
「どういうこと?」
「言葉通りの意味だよ。エリカちゃんを襲ったのはその魔法の反動のせいなんだ」
ずっと前から考えていた設定だ。これで俺の性欲が強すぎることも説明できる。
「強力な魔法が使えるようになった代わりに、興奮し続けると理性が抑えきれなくなって勝手に身体が性的欲求を満たそうとするんだ」
「じゃああの時、遥はあたしに興奮して身体が勝手に動いたってこと?」
「そういうことになるね。魔法による一種の洗脳状態だったね。意識はあったから興奮したけど」
そうなんだ、とホッとしたようで嬉しそうな呟きが聞こえた。表情も柔らかく口角が上がっていた。そんなエリカちゃんを見て二人が嫉妬したように頬が膨らんでいる。
「今は雫ちゃんやほのかちゃんがいるから誰かを襲うようなことはないけど、二人がいなかったら俺は犯罪者になっていたかもしれない。だから二人ともありがとね」
「ハルカの役に立ってたならよかった」
「い、いえ! 私も、その、はる君がいてくれて幸せですから!」
ちょろかわいい。
「じゃあハルカはエッチしないと魔法を発動することはできないし女性を襲うってこと?」
「だね」
「ええぇ!?」
「大丈夫だよほのか。私たちがハルカを気持ちよくさせればいいんだから」
「そ、そうだよね! はる君、私頑張ります!!」
充分頑張ってくれているよ。もう少し体力がついてほしいけど、エリカちゃんが加わるなら長期戦ができそうだ。
何とかこの場は丸く収まった。
「それが殴られそうになった理由。それでさっきエリカちゃんに謝って許してもらってたんだ」
「そうだったんだ」「そうだったんですね」
「エリカちゃん、だよね?」
「……ええ、ついでに遥の彼女になったけどね」
勝負に勝ったときのご褒美としてエリカちゃんを彼女にした。これは命令じゃなく告白だったが、エリカちゃんは小さく頷いてくれた。何回も好きと呟いていたら完全に快楽に溺れた雌の顔になっていた。もはや洗脳を疑うレベルだがエリカちゃんも好きと返してきたからそうなんだろう。
身体から始まる恋も良いものだ。
「エリカちゃんにはまだ話してないことがあるんだけど――」
エリカちゃんに俺たちの関係と将来について話した。重婚、十師族になること、包み隠さずすべてを。それを静かに聞いた後、呆れたようにため息をつくと口を開いた。
「呆れた。この様子じゃ学校の女子全員遥に食べられるんじゃないの?」
そんなことはしない。俺が抱くのは美少女だけだ。モブは愛さない。
でも最低でもあと七人は増える予定だけどね。身体だけの関係でもいいけど、既に三人と恋人になったし、愛人を作るより彼女を作ったほうが面倒が少ない。
「はぁ、なんでこんな奴を好きになっちゃったんだろ」
性神様の加護があるからだね。ツンケンしてた頃のエリカちゃんが懐かしく感じるよ。今度無理やり口の中に突っ込んで睨まれながらフェラしてもらおう。
三人の顔合わせが終わりやっと一息つける。紅茶でも淹れようと立ち上がった瞬間、唐突に雫ちゃんが口を開いた。
「ハルカ、汗臭いからお風呂入ってきたら?」
「え、臭い?」
「うん。凄く臭い」
においを嗅いでも臭いかどうかわからない。それに初めてこんなストレートに臭いと言われた気がする。さすがに臭いと言われてこのまま居座ることはできないし、素直に風呂に入るとしよう。
「じゃあ私がお背中流します!」
「駄目。ほのかはここにいて」
「雫?」
何やら考えがあるようだ。俺は一人でリビングを出るとそっと聞き耳を立て始めた。
「雫どうしたの?」
「ほのかはわからない?」
「なにが?」
「エリカからハルカの匂いがする」
「「えっ!?」」
雫ちゃんは鼻が利くからな。特に精液の匂いに関しては警察犬も驚きの嗅覚をしている。
キャビネットでエリカちゃんの身体に香水をまいたが看破されてしまった。音を立てないように扉を開けるとエリカの顔が赤らんでいるのが見える。
「エッチしたんだ」
「え、っと雫?」
「どこで?」
雫ちゃんの将来の職業は拷問官だね。さすがのエリカちゃんでも雫ちゃんの威圧感には耐えられない。
「ハルカと恋人になるってことは私たちとも親密な関係になるってこと。だから隠し事は無しにしたいの」
「そ、そうね」
「もしハルカが傷つくことになったら私はその人を許さないし、そうならないために秘密は共有すべき」
なんだかんだいって雫ちゃんは俺だけじゃなくてほのかちゃんのこともよく考えている。一夫多妻制のことを言い出したのも雫ちゃんだし、この中の誰よりもこの関係を大切にしたいと思っているのは雫ちゃんだ。
「そんなに遥のこと好きなんだ」
「愛してる」
「私もはる君のこと愛してます!」
なんだか恥ずかしくなってきた。面と向かって言われるのと、人が話してるのを聞くのとでは感じ方が違う。
「わかった。話すわよ」
「その前にエリカはどうしてハルカのこと好きになったの?」
「えっ?」
「私とほのかはハルカを好きになった理由を話した。エリカも話すべき」
「えっと、あたしは――」
俺は静かに扉を閉めて風呂場へと向かった。決して恥ずか死にそうになったからではない。ちゃんと風呂に入っていたというアリバイを作るためだ。
そんなに長い時間体を洗っていたわけではない。けれどリビングへ戻ると三人の姿が見えなかった。気配察知で三人の居場所を確認すると共有ベッドルームに三人がいる。
この家はプライベートルームの他に使われていない部屋が幾つかある。本来は二世帯住宅で家族十人でも暮らせる家を三人で使っているのだから当然と言えば当然なのだが、空いている部屋の一つに共有ベッドルームを作っておいた。
ダブルキングサイズのベッドが置かれただけの部屋。気分転換にこの部屋で寝ることもあるのだが、現在のこの部屋の使い道は概ね複数人プレイ用となっている。そこに三人がいるって、ただのお話ではなさそうだ。
俺はノックもせずに部屋の扉を開けた。するとそこは楽園ともいえる百合の花が咲いていた。
三人とも生まれたばかりの姿。雫ちゃんがエリカちゃんの頭の方で両手を抑え、ほのかちゃんがエリカちゃんの股に顔を押し付けながら甘い水音を響かせている。
「なんだこれ」
「あ、ハルカ」
「何してるの?」
新人教育かな? レズプレイが嫌いな人って意外と多いと聞くし抵抗があってもおかしくないが、エリカちゃんも気持ちよさそうに喘いでるし大丈夫そうだ。
「んんぁっ、ほの、かぁ……もぅ、ないから……ぁっ!」
喘ぎ声を聞きながら近づくと、ほのかちゃんが本格的にエリカちゃんの恥部を舐めていた。シートに大量のシミができているし楽しそうである。
「ハルカがお風呂に行った後、エリカからハルカとエッチしたって聞いて」
「うん」
「中に出されたって……」
「それで?」
「ほのかって精液好きでしょ?」
「まぁ、よく飲んでくれるね」
「だからエリカの中にある精液飲みたいって言いだして」
「うん?」
話の流れがおかしくなってきた。隠し事をしないって話してたのは聞いたけどそこからの流れが急展開すぎる。
「で、いまに至ると?」
「そう。ついでにエリカの身体チェックも兼ねてる」
「そっか」
理解はできないが納得はできる。前世ならあり得ない光景だが、一夫多妻が許されるこの世界ならではだろう。
「俺も混ざっていい?」
「……うん」
「じゃあ俺もエリカちゃんを教育しようかな」
俺は下半身を露出させ、喘いでいるエリカちゃんの口の中に逸物を突っ込んだ。
「んぐっ……ゴキュッ……んんっぅぅ」
睨んでもこの状況を抜け出せるわけではない。エリカちゃんは涙目になりながら俺の逸物を咥える。口の中は温かく、大量の唾液のおかげでスムーズに挿入できた。
「歯は立てないようにね」
「んんぅっ……んごぐっ」
雫ちゃんがエリカちゃんの両手を解放し、俺の上着を脱がせる。
「ハルカ、私も」
「うん。ちゅうしよっか」
「んーちゅっ……ちゅれろっ、ちゅぷぅ……」
凄いな。一人増えただけでまるで別の世界に来たようだ。
「はる君、わたひも……」
口をべったりとエリカちゃんの愛液で濡らしたほのかちゃんが物欲しげに近寄ってくるが、俺の口は一つしかない。応えようにも雫ちゃんが俺の顔に抱きついて離れない。
「むぅ、じゃあ私ははる君の手で……んぁっんんっぅ、おっきぃ」
ほのかちゃんは俺の右手を掴むと自分の恥部へと導いた。底なし沼になっていて中指が蜜に濡れる。
逸物がエリカちゃんの舌に舐めとられ、唇を雫ちゃんに支配され、手はほのかちゃんの秘肉に絡まれる。これ以上の幸せなことはないだろう。身体全身に快感が迸り、雷が走ったような刺激が脳に走る。
「ちゅぷぁ……ちゅちゅっ……、ぁっ……ぁ、んんっ」
「んぅ……ハルカ、イッた?」
「……んふぅ、ふぅっ、あぁ」
自分でも早いと思う。もっとこの楽園を堪能したいが快感に耐えられずエリカちゃんの口に射精した。いまだに射精コントロールを使いこなせないでいる。
エリカちゃんの呻き声は雫ちゃんとの深いキスでかき消され、下半身に快感だけが残っていた。
「んんぁっ……はる君、の精液のニオイだぁ」
ほのかちゃんがエリカちゃんの口から零れた精液を舐めとると、そのままエリカちゃんの唇を食した。
まさに食べたという表現が当てはまる。エリカちゃんの唇に貪るように食らいつき、口移しで舌から俺の精液を吸い取っていく。
さっきの光景もよかったが、女の子同士のキスは格別だ。前に雫ちゃんとほのかちゃんがキスしたときも美しかったが、俺の精液を奪い合うキスは更に感情を昂らせてくれる。
エリカちゃんも自分から舌を絡ませにいってるし魅惑的な音が響き渡る。
「んんぅ、おいしかったぁ」
光沢を帯びた唇を舌なめずり。最近ほのかちゃんの変態度合いが増したような気がするけどエロい子は大歓迎だ。
これから情熱的な夜を迎えようとしていた。
【報告】
皆様の応援のおかげで月間1位という目標にしていたものが達成できました!
感謝の気持ちとしまして本日20時にもう1本投稿します!
本当にありがとうございます。
エロ回の時タイトルに目印を付けるかどうか
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本番行為の時だけ付ける
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エロの程度によって目印を使い分ける
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それとなくタイトルでわかればいい
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不要。サブタイトルも不要
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今のままでいい