目を覚ますと汗と唾液と精液のニオイが鼻を蝕んてきた。カーテンの隙間から光が漏れ、朝の訪れを感じさせる。
「きっかり六時間だな」
尋常じゃない精力を手にした代わりに、一日のうちに最低六時間を睡眠に充てなければならない体になった。不便はない。昼間に仮眠を取れば夜更かしも可能だし、ポジティブに考えれば六時間眠ればどんな体調でも完全回復するのだから良いことづくめである。
「すぅ、すぅ」
可愛らしい三重の寝息が耳に入る。右側では俺の胸を枕にしながらエリカちゃんが、左側では俺の腕に頭を乗せる雫ちゃんが、下側には脚の付け根に抱きつくほのかちゃんが眠っていた。
朝立ちする逸物をほのかちゃんの寝息が撫で、ムクムクと巨大化してくる。
「んぅ」
性の匂いを嗅ぎつけたほのかちゃんが寝ぼけながら俺の竿部分へキスをする。
今日の朝食当番は俺だけどどうしたものか。
雫ちゃんの頭を持ち上げ腕の代わりに枕を敷き、シーツに射精するとその精液の匂いに誘われてほのかちゃんが離れた。最後にエリカちゃんの頭をずらそうとしたらエリカちゃんが目を覚ましてしまった。
「起こしちゃった?」
「んっ、もぅ起きたの?」
「朝ごはんの準備があるからね」
「……そう」
「まだ寝てる?」
「……汗臭いし、シャワー浴びてもいい?」
エリカちゃんの身体を抱きかかえながら部屋を出た。昨日までの反抗的な彼女はどこに行ったのだろう。素直にお姫様抱っこさせられると俺の胸へと鼻を擦り付けている。
二人で一緒に風呂に入り、入念に身体を洗う。その際射精したのは言うまでもない。既に目覚めてから二回ほど出したが身体の怠さなどは感じられない。強靭な肉体に感謝しながら、エリカちゃんと並んで朝食を作った。
俺以外の三人は昨日より早い時間に家を出た。
エリカちゃんの着替えやお泊りによる家族への説明がある。男の俺が行くより二人が付いて行った方がエリカちゃんも安心するだろうし、愛嬌の良い二人なら家族も悪い顔はしないはず。
一人でキャビネットに乗りこみ、学校へと向かった。
駅で偶然、司波兄妹、美月ちゃん、西城レオンハルトの四人と出会い一緒に登校することになり、司波達也から色々質問を受けていた。
「遥の剣の腕前はどの程度のモノなんだ?」
「そうだなぁ、エリカちゃんには勝てないくらいかな」
「そうか、昨日の動きを見る限りではエリカにも勝てると思ったんだが」
「俺そんな変な動きしてた?」
尋ねると美月ちゃんや西城レオンハルトは頭に疑問符を浮かべていたが、司波達也が答える。
「エリカの素早い一撃を軽くいなしたあの動きは並の人間にはできないからな」
エリカちゃんの攻撃を防いだ時の手がビクとも動かなかったことを指摘された。普通の人間は少なからず動揺するし、抑えるときに力が拮抗し手が震えるらしい。顔色一つ変えなかった俺がおかしい認定される。
「エリカちゃん所の道場に通えばあれくらい誰でもできるさ」
「……すごい道場なんですねぇ」
美月ちゃんはピュアだから信じてくれた。司波達也は怪訝そうに見てくるけど、尋問されているところに救世主が現れた。
「たつやく~ん!」
「呼ばれてるけど」
「お兄様、呼ばれていますよ?」
「……はぁ」
心中お察しします。
俺は西城レオンハルトの身体に隠れながら美月ちゃんの胸を凝視する。凄い胸だな。ほのかちゃんと同じくらい大きそうだ。
真由美ちゃんはそれぞれみんなと挨拶をした後、司波兄妹を昼食に誘う。そこで深雪ちゃんを生徒会に誘い、司波達也の風紀委員入りがなんちゃらってイベントが起こるはずだ。
「そ、れ、と、遥くんよね? 摩利のお気に入りの」
隠れていたのにバレてしまった。
「西城君より大柄ですので隠れても意味はないかと」
大きいのは背だけで細身だと自負してるんだけどな。美月ちゃんにも俺の身体を見せてあげたい。
「おはようございます。真由美ちゃん」
「……おはようございます。その真由美ちゃんって言うの止めてくれないかしら」
「そんな……まだ俺たちは知り合ったばかりですし、愛称で呼ぶのは早いような……。でも真由美ちゃんがそう言うのであれば、ま~ちゃん? いえ、真由美、と呼んだ方がよろしいでしょうか?」
「どうしてそうなるのよ! はぁ、もうわかったわ、好きに呼んでいいわよ」
「では真由美ちゃんと呼ばさせていただきます」
「摩利が言っていた意味がわかった気がするわ」
摩利ちゃんは何を吹き込んだんだ。これで真由美ちゃんの攻略ができなくなったら責任取ってもらわないといけない。
貴重な十師族枠なんだから慎重に攻略しないといけないんだぞ。
「それで、遥くんもお昼一緒にどうかしら?」
「申し訳ありませんが先約がありますので」
「そう、じゃあ放課後は?」
この手のタイプは放課後が無理なら明日、明日が無理ならその次の日、と際限なく誘ってくる。放課後に生徒会室へ行く約束をすると彼女は去っていった。
「嵐のような人だな」
誰かが言った。まさにその通りである。
昨日の一科生と二科生のいざこざでほのかちゃんが閃光魔法を使おうとしたことをピロートーク中に聞いた。しかし魔法が発動される前に真由美ちゃんと摩利ちゃんが揉め事を収束。ほのかちゃんも司波達也の説得によってお咎め無しとなった。
一連の流れで司波達也に惚れたかなと思い、印象を聞いたら「深雪のお兄さんでいい人でした」と淡々とした口調で話していた。
この世界のほのかちゃんは、司波達也の事を深雪ちゃんの兄としか認識していないようで、男としては意識していなかった。
「はる君以外の男の人と仲良くなるなんてあり得ません!」と他の男の名を出されて不機嫌になったほのかちゃんと気絶するまで愛し合ったのは言うまでもない。これからは他の人の名を出さないようにしようと誓った瞬間だった。
ということで、司波達也が摩利ちゃんたちに目を付けられたのに変わりはない。彼が風紀委員に入るのは既定路線だろう。
昼はほのかちゃんや雫ちゃんたちと過ごし、そしてあっという間に放課後になる。
昼休みに昼食から帰ってきた深雪ちゃんの表情が緩んでいたのはやはり司波達也が風紀委員にと勧められたからだろう。
深雪ちゃんに「何か良いことでもあったの?」と尋ねると何故か驚かれてしまったが警戒されるほどではない。
「宮守くん」
真由美ちゃんとの約束を忘れたふりして帰ろうとすると深雪ちゃんに呼び止められてしまった。美少女に話しかけられるのは嬉しいけど、クラスメイト達の視線が鬱陶しい。深雪ちゃんから男子に声をかけることはほとんどないため、特に男子の鋭い視線を浴びる。それは司波達也が教室に来るまで続き、彼が来てからは彼にヘイトが集まっていた。
司波達也が生徒会室の扉の前に立つと、確認もなしに部屋のロックが解除された。さすがお兄様。既に顔パスになっているのか。
「司波達也です」「司波深雪です」「宮守遥です」
本当はヤッホー摩利ちゃん来たよー、と言いたかったが深雪ちゃんの印象が悪くなるのは避けたいからやめた。今のところ兄に対しても見下すことなく平等に扱う優しく真面目な好青年ってことになってるからな。
「よお、来たな!」
「いらっしゃい深雪さん。達也君と遥くんもご苦労様」
渡辺摩利、七草真由美の他にも市原鈴音と中条あずさもいた。ここまで女性率が高いと興奮してしまうが、一つだけ刺すような、人を見下す視線を感じる。その視線は俺にではなく隣の司波達也に向いていたが。
さて俺はなぜ呼ばれたのだろうか。生徒会には深雪ちゃんが入るだろうし、風紀委員には森崎と司波達也が入る。俺が呼ばれる理由がわからない。もしかして摩利ちゃんが俺に会いたかったからとか?
中条あずさことあーちゃんが作業をしながらチラチラとこちらの様子を伺っている。小さく手を振ると、ギョッと目を見開いて目をそらされた。馴れ馴れしかったかな?
「副会長の服部刑部です。司波深雪さん、生徒会へようこそ」
司波達也に見向きもせずに深雪ちゃんへと挨拶する。背中から深雪ちゃんの怒りを感じながら、服部刑部少丞範蔵ことはんぞーくんが俺へ視線を向けた。
「宮守遥だね。渡辺先輩から話は聞いてるよ」
いったいどんな話を? まぁ歓迎されているようだから軽く頭を下げた。森崎の上位互換に相応しい志の高さだ。
「あーちゃんよろしくね」
「はいぃ」
あーちゃんが深雪ちゃんの傍に寄る。彼女が教育係なのか。
「渡辺先輩、ちょっとよろしいでしょうか」
俺が摩利ちゃんに話しかけようとした瞬間、はんぞー君が声を上げた。
「なんだ? 服部刑部少丞範蔵副会長」
「フルネームで呼ばないでください!」
「じゃあ服部範蔵副会長」
「服部刑部です!」
「それは名前じゃなくて官職だろうお前の家の」
「学校では服部刑部で登録――」
二人のコントを見ながら摩利ちゃんの制服姿を視姦する。道着姿も綺麗だったが、スタイルがわかりやすい制服姿は更に魅力的だった。胸もあるし腰もくびれている。彼氏がいるのに処女でキスもしたこと無いというのもポイントが高い。彼氏より先に摩利ちゃんを開発してみたいけど、摩利ちゃんは気が強いしエリカちゃんのように簡単には堕ちないだろう。
俺が摩利ちゃんたちを視姦している間に話が進み、司波達也のことを馬鹿にしたはんぞー君に対して深雪ちゃんが怒り、妹の目が曇ってないことを証明するために司波達也とはんぞー君の模擬戦が行われることになった。
生徒会に関わることが無いと思っていたから、模擬戦は見られないと思っていたので僥倖である。三十分後に第三演習室で模擬戦が行われる。
さっきまで不安そうにしていたあーちゃんが模擬戦をやると聞いたら目を輝かせて生徒会室を出ていったのだが、もしかして戦闘狂だったりするのか? まぁ単純にCADが見られて嬉しいだけだと思うけど。
俺はほのかちゃんたちに一緒に帰れないと連絡した後、生徒会室に残っていた摩利ちゃんに声をかけた。
「ヤッホー摩利ちゃん」
「おお、すまなかったな遥。なんだか大事に巻き込んでしまったようだ」
「別に問題ないけど、俺が呼ばれた理由がわからないんだけど」
「なんだ真由美のやつ説明しなかったのか?」
「生徒会室に来てほしいとしか言われなかったね」
二人きりの時は砕けた喋り方でも怒られない。摩利ちゃんの世間体もあるから周りに人がいるときは敬語で話すけどね。
「一つは昨日の事を聞きたかったんだ」
ということは幾つか用があるのか。
「生徒会室にいろと言ったのに帰っていたことは不問にしてやるが、次はないぞ」
「はーい」
「まったく、相変わらずだなお前は」
摩利ちゃんは道場で一緒に修行したことがあるし俺のテキトーな性格を知っている。
本来は一科生と二科生のいざこざの件で俺も事情聴取される予定だったらしい。しかし司波達也の機転のおかげでその必要もなくなり許されたわけだ。司波達也様様である。
「それで、次が呼びだした本当の理由なんだが……」
言いにくそうに口籠る。
「風紀委員の生徒会推薦枠に遥を推薦してもらおうと思ってたんだよ」
「俺が?」
「ああ。お前は性格に難ありだが実力は折り紙付きだからな。さっき服部も言っていたが風紀委員は実力主義だ。だからお前が適任だと思ったんだが」
「話を聞く限りでは司波達也がその枠に入ったみたいだけど?」
「昼休みにそういう話になってな。私は遥が良いと推したんだが……真由美の奴がな……」
昨日の騒ぎで司波達也の有能さを知り、さらに二科生で特殊な力を持っているという希少性。真由美ちゃんが掲げている生徒間の差別の撤廃には最適な人材だもんな。そりゃあ司波達也を選ぶよ。しかも彼は実は四葉の人間であのトーラス・シルバーの片割れ。
十師族だけあって真由美ちゃんは人を見る目があるらしい。
「真由美ちゃんは俺よりも司波達也を選んだんだ」
声のトーンを落とし、表情に影を差す。
こういう男気ある相手に対して駄目人間を演じると母性本能が擽られて慰めてくれると本で読んだことがある。実戦で試すには摩利ちゃんが適任だろう。
「落ち込むな。今回はあいつがはまり役だっただけで、遥が劣ってるってわけじゃないぞ。遥の実力は私がよく知っている。自信を持て」
ここまで摩利ちゃんが俺の事を評価してくれてるのは嬉しい。慰めるための方便だとしても惚れそうになる。
「ほんとぉ?」
目を潤ませれば駄目な年下の出来上がりだ。俺のキャラじゃないけどこんなこともできたりする。
「お前はいつまで経っても泣き虫だな」
「泣いたことないけど」
むっ、と膨れる。これは演技ではない。
「道場で大人たちにコテンパンにやられて涙目になってたじゃないか」
あれは俺が道場の姫であるエリカちゃんと仲が良かったから、それを妬んだ大人連中が指導という名のパワハラ行為をしてきたせいだ。当時中学生の俺と二十を超えた成人男性との組み手。一人ならまだしも何人も連続でやらされて体力が続くはずがない。
「一人の子ども相手に大人が寄ってたかってイジメて、だからエリカちゃんに相手にされないんだよ」と言うと青痣ができるまでボコボコにされた。俺も負けず嫌いだったから全員と勝つまでやったけど、終わった後は一人じゃ立てないくらいにボロボロだったな。
その時はエリカちゃんや摩利ちゃんが看病してくれたが、それが余計に彼らを刺激していたのだと気づいたのは道場を辞めてからだった。
「じゃああの時みたいに慰めてくれるの?」
「……あの頃とは違うだろ。お前ももう大人だ。私が慰める必要はない」
「摩利お姉ちゃんに慰めてもらったら元気出ると思うんだけどなぁ」
「……お前こういうときだけ私を姉呼ばわりするとはあざとい奴め」
男のぶりっ子とか誰得と思うじゃん? 摩利ちゃんはこういうのに弱いんだよね。
「今は誰もいないし、少しだけでいいから……だめ?」
身長百八十を超えた男が言う台詞ではない。イケメンだから許される。
「……はぁ、誰にも言うなよ」
「うんっ」
「修にも言うなよ?」
「言わないよ」
俺と摩利ちゃんだけの秘密だよ。
「真由美にも言うなよ」
「二人だけの秘密だもんね」
「……そんないかがわしいものでもない」
知り合いの年下の男の子を慰めるだけだもんね。そこに男女の恋愛感情は存在しないし性的興奮もない。はず。
ただ女を知らなかった頃のあの時と、今じゃあまったくの別人ということに気づいていないのが摩利ちゃんの敗因。俺に触れて無事で済むと思うなよ。
「じゃあいくぞ」
「うん」
そう言うと摩利ちゃんが俺の背中に手を回しギュッと抱擁する。決してやましい気持ちなどない、弟に対するような純粋なハグである。
俺が道場でボコボコにされた時は毎回摩利ちゃんがこうやって慰めてくれていた。生徒同士仲睦まじくていいなと千葉修次は喜んでいたが、アレが大人の余裕というやつだろうか。俺の彼女が他の男と抱き合ってたら泣いちゃうと思う。その時は摩利ちゃんに慰めてもらえばいいか。
「もういいだろ?」
摩利ちゃんが離れようとした瞬間、俺は摩利ちゃんの身体を抱きしめた。静寂した生徒会室に衣擦れの音と摩利ちゃんの動揺した声が響く。
「お、おいっ、遥っ!?」
「もう少しだけ。摩利ちゃんの匂いを嗅いでいたいな」
「ば、ばかものッッ!」
「大丈夫。修次さんには言わないし、誰も見てないから」
「……んっ、つ、強すぎるぞ」
俺の腕の中で摩利ちゃんが暴れていたが、しばらく抱きしめていると俺の胸に顔をうずめて静かになった。
顔は見えないが耳が赤く染まり、小さく「これは浮気じゃない」と呟いているのが聞こえた。
「摩利ちゃんって綺麗になったよね。大人なお姉さんって感じで魅力的だよ」
「っ、み、みみもとでつぶやくなぁ」
「摩利ちゃんって耳が弱いんだ。初めて知ったよ」
「ぁっ……んっ」
「このこと修次さんは知ってるの?」
「ンっ……し、しる、はずないだろっ」
「そっか。じゃあ俺だけが知ってるんだ」
互いの心臓の鼓動が激しく鳴り響き、痙攣をおこしているみたいに身体が震えてくる。
「あっ、真由美ちゃんが見てる」
「ッッッ!?」
俺の胸を突き飛ばし急いで距離を取る。乱れた制服や髪を整え生徒会室の扉へ視線を向けるとそこには閉じられた扉だけがあり、誰もいなかった。
「おまえ……」
「気のせいだったかな?」
「……落ち込んだふりをしたのもわざとだな?」
「久しぶりに摩利ちゃんの身体を堪能したかったんだよ」
「くっ、この……」
顔が紅潮しながら睨んでくるけど、エリカちゃんの殺気に比べたら赤子のようなものだ。
「あっ、摩利! それと遥くんも模擬戦が始まるわよ!」
「ごめん真由美ちゃん。摩利ちゃんと話し込んじゃってて、すぐに行きます」
生徒会室の扉が開かれ、今度は本当に真由美ちゃんが顔だけ出してきた。どうやらいつまで経っても来ない摩利ちゃんを迎えに来たようだ。
すぐに出ていったけど、摩利ちゃんは信じられないモノを見たような表情で見つめてくる。顔の紅潮は治まっていた。
「遥、お前もしかして……」
「危なかったね。もし抱き合ってるのを見られたら大変なことになってたよ」
「っっ」
偶然吐いた嘘が本当になるとはね。決して真由美ちゃんが近づいてることを知ってたわけではない。
「もう少しだけ俺のニオイ嗅いでいく?」
「な、なにを言ってる」
俺に抱きしめられた時、顔を胸にうずめながら匂いを嗅いでいたのを気づかないとでも思ったのかな。女の身体を知った俺の体内からは性フェロモンが分泌してるし、今頃身体が俺のニオイを欲してるに違いない。
彼氏がいようと関係ない。まさにチート能力。
エリカちゃんもだけど剣術を嗜んでる人は匂いが好きなのかな?
「冗談だよ」
「……この生徒会室であったことは誰にも言うんじゃないぞ」
「うんいいよ。口止め料として週に一回さっきのことしてくれるならね」
悪魔の契約。摩利ちゃんは首を縦に振るしかなかった。
もはや摩利ちゃんと身体だけの関係が築けたといっても過言ではないだろう。俺たちは無言のまま第三演習室へと向かった。
くっころ属性。摩利の口調が男らしすぎる……。
摩利は攻略対象じゃなかったのに、書いているうちに変な方向に進んでいって……。後悔はしていません。
エロ回の時タイトルに目印を付けるかどうか
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本番行為の時だけ付ける
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エロの程度によって目印を使い分ける
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それとなくタイトルでわかればいい
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不要。サブタイトルも不要
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今のままでいい