※この作品はR-18です。

魔法科高校の性春生活   作:八住 楓

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アンケートご協力ありがとうございました!
アンケートの反映に伴いタイトルの変更がありますが内容が同じです。

おまけ。エリカ視点。


第26話 酒池肉林その後★

「んぅっ……んー?」

 

 目が覚める。まだ夢と現実の区別をつけることができない。

 

 ここはどこだっけ。考えようとした瞬間に、頭の芯がズキズキと痛みここが現実だと理解した。

 カーテン越しに薄い光が部屋中に差し込み、ぼんやりとした頭が覚醒してくる。

 

 あぁ、そうだった。昨日は遥の誕生日で誕生パーティーをしたんだった。そこで遥が間違えてお酒を飲んで、酔っぱらった遥に滅茶苦茶にされた。

 

 遥にキスされるたびに電気が走ったように身体が言うことを聞かなくなって、そのまま遥に押し倒される。何度も何度も弱いところを突いてきて、あっという間に絶頂へと導かれる。

 駄目だって言ってもサディスティックなあいつは止まらなかった。昨日の遥は、初めての日のような雰囲気があって、少し怖いと思ったけど根の優しいところは変わっていなかった。

 

 あいつが「好きだよ」「愛してる」「気持ちいい」「可愛いね」と言うたびに躰が反応してしまう。いつも聞いてる言葉なのに、耳元で囁かれると自分の身体じゃなくなったみたいにあいつを求めてしまう。

 

 繋がってる時のあたしはあたしじゃない。普段のあたしなら絶対言わないことを言っちゃったし、あたしがあんな……ほのかのような甘えた声であいつを喜ばせることを言うはずがない。

 昨日はあいつに口移しで無理やりお酒を飲まされたせいで酔ってたんだ。だからいつもは言わないことを言ったし、躰がいつまでもあいつを求め続けてしまった。

 

 

 身体を横向きにすると遥の背中があった。大きな背中。

 そっと指で肌に触れると女の子みたいにすべすべの肌なのに筋肉の弾力が伝わってくる。

 顔を近づけて鼻を擦り付けると遥のニオイがくすぐったいくらい鼻の中を通り過ぎてあたしの身体に入ってきた。

 

 あぁ、やっぱりあたし、こいつのニオイが好きだなぁ。

 

 絶対に本人には言わないけどあたしは遥の匂いが好き。

 心が落ち着いてきて安らかな気持ちになる。

 

 気づけばあたしの唇が遥の背中に当たっていて、爪痕や吸われた痕が残っている背中にまた一つ痕が追加された。

 

「んんっ」

「……遥?」

「すぅ……」

 

 寝返りを打っただけみたい。さっきより遥の呼吸の音が聞こえやすい。

 こうして目を瞑って黙っていればカッコいいのがムカつく。起きている時は口が開けば女の子を口説いてばかりで女たらしなのに、今だけは白馬の王子様みたいで見惚れてしまう。

 

 一夫多妻制のために本気で十師族になろうとしている馬鹿な男。

 ほのかや雫という美少女を囲っておいて、他の女子にも手を出そうとする最低な奴。

 あたしたち三人を相手にしても余裕な性欲大魔王。

 

 それなのに、どうしてこんなにも遥を見ていると胸がときめいてしまうのか。

 これが惚れた弱み? だったらあたしはもう遥から離れることができなくなっている。身体だけではなく、心まで遥に惹かれ好きになっちゃったんだから。

 

「あんたが悪いのよ」

「んぅ」

「こんな幸せそうな顔しちゃって」

 

 遥のほっぺたをつつくと嬉しそうに頬が緩んだ。

 

 もうすぐ起きる時間。だけどあと少しだけこのまま幸せな時間を味わっていてもいいよね?

 

「ばか遥」

 

 返事はない。いつもならこんな口をきけば塞いでくるのに。

 

「はるか」

 

 遥の身体に抱きつき、制服の上からではわからない厚い胸板を枕代わりにする。さっきより遥のニオイが強くなってきた。

 首筋には幾つもの歯形が残っている。その内の一つはあたしが付けたものだけど痛々しく赤く血が滲んでいた。

 もう癖みたいなもので、遥に激しくされると首を噛んでしまうからどうしようもない。遥だってあたしの胸を揉んだり吸ったりしてくるからおあいこだ。これのせいで体育の授業が終わって着替えの時に美月から痣ができていることを指摘され焦ったんだから。その時は剣術の修行の時に付いたと誤魔化したけど、胸や背中にばかり付いてるから怪しまれてそう。

 

 ほのかなんかは一種の愛情表現のつもりで痕を付けたりしている。日常生活で首筋にチラリと唇の痕が残ってるのを見ると嬉しくなるみたい。

 あたしはまだその領域までは達していないからほのかは凄いと思う。あたしなんて首に痕が見えると周りの人にバレないかドキドキするもん。

 

「好き」

 

 弾力のある胸にキスをする。

 ちゅっ、と音が響く。

 

「起きた?」

 

 まだ寝てるみたい。

 口の中に遥の乳首を含んで、舌で舐めてあげると硬くなってきた。男の人も乳首が硬くなるんだよね。

 遥は乳首を舐められても反応しないけど、あたしは遥の乳首を舐めるのは嫌いじゃない。あぁ、なるほどね。遥があたしたちの胸を舐めてくる気持ちが分かったかもしれない。

 

 遥の胸が唾液まみれになる。これが遥にバレたら朝から滅茶苦茶にされそうだからそろそろ起きるとしよう。

 

 遥の場合やったことの二倍、いや十倍になって仕返ししてくる。剣術ならまだしもエッチなことに関しては絶対に遥には勝てないからシャワーでも浴びてこようかな。

 

 そう思って上半身を起こすと腰に手が伸びてきた。

 

「っ!?」

 

 遥が起きてた!? 身体が硬直する。顔だけで手の正体を確かめると遥の両手があたしの腰に巻かれていて、顔がお尻の辺りに埋もれていた。

 

「はる、か?」

「んぅ」

「寝ぼけてるだけ?」

「ちぅ」

 

 夢の中で誰かとキスしてるのだろうか。お尻に唇が押し付けられる。

 

 遥は寝起きがいい方だから無理やり手を離そうとすれば起きてしまう。どうしたものかと頭を悩ませていると遥の寝言が聞こえてきた。

 

「えりかぁ……すぅきぃ」

「……遥起きてるでしょ」

「……ちぅ~」

「ホントに寝てるの?」

 

 再び寝返りを打つと仰向けに寝ている。本当に寝ぼけていたようだ。寝ていてもあざといとはおそるべし女子キラー。もしこんな姿を学校の女子に見られたら大変なことになる。それともこの寝顔を写真に撮って売ればかなり儲かるのでは?

 そんなバカなことを考えながらあたしはベッドから立ち上がる。

 

 床には中身が空になったシャンパンのボトルが転がっていた。

 あたしはまだ少し飲んだ、飲まされただけだけどほのかと雫は大量に飲んでいたし大丈夫かな?

 吐くことはなかったし、今も安らかな寝顔を覗かせているから大丈夫だろう。酔った時のほのかの甘えっぷりは見ていて可愛かったからまた見てみたいな。勿論遥が傍にいるときにだけど。

 

 壁に掛かった遥のパーカーを着る。大きいから太ももまで覆う。

 

 シャワーを浴びていると脱衣所で音がする。

 

「エリカ入ってんのかー?」

 

 遥の声だ。どうやら遥も起きてシャワーを浴びに来たみたい。

 

「ちょっと、入ってこないでよ!」

「良いじゃん。背中洗ってあげるから」

「もう変態!」

 

 ちょうど身体を洗ってる所に来たせいで出るにも出られない。遥のソレは小さかったけど、小さい所を初めて見たかも。いつもは大きいサイズのソレしか見たことが無いから、小さいのはそんな感じなんだ。

 

「ん、エッチしたいの?」

「ばっ、そ、そんなわけないでしょ!?」

「だって俺のちんこ見てたし」

「あんたの気のせいよ!」

「え~そうかなぁ?」

「ちょ、んっ……ばかっ、やめっぁんっ」

 

 後ろから抱き着いてきて胸を揉みしだかれる。

 

「シャンプーのおかげでヌルヌルだね」

「やめっんっ……ちょ、っと、だめぇだからぁ」

 

 お尻に硬くて熱いモノがぶつかる。小さかったソレがいつの間にか巨大サイズになっていた。

 

「すぐ終わるから」

「そういう問題じゃ……ぁっ、ぁああッッンンぁっ!!」

「ふふっ、先っぽはいっちゃった」

 

 ゾクゾクと快楽が身体中に廻る。こうなってしまえばもう逆らうことなどできない。この疼きが収まるまで遥の身体を求めてしまう。

 

「やさしく、おねがぃ」

「わかった。大好きだよ。エリカちゃん」

「んぁっ、ぅぅんっ、はる、かぁ」

 

 遥に抱かれながら名前を呼ばれると声が抑えられなくなる。あぁ、もう気持ちいいからいいや。何も考えたくない。遥、すき。

 

「昨日聞けなかった返事聞かせてくれる?」

「――――」

 

 立てなくなって遥に支えられる。

 肌と肌が触れ合い、遥の熱があたしの奥深くまで侵入してきた。もう、だめ。

 

 また一つ、遥の身体に痕が追加された。一瞬、痛そうに顔を歪めたけどすぐ優し気な笑みを浮かべてくる。

 身体を貫く快感に導かれながら果てていき――

 

 

 

 一時間後、雫とほのかが起きてきた。二人とも絶望的な顔をしながらソファーに座る。

 

「大丈夫?」

「ぅん」

「だいじょうぶ」

 

 大丈夫ではなさそう。今頃ものすごい頭痛が二人を襲ってるんだろうな。

 

「学校休んだ方がいいんじゃない?」

「そうだね。顔色も悪いし休んだ方がいいね」

「……ってかなんであんたは平気なの? 一番飲んでたわよね?」

「俺は寝たら治る性質みたい」

 

 一番たちが悪いじゃない。

 

「二人とも水飲もっか。少しは落ち着くから」

 

 まだ一時間ほど余裕があるけどそれまでに治りそうにない。

 

「二日酔いが治ってから学校来ればいいんじゃない?」

 

 生理が酷かったって言えば遅刻しても何も言われない。二人同時だと怪しまれるかもだけど、二日酔いで遅刻よりはマシだ。

 

「はい水。二日酔いに効く薬も持ってきたからこれ飲んで安静にしてよっか」

「ありがとうございます」

「ハルカ、ありがとう」

「俺が悪いからさ。二人ともごめんね?」

 

 二日酔いに効く薬なんてあったんだ。もしかして酔わせてエッチなことした時のために用意してたとか?

 

「エリカちゃんも飲む?」

「あたしは大丈夫よ」

 

 遥のことだからあり得るのよね。 

 

 驚くことに薬を飲んだ二人はみるみるうちに顔色が良くなり、さっきまで絶望に打ちひしがれていた表情が消えていた。

 何飲ませたのよ一体。二日酔いに効く薬ってこんなすぐに効果が出るの?

 

「ほのか、雫ホントに大丈夫?」

「うん」

「はる君がくれたお薬飲んだら頭痛いの治っちゃった」

 

 嘘はついてるようには見えない。本当に不思議だ。

 でもこれくらいで驚いてたら遥の奥さんにはなれないわよね。遥のプロポーズ受けちゃったし、何言われても驚かない準備をしておかないと。

 

 朝食を食べようと立ち上がった瞬間、股間に違和感が。

 さっきお風呂場で中に出された遥のモノが垂れてきたような感覚だ。あ、ヤバいかも。雫ってニオイに敏感だし、精液好きなほのかに気づかれでもしたら……。

 

 さっさと雫から離れようとするが、時すでに遅し。

 

「ねぇ、エリカ」

 

 雫の手があたしの肩にかかる。駄目、それ以上言わないで。遥とエッチしたせいでまだ身体が火照ってるから、これ以上弄られたらあたしが学校休まなきゃいけなくなる。

 

「エリカから遥の匂いがする」

 

 あぁ、終わった。




最後ホラーになった?

アンケート結果を受けて本番行為がある話のタイトルに★を付けました。

ではまた明日19時にお会いしましょう!
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