※この作品はR-18です。

魔法科高校の性春生活   作:八住 楓

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途中で三人称から一人称に切り替わっています。


第36話 4人目攻略編2★

 翌日の早朝、遥と美月は駅で待ち合わせをしてから庭園へと向かった。

 庭園の芝生を縁取る散歩道を歩きながら写生スポットを探すと、鮮やかに彩る若葉の緑が一望できるスポットを発見。早朝ということもあり一番乗りだった二人は、さっそく筆を取り合った。

 

 昼前にもなると周りに人の群れができ、親子連れや老夫婦たちの仲睦まじい声が広がっている。

 

 お腹が微かにぐぅ~と情けない音を響かせ、絵の世界から現実へと帰ってきた。美月はその音の鳴る方へ視線を向けると、苦笑いを浮かべながら自分の方を向いている遥の姿があった。

 

「そろそろお昼にしない?」

「そうですね、私もお腹がすきました」

 

 もうこんな時間、とわざとらしく時間を確認する美月。相手を気遣う優しさを持っているよくできた女性だ。

 

 二人の絵はほぼ完成していた。あとは細部を仕上げるだけなので脳内記憶で終わらせる。片づけをして昼食のためのお店探しをしようと遥が立ち上がった瞬間、美月から声をかけられる。

 

「あの、お昼作ってきたんですけど……」

 

 その一言だけで遥は美月を抱きしめた。キャッ、と可愛らしい悲鳴が木霊したが、周りの人々も見て見ぬふりをするだけの心の豊かさがあった。

 

 「お母さーん、お兄ちゃんとお姉ちゃんたちが抱き合ってるよー」という純粋無垢少年な声に美月は顔を真っ赤にさせる。この少年が遥たちのようになるの日は訪れるのだろうか……。

 

 

「どう、でしょうか?」

「うんっ、美味しいよ! 美月ちゃんはいい奥さんになれそう!」

 

 学食で食べるよりも箸の進みが速い遥の食べっぷりを見て嬉しそうに頬を緩める。待ち合わせの三時間前に起床し料理した甲斐があるというものだ。

 

「美月ちゃんは食べなくていいの?」

「……いただきます」

 

 美月の家は魔法師の家系ではないがそれなりに裕福な家庭である。両親の仲も良好で、もし自分が結婚するなら両親のような幸せな家庭を築きたいと思っていた。

 さらに母に父と結婚した理由を聞いたときに「笑顔が素敵だったから」と言う母の素敵な表情を見たときから、美月も結婚相手は笑顔が素敵な男の人と決めていた。

 

 そして初めて男性で可愛い笑顔をする人物が現れた。それが目の前にいる男だ。可愛いとはかけ離れたクール系な見た目で、無邪気に笑いながら自分の作った料理を頬張っている。それだけで美月のお腹は満たされていた。

 

 少し作りすぎたと思っていた弁当が綺麗さっぱり無くなった。

 

「ふぅ、ごちそうさまでした」

「はいお粗末様です」

 

 美月が食べた量は遥の食べた量の半分にも満たないが、それ以上に美月の心は幸福感に満たされ、至高の時を過ごしていた。いつまでもこの時間が続けばいいのに。

 しかし現実はそう甘くなかった。

 

「あれ?」

 

 美月の頬を雨粒が撫でる。

 

 絵を描いていた時は晴天模様だったが、昼食の時から風が吹き、そしてとうとう雨が降ってきた。

 

「天気予報だと一日中晴れだったのに」

「急いで片付けようか」

 

 彼らがその場から離れる頃には大粒の雨が降り出し、本格的な土砂降りとなる。

 

「通り雨だと思うけど……」

 

 近くの屋根があるベンチで雨宿りするが、遥たちと同じように雨宿りする人もいた。高校生らしき男が美月の方へ視線を向けている。

 

「これ着なよ」

「でも、はるかくんが……」

「いいからいいから」

 

 初めてのデートで気合が入っていたのが裏目に出る。美月の服装は清楚な白のロングワンピースで、雨に濡れて中の下着が透けて見えてしまっていた。

 そのことに美月が気づいたのは、遥から渡された上着に袖を通した時だ。胸元に視線をやると水色が滲んで見えることに気づき、慌てて上着を着る。

 

 周りの目が気になり始め、心臓の鼓動が暴れだす。

 

「ありがとうございます」

「いいよ。気にしないで」

 

 どこからか舌打ちのような音が聞こえてきたが雨音にかき消される。

 

「くしゅんっ」

「大丈夫?」

「はい、大丈夫です」

 

 遥に肩を抱き寄せられ、触れ合う身体の面積が増加したことで美月の心臓は破裂寸前となる。冷えたことも相まって急激に体温が上昇してくる。

 

「濡れたままだと風邪ひくし、ちょっと歩くけど移動しようか」

「どこに行くんですか?」

「俺ん家」

「は、はるか君のお家ですか!?」

「美月ちゃんの家が近かったら送ってくけど」

 

 美月の家は神奈川県の厚木市の中心部から一駅の場所にある。ここからだと一時間近くかかってしまう。

 

「ここにいるのも嫌でしょ?」

「……はい」

 

 美月は他者の視線に敏感であった。心の準備ができていなかったが、遥に顔を向けられると自然と頭が縦に振られていた。

 

 

 少し歩いたところに遥の別邸があった。遥はその場所をヤリ部屋と呼んでいるが、性行為するためだけの場所にしては少々豪勢なものとなっている。

 宮内グループが保有するホテルの中でもトップ三に入る高級ホテルの最上階。百万ドルの夜景を一望することができる極上のスポットだ。

 

 本来は手に入ることはできなかったが、司波深夜との交渉で大金を手にしたためこの部屋を入手することが叶った。

 もちろん遥の恋人全員も来たことがあり、来たものは全員興奮しながら遥との夜を過ごしていった。彼女たちとの甘美な時間を過ごすことに比べたら億程度の金ははした金である。

 

 

「どうぞ」

「……お、おじゃまします」

 

 ホテルに入る前から委縮しっぱなしの美月だが、ホテルに入ってからもずっとこの調子だ。蛇に睨まれた蛙じゃないが、緊張で表情が引きつっている。

 

「ここがはるか君の住んでる部屋ですか?」

「普段は別の所で暮らしてるけど、大切な人を喜ばせたい時にはここを使ってるんだ」

「……たいせつなひと」

「俺にとって美月ちゃんは大切な人だよ」

 

 雨に打たれて熱が出たわけではないが頬が真っ赤である。

 

「シャワー浴びてきなよ。着替えは……女の子の服は無いから俺の服を着てもらうことになるけど」

「は、はるか君が先にどうぞ!」

「俺は後からで大丈夫だから。それとも一緒に入る?」

「い、一緒にっ!?」

「ふっ、冗談だよ。早く入ってこないと俺が風邪ひくから、ね?」

「わかりました」

 

 そう言われては美月の選択肢は一つだけだった。まさか男の人の家でシャワーを浴びることになるとは思いもしなかった美月は、動揺したままシャワーを浴びることに。

 

(気持ちいい)

 

 冷えた身体に安らぎが宿る。

 

(はるか君と一緒に……)

 

 遥から提案されたことを思い出す。もしあの場で一緒に入ることを了承していたら今頃どうなっていただろう。想像するだけで美月の身体が火照っていく。

 

「はるか君のお洋服」

 

 浴室から出ると着替えが用意されていた。上下灰色のスウェットだ。匂いを嗅ぐと洗剤の良い匂いはするが、遥の匂いはしないことに落胆しながら着替えていく。

 

(……洗って返せばいいかな?)

 

 下着も濡れてしまっている。直接服を着ることに抵抗があったが、一時的なモノと割り切る。

 

「やっぱり大きい」

 

 上を着るとワンピースのように太腿まで覆ってしまう。一瞬この格好で出ていこうかと考えたが、はしたない女だと思われるのが嫌でちゃんと下も履いた。

 全身を遥の物に覆われた喜びを噛みしめながら、遥の元へと急いだ。

 

「はるか、くん?」

「あぁ、やっぱりちょっと大きいね。乾くまで我慢してね」

 

 二人の服がハンガーにかけられ並んでいた。

 

「はるか君もシャワー浴びてきた方がいいですよ」

「そうだね、じゃあ入ってこようかな……冷蔵庫の中に飲み物とか入ってるから勝手に飲んでいいから」

「はい、ありがとうございます」

 

 入れ違いで遥が浴室へと向かう。再び静寂が訪れ、一人で部屋にいるのが恥ずかしくなった美月は壁に飾られている絵を見始めた。

 

 どれだけ時間が経ったかわからないが、遥がシャワーから上がるまでの間、美月はずっとその絵を見続けていた。

 

「ふぅ……」

「あっ、はるかく、んっ!?」

 

 胸元を大きく開いたバスローブ姿で出てきた。思わず美月の視線が遥の胸元に向けられたが、すぐに目を逸らした。

 

「何か飲む? といってもお茶か紅茶かコーヒーくらいしか無いんだけど」

「えっと、その……お、お茶を、おねがいします」

「おっけー、温かいのでいい?」

「は、はいっ」

 

 水も滴るいい男。

 艶やかな色気が醸しだされ、胸元に見えた筋肉が何度も美月の脳内に焼き付いていた。

 

(すごい筋肉だった)

 

 制服の上からではわからない遥の強靭な肉体。

 甘いマスクの下にはあれほどにも引き締まった身体が隠されていたのかと、美月は遥の身体に夢中になっていた。

 

 男に免疫のない女性ほど男の身体に興味があるものだ。

 バスローブを脱いだら……なんて妄想を膨らませながら、美月は遥の後ろ姿を見つめていた。

 

 

 

 

 

 

 

 シャワーを浴び終えると美月ちゃんは壁に掛かった絵を眺めていた。そして俺に気づくとこちらを見てきたがすぐに視線を逸らされた。初心な反応に思わず笑みがこぼれる。

 

 美月ちゃんが飲み物を飲んでいなかったのは僥倖である。これで自然な流れでお茶を飲ませることができる。俺の媚薬成分が入った汗入りのお茶が。

 シャワーを浴びたばかりで額から汗が滲み出ている。俺はそれを美月ちゃんが飲むお茶に入れると、美月ちゃんの前に置いた。

 

「どうぞ」

「あ、ありがとうございます」

 

 美月ちゃんは媚薬成分が入ったお茶を口に含む。

 

 俺の能力を使えば媚薬だろうと睡眠薬だろうとバレずに使うことができる。まあ性行為の最中、俺の媚薬成分入りの汗を飲んでも彼女たちに変化は見られなかったから大した効果は無いんだろう。

 元々俺と性行為すると身体が最高潮に高められるため、媚薬を使わなくても乱れてくれるし、不要な能力だったか。

 

 そんなことを考えていると、美月ちゃんの手からコップが零れ落ちた。絨毯の上に落ちたおかげでコップは割れなかったが、お茶が美月ちゃんの脚にかかっている。

 

「大丈夫美月ちゃん!? 火傷してない?」

 

 灰色のスウェットが黒いシミを作っていく。急いでタオルで美月ちゃんの身体を拭こうとした瞬間、俺の身体が美月ちゃんに押し倒されていた。

 

「美月ちゃんどうしたの?」

「……はぁっ、はぁっ」

 

 俺を絨毯の上に押し倒し、馬乗りになりながら胸に顔をうずめている。荒い吐息が聞こえる。

 

「わたし、おかしいんです……」

「ん?」

「……さっきから胸がドクンドクンってうるさくて、こんなの初めてで、どうしたらいいんでしょうか?」

 

 目の焦点が合っていない。熱が出たのかと鑑定すると【興奮状態】【性的快感増幅状態】と表示される。

 もしかして媚薬の効果か?

 

 人によって薬の効果が異なるというけど、美月ちゃんは媚薬の効果を大きく受けやすいタイプの子だった。

 

「美月ちゃん」

「はぁい」

「それを鎮める方法を知ってるよ」

「ホントですか? お願いします、教えてください……」

 

 両手を美月ちゃんの美月ちゃんの頬に添える。髪の毛をかき分けて顔を覗き込むと、耳まで真っ赤に染まっていた。

 

「じゃあ行くよ」

「はい」

 

 ちゅっ、と口づけをした。美月ちゃんは突然のことに何が起きたか理解できていない様子だったが、しばらくそのまま見つめ合っていると、急に上体を起こした。

 

「は、は、は、はは、は、はる、は……」

 

 媚薬の効果は切れていないが我に返ったようだ。

 

「もしかして初めてだった?」

 

 美月ちゃんは壊れたブリキのもちゃのように何度もコクコクと小さく頷く。

 

「どうだった?」

「……わから、ないです」

「わからない?」

「その、急すぎて……」

 

 なるほど、もう一度キスしてくれと言ってるわけだな。

 

「わかった。じゃあもう一回しよっか」

 

 俺も上体を起こして美月ちゃんと見つめ合う。向かい合いながら抱き合うと、美月ちゃんの頭の位置がちょうどキスしやすい場所にある。

 

「今度は少し長くキスするね」

 

 ギュッと目が瞑られる。そのまま顔を前に移動させると柔らかな感触が唇に伝わる。んふぁ、と鼻息が顔にかかるが、啄むように美月ちゃんの唇を堪能する。

 

 唇を重ねるだけ。ただそれだけなのに、肌を通じて美月ちゃんの心臓の鼓動が聞こえてくる。それは長距離を走り終えたばかりの暴れっぷりだ。

 唇を離すと美月ちゃんの目から涙がこぼれ、誤魔化すように微笑んだ。

 

「嫌だった?」

「……ぐすっ、いえ、違うんです」

 

 舐めるのを我慢して指で涙を弾く。

 

「……嬉しくて」

 

 美月ちゃんは男心をくすぐるような女性だ。この台詞も計算じゃなくて本心から言ってるからたちが悪い。

 

「もう一回する?」

「……はい」

 

 今度はさっきより長いキスをした。

 

 そして手と脚を首と腰にしがみついてもらって寝室へと運ぶ。ベッドの上に押し倒すと、これから起こる出来事を想像したのか枕に顔をうずめていた。

 

「エッチしたくなっちゃった」

 

 キスの最中、美月ちゃんは俺の股間が盛り上がっていくのを感じていただろう。枕越しに俺の股間をチラ見してくる。

 

「あ、あの……」

「ん?」

「わたし、初めてなので……」

「大丈夫。優しくするから」

「……はい」

 

 週末の昼過ぎの情事。

 

 スウェットを脱がせる。下着を身に着けていないため、すぐに白い肌が目の前に現れた。さらに腕では隠しきれないほどの巨大で水蜜桃のようなみずみずしい肉房が呼吸とともに揺れている。

 

「んぁっ」

 

 ひとたび触れれば吸い付いて離れぬ間所の弾力。ふっくらとした脂肉に満ちた白い肉峰は、揉みこむほどに柔らかさが増し、いくら揉んでも一向に飽きがこない。

 

「凄く柔らかい」

「ンゥ……」

 

 俺は美月ちゃんの胸に顔を埋める。その柔らかさを頬に感じつつ匂いを吸い込んだ。そのうえで頂にある薄桃色の突起を口に含む。

 

「ンンッぁ!」

 

 実は硬く弾力があって、新鮮な果実のようでもあり、噛み切れない肉のようでもあった。

 

「か、んじゃ、ぁめぇっ」

 

 少し刺激を与えてやるだけで身体をくねらせる。美月ちゃんはエッチの才能があるな。

 唾液で光沢を帯びた胸から顔を離すと、今度は下の唇へ手を伸ばす。

 

「えっ?」

「すごい濡れてるよ。本当に初めて?」

「んっ……は、じめて、です」

 

 ヌルリとした手触り、とろけた粘膜が伝わってきて、人差し指は第二関節まですっぽりと埋まってしまった。

 

「ん、ゆび、ながぃ」

 

 膣肉が指に絡みついてくる。あと二本くらいは入りそうなほど緩い膣だ。初めての膣ではない。だが経験が無いというのなら答えは一つ。

 

「一人でしてるの?」

「……」

「指で? それとも……」

「んぁぁんっ……」

「大丈夫だよ。美月ちゃんがどうしてようと俺は幻滅しないから」

「……ほんとぅ、ですか?」

「うん。美月ちゃんのことを知りたいんだ」

 

 俺の想像は当たった。

 

「でぃ、でぃるどで、してます」

 

 ディルド男の陰茎と同様の形状をしていて、自慰行為や性行為において用いられることが多い。性行為だけではなく、芸術家が作品のために手に入れることがあると聞いたことがあるけど、美月ちゃんは前者だろう。

 

「いつ頃から?」

「……は、はるか君と、恋人になってから、です」

「ふぅん、じゃあ俺のこと想いながらオナニーしてたんだ」

「……は、ぃぃんっぁあ!」

 

 質問しながら指でクリトリスを摘まむと軽く身体が跳ねた。

 

「イッた?」

「……んふっぁ、はぃ」

 

 男は一度イけば終わりだが、女性は一度イってからが本番。荒い呼吸を整えさせる。

 

「美月ちゃんって俺を想いながら一人でするようなエッチな子だったんだ」

「ぅぅっ」

「ディルドなんて普通の子は持ってないよ?」

 

 快感と羞恥心から涙をこぼす。言葉で責めながら下の唇は二本の指を飲み込んでいく。

 

「これからはディルドなんて使わないで、俺を使っていいからね」

 

 耳元で呟きながら、中に入れた指先で美月ちゃんの弱い部分をノックすると二度目の絶頂を迎えた。

 

「こんな簡単にイッちゃうなんて美月ちゃんは悪い子だなぁ」

「……ごめ、ん、なさいっ」

「今度は俺も気持ちよくなろうかな」

 

 ――大きい。そう聞こえた気がする。バスローブを脱ぎ捨てると露になる俺のシンボルは美月ちゃんが想像していたより凶暴に見えたのだろう。

 へそに当たるほどにそそり勃ち、シャワーを浴びたばかりだというのに濃密な男の匂いをたてる。我慢できないそれは先端から透明な液を垂らし、ピクピクと脈動し不規則に動く。

 

 そういえば彼女たちに合わせてサイズを巨大化させたままだったな。

 

【20.3/5.2】

 

 処女の膣には入りきらない大きさかもしれないが、美月ちゃんであれば入ってしまいそうな感じがする。

 

「すご、ぃ」

「ディルドよりも大きい?」

「は、はい」

 

 ディルドに美月ちゃんの初めてを奪われたし、せめてディルドより気持ちよくさせてやろう。

 咥えさせようと思ったが、下の唇を見ると俺の逸物を今か今かと待ちわびているようにひくついていて、狙いを変えた。

 それに俺の理性が早く入れろと訴えてくる。

 

 淫らな蜜を滴り落とす肉びら目がけて逸物を固定する。亀頭の割れ目が甘蜜に触れた。美月ちゃんの期待する吐息に耳を傾けながら、逸物で猥褻な唇を下から上へと擦り上げる。

 これ以上濡らす必要はない。

 

「挿れるよ」

「あのっ……!」

 

 美月ちゃんから待ったがかかる。このまま挿入してもいいのだが、美月ちゃんの脚を広げたまま見下ろした。

 

「こ、この体勢は……その、恥ずかしくて」

「顔が見られるのが嫌?」

「はぃ」

 

 そういう人もいる。人に見られていると気が散ってイけない人はいる。自分のだらしない表情を見られるのが恥ずかしくてエッチに集中できないらしい。

 一度ヤッてしまえばこっちのものなのだが、最初くらい美月ちゃんの言葉を聞くとしよう。

 

「これなら大丈夫だよ」

 

 これはこれでいい。身体を反転させて美月ちゃんのお尻を眺める。果蜜にぬらぬら光っている薄桃色の割れ目がヒクヒクと息づいているのがわかる。

 お尻を掴んで左右に広げると可愛らしい穴が見えたが、これはまだ必要ない。

 

「じゃあ、美月ちゃんの初めて、いただきます。んぉっ!」

「ンンンんぁぁっっっ!!!」

 

 ボリューム豊かな尻肉が揺れ、俺の逸物を飲み込んだ。

 

「ぁ、ぁ、っぁ」

 

 トロトロの肉襞がぴっちり絡みついてくる。やはり血は出てこなかった。白いキャンバスを鮮血で汚すのが好きだったんだが仕方ない。

 

 ここが美月ちゃんの最奥だな。俺の逸物を馴染ませるようにしばらく動かないでいると、美月ちゃんのむっちりとしたお尻が、クイクイと前後に小刻みに動く。

 顔を見られるのが恥ずかしいと宣っていた女が自分で快楽を求めて腰を動かしていたのだ。

 

「ここがいいんだ?」

「ぁんッ、気もちぃぃですっ!」

 

 一番弱いところを先っぽで突いてあげると美月ちゃんの身体が小刻みに震えた。更に雁首で引っ掻くと枕に顔をうずめて喘ぎだした。

 

「ンンッ……んっ……ぁぁっん!」

 

 膣壁がうねり、俺の逸物を締め付けてくるが、それを振り払うように腰を一気に引き抜いた。

 

「んぉおおっ、んぁっぁっ!」

 

 快楽を示す愛の蜜液が逸物と一緒に体外に飛び出した。抜いた後の膣は、まだ俺の逸物の形を成していて、物欲しげにワラワラと蠢いている。

 

「ここから激しくするからね」

「……んふっ」

 

 高速に抽送を開始する。そのたびに美月ちゃんの二つの大きな脂肉が揺れ、後ろから強めに掴んでやると嬉しそうに声を荒げた。

 

 ほのかちゃんの胸がマシュマロのような柔らかさだとすれば、美月ちゃんのはプリンやゼリーのような形質をしている。

 俺の指を食い込ませ、離すと一気に胸が弾ける。

 

「ぁっ、はる、か、くんの……きもちっ……ぃぃっぁん」

「……一度、だす、から」

「ふぇっ?」

 

 こみあげてくる射精感に抗うことなく美月ちゃんの奥に放出する。

 先っぽが膨らみ、熱い滾りがドクドクと脈打ちながら膣全体に広がっていくと、急に逸物を締め付けてきた。

 

「あぁっダメッッ……イッちゃうっ……ぁああんっ!」

 

 絞り出すように最後の一滴を放出したタイミングで美月ちゃんの下半身が痙攣した。まるで俺の絶頂に合わせるかのように美月ちゃんの腰が反ったと思ったら力なくベッドに倒れこむ。

 

「ぁっ……しゅご、ぃ、です」

 

 やはり美月ちゃんは男を喜ばせる才能がある。

 

「えっ?」

 

 美月ちゃんの身体を持ち上げると俺の腰に跨らせる。射精して挿れたままの状態で背面騎乗位に移行。

 

「だ、したばかりなのに……おおきぃ、ンンぁっ!」

 

 同人誌を描いているだけあって性の知識も男の知識も豊富。だけど俺の逸物は常識外れの化け物なんでね。

 

 イッたばかりで敏感になった身体では快楽に勝てないようだ。美月ちゃんに腰を振ってもらいたかったが、そのまま俺の身体に重なるように倒れてきた。

 

「らめぇです……ぁっ、そこっ……んんんぅぅぅっ!!!」

 

 俺の上で淫らに喘ぐ美月ちゃんの口を塞ぐ。こうなれば顔を見られても気にならなくなる。舌で唇をノックすると、美月ちゃんの唾液が舌に絡んできた。

 

 ちゅぱっ、ちゅっちゅっ……。下手くそな舌遣いだった。下の唇は経験できてもディープキスまでは練習できなかったか。

 美月ちゃんは舌を吸われるのが好きなようで、唾液と一緒に舌を吸い上げると、身体と連動して膣の肉がビクビクと震えだす。

 

「あぁっ、また……イクイクイクッッ」

「俺も一緒にイクよ」

「いっしょにッ……ダメっ、もぅ、イクっ……イっちゃ……っぁぁっ」

 

 二度目だが熱く煮えたぎった欲望のエキスが美月ちゃんの肉洞に向かって噴出していく。遅れること数秒、美月ちゃんはまた悲鳴に近い喘ぎ声を放ち、ガクガクと全身を揺らしていた。

 

 際限のない淫欲地獄の沼に嵌っていく。快楽の扉が短時間に何度も開かれた美月ちゃんの身体は限界を迎えていた。

 

「はる、か、くんの……おちん、ちん、しゅきっ」

 

 卑猥な言葉を口にし、快感を告げると、失神したようにぐったりを目を閉じた。

 

「俺はまだ満足してないんだけどな」

 

 身体から美月ちゃんを下すと、正常位のまま美月ちゃんを犯す。更に二度、膣内に射精するとようやく俺の性欲値が落ち着いてきた。

 

 気づけば俺の身体には美月ちゃんの汗やら愛液やら大量の液体がこびりついていて、それが性の匂いを充満させていた。

 

「シャワーは、美月ちゃんが目を覚ましてからでいいか」

 

 お腹を撫でると美月ちゃんの恥部から俺の精液が大量に出てきた。

 いつ見てもこの光景は俺の胸を躍らせてくれる。百万ドルの夜景よりも魅力的な景色だ。

 

 美月ちゃんが起きるまで顔や指で柔らかな胸を堪能していた。

 

 そして彼女が目を覚ましたのは一時間後のことだった。

 

「んっ、んぅっ……あ、れ?」

「おはよう」

「……ッッッ!?」

 

 胸に抱かながら眠っていた美月ちゃんは、俺の顔を見た瞬間に顔中の皮膚を真っ赤に染めあがらせた。

 

「身体は大丈夫? 辛くない?」

「……え、あ、はい」

「美月ちゃん、すっごく気持ちよかったよ」

「あっ……」

 

 頭を撫でる。ピロートークも大事な性行為である。これを疎かにすると次は来ない。

 

「美月ちゃんはどうだった?」

「……きもち、よかったです」

「ふふっ、よかった」

 

 ちゅっ。

 

 頬にキスすると美月ちゃんの顔が枕に沈んだ。

 

「あ、あれっ?」

 

 自分の顔を触りながら俺の方を見てくる。

 

「眼鏡ならベッドの横の台に置いてあるよ」

「え、っと……はるか、くん、ですよね?」

「うん、そうだけど」

 

 俺の存在を確かめるように俺の頬を触ってきた。

 

「います」

「そりゃそうだよ。どうしたの?」

「はるかくんから、光が見えないので……えっ?」

 

 美月ちゃんは霊子放射光過敏症で、眼鏡をしていないと霊子の活動によって光が生じ、その光に対して過剰に反応してしまう。

 その光が見えないのに驚いているのだろう。俺にもその理由はわからないけど、説明しないと面倒そうだ。

 

「それは俺の身体のせいかな」

「え?」

「俺はBS魔法師で元々特異性な力を持ってるんだ」

「……」

「その力っていうのが、エッチをすると魔法力が上昇する力なんだよ」

「ええっ!?」

「だからたぶん、俺とエッチしたことで美月ちゃんにも俺の力が宿って、一時的に目の力が収まってるんじゃないかな?」

 

 これまでもBS魔法師で特殊な力があると説明してきてるんだから、この際能力が一つ増えたところで何も問題は無い。

 

「目の力をコントロールしたいって言ってたけど、もしかしたらその問題が解決するかもね」

「でも、それは……」

「俺が美月ちゃんの力になりたいんだよ」

 

 そう言って抱きしめる。

 美月ちゃんが自分の力でコントロールしたことにならないが、一歩前進したと考えてくれればいい。

 

「はるか君」

「美月ちゃん、好きだよ」

 

 そしてまた俺と美月ちゃんは一つになった。

 

 雨が止み、服は乾いたが、俺たちの渇きを収まらない。

 

 その日、美月ちゃんがこのヤリ部屋から出ることはなかった。

 




美月攻略編完。

一ヶ月間お付き合いいただき誠にありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。
良い年を。

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