※この作品はR-18です。

魔法科高校の性春生活   作:八住 楓

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第58話 真由美の嬌声★

 日が昇る前、まだ夜が残る部屋は薄闇に包まれていた。

 

 遥はフットライトを頼りに部屋の奥に進み、胸に抱く真由美の身体をベッドに寝かせた。そしてそのまま馬乗りになって真由美の唇を食そうとした瞬間、真由美の両手が遥の胸へ伸びる。

 

「あっ……まって……」

 

 拒絶ではない。むしろ身体は遥を受け入れる体勢が整っていたが、まだ冷静な思考力が残っていた。

 

「隣で摩利が寝てるから……」

 

 親友とはいえ、自分の痴態を見られるのは抵抗があった。もしくは遥との関係を隣で眠る友に知られるわけにはいかないという思いがあったかもしれない。またはその両方か。

 

 羞恥心と恥辱感の小波が真由美の身体を蝕む。

 

「じゃあこれならいいですよね?」

 

 遥はベッドの上の布団を手に取ると、二人の身体を包むように覆った。これで簡易的な密室空間の出来上がり。

 防音仕様の障壁を張ることも可能だが、あえてこうすることで真由美の抑制された感情を見ることができる。

 

 これで少しは真由美も気持ちが緩むだろう。

 布団の布擦れの音と真由美の息遣いだけが聞こえてくる。

 

「んむッ……ンンッぅ!?」

 

 遥は『気配察知』で真由美の姿を鮮明に目視している。

 光が一切存在しない空間で的確に真由美の唇を塞いだ。

 

「んっ、らめっ……んちゅっ……んぅぁ……」

 

 とっさの事で遥を押し返そうとした真由美だったが、さらに強く唇を弄ばれ力を抜いた。

 貪るような口づけだ。男らしい力強さと荒々しさがありながら、繊細な唇の動きに骨抜きにされていく。

 

「はるぅ、ちゅっ、かぁ、くぅんっ……チュクッ、ンンッぅ……ちゅぷっ」

 

 受け身だった真由美も、やがて舌を差し入れ、遥の舌と絡み合った。あとは夢中で唾液を奪い合う行為が続けられる。

 

「ぁまぃ……んっ、んぁっ……ちゅっ」

 

 唇から甘い疼きが下腹部やカラダの末端へと広がる。

 

 シャワーによって温められた体温が部屋の冷房によって冷められ、そして再び遥との口づけで熱を帯びてくる。

 真由美のカラダがじっとりと汗ばんできた。

 

「ンはぁっ……ハァーッ、んぁっ、んちゅっ、ちゅぷりっ、ぁっ……ンンッッ!」

 

 唇が離れたかと思うとまた強く舌を吸われ、唾液の交換が始まる。

 息する間もなく、酸素を求めて口を開けば入ってくるのは遥の唾液だけ。とてもじゃないが冷静な思考でいられるはずがなかった。

 真由美は憑りつかれたように遥の唇を求めた。

 

 一方遥は真由美を翻弄しながら彼女の身体を『鑑定』していた。

 昂られたカラダは今何を求めているのかが正確な数値となって伝わってくる。それによると真由美が今一番触れてほしいところは、女性が一番敏感なところだった。

 

 遥の手がスカートの中に入り、太腿を這い上がって下着の底へと伸びていく。

 

「ンンッ!?」

 

 布越しに恥丘のくぼみを撫でられると、口を塞がれている真由美は鼻からくぐもった声を漏らしながら腰をくねらせた。

 

 抵抗力が強くなり、真由美の両手が自分の恥部に伸びる遥の手を抑える。

 

 遥は舌の動きを止め、唇を僅かに離した。

 

「ソコは、だめっ……っ」

 

 息が絶え絶えになりながらも真由美の口から洩れる声。甘ったるい息が遥の顔を撫で、唇の口角が上がる。

 

「こんなに濡れてるのに?」

「ひゃっっっ!?」

 

 中指を伸ばして下着ごと縦に裂けた蜜潤の割れ目を突く。

 真由美の手で抑えられてはいたが、中指を伸ばすとギリギリ割れ目を掠めた。しっとりと指先に湿度を感じ、さらに奥へ突こうとすると真由美の口から喘ぎ声が零れた。

 

「あんっ、だめッッ!」

「そんな大きな声出して良いんですか? 布団をかぶってるとはいえ摩利ちゃんに聞こえちゃいますよ」

「だってぇ……んっ」

「良いですよね?」

「だっ……め、そこは……まだっ……」

「まだ? あぁ『結婚まで純潔を守り続けるのが淑女の嗜み』でしたっけ?」

 

 性が解放された時代は真由美が生まれるはるか昔に終焉を迎えた。重婚制度ができてからは性に関しての意識が多少緩和されたものの、それでも真由美のような考えを持つ者は多い。それほど悪しき習慣が人々の中に根付いているというわけである。

 

「俺と結婚すれば問題ないんじゃないですか?」

「ぁ、んっ……そんな簡単に……。私には、一応婚約者がいるのよ?」

 

 魔法師は早婚が求められている。十師族となれば幼い頃から許嫁や婚約者がいるのが当然という中、七草家当主は娘たちに甘い人間のようだ。

 真由美にも形式上婚約者はいるが、あくまでも婚約者候補がいるというだけ。正式な婚約者はまだ決まっていない。

 おそらく真由美が学生の内は彼女の意志が尊重されるだろう。

 

「こんなにも可愛らしくて素敵な女性を放っておく婚約者なんて男として最低ですよ。俺ならそんなことはしません」

「……他の子にもそういうことを言ってるんでしょう?」

「さあ? 今は真由美ちゃんのことしか考えられないのでわかりません」

「そんなこと言って……誤魔化されないんだから」

「ホントですよ。ちゅっ」

「んっ……」

 

 触れるだけのキス。

 

 どんなに強靭な信念を持っていたとしても、優しいキスを何度も繰り返していけば崩れることは実験済み。

 

 真由美は五回ほど音を奏でると声が揺らぎだした。

 

「本当に……だめっ、だからね?」

「わかりました。でも、俺は真由美ちゃんのことが好きなのは理解してください」

「ぅん」

「好き」

「んちゅっ……んんぅっ……ちゅぅう」

 

 必死に唇を押し当てる。

 二人の唇の隙間から零れる艶めかしい音が鼓膜を震わせ、徐々に感情を昂らせてくる。

 

「真由美ちゃんは俺のことどう思ってますか?」

「……ぁ、っ……わ、わからないわ」

「そうですか……じゃあわかるようになるまで気持ちよくさせてあげますね」

「んぁっ、ちょっ、と……はぁっ……ふっ……」

 

 遥の唇が真由美の唇から離れると、なぞるように顎から首筋、鎖骨へと下がっていく。

 

 首を甘噛みされているというのに、足の先にまで電気が走ったような感覚に混乱する真由美。吐息が漏れるが、必死に声を我慢する。

 

「こんなの……はっんっ……だってぇ、考えられるわけないじゃない……ぁっ」

 

 快感が全身を襲い、思考力が低下しているようだ。しかし、僅かに残った理性が真由美を我に返らせる。

 

「だ、めっ……くびは……きょう、クラウドボールがあるからぁ……はぁっっ」

「くちゅっ……真由美ちゃんはエッチで際どいウェアで試合に出るんでしたね。このままじゃあ首にキスマークが付いたまま試合することになりますよ」

「えっちって……んっ……普通の格好よ?」

 

 真由美は今年で三年目になるが、毎年似たようなユニフォームで試合に出ている。

 実力だけではなく見た目から多くのファンを生み出しているのだが、どんな格好で試合するのかは今日の試合で明らかになるだろう。

 

 あの姿を普通という真由美の感性は、やはりこの年代の人たちと考え方が違うようだ。それとも十師族であるがゆえに見られることに慣れてしまっている弊害なのかもしれない。ならば、今度は露出プレイも良いのではないかと考える遥だった。

 

「仕方ないので首は止めておきます。その代わりに……」

「あっ、そこっ……そんなところ……だめっ、あぁっ……はる、か、くん、ふぅ、んっ……」

 

 制服のボタンを唇と舌で外すとそのまま柔肉を啄む。

 真由美は動揺したように声を荒げだすが、遥の舌は止まらない。

 

「あんっ!」

 

 喘ぎ声が漏れる。もしかしたら摩利にも聞こえるほどの大きさだったかもしれない。

 焦った真由美は右手で口を押えるが、残った左手だけでは遥の口の動きを防ぐことはできなかった。

 

「ンンンッッ!!!」

 

 胸を覆いつくす布を剥ぎ取る。そして顔をつけ、乳首を吸い上げた。

 

「ンはぁッッ!!」

 

 唐突な刺激に反応し、真由美の総身は硬直した。

 舌が動き始め、乳房の果実をチロチロと舐めまわされると、それだけでビクン、とした疼きが広がっていった。

 

 あっという間に乳首がしこり立つ。

 

「だめだめっっ、ぁあっ……っ」

 

 舐めまわされては軽く吸い上げられ、また舌先で突かれると、乳首だけではなく下半身の果実も同時に触られているような感覚に襲われる。

 

 真由美も年頃の女の子。幾ら婚前交渉を拒むほど強い意思の持ち主だからと言って自慰行為をしたことが無いわけではない。

 いつかは自分も男と結ばれる。その時に備えて自分で弄り、感覚を知っておくべきだろうと練習していた。

 

 練習では自分の気持ちいいところばかり触れていたためすぐに絶頂に達していた。そのせいで自分は感度が良いのかもしれないと思っていた真由美だったが、実はそうでもなかったりする。

 

 真由美の性感帯は指の爪一個分程度の部位が複数点在するだけの複雑な身体をしていた。

 あまりにも限られた場所にしか無く、それも順序立てて愛撫してあげないと感じないほど不感体質だった。

 

 並の男では真由美を満足どころか快楽を与える事すら難しいだろう。だがしかし、この世界で真由美を満足させることができる数少ない人物が目の前にいた。

 

 偶然なのか運命なのかはわからないが、二人は出会ってしまった。

 

「あぁっ……はっ……ンンンッゥっ!!!」

 

 ビクビクンッ、と真由美の身体が震える。疼く身体を癒されたいという感情が爆発した。

 

「……すきですよ。あいしています」

「んんっ……ちゅっぷっ……んっ、んぅっ……」

 

 唾液の交換が再開される。

 気づけば真由美の両手で遥の首の後ろまで周り、真由美の方から遥を求めていた。

 

「ぁまいっ……んちゅっ……ぷちゅっ、ぢゅるっる」

 

 真由美が必死に遥の舌を求める中、遥の手が再び真由美のスカートの中に忍び込む。

 

「ああう……あぁっ……あぁっ、んんんっ」

 

 食い下がる気持ちなど残っていなかった。真由美も遥の手が自分の下着を越えて直接中に入り込もうとしていることに気づいていたが、キスで誤魔化した。

 キスに夢中になっていたせいで抵抗するのが遅れたと自分に言い聞かせながら、遥の指が秘部で蠢くようにちろちろと細やかに動き始め、真由美はその快感に内腿を震わせた。

 

「んぁっ……ちゅくっ……んんぁっ、んんっ……んんんんんっ……ぃぃっ、イぃっ……」

 

 真由美の舌の動きが止まり、いい、という言葉が漏れる。

 

 遥の指の動きは、今まで自分で弄るときよりも上手い。強すぎず弱すぎず、触られたいところを、まるで心を読んでいるように的確に滑らせていく。

 そうじゃない、ここは違うのね、と自分の身体を確かめたことがあるが、その時に味わえなかった快感が真由美の身体を支配する。

 

 顎を突き上げ、真由美は絶えず喘ぎを漏らす。

 その喘ぎが布団の外へと響いていることも知らずに喘ぎ続ける。

 

 やがて、いつまでも続く法悦の波が訪れた。途切れることなく優しいうねりが繰り返し寄せてくる。

 

「あっ……あぁっん、きもちぃ、っ……ンンッ……」

 

 絶え間なく訪れて総身に広がっていく悦楽の波に恍惚となった。

 

 遥の唇が離れ、真由美の喘ぎ声をとざすものが無くなる。

 

 静かな空間で真由美の激しい呼吸音が響き、下の方からびちゃ、びちゃっと、水音が反響してきた。

 

「聞こえますか? 真由美ちゃんの身体から出た液体がこんなエッチな音を出してます」

「はぁっ……んっ……しらないっわ」

「今度は指じゃなくて何を入れようかな」

「えっ?」

 

 その言葉に興奮し、総身がそそけ立った。小さな法悦の波は徐々に収まっていくが、遥の言葉によって新たに子宮が疼いた。

 

「それだけは、ほんとに、だめ、だからね?」

 

 形だけの抵抗。本当は期待している自分がいるが、自分からそれを求めることはできない。

 

 言葉とは裏腹に遥の首に抱きつく手の力が強まった。遥はニヤリと微笑みながら真由美にキスする。

 

「んちゅっ……んふっ……いぃ、す……きぃ……んぅ」

 

 自然と声が漏れる。真由美の口からすき、と声が漏れた瞬間。真由美は自分で言ったことに気づいていないが、遥の耳は確かに聞いた。

 

 興奮と昂りが最高潮に達する。

 

 遥は口づけしながら少しずつ体勢を変えていく。真由美のスカートをめくり上げ、足の間に自分の身体を潜り込ませる。

 動きづらい状況でも遥にとってズボンとパンツを脱ぐことなど赤子の手をひねるようなもの。

 

 暗闇だからこそ真由美の恥じらいの表情は見えないが、気づかれずに勃起した逸物を取り出す事はできる。

 

 絹のような太腿の感触を味わいながら、真由美の両足を広げた。

 

 そしてそのまま巨大に膨れ上がった逸物を真由美の蜜潤へと導いた。

 

「ンンンッッッッぅぅぅっッ!!!?」

 

 真由美の鼻と口から洩れる湿った息と、興奮した遥の鼻から噴きこぼれる熱い息が混じり合い、二つの心臓は一つになった。

 

 体験したことのない感覚に真由美の身体が一瞬拒絶反応を示す。遥の逸物を追い出さんとばかりに膣が急激に収縮する。

 処女の締め付けに遥は射精欲がこみ上げてくるが、ぐっとこらえた。

 

 まだ逸物の半分も入っていない。亀頭と竿は少ししか入っていないが、ゆっくりとした挿入ではこの以上先に進むことができない。

 指では感じられなかった蜘蛛の巣のような膜が遥の亀頭に引っ掛かっていた。

 

「あっ……あっ、ぁっ……っ、っ」

「真由美ちゃんの中すごくヌルヌルで気持ちいいですよ。きついですけど、痛みはありますか?」

「……ううん、ぁっ……でも、ぁっ、これ以上は……だめ、ほんとに、こえ、漏れちゃうぅからっ!」

「大丈夫ですよ。声が出るときは俺の唇を使っていいので。どうしてもって時は俺の首に噛みついていいですから。遠慮なく噛みついてください」

「まりに、きづかれちゃう……ぁっ、んんっ……」

「はい、チュウしましょう」

「うん……くちゅっちゅっ……ちゅちゅっぷっ……はぁっ、すごくあつい……」

 

 真由美の性の知識は全て古い見聞録によるもの。初めては痛みがあると古い見聞録で知っていた。しかし、実際に体験してみると身体の中を突き抜ける圧迫感こそあれど、痛みよりも快楽の方が強かった。

 

「はぁぁあっ……ぁん」

 

 髪の毛の付け根から手足の指先にまで広がる快感。身も心も溶けていきそうな悦楽の中で、真由美は艶めかしい喘ぎを漏らし続ける。

 

「気持ちいいですよ」

「ほんとぉ、に? 変じゃない?」

「はい。気持ちよすぎて叫びたくなってきました」

「……だめよ?」

「わかってます。それくらい気持ちいいってことですよ」

「そぅ」

 

 真由美の声色が上がる。

 

 真由美の反応を確かめながら遥は逸物と膣を馴染ませるようにゆっくりと腰を動かす。

 

 膣内はすごく狭く、膣襞の感触にゾクリと逸物の裏筋が刺激される。襞は柔らかいが、逸物を締めつけてくる強さは遥がこの世界で経験した誰よりも強かった。

 

 十師族が関係しているのか。はたまた真由美の膣が特別なのかはわからないが、不覚にも精をこぼしそうになる。

 

「真由美ちゃんみたいな魅力的な人とセックスできて幸せ」

 

 心を落ち着かせるために胸を合わせ、軽く唇を塞いだ。すぐに離れて行為に移るつもりが、遥の背中にまわった真由美の腕にギュッと力が入り、舌を動かし始めた。

 

 積極的な真由美の行動に嬉しく思いながら唾液を絡めとる。

 

 口腔はドロドロ、膣内はヌチャヌチャ。処女とは思えない淫乱ぶりに興奮しながら、遥は腰を動かす。

 

 引いた腰を奥に突き出すと、再び蜘蛛の巣のような膜にぶち当たる。

 妙に弾力があり、軽く突くだけでは破けそうにない。遥は膣の入り口部分で抽送を繰り返し、真由美が悦楽の声を漏らしたタイミングで一気に自分の腰と真由美の腰を打った。

 

「ンンぁぁぁッッッッッ!!!」

 

 内臓まで届くような一撃に、、真由美は眉間のしわを深くし、唇から悲鳴のような声を迸らせた。

 その声は布団を越えて部屋に響き渡る。

 

 真由美の膣は深く、初めて用に小さくした逸物では一番奥までは届かない。大きさを【20cm】に設定しなおして腰を動かした。

 

「あうっ! くっ! んんっッ、だめぇっ……だめ、だめっ……あっ、あんっ……ぁっ」

 

 真由美は遥の身体に抱きつきながら、うがたれるままに声を上げ続ける。声は反響し、さらに大きくなって八方から降り注いでくる。

 

「あんっ! こえが、がまんできないから……だめだめっ……ひゃっ、ぁんんっんぅちゅっ……」

 

 ようやく摩利が隣で寝ていることを思い出した真由美は必死に遥の唇に食らいつく。

 どこにそんな力があるのかと驚くほど真由美の腕の力が強く、遥は上下両方の唇をまぐ合わせる。

 

 真由美の舌が絡みついてくる。徹底的に唾液を奪う舌の動き。舌を絡ませては上顎を舐めまわす真由美に、まるで遥の方が犯されているような感覚になる。犯されながら全身を溶かされ、逸物が締め付けられ、自分の意識さえ遠ざかっていくような気持ちよさ。

 

 遥だけではない。真由美も初めてのセックスで全身が痺れるほどの快楽を感じていた。

 快楽の波が総身を満たし、駆け抜けていく。それはまた次の波を呼び、波紋は途切れることなく続いていく。

 

「ああ……ぁんっ、んんっっ……はぁあんっ」

 

 遥の腰が動くたびに悦楽の波は生まれる。

 優しくもあり、身体の奥を貫く力強さがある。男らしい筋肉質な身体に包まれながら、逸物が真由美の一番奥を突いた瞬間、漣のようなやさしい法悦が止まり、一気に火の玉のような絶頂が駆け抜けた。

 

「ンンンんっっっ!!?」

 

 幸か不幸か遥が唇を離した瞬間の出来事。初めて産声を聞いた時のような、愉悦に浸ることができる悲鳴を間近で聞くことになる。

 

「イクッッ……ひゃぁぁあああああああっッッ!!!」

 

 昨日のスピード・シューティング決勝で勝った時に受けた称賛の嵐の何十倍にもなる喜悦が真由美の身体を貫いた。

 

 獣のような喘ぎ声を上げながら、上体をのけぞらせると二人を覆っていた布団がめくれ上がった。部屋には互いの表情を視認できるほどの明るさが広がっており、真由美のだらしなく涎を垂らしながら総身を痙攣させる姿が遥の眼に映っていた。

 

「んぁっっ」

 

 巨大な絶頂が駆け抜けた直後で全身が性感帯になっている。そんな時に太いモノを押し込まれ、膣襞が過敏に反応した。

 

「だめだからぁあっっっ、い、イクイクッ……イってりゅっ……ぁぁあっっ、はるか、ぐぅンンッッっ!!!」

 

 快感を通り越し、くすぐったさと剥き出しの神経を鷲掴みにされているような耐えられない感覚に、真由美は喉が切れるほどの声を上げて逃げようとした。だが、いましめられた両手が背中の下にあり、抜け出すことはできない。

 

「ぁ、ぁっ、ぁっっ、ぁあっっ……ンァッぁああああッッ!!!」

 

 胸を反り返らせ、顔を歪ませながら絶する真由美を見つめながら、遥は最後のスパートをかけた。

 

「イぐぅぅぅっッッッ!!!!」

「俺もイキそう……んぁっ!」

 

 遥と真由美、二人の全身から多量の汗が噴きだし、高熱が放たれた。

 

 遥は真由美の膣奥に熱い精液を何度も注ぎ込んだ。ビクッ、ビクッ、ビュッ……と何度も。

 激しい動きを止めた遥がぐったりと真由美の隣に倒れこんでいった。

 

 今も真由美は快楽の余韻に浸りながら、全身を痙攣させている。

 

「真由美ちゃん?」

「しゅごい……んはぁっ……ぁぁ」

「好きだよ」

「んっ……わたしも、すき……っっ」

「ホント?」

「……えぇ、はるかくん……んぁあ……」

 

 心も体も遥に支配された。

 

 総身を駆け抜ける電流。迸る快感。身体の奥深くに注がれた精魂。

 どれも感じたことのない感覚だが、真由美の胸は幸福感に満たされていた。

 

 横を向けば遥が眠たそうに目を擦っている。そんな姿まで愛おしく感じるようになり、真由美の口角が上がる。

 

「んふっ」

「ん? どうしたんですか?」

「なんでもないわよ……」

 

 セックスの前と後ではこんなにも見え方が違うのかとおかしく思いながら、真由美はしばらく遥の腕を枕に横になっていた。




5人目は真由美でした。残り5名。

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【次回の投稿は2月20日19時予定です】
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