※この作品はR-18です。

魔法科高校の性春生活   作:八住 楓

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第66話 新人戦前夜★

 

 女子幹部たちが緊急会議を開いている頃、運営と達也から解放された遥は彼女たちが待つホテルの部屋へと戻ってきていた。

 

 部屋の中はシンと静まり返っていて、人の気配は感じられない。けれど二人がこの部屋にいるのは確実だった。

 

「ただいま」

「……あ、お帰りハルカ」

「ごめんね集中してた?」

 

 雫は、目を瞑りながらバランスボールの上で胡坐をかいて精神統一していた。遥の真似で始めた集中力を高めるトレーニングだが、雫の場合は集中しているのか眠っているのかわからないほど可愛らしい表情をしている。

 

 目を開けるとバランスボールから降りて遥の元に駆け寄る。

 

「大丈夫だった?」

「うん。摩利ちゃんならすぐに退院できるってさ」

「そうじゃなくてハルカが」

「俺?」

「怒られて言い返したりしなかった?」

「ははっ、まさか。大人しく右から左に聞き流してたよ」

 

 それもどうかと思うが、真面目に話を聞くより賢い選択だ。それよりも新人戦を控えた選手に対して、長時間拘束するのは運営としてどうなのだろう。もしかしてこれも一高に対する妨害なのかもしれない。

 

「偉い偉い、よしよし」

 

 背伸びをして手を伸ばしても遥の頭に届かないため、遥の頬を撫でる雫。お姉さんぶりたい気分なのだろうと、遥も雫のノリに合わせる。

 

「えーん疲れたよぉ」

「んふっ、甘えん坊さんがいる」

 

 膝立ちになって雫の身体に抱きつく。ちょうど慎ましい胸のあたりに頭が沈む。

 シャワーを浴びたのか、シャンプーの香りが鼻腔をくすぐり、顔を見上げると雫のピンク色の唇の端に黒色の汚れが付いていた。

 

「ご飯食べた?」

「ううん、ハルカが来てから一緒に食べようと思ってまだ食べてない」

「じゃあ唇に付いてるのは何?」

「え?」

「ちゅっ……チョコか」

「もぅ、勝手にキスして」

 

 雫の唇に付いた汚れをキスで落とす。すると僅かに甘みを感じ、雫のプンと膨れた唇にもう一度キスをした。

 

「んぅっ」

「美味しい。夕食は雫ちゃんにしようかな」

「ばかハルカ」

 

 嫌そうに見えない雫の表情、匂い、質感、味を堪能しながら、遥は気づいたことを口にする。

 

「ほのかちゃんは寝ちゃったの?」

「……ほのかなら寝室にいるけど寝てないと思う」

「ん?」

 

 含みを持たせた曖昧な言い方に首を傾げる遥。雫と手を繋ぎながら寝室へと向かうと、ほのかは布団を被りながらベッドに横になっていた。

 

「ほのかちゃん」

「……はる君」

「どうした? 気分でも悪い?」

「い、いえ……」

 

 少し怯えたような表情をしている。遥は鑑定でほのかの心情を読み取ると、雫の手を離してゆっくりとほのかが横になるベッドに潜り込んだ。

 ほのかを優しく抱きしめると、両手で頭を包み込んで自分の額とほのかの額をくっつけた。

 

「ほのかちゃん。大丈夫だよ」

「え?」

「ほのかちゃんに何かあったら俺が絶対に守るから」

 

 摩利が事故に遭い、想像以上に恐怖心を覚えていたようだ。

 

 さらに、花音がアイス・ピラーズ・ブレイクで優勝し、深雪や雫らと一緒に花音を祝福した時、花音が『あんな妨害に負けないんだから』という呟きを聞いてしまった。

 

 つまり、摩利の事故が故意的なモノだと気づき、バスでの車両事故も関係しているのではないかと深みにはまっていた。

 

「はる君……」

「俺が嘘ついたことある?」

「……あります」

「あっ、うん、あったね」

 

 純粋なほのかだからこその返答。勿論ほのかに悪気はなく、嘘をつく遥が悪いのだが……。

 

「じゃあ俺がほのかちゃんを救えなかったことはある?」

「……ないです」

「でしょ? もしほのかちゃんが危険な目に遭ったとしても俺が必ず守るから、ほのかちゃんは何も心配しないでいいんだよ」

 

 小学生の頃のイジメ。入学編での暴漢事件。他にも大型犬に吠えられている所を助けたりと、ほのかに危険が迫ると必ず姿を現す。

 その背中が頼もしく、同時に勇気を貰っていた。

 

 遥は今回もほのかを安心させようと声をかけたつもりだった。しかしほのかの表情は優れない。

 

「ありがとうございます。でも……」

「ん?」

「このままじゃ、駄目なんです」

「どうして?」

「いつまでもはる君に頼ってばかりじゃ駄目なんです」

「いいんだよ。助け合うのが恋人じゃないか」

「でも、私は、はる君に助けられてばかりで……」

「ほのかちゃんが笑ってくれることで、俺がどれだけ救われたか。俺はいつも君の笑顔に元気をもらってるよ」

 

 ほのかは自分が遥に依存していることを自覚しているからこそ、それが遥の負担になっているのではないかと危惧していた。

 

「そんなこと言われたら……また甘えちゃいます」

「いいんだよ甘えて。俺に甘やかさせてよ」

「でも……」

「雫ちゃんはなかなか俺に甘えてくれないから、ほのかちゃんが甘えてくれなきゃ俺寂しくて死んじゃうかも」

「失礼な」

 

 ベッドの横から不満そうな雫の呟きが聞こえてくるが、二人は見つめ合ったまま視線を逸らさない。

 

「俺が大怪我をしたり、病気になった時はたくさんほのかちゃんに甘えるからさ。今は俺に甘えなよ」

 

 何かのメッセージのようにほのかに伝える。

 

「もしそれが俺の負担になってるんじゃないかって思ってるとしたら、それは俺を舐めてるよね?」

「え?」

「ほのかちゃんや雫ちゃんに甘えられたくらいで俺の負担になるわけないだろ? 俺はそんなにやわな人間じゃないよ」

 

 遥の言葉は、ほのかから成長する機会を奪っているようにも見えるが、そうではない。

 

「それにタダで甘えられると思われても困る」

「えっと……対価、を払えってことですか?」

「ふふっ、対価なら毎日貰ってるよ」

 

 一瞬、何のことかと考えたが、毎日やっていることと言えば……ほのかの頬が僅かに赤らんだ。

 

「俺に、『俺の彼女は凄いんだぞ、可愛いのに九校戦で優勝するくらい凄い彼女なんだ』ってみんなに自慢させてよ」

「はる君……」

「俺がほのかちゃんの心配を取り除いてあげる。だからその代わりにほのかちゃんのかっこいい姿を俺に見せる事」

 

 特にほのかは純愛神に愛された女の子。遥を想う気持ちが強ければ強いほど力を発揮する。遥に依存し、負担をかけることで力が上がる特殊な存在だ。

 

「んふっ、わかりました……ありがとうございます」

 

 彼女のメンタルケアも彼氏にとって大切な義務とも言える。彼女の性格を理解していなければ務まらない重要な仕事である。

 

 ようやくほのかに笑みが戻る。

 

「んっ……んぅっ、今、凄く幸せです」

 

 唇を重ねると、しっとりとした湿度と共にほのかの体温が伝わってくる。

 雫と違って帰ってきてから汗を流していないのか、僅かに汗のニオイを感じながら再び柔らかな唇を奪う。

 

「んっぅ、んっ……ぁっ」

 

 鼻息が顔にかかり、唇の隙間から甘い喘ぎ声が漏れる。

 ほのかの両脚が遥の脚に絡みつき、両手が遥の頬を包み込んでいた。まるで遥の全てを感じていたいと言わんばかりに身体を密着させる。

 

 唇を堪能したところで、舌を絡めさせようと口を開いた瞬間、背中が柔らかなもので包まれた。

 

「二人ばっかりズルい」

 

 雫が遥の背中に抱きつき、肩越しに二人のキスの続きを見る。

 

「むぅ」

 

 雫の眼前には艶めかしい舌の交流が繰り広げられている。

 疎外感を抱いた雫は唇を尖らせるが、遥はほのかとの交流を終わらせると、すぐに雫の唇に口づけした。

 

 ほのかは物足りないといった様子で、雫とキスする遥の頬に近づくと、頬から耳朶のあたりを舐めまわした。

 

「チュッ……チュプゥッ……チュッチュッ」

 

 二つの水音が互いに反響し合い、部屋全体に広がっていく。

 

「ちゅぅ……」

 

 雫とのキスはチョコの甘みと、オレンジの酸っぱさが舌に広がってくる。

 先ほどよりもシャンプーの匂いが強く香り、ねっとりと舌を絡ませると、その甘い匂いが遥の中にも入り込んでくるようだ。

 

「んんんっ……」

 

 普段は決して出さない甘えた喘ぎ声を漏らす。

 

「んはあ……んっ……」

 

 口を離して、雫と顔を見合わせると、二人の舌にはいやらしい糸が引いていた。

 

「私も」

 

 二人を繋ぐ糸をほのかが絡めとり、三度目のキスをする。糸は粘り気を増してほのかと遥の舌を行き来し、大量の唾液となってほのかの喉を通過した。

 

「んごぐっ、ン」

 

 艶やかになった唇が三日月状に笑う。

 淫靡な雰囲気が漂いだし、妖艶な二人の女性が遥の身体にのしかかった。

 

「ほのかちゃん。さっきまでの不安そうな態度はどこ行ったの?」

「全部はる君が解決してくれました。そのお礼です」

 

 ほのかの眼が輝いた気がする。

 

「雫ちゃん。夜ご飯は食べなくていいの?」

「運動の後のご飯は美味しいから」

 

 つまりはそう言う事だろう。このホテルは朝・昼・晩のビュッフェ以外にも二十四時間ルームサービスに対応している。

 

「お腹減ったなぁ」

「私を召し上がれ」

「さっき私が夕食だって言った」

 

 お腹が空いているのは事実だが、目の前の据え膳を食わない遥ではない。

 

「はる君のココは元気いっぱいですよ!」

「身体は正直」

 

 明日から新人戦が始まるというのに緊張感よりも性欲が勝っているらしい。それとも緊張でテンションがおかしなことになっているのかもしれないが、もう後戻りはできない。

 

「明日の試合に寝坊しても知らないからね」

 

 遥は二人のお尻へ手を伸ばす。手のひらいっぱいに広がる肉の弾力。左右の手で異なる感触を楽しんでいると、二人はお構いなしに動き出した。

 

 ほのかはいそいそと遥のベルトを緩め、雫はシャツのボタンを外していく。

 二人の連携によって身ぐるみを剥されていき、あっという間にパンツ一丁となる。

 

 股間部分が爆発しそうなほど盛り上がり、ほのかは喜悦の笑みを浮かべながら最後の布に手をかけた。

 

「わぁっ」

 

 恍惚とした吐息。ほのかが興奮する瞬間の一つがこの時間だ。下着を剥ぐと屹立した巨根が姿を現し、汗とオスの匂いが充満する。

 目にハートマークを燈しながら、顔を近づけ匂いを嗅ぐ。

 

「あぁっ……凄いですっ」

「汗臭い」

 

 最近では雫も積極的に匂いを嗅いだり舐めてくるようになったが、それでもまだ苦手意識が取れないようだ。

 ほのかに遥の脚の間を譲り、自分は股を遥の顔へと近づける。

 

「雫ちゃんはキスされるのが好きだもんね」

「んんっ……あっ」

 

 それは下の唇も例外ではない。

 いつかシックスナインで舐め合いっこしたいという小さな夢を持ちながら、雫は遥の顔に跨った。

 

「ンぅ~~すき」

 

 股間の辺りではほのかが逸物に鼻を擦り付けて匂いとゴツゴツとした質感を味わっていた。

 根元から裏筋を唇で這い上がらせながら、竿と亀頭の段差を何度か往復させて遥の反応を確かめる。息を吹きかけると逸物がビクンっ、と揺れ、ほのかの顔から笑みがこぼれる。

 

「いただきま……ふっ、んんっ……ちゅるっ、ちゅちゅっぅぅっ……ジュルッ」

 

 先端の鈴口にキスし、そのまま唇の力を抜きながら頭を前に倒すと、ゆっくりと遥の巨根がほのかの口に呑み込まれていった。

 四分の三ほど呑み込んだところで頭が止まり、楽器のように水音を奏で始める。

 

 下半身に襲いかかる快楽に遥は腰を震わせ、声が出そうになるのを我慢する。こみ上げてくる射精感に堪えながら遥は、雫の太腿のあわいに顔をうずめた。

 

「んっ、ぁん」

 

 ぺちょぺちょと卑猥な舐め音をさせながら、くまなく女の器官を舐めまわしていく。

 

「んんっ、んはぁああっ、ああ」

 

 閉じる唇の隙間から漏れる吐息から、次第に唇が開かれ、甘い喘ぎが広がる。

 

 舌の動きにシンクロして雫が気持ちよさそうな喘ぎ声を出す。

 さらにその声に刺激されてほのかが遥の逸物を舐めまわす。強くもなく弱くもなく、遥の反応を見て、そこが良いと思ったところを丁寧に舐めていく。

 

 遥は雫の気持ちがわかり、ほのかは遥の気持ちがわかっているようだ。

 

「ああ、ああああっ」

 

 膣口ではなく尿道口を舐めまわされ、雫の躰が漏らしたくなるほど心地よくなってきた。もっと、と、無言で腰を遥の顔に押し付ける。

 

「はる、かぁ、きもちいぃ……ぁあっ、いぃ」

 

 どんどん中から愛液が遥の口の中に零れ落ちてくる。

 粘り気が増していき、愛液の海で溺れそうになるが、遥が溺れる前に雫の躰が先に飛び跳ねた。

 

「あぁっ、っ、く……イクッ、ハルカ……ンンンぁッッッ!!」

 

 桃色の美しい花蕊が遥の舌を締め付けた。雫の身体を妖しい感覚が押し寄せ、吊り上げられた魚のように、遥の顔の上でビクビクと太腿を震わせる。

 

「ダメッ、ハルカぁ……イッたばかりだから……んぁあっ……」

 

 舌の表面全体を使って雫の割れ目をベロリと舐めとると、雫は声を荒げて遥の顔の上から飛び降りる。

 息が絶え絶えになりながらベッドに倒れこむと、美味しそうに肉棒に食らいつくほのかと目が合う。

 

「んふっ……ヂュルルルルッッッ」

 

 そして一笑み。厭らしく口を変形させながら勢いよく吸い取ると、遥の腰が浮いた。

 

「俺もイクっっ」

 

 拳一個分遥の腰が浮き、ほのかは離すまいと腰に両手を回しながら口の中を犯してくる激流に耐える。

 

「はぁぁああっ……腰が無くなるかと思ったよ」

 

 四度、遥の股間が大きく震え、大量の精液をほのかの口の中に迸らせた。

 さすがのほのかも全てを呑みこむことができなかったのか、両手を皿にしてその上に精液をこぼしている。

 途端に精の匂いが部屋中に蔓延し、遥は顔を少し歪めるが、女性陣のさらに頬を紅潮させた。

 

 遥的には深雪にも引けを取らない美少女であるほのかが……ほのかの口から自分の白濁液を出していることに感情を昂らせながら、射精の余韻に浸る。

 

「んぅ~いい匂い……じゅるっ、ぢゅるるっ、ヂュルルルルルッッッ」

 

 否、呑み込めなかったのではない。あえて一度手のひらに落としたのだった。

 蕎麦を食べる時と同じ理論だ。手のひらで精液をすすることで空気も一緒に口の中に入り、それが鼻を抜ける時に精液の香りをより感じることができる……らしいがほのかにしかできない芸当である。

 

 下品にも思える卑猥な音をたてながら全ての精液を呑みほすと、ほのかの唇がにんまりと笑った。

 狂気の沙汰としか思えない光景に雫は絶句し、遥は武者震いする。

 

 遥は上体を起こすとそのままほのかの方へと近づき、両手でほのかの頬を包んだ。

 

「あっ、はる君、あれ飲まなきゃ」

 

 遥はフェラした後や寝起きではキスしない。それが彼女たちの中で常識となっていたため、ほのかは焦って机の上にある『口内洗浄』の缶を見るが、ほのかがその缶を手に取る前に遥が唇を重ねた。

 

「んんぅ……んっ……ん」

 

 遥に身をゆだね、唇を開き、舌を交流させる。

 精液と甘味が口の中に広がり、愛する者の匂いが鼻腔をくすぐる。ほのかにとってこれ以上ない幸福感に包まれながらのキス。

 

 胸を押し付け、両手が遥の背中にしがみつく。

 

 どちらも唇を離そうとはせず、数分、いや、数十分経っただろうか。ほのかの感覚的には永遠ともとれる長い時間、幸せを味わい尽くしていた。

 

「んぅ……はるくぅん……」

「今日は特別だよ? 明日からの試合、頑張ってほしいからね」

 

 こんなに幸せなら明日など来なくてもいい。この時間が永遠時続けばいいのにというほのかの願い虚しく、残酷なことに時は進んでいく。

 

「すき」

「俺も好きだよ」

 

 再び唇を重ねると、舌を絡ませながら遥に身体を押し倒される。

 ほのかの両手と両脚が遥の身体に巻き付けれ、密着しながら二人が横になる。

 

 先ほどまで積極的に遥の逸物を舐めていた人物とは思えないほどしおらしい舌の動きをするほのか。

 

 口中をぶり回す舌の動きに圧倒され、ほのかは何も抵抗することなく受け身だった。

 次に首筋を舐めまわされ、耳朶へと生ぬるい舌が滑っていくとほのかの口から可愛らしい喘ぎが聞こえてくる。

 

「あうっ、くっ、んんっ……んぁあ、ぁ、ぃぃ」

 

 されるがままにシャツを脱がされ、下着を剥がされる。

 

 乳房に移った舌に乳首を突かれ、こねまわされ、ちゅるりと吸い上げられると、絶えず甘やかな喘ぎが漏れた。

 感じすぎて辛く、肩先をくねらせ、しがみつく身体を遥に押し付ける。股間に感じる遥の膨らみと熱を期待しながら、自らの高鳴りを解放させていく。

 

 上だけではなく下も脱がされると、既にほのかの下の唇は漏らしたように濡れていた。割れ目に指を当てると、蜜の入った壺に指を入れたようなトロッとした感覚になる。

 

「ふぅん」

 

 嘲笑うように口角を上げると、ほのかは羞恥に襲われて頬を赤らめる。

 初々しい反応だ。

 

 遥は自分の反り立つ逸物をほのかの割れ目へと誘導し、亀頭に蜜を擦り付けていく。

 

「んっ、ぁ、きもちぃい……いれて、ください」

「擦るだけで気持ちいいんなら挿入る必要はないんじゃない?」

 

 意地悪な言葉にほのかの目には涙が浮かぶ。

 羞恥と快感によって感情が昂っている証拠だ。

 

「あ……うぅ、意地悪しないでください……」

 

 ほのかは自分で腰を揺すって逸物を呑み込もうとするが、遥は逸物をほのかの下腹部へとずらす。

 

「じゃんけんで勝ったら挿入るよ」

「うぅ……いじわるぅ」

「ふふっ、じゃんけんしない?」

「……します」

 

 再び逸物を蜜で潤った割れ目に擦りつけながら右手を出すと、ほのかも豊満な胸の前に拳を置いた。

 

「最初はグー、じゃんけんぽいっ」

 

 遥はグー。ほのかはチョキだった。

 

「あっ」

 

 ほのかの落胆した吐息が零れ、遥から視線を逸らした。

 

 だが、次の瞬間、ほのかの躰を稲妻が貫いた。

 

「ほひぇっ?」

 

 コンマ二秒、ほのかが自分に何が起きているのか理解した時間だ。迸る快感に全身がそそけ立った。腰が浮き、パニックになりそうになる。

 

「ひゃぁぁああぁぁああッッッッ!!!」

 

 快楽の波が襲いかかる。

 我慢できない衝撃に、羞恥心など持つ余裕すらなかった。ひたすら襲い来る快感に感覚が麻痺しそうになっていた。

 

「はぁああっっ……ぁぁ、ああぁぁッッ……きも、ちぃぃ……ぃくっ」

 

 目尻から喜悦の涙が伝い落ちる。

 

「いい声だ。挿入ただけでイッちゃったね」

 

 笑った遥は腰を動かし始めた。

 

「あぁっ、いってる、のに……ンンぁあっ……だめっ、また、イッちゃうから……んぁあっ」

 

 一度結合部分へ視線を向け、遥の巨根が全て自分の中に入っていることを確かめる。

 

「ど、して?」

「ん? 誰がジャンケンで勝ったら、とは指定してないからね」

「ぁんっ……ぁ……んぅ、い、じ、わ、りゅ……ぅぅっッん」

 

 遥のお腹に手を伸ばして抽送を止めようとするが、逆に手首を掴まれた。大きな双丘が強調され、遥の感情が昂っていく。

 

「おっぱいが凄い揺れてる。絶景だなぁ」

「あんっ……んっ、きもちいい……」

「うん、気持ちいい……ほのかちゃんの中、トロトロなのに凄く締め付けてくる」

 

 最初こそ戸惑ったものの、心地よい快感にほのかの声が甘くなっていく。

 中を通過していく逸物に、心を宿した肉の襞がうっとりしているようにも思えた。

 

 甘えたい。ほのかが頭の中でキスしてほしいと願うと、すぐに遥は口づけをする。まるで自分の気持ちがわかるかのように優しいキスだ。

 ほのかは遥の躰に抱きつき、手と脚でだいしゅきホールドのように固定すると、自然と対面座位に体位が移った。

 

 さらに深くまで逸物が突き刺さり、子宮の奥が疼く様な気がした。

 

 限界ギリギリな自分とは対照的に余裕そうな遥の表情。遥の背中には絶頂から復活した雫がいた。

 

「次は私だからね?」

「うーん、どうだろう。しばらくはほのかちゃんと繋がっていたし、雫ちゃんは明日朝から試合だからね。今日はおあずけかな」

「……ほのかばかりズルい」

「明日、試合前にエッチしよ?」

「……」

 

 不満そうに口を尖らせる。そんな雫の髪の毛を梳きながら、頬に口を付ける。

 

「たくさん愛してあげるからさ」

「ほんとに?」

「うん。約束する」

 

 誓いのキスとばかりにほのかの目の前で遥と雫が唇を重ねた。

 

「そういえば優勝した時のご褒美決まった?」

「決まった」

「ほんとに? 何にしたの?」

「えっとね……」

 

 普段のほのかはこんな気持ちにはならないのだが、高められた遥への愛が歪んだ感情を生んだ。

 自分だけを見てほしいという嫉妬心にかられ、雫の方を見る遥の首に噛みついた。

 

「らめっ、わた、しだけを見て」

「あぁ、ごめん」

「怒った?」

「ううん。こんなことで怒らないよ」

「しゅ、き?」

「うん。好き」

「んふふっ、はる君……愛しています」

 

 私を好きにして。そう呟くと、遥の腰の動きが速まった。

 

「んんっ、あうっん……はぁあああああああっっっ」

 

 逸物を出し入れするたびに艶やかな声を上げる。組み敷かれる快感に、ほのかの心も躰も満たされていった。

 




次から新人戦に入ります。

【次回の投稿は3月8日19時予定です】
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