感想、評価、お気に入りありがとうございます!
この世界には救える命と救えない命がある。
二〇九二年八月十一日に大亜細亜連合が沖縄へ侵攻してきた。早朝より宣戦布告なしに戦端が開かれたことから多くの人が犠牲になった。例え俺が軍に対して忠告したところで軍内部にも反逆者がいたことから大亜細亜連合との戦争は避けられなかっただろう。
目の前で人が死ぬ。俺は日本語ではない外国語を話す人間の命を奪う。
『初めて魔法による傷害行為を確認』『50ポイント獲得』
『初めて魔法による殺人行為を確認』『100ポイント獲得』
初めての殺人は思っていたほど嫌悪感や忌避感がなかった。子供の頃に虫を殺したことがあるが、今はそんな気持ちだった。人を殺すことに何の感情の変化や戸惑いがない。
結界魔法を使えば自分の身を守りつつ、敵を自分の結界とは異なる障壁に閉じ込めるだけで人を殺すことができる。つくづくこの魔法は神の力だと実感させられる。
あんな呑気な妖精が造ったとは思えない悪魔の能力。結界内で治癒や栄養補給ができるように、結界内に有毒ガスを充満させることや真空状態にすることも可能。
まるでゲームのように指先一つで人が死んでいく。
この力があれば世界を征服することもできる。勿論そんなことに興味はないし目下の目的は十人の女性と性行為すること。それとウィークリーミッションの全クリア。あるときウィークリーミッションの欄でどんなミッションがあるのか眺めていると、一番下にウィークリーミッションをコンプリートした場合のボーナスが書かれていてそのボーナスというのが『別世界への転生』だった。
ウィークリーミッションは俺が死ぬまで続く。つまり死んだ後にまた転生できるというものだ。これほどモチベーションになるご褒美はない。
『魔法による殺人行為を確認』『10ポイント獲得』
相変わらず初回ボーナス特典が大きい。二回目以降はポイントが減少するからポイントを溜めるのが大変。だが殺人によるポイントは女子と交流するよりポイントがおいしい。できるだけここで稼いでおきたい。
太陽が真上から沈んでいく。
どれほど戦場にいただろう。十の命を消してから数えるのをやめた。ふと青色の水平線をみつめると沖合に水柱が立った。敵の艦砲射撃の試し打ちか。
敵の砲撃の延長線上に司波達也がいる。
「俺は君を助けるわけじゃない。俺のポイントのために無様に守られろ」
座標を指定し結界を発動。
『砲撃を防ぎました』『100ポイント獲得』
『砲撃を防ぎました』『100ポイント獲得』
『砲撃を防ぎました』『100ポイント獲得』
ポイント獲得の表示が消え、水平線の向う側に閃光が生じた。
「あぁ、撃ったんだな」
グレート・ボム。日本ではマテリアル・バーストと言ったっけ。これを機に戦略級魔法となる世界最強の剣。
「いつか結界魔法で受けてみたいものだな」
青色の水平線の向こう側から爆音が轟いた。大地が揺れさざ波が大きくなってくる。結界内にいれば安全といってもこの場から逃げた方がよさそうだ。
これが俺の沖縄での最後の景色。特にこれといって誰かと交流したわけじゃないけど濃密な時間だったと思う。
東京に帰ることができたのはそれからすぐのことだった。沖縄で戦争が始まったとニュースが流れたことで父が手を回してくれてすぐに帰りの飛行機に乗ることができた。
端末にはほのかちゃんと雫ちゃんからものすごい数のメールが届いていたんだが、お土産を買ったから返信しなかったのは許してほしい。
俺だって初めての人殺しを経験して疲れてたんだ。機内で爆睡してしまい、目が覚めたのは東京に戻ってからだった。
夏休みが終わり、彼女たちとの日常が始まろうとする中、俺は新たに武道を学ぶべく道場へ通うことにした。表向きの理由は戦争を間近で経験し自分の力不足を実感したから。そして本当の理由というのが――
「エリカちゃん一緒に訓練しよーよ」
「なんであたしがあんたと訓練しないといけないのよ、入門したばかりの新人は基礎連の素振りって決まってるのよ!」
「え~でもほら、基礎はできてると思うけどー?」
「……あんたホントに今まで誰にも教わったことないの?」
「一回師範代の動きを見て、エリカちゃんに足運びと素振りを見せてもらったくらいかなぁ」
「それだけ?」
「それだけだね。あ、でもエリカちゃんの教え方が上手だったからかも」
高校入学より先に千葉エリカと交流しておきたかったからだ。渡辺摩利も同じ道場に通っていると思うがまだ見たことがない。彼女もスタイルがいいし魅力的な女性だから攻略候補の一人に入っている。
「ねえエリカちゃん」
「何よ」
「一年後手合わせしてくれない?」
「それどういう意味で言ってる?」
「そのまんまの意味だよ」
「……少し基礎ができてるからって一年修行した程度であたしに勝てると思ってるの?」
お転婆娘として知られる千葉エリカ、この時は千葉の性を名乗っていないが、その彼女の瞳に強い光が宿る。身体を動かしていたため血色が良くなっていたがさらに一段階赤く染まった。
「師範も師範代も現役の修行者って言ったのはエリカちゃんでしょ? 同じ修行者同士どっちが勝つかなんてわからないんじゃない?」
「それ本気で言ってるならあたしの見込み違いだったようね」
「ってことは俺には才能があるって思ってくれてたってこと?」
「あたしの勘違いだったってこと!」
エリカちゃんが興奮してきて徐々に声が荒々しいものに変化する。紅潮した頬が妙に色っぽい。道着姿の女子って普段あまり見る機会がないせいで興奮してきた。
「じゃあ一年後の今日勝負してくれるね? 俺が勝ったらエリカちゃんに一つ命令する権利を。エリカちゃんが勝ったら俺に一つ命令する権利を与える。でどう?」
「いいわよっ、今言ったこと後悔させてあげるから!」
「ってことで剣術教えて?」
「なんでよ!」
そう言いながらも渋々教えてくれるエリカたんカワユス。中学生だから原作の時よりも刺々しくツンデレのツンの割合が過半数をしめている。美少女っぷりは健在で千葉のお転婆娘ってよりお転婆姫の方がいいと思うんだけど、本人に言ったら怒られたからもう言わないでおこう。
それにしても千葉修次はこの道場内でも別格の存在だった。少しだけしか彼の姿を確認できなかったが、まだ高校生なのに既に達人の域に達していると思う。素人でもその違いが分かった。
こうして魔法の鍛錬に加えて剣術の修行も追加された俺は忙しい日々が始まった。そして剣術の修行に励み始めてから三ヵ月が経ったある日のこと。
「んっ?」
「どうしたの?」
エリカちゃんと軽く組手をしている最中それが警告音を鳴らした。
「ごめん、ちょっとトイレ」
結界魔法の発動アラームだ。携帯化した石は持ち主が危機に陥る、もしくは攻撃された段階で結界が発動する仕組みになっていて持ち主を守ってくれる。
沖縄では原作通り反逆者により攻撃を受け、司波深雪に渡していた石が発動アラームを鳴らしていたが、今回は雫ちゃんの石からアラームが届いた。
雫ちゃんの現在位置は東京都目黒区の裏通りか。雫ちゃんに渡した石は何の付加もついていない防犯のための通常結界魔法仕様のものとなっていて、悪意のある人間の攻撃を察知した時点で結界が発動される。結界が展開されている間は雫ちゃんは無事だと思うが、手を出した連中には地獄を与えなければならない。
俺は道着姿のまま雫ちゃんの元に駆け出した。
「雫ちゃん!」
「ハル、カ」
道場を飛び出してから三十分も経っていないはず。地面にへたり込んでいる雫ちゃんの姿を確認すると、結界の周りを取り囲む八人の男たちに殺気を飛ばす。
「おっさんたち、女の子一人囲んで何してんの?」
「……貴様は宮守遥ッッ!!」
「誰だ?」
薬物常習犯のように頬がこけ、目に下には濃いクマがある男が怒気を帯びた顔つきで睨んでくる。こんな麻薬中毒者に知り合いはいないんだが……。
「ハルカ、その人小学校の時の担任だった……」
「あぁ、イジメを肯定して加害者を庇った教師失格の担任か。学校を追い出されて何してるのかと思ってたら薬物の売人にでもなったんですか?」
懐かしの恩師との対面がこんな犯罪現場だったとはね。一つの恩も受けてないけど。
「お前の……お前たちのせいで俺の人生が滅茶苦茶にぃいいい!!!!」
「いや自業自得でしょ。それで俺たちのことを恨みに思って雫ちゃんに手を出したの?」
「俺たちはお前たちに復讐するために機会を伺ってたんだよッッ!! そして今日、こいつが一人になったタイミングで襲おうとしたのに、なんだこれはッ!」
激昂して結界を殴るが破られるはずがない。それに担任だけではなく他の七人の男たちは何者だ? ナイフやバットを持ってこちらにガンを飛ばしているが、それこそ本当に見おぼえがない。担任に雇われた不良ってところか。不運な奴らだな。屑が。
「後ろの人間は何者だ」
「こいつらは金で雇った荒くれ者だ。湘南の方で少しは名の売れた喧嘩自慢の連中だぜ」
聞いたら何でも話してくれる。普通そういうのって答えないもんじゃないのかな? 教師をやってたから質問には答えちゃうのかね。まぁ、反魔法主義者でなければまともな先生だったし惜しい人間だったよ。
「ま、誰であろうと俺の大切な人に手ぇ出したんだから許さないけど」
「変な袴着てるみたいだがこの人数相手に勝てると思ってるのか?」
「公共の場での魔法の使用は規制されてるけど、自衛目的や犯罪の阻止が目的の場合は魔法の使用が認められてるんですよ? 一般人が魔法師に勝てると思ってるんですかぁ?」
「ふんっ、俺を誰だと思ってるんだ? 貴様が魔法劣等生ってことくらい掴んでるんだよ」
元教師だけあって情報が流れくるのかね、どこから情報が流れてるか検討つくけどその情報間違ってるよ?
「結界発動、っと」
「な、なんだこれはっ!?」
「あーあんまり興奮しない方がいいですよ。その中の空気めちゃくちゃ薄くしてるから窒息死しちゃいますよ」
「なっ……」
彼ら一人一人を囲うように小さな結界が展開される。
結界外側から内側に干渉できないように、逆に内側から外側に対しても干渉できなくするなんて造作もないこと。彼らは結界内に閉じ込められて屍になるだけの存在。
「雫ちゃん大丈夫だった?」
「う、うん」
「怪我はない? 変なことされなかった? 触られたりした?」
「大丈夫だから、ち、近い」
「あっ、ごめん。心配でつい」
「ううん、ありがと」
気づけば雫ちゃんの顔に近づき唇が触れそうなほどの距離にあった。添い寝するときはもう少し顔の位置は遠いが身体の密着具合は今以上。慣れているはずなのに心臓の鼓動が早くなっていた。
「これがハルカの魔法?」
「……そういえば俺の魔法見るの初めてだっけ」
「うん」
BS魔法師だとは話しているけど実際に結界魔法を見せるのは初めてだった。
「怖い?」
「え?」
「俺のこと怖いと思った?」
人を殺す行為に躊躇いがない。彼らはまだ死んではいないが暴れまわっていた男たちから順に意識が無くなり地面に伏していっている。
「ううん、私を守ってくれたから。ハルカの魔法が無かったら私がああなってたかもしれないし」
きっと殺されることはなかっただろう。死なない程度に弄び、自分たちの玩具にされていたに違いない。雫ちゃんもそれに気づいているからさっきから身体の震えが止まらないでいる。
「ハルカ、痛い」
「もう少しだけこうさせて」
中学生に上がったとはいえ小柄な身体をギュッと抱きしめる。もうすぐ本格的な冬が訪れる季節。俺と雫ちゃんは互いに生きていることを感じながらしばらくこうしていた。
「また指輪プレゼントするね」
「前にもらったのがある」
「一回効果が発動すると石が砕けちゃうんだ。だから新しいの贈るよ」
「……この指輪直して使えない?」
「できるけど、どうして?」
「初めてハルカにもらった指輪だから……ずっと使っていたい」
可愛いなぁ。
愛しい雫ちゃんの顔を見ようと、腕の力を緩めるが身体が離れられない。どうやら抱きしめられていたのは俺の方だったようだ。俺の背中に雫ちゃんの小さな手が伸びていた。
雫ちゃんが俺を見つめる瞳が益々熱してくるのに気づいた。これが吊り橋効果などという一時的なモノではないというのはわかっている。
告白するなら今しかない。
「雫ちゃん。好きだよ。俺のお嫁さんになってくれませんか?」
「……私もハルカのことが好き」
「オーケーってことで良いよね」
「……うん」
「ふふっ、ようやく返事が聞けた」
攻略一人目。
小学二年生の頃からのこの世界の初恋が叶った瞬間だ。世界の最期、屍が転がる終焉の地での告白。なんというロマンチックなシチュエーションなのだろうか。
雫ちゃんを襲った連中の最後の一人が倒れたところで結界を解除する。一人くらい死ねばよかったのに全員一命は取り留めていた。そのあと警察に連絡した俺は事情聴取やら何やらで警察にお世話になっていたが、その時の俺の担当した警察の人がエリカちゃんの兄である千葉寿和だったのは偶然だろう。
兄経由でエリカちゃんにもそのことが伝わり、警察よりもしつこい取り調べを受けたのはいうまでもない。
さて、ほのかちゃんのイジメの時もそうだが、親しい女の子が危険な目にあっているとどうしても思考が短絡的になってしまう癖があるようだ。もう少し冷静にならなければいけないと思うが、身体が勝手に動いてしまう。性神様の加護のせいで理性と本能のバランスが崩れているのだろうと気にしないようにしたい。冷静に対処する役は司波達也に任せるよ。
中学一年のクリスマス。北山家でパーティーが開かれ俺とほのかちゃんもそのパーティーに参加していた。過去に例の告白があり北山家のパーティーには出禁のような状態だったが、件の犯罪から雫ちゃんを守ったとして出禁が解除され招待されたというわけである。
父である北山潮からは感謝の言葉を、北山紅音からは見直したという温かい言葉を頂戴した。
そしていま俺たちはパーティーを抜け出して雫ちゃんの部屋に来ていた。
「雫、パーティー抜け出してきちゃってよかったの?」
「大丈夫。あとは大人たちが楽しくワインを飲んで酔っぱらうだけだから。それに今が作戦を実行するチャンス」
作戦ってなんだ?
酒気にあてられたのか雫ちゃんの頬が僅かに赤らんでいる。決してチークや化粧のせいではない。それに二人ともドレスを着ていて幼さの中に大人の色気が漂っている。ほのかちゃんは既に巨乳の片鱗を見せ、雫ちゃんも思っていたより幼児体型ではなかったことに驚いた。
「ねぇ、今日が何の日かわかる?」
「今日? クリスマスじゃないの?」
「違う。ハルカは?」
「キリストの降誕を記念する日って答えてほしいわけじゃなさそうだね」
「さすが」
聖なる日って答えようとしたけどやめた。
「答えはサンタさんがプレゼントをくれる日」
「え?」
雫ちゃんって酔うと幼児化するのかな? 急に俺の胸元に飛び込んで抱きしめてきた。俺も抱きしめ返すがほのかちゃんは顔を赤らめながら羨ましそうに見つめてくる。
「サンタさんがプレゼントくれないから代わりにハルカがプレゼント頂戴」
「あのベッドの上にあるプレゼントの山は何かな?」
「あれは貢ぎ物。周りの人がお父さんと関係を築こうと、外堀から埋めるための道具」
「あはは、厳しいね。そういうのも大切だと思うよ」
「でも私は求めてない。私が欲しいのは……」
胸元に顔をうずめながら上目遣いで見つめてくる。こんなあざとい雫ちゃんは初めてだ。あの事件以降雫ちゃんと一緒にいる時間が増えたが、初めてみる艶やかな表情だ。
「前に雫ちゃんは言ったよね? ほのかちゃんは大切な親友だからこの関係を壊したくないって」
「うん」
「良いの?」
「もう壊さなくてもいい方法が見つかったから」
「え?」
すると背中の方にも重みを感じ、後ろを見るとほのかちゃんが背中に抱き着いていた。どうやら二人で悪だくみを企てていたようだ。
「どういうことだ?」
「来年十師族会議が開かれるの知ってるよね」
「あぁ」
「その会議で新たな法律が公布され施行されるの」
「新たな法律?」
この世界の日本の法律は前世と変わらず国会にて審議・成立されてから公布の流れとなる。しかし例外はある。それが魔法に関する法律である。一般的な法律は前の通りとなるが、魔法に関する法律の最終決定は十師族会議によってなされるのだ。そのため魔法師に不利益な法が公布されることはない。
そして来年の十師族会議で『魔法師の一夫多妻、一妻多夫制度の賛否』が問われるとのこと。既に一条・二木・三矢・四葉・五輪・九島・十文字家の七家がこの新法案に賛同する旨を表明しており、残り三家も表明はしていないが概ね合意するとの意見が出ているらしい。
テレビをあまり見ないせいで世論に疎すぎた。
「なるほど、だからこの関係を崩さなくて済むってわけか」
「そう。私はハルカが好き」
「わ、私もはる君が好きです!」
両手に花ならぬ胸背に美少女。この告白を無碍にする男はいないだろう。
「俺も雫ちゃんとほのかちゃんのことが好きだよ」
「じゃ、じゃあっ……」
「二人とも、俺の彼女になってくれますか?」
二人の返事を聞くまでもなかった。俺に抱き着く力が強くなり、彼女たちの顔には晴れやかな笑みが浮かんでいた。
「「はいっ!」」
次の年予定通り十師族会議が行われ、新法案『魔法師による一夫多妻・一妻多夫制度』が可決された。しかし事前には情報が一切流れてこなかった一文が追加されてだが。
『十師族の人間による重婚制度』これが施行されたのは俺たちが中学二年に進級してからだった。
補足1
千葉寿和氏は大卒一年目の警察官として登場。設定改変があるかもしれませんがこれでいきます
補足2
一夫多妻・一妻多夫制度(重婚)は優秀な魔法師の遺伝子をより多く次世代に残すためとか何とか。選民主義だったり選民思想になってしまうので最低限の条件として十師族が追加されたようですね。こっちの方がより選民主義が強くなりそうだけど……(汗)
魔法師であれば誰でも一夫多妻・一妻多夫を認めてしまうと周りが反発してきそうだし、十師族なら限られた人数しかいないため。
十師族の人間だからといって必ず一夫多妻にしなきゃというわけではないのであしからず。
まあこの法律には抜け道があるんですけどね……。
補足3
最初の告白のお嫁さんになってください発言は、場を和ませようとしたのかな? 普段から甘い言葉を口にしていたから雫も気にしていない。
半分本気だったと思うけど、結婚は本人同士だけじゃなく家同士の付き合いもあるのでどうなることやら。