二人と恋人同士になったからといって特別何かが劇的に変化したわけではなかった。
学校で二人を恋人として接した場合、世間から見れば俺が二股してると思われるし彼女たちはその被害者になってしまう。
俺たちの関係は三人、もしくは二人っきりの時にしかイチャイチャできないものだった。だが秘密の共有というのは男女の仲をグッと縮めるスパイスとなり、俺たちは濃密な時間を過ごすことができるようになった。
果実は実ってから収穫を迎える。まだプラトニックな仲だが少しずつ互いのことを知っていければいいだろう。
そう思っていた。しかし新しい法律が施行されたが、予想外の出来事に二人は頭を悩ませていた。十師族でなければ条件を満たすことができず、一夫多妻制の対象外となる。
幸せの山登りから一転、禁忌の関係になってしまったわけだ。だが俺には秘策がある。法律には『十師族の一員であること』と書かれているが、『十師族の血を受け継いだ人間でなければならない』とは一切記載されていない。つまり俺が十師族の一員になればいいだけのこと。俺が十師族のどこかの家系に婿入り婚すれば俺は十師族の一員となり、新法律の対象にもなる。
そのことを二人に話すと、彼女たちが第一に俺の心配をしてくれた。
「私たちのためにハルカが犠牲になることはない」「私たちが我慢すればいいんです!」
別れるつもりはないらしく、親に反対されれば絶縁するとまで言っていた。そんな彼女たちの愛の重さに応えるためにも俺は十師族入りを目指そうと思う。愛は重ければ重いほど燃える。
「むしろ俺が二人以外の女の子と結婚することに反対じゃないの?」と聞くと、
「ハルカは昔から女たらしだからどうせ私たちが止めても無駄」「私ははる君が好きになった女性なら大賛成です!」とこれまた何とも言えない回答が返ってきた。
彼女たちには嫉妬というものがないのか、寛大な心の持ち主たちだと実感した。嫉妬してほしいという女性の気持ちが少しわかった気がする。
俺が把握している十師族で未婚の女性がいるのは、一条・三矢・四葉・五輪・六塚・七草か。藤林響子が認められるなら九島もか。一高に入学して関わりやすいのは四葉と七草の二家。四葉はなんとかなりそうだが七草は当主が曲者というか面倒な性格をしてるからとにかく頑張らないといけない。
だがその前にエリカちゃんとの手合わせに勝たないと。
司波達也が知る限り最速の魔法師と評価するだけあって強敵である。まだ熟していない今だから勝てるがあと数年経てば結界魔法を使って引き分けがやっとかもしれない。それにベッドの上ならまだしも戦闘で女の子を痛めつけるのって好きじゃないしね。
勝者は敗者に一回命令する権利が与えられる。これほど愉悦を感じることはない。最初は身体を求めようと思ったけど、童貞は雫ちゃんかほのかちゃんで卒業したい気持ちがある。この世界でも長い時間を一緒に過ごしたわけだし思い入れもあるからね。
これでも一年間真面目に道場に通い剣術を学んできたつもりだ。不純な動機で始めた剣術も今や様になってるんじゃないだろうか。
決戦当日、いつも通り修行を終わらせ、俺とエリカちゃんは掃除するからと道場に残った。皆が帰ったタイミングで手合いが始まる。
「一年間努力してきたのは認めるわよ。でも剣の道が簡単じゃないってことを教えてあげる」
「俺も本気のエリカちゃんにどこまで通用するか楽しみだよ。先に言っておくけど手加減は無用だから」
人懐っこそうな笑みを浮かべるエリカちゃんの姿はどこにもない。目の前にいるエリカちゃんは獰猛な獣のような顔つきで不気味な雰囲気を醸し出している。沖縄で対峙した大亜細亜連合の兵士なんかよりさらに鋭い視線だ。
「ルールは以上。良い?」
「オッケー」
ルールの説明が終わり手合い用の竹刀を構える。要は後遺症が残るような攻撃は禁止、殺さなければ大丈夫というルールだ。立会人がいないため魔法の使用は移動系統と防御用の魔法であれば認められている。ということは、俺は無敵というわけだ。
エリカちゃんが放り投げたコインが床に落ちたときが試合開始の合図。時計の針の音が聞こえるほどに静寂した道場に小銭と床との衝突音が響いた。
先に動いたのはエリカちゃん。数メートル離れた場所から消え、気づけば側面から剣が振り下ろされていた。
自己加速術式だ。消えたように錯覚し一気に距離を詰めてきた。この速度域でバランスを失わず得物が正確に頭を捉えるのはまさに天賦の才を備えたエリカちゃんだからこそだろう。
打ち下ろしてくる得物に対し結界魔法を発動させる。自動発動はこの試合では切っているから発動が少し遅れた。
バットで地面を殴りつけたかのような重低音が響く。
「へぇ、見えたんだ」
「このくらいはね」
今度は俺の番。結界魔法を解除させエリカちゃんの頭に竹刀を振り下ろす。エリカちゃんはそれを避けることなく受けて鍔迫り合いに持っていく。力ではエリカちゃんでも勝てない。徐々に俺に押され下がっていく。
あぁ、エリカちゃんの真剣な表情、それに汗の匂いが俺の性欲値を上げていく。原作でも司波深雪に次いで美少女と言われていただけあって綺麗な顔立ちをしている。首元に流れ落ちる汗が艶かしく、動くたびにポニーテルに結った後ろ髪が飛び跳ねる。
「やばっ」
エリカちゃんとの手合いが楽しすぎて自分の性欲値が急上昇しているのに気づいていなかった。雫ちゃんと抱き合ったりほのかちゃんの水着姿を見たときも興奮したけどすぐにトイレで処理できた。しかし今の状況で処理に行くことができない。
「ねえ、引き分けにしない?」
「……んっ、何言ってるの、できるわけないじゃない!」
そういう魅惑的な吐息出さないでほしい。また性欲値が上がった。もう『88まで』上昇している。
股間を濡らし白目を剥いた担任の姿を思い出してみるが萎えるどころかまた一上がった。もう回避不可避のところまできていた。
仕方ない。諦めて無双状態というのを味わってみるとしようか。一度は経験しようと思っていたし、それがちょっと予定外の場所で経験できるってだけのこと。性欲値が『90』になった瞬間、俺の下半身の力が一気に抜け落ちた。
「えっ?」
「ちょ、遥ッッ!?」
互いの呼吸が聞こえるほど近距離で鍔を押し合っていたせいで、片方が崩れると押していた方も一緒になって倒れてしまう。エリカが俺を押し倒すよう形になった。俺は頭を床に強く打ち付けたが意識が失うことはなかった。
「ちょっと、遥大丈夫!?」
エリカが俺に馬乗りのような格好になりながらも不安そうに見つめてくる。あぁ、愛しのエリカよ、そんなにも俺のことを心配してくれるのか。
「大丈夫だ」
「ホントに? 凄い音したけど頭打ってない?」
「ああ、エリカは優しいな」
「は、はぁっ? 何言って――」
「そんなエリカが好きだ」
「ちょっと……なに頭触ってんのよっ」
左手を腰に手を当て右手でエリカの頭を撫でる。立ち上がろうとするエリカの右手を掴むと今度は俺がエリカに馬乗りになる。
「何してんの!?」
「返事聞かせてくれないか? エリカは俺のことどう思ってる?」
「……別に何とも思ってないわよ」
「そうか、残念だ。俺はこんなにもエリカのことを想っているというのに」
「なら早くどいてくれない? 動けないんだけど」
「気高き姫よ。俺が道場を辞めても忘れないでくれよ」
「辞めるってどういう意味――ンンンッッ!?」
来年には中学三年生になる。エリカの父であり千葉家当主の千葉丈一郎氏には魔法科高校への受験勉強に専念するために道場を辞めることを伝えている。惜しいなと一言もらえたし思い残すことと言えばエリカと離れ離れになることだ。だがそのエリカとも魔法科高校に合格すればまた会える。その日までエリカには俺との絆を残すとしよう。
エリカの唇を無理やり奪う。最初は拒むように俺の身体の下で暴れ藻掻いていたが、上唇、そして下唇と交互に食すように甘噛みのキスをしていくと次第に抵抗力が弱まってくる。
「んっ、はぁっ……ぃや、あぁん、ちゅっ……」
エリカの目から一筋の涙が零れ落ちる。感情の抑えが効かなくなってきた証拠だった。俺は唇を食すのを止め、顎、首筋へとなぞるようにキスを続ける。
「ちょっ、と、んぁ、はぁはぁっ、やめ、てっ」
その割にエリカは俺を離さないように道着の胸元を握りしめて引き付けてくる。性神様の加護の異性適性によってエリカの身体が俺を求め、触れられるたびに身体が震えたように痙攣を起こしている。
そこに意思の強さは関係なかった。
「エリカは可愛いな」
「……っ」
潤んだ瞳が向けられる。既に身体は俺に支配されているのに心まではまだ俺を屈したわけではないのか、鋭い目つきで睨んでくる。だが身体が言うことを聞かない。そんな戸惑いの表情をしていた。
「知ってる? 道場で君を見る男たちの視線。あれは君が可憐だからみんなが見惚れてるんだよ。俺もその中の一人だけど」
「……ぅる、さい」
「一番最初に道場でエリカを見たときから君に見惚れてた。剣を振る姿はかっこよくて、凄く綺麗だった」
「んはぁ、はぁ、みみもとで、しゃべるなぁぁ……」
「だからエリカとこうしたかった。夢が叶ったよ」
「……さい、ってー」
「確かに最低かもしれない。でもエリカの身体は俺にもっと触ってほしいって言ってるよ」
「――あっん……ちがっ、いまのは」
道着の中に手を入れヘソを触っただけで甘い声を漏らす。急いで俺の手を掴んで止めさせようとするが、再び筋肉質のお腹を指で突く。次々と屈強な男どもをなぎ倒しながら勇猛果敢に攻めるあのエリカの姿はどこにもなかった。
「やめっ……ちょっとぉ」
「鍛えていたはずの身体がこんなに弱いとはね。俺とエリカの相性が良いせいかな?」
「し、ね」
「ふっ、お転婆娘って言われてるけど口が悪すぎるのも駄目だよ。俺が調教してあげる」
「んんっぁ、ちゅぱぁ、ちゅっ、くちゅっっむ!?」
唇を貪るだけのつもりだったが、唇をこじ開け歯の扉を越えエリカの咥内を犯す。
「くちゅっちゅ、ぱぁっ、ちゅちゅ、はむっ……ちゅぅぅこぽっ……」
舌と舌を絡める。唾液が湧き水のように溢れだし、粘り気を帯びた液体と舌が絡み合う。エリカの舌を吸うと同時に身体も一緒にくねらせ、吸うのを止めると唇の間から酸素を求めて息を吸う。
どれほど唇を重ねていたかわからない。けれど気づけば俺の身体に抱き着くようにエリカの手が背中に回っていた。俺もエリカの頭を両手で包み込み、蜂蜜を舐めとるように口の中を入念に探る。
呼吸を落ち着かせようと唇を離し、エリカの腰を抱きかかえ俺の足の間に座らせる。対面座位の形だ。
「んはぁ、はぁはぁ、はぁっ、んっ、ゆるさない、から」
「じゃあ今すぐ俺を殺す?」
「……ころしゅ、ちゅ」
エリカはキスがお気に入りなのか、それとも舌を絡めるのが好きなのか。積極的に舌を絡めてくる。さっきよりも唾液がスムーズに俺の口の中に入ってきて、飲み込めない粘液が互いの口から零れ道着を濡らしていく。
汗臭い道場が情熱に包まれる。エリカのキスを楽しんだ後はお待ちかねだ。
「俺のこと好き?」
「……だいっきらい」
小さな「っ」が入るほど感情のこもった返事。でも俺が唇を突き出すとエリカの視線が下を向いて重ねてくる。可愛いやつだ。
腰に手を当てながらエリカの道着を着崩していく。男子は道着の中には何も着ていないことがほとんどだが、女子は道着の中にもう一枚Tシャツを着ている。当然エリカも道着の中にシャツを着ていて、俺はそのシャツをめくろうとするとエリカが焦ったように舌を絡ませるのを止めて抑えてきた。
「なに、しようとしてんの?」
頬が紅潮し口元から唾液が垂れているにもかかわらず意識だけはしっかりしていた。キツイ修行を重ねているだけあって強靭な精神力だ。
「もうここまでしちゃったら最後までしようよ」
「……あたしはそこまで許したつもりはないから」
「キスはいいんだ」
恥じらう表情がキュートだ。エリカが嫌だって言っても止められないよ。
「わかったわかった。エリカばかり脱ぐのは嫌だよね」
中学二年とはいえ俺の身長はこの間百八十を超えた。それなりに筋肉もついてきて恥ずかしくない体だと思うんだが道場に通う大人たちにはかなわない。そう思っていたが、道着を脱ぎ捨て上半身裸になるとエリカが俺の身体を凝視していた。抱き合っているせいでその視線が顕著にわかる。
「どうした?」
「べつに」
「汗臭いけど許してね」
「……慣れてるわよ、いつも嗅いでるし」
この一年、俺とエリカはほぼ付きっきりで組み手の相手をしてきた。そのせいで互いの匂いや息遣いにも慣れていたはずだが、その時はまるで違うフェロモンが醸し出ている。
「そういえばエリカちゃんって匂いフェチだったもんね」
「なっ!?」
カァーッと頬が赤く染まる。気づいてないと思ったのか? これまでもタオル忘れたからと俺の身体を拭いたタオルを借りたり、道着を洗濯してあげると洗い場に持っていきひっそりと匂いを嗅いでいたのは知っている。
「他の人の汗はよく臭いって言うのに俺の匂いは好きなんだ?」
「……うるさいっ」
「エリカって図星つかれるとうるさいって言うよね」
「うる……だまれぇ」
「可愛いよエリカ」
プイッと顔を背けるが鼻が俺の匂いを嗅いでいるのはバレている。俺はエリカの顔を抱き胸元に引き寄せる。
「ちょ、っと……っすぅ、はぁぁ」
「俺もエリカの匂いが嗅ぎたいな」
髪の毛からは汗と女の子特有の甘い香りがする。
「エリカってポニーテール姿よく似合ってる。俺が言ったからしてくれてるの?」
「……あんたが言ったからじゃないし」
「そっか。でも嬉しいよ」
「ふんっ……」
初めて会った日、エリカの髪は後ろで結うほどの長さはなかった。けれど俺がエリカに勝負を持ちかけた日、あの日の帰りにポニーテール姿を見てみたいと伝えた。その日からエリカは髪の毛を伸ばし始めたが俺のためじゃなかったらしい。
「きゃっっ」
俺が脱いだ道着の上にエリカを押し倒す。エリカの道着の前部分がはだけ、シャツからはヘソがちらりと見える。本当はそのへそをから胸にかけて舐めまくりたいがそろそろ道場の電源が落ちる時間が来てしまう。
「な、にして……えっ?」
自分の腰ひもを解きギンギンに勃起した逸物をエリカに見せつけた。さすがのエリカも男のそれを見たことはないだろう。驚愕したように目を見開いてそれを見つめていた。
「ダメッ、ダメだから……ちょっと、それだけっは……ぁああああああっ!!」
力ずくでエリカの腰ひもを解き下着姿にさせた。動きやすいインナーショーツを履いている。それを脱がすことなく左側にずらしエリカの恥部を露わにさせる。既に愛撫したようなほど濡れ、太ももまで粘液が広がっていた。
一人ですることがないのか恥部は可愛い縦筋が閉じたまま俺の逸物を迎い入れる。
足をばたつかせ、恥部を手で隠しながら必死に抵抗するエリカだったが、強引にエリカの恥部に自分の逸物を押し付け先端の先走り液を擦り付けるとその勢いのまま貫通させた。
「アッああぁぁっぁあぁああッッッ」
悲痛な叫び声。念のために周りに防音仕様の結界を張っていてよかった。
痛みでエリカの目から大量の涙が零れ落ちる。床に敷いた道着に愛液と膜を破ったときに出た血液が滲んていた。
思っていたよりスムーズに俺の逸物が入ったが、感覚的には逸物が小さくなっているような気がした。
『性器適合が発動しました。現在のサイズ12.1cm/3.2cmです。亀頭増大』
なるほど、性神様の加護その二『性器調整』性行為において自分の性器のサイズを調整することができる。自動調整機能も付いていて、その時の相手に適したサイズに調整してくれる。
エリカは初めてだから小さめに調整されたよう。これでもキツキツに締め付けてくる。
「あぁ~エリカの膣、キモチいいよ」
「あがっ、んはぁ、んんっあぁ……」
苦痛に顔を歪めているがそんなに痛くないはず。痛みより初めての圧迫感に驚いたということかな。挿入たときもクチュ、チュッ、ヌププッ、と充分湿っていたし、今も俺の逸物に絡みつくように膣がうねっている。
「……こんな、こと、して――」
「責任はちゃんと取るよ。エリカを幸せにする」
「んぁっ……ちょ、だめっ、ぁあ、んっ」
半分程度しか入っていなかった逸物を最後まで押し込む。温かな肉が俺のモノを包み込む。それは火傷するほどに熱く、そして洪水のように濡れていた。俺の腰が前後に動くたびにエリカの媚肉は強く締め付ける。
「おねがい……まって、まって」
瞳に涙をいっぱい溜めてエリカは懇願してくるが、俺は初めて女の肉体を味わったことですっかり肉欲に目覚めてしまっていた。
エリカが俺との結合部分を確認した瞬間、さらにきゅっぅと締め付け快楽が襲ってくる。無性に腰を振りたくなるが我慢する。
「キスしよっか」
繋がったままエリカの唇にキスする。その唇はわずかに震え、先ほどより弱弱しくなっているが舌を侵入させると途端に絡んでくる。
互いに食すように舌を絡ませていくと逸物を締め付ける媚肉がピクピクと蠢いてきて、中が俺のサイズに適合しているような感覚になる。
『現在14.3/3.6です』
「んんぁっ、ちゅぷっ、くちゅぷっ、ちゅっちゅっ……ぁん」
小刻みに腰を動かす。射精感に襲われそうになるがまだ我慢。エリカを抱きながら横目でステータスを開き『3000P』で射精コントロールを購入する。これでまだ舞える。
「動くよ」
キスによってかき消された痛みは次第に快楽へと変わっていき、エリカの鳴き声が喘ぎ声へと変化する。
柔肉をずたずたに引き裂くようにピストン運動を始めた。最初はゆっくりと、しかし腰を引くたびに恥部から血に染まった愛液が出てくる。いつしかエリカの両足が俺の腰に巻きつき、両手も俺の背中に爪を立てて抱き着いていた。
より深い快楽を得ようと腰の動きが激しさを増し、エリカの中もうねうねと妖しく絡みついてくる。全身が薄紅く染まり、手合い以上に汗が噴出してきた。
ぬぷっぬぷっと、ピストンを続ける。するとさっき膣をピストンした時とは異なるぬちぬちと粘った摩擦音が響く。
「んぁ、はっ、はっ、んんっ、ぁんぁん……はぁっんぁ」
苦痛の表情を浮かべていたエリカの顔が徐々に女としての喜びを知った表情になっていく。腰を振るのと同時に甘い声が漏れ、無理やりされたとは思えないほど俺の身体を求めていた。
ゆっくりとしたピストン。さっきは拒まれたがシャツの上から二山の果実のような膨らみを揉む。小さな乳首が浮き上がり軽く指で撫でるとビクンとエリカの腰が浮いた。あれ、これって……。
「は、は、はぁっ……な、なにこれ、へ、へんな、の……くるっっ、ぁ、ぁぁああっ……んんんぁああああっっ!!」
初めての絶頂。俺としてはそんなに激しくしたつもりはないのだが、彼女は激しいセックスよりスローセックスの方が快楽を感じやすいのかもしれない。
急激に柔肉が締め付けて、逸物を追い出そうとしてくる。腰が浮き、身体が痙攣しているが関係ない。絶え絶えに呼吸をするエリカの唇へ甘噛みすると、イッたばかりの膣を掻き乱すようにピストンを開始した。
「んぁあっ、だめだめっ……んんぐぁあっぁああっ」
「ふぅっ、俺も……もうイクから」
「イクッ? んぁあっ、あッ、あッ、あンッ、あンッ……んッ、イグぅっ……ぁああああっぁああっ」
「俺もイクっ!」
射精する、その瞬間に俺の逸物が膨らんだのがわかった。エリカにもそれが伝わったのか俺の首筋に噛みついてきた。首と背中に痛みを感じながら、エリカの腰を掴んで彼女の膣奥に熱い滾りを何度も注ぎ込んだ。ビクッ、ビクッと、全身がわななく。神経中枢が蕩けそうな快感であった。
まだ性欲値が十下がった程度。だがこれ以上はエリカの身体が持たないだろう。エリカの膣から逸物を抜くと、容赦なく注ぎ込まれた精液が縦割れからドロッと出てきた。
妊娠しちゃったかな? 責任は取るつもりだったし妊娠しても問題ないのだが、彼女の今後が危ぶまれる。俺はステータス画面を表示させると新たな能力を獲得しているのに気づいた。
『初膣内射精記念。射精調整』
『射精調整』とは射精量や精液の濃さなどが調整でき、妊娠確率も設定できる。妊娠確率をゼロにするといくら中出ししても妊娠することはなく、最高まで上げると必ず妊娠するようだ。既に中出ししている現状では効果がないとのこと。ポイントで精液不全薬を取得し直接膣に入れて避妊しておいた。
エリカちゃんに妊娠しないことを伝えようとしたが、エリカちゃんは身体を痙攣させながら気を失っていた。完全にレイプ後の光景に再び興奮してきたが、俺はエリカちゃんの裸を使って三度ほどオナっておいたから再び無双状態に入ることはなさそうだ。
エリカちゃんのお腹に白い水溜りができていたが身体に塗り付けておいた。一応エリカちゃんの画像も撮っておいたしおかずには困らなそう。
着崩れていた道着を着させてエリカちゃんをお姫様抱っこで運ぶ。道場とエリカちゃんの家までは繋がっていて、途中エリカちゃんのお姉さんと思われる人とすれ違いエリカちゃんの部屋まで案内してもらった。俺とエリカちゃんの匂いを嗅いだお姉さんは不気味に微笑んでいたが勘づかれただろうか。
「俺とエリカちゃんはこういう関係なんで、お義父様たちには内緒にしててもらえませんか?」
エリカちゃんをベッドに寝かせるとおでこにキスして見せた。お姉さんとエリカは不仲と聞いたことがあるが、恋愛ごとになると別。やはり女性は恋愛話が好きなようで、将来挨拶しに来ることを条件に内緒にしてくれると約束してくれた。
翌日俺は道場を辞めた。最後の日、エリカちゃんは体調不良で休んでいたため彼女と出会うことはできなかったが、姉が道場に出ていたため執拗に絡まれたのは言うまでもない。その様子を見てた入門生たちがエリカに告げ口したとかしなかったとか。