「はっ、むっ……ムチュッ……」
病室に響き渡る艶めかしい濡音。
「ぢゅっ、ぢゅる……じゅぷっ……」
フェラチオを苦手としていた雫が、欲望の血液に膨らんだ亀頭を口に含んで、必死に唇と舌でご奉仕していた。
はしたない音が奏でられ、淫らな空気があたり一面に立ちこめる。
「ッッ」
真由美と摩利は雫の大胆な行動に頬を赤らめて静止していた。二人の視線が雫の唇から遥の股間に向けられ、淫靡な音が聴覚を刺激する。
それでなくても、他人の痴態を目の当たりにするのは普通なことではないのだ。経験の浅い真由美と経験の無い摩利の性的好奇心は研ぎ澄まされ、それぞれの下着の中にはヌルッとした粘液が形成されていく。
真由美は隣で佇む摩利のことが気にかかり、横目でチラ見してしまう。彼女も突然の蛮行に驚きつつも、瞬きもせずに彼らの動向を注視していた。
摩利には恋人がいるが、結婚まで純潔を守るという世間一般的な思考を持った処女である。そんな純粋無垢な摩利には、刺激が強すぎたのだろう。口元を両手で覆い、目をこれ以上ないというほど見開いている。
まさか親友と他人の情交を見ることになろうとは……。異様な状況に、冷房がかかっているというのに体温が上昇しているのに気づいた。
そっと下腹部のあたりで指を組んで視線を真正面に戻す。
「ハルッ、カ……ンふぅ、っ」
雫のフェラチオを見て遥との行為を思い出したのか、下着の裏地にぬるりとした感触が走る。真由美の手がきつく結ばれた。
あの快楽を味わってしまった以上、今の状況は拷問に等しかった。もちろん獣じみた行為に移れるはずもなく、真由美は悶々とした気持ちをひたすら自制するしかない。
「ちゅっ……ちゅちゅぷっ……」
雫の唇には光沢が帯び、亀頭には早くも大量のカウパー腺液と唾液でベトベト状態だ。雫の左手が天へと轟く男性器の根元をギュッと握りしめ、呼吸を整えるためにソレから口を離した。
その雫が、ふと横を見ると真由美と目が合う。
「七草会長も、舐めますか?」
「ど、どどうして私が!?」
「物欲しそうに見ていたので」
「み、見てませんっ!」
「そうですか?」
突然の雫の提案に真由美は声を荒げた。
隣の摩利に聞こえそうなほど胸の鼓動が激しさを増し、顔中に熱を感じる。しかし真由美の視線は遥のソレを捉えて離さない。
「ビクビクしてるのでもうすぐ出るかもしれませんけど、大丈夫ですか?」
「えっ、あっ……いや……」
そこでようやく、雫が根元を握りしめているのは射精を抑えるためだと察した。
パンパンに張りつめた亀頭、真横に張り出した雁首、葉脈状に浮き出た青筋。欲情した男性器が射精したそうに震えているのを見て、真由美の身体の熱が更に上がる。
妙な昂奮に衝き動かされ、一歩前に進む。摩利は動かない。
「すごく硬くて……熱い、ですよ?」
さきほどまでは雫の口腔内にあったためわからなかったが、上反りの剛直が圧倒的な迫力を見せつけてくる。
真由美は羨望の眼差しを送りつつ、また一歩遥の眠るベッドへと近づいた。無意識のうちに内股で、手が太腿の付け根のあたりに伸びている。
「ね、ねぇ、北山さん……そ、その……」
「いいですよ」
「え……?」
「ハルカから、七草会長とエッチしたことは聞いていますので」
「え、あ……っ」
「別にハルカが誰かに言いふらしてるわけじゃなくて、私もですから」
その言葉だけですべてが伝わる。
真由美もまた、雫と同じく遥の魅力にやられ、虜になっている一人だった。
部屋中に充満する牡の臭いに感化され、真由美の羞恥心や自尊心などは性への探究心へと塗り替えられていく。
また一歩と匂いが濃く香る方へと歩み寄り、ベッドに手がかかる。
「こちらにどうぞ」
「……ありがとう」
さっきまで雫がいた場所に真由美が四つん這いになって遥の股間を見つめる。鼻腔を伝って直接脳に語りかけてくる遥の匂いに、真由美の目の色が変わった。
「カチコチ……ほんとに熱くて、硬い」
股間に手を伸ばすと、灼熱の鉱石を触っているかのごとく、ゴツゴツとした感触が手のひらに伝わってくる。
「真由美さんは、経験ありますか?」
雫の呼び方が変わった。『七草会長』などと他人行儀な呼び方ではなく、同じ人を愛する一人の女性として接し始める。
「……いいえ、無いわ」
雫の言う経験とは口でのご奉仕を指しているのはすぐに理解した。
名前で呼ばれたことに反応する余裕が無いほどに、真由美は初めての経験に胸を弾ませている。
「えっと、ど、どうしたら、いいの?」
「歯が当たるとすごく痛いらしいので、歯を立てないようにしてください。唇をおちんちんに密着させると歯が当たりにくいです」
「ほ、ほう?」
真由美の綺麗な顔が歪む。
「はい。そのまま咥えてあげると、後は口の中でおちんちんを舐めたり吸ったりするだけです」
ドクンドクン、と脈打つ逸物を凝視する。
「最初に唾液を垂らしてあげると滑りが良くなって気持ちいいみたいですよ」
「え、そ、そうなの?」
「はい」
既に雫の唾液やらなんやらで逸物は光沢を帯びているが、真由美は唇を窄め、逸物の真上から唾液を滴らせる。とろみの強い粘液が太い肉棒をぬるりと包み込み、逞しい胴体が鈍い照り輝きを放った。
「最初は舌で舐めてあげてもいいかもしれません」
真由美はコクンと頷いた。
いちご色の舌が差しだされ、強靭な芯が入った裏茎をなぞりあげていく。彼女は上目遣いで雫をねめつけ、縫い目と雁首をチロチロと這いなぶった。
「ほ、ほう?」
確認するように雫に尋ねた。
頬を赤らめさせて、可愛らしい舌を出す姿に雫は身悶える。
誰からも信頼され、人望が厚く、多くの男子生徒の高嶺の花が、自分の言葉に従順になって淫らな姿を見せている。
「すごくお上手ですよ」
無意識のうちに雫は真由美の頭を撫でていた。
真由美は鈴口に滲んだカウパーを舌で掬い取り、唇をО状に開いて頭を沈めていった。
クポポッ、という軽やかな唾液の音に続き、逸物が唇のあわいに吞み込まれていく。
真由美は根元まで咥えた後、顔をゆったりと引き上げ、口唇の端からさらなる唾液を溢れさせた。
「ンッ、ふっ、ン、んッ」
真由美はさっき見た雫のフェラを見様見真似で行う。
顔のスライドが瞬く間にピッチを上げた。
「恥ずかしがらずに音を立てた方がハルカも喜びますよ」
じゅっぽ、じゅっぷ、じゅぱ、じゅぷぷぷぅ、とリズミカルな吸茎音が卑猥さに拍車をかけ、初めてとは思えないほどの激しい口戯が行われる。
「顔を動かすときは手も一緒に動かすのがおすすめです。手と頭を反対方向に……はい、そうです」
茎部分に手を添え、咥える時は手を上げて、抜くときは下げるように手の動きにアクセントをつけることで快感が増すのだ。
フェラ経験の浅い雫だが、ほのかは手の代わりに胸を使ってソレをしているため、雫はそれを恨めしそうに見ていたからこそ記憶に残っていた。
遥はほのかにソレをされるとすぐ頂に達していたが、どうやら遥はソレに弱いらしい。
男の分身ともいえる逸物が疼き、睾丸の中の精液が荒れ狂う。眠っているはずの遥の腰が僅かに震えながら浮いた。
「だ、だすの、か?」
雫は声がする方へ視線を向けた。摩利は身を強張らせたままだったが、頬が桜色に染まり、半開きの口から熱い吐息をこぼしていた。よく見ると、額と首筋がうっすら汗ばんでいた。
真由美のご奉仕にあてられ、性感が覚醒したのか。摩利が喉をゴクリと鳴らすと、雫は心の中でニヤリと微笑んだ。
「渡辺先輩もどうですか?」
「なッッ!?」
「ふふっ、冗談です。先輩には恋人がいると存じておりますので」
無表情だが心の中で悪い笑みを浮かべる雫。
二度もこの雰囲気を味わってしまえば我慢できないのは雫が一番理解している。二人の年上に囲まれた空間で、性の先輩として優越感に浸る雫は更にもう一人の年上を苛めることに。
「ンンンんぅぅっッッッ!!?」
雫は四つん這いになった真由美のお尻を撫でた。そしてそのまま腹部に向かって指を這わせ、制服の上からでも伝わってくる湿った部分で指を止めると、グイッと押し込んだ。
指は衣服を巻き込んで奥の方へと食い込み、真由美は逸物を咥えたまま喘ぎ悶える。
「可愛い声。真由美さんのココ、ヌルヌルしてますよ」
「ンンぁッん、ダメっ……き、北山さんんぅっッ!」
「雫でいいですよ。私も真由美さんって呼びますので」
指の刺激に耐えきれなくなった真由美は逸物から口を離して雫を睨む。しかし紅潮した顔面を向けられても恐怖を感じない。それどころか快感を誤魔化すための強がりに見えてならなかった。
「口に出されるか、それともココに出してもらうか。真由美さんはどっちがいいですか?」
「ンッ……んぁっんッ」
真由美の腰が震える。答えは決まっていた。
「ふふっ、素直な真由美さん、素敵です」
雫の言葉には一切耳を傾けず、制服のスカートを捲って遥の腰に跨った。
下着をずらし、ギンギンの怒張が溶け崩れた膣口にあてがわれた瞬間、摩利の目がこれ以上ないほどに見開かれていたのを雫は捉える。
「あ、う、うぅンっ」
お尻が沈み込み、ぬめった陰唇が割り開かれる。雫が真由美のスカートを捲っているせいで結合部を遮るものは何もなく、真っ赤に腫れあがった陰部は丸見えの状態だ。
亀頭が膣内に差し入れられ、太い肉棒がズブズブと突き進むと、真由美は背中を反らして喘いだ。
「ン、はぁぁッッッンンンッッ!!」
根元まで埋め込まれる。
「ン、ひゃぁッ……ぁっ、んッッ」
二人は病院という治療施設内で結合し、快楽を貪っているのだ。遥にとっては立派な治療行為なのだが、真由美にはそんな意識はなかった。
「はあっ……ぁぁあ、いぃ、きもちぃいぃぃ……」
真由美がゆっくりと腰を浮かせると、膣口から愛液にまみれた剛直が姿を現し、ぬらぬらと妖しい輝きが放たれる。
にっちゅ、ぬちゅっと、結合部から淫らな擦過音が鳴り響く。ゆったりとしたピストンのたびに、滴る淫液が白濁化して逸物の根元にまとわりつく。
「はぁっ、すきぃっ、はるぅ、か、くんっ……」
遥の太腿と真由美のお尻がぱぁん、ぱぁんと、甲高い音を鳴らし、逞しい逸物が出たり入ったりを繰り返す。
男女の生々しい交接はやたらみだりがましく、非貫通女子の摩利を昂らせた。
「ちょっ、と、おいっっ、きたやまぁっ!?」
雫はベッド横にいた摩利の手を引いた。女性人気の高い摩利だが、近くで見ると整った可愛らしい顔をしている。遥の好きそうな恥じらいの表情も見せる。
これがギャップ萌えなのかと、雫は新たな性癖を目覚めさせようとしていた。
真由美に負けず劣らずの美少女は度肝を抜かれているのか、本来ならばこれくらいで体勢を崩すことなどないのだが、雫に軽く手を引かれただけでベッドへと倒れこんだ。
摩利の鼻は牡と牝が交わる淫靡な匂いを嗅いでしまった。しかも倒れた場所が真由美と遥の結合部のすぐそば。
二人の醸しだす体臭が鼻腔をくすぐり、摩利の情欲が臨界点を突破する。
さらに匂いのあとには、親友のパックリと広がった膣口と巨大な牡の象徴が交わっている光景を目の当たりにした。
顔がカッと熱くなり、全身の細胞がローズピンクに染められる。視覚と嗅覚、さらには聴覚までもが犯され、脳髄がとろとろに蕩けだす。
性感は上昇の一途をたどり、摩利の下着の中は亜熱帯と化す。嫌いじゃない匂いに、摩利は2人の異変を悟った。
「ああ、いいっ、いいッッ……」
二人の情交は佳境に入り、張りつめた男根が猛烈な勢いで抜き差しされる。やがて金切り声が室内に反響し、彼らを乗せたベッドがギシギシと軋んだ。
「あぁ、ンンッッ……奥ッ、まで、すごいのッッ……あぁ、んっ、あぁ、ぁ、ぁ、いッッ……イクっ、イッちゃうッッ!!」
結合部から溢れ出てくる粘液が増した。
摩利は目の前でそれを凝視したまま動かない。動けないといった方が正しいだろうか。身体がソレを求めて離さない。
「……っく、イクっ、いくっ……ぁ、ぁぁあっ、イックぅぅぅぅぅんンンンッ!!!」
真由美は悲鳴のような嬌声をあげながら背中をのけ反らせた。
真由美だけではなく遥の腰もガクガクとわななき、熱い大量のザーメンをドクンドクンと勢いよく真由美の柔肉の奥へと迸らせた。
「アアッッッ……ッッ」
噴出を感じ取った真由美はそのまま背中からベッドに倒れこみ、淫らに唾液の糸を引きながらヒクヒクと痙攣させる。
これ以上ない女性としての魅力的な表情を浮かべる真由美に、雫は神々しさを感じ取っていた。部屋中に解き放たれる精の匂いに酔いながらも真由美の恥部へと視線を送る。
「あ」
ダイヤモンドよりも魅力的な光を放つ逸物は真由美の身体から抜けていた。射精の勢いと真由美がベッドに倒れこんだせいで抜けたのだろう。
射精中に抜けたのか、真由美の膣内を始めとしてシーツや部屋の床にまで精液が飛び散っている。
そして目の前で達する瞬間を見ていた摩利の顔面にも大量の白濁液がこびりついていて、摩利は言葉を発することなく固まっていた。
ただ、目を見張り、唖然呆然としているだけ。
精液の匂いが身体中を駆けまわり、精液の熱が摩利の身体を蝕んでいく。
「んんぅっ……あれ、どこだここ……?」
摩利の意識が精液に溶かされている中、ぼんやりとした声が病室を轟かせた。
今回は真由美編。いつも虐められている雫が、遥には仕返しできないので真由美がターゲットに選ばれたようです。
【次回の投稿は5月31日19時予定です】
何とか今月中に…