嬌声が、白亜の石に反響している。リータとリアムがここを初めて訪れてから早8年。
以来、ここに嬌声が響かない日は無い。二人が任務で留守にしている時ですら、自我を破壊され、快楽と奉仕のことしか頭にない奴隷達が場所を問わず行為に耽っている。
そういった行為を行う宿を遥かに超える愛液の匂いが、建物そのものから滲み出ているかのように、どこに行っても淫臭が鼻を付く。
先日運ばれてきた二人の少女の奴隷。
リィーグルによって自我を破壊された二人を、侍らせながら、リアムは皮張りのソファに身を鎮め、アインの奉仕を受けていた。
「ん…ん、ぐ」
アインが跪き、唾液をまぶしながら桜色の唇で、剛直を扱く。股間からじわじわと昇る快感を感じながら、四つん這いにした二人をベッドに並べ、自分たちの指で秘部広げさせる。頬を紅潮させ、期待に息を荒げた二人の膣穴から零れた愛液がシーツに染みを作るのをじっくりと眺め、どちらに挿入するのか吟味している。
「リアム様ぁ…私のきつきつの雌穴に入れてくださぁい…」
「わたしにぃ!わたしに下さい…!もう、我慢できません…!」
ベッドに頭を埋め、懸命に尻を振りながら、リアムの寵愛を受けようと媚びる二人。
場末の娼婦でも躊躇う様な淫語を選び、挿入を待ち侘びる少女。もう片方の少女は、洪水の様に膣穴から糸を引きながら愛液を垂れ流し、哀願している。
少女達の無様で背徳的な姿に獣欲が鎌首をもたげるのを感じたリアムは、アインの髪を掴むと、口から男根を引き抜き、口淫を無理やり止めさせた。
「お前にしよう」
「あ…♪はいぃ。ありがとうございます…。私の、きつとろの雌穴で、ご奉仕いたします…」
恥ずかしげもなく淫語を嘯く少女が自らの秘裂を大きく広げる。膣口が丸見えとなり、くぱくぱと蠢くそこからは、白く濁ったどろどろの愛液が零れだす。
そんな膣に男根を添えると、勢いよく腰を突き出した。
「あぁぁん!おっきいぃ…!」
蕩け切った膣は一切の抵抗を示す事無く、男根を迎え入れる。それと同時に、高い体温で温められた愛液が膣から吹き出し、リアムの太ももを暖かく濡らした。
「あん!はぁ!きもちいですぅ!リアム様ぁ!!」
挿入と同時に絶頂を迎え、きゅうきゅうと締まる膣の感覚をもっと味わう為に、リアムは直ぐに激しいストロークを始めた。
少女の体を思った優しさや労わりが全くない、ただ自分の性欲を満たす事しか考えていない行為だったが、性欲と奉仕のことしか頭にない少女は、腰を浮かせ、自身の性感帯へとリアムの男根を導く。
「ああああ!きもちいよぉ!リアム様ぁ、もっと、もっとしてくださいぃ!!」
男根が膣を突き破る勢いで、性感帯を抉っていく。体がバラバラになるのではないかと錯覚するほどの快楽を受けて少女は、シーツを硬く握りしめ、体中から汗を噴出し、涙と涎で顔を汚している。
「リアム様、アインにも…」
「ん、ぶ!?」
すると、お預けを喰らっていたアインが少女の顔面を跨ぐ。淫核が勃起した秘部を少女の顔に押し付けながら、腰を振るリアムへと抱き着いた。小さな唇を押し付け、真っ赤な舌をちろちろとリアムの舌へと絡めていく。
敬愛する主の顔を見ながら、少女の鼻筋に沿って腰をグラインドさせる。
「リアム様!見ててください…!アイン、イッちゃいます…!」
「っぷ、はぁ!リアム様ぁ!私も、私もイきますぅ!」
「っ…はぁ、はぁ!…あぁ、良いぞ!イけ!」
「「ああああ!いくいくいく!あぁぁん!」」
二人は同時に絶頂を迎え、体を痙攣させながら、その秘裂から潮を噴出した。アインが出した潮が満遍なく顔に降り注ぎ、少女の顔から激しい淫臭が立ち上っている。
それと共に、リアムも少女の膣内へ精液を吐き出す。絶頂を迎えたばかりで、敏感な膣内を、燃え滾るように熱い精液が蹂躙していく。
「はぁ、はぁ…」
体力の限界を迎え、ぐったりとベッドへ沈む少女の秘裂から、下品な音を立てて精液が溢れた。淫靡なその光景に、出したばかりなのにも関わらず、リアムの男根に再び、血液が集まりだした。
「あん、あ、あ…り、リアムさま、わたしも…欲しいです…」
「…次はお前だ」
三人の情事を見ながら、一人寂しく、自分を慰めていたもう一人の少女の腕を掴むと、絞れそうなほど濡れたシーツが敷かれたベッドへその小さな体を押し倒す。
リアムの体は、たかだが二、三回射精した程度で衰えることはなく、アインと少女達は、ここからまる一日、その体をリアムへと捧げたのだった。
▼
「シディアス卿…分離主義者は続々とその勢力を拡大しております。卿の待ち望む戦争は、もうすぐそこに…」
コルサントの廃棄された工業区画で、ドゥークーがローブを被った老人に跪いている。
分離主義の旗手である彼は、シス卿であるダース・シディアスとの密談のため、彼のいるコルサントへと訪れていた。
本来であれば、ジェダイ聖堂と元老院のお膝元への侵入は、多大な労力と神経をすり減らす行為だが、ドゥークーの師であるシディアスという暗黒卿は、いとも簡単に彼をコルサントへ導いた。
共和国の腐敗に幻滅し、事なかれ主義を貫くジェダイに愛想を尽かしたドゥークーはジェダイを脱退した。するとこのシス卿はすかさずドゥークーと接触し、彼が理想と現実の狭間で苦しんでいた時よりも前から、共和国の中枢に根を張っていたことを告げた。
シディアスの深い智謀と強力なフォースを知ったドゥークーは、自分の理想を現実のものとすべく、迷わずシディアスの手を取り、彼の弟子となった。
セレノーの伯爵という地位と、莫大な財産を用いて分離主義を立ち上げたのも、シディアスの銀河を掌中に納める計画の一端でしかなく、それは着実に実を結びつつあった。
「全ては余の手の中…。…しかしあの二人だけが…余の思惑を外れておる…」
「…マスター・リータと、ベントレーに関しては、賞金稼ぎに命を狙わせております…」
リータとベントレー。
シディアスの陰謀を何度か暴いている二人の所為で、計画には僅かな遅れが生じていた。
二人の活躍にも関わらず、僅かな遅れで済んでいるのは、偏にそれだけシディアスの計画が優れていたのだが、それでもこうも邪魔されればシディアスもドゥークーも不愉快になる。
「ダース・ティラナスよ…甘く見るでない。あの二人が如何な手を使って、余のフォースから逃れておるのか分らぬ…」
ドゥークーは、シディアスの言葉に僅かな戦慄を覚えていた。
暗黒面を洞窟に例え、
『光が溢れる外から洞窟の中は見通せないが、暗い洞窟の中からは外を見通す事ができる』
と、ドゥークーに説いたのは他ならぬシディアス本人である。事実、ジェダイがシディアスの足取りを全く追えていないのも、こういったフォースの理解度の差であるとドゥークーは睨んでいた。
しかしだとすると、シディアスのフォースでも追うことの出来ないリータとベントレーは、彼のシス卿よりも洞窟の奥深くに居るということになる。
(そんなことは有り得ん!)
ダークジェダイのような暗黒面を使うことができる半端者ではない、シスの正当な末裔であるシディアスを上回る暗黒面をあの二人が扱っていることは、決して有り得ない。
そもそも、自分がジェダイだった時、何度もリータとは顔を合わせている。その清廉なジェダイらしい在り方は嫌というほど理解しているつもりだった。彼女のフォースには一点の曇りもなかったのだから。
そうすると、何か古代のジェダイ寺院で暗黒面から身を隠す道具でも見つけたという方が説得力がある。
だがなぜそれをジェダイに隠している?
自分たちと同じように、なにか陰謀を企んでいるのか?
そもそもどこまで知っている?シディアスの正体にも気付いているのではないか?
ドゥークーの脳裏に、次々と疑念が沸いては沈んでいく。
「奴らを警戒せよ…賞金稼ぎ程度では安心できぬ…ティラナス、お主が奴らを始末するのだ…」
「…かしこまりました」
疑念は尽きない。しかし、二人を殺してしまえば、もう悩まされることもない。
ドゥークーは、自分の全力を以て、二人を殺害することを決意した。