流れの盗賊団の数は、羽根頭+αが調べてくれた。
その面子は以下の通り。
羽根頭冒険者+α
ライス
ファイター3 プリースト3 (チャ・ザ) レンジャー1
チェペル
セージ3 ソーサラー3
リーライナ
シャーマン3 ファイター2 セージ1 シーフ1
オスター
ファイター4 クラフトマン5 レンジャー2
ヨツ
レンジャー2 ファイター4 セージ1
ミック
ソーサラー3 ファイター1 レンジャー1 セージ2
サロウ
シャーマン3 レンジャー3
バジャー
プリースト4 (ブラキ) クラフトマン5 (ウェポンスミス)
私たちと絡んだことで、中堅冒険者になった彼らはしっかりと、盗賊の情報を持ってきたのである。
一人10000ガメルの報酬を即金で払っただけあって、彼らはしっかりと情報を持って帰ってきたのである。
「41人かぁ……」
「それだけの数がまとまっている訳でもなく、4つの盗賊たちが連合を組んでこの村を襲うって事らしい。
周辺で隊商や村が襲われて、騎士団の出動も検討されているらしい」
リーダーとしてこの集団を束ねているライスは厳しい顔をするが、その理由を語ってくれる。
うっすらと揺蕩う軍師の影を感じつつ彼はこう告げたのである。
「周辺でゴブリンの襲撃が増えているんだ。
そのゴブリンたちがかなり狡猾でな。
襲撃では手を組んでいたと言うんだ」
知性のあるゴブリン。
ゴブリンロードだろうが、このあたりのゴブリンは西部諸国での戦いで軒並み潰されている。
私が見逃したターシャスの森のゴブリンロードギュラランの可能性もあるが、一つ嫌な可能性を思いつく。
ファンドリアからマナール湖から船で送り込まれるケースだ。
国境沿いのターシャスの森をガチガチに固めたので、その背後をゴブリンという捨て駒で荒らすというのは嫌がらせとしてはかなり効率がいいのだ。
「そいつらの情報は?」
「ターシャスの森で暴れてエルフが倒したのは3件。
街道沿いに出て暴れた報告が1件。
手を組んだというのがこれね」
ライスの隣に居たリーライナが口を開く。
船でゴブリンを送りつけるなら、最大で10から20匹のゴブリンが出る訳で。
最低限のコストでオーファン王国にかける負担はかなり大きい。
「どうする?
雇い主はあんただ。指示に従うよ」
ライスに確認を求められた私は彼らに指示を出す。
このあたりは領主として夜盗たちを潰さないといけないので、冒険者に頼り切りというのは舐められかねないのだ。
「ゴブリンの討伐をお願い。
夜盗はこっちで潰すわ」
と。
とりあえずゴブリンたちについては羽根頭+αに任せるとして、本命の夜盗の討伐にとりかかる。
まず、拠点防衛については半分耳の森はマイシリカに、ベレーヌの村はサムソン卿に任せて19人にハーフエルフたちで部隊を編成する。
問題は彼女たちの指揮官だ。
「ルーファスは全体指揮があるから別にして、ここにジェニとクリシィと、レイア、イジェルファ、アクシリアを入れるわ。
マイシリカの下にナイトウインドとナイトシェードをつけてゴーレム指揮の補佐を。
カルダモンとシャミナは私について、ハーフエルフたちをまとめて指揮するわ」
「ゼラ。俺は何をすればいい?」
「好きに動いていいわよ。
私がそこにゲートを広げて繋ぐから」
ルーファスの方は好きに動いてもらって構わないだろう。
問題はルーファスが動いている隙を突いて半分耳の森や、ベレーヌの村を襲われる事だった。
ルーファスたちを送り出して、ハーフエルフたちを訓練しながら私はその時を待つ事にした。
三日後。
状況が動いた。
ベレーヌの村の村の近くの森で焚き木を見たと村人の報告があったのだ。
出陣したのは以下の通り。
ゼラ
シャミナ
カルダモン
ストーンゴーレム×3
ハーフエルフ
ファイター×5
レンジャー×5
シーフ×2
シャーマン×7
「待って!私たちは敵じゃないわ!!」
妙ななまりがある共通語を叫びつつ森から出てきたのは二人の裸の女だった。
輪姦された後らしく、あちこち汁だらけなのに、堂々としている。
あー。この女私たちと同類だなと思いつつ保護すると彼女は私を見てはっきりと言ったのである。
「貴方ですね。私の名前はミレニア。
大地母神の啓示を受けてあなたの元に来たのです」
「私はグリーナ。彼女の護衛よ」
あっ……神による転生がコールゴッドとリーンカーネーション扱いなのか。
いやまぁ、分かっていたけどさぁ……で、啓示でクリュオからやってきたと。
たしかにターシャスの遺跡のもう一つのゲートはクリュオなんだけどさぁ……
「あ。森の中の夜盗たち裸で失神してる」
「どれだけ射精したのよ……白目向いて痙攣しているわよ……こいつ」
「こっち口から泡吹いてる……」
ここの夜盗たち8人の無残な姿に私も苦笑するしかない。
まぁ、末路はTSF肉便器としてミレニアとグリーナと同じことをする事になるのだろうが。
その後ルーファスたちが2つ夜盗を壊滅し、残った一つはついに襲う事なく逃げ出したらしい。
捕虜は11人を超え、先の8人と同じ運命を辿ることになる。
一方でマナール湖近くの街道のゴブリンの被害はかなり深刻で、羽根頭+αでの対処は無理と撤退し、騎士団の出陣を願う事になった。
こうして、オーファンとファンドリアの争いは静かにかつ新たな局面を迎えようとしていた。
羽根頭+αに付与した経験点+6000点
グリーナ
『コクーン・ワールド 1 黄昏に踊る冒険者』のホールドの街の神官長
スキルは プリースト(ラーファ)6 ファイター5 コーティザン5 に設定
ミレニア
『コクーン・ワールド 2 真夜中に騒ぐ冒険者』のサミスーラの街の神官長
格はサミスーラの方が上
スキルは プリースト(ラーファ)8 ファイター3 コーティザン5 に設定
ルーファス時代なのでジェニよろしく全盛期のピチピチである。
ゼラのマスクデータ一部公開。
プリースト(ラーファ)10