※この作品はR-18です。

ソードワールド1.0転艶記   作:北部九州在住

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久しぶりなので状況説明回。


黒き魔人の森 その2

 アザニア王国の海岸線を私たちの船が進む。

 『黒き魔人の森』というシナリオは、竜語魔法と人食い蛮族の話である。

 だが、ここでは『死霊魔術師』と『人間牧場』に変更というか悪化している。

 更に厄介なのが、この場所がアザニア王国領内にあるという点。

 ただでさえ鎖国国家であるアザニア王国で私たちが動くのは、オランとアノスの介入ととられかねないからだ。

 だったら、パランスを抑えて海賊に損切りされられたマシュマー王子を利用すればと考えたりもしたが、海賊に誑かされたあげくに暗殺されたという不名誉で次期王位が揺らいでおり、鎖国路線を堅持している国王ハールダー2世の方針に異を唱えるのが難しくなっているのは想像に難くなかった。

 かくして一隻で、かろうじて冒険者の体をとっての侵入となる。

 なお、この船も表向きはザラスタの豪商ダーヴィスの船という事になっているのだから。もちろん名義を貸してもらっただけで実態は私の船なのだが。

 

「ほんっっっっとうに国家って面倒ね!!!」

 

 裸で艦橋に上がったクリシィのボヤキに同じく裸の私も苦笑するしかない。

 互いに汁まみれで船倉での奉仕が終わっての休憩時の話である。

 

「そんなものよ。国家ってものは。

 英雄が個々で活躍しても、大盤の上で国家というものがひっくり返す。

 ロマールに渡った軍師はそれを最も得意としていたけどね」

 

「それなら、ゼラはこんな所でこんなことしていい訳?

 オーファン王国の宮廷魔術師様なんでしょう?

 肩書は?」

 

「言わないでよ……それ……苦労しているんだからさぁ……」

 

「オーファン王国第三王妃って影口を言わない私のやさしさを感じて欲しいんだけど」

 

「言っているじゃない……私はただの肉便器なのにぃ……。

 けど、その噂が流れだしてルーファスの上書きっクスが激しくなって気持ちいいのよねー♡」

 

「あんた、そういう事根っからの肉便器だわ……」

 

 そんな雑談をするぐらい、アレクラスト大陸中原は揺れていた。

 私が主導した驚異的な富国強兵政策をオーファンが押し進めた結果、ロマール王国は軍師ルキアルの招へいに成功し、ドレックノールの『闇の王子』ジェノアとの暗闘は、ルキアルに軍配が上がる事になった。

 

 ……暗闘の火種は実は私なのだが……

 

 古代魔術王国の飛行戦艦に魔力を送るために、ゴーバの近くの休火山の遺跡に手を出したのだが、当然優秀な諜報団を抱えるルキアルとジェノアの両者は横取りを画策して、多くの手駒をエンシェントドラゴンアクシズに消される羽目に。

 ルキアルにとって失った手駒は痛いのだが、ジェノアはここに秘蔵の魔獣軍団を投入したらしく、大打撃を受けた影響は多方面にも深刻な影響を与えるようになる。

 ラバン国王が正式にリファールに政略結婚の申し出を告げると、リファール内部が動揺しだしていた。

 兵力で劣るドレックノール・リファール・ゴーバ三か国のシエント同盟は、ドレックノールの魔獣軍団が消耗し、リファールが動揺している今、分解の危機に瀕していたのである。

 ルキアルのえげつない所は、この動揺を放置して守勢を堅持しつつベルダイン・ザーン・ガルガライスの三か国への影響力を浸透させようとした所で、意図的にこの三か国を対ドレックノール戦の矢面に立たせつつ、ロマールの兵力を守備隊を残しつつ撤収させたのである。

 この政治的メッセージは明らかだ。

 

 ロマールは同盟国のファンドリアを見捨てない。

 

というオーファン向けのメッセージ。

 そのメッセージにオーファンは沈黙で応じ、中原の火種は確実にかつ盛大に燃え広がるのを待っていた。

 

「とにかく、ここまで関わった以上、放置ってのも目覚めが悪いでしょう?」

「まぁ、確かに」

 

 目の前に見えるのは、アザニア王国海岸線の断崖絶壁だった。

 この航路は風の影響で5-6月の時期以外は静かなものだが、ウッドゴーレムたちに櫂を漕がせるガレアス船だとそれも問題はない。

 オランのゴーレム工房の稼働と、それに伴うガレアス船によるオランの大航海時代は今まさに始まろうとしており、その最初の波がアノス及びアザーン諸島に押し寄せようとしていた。だからこそ、オランは本気でアザーン諸島の安定の為に海賊を放置できず、宗教的理由のアノス以上に介入を拡大させつつあった。

 

「けど増えたわよねー。肉便器」

「ホントよねー。英雄色を好むって分かっていたけど、こんなに増えるとねー」

「で、ルーファスのものなのに国王陛下のしゃぶりにいくあなたはいいわよねー」

「そこでそれを言うの?」

 

 波の音、海鳥の鳴き声、櫂の軋み音に紛れて耳に届くのは肉便器たちの喘ぎ声。

 船員たちの奉仕もそうだが、ルーファスの肉便器になったのも多い。

 

 

 

名前ありキャラ

 

 

ゼラ

 ホーア5 

ルーファス

 

シャミナ

 シャーマン7 シーフ1 コーティザン5 ホーア5

 

クリシィ

 シーフ8 バード4 ダンサー5 フォーチュンテラー1 コーティサン4 ホーア2

 

ジェニ

 ファイター・プリースト(マイリ―)7 コーティサン2

 

レイア

 ファイター7 レンジャー1 コーティザン1 ホーア1

 

イジェルファ

 ファイター6 レンジャー2 コーティザン1 ホーア1

 

アクシリア

 シャーマン6 ホーア5

 

グリーナ

 プリースト(ラーファ)6 ファイター5 コーティザン5 ホーア5

 

ミレニア

 プリースト(ラーファ)8 ファイター3 コーティザン5 ホーア5

 

 

 今回の探索パーティーの主力である。

 見事なまでに女だらけの上に、全員肉便器ときたもんだ。

 このまま姿を消して人間牧場で飼われるのも悪くないなんて思いつつも、ルーファスを国王にして呪われた島に送らればという思いでこの旅を進めている私。

 

 

 

 

ラヴェルナ

 ソーサラー・セージ7 コーティサン2 ホーア1

 

ローンダミス

 ファイター8 レンジャー5 セージ3

 

ナイトウインド

 ソーサラー3 シーフ3 セージ1 ホーア2

 

ダバール

 シーフ5 セージ2

 

ナイトシェード

 シーフ4 ソーサラー4 ファイター2 セージ1 ホーア2

 

マーティー

 シーフ4 セージ3 プリースト(チャ・ザ)4

 

カインズ

 ファイター4 シャーマン5 シーフ2

 

カルダモン

 セージ2 ソーサラー4

 

スィートゲイル

 シャーマン5 シーフ1 レンジャー2

 

 

 

 こっちが船の防衛組。

 ラヴェルナとローンダミスに任せておけば間違いはないだろうが、私たちを真似てしっかりラヴェルナが肉便器を学んでいるのが痛し痒しという所。

 あいつあの歳で上書きっクスなんて学びやがってと愚痴ったら、「あんたのせいだろうが」と総ツッコミを受け……ゲフンゲフン。

 

 

 

アシュレイ・フィード

 ファイター3 プリースト2 (ファリス) セージ1

 

セーリン・ボージュ

 ソーサラー3 セージ3

 

ペペ

 シーフ4 セージ1

 

ホロウ

 シャーマン3 シーフ1 レンジャー2

 

ブルーダ・グンツ

 ファイター3 プリースト3 (マイリ―) レンジャー1 クラフトマン5 (木工)

 

 

 アシュレイたちは急増で成長させた遊撃隊である。

 させるのはマッピングで、とにかく広範囲探索シナリオなので、何もない事を確認する為にもこういう役目のパーティーが必要なのである。

 やばくなったら私たちか、ラヴェルナとローンダミスたちの出番である。

 

 

「あれじゃない?

 ほら。断崖絶壁の所に滝が二つあるし、森の切れ目の所から煙が出てる。

 集落があるみたいね」

 

「じゃあ、みんなを起こして上陸の準備をしましょうか」

 

 こうして、私たちは死の導師シュバードが待つ黒き魔人の森に上陸する事になった。

 

 

 




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