ヴァンブレードまわりの設定、これ絶対毎回の王位継承で揉めたろ……
ディランたちのミスは二つある。
一つは、私たちを調教して意のままに操れると思った事。
もう一つは、ルーファスに色仕掛けをしようとして返り討ちにあった事である。
その結果、私たちに動く隙を与えてしまった。
「今日のうちにレムリアを出るわ」
そう言って、朝には水と食料のみ補充して強行出発する。
その前まで嬲られていたので精液をたらしながら出発で、私たちは馬車で就寝しつつ、ルーファスたちに馬を任せての強行軍は二台という馬車に余裕があるからこそできる技である。
「ひぃぎっ♥…ひぃぎっ♥……ぁ♥」
なんか喘ぎ声が聞こえるのは、返り討ちにあった向こうの冒険者クリシィである。
ボーイッシュないでたちと赤髪がチャームポイントなのだが、ルーファスには勝てず、かといっておいてゆくには危険すぎるので、裸に剥いて縛って転がしている。
当然のように下の前後の口にはレムリアで買ったディルドを突っ込ませ、平たい胸に突き出る両方の乳首は糸で結んで馬車の振動とダイレクトに繋がるようにした。
彼女、情熱的でかつ必要とあらば冷酷になれるタイプなので、放置するなんて危険な事はしたくなかったのである。
舌を噛まないように猿轡をした上で、必要以上の媚薬を投薬させている。
さすがファンドリア。この手のアイテムはいくらでもあるな。
「あっ♥ んっ♥ お゛っ♥ やばっ♥ イッちゃう゛♥」
そんなクリシィの前で私は裸でルーファスの上で腰を振り続けていた。
見せつけるように踊るように腰をうちつけて快楽を貪る私に、クリシィは目を反らす事をできず、彼女のあそこはどろどろである。
「ふむ。まだ壊れないか。ならば……もっとくれてやるぞ」
そして私の身体にもさらにルーファスの快楽が追加される。
ただでさえ大きいルーファスのモノはさらに膨れあがって凶悪さをまし、私の中を犯し尽くす。
パンッ!パンッ!! 肌が激しくぶつかり合う音が響き渡り、子宮の奥深くまで突かれるたびに絶頂を迎えるほどに激しい交尾が続く。
しかし、まだまだ終わらない。ルーファスの性欲は果てることなく膨れ上がり続ける。
「ふっ♥ ん゛っ♥ ふとっ♥ ふといっ♥ 腟内ゴリゴリいってる♥ 削られてルーファスに開拓されちゃってる♥
しっ♥ 子宮トントンっ♥ されてるっ♥ 堕ちちゃうっ♥ 私の子宮屈服しちゃうっ♥」
「ああ、気持ち良い。こんなに気持ちいい事を見せつけないと本当にもったい…ないっ!!!」
「ふーっ!ふぅぅぅぅぅぅぅぅ!!んっっっっっっ!!!」
涙目のクリシィに睨まれながら、さらにルーファスに激しく突き上げられてもう何度イかされたのかわからないぐらいだ。
それでも、私はルーファスを喜ばせるために動きを止めずに、より一層淫らに腰を動かし続けた。
閑話休題。
レムリアから王都ファンドリアまではおよそ二日の旅程である。
馬車旅だと無理して一日に縮められるが、到着するのが深夜になるので城壁内に入れない。
という訳で、その手前の宿場まで急ぐ。
「さてと、ここからが本番か」
「何が本番なんだ?ゼラ?」
御者台で馬を操っていたルーファスが尋ねる。
最低限の強行軍で、既に一つ宿場を通り過ぎており、深夜にはファンドリア手前の宿場に着くだろう。
「今回の絵図面。
結構複雑なのよ」
私はルーファスに話しながら状況を整理する。
そもそもの発端は、ターシャスの森にユニコーンが現れた事で、オーファン・ラムリアースとファンドリア・ロマールの国家間の軋轢に火が付いた事である。
で、そんな鉄火場にノコノコと里帰り目的でターシャスの森に行く馬鹿、つまり私たちが現れた。
だったら使うよねーというのがファンドリアとロマール側の理由だ。
そういう背景を説明して協力を申し出てくれたならばまだこちらは選択肢があったのだが、現場を取りまとめたディラン、もしくは控えていたダークエルフのギリアムは欲張って私たちを報酬扱いして売り払おうとした訳で。
ディランから逃げたはいいが、ファンドリアの国家案件であるユニコーン問題に多分必然的に絡むのならば、ファンドリア内部で足場を用意する必要があった。
「ファンドリアの内部は複雑怪奇よ。
オーファンやラムリアースと対峙している中で、中の勢力が複数争っているわ。
そのどれに話をもってゆくかで悩んでいるのよ」
ファンドリア内部で激しく争っているのが、貿易商ギルドと盗賊ギルドと暗殺者ギルドの三者であり、これにファラリス神殿やダークエルフが絡んでくる。
「ファンドリア経済を握っている貿易商ギルドはユニコーンの一件は穏便な解決を求めているわ。
関係が完全に破綻してオーファンとラムリアースと開戦となったら、この二カ国の交易路が止まってファンドリア経済が大打撃を受けるからね」
ファンドリアの経済は、オーファンとラムリアースにロマールからの物、特に穀物を流す事で支えられている。
国家方針上対立は仕方ないとしても、それが開戦まで進むのは絶対に避けたいはずだった。
「逆に、盗賊ギルドはこのユニコーンの一件に積極的なのよ。
高値で売れる商品だし、ロマールの闇市という売却先もある。
私たちが『売られた』のはそんな所かしらね」
ディランの接触がある意味、それを物語っている。
ロマールの盗賊ギルド内部に深く関われないし、関わりたくない私たちは、格好の生贄だったという訳だ。
「で、ファラリス神殿は貿易商ギルドのそんなやり方を気に入っていない。
経済ってね、不安定よりも安定した方が収益が大きいのよ。
それは暗黒神ファラリスを信仰する人たちにとって秩序に見えちゃうのよね」
ファラリスが六大神に入りながらここまで弾圧された背景の根本的な理由がここにある。
社会成長における組織化と秩序を求める方向がかの教義と致命的なまでに対立するのだ。
「暗殺者ギルドについてはもっと簡単。
彼らは最前線で周辺国家に派遣されて暗殺などの活動をしていたから分かるのよ。
『このままじゃ、負ける』ってのがね」
特にオーファンの建国とラムリアース内戦介入失敗、ロマール王国の急成長はファンドリアにとって致命的だった。
建国経緯から宿敵となるオーファンの建国から、ラムリアース内戦介入の失敗で、オーファンとラムリアースが手を組んだのだ。
国力的にこの二カ国と当たるのはきつい以上、ファンドリアはロマールと関係を強めないといけないのだが、ロマールがレイド帝国を滅ぼして大国化しつつある今、内部で争い続けているファンドリアは国家としての主体性を失いつつあるのだった。
「……」
「すごいです。ゼラさん」
呆然とするルーファスにいつの間にか来て、紙に書いて感動しているカルダモン。
後ろで休んでいたシャミナが一言。
「ゼラ姐さん、男の上で腰をふるだけが凄いんじゃないんで……いたっ!
ごめんなさい!失言でした!!」
ぺしぺしとシャミナの尻を叩いてお仕置きしていたら馬が止まる。
既に夜の街道にランタンの灯りが一つ。
ルーファスが腰の剣に手をかけながら一言。
「囲まれているぞ」
さすがファンドリア。
動きが速い。
そんなこちらの警戒態勢を尻目に、前のランタンの灯りは近づいてきて、男の姿が見えて来る。
「手を出さないでください。
我々は敵ではありません。
『ロス・ぺラス沈黙の紳士会館』のペニートと申します」
そう名乗った青年は恭しく私に貴族への礼をとったのである。
「お迎えに上がりました。
元レイド帝国アルマノニ伯爵家令嬢。マーリア様」
あ。この体の元の名前そんなのだったな。確か。
ペニート
『ダークエルフの口づけ』より。
設定確認して地政学で考察すると「やだ。この国詰んでる……」という感想しか出てこない。
ゼラのスタイル
朝凪先生系トランジスタグラマー