「ん……ぁ」
目が覚める。
まだ男は寝ていた。
もらうものはもらっているので、私は裸のまま部屋を出る。
ぽたりと精液が垂れて床に落ちるが気にせず歩き、階段を下りて一階に向かう。
調理場では宿屋の女将さんが朝食を作っている所だった。
「おかみさん。おはよう」
「また裸でうろついて。
ローブをまといなさいよ」
「汚れるのがいやなので」
そんなやり取りをしていたら女将さんが壷を持ってくる。
中にはかまどで焼いた石が数個。
そのまま持つと熱いから壷は紐が通していた。
「ありがと」
「あまり詮索はしないけど、あんたこの宿に居ていい人間じゃないよ」
「忠告ありがとう」
そんなやり取りをしながら拭く布を持って宿の裏口の井戸へ。
水瓶に水を汲んで、その中に焼けた石を落としてお湯を作る。
『じゅっ』という音と共に湯気が上がりできあがったお湯で体についた汗や精液を洗い落としてゆく。
顔、髪、胸、体からあそこ。
お湯の気持ちよさと昨日の交尾の余韻を思い出しながら体を洗っていると声がかけられる。
「おはよう。お湯もらっていい?」
「おはよう。いいわよ。
そっちの稼ぎはどうだった?」
「悪くはないけどね、しつこかった」
「うらやましい。こっちは淡白だった」
「あはは。楽でいいじゃない」
娼婦とも冒険者ともつかない女達は私と同じく裸で、皆あそこから精液がたれていた。
つまり、昨日使われた連中である。
そんな感じで同業者があつまり体を綺麗にする姿を窓越しに男たちが眺める。
早起きできる者が見れる特権である。
ただで見せる訳でもない。
己の肢体を晒して、それが抱ける事をPRするのだ。
彼女たちは冒険者であり娼婦でもある。
ある意味底辺の日常がそこにあった。
「いいわよねーゼラは。
どれだけ抱かれても変わらないんだから」
「本当よね。あたしの姉さんはできちゃって今お休み中」
「いいというか、それまでめちゃくちゃに輪姦されていたんですけど。
人以外に」
体を洗う娼婦たちと私が違うのは、無毛のあそこに彫られた淫紋。
大地母神の紋章をモチーフにしたと言っているが、どう見てもハートマークの子宮です。本当にありがとうございました。
せっかくこういう体になったのだからと魔法で彫った自慢の一品である。
朝からこんな痴態を見せつけて男が声をかけない訳がない。
「おーい。ゼラ。抱かせてくれよ」
「そうね。貴方が今日私を買うだけのガメルをくれるのならば考えてもいいわよ。
なければ週末まで我慢しなさい♥」
こんな風に。
問題なのは、彼らもまた底辺冒険者なので、その金を用意できない所なのだが。
「貴方が来たおかげでお湯で体が洗えようになったわ」
「身だしなみって大事よ。
まぁ、おかみさんには手間賃その分払っているけどね」
「へぇ。今度やり方を教えて」
彼女は伸びるなと思ったのはこの中で唯一私にやり方を聞きに来たからだ。
実際、彼女は後に冒険者として活躍しているらしい。
なお、ここの女達は一月ぐらいで入れ替わり居なくなる。
私と彼女以外は冒険者として目が出ずに娼婦として娼館に移ったり、奴隷として更に下に堕ちたり、生きて帰ってこなかったりする訳で。
こうして、底辺の流動性は確保されている。
体を拭いてバスローブ姿で朝食をとって昼まで寝る。
現在の生活は、大体20ガメルかかっている。さっきの女将さんへの手間賃込みだ。
一夜の値段は100ガメルスタートで競ってもらい、金が無いけど抱きたい男たちの為に週一で嬲られたりもしている。
そんなこんなで一月ほど5000ガメルほどため込んだ。
そろそろ、冒険の準備をするとしよう。
「魔法の発動体。
しかも指輪ときたか……あれは高いよ」
ロマールの闇市で買えないものはない。
魔法の発動体としては杖が一般的なのだが、それは同時に自分がソーサラーであるというのを晒してしまうのだ。
だからこそ、隠れる必要がある私は杖を持ちたくない。
「ちなみにいくら?」
「三千ガメル」
闇市の親父の言葉にある意味納得する。
こういう所で、こういうものを仕入れる口封じの代金も入っているのだろう。
「三千五百出すわ。
だからこの事は秘密に。
後で冒険者の宿の女将さんに届けてくれないかしら?」
「おいおい。
あそこのやどはひよっことクズどものたまり場じゃないか。
何でそんな所……いや、この商売知らん方がいい事もあるか。
わかった」
「じゃあ、あとはよろしく」
闇市を出た時、つけられているの感じた。
そのまま防具屋に行き、クロース・アーマーとスモールシールドを買って目的地につく。
『奇跡の店』と書かれたその店ではおやじが一人眼鏡をつけて何かを読んでいた。
「冒険者……にしては体が熟れているな」
「駆け出しの兼業なのよ。
冒険者だけでは食えなくてね。体を売ってしのいでいる訳」
「で、そんな駆け出し冒険者がこの店に何の用かな?」
「そりゃあ、この店に来たのは冒険の道具を買いに来たに決まっているじゃない」
胡散臭そうな目でおやじは私を見る。
とはいえ、口に出したのはこんな台詞だった。
「うちの店は、良い品物を扱っているんだ。
あんたにそれが払えるのかい?」
「そうね。今は払えないのだけど……」
指でテーブルに文字を書く。
おやじがかけている魔法の眼鏡で見える上位古代語で。
『その本の写本で払うけどどう?』
「……あんたの過去は問わんよ。
中々複雑な事情のようだが、それならばお代として十分だ」
「ありがとう。
私の名前はゼラニウム。
道具がそろったらとりに来るわ」
夜。私は歌う。
それでも食えるのだが、基本は体を売る前振りだ。
一階の酒場兼食堂の壁にテーブルを寄せて、私専用のステージができる。
そのステージに座ってリュートを奏でて歌う。
裸で。
ステージに座り、歌う。
わざと足を広げてあそこに彫られた淫紋を見せつける。
これで体だけならば襲われるのだろうが、これだけで食っていける程度のバード技能が名物芸になるまでそう時間はかからなかった。
その一方で、歌に酔うのは男だけではない。
この芸で発情した男を食べようとする娼婦冒険者達もあられのない格好で歌い、踊り、男に迫る。
歌い終わると、おひねりタイム。
「はい。おひねりはここ……あんっ♥」
テーブルの上で股を広げてどろどろのあそこに、男たちがなけなしの銀貨を突っ込んでゆく。
「ありがとうございました…あはっ♥」
おひねりタイムが終わると、お礼よろしく床に壺を置きその上でガニ股になってあそこに突っ込まれた銀貨を壺に落としてゆく。
壺の中に落ちた銀貨は31枚だった。
そんな痴態を見ていた何人かの男は他の娼婦にお持ち帰りされていたが、いつもより客が多い。
「あ。そうか」
すっかり忘れていた。
今日は週末。
だから、男を探す必要はないのだった。
「女将さん。
奥の倉庫また借りるわね」
「はいはい。
あんた本当に好き物だねぇ……」
夜。奥の倉庫。
そこに集まったのは16人の男たち。
全員が私に卑下な視線を向けて裸になって股間を立てていた。
私はにこりと笑って裸になり、彼らの前に娼婦でなく便女として土下座したのである。
「お願いします。
皆様の欲情をすべて私に注いでください♥」
男たちのそそり立つあれが私を欲情させる。
その16本のあれに私は愛しそうに口づけしてゆく。
「ちゅ♥ちゅ♥ちゅ♥……」
まるで唇にするように男たちのあれに私の唇が重なる。
男の鈴口に唇をつけると先走り汁が私の唇を濡らす。
自然に手は己の秘所を触り、淫蜜をしたたらせる。
待ちきれない男たちは自ら己のものを扱いて私を汚す。
「待ちきれねぇ!出すぞ!便女!!」
「こっちもだ!顔を向けろ!」
男たちが精液を吐き出し、私の顔を、胸を汚す。
唇についた精液をなめとり、体についた精液を体に塗り付けながら口を開けて舌を出した。
「望み通り突っ込んでやるから喜べ!」
「んぐっ♥……んんっ♥……んぁ♥」
男の一人が乱暴に私の口にものを突っ込んで頭を動かす。
他の男は私の空いた手にそれぞれものを握らせて扱かせる。
「ほら。尻を上げろ!牝豚!」
「っっっ!!!!」
「ケツ穴も欲しがりそうだそ!ほらっ!!」
「んんんんんんんんんっっっ♥♥♥」
全ての穴に男のあれを突っ込まれ、手もそれぞれのものを握らされて他の男たちは自ら扱いて私の髪や背中に精液をぶっかける。
物のように使われ、犯され、それが私をさらに興奮させる。
「あんっ♥だしてぇぇ♥私の中に外に精液を吐き出してぇ♥♥♥」
私は叫ぶ。
肉便器として歓喜を。
私は溺れる。
肉便器として快楽を。
私は犯される。
肉便器として穴を。
私は気持ちよくて幸せだ。
肉便器として使われるのだから。
私はもう人間じゃない。
私は肉便器。
「んぐぅぅっっ!!! ♥♥♥イぐぅっっ!!! ♥♥♥みんなの濃いザーメン……で私を孕ませてぇぇぇぇぇぇ!!!! ♥♥♥♥」
今日も私は、肉便器として精液を求め、男たちは私の求めに応じて朝になるまで私の体と全ての穴は精液で真っ白になるまで輪姦された。
これが私の日常。
この日常が終わるのも近いと精液の水たまりの中でうっすらと感じて意識を失った。
真面目に書くとエロが飛ぶのがお約束。
私の娼婦像に影響を与えた曲があって、
とんねるずの『セブンスコードを天国にくれ』だったりする。
とんねるずはコメディアンとしても一流だけど歌手としても一流だなとこの曲で思った覚えがある。