ユニコーン絡みの話についてその後を語る事にしよう。
まだユニコーンは実はターシャスの森に居たりする。
オーファン側で内通者が出た事と、ディラン達の動向が分からない事が理由で、ラムリアースは森林衛視隊の増派を決定。
一方でオーファン側はユニコーン探索と保護に尽力した羽根帽子冒険者をそのまま雇用する事を決定。
更に、契約が終わった私の方の冒険者たちも組み込むことで、戦力を強化する事にしたのである。
具体的な名前を言うと、ヨツ・ミック・サロウ・バジャー・スィートゲイルの五人である。
「私たちのパーティには、シーフやレンジャーが居ないのよ。
そっちの仲間が居なかったら、どうなっていた事やら……」
羽根頭冒険者のリーライナはそう言って感想を漏らす。
ユニコーン確保の結果、彼らの懐には八万ガメルもの大金が転がり込んでいるのだが、新規依頼という形でラムリアースまで行く戦力確保も任されたらしい。
こちらが雇った五人に払うお金もあったので、遠慮なく戦力確保に動いたのだろう。
一方、ドノバの領主だったイールナムは、ターシャスの森の警備責任者だったソクラン卿の権限を引き継いでかなりの戦力を持つ領主に成り上がった。
ターシャスの森のエルフと友好関係の継続を確認し、私が管理する羽目になった地下迷宮も入るので私の所に挨拶に来ていたり。
現在、村の周囲を柵で囲い、地下迷宮の地下と森の外れを繋ぐ工事を進めている。
これは、エルフ側が強く要望した事で、近くにエルフの聖地があるので荒らされたくないという理由もある。
この工事は、私のゴーレムと竜牙兵を用いている。
また、身を固めたらとミランディーとのお見合いを村の名士であるルファードと共に演出して、二人は良い感じになっているらしい。
そんな訳で、お宝の鑑定タイムである。
オーファンの王都ファンの魔術ギルドにて、お宝の売却をすることにした。
しゃべる絵こと『留守番電画』は二万ガメルにて売却となったが、もう一つの『名手の竪琴』と『妖魔の鈴』のセットは価格について揉めたのである。
素晴らしいアイテムではあるが、同時にモンスターがやってくるならばという訳だ。
とはいえ、全ての呪歌すら歌えるというのは本当に魅力であり、クリシィの意見からファンの吟遊詩人に協力を求めた結果、その効果が実証されると『モンスターが出ても対処できるファンの王宮ならば使ってもいいんじゃね?』という方向に話が進み、王宮の吟遊詩人がお買い上げという結果となった。なお、管理と保管は魔術ギルドが行う事になる。
で、価格だが十五万ガメルと決まり、『留守番電画』の二万ガメルと合わせて一万ガメル相当の宝石十七個を前に分配タイムである。
「で、これどうする?」
私の言葉に絶句する一同。
具体的に言うと、ルーファス、シャミナ、マティアラ、リーマ、ヨツ、ミック、サロウ、バジャー、スィートゲイル、カルダモン、クリシィの10人である。
「いや、どうするってまたもらわない気ですか?ゼラ姐さんは?」
ジト目でシャミナが私を睨むが私は視線を逸らして彼女の言葉を肯定してしまう。
リーマとマティアラがそのまま追撃する。
「駄目ですよ!
遺跡発見の功労者じゃないですか!」
「そうですよ!
報酬はしっかり受け取るべきです!!」
そう言って押す三人に私は事実を指摘する。
「いやだって、ここに来た理由覚えてる?」
「?」
「?」
「?」
首を傾げた三人に私は呆れ声でその理由を口にした。
「マティアラとリーマが里帰りしたいって言ったからじゃないの」
「あ!?」
「そうだった……」
元々人間のハーフエルフ迫害に絶望して、エルフ社会へ逃げ込もうとしたのがマティアラとリーマである。
で、エルフ社会もハーフエルフへの風当たりが強かったという事でこの二人は人間社会で生きてゆくという決断をした訳で。
その里帰りのついでの話でしかないのだ。
なお、ターシャスの森のエルフたちはゴブリン討伐の功を持って私たちを仲間と認めてくれているらしい。
これは同じハーフエルフだったミックとサロウも入っているので、彼らも帰る故郷ができたと喜んでいたり。
この森出身者のスィートゲイルの協力もあって、エルフの集落に樹上ハウスを一つ作る事に。
冒険に飽きたら、ここに帰ってくればいいという故郷をこの四人は得る事ができたのだ。
話がそれた。
「それに、あれがあるからね。
もらうには色々問題があるでしょう」
私の取り分があまりにも大きすぎるのが問題なのだ。
遺跡の管理権という名目でオーファン魔術ギルドですら判断を避けたアンバーローブをどうするかという訳で。
古代魔術王国貴族が着ていた一品もので、色々な効果の魔法がかかっているのでヘタに売れないし売却価格が二千万ガメルという国が買えそうな品である。
「これが師匠が駆け出しぐらいならば手放して問題がなかったのでしょうね。
普通は抱え込みますよ」
したり顔で押し掛け弟子のカルダモン君がチクチクと。
地下迷宮で得た魔術書の管理と解析の為に、オーファン魔術ギルド導師という役職まで押し付けられた結果、ギルド内部に部屋を持つことに。
カルダモンとサロウが所属する事になったというか、押し付けられたというか。
この場も私の部屋というか使われていない物置なのは言うまでもない。
「という訳で、今回は私はパス。
みんなで分けて頂戴」
かくして、一人に一つずつ宝石を押し付け、残り七個の宝石は共用という事で。
こうして、マティアラとリーマの里帰りは終わったのだが、ロマールに帰る必要もなくなった訳で。
しばらくはこの地で冒険をしてゆく事になる。
竪琴の値段がわからず、サイコロ二個で決めた。
シナリオ終了経験点1000
シャミナ
シャーマン2 シーフ1 コーティザン2
残り経験点2500
マティアラ
シーフ3 シャーマン1 レンジャー1 セージ1 コーティザン2
エルフ語習得
残り経験点1000
リーマ
シャーマン1 レンジャー2 セージ2 コーティザン3
エルフ語習得
残り経験点1000
ヨツ
レンジャー2 ファイター2 セージ1
残り経験点1500
ミック
ソーサラー2 ファイター1 レンジャー1 セージ1
ソーサラーレベルUP
サロウ
シャーマン2 レンジャー1
残り経験点2500
バジャー
プリースト(ブラキ)3 クラフトマン5 (ウェポンスミス)
プリーストレベルUP
スィートゲイル
シャーマン2 シーフ1 レンジャー1
シャーマンレベルUP
残り経験点500
カルダモン
セージ1 ソーサラー2
ソーサラーレベルUP
クリシィ
シーフ2 バード3 ダンサー4 フォーチュンテラー1 コーティサン1
残り経験点1500
ゼラ
ファイター2 他スキルあり
残り経験点1000