※この作品はR-18です。

ソードワールド1.0転艶記   作:北部九州在住

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何故か手元にある『大航海時代Ⅳハンドブック』


オランの街 その5

 気づいてみたらオランに半月いる事に。

 私が見つけた遺跡については、王宮と賢者の学院で揉めているらしく、未だ処遇が決まっていない。

 その一方で船の改造がある程度終わったとの事なので見物に行く。

 

「おー。いい感じじゃない」

 

 ウッドゴーレムが入手できたので、櫂の漕ぎ手には困らなそうだ。

 その足場にウッドゴーレムをくくりつけて運用する事になる。

 

「お、マストの上に見張り台があるわね」

 

 帆は新調したみたいだし、いい感じよね。

 地図の不正確さもあるのだが、オラン―アノスやオラン―アザーン諸島は下手すると呪われた島航海と同じ日数がかかる距離概念だったりする。

 呪われた島と違うのは片方陸地を見ての沿岸航海という所だろうか。

 船尾楼に置かれた果物の木の鉢植えもいい感じである。

 で、操舵室の隣が船長室で一応私の部屋になる。

 中はいくつかに区切られており、船員や荷物はそこで一緒になる感じだ。

 船首楼側の個室にバリスタが装備され、その上に投石器が置かれている。

 

「ちなみに、この船の最初の航海はどこだい?」

 

 棟梁が尋ねたのは完成時に何を積むかまでの話らしい。

 気前よく払ったので、目的地までの水と食料をサービスで積んでくれるそうだ。

 

「まぁ、エレミアかカゾフのどちらかに行く予定だけど。

 まずは経験を積まないとね」

 

「そうだな。

 エレミアに行くなら、この船そのものが商品になる。

 前にも言ったが、ロマール王国は自前の海軍を作りたいからとにかく船を買い漁っている。

 カゾフはオランの外港みたいな場所だから、こっちで荷を積んで持っていけば足しになる程度の儲けは確実に出るだろうよ」

 

「じゃあ、カゾフにするわ。

 棟梁のコネで損にならない程度の商品を積んでおいてちょうだいな。

 代金は払うから」

 

「それは構わないが、船員の方はどうするんだい?」

 

 棟梁の確認に私は考える。

 乗員は大体50人で、動かすためには船長と船員が必要だ。

 この船で安全に動かす最低人数を棟梁に聞いた所、大体20人必要らしい。

 で、私、ルーファス、ラダ・ジーン・シャミナ・マティアラ・リーマ・クリシィ・カルダモン・アルミン・レイア・イジェルファの12人が追加で32人。

 入手したウッドゴーレムが8体で40人。

 大所帯だとこういう所で危なくなるという見本である。

 私は棟梁に微笑んで返事をする。

 

「これから集めるのよ」

 

 

 

 オランの商業地区にある港の酒場は冒険者の宿とは別の雰囲気がある。

 一攫千金を狙えるのは船乗りも冒険者も同じなのだが、古代魔術王国の遺跡という大当たりがある冒険者に対して、自由人の街道と航海の未発達もあってなるならば冒険者という空気がアレクラスト大陸にはある。

 なお、どちらが食えるかとなると実は圧倒的に船乗りだったりする。

 航路が未発達という事は、近距離沿岸航海が中心な訳で、難破や海賊のリスクを入れても冒険者よりもリターンが安定しているというメリットがあるのが大きい。

 だから、オランの船乗り専用の酒場『陸の港』亭ではこんな言葉が掲げられている。

 

『一年後金持ちになりたいなら冒険者。

 五年後金持ちになりたいなら船乗り。

 十年後どちらも墓の中』

 

「なかなか上手い言葉よね」

 

 そんな事を呟きながらカウンターに座る。

 今回のメンバーはシャミナ・マティアラ・リーマの三人である。

 当然裸コートというスタイルで、店内の視線を一気にかき集める。

 

「とりあえず、この店の全員にお酒を。

 私のおごりで」

 

 カウンターのマスターに宝石を一つ投げる。

 それを見た水夫の一人が私に近づいてにやけた笑みをさらす。

 

「いい趣味だな。

 そんな恰好で男漁りってか?」

 

「まぁそんな所。

 船長と船員を募集しているの」

 

「だったら、俺のをしゃぶってみせろよ。

 喜んで船に乗ってやる」

 

「え?

 それだけでいいの?」

 

 私たちはさも当然のようにコートを落として裸になって、その男の前で土下座する。

 

 

「「「「どうか私たち肉便器に精液を吐き捨ててください」」」」

 

 

 男たちの理性が切れて酒場貸し切りの乱交パーティーになったのだが、結果として31人の水夫を集める事に成功した。

 その中に船長適正者が居たのは本当に運がよかったと思う。

 もちろん、昼まで31人全員の上で腰を振ったのは言うまでもない。

 

 

 

「ただいまー」

 

 たっぷりと海の男たちの精液をお腹に入れたまま宿である『古代王国の扉』屋に戻ると、ラダとジーンがけだるそうに私たちを待っていた。

 

「おかえりー。

 どう?人は集まりそう?」

 

「まぁね。31人。

 船の上で、ひたすら使われるわよ」

 

「足りなくない?」

 

 そんな会話が出て来る当たり私もジーンも経験豊富になったものである。

 今更だが。

 

「で、報酬は渡したと思ったけどなんであんたら居るの?」

 

 護衛に雇った初心者冒険者たちだが、お礼が言いたくてわざわざ待っていたらしい。

 そのころ私は港の酒場で水夫相手に腰を振っていた訳で……実に気まずい。

 そんな事を考えているなんてしらない私に新人冒険者を代表してルークスが頭を下げた。

 

「本当に助かった。ありがとう。

 もっと堅実に地に足の着いた仕事をこれからこなしてゆくよ」

 

 なお、色々かっ飛ばしているのが私だったりするのだが、笑顔でお礼を受け止めるだけに留めた。

 

「どういたしまして」

 

 

 




多分縮尺がおかしいのだろうが、オラン―ロードスとオラン―アザーンの距離間隔が大体同じなのにびっくりした。

船長のデータ
 ファイター2 セージ1
 キャプテン1 セイラー3 ナビゲーター1

水夫のデータ
 ファイター1
 セイラ―1



リザルト
 ニセ宝石 経験点1000点を新人冒険者たちへ。
 石巨人の迷宮失敗扱いで500点を足して成長させる予定。



魔術師の丘の経験点1500点

シャミナ
 シャーマン5 シーフ1 コーティザン4
 残り経験点500

マティアラ
 シーフ5 シャーマン2 レンジャー1 セージ1 コーティザン4
 エルフ語習得
 残り経験点2000

リーマ
 シャーマン3 レンジャー3 セージ2 コーティザン4
 エルフ語習得
 残り経験点2500

クリシィ
 シーフ5 バード4 ダンサー5 フォーチュンテラー1 コーティサン3
 残り経験点500

ラダ
 シーフ3 セージ4 プリースト5 (ラーダ)
 残り経験点1500

ジーン
 シーフ6 レンジャー2 ファイター3 コーティザン5
 残り経験点

カルダモン
 セージ2 ソーサラー3
 残り経験点1500

アルミン
 ソーサラー4 セージ3
 残り経験点500

レイア
 ファイター5 レンジャー1
 残り経験点1500

イジェルファ
 ファイター3 レンジャー2
 残り経験点1500

ゼラ
 ファイター3 他スキルあり
 残り経験点9000

ルーファス
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