二木市の魔法少女たちと食事に行くことになったある日のこと。
ぼくにとって忘れることのできない事件が起きる。
会場となるファミレスに着くと、はぐむんと向かい合わせになるよう座れと樹里が席を指定してきた。
理由を聞いたら「同じグループ同士でかたまったら親睦会の意味がないだろ」と言われた。
断る理由もなく、はぐむんと向かい合わせに座ったが、料理を待つ間、困ったことになった。
(はぐむん、何するのさ!?)
(静かにしないと大変なことになるよ)
テーブルを挟んで談笑を始めた二木市の魔法少女たちの横で、はぐむんはとんでもないことをしてきた。
こともあろうに、はぐむんは靴を脱いだ足を僕の股にあてがって、足の裏で股を愛撫をしてきたのだ。
こんなことが周囲にバレたら大変なことになるのは言うまでもない。
少しでも異変に気付かれてしまえばすべてが終わる。
不本意ながらも平静を装いつつ、二木市の魔法少女に自分から話しかける。
とりとめのない雑談をしながら、はぐむんの愛撫に耐えるしかなかった。
自分で言うのもなんだが、僕は表情の変化に乏しくて、表情はなんとか取り繕うことは出来そうだ。
問題なのは愛撫で常に生じる快楽で、変な声をあげてしまわないかだ。
(マズイ…かも…)
先日、ぼくの体に男性特有の器官が生えてしまった。
どうしてそんなことになってしまったのかは、ぼく自身、よくわからない。
はっきりしていることと言えば、器官は触れれば感覚があること。
幹を擦れば快感を感じて自慰もできるし白濁を放つこともできること。
はぐむんは器官を布地越しに圧を加えたり、擦ったり、感じる部分を探る動きを繰り返す。。
先走り汁が溢れてきている先端を、はぐむんの指がギュっと服越しに亀頭を捻りあげた。
その途端、器官がビクビクと跳ね上がり、快感の波が体に走る。
思わず愉悦の声を漏らしそうになったせいで声が上ずったが、幸いにもそれに気づかれずに済んだ。
ちらっとはぐむんを盗み見れば、はぐむんはテーブルの下の行為が嘘かのように振るまっている。
一方ぼくは、焦る気持ちとは裏腹に体は快感に逆らえなくて気付けば込み上げてくるものを感じた。
感じる部分はこの短時間で把握されてしまったようで、そこからはあっという間だった。
「お待たせしました。ご注文のお食事でございます。奥から失礼いたします」
(うっ…)
正に料理の到着と同時に達してしまい、下着がヌルっとする感覚と、放たれる快感に意識が傾く。
目の前に料理が置かれなければ状況を忘れていたかもしれない。
「なんかイカ臭くないっすか?」
「海鮮ものってこういうもんじゃね。気にしすぎだろ」
「それもそうっすね」
こっそりウィンクを向けるはぐむんの顔を見たあと、僕は逃げるように食事に集中した。