その獣は血を浴びていた。剣を握り、地下に作られた舞台を駆け、目前に立つ障害を斬り捨てる。
かつて己が立てた誓い、ただそのひとつのためだけに。
GM:気がつくとキミたちは、大歓声を上げる人込みの、その真後ろに立っていた。
ラグナ:急いでフードをかぶる。
シマダ:地下闘技場っぽいところだ……。
※実際のココフォリア部屋。
GM:それは地下のコロシアム。観客たちはみな一様にコロシアム中央へと目を向け、口々に叫んでいる。
GM:そこで赤き血を浴びながら闘うのはもちろん、アテナだ。
アテナ:ワァイ。
ラグナ:わぁい、じゃねぇえええええええ!!!!!!!!!!
アテナ:「……邪魔」淡々と斬り捨てる。
シマダ:「これが噂に名高い闘技場か……へぇ、いい娯楽だな」
GM:「いいぞー!!」「殺せーー!!」「いけ、赤獣ーッ!!」と、観客たちが目の色変えて叫んでいる。
アテナ:赤獣?
ラグナ:「赤獣……?」
GM/観客:「なんだオマエ、知らないのか!!」と。すぐ前にいた男が、バッとキミの方を振り返る。
ラグナ:ぴえ。ちゃんとフードはかぶってるよ!!
GM:「“赤獣の”アテナといやぁ、クラン=ベルで知らない人間はいない程の剣闘士だぞ!」
アテナ:マ?????? 二つ名ついちゃってる。やったぜ。
ラグナ:うわああああああああああ。
シマダ:つよそう。
シマダ:「ほうほう……それは、あの赤い髪のやつのことですかね?」
GM/観客:「おうともよ! 今闘っている、あの少女だ! 赤き髪に赤き血を浴びながら、赤き瞳を獣のように光らせ、獣のように駆け、確実に敵の喉元へと食らい付く。まさに赤き獣さ!」
シマダ:「なるほどなるほど……」かっこいい。
アテナ:やだかっこいい。最高。
ラグナ:無言でアテナを見てる。
アテナ:「せやぁっ!!」血に塗れながら人を斬る。
アテナ:歓声も名声も興味無い。人を斬ることは、とうに慣れた。今心を締めるのは、ゼダンを殺すために強くなるという、その想いだけだ。
ラグナ:(´;ω;`)ブワッ。
シマダ:ぼそっとラグナに、「あれがお前の守りたいやつか……?」と。
ラグナ:「あぁ、そうだ」
シマダ:「あの目……大した火を抱えてるようだな……。お前について来たのは正解だったみたいだ……」
ラグナ:「そう、か……」内心泣きそう。
GM:「殺せー!」「血を見せろー!」と、観客たちは叫ぶ。まるでその言葉に応えるかのようにアテナは剣を振るい、コロシアムを更に赤い色に染めていく。
アテナ:ひいひいしんどい最高。
ラグナ:ラグナは泣いている。
シマダ:空いてる席に座って、扇子片手に優雅に鑑賞するとしよう。
アテナ:草。
GM:草。
ラグナ:じゃあついてく……いや大丈夫かこれ。
シマダ:あれだよじゃあちょうど、シマダの体で他の客から見えにくい位置の椅子に座るんだラグナは。
ラグナ:ありがてぇ。
GM:10人ほどの大男が、いっせいにアテナへ攻撃を仕掛ける!
シマダ:モブエネミーかな。
アテナ:大男。200cmくらいですか。
シマダ:!!!
GM:それくらいで。
ラグナ:ひ。
シマダ:ドゥアンじゃん。 *1
ラグナ:てか地下なら相手にドゥアンとかもいそう。
アテナ:「……ッ!!」
GM:繰り出される《連続攻撃》!
アテナ:白兵ならこわくねぇ! 《ディフェンスライン》! 《ディフェンスライン》!! MPが死ぬ!!! *2
シマダ:くさ。
ラグナ:wwww こっちもダンスのコストでMP死ぬ。 *3
アテナ:「……邪魔!」双剣より繰り出す大猛攻! 《オンスロート》だ! *4
シマダ:十字攻撃だーーーーー。
アテナ:「ハアアァァァッ!!」おら範囲攻撃だ全て死ね!!!!
GM/対戦者:「グアアアーー!!!」
ラグナ:wwwwwwwww
GM:全て倒れた。ワッとコロシアムが沸き上がる。10代の少女ひとりだというのに、大男数人でかかっても色んなエネミーをけしかけても、未だ彼女は無敗。
GM:一般には知られていない、この地下のコロシアム。通称「Fリーグ」または「サントスの穴」にて、彼女は堂々たるチャンピオンとして君臨している。
アテナ:やっぱFリーグじゃねぇか知っていたけれども!!!!!
シマダ:くさ。
ラグナ:それ聞いて唇かみしめてるよラグナ(´;ω;`)ブワッ。
GM:試合が終わり、アテナは立ち去る。観客たちも腰を上げて帰り始める頃合いだ。地下コロシアムから抜けるかい?
ラグナ:かなぁ。でもアテナちゃんには会いたいなぁ。
GM:会いに行ってみる?
ラグナ:行ける?
GM:選手控室ってやつがあるぜ。
シマダ:「どうする? もう会いに行くか?」
ラグナ:「あぁ、会いにいく」
GM:では選手控室へ向かう感じで?
ラグナ:だ、大丈夫かな?
シマダ:こっちはOKだ。
観客らは試合内容を口々に語り合いながら帰り出す。
それらを耳にして、陰る顔を俯かせるラグナとは対照的に、