※この作品はR-18です。

アリアンロッド2E・リプレイ・トライリーフ   作:ちありす

69 / 80
■Climax05■VS天空兵団(5)

GM:さて。生存してるおふたりさん。

 

ラグナ:ん??

 

シマダ:はい。

 

ラグナ:え。まさか。え??

 

GM:【感知】判定。難易度18でどうぞ。

 

シマダ:【感知】か。

 

アテナ:え、なに、え、なに。

 

ラグナ:ダンス乗りますか!?? *1

 

GM:乗るねぇ。

 

ラグナ:おけ!!

 

シマダ:じゃあラグナ先にどうぞ。

 

ラグナ:(感知判定を振る)

10+3D6 > 10+10[2,3,5] > 20 → 成功

 

ラグナ:よし!!

 

シマダ:(感知判定を振る)

2D6+3 > 6[1,5]+3 > 9 → 失敗

 

GM:ではラグナは気づいた。アテナの重たい一撃を受け、そのままカウンターを返したアロイス。やや、ふらついたその体の前。アテナは地に倒れる。

 

GM:その瞬間、アロイスの目が一瞬、キミたちの後方を見た気がした。

 

ラグナ:「(なんだ……?)」

 

シマダ:まさかお前ら陽動か!?

 

 

 

 

ラグナが疑問を抱いた、その瞬間。

 

 

パーンと、銃声が鳴った。

 

 

 

 

ラグナ:ふぁ。

 

GM:ラグナは聞き覚えがあるであろう、その音が、後方より聞こえた。みんな音の方向く?

 

ラグナ:「まさか……」

 

アテナ:ぶったおれてる。

 

シマダ:向く。

 

ラグナ:え、見たいけど。アテナちゃん放置できへん。

 

GM:じゃあ向くのはシマダだけかな?

 

ラグナ:どうしよう。ノリマサさん向くからいいかな。

 

GM:では。ラグナは変わらずアロイスと対峙し、シマダは後方へと目を向ける。そこより上がっていたのは、

 

GM:赤い煙だ。

 

ラグナ:「……なるほど、あんたらは陽動か」

 

GM/“天の眼”アロイス:「ご名答」

 

シマダ:「ちっ、まんまとやられたってわけか……」

 

GM:周辺、そして上空の帝国兵らは、みな一斉に煙の方へ、王国の方へと突き進んでいく!

 

GM/“天の眼”アロイス:「残念ながら時間切れだ」

 

シマダ:「いやぁお見事……! 天晴れってやつだな」

 

ラグナ:「関係ない、あんただけでも……!!」

 

GM:制空結界印による結界が薄れていく。

 

ラグナ:「ちっ!!」

 

GM/“天の眼”アロイス:薄れゆく結界内。ゆるゆる翼を動かし、上空へと羽ばたこうとする。

 

ラグナ:「待てぇっ!!!」急いでこちらも飛ぼうとする、あるいはキャリバー撃つ。

 

GM/“天の眼”アロイス:「だが! 最後に一仕事、ってね!」飛ぼうと見せかけ、地を蹴り突進!

 

ラグナ:ふぁ!?

 

GM/“天の眼”アロイス:シマダへ! 《ワンツーブロウ》からの《ボルテクスアタック》だ!

 

ラグナ:インターフィアレンスぅううううう!!!!!!!

 

GM:キミの銃弾は、その動きを止めるには遅かった。

 

ラグナ:ま。え。

 

GM/“天の眼”アロイス:「倒れな、軍師!」

 

シマダ:では《アフェクション》で防いでいいですか。

 

GM:いいよ。

 

シマダ:「そう来ると思ったよ……切り札切らせやがって!」

 

GM:殺人の拳と絶対の壁がぶつかる!

 

ラグナ:「ノリマサさん!!!!」

 

GM:ラグナ。キミが叫んだその瞬間、

 

GM:キミの身に激痛が走る。

 

ラグナ:え。

 

アテナ:ふぁ。

 

GM:見下ろせば、

 

GM:キミの胸より貫く、銀の刃。

 

ラグナ:「あ、っ……!?」口から血を。

 

GM:ずるり、と剣が抜かれる。

 

アテナ:はっ。シーン変わったのなら(アテナは)【HP】1ですよね。 *2

 

GM:そうですね。

 

ラグナ:「っぐ、」傷口押さえながら片膝ついて、背後を見る。押し花が血の中に落ちた。

 

シマダ:「……っ!」

 

アテナ:「ラグ、ナ……!!」よろよろ顔上げてそっちを見る。

 

シマダ:「おいおい……流石にそこまでは想定してないぞ……」

 

GM/ “神聖皇帝”ゼダン:振り返ったそこに立つは、血を浴びたクラウ・ソラスを持つ“神聖皇帝”。

 

ラグナ:「ぜ、だん……」

 

GM/“天の眼”アロイス:「隙あり!」と、アロイスはシマダへ一撃。

 

シマダ:「ぐっ……!?」

 

ラグナ:「ぁぐ、ぅう、あてな、のりまさ、さ……」

 

GM/ “神聖皇帝”ゼダン:「ご苦労、アロイス」

 

GM/“天の眼”アロイス:「少々手は掛けましたが……全ては皇帝陛下の御為(おんため)に」

 

シマダ:「(あの男が神聖皇帝……なるほど、大した軍略家だなこりゃ……)」

 

アテナ:「あ、あ……、ぜだ、ん……!!」

 

ラグナ:「(やば、い……)」転送石を使おうとする。

 

GM/ “神聖皇帝”ゼダン:その動きに気づき、クラウ・ソラスが振り下ろされる。その背へ、翼へ、尾へ。一文字に。

 

ラグナ:「があっ!! あ、ぐあ」さすがに倒れる。自身の血だまりの中へ。

 

アテナ:「あ、あぁ、あぁ……!! きさま……貴様…ァ…ッ!!」

 

GM/ “神聖皇帝”ゼダン:倒れ伏したラグナを見下ろし、

 

GM/ “神聖皇帝”ゼダン:「まだ口は開けるだろう、竜の血肉を食らいし者よ」

 

ラグナ:「ひゅ、ぁ」

 

GM/ “神聖皇帝”ゼダン:「そこの二人はすぐにでも殺せる。貴様が投降の意を示すのであらば、情けをかけてやろうではないか」

 

ラグナ:「っ……!?」

 

アテナ:「き、さま……! ふざけ、る、な……ッ!」

 

GM/“天の眼”アロイス:「まだまだ吠える元気はあるようだね。そのまま息の根を止めてやっても良いが?」

 

ラグナ:「っだめだ! ……ぁ」叫んだから余計に血が口から。

 

アテナ:「くそ、ふざけるな……ッ! ころす、ころす、ころす……!!!」

 

シマダ:「(さて……どうしたもんかね……)」

 

GM/ “神聖皇帝”ゼダン:「全ては貴様次第だ」クラウ・ソラスをシマダの方へと向ける。

 

ラグナ:「……わか、た。投降、する。だからふたり、はっ」血を流しすぎてもう意識朦朧としてる。

 

GM/ “神聖皇帝”ゼダン:「そうか」シマダへ向けてた剣を降ろす。返事によっては今すぐ戦闘不能にしようとしていた。

 

ラグナ:ひぇ。

 

アテナ:ひえ。

 

シマダ:「(あぁ、癪だがそれでいい……生きてりゃまだ機会はある……)」ラグナの方をちらっと見ます。

 

ラグナ:「(ノリマサさん、アテナを……)」目線はかろうじてノリマサさんへ。

 

GM/ “神聖皇帝”ゼダン:ちらとシマダの方を見てから、近くへやってきた錬金馬へと乗る。

 

GM/“天の眼”アロイス:「久しぶりに楽しかったよ、お嬢さん。また会おうじゃないか」ひたひた歩いてラグナを抱え上げる。

 

ラグナ:「ご、めん、あてな……お、まえを、また、ひとり、に……」

 

アテナ:「あ……あ……ラグナ……! やだ、くそ、……ラグナ……ラグナ!」

 

 

 

 

無情に抱え上げられるラグナより、三葉の押し花がはらりと落ちた。

血溜まりへと落下したそれは、真紅の色へと染まっていく。

 

アテナは息を荒げ、細い声を上げながら手を伸ばすも、その指先は故郷の葉にさえ届かない。

 

 

 

 

シマダ:「神聖皇帝陛下、一つ聞いてもよろしいかな?」と、去る前のゼダンに問いかける。

 

GM/ “神聖皇帝”ゼダン:「答えよう」

 

シマダ:「あなたは何故戦い、国を広げているのか……その原動力とはなにか……聞かせていただけませんかね。なあに、ただの好奇心ですよ」

 

GM/ “神聖皇帝”ゼダン:「…………」

 

GM/ “神聖皇帝”ゼダン:ふ、と笑い、

 

GM/ “神聖皇帝”ゼダン:「人間の生きる未来のため」

 

ラグナ:ひぇ。

 

GM/ “神聖皇帝”ゼダン:「さて、我らの真の敵とは何であろうな」そう答え、去って行く。

 

ラグナ:意識を失う。

 

アテナ:「殺す……くそ、ゼダン……くそ、くそ……!! ラグナを……かえ、せ……」

 

シマダ:「人間の生きる未来……ね…………。 ぐっ……俺ももう限界か……」*3

 

シマダ:懐から転送石を取り出し、「アテナ殿……一度退きますよ」

 

アテナ:「や、だ……離せ……! 殺す……ゼダンを……! まだ、やれる……ッ、くそ……殺す、殺すんだ……!」

 

シマダ:「……その憎しみ、次の戦いまでよく研いでおくことです」と言いながら転送石を発動していいですか。

 

GM:どうぞ。

 

アテナ:「あ、あぁ、あ……!」

 

シマダ:では………転送石で神殿へ……。

 

アテナ:「ラグナ……!!」

 

 

 

 

激戦の繰り広げられたその地。残る人間はいなくなった。

ただ、踏み荒らされた大地と、物言わぬ死体。赤い血。そして、血の中に落ちたラグナの三葉。

それだけが、残された。

 

 

 

 

*1:
ダンス:セットアップで使用したシーン持続《セイクリッドダンス》の、全判定ダイス増加効果のこと。

*2:
シーン変わったのなら:「制空結界印」の効果はシーン持続。その効果が切れたということはシーンが変わったということだと判断した。戦闘不能状態でシーンが変われば、【HP】1点で戦闘不能状態から回復する。

*3:
ラグナ:むしろアロイスのボルテ受けて意識保ってるのがすごい。

アテナ:《アフェクション》取っといた甲斐が。

シマダ:ボルテはアフェクでふせいだけど、そのあとの追撃でw

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。