BanG Dream! NIGHT STORY 作:黒マメファナ
①穢れゆく花
「んっ、なんでこんな……っ、ひどいわ、んぅ」
暗いホテルの部屋で、俺は愉悦に歪んだ顔をしているのだろう。無理もない。望みに望んだシチュエーションが俺の目の前に転がっているのだから。
喘ぎ声を漏らしながら、四つん這いになり俺の責めを受けているのは白鷺千聖。女優であり、アイドルであり、俺が堕としてやった女。
──恨みがましい視線を向けられるが、知ったことじゃない。男根を彼女の膣に突き入れ快楽を貪る。
「──射精すぞ」
「あっ、あっ……こんなの、やだ、いやなの、に……っ」
泣きながら首を振るがお構いなしに奥まで捻じ込み、射精する。千聖も、声もなくイッたようで、身体を震わせていた。
「ひぐ、ぐす……こんなのって」
絶望する千聖。
──どうしてこうなったのか、それは少し前のことまで遡る。
とある日の夕方、俺は花咲川女学園の廊下を歩いていた。
女子高である花咲川女学園を男子である俺が歩ける理由は首にかけてある証明書にあった。
「それにしても生徒交流とはいえ、俺が女子高を歩き回っててもいいのか」
俺は近くの男子校の生徒会に所属しているため、生徒交流の一環としてここに呼ばれ、案内を受けて解散、現在は帰路についているところであった。
下校時間はとっくに過ぎているため人気は全くない。そんなとき、空き教室から妙な音が聞こえて、俺はそこで信じられないものを目にした。
「んっ、はぁ……あっ」
誰もいないはずの空き教室に女性のくぐもった声が聞こえてくる。
声と同時にくちゅ、という水音、俺はそっと……教室を覗き込んだ。
「ん、や、あぁっ」
イスに座ったまま、制服をはだけさせ、スカートの中……恐らく秘部に手を延ばし、まさぐり自慰にふける女生徒がいた。
──その顔に見覚えがある。
「ん、くぅぅ」
白鷺千聖……元子役の女優で、アイドルバンドのベースをしている、俺の憧れの人。
そんな彼女が一心不乱に火照った身体を慰めている景色に俺は……彼女に劣情を抱いた。
「ん、んぅぅ、あぁぁぁっ──はぁ、はぁ……」
椅子に座って股を開き、ベージュの下着を隠すどころかその奥、秘所を晒し指を滑り込ませ……一際、跳ねた。
──イッたのか、俺が見てるとは知らずに、あの白鷺千聖が……オナニーで。
「……ん、まだ、収まらない♡」
しかも独りで二回戦を始めた。
制服のリボンを解き、ブラを外し……ショーツを脱いだ。
「あっ、あっ、んっ♡」
艶のある声と淫らな顔は、俺の知っている白鷺千聖とは似ても似つかなくて……
──穢したい。
「やっ、ん、はぁ、きもちい……♡」
劣情は、増していく。
性には興味があっても、未だ男を知らないであろうその身体に、心に、ムリヤリ捩じ込んで、泣かせて……穢したてやりたい。
そんな衝動のまま、俺は行動を始めた。
「はぁ、ん、くる、イッちゃ──んぁぁぁっ♡」
待ってろ白鷺千聖……俺の手に堕としてやる。
「……んっ、はっ、あぁ♡」
それから一週間ほど、俺は白鷺千聖が再びこの教室に来る時を待ち望んでいた。
……タイミングは、もちろん自慰にふけっている、今……もうすぐ絶頂かという時に足音を鳴らす。
「──っ!」
慌てて取り繕う千聖の前に、俺はついに姿を見せた。
「こんにちは」
「……こん、にちは」
上気した頬、整いきってない甘く荒い吐息、これだけでも俺の劣情はピークを迎えそうだった。
「ここでなにを? ……失礼、コレでしたね」
「──!」
彼女が絶句するのがわかった。
無理もない。スマホの動画に再生されているのは……自分の自慰なのだから。
「白鷺千聖の痴態……これだけでどれだけ再生数がのびるかな」
「やめて!」
立ち上がり、俺を睨めつけ、スマホを奪おうとするも……躱す。
「やっぱり、まずいんだ」
「……くっ」
「テンプレですけど、スマホのデータ消しても、パソコンに移してありますから」
千聖の顔がみるみる青ざめる。
いい顔だ、でももっと傷ついてほしい。絶望してほしい。
「…………わ」
「はい?」
「なんでもするわ、だから……その動画だけは、消して」
──なんでもする。魔法のような言葉だ。
ならば、と早速……千聖の腰を抱く。
「……っ、なにするの、離して!」
「この状況でなんでもするって言ったら……セックスに決まってますよね?」
「──さい、てい」
「なんとでも」
抵抗が薄くなっていく。どうやら要望と立場をわかってくれたようだ。
「さっきのオナニーが途中でしたよね? ……手伝うよ」
「や、やだ、触らないで……」
「騒いだりすると……ね?」
「……っ」
千聖は押し黙る。
──早速、後ろから抱きしめ、臀部や太腿、胸といった部位に触れ、揉み、撫で回す。
「っ、や、やだ……」
「夢みたいだ、こうして、触れることができるなんて……」
何度も反復した動画の通りに、リボンを解き、ブラのホックを外した。
現れた白く、美しい双丘を包むように触れ、桃色の先端に触れた。
「んっ、んぅ」
嫌そうに顔を背けながらも、ピクンと身体が跳ねている。
「しっとりした手触り……柔らかいよ」
「やだ……あっ、ん」
「さっきまでシてたから、反応もいいね」
スカートを捲り太腿を撫で回す。
その手がショーツに触れた瞬間、千聖の表情が強ばるのを感じた。
「なに? 期待しちゃった?」
「ふざけないで──んぅっ」
叫びそうになった千聖の唇を奪い、貪る。
──舌を絡めて口内に捩じ込むと、驚くほど抵抗感が薄まっていく。
「ん、んふ……んんっ」
試しにショーツ越しに秘所を指の腹で擦ってもくぐもった声で啼くだけ。
──キスに弱い? それとも、ファーストキスを奪われて絶望してる?
後者だったらいい。目尻に涙を浮かべながら俺に口内を犯されるのがファーストキスだなんて、それは絶望するだろう。
「ぷはっ、あっ、ゆび、だめ、はいって、こないで……んぁぁ、お願い」
もう身体は抵抗しない。
俺の腕の中に収まり、膣に挿入される指を受け入れているだけだ。
「言ったでしょう? オナニーの手伝いするって……」
「いや、いやぁ……」
首を振って抵抗する千聖の唇を再び塞ぎ、中指と薬指を完全に膣に収めた。
「んっ、くっ……ふぁ」
「これから……あなたがよがって、堕ちて絶望するのは……これからだから」
「あっ、ん、うご、かさないで……やだ、いやぁ」
膣にねじ込まれた指を動かすと、身体をよじって逃げようとする。
──そんな元気なくしてよ。俺の腕に収まって、絶望したまま……
「……抵抗するなら」
「やだ、もう、キスは……っん、んふ、んっ」
舌を千聖の舌に乗せて、擦り合わせる。
すると、強ばっていた身体から力が抜け、指への拒絶感が薄れていった。
「はん、やぁ……はぅ」
ぬるっとした愛液の滑りが、指の抽送を加速させた。
──教室にくちゅ、くちゅ、と水音が……俺の指で、千聖の秘所から鳴るという事実が、なによりの快感だった。
「ん、んぅ……はっ、ん、ふぁ♡」
「ココ? 弱いところなんだ」
「やだやだ、あぁぁ♡」
教室の机に座らせて、M字に開脚させ、胸、秘部、唇と、千聖の性感帯をくまなく愛撫する。
「はふ、んぅ、んっ、んっ♡」
千聖が気に入ってくれたのはキスをしながら、執拗な責めのようで、愛液を溢れさせながら舌を差し出してくれる。
「あぁ、だめ、だめなのに……んぁぁ、やだ、きちゃう、あっ、んっ♡」
「いい顔……」
「い、いきたく、ない、やだ、みないで、うぁぁ」
弱味を握られた男の手に感じて、イかされるという絶望……だんだんと抗えなくなっている絶望が、千聖の目に涙を流させる。
「あ、あっ、いく、イっちゃ──っっぅ!」
千聖の身体が大きく跳ねた。
「イっちゃったね」
「あ……あぁ、うそ、やだ、うそ……」
ショックな出来事に放心する千聖に、俺の劣情のタガが外れた。
「──っ、なに、して……」
「なに、って……セックスするには、コレが必要でしょう?」
「ひっ──」
ズボンのチャックを下ろし、勃起した一物を晒すと、千聖の顔が恐怖に歪んだ。
「俺はね、あなたを穢したい……それには、指だけじゃダメなんですよ」
「あ、そん、な……」
とめどなく涙を溢れさせ、これから起こることに千聖は暗闇に突き落とされたようだった。
肉棒の先端が秘所に触れると、待ちわ
びたように、吸い付いてくる。
「千聖のココはほしいって」
「いや、やめて……はいって、こないで──っ、また、きす……」
嫌がる千聖の唇を奪おうと顔を近づけると、反射か、期待か……口を開き、受け入れるように差し出した。
「あ、はぁ、んっ──っぅ、ふぅ、あ、や、だぁ」
キスに気を取られている間に、肉棒を膣に進めていく。
──この感覚、もう身体は……受け入れてる。
「ひぐ、んぁ、ひ、どんどん……はいって……んくぅ♡」
ぷつぷつ、と多少の抵抗感はあれど、裂けるような痛みはなさそうだ。残念だと思う反面、新たな劣情に変わる。
「……はいってしまいましたよ、痛みは?」
「ん、なんで、そんな、こと……」
「教えてください」
「ひぅんっ、や、あぁ……すこし、すこしだけ、ズキッてした、わ……」
「──そう、ですか」
破瓜の痛みをほとんど感じなかった……その意味を教えるために、陰核に手を延ばした。
「あぁ、そこ、だめぇ♡」
「あなたは、あなたの身体は俺を受け入れたんだ……だから、痛まなかった……」
「はぁ、んっ、そんな……うそよ……だって、こんなに、きもちわるいのに……っ」
顔が困惑に染まる。きもちわるい……か。
「本当に?」
「なにが言いたいの……」
「ならなんで、敏感に反応してくれるの?」
「やぁぁ♡」
指でこね、弾くと身体が跳ね、膣の締まりがよくなる。
「ひん、あっ、あぅっ♡」
「わかってるんでしょう? あなたはもう……堕ちてる」
びく、と千聖の身体が強ばる。まるで目の前の事実から目を背けるように……そんなのは許さない。
認めて、俺のものに……
「っ、やだ、こないでっ、いま、きすは……っ、あふ、んっ、んぁ……やら、おちちゃう、きもち、よくなっちゃうぅ♡」
陰核を摘んで弄りながら、口内を貪る。
いつの間にか手を添えなくともM字に脚を開き、縋るように、俺の腕や服を掴んでいた。
──もう一押し、もう一押しで……アイドルとしての白鷺千聖を、壊して、踏みにじって、穢せる。
「……素直になれ」
「いや、よ……そんなの、そんなのはっ」
「素直になれば、動画を消す」
「へ……ほ、ほんとう?」
千聖は正常な判断がもうできていない……終わりだ。
「──絶対だ」
目の前でスマホのデータを削除する。
──パソコンも、同じように消すと信じさせるために。
「……い」
「聞こえない」
「きもちよく……なりたい♡」
ここに、アイドル、白鷺千聖はいなくなった。
雄を求める、雌に、成り下がった。
「すごい、ゆびと全然ちがうの♡ひぁぁ、捲られてる♡」
「ここかな?」
「ふぁぁ♡そこ、擦られると、びりびり……きてる♡」
「……奥までの道、空けてもらおうかな」
「あっ、はぁ……んっ──あ、きす、あぅ、んむ、んっ、んっ♡」
どうやら千聖はディープキスを気に入ってくれたらしい。
泣きそうな顔をしていたはずのその行為に、今は自ら舌を絡めて、離すまいとばかりに、腕を首に回してきた。
「ぷはぁ……ねぇ」
「なに?」
「……もう一回、今度はキスしながら、動いて♡」
快感にとろけた顔はもう、気持ちいいことしか見えていなかった。
──もう、穢れている。
「……アイドルがそれでいいんですか?」
「──素直になれば動画を消すと言ったのはあなただわ……さ、きて♡」
今更自分を赦すような言い訳をして、あろうことか、誘ってきた。我慢できずに覆いかぶさり、要望どおり唇を奪いながら、ピストンを激しくしていく。
「あぅ、あ、はっ、んぅ♡はぁ、はぁ──っぅん♡」
千聖の腰が跳ねる。
いつの間にか膣の最奥、子宮口が肉棒を迎え入れ、抽送を受け止めていた。
「──っぁぁ、なに、これぇ♡」
「膣の奥……ボルチオ、千聖の性感帯だよ」
「ひぐっ、くぅぅ、今、ゴリって……ひぁぁ♡」
奥を突くたびに膣のひだが、肉棒に絡みつき、搾り取ろうとしてくる。
それと同時に千聖の声が一段と艶と甘みに溢れてきた。
「指の届かないところだ……初めてだろう?」
「こんな、のっ、ばかになっちゃう♡」
「イって、上も下も征服されながら、イケ」
「キス、されたら、すぐ、イっちゃ──っん、んく、んっ、んっ、んん──っっ♡」
千聖は口を塞がれたまま大きく奥を突かれた瞬間、二三度痙攣した。
他人の手による二度目の絶頂……千聖にはまた違う意味があるのだろう。惚けたように、俺の舌にしゃぶりついてくる。
「いい傾向だな……」
「え?」
「ボルチオでイクくせつけたら……もっときもちよくなれる」
「あっ、ん……いま、より?」
椅子に座り、その膝に千聖を乗せる。
そのボルチオに肉棒を押し当てられながらの悪魔の囁きに、千聖は陥落した。
「クセ、つけたい……もっと、奥でイかせて……」
「もちろん」
「ひぅ、あぁ、おなか、押し上げられてる……きもちい♡」
千聖は、快楽に囚われ、穢された。
──あとは、手中に収めてしまうだけ。
「はふ、んぅ……ふぁぁ♡」
「キスは、きもちい?」
「あっ、あぅ……あなたの舌がはいってくると、ぞくぞくってするわ……♡」
「初めてじゃなかった?」
「……初めてよ、こんな舌入ってくるのなんて……」
初めてのキスでそんなとろけた顔を見せてくれるなんて。
──着実に千聖は俺の手にきてる。
「んぅ、あっ、やん♡」
「もうココは夢中だな……滑りはいいし、いい締りで、敏感なんだからなっ」
「んぅぅ♡あっ、あっ、や、おくぅ♡」
必死に俺にしがみついて、腰を振る千聖は淫らで愛らしかった。
「やぁ、はぁぅ♡また、きちゃう、気持ちいの、のぼってくるっ♡」
「イかせてあげるよ、こんどは……俺もっ」
「ひぁぁ、はやくしちゃ、あん、あっ、あっだめっ♡」
「最後はお気に入りの……」
「うん、キス……っぅ、ふ、んぅ♡」
愛欲に溺れたように、舌を絡めて腰を振る。もう俺の肉棒は限界を迎えようとしていた。
──もちろん、千聖もだ。
「ふぁ、んぁ……もうだめ……、や、んっ、わたし、だめになってる♡」
「そうだね……キレイだよ、千聖」
「ひん、や、はぁん、イク、イっちゃう──っんぁぁぁ♡」
「くっ、俺も……っぁ!」
千聖が震えたのと同じタイミングで、膣に精を送り込む。
千聖にとっては三回目の絶頂……望んでイった、初めての絶頂だった。
「あぁ、あついの……ナカに♡」
絶頂の余韻に浸りながら、惚ける千聖の髪をなで、キスをした。
──何の苦もなく受け入れられたその事実に、俺は、笑った。