BanG Dream! NIGHT STORY 作:黒マメファナ
①狂い始めた歯車
わたしの婚約者は途轍もなく底抜けに明るく、突拍子がなく、世界に笑顔を届ける。そんな大それた夢想を実現させようとするようなヒトだった。実に──面白い。だからこそ、わたしは彼女の夢想を肯定し、バンド活動を半年ほど手伝ってきた。
結果は──上々。元々大学でマネジメントを専攻しているから、その実践データとしても、またバンドの成果としても彼女たち「ハロー、ハッピーワールド!」は病院や保育所などの客演としても、ライブハウスでのガールズバンドとしてもそれなりの人気を得ていた。
まったく、これほどまでに将来的にも、そして……わたしの仄暗い悦びを満たすという意味でも、最高の場を用意してくれた、と改めてフィアンセ……弦巻こころには感謝が絶えない。
──せいぜい踊ってくれ、わたしの
「今日も盛況だったわね!」
「そうだね、今日の客もみな笑顔だったし……ハロハピの人気はまだまだ上がるだろう」
そんな最高の場といっても、やはり諸行無常……永遠の停滞など、ありはしないのだと、その日に思い知らされた。これはわたしの落ち度で、後になっても修正すべきだった、と悔やみきれない思いを抱くのだ。
──このライブの数日前にあった、とある出来事は……
「今回は美咲のおかげだわ。珍しいわよね、美咲が自分からライブをやりたい、なんて言い出した時はびっくりしたわ」
「ああ、わたしも驚いたよ……だが、あの子にとっても、何かを掴めた……そんな気がするよ」
「あなたは美咲と特に仲がいいから、きっとそうなのね……でも」
そこで、婚約者であるこころは言葉を切る。いつも天真爛漫な笑顔ではない、何処か不満げな表情を浮かべる彼女は、実に愛おしく、狂おしい。
彼女は、奥沢美咲というこのバンドのメンバーに、嫉妬をしているのだ。
「あなたはあたしと結婚するのよ? あまり奔放なのは、ダメだわ」
「くっくっ、キミが言うか」
「あたしは男の子に奔放じゃないわよ?」
「いやいや、キミがヒトを奔放と言うと、どうにも注意されているようには思えなくてね」
「あ、ひどいわ!」
普段は笑顔ばかりの彼女のこの表情がたまらなく優越感だ。できるなら今すぐにでも──いいや、我慢すべきだ。彼女は大切な
そうしてその日はなんとか別れ、そして楽屋に残っていたとある女性の元へと向かう。
「──待たせたね、花音」
「あ……はい……」
それにしても奔放か……本当にこころという少女は、猪突猛進に見えて。
──まったくどうして、きちんとヒトの本質を見抜く力があるのだと思い知らされる。
わたしには悪癖があり、それが少々、奔放というべきなのだからね。
──そんな悪癖が坂を転がった原因は、それから幾日かが過ぎた日だった。いつも通りスタジオでの練習を見守り、そしていつものように楽屋で待つであろう奥沢美咲の元へと向かう。
ああ、早く会いたい。抑えきれない。そんな逸る気持ちを持って、楽屋へと入ると、そこにはピンク色をしたクマの着ぐるみが珍妙な動きをしていた。
「……っ! っ!」
「……美咲、なにをやっているんだい?」
「……?」
着ぐるみは「ミッシェル」という名前があり、ハロハピのDJを務めているのだが……その正体は奥沢美咲本人なのだが、それを知っているのは、ドラム担当の松原花音、彼女にミッシェルとして参加してほしいと頼んだ弦巻こころの周囲からどこからともなく現れる「黒い服の人たち」……そしてわたし。
しかし、半年あまりでずいぶんこなれた動きをしていたはずなのだが、目の前にいるミッシェルは、随分とぎこちない足取りで、頭の向きも逆になっている。ああ、そのせいでしゃべることができないし、なにも見えずにいるのか。
──しかし、気が逸っていたわたしは、そんなミッシェルの様子をよく観察することなく、
「──っ!?」
「すまない、今日はこのままで頼むよ。収まりそうにないんだ」
「っ!?」
わたしの悪癖、それはレイプ欲求があるということ。
本来は純粋で穢れのない弦巻こころに向けられているのだが、それをこころにぶつけてしまうと、わたしの将来に支障をきたす。しかしこころを見ているうちに欲求が抑えられないと苦しんでいたところに、ちょうど現れたのが、美咲だった。わたしは彼女を犯し、欲求のままを吐き出し、以降は、とある脅しを使っているのだ。
──それは、今日も行われる。
「ほら、今唇に触れているよ……」
「や、いや……っ」
「ん?」
やけに今日は抵抗するが、わたしからすると余計に興奮を煽るスパイスでしかない。無理やり肉棒を押し込み唾液に満ちた暖かい口内を犯していく。
「んぐ、ん、ふ、はぁ……や、んんぅっ」
「ああ、いいね、今日はやけに愉しませてくれるじゃないか……だが、きちんとしゃぶってもらわないとな、美咲」
「──っ!? は、ぅ……み、みさき……んっ」
何かを言おうとしていたが、口を塞ぎ、興奮のまま、呻く優しい彼女に対してのとっておきの、従順になる言葉を発する。
「──ミッシェルの正体、薫、はぐみやこころに突きつけようか? きっと、面白い反応をするさ」
「──っ!」
「さらにそんな美咲がわたしの一物をくわえて、あまつさえ腰を振って喘ぎ、セックスをしていると知ったら……ハロハピはどうなるかな?」
「……っ、ん、んく、じゅる……はぁ、んっ、んんぅ」
「そうだ、賢いね」
漸く舌の動きが活発になり、快楽が高まる。それにしても、今日の彼女はやけにお淑やかなフェラチオをする。
……しかし、いつもと違うというのもいいな。わたしは、そのまま立ち上がりイラマチオをする体勢に入る。ミッシェルの頭部揺れ、ぐちゅぐちゅと粘膜の触れる卑猥な音に射精感が上ってきた。
「んぶ、んっ、ぐ、ふ、ふ、んっ」
「はははは、もう、これは取ってしまおう──っ!?」
「ん、ふぅ、んっ……はぁ、ふぇ……?」
揺れていたミッシェルの頭部を外し、そこに見えた
わたしの肉棒を呑み込んでいたのは、美咲ではなく……松原花音だった。
しかし気づいた頃には遅く、彼女の頭を掴み、喉奥へと精子を注ぐ態勢に入っていた。
「んぶ、んっ、ふ、は、んぐっ」
「く、で、でる──っ!」
「んん〜〜〜っ、ん、ふ、ぅうぐ……」
「……か、花音……どうして」
肉棒を抜き、問いかけようとしたとき、楽屋の扉がコンコン、と叩かれる。
『あの、入ってもいいですか?』
「み、美咲……今開けるから待っててくれ」
扉の外の美咲にバレてはマズいと鼻息を荒くする花音を見やる。
──そして、彼女の口に手近にあったガムテープで大きな声を出せないようにし、プレイのために持参している紐で身動きを封じて……ひと一人が入れそうなロッカーにぐったりとした花音を押し込める。そして、漸く楽屋を開けた。
「……美咲、遅かったな」
「はぐみに捕まって……それで、なにしてたの? ミッシェルなんかちらかして……」
「あ、それは……」
上手く取り繕うため思考を加速させる。そこで自身のチャックが全開なことに気づき、美咲に股間を触れさせながら口を開く。
「……美咲が待てなくて、少し」
「最悪、変態……そんなに、こころを、代わりにあたしを犯したいわけ?」
「美咲が犠牲になれば……解決するさ。最早、キミの居場所だものな」
「っ……ほんっと、最悪……」
「そう言いながら……ほら」
「んっ、やめ、や、ぁ……♡」
ズボン越しに秘部を弄ってやると面白いくらいに反応を示す。ああ、やってしまったとは言え、花音とはまた違った反応が興奮を誘う。
「あ、ばか、なんで大きく……んっ♡」
「では、まずは口を使わせてもらうよ」
腰を抱いて誘導した先は……花音の口を犯したのと同じ体勢……わたしが椅子に座り、その脚の間に膝立ちになった美咲が肉棒を手で扱く。
「……うわ、ニオイきつ、ってか……もう、射精……して」
「待ちきれなくて……と言っただろう? 今日はその罰だ」
「やだ、待ってせめてキレイにして──んぐっ、んっ、ぅう……っ」
「キレイにするのがキミの役目……ほら、吸って飲むんだ」
「っ──ん、じゅるる、んく、んっ、ふ、ぁあ♡」
「できるし、いい顔じゃないか」
あれほど嫌がっていたと言うのに、美咲はわたしの命令一つで「女」の顔を見せる。2度むせた後は何も言わずとも、自ら頭を振って肉棒を口で扱く。
「んっ、はぁ♡ あじ、さいあく……んちゅ、れろ……こんなの、吐きそうだって……んっ、じゅるる♡ 」
「それは済まないな……そうしたら、侘びは、キミの子宮に払うとしよう」
「ん、はぁぁ♡ 不味い精子を飲ませたと思ったら、こんなところで、セックス、んっ、なんて……変態め……っあ♡」
そう言いながら、美咲はわたしに言われるより前ショートパンツと、タイツを脱ぎ始め、そのタイツから透明な糸が股の間と繋がって、切れた。
本来はタイツの他にもう一枚下着があるはずだが、立ち上がった美咲の秘所に触れるとそこを守る布はもう残されていなかった。
「下着は……ああ、外してこいと言っていたね」
「そう、だよ……んっ♡ や、そこ、だめ、だから……あ、んんぅ♡」
「さて、謝意を込めて……キミの膣を悦ばせてやろうか」
「あっ、や……はいっ……て──っんん♡」
わたしは椅子から立ち上がらず、美咲の腰を掴んで抱き寄せ、膝に座らせた状態で……ゆっくりと肉棒を挿入していく。
蜜壷の如く熱く愛液に満たされた彼女の膣はわたしの愚息を歓待し、精を搾ろうとしてくる。
「んっ、あっ、いや、なのにっ♡ いや、なんだ、っぁぁ♡」
「ふふ、抜こうとすると絡みついてくるじゃないか……全く、素直じゃないっ」
「──うぁ、んっ、あっ、だって、こんなの♡ さからえないって、んぅ、ぅあっ、あっ♡」
憎まれ口は彼女の愛嬌だ。言葉とは裏腹にわたしの首に腕を回し、自ら腰を振って喘ぐ。目尻は下がり、時折ねだるように腰を上下ではなく左右に揺すって自ら膣壁を擦りつけ背を反らして嬌声を上げていた。
「くぅ、んっ♡ き、きてる……っ、やだ、膨らんで……ナカ、だめ……っ、射精なんて……ぜったい、あっ、んっ♡」
「いいや、するさ。美咲の膣と子宮を悦ばせてあげるよ……こんな風にね」
「あ、っまだ、はやく、ん、やめ、激しいの、奥まで、ひびくっん、やだ、やだ──っんぅあ♡」
膣が締まり、美咲の身体が痙攣する。
ああ、どんどん、絶頂が早くなっていく。そうなると、もっと犯しがいがあるものだよ、美咲。
「あっ、や……イッた、ばっかりだから、んっ、はげしく、しないで……あたし、おかしく、なるって……っん、はぁ♡」
「うるさい。今の美咲に求めているのは喘ぐ声だけだ……それ以外は、塞いでいこう」
「まっ──ん、ふ、ぅう、んっ、はぁぁ♡ やら、あっ、んぅ♡」
舌を口内へと滑りこませ、塞いでやると、一層膣が締まり、美咲の表情がとろけていく。
もっと愉しみたいが、こちらもそろそろ限界のようだ。先ほどまであった余裕がなくなり、ひたすらに美咲を犯し、突き上げて欲求を満たしていく。
「さ、美咲……一緒にイこうか」
「は、う、んっ、あたし、もう、ずっと……イッて──っ♡ はやく、きて……♡」
「ああ、出る──っあ」
「──んっ♡ あ、はぁ、はぁ……遅い……ってば」
文句を言いながらぐったりとわたしに体重を預ける美咲に「いつも済まないね」と頭を撫でる。わたしの悪癖の捌け口に使ってはいるが、これが良いことだなんてわたしも思っていない。わたしは性根が腐っているのだろうが、決して悪を喜ぶ無秩序な人間ではないのだ。
だから、また捌け口にしてしまった美咲に労いと謝意を込めて余韻の時間、傍にいてやるのだ。
「ん……なんか、ホント……変なヒトなんだから」
「そうかい?」
「だって、あたしをあんな風に脅して犯しといて……優しい、なんて」
「美咲に壊れてもらっては困るからね、ケアくらいするさ」
「あたしは道具かっての」
お陰で当初事後にあった険悪さはなくなり、話もしてくれる。全ては円滑なのだ。そう──つい昨日までは。
「さて……わたしはもう少し残るとしよう」
「うん……あ、花音さん見た?」
「…………いいや? もしかしてまた迷子、かな?」
「そうかも、あたしも連絡するけど、楽屋のどこかにいるのかも」
「探してみるよ」
「──じゃ、お疲れ様です」
「ああ、お疲れ様」
楽屋の扉が閉まり、静寂が訪れる。美咲が離れていくのを確認してからロッカーを開いて涙を流す花音に目をやる。
存外大人しくしていたことにやや疑問を感じながらわたしは顎に手を当てた。
「……ふ、ん」
「さてさて……どうしようか」
「っ!」
「ん? ああ口を塞いでしまっていたね。今外すよ」
口を塞いでいたガムテープを剥がすと、花音は新鮮な空気を求めて咳き込み、それからわたしを睨みつけた。
「……あれは、どういうことですか」
「あれ……とは?」
「とぼけないでください……っ! 美咲ちゃんに、いつも、セッ……あんなことして、説明してくださいっ」
普段が普段だけにもっとオドオドしているかと思えば、気丈に振る舞うものだ。「セックス」なんて単語にも赤面するくらい初心だというのに……
──そう言えば、この子の口も、わたしは犯してしまったのだったな。美咲とは違った……口を。
「教えてあげるさ、ただし……」
「きゃっ──なにしてっ……んっ」
「くっくっ、やはり濡らしていたのか美咲とわたしが交わっているのをずっと見ていたんだね」
白のかわいらしいショーツは、ぐっしょりと湿っていて、秘部は既に興奮によってその蕾を開きかけていた。
男を知らぬ蕾。恐らく初めて目の当たりにした行為に
「ん、いや……やめ、触らないで……っ」
「縛られて動けないのに、気丈な反応だ……その気になれば、またキミの口を使ってもいいんだがね?」
「──っ、あれ、は……」
「味はどうだった? 初めて男根を舐め、咥え、犯された感想を……聞かせてくれ」
「っ、いやぁ」
再び勃った一物を花音の目の前に見せつける。身動きの取れない花音はそれからなんとか逃げようとするが、わたしに頭を持たれ、視界から外せない。
そうして、最後に取っておきの一言を彼女にはあげようか。
「これまでの美咲の我慢を無駄にしたいのかい?」
「……っ、ん」
「そうだ、大人しく──犯されている姿を見せてくれよ」
抵抗が薄まり、眼前の肉棒に遂に舌を付け、その味に顔を顰めた。
──しかし、一度犯された経験からか思いの外抵抗することなく、次は口内へと肉棒を誘って奉仕をしだした。
「んぐ、うっ、んむ、ふ……じゅる、ふぁ、こう、れすか……?」
いや、おかしい。抵抗するどころか舌をちろちろと先端に擦りつけながらわたしを悦ばせようとしている。どうして──だが、それよりも早くまた亀頭に吸いつかれ評価を求められる。
「あ、ああ……拙いが、そそるよ」
「は、ん……やっぱり、んむ、ちゅ、初めて、ですから……んくっ……そうしたらさっきみたいに、頭……掴んで、ください」
「──!? わ、わかったよ……ほらっ」
「んぐぅっ」
イラマチオで口内を犯す快感とは別に、不安が広がる。花音が何を考えているのか、わからないのだ。
しかし腰は止まらない。縛り付けた少女の口に肉棒を挿入するというシュチュエーションは、わたしにとって、たまらなく興奮を誘う。
「んじゅる、ん、ふ、ぁ……」
「ふ、花音のおかげでまた大きくなってしまったよ」
「は、ん……こんな、おっきいのが…………ナカに」
すっかり硬さを取り戻した肉棒を見せると、その表情はうっとりとしたようにも見える。窮屈だろう、と拘束を解き、ロッカーから出してやっても、やはり逃げたり抵抗することはない。
「さ……花音を女にしてあげよう」
「あ、や、だ……や、ん♡」
「ほら、素直になれ。花音の膣はわたしの精子を欲しがっているよ」
「あ、ああ♡ ゆ、びぃ♡」
ショーツを脱がし、背後から愛液で滑る秘所を指で愛撫する。
その声は確実に艶を含んでいて、嫌がるどころか脚を開いていく。
何故だ、と問いかける前に花音が愛撫している手に触れてきた。
「……私なら、いくらでも、代わりになりますから……っ、ん♡ 美咲ちゃんを脅すのは、やめてください……」
「キミは、こころの代わりの、その更に代わりになると、言うんだね?」
「──はい」
なるほど、尊い自己犠牲だ。とてもそそられてしまった。普段オドオドしていて、引っ込み思案な少女が、肉棒を無理やりねじ込まれ、抵抗できずに犯される……想像しただけで、獣欲が溢れだしそうだった。
「なら、契約しよう。これからは花音の身体を使わせてもらうよ」
「んん、あっ、はいっ──んっ♡」
まるで誓いのキスをするように、指で膣を堪能しながら舌同士を絡めてファーストキスを奪う。
微弱な快楽は彼女の奥底に眠る本能を呼び覚まし、男根を受け容れさせる為の準備になる。
数分の舌を絡めての口付けの後、もう一度、先走りに濡れた肉棒に触れさせながら秘所に指を入れ擦る。
「あん、や、そこ、んぅ♡」
「花音のココに、それが入るんだよ」
「はぁ、ん、先っぽにゅるにゅる、して、んっ♡」
そうして、想像力を働かせたところで、花音を、机に手をつかせて、尻を上げさせる。
初めてがこの体位、というのには不安が残るが、太腿を伝う愛液が、そんな不安と気遣いを吹き飛ばし、一物を挿入していく。
「あっ、ぐ、ぅう──っ」
「力を入れると痛いぞ……わたしは、そんなこと、気にしないがね!」
「んっ、ふ、あぁ……痛い、んっ、入って、る……」
肉棒を伝い、暖かく、愛液より粘度の低い液体の感触がする。処女膜を破る瞬間の痛み、破瓜の痛みは美咲曰く「最悪」だそうだ。しかし花音はその痛みに懸命に耐えていた。
「花音の中は狭いな……そら、膣を広げてやろう」
「や、い、たい……だめ、ズン、てしちゃ、あっ、あん……ぅあっ」
「──ふふ、初めては痛いもの……しかし、馴染むまで帰れると思わないことだ」
「っ、え、そん、なっ」
「美咲だってそうだったんだ。犯した後、脅して……わたしの家で自ら腰を振るようになるまで休む間もなく犯しつづけたんだよ」
「んぐ、こんな……の、を……美咲ちゃんも……っ」
涙を流しながら、抽送を受け止める。いい顔だ……困ったことに興奮するとわたしは乱暴になる癖もあるようで、初物だというのに一物を膣壁に擦りつける。
「痛っ、んっ、あ、くぅ……」
「力を入れるからだ……指を受け入れていた時のようにリラックスだ……」
「そんな、ことっ、言っても……っう」
「なら手伝ってあげようか……」
覆いかぶさり、耳に唇をつけてやる。同時に、指を口に入れ、舌や口内を弄ぶ。
びく、と反応したあと、くぐもった声と共に膣に込められていた力が抜けていく。
「あふ、んっ、あっ♡ 耳、だ、め──ひゃぅん♡」
「いい反応だ」
「あん、んく、ぅはん♡ ひゃ、んっ、な、なんれ……いたく、ない──んぁぁ♡」
抽送は繰り返しているから完全に痛く無いわけでは無いだろう。だが、耳への甘い刺激、指で口内を愛撫されるという刺激、この二つは快感となって膣の痛みと同時に脳へと送られる。脳は単純だ……人間と同じで嫌なことと良いこと、同時にあれば良いことに喜びを見出した方が幸せに決まっている。
そして痛みが薄れた膣は、次に快感へと変わっていく。
「あっ、あっ♡ なに、これ、んっ、ふ、ぁ♡」
「それが、セックスの快感だよ……痛いだけだったら美咲がああまで蕩けた声で啼くはずないだろう?」
「セックスの……あっ♡ あたま、しびれ……ます……♡」
耳元で囁き吸い付きながら花音を「女」として目ざめさせていく。しかし花音は順応性が高いな、もう、膣が蠢き始めたか。先程までの拒絶感は無く……締まりが心地よい。
同時に、嬌声がわたしの興奮を誘うかのような甘さを伴ってきていた。
「まだ、痛みはあるかい?」
「んっ♡ ちょっと、だけ……や、あ、でも、びりってして、んっ、あっ、あっ♡ きも、ちい……♡」
もう膣内で感じはじめた花音にわたしはこれは、一日では勿体ないなと思うようになっていた。折角「美咲の代わり」という免罪符があるんだ。愉しませてもらうとしようか。
「もう少し、激しくするよ」
「は、はい──んぁぁ♡ あっ、あっ、や、んっ、ほんとに、はげしっ、ぅあ♡」
ガクガクと脚に力が入らなくなった花音は手近にあったミッシェルの頭に持たれ、わたしのピストンに喘ぎ声を上げる。
水音とともに愛液が床を汚し、その度に彼女の常識を、身体を変えてしまっているという現状に、わたしは狂った獣のように、花音を犯していた。
「や、ぁぁ♡ み、みさき、ちゃ、んぅあ♡ がんばる、んっ、から……あっ、あっ♡ みさきちゃんの、かわりにっ、んっ、はぁぁ♡ みさきちゃんのために、
「いい宣言だよ、花音……そろそろ、出すぞ」
「んっ、どう、ぞっ♡ あっ、や、んん♡」
わたしは彼女を確実に汚している。無垢だった花音に、フェラチオを強要し、仲間が性を貪る姿を間近で見せつけ、そして──今はその行為を自らがしている。
彼女はもう、今までの何も知らない松原花音ではなくなってしまった。
「で、出るっ」
「あっ、やぁぁぁぁ♡ あ、ん……熱いの、びゅーって、はれ、わたし……なんで、あたま、まっしろ……」
──彼女は、男を、性を貪る快楽を知ってしまったのだから。
「これからもよろしく、花音……」
歯車は狂い始めた。