BanG Dream! NIGHT STORY 作:黒マメファナ
学校から帰ってくると、リビングでテレビを見てるあっちゃん……妹の明日香に近づいて「ただいま」と話しかけた。勉強は休憩中みたいで、だらーっとソファに寝転がって「おかえりー」と返事をするあっちゃん……お母さんには相談しにくいこと、買い物中でいない今なら、あっちゃんに相談できるかも。私は早速あっちゃんに呼びかける。
「ねぇ、あっちゃん」
「……なに、そんな真剣な顔して、なんかあった?」
「うん。えっとね…… 」
ホントは妹に相談するようなことじゃないと思う、でもなんだかあっちゃんって大人だし、私より「恋とかも知ってます」って感じだし……きっとわかってくれると思って口に出した。
「──男の人をきもちよくするえっちって、どうしたらいいと思う?」
「…………は? え、ええぇぇ!? え、えっち、って……!」
「あっちゃん何か知らない!? 一昨日も二回とも結局、きもちよくしてもらってばっかりだったもん!」
「ちょ、ちょま、ちょっと、まって……」
あれ? なんかあっちゃんが有咲みたいになって口をパクパクさせてる。クラスのカレシがいる人に訊いてみたかったけど、ナイショってお兄ちゃんと約束してるし……あっちゃんくらいしか訊く相手がいない。
でも、あっちゃんは顔を真っ赤にして俯くだけだった。
「……そんなの、わかるわけ……ない」
小さく絞り出したような言葉に、「そっかぁ、ごめんねあっちゃん」って言っておく。やっぱりカレシがいる人とかいた人じゃないとダメかな? そうするとポピパはダメそう。さーやは「家が忙しいからね」ってあんまりそーゆーのに積極的じゃないし、ありさもおたえも経験はないって話をしてた。りみりんも……。
「ああ! そうだ!」
「わ、なに、どうしたの?」
「ゆり先輩だ!」
りみりんのお姉さんで
「お姉ちゃんが……そう、だよね……付き合ってそれなりに経ってるし……」
「どうしたの、あっちゃん?」
「……なんでもない。勉強、してくる」
あっちゃんはそう言うと自分の部屋に戻ってっちゃった。はっ、私、なにか不味いこと言った!? 滑ったとかコケたとか落ちたとか!?
──勿論そんなこと言ってなくて、あっちゃんの行動が分からずに、私は首を傾げるだけだった。
「アホか、そりゃ嫌がるに決まってんだろ」
「いたっ、えー!」
「えー、じゃない」
それからゆり先輩に会って、話を訊いた日の夜。私はお兄ちゃんに会いに行った。短い間でお泊まりは流石にお父さんとお母さんに怒られるかと思ったけど、お兄ちゃんが電話してくれて、うまく言い訳をして、許可が降りた。ベッドに座って急に泊まりに来た理由を話していると、あっちゃんのくだりでおでこを叩かれる。口を尖らせて抗議してみるけど、お兄ちゃんは腕を組んでため息をついた。
「明日香ちゃん中三だろ? カレシいたの見たことあんの?」
「……ない、かも」
「そうだよな、女子中で早々出会いがあるとは思えねーもんな……そんな子に、お前は生々しい下ネタ言ってるんだから、嫌だろ」
「う……確かに」
お兄ちゃんは、更にあっちゃんは私を、お姉ちゃんにどこかで依存してるところがあるから、そんな私をお兄ちゃんに取られてる気がして嫌なのかも知れないって教えてくれた。
──あっちゃんには、明日好きなスイーツをあげてちゃんと謝ろう。私がそう決意していると、お兄ちゃんは私を優しく抱き寄せて「それで?」と話を元に戻す。
「先輩に訊いた成果は?」
「うん、ちょっとだけヒントをくれた」
事情を全部話した後、ゆり先輩は少しだけ驚いてから、やけに優しい声で「……そっか」と微笑んだ。理由は分からなかったけど空き教室で、私はゆり先輩の経験を少し聞いた。
──驚かれたのは、私がお兄ちゃんとえっちするまで、そーゆーことに全然知識がなかったこと。朧気にしか知らなかったことだった。
「確かに、それだと……カレシさんに任せっきりになっちゃうよね」
「はい……だから、お兄ちゃんを気持ちよくすることが、よく分からなくて……」
ゆり先輩はなんだか微笑ましいような顔で私の話を聞いて、「それなら……」とアドバイスをくれた。
──私の頭を撫でながら「ヒント?」と首を傾げるお兄ちゃんにぎゅーってくっついて、お風呂上がりの体温を分け合う。そして、見上げて顎を少し出す……これでキスして欲しい、ってわかるんだって。ゆり先輩の言う通り、お兄ちゃんはそれに返事をするように私の唇を塞ぐ。
「ん、ちゅ、はぁ、んむ、あ、んっ♡」
「はぁ……香澄?」
「お兄ちゃん、もっと、キス……♡」
「わかったよ」
腰を浮かせてベッドに腰掛けるお兄ちゃんより顔を上にしてキスをする。お兄ちゃんを見下ろしてキスするの、初めてで、ちょっとだけ戸惑うけど、舌が絡み合う度に腰にはしる快感に思考があやふやにやってきた。
「んふ、んんっ!? ん、や……んぅ♡」
頭にあったはずのお兄ちゃんの手が腰、そしてお尻を撫で回して、余計にキスの快感が増幅する。お兄ちゃん、お尻好きなのかな……なんだか、いつも触られてるきがする。なんだか、すっごく楽しそうに触ってくるし。
「ふぁ、は、や、んっ♡ お兄ちゃん……脱がせて♡」
「……ああ」
寝間着を脱がされて、下着も取られて、私は裸になった。電気が点いてるから、普段見せないところまでお兄ちゃんの視線に晒されて、羞恥と興奮で、身体が熱くなってきた。もじもじと身体を手で隠していた私に、お兄ちゃんの手が迫ってきて、腰を撫でられる。
「ひぁんっ♡」
「やっぱ、香澄はスタイルいいな、腰とかいい感じにくびれてさ、肌もすべすべだし」
「や、やんっ♡ お尻、ばっかり……やっぱり好きなんだぁ♡」
「とか言って腰浮かせてる香澄は、触られるの好きなんだろ?」
「うんっ♡ すき……♡」
お兄ちゃんの首に手を回して膝立ちになって、脚やお尻を触られる。身体がどんどん敏感になって、もう私はお兄ちゃんの手に夢中になっていた。焦らすようなえっちな手つき、お兄ちゃんの興奮してる瞳……それだけでおかしくなっちゃいそう。
──そんな時、心の何処かで「やっぱりこれじゃダメ。お兄ちゃんをきもちよくしてあげなきゃ」って声が聞こえた。それは多分、自分の声……お兄ちゃんに、私もえっちなことできるんだよって、伝えなきゃ。
「んは、んぅ、ふぁ、あっ♡ ……おにぃ、ちゃん……した、らして♡」
「わかった……っ!?」
「んちゅ、ちゅる、んく、はぁ……♡ あむ、んっ♡」
お兄ちゃんの舌にしゃぶりついて、いつもお兄ちゃんがしてるみたいに唇を塞いだ。くちゅくちゅ、って音を立てて、息を吸おうとゆっくり離れたとき、頭に手が回されてまた同じように舌で口内を貪り合う。
すごい、お兄ちゃんが夢中になってる……そんな風にキスを繰り返していると、ふとお兄ちゃんの下半身……ズボンの股間のところが膨らんでいるのが見えた。
「はぁ、お兄ちゃんの……ココ、苦しそう……出してあげるね♡」
「香澄……」
腰は浮かせたまま、今度は膝にまで頭を下げてズボンのチャックを下ろした。その瞬間、むわっと蒸れた臭気と、ともにおっきくなったおちんちんが顔を出した。
──えっと、確かゆり先輩が教えてくれたのは……おちんちんを手で持って口を付けたり……上下に手を動かしたり、だよね。
「っ、か、香澄……!?」
「んっ、ぅん♡ はぁ、ど、どうかな……お兄ちゃん♡」
「……これが、ヒントってわけか」
「うん♡」
自分で調べてみるといいよ。ゆり先輩はそう言って幾つかの単語を私に教えてくれた。行為の名前がわかれば、あとは自分で調べて知識とするだけ……そんなヒントを貰った私は、きもちよくしてもらうだけじゃなくて、きもちよくすることを覚えた。まだどうしたらいいのか、よく分かってないけど、大きくなったおちんちんを舌で愛撫すると、ぴくぴく反応して先から透明な液体が出てきた。
──ってことはきもちいんだ……よかった。そう思うと同時に今度は口に含んでいく。
「香澄の口……ぬるぬるだな」
「んっ、ちゅぅ……ふ、んく、ん、んぅ──っぅん♡」
独特の匂いと味にちょっとだけ戸惑いながら口淫を続けるけど、その時お尻にお兄ちゃんの手が置かれ、指が秘所にあてがわれた。いつもと違う入り口を緩慢な動きで擦られて口を離そうとしたけど、お兄ちゃんは「待って」と声をかけた。
「そのまま、咥えて」
「ふぁい……♡」
「……歯を立てずに、さっきより強く吸ったり、舌や喉で刺激して」
「ん……♡ ふ……ぅ、んく、ぢゅる、んんっ♡」
「いい、きもちいから……続けて」
弱い快感を与えられながら、私はお兄ちゃんの言葉通り口でおちんちんを刺激していくと、お兄ちゃんの吐息が熱くなって、おちんちんからどんどん苦い汁が出てくる……そしてぬるぬると私の膣にお兄ちゃんの指が入ってきた。
「んく、はぅ……おにぃ、ちゃん♡」
「……初めてのフェラチオ……どうだ?」
「くらくらする……♡ お兄ちゃんがきもちいんだ、って思うと……私もきもちい♡」
「みたいだな……指溶けそう」
「んん、ぅん♡ や、んぁぁ……これ、くせに、なっちゃう♡」
「しゃぶるだけで濡らすような変態にしてやるよ……香澄」
「あんぅ、そんなぁ……あっ、だめ、おぼえちゃう♡ おちんちんの味と、匂いで感じる変態に……なっちゃうぅ♡」
逃げられずに四つん這いでお兄ちゃんのおちんちんが視界いっぱいに広がって、独特な匂いと、口に残る苦味を感じながら指がぐちゅぐちゅ、って私のナカで擦れてこれが気持ちいことなんだって教えこまれているみたい。
──気持ちよくしてもらってるだけじゃ感じなかった新しい快感。やっぱり……お兄ちゃんだってしてもらって気づく気持ちよさも、あるよね。
「あっんっ♡ んちゅ、はぁ、れろ……んぅ、ん♡」
「香澄のナカ、おねだりし始めたな……?」
「んはっ、や、言っちゃやだ……♡ はず、かしい……んっ、あぅ♡」
私のナカが勝手に開いたり閉じたりして、口に含んでるおちんちんがほしいって疼く。さっきから頭がぼーっとして、お兄ちゃんの誘いのままに頭を振って音を立てて刺激する。だんだん、きもちいところがどこか、わかってきた……気がする。お兄ちゃんの反応を確かめながらシて、弱そうなところを重点的に刺激すると、私のナカにある指が沢山動いて、まるで正解、って言われてるみたい。
「ちゅ、んっ♡ はぁ、れろ……おにい、ちゃん♡」
「……そうだな、そろそろ限界だな」
「うんっ♡ お兄ちゃんのおちんちん……ナカに♡」
おねだりしたら、頭を撫でられて、腰が浮いちゃう。早くほしい……そう思った時にピカって閃いた。調べた時に出てきた体位……試してみたい。
「お兄ちゃん……今日は、私が上になるね♡」
「マジで……?」
「マジで♡」
「……わかった」
そんなことまで覚えたのか、って言いたげな顔で寝転がったお兄ちゃんに跨って、アソコをおちんちんに擦り付ける。焦れてたせいか気持ちよさに脳内で電気が走って……それからおちんちんを持って挿入、しようとする……んだけど。
「あ、んっ……あれ、や、んぁ♡」
「……入らないのか?」
「う、うん……」
いつもお兄ちゃんが上で挿入してたから、コツがわからない。そんな風に苦戦しているとお兄ちゃんが身体を起こして私の腰を持ってくれた。
「これなら、入れやすいだろ?」
「あっ、うん……♡ ん、あ、はい──ったぁ♡」
お兄ちゃんの補助でなんとかナカに収まってくれた。これはまだまだ練習が必要みたい。ギターと一緒で、一回で上手くいくことなんてないよね。そんなことを思っていると、その体勢のままお兄ちゃんの腰が動いて私の腰に手を這わせてくる。
──お兄ちゃんも、相当焦れてるみたい……早くえっち、したいんだ。でも、あくまで主体は私なんだって、我慢してくれる……優しいお兄ちゃん。
「香澄が上……なんだろ? 腰、動かして」
「ん、や、はぅ♡ う、ん……っ、あ、ん♡」
「もう少し早く……こんな感じ、かな?」
「っあ、やっ、んぁぁ♡ あっ、あっ、それ、きもちい……っ♡」
私が動くのとお兄ちゃんが動くのとでは全然きもちよさが違う。突き上げられて勝手に腰が動く……このペースで動くなんて、お兄ちゃんいっつもこんな激しいんだ、って改めて思えた。今日はそんなお兄ちゃんをきもちよくしてあげたい……その思いで私もさっきよりも激しく腰を上下に振っていく。
「あく、ぅん、あっ、おにー、ちゃんっ♡」
「さっきより、よくなった。奥当たってるの、わかるか?」
「はっ、やん、あっ♡ わかる、おくに、きす、されてる……んっあん♡」
自分で動くのは、お兄ちゃんに動いてもらうのとは違う快感がはしる。自分からえっちに腰振っちゃって、まるで精子をおねだりしてるみたいで……その恥ずかしさが膣をますます敏感にしていく。
──チカチカと真っ白になっていく視界にのみこまれないようにしがみついていたけど、もう、なんにも見えないくらい光が集まっていた。
「い、んっ、イク、おっきいの、きちゃ──っんはぁ、はぁ……♡」
「香澄……」
「んっ♡ あ、だめ……わたし、こし、がくがくして……動けな、あっ、ん……や、あっ、ひぁぁ♡」
イッた余韻に浸るまもなく、腰を撫でられたけど、動けなくて……そしたら繋がったまま押し倒されて、今度はお兄ちゃんのターンって感じで、激しいピストンが私に快楽の波を与えてくる。その瞳はギラギラしてて……まるでメスを孕ませようとするオスそのものの本能を感じて……身体が熱くなった。
「や、んっ、あっ、あっ♡ らめ、おにい、ちゃん……っはぁぅ♡ こんなの、すぐ、イッちゃ……あっん♡」
「俺の、ピストンで、イクのは不満か?」
「──ううんっ♡ めちゃくちゃにしてっ♡」
そんな言葉、ずるいよ……お兄ちゃん。お兄ちゃんに求められて不満なんてあるわけない。乱暴でいいから、掻き回してほしい。私の喘ぐ声に、イキ顔に、興奮して、もっともっと、お兄ちゃんをナカに刻みつけてほしい。
──前より強くそう思えるようになったのは、きっと、お兄ちゃんを気持ちよくする方法を知ったから……
「あっ、イッ──っんはぁ♡」
「いつもより、イクのはやいな」
「なんか……あんっ、きもちい♡ やん、んぁ……あっ、んぅ、ひゃん♡」
今度は胸を揉まれて先端を弄られながら、ナカをかき混ぜられる。弱い刺激も、イッた直後の私には充分すぎる快感で、二箇所で走る痺れにだらしなく口を半開きにして喘いでいた。
「なぁ、香澄……イカせて」
「イ……って、私が、動いて……?」
頷くお兄ちゃん。上手くできるかわからないけど、コツみたいなのは教えてもらったし、後は……お兄ちゃんを興奮させるだけだって思って抱きかかえられて、またさっきの体勢に戻った。ベッドの壁際に背中を預けたお兄ちゃんの肩に掴まって、腰を上下に振っていく。
「んっ、んぁぁ、ひゃん♡ おしり、さわっちゃ、あっ♡」
「……俺だって余裕ねぇんだよ。わかるだろ?」
「あは、うんっ♡ おちんちん、びくびく、してる……ん♡ 一緒にイこ? おにいちゃん♡」
「その前に香澄はイキまくるんだろ?」
「えへへ……♡ 奥にくるだけでイッちゃうから♡」
「じゃあたくさんイッて、えろい顔……みせて」
「うん……♡」
お兄ちゃんは私の腰を持ってゆっくり浮かせて、キスをしてくれる。これが、最後の余韻なんだって思うだけでまたナカがきゅんって疼いて自然とキスが深くなる。
「んふ、んっ、ちゅ、はぁ……♡ いくよ、お兄ちゃん……♡」
「ああ……」
「ん──っあぁ、あっ、これ、やば……っ♡」
「ナカ、あっつ……すげーとろとろだ」
「ひゃぁんっ、おく、きもち……いっ♡ おにいちゃん、おにいちゃ──ぁあ、んぅ♡」
奥におちんちんがコツンって当たる度に身体が痙攣する。イキっぱなしで、イッてる最中にも、ずっとイッちゃって……もうなんにも考えられない。考えられてるとしたら「もっとシて」と「お兄ちゃんだいすき」って、それだけが頭全部を埋めつくしていた。
「ひ、んっぁあぁぁ♡ も、こわれ──っぅあぁ♡」
「俺も……もう、イク……!」
「きてっ、きてぇ♡ あっ──んぅぅ、おく、ぐりぐりしちゃぁあ♡」
「く──ぅっ」
今度は私だけでなくお兄ちゃんもびくびくって痙攣する。ゴム越しに熱い液体の感覚がして、脱力していくお兄ちゃん……私も力が抜けて、体力の限界だった。倒れ込むようにお兄ちゃんにもたれかかる頃には意識を手放す寸前で、なんとかお兄ちゃんにキスして余韻に浸る。
「えへへ、きもち、よかったね♡」
「……ああ、おやすみ、香澄」
「うん……おにーちゃん、だいすき……♡」
──頭を撫でられて、それがもう限界だった。
最後にもう一度キスをして、私の意識はそこで途切れてしまった。
あぁ、今日はご飯もお風呂も先に済ませておいて、よかったな、なんて……そんなことを考えながら。そういえば、ゆり先輩、最後に「変な喧嘩して、別れないように」ってアレ……どういうことなんだろう?