BanG Dream! NIGHT STORY 作:黒マメファナ
①二つの顔
始まりは……なんだったけ? そう、始まりは些細なきっかけで、私は壊れてしまった。Pastel*Palettesとして活動してきたある時、とある動画の流出によって……その動画が映したのはメンバーの痴態、自慰に耽るアイドルなんてスキャンダルもいいところで……当然、私達は活動停止を余儀なくさせられた。幸いだったのは、評価され始めていた私や他の三人は別々に仕事が入ったこと。プロとしてソロで活動できる安堵感はあったけどPastel*Palettesとしてではなくなったことに、私は空っぽになった。
──オナニーを流出させられたメンバー? うーん、私はそれからずっと会ってないからなぁ。でも、イヴちゃんが言うには元気で活動はしてるみたい。よかったな、って思う。でも、その子のせいで、私は歪んじゃった。まん丸お山に彩りを、ピンク担当の丸山彩です……なんて、あどけなく、笑う私のなかに……どうしようもなく汚れた私が存在するくらいには。
「それじゃあ今日はここまで」
「ありがとうございましたっ!」
これは日常、私の日常。レッスンをしてお仕事をこなして、もうメンバーと一緒に練習することはなくなったけど、割となんとかやれてる。それは、デビューしたときにお世話になってるマネージャーさんのおかげ。活動停止で泣き崩れた私を支えてくれたヒト。ダンスの先生の言葉を合図に、近くで見ていたマネージャーさんに駆け寄った。
「彩、お疲れ様」
「はいっ、どうでした?」
「ダンスは相変わらずお客さんを意識できてるよ、あとはもうちょっとキレがあれば完璧だけど」
「それは……あんまり激しく踊ろうとすると、コケちゃうから……」
ドジなのもトークとか取材でかんじゃうところも変わらず、けどそれすらも私の持ち味みたいになって、私は世間に忘れられることなく、ちゃんとアイドルをやれていた。そして、レッスン室で先生に手を振って見送り……そして、今度は更に一歩近づいてマネージャーさんに背中を預けた。
「んっ」
「ん?」
「ご褒美、ください」
「うん、わかった」
その行為が当たり前のように、にゅるり、と舌が口の中に入ってくる。下腹部をさすられながら、私はマネージャーさんと濃厚なディープキスを繰り返していく。練習着の上を捲られ、なにも付けていない胸に触れられた。
「んっ、あん♡」
「彩……ブラは?」
「えへへ……ノーブラです♡ んっ、やぁ♡」
「へぇ、じゃあ……最初からそのつもりなんだね」
「あ、ん♡ まだ、汗かいてる、のにぃ……♡」
「全然、気にならないよ。むしろ頑張った彩を感じられて……そそる」
「ひ、ぁん♡ だからって、こんなの……や、練習着、汚れちゃう……んっ♡」
言葉では抵抗するけど、眼差しと腰で必死に虐めて欲しいと「おねだり」をする。マネージャーさんのおちんちん、もう硬くなってて……練習着越しでも的確におまんこにすりすりとしてくる。ノーブラは流石に誘いすぎちゃったかな、と思うけど、後ろから積極的に乳首をコリコリされて……ショーツと、おまんこはもう、えっちな汁でぐちゃぐちゃになってるのが、わかった。
「ほら、こんなに乳首勃ってきてる。彩も準備万端って感じだ」
「だって、約束……だもん♡」
「そうだな、練習頑張ったからな、ご褒美あげないと」
「はい、ください……マネージャーさん♡ 」
アイドルの時間は終わりで、私は束ねていた髪を解いた。これだけで、もうアイドルとマネージャーの関係から、二人は男女の爛れた関係に早変わり。キスや愛撫で私を悦ばせようと彼は益々指を活発に動かしていく。
「彩のココ、ぬるぬる……もう指二本入ってく」
「や、んぅ……♡ いわ、ないでぇ……♡ は、ぃって、くるの……きもち、ぃあ♡」
「いいよ、もっと……啼いてみせて」
「んっ、あふ……♡ 今日も……マネージャーさんのおちんちんで、いっぱい、ご褒美ください……♡」
口に出すととっても恥ずかしいけど、まるでこれは魔法の言葉のようで……すっかり準備の出来たアソコに、男の人の象徴、おちんちんをくっつけて……まるで「いいよね」って確認してくるみたいに、焦らしてくる。
「挿れてください……もう、ガマンできない……っん♡」
「ちょっと挿れただけですごい締め付け……えっちだね」
「だってぇ……や、期待してたから、あっ♡」
はいってくる。マネージャーさんの、おちんちん……お腹を掻き分けて、敏感なところに押し当てられる。それだけじゃなくて、片足を持ち上げられてぐちゃぐちゃって……突き上げられて、あっという間に私は蕩けさせられてしまった。
「あん、こんな、のぉ♡ はずかし……いっ、です……あっ、いやぁ♡」
「いや? でも、彩のナカ、ずっと締め付けて……おねだりされてるけどなぁ」
意地悪な言葉に反論する間もなく、マネージャーさんは私の唇に自分の舌を這わせて、口内に侵入させてきた。グリグリと奥に突き入れられながら、唾液を混ぜ合い、飲ませ合うという快感は、私を病みつきにした。
「んぅ♡ はぁ、れろ……これ、すきっ、んっは、ぁ♡」
「知ってる……彩の弱いところ、好きな責められ方……把握してるよ……ほら」
「あ、んっ♡ これ、だめぇ……♡ すぐ、イっちゃいます……んっ、あっ、んぅ──っ、ん、ふ……ぅ、はぁ……ん♡」
「これが……なんだって?」
「今の……もっとシてください♡ あんっ、あっ、ふぁ……♡」
彼の腰遣いに余裕がなくなっていく。きっと私も、余裕のない顔をしている自覚があった。性欲に呑まれて、射精したい、射精されたい、っていう、原始的な欲求ばかりが、身体を突き動かしていくみたい。
「……っ、よし、だ、射精ぞ……!」
「はっ、んっ、はいっ……いつでも、きて♡」
「あ、彩──っぅ」
「んっ……♡ はぁ、ふ……ぅ♡」
ドクン、ドクンって彼のおちんちんが脈動して、欲望を吐き出していく。余韻に浸りながら……数分間は繋がったままいつも貪るようにディープキスをしていく。ねっとりと舌を絡めて、マネージャーだったヒトの欲望を味わっていく。
「……できれば、髪下ろさないままでシてみたいけど」
「ダメ、ですよ……♡ あれはアイドルの私なんですから、やんっ、あっ、ぐりぐりしても……だめ♡」
「じゃあフェラは?」
「それもダメ、その代わりに練習着はアリにしたんですから……我慢してください……んっ、ちゅ……ぅ♡」
こんな風にセックスをするけれど、私はこのマネージャーさんと付き合ってるわけじゃない。セフレ……ともまた違って、なんだかお互いのストレス発散みたいなもの。幸い、って言っていいのかわかんないけど、マネージャーさんは顔もそれなりに整ってたし、身体が資本って考えで、スーツじゃわかりにくいけど、結構がっしりした身体の……きっと学生時代とかモテたんだろうな、って感じの人。実際、女性経験もあって……だからかな、セックスをする以上にプライベートでの関わりを迫ってくることはなかった。
「……はぁ♡ ねぇ……もういっかい♡」
「いいけど……移動してからな」
「えー……おあずけ……ひどい」
「うっ、そんな目で見ないでくれ……こっちだって我慢してるんだ」
「はぁい」
──我慢してる。二回戦が後になっちゃうのは不満だったけど、それがちょっと嬉しかった。それだけ私が性的にそそるってことだもんね。だから私も我慢する代わりに更に数分間、性欲を煽るようにおちんちんを触りながらディープキスをした。
マネージャーさんの車に乗ること数分、着いた場所は──人気の少ない地下駐車場。月極で、夜のお仕事に出掛けてる人の多いそこは、私とマネージャーさんにとっての隠れてセックスをするのに最適だった。ブラインドで外から見えないようにしてある社用車でもある大きな車で、前もブラインドで覆って……準備は万端。私は彼の脚をスーツ越しに撫でていく。
「はぁ……ん、ね……♡ もう……♡」
「彩……その音、またアレ使ってたのか」
「だって……さっきの気分のまま……シたかったんだもん♡」
そう言って荒い息を吐きながら、私はピンク色の線が自分の脚の間に延びて繋がっているツマミを見せた。
静かな空間だから、じゅぶぶぶ、って水面でバイブレーションしてるような音が彼にも聴こえたみたい。呆れ顔のマネージャーさんに私はそのリモコンを渡した。
「はいどーぞ♡ いじわる……シて♡」
「今日はMなのか」
「きゃ──っ♡ あっ、やあっ……うん、あ、んっ♡ ……焦らしてから、襲って……♡」
私と彼のセックスは色々な「プレイ」で構成されてる。さっきの一回目も今も……今日の「プレイ」は「脅されたうえで一日下着ナシを強要されて焦らされてのレイプ」ってところかな? その時々で「プレイ」は変わる。しないのは「アイドル」としてセックスすることと、フェラチオだけ。ちゃんと彼もノってくれるから……意図を読んだところで、制服のスカートの中に手を差し込んで太腿をいやらしい手つきで触ってくる。
「ローター、そんなにイイんだな」
「やぁ……♡ やめ……っん♡」
「甘い声でてる……強くしようか?」
「やっ、やだ……ぁ♡」
嫌がるフリ……演技も、プレイには必要なスパイスで、ハマって以来、なり切って彼と交わる。それが今の私の……流行り。ただセックスするならセフレでいいもん……信用出来るマネージャーが相手なら、普段できないことがシたいものでしょ?
下着着けずに、ローターで焦らされて、カーセックスなんて、同年代の男の子とは絶対できないもん。
「んっ……んぅん♡ ぁ、や……っ、おっぱいと、おまんこ……同時に、しちゃ……っ♡」
「感じちゃうだろ? こんなに濡らして……これがほしい?」
「ぁ……♡」
触られるだけじゃなくて、誘導されて触らされたおちんちんは硬くて、火傷しちゃいそうな熱を持っていた。そっか、今日のマネージャーさんの気分は堕ちてほしいってことかな? 口では嫌がりながら、本気で拒否しない。ううん、多分……できない。下着を着けずに車に乗ることすら言いなりになってる状況としても……もう堕ちてるのかな。
「ほしく、なんて……あ、んっ、んぅ……♡」
「強がる彩もそそらせるね。ほら、こっち向いて」
「や……ぁ、ん、は、ぅ♡」
リモコンで強くしたり弱くしたりされながら、身を乗り出した彼は強引にキスをしてくる。完全に唇を唇で塞がれて逃げ場のない私の舌を、口の中を、丁寧に嬲ってくる。最初は嫌がるフリで頑張って逃げようと身をよじっていたけど、玩具で弄ばれながらキスされたら……私もシたくなっちゃう。
「ぷは……ん♡ もう……やだ……♡」
「後ろ行こうか」
「……やぁ♡」
もう抵抗も言葉しか出来ずに、後ろの座席に移動していく。されるがまま脚を広げられ、ローターを抜かれて……熱くて硬い、男の人の象徴がすりすりとクリを擦って焦らしてくる。
「ん……い、や……♡」
「彩のここは、嫌がってないけどな……むしろ」
「あ──♡」
──驚くほどすんなり、先端が膣内に侵入してきた。ローターと違って、生き物のように熱を持って不規則に膨らんだり縮んだりしておまんこを刺激してくるソレにぞくぞくと背中に電流が迸った。
「ほしがってるんだろ? 認めちゃえよ……身体はもう快楽に堕ちてる、ってな!」
「やだぁ♡ やだやだ……はい、って、こないでぇ♡」
「彩が迎え入れてるんだけどな……ほら、抜こうとすると吸い付いて……」
「うそ、や、んっ、あっ♡ だめ、なのに……っあん♡」
なんて言いながら彼に掴まって「もっと」と誘う。それをわかっていながら、彼は意地悪くゆっくり動いて……荒い息を吐きながら蕩けていく私を、愉しんでいた。
「……彩。言ってごらん……」
「……っん♡ それは……おどして、る……っあ♡」
「そうだなぁ……そうだ。脅してる……本当のことを言わないと、彩も……ここにはいられなくなる」
「……あ、ん♡ おく、きて……いっぱい、えっち、シたい……♡」
「こう、かな?」
「──あっ♡ す、すご……っ♡」
脅されてるなら、しょうがないよね……とばかりに彼を受け入れていく。彼と、私自身の気分をあげるためにも、喘ぎ声は抑えようと口を手で覆って頑張ってみる。
「……なに、してる、の、かな?」
「っ、ん、んぅ、っ、あっやだ、あんっ、あっ、ぅあっ♡」
けれどその抵抗も許してくれずに、抑えていた手を掴まれシートに押さえつけられて、一層激しく腰を振られて……まるで媚びるような声を車内に響かせた。
「あっ、ん、ゃだぁっ♡ こえ、でちゃ、ぅあっ♡」
「かわいい声だよ、彩……」
お渡し会とかでよく聴く言葉……かわいい声って、でも、彼の発する意味はそれとは全然違って、純粋じゃなくて、だから、だからこそ……きもちいい。堕ちてしまいたく、なる。
「んっ、やぁ……♡ きかれるの、はず、かしい……から……塞いで♡」
「……わかった、口、開けて」
「……ん、は♡」
にゅるり、と迎え入れた舌と唾液の味に、舌も、口も……脳まで溶かされる気分になる。さっきまでの喘ぎ声は響かないけど、代わりに唾液が混じり合う音、荒い呼吸が脳を直接揺さぶってくる。
──その間も、カクカクと腰を振り、私を堕とそうと余裕なく責めてくる。
「っ、は、はっ、あ、や……もう、そろそろ……」
「は、うん、いいから、出しちゃお♡ 一緒にイこ♡」
真っ白になっていく景色の中でちゃんと捕まえていてくれるマネージャーさんが……好き。いつもイク時にしか思い出さないから忘れてしまうけど……ただ都合がいいから身体の関係を結んでるわけじゃなくて……傍にいて、アイドルじゃない私を呼んでくれるマネージャーさんが、好き。
「イク、ぁ、もう……わた、しもっ♡」
「あや、出すぞ……っ!」
「ひぁ、や──っぁあ♡」
ぎゅって抱き合ってお互い離れないように絶頂する。何も見えなくなって、ふわっと身体が離れていく感覚の中で、それだけが確かなもの。
──それだけが、私の拠り所。
「……んっ、ちゅ……えへへ、今日もいーっぱい出たね♡」
「ああ……もう少ししたら、帰ろうか」
「はーい♡」
Pastel*Palettesではなくなった私の、唯一絶対に近い……素敵な時間。私を支えるものは、アイドルとして最悪な、淫らな時間なんて……あの子が、千聖ちゃんが知ったらなんて言うのかな。