BanG Dream! NIGHT STORY 作:黒マメファナ
ましろは恋人である彼を部屋に招き、定期テストの結果を見せ合っていた。中間にギリギリだったことはどこへ行ったのかというくらいの高得点にましろは誇らしげに、彼は驚きと素直な賞賛を送る。
「どう?」
「ホントにすごいなましろ!」
「でしょー」
「家庭教師、大当たりだったんだなぁ」
「……そーかもね」
大当たりだった。ましろにとってあの男は正に理想の家庭教師だったと言える。そんなことを思いながら彼女は子どものように喜ぶ彼の横顔を見た。その視線に気付き、彼はおずおずとましろの腰に触れていく。
「よく頑張ったな」
「うん頑張ったよ、
「あ、ああ……」
夏休みから今日まであまり会えなかったせいなのか、ましろは随分と大人っぽくなった。ふとした仕草はドキっと胸を跳ねさせ、何かを期待して微笑む姿はとても同い年で幼い頃から一緒だった倉田ましろと同じ女の子なのかと彼が思ってしまうほどに、彼女は変わっていた。
「ね、きす」
「うん」
「……ん」
ゆっくり触れ合うようなキス、二度三度、四度とリップ音を鳴らし、五度目以降の触れ合いは、長く情欲を宿したディープキスへと変わっていく。二人しかいない家に響いていく水音、ぬるぬると絡み合う舌の心地良さに、彼は驚きを禁じえなかった。
「ん♡ は……っん♡」
「ま、ましろ……っん」
「んぅ、ちゅ、は……れろ♡ もっと、もっとぉ♡」
「ちょ、ま……っ!」
いつだって手を引いてきた。兄妹のような関係すら感じていた恋人同士による初めての愛欲を込めたキスは、ましろがリードしていた。息をつかせぬほどの長いキス。唇を塞ぎ、本能のまま貪っていく。唾液の橋がかかるまで、たっぷりと舌を触れ合わせた余韻を味わい、嚥下していく。
「はぁ……はぁ♡ ね、触っていいんだよ♡ っあ、ん、手で、いっぱいして♡」
「ましろ……ほんとに、いいんだね」
「うん、っぅん♡」
テストで彼よりもいい点数を取ったら、最後までする。ましろが恥じらう彼を部屋にあげ、自らの身体に触れさせているのはそういう約束、ましろが提案したご褒美にあった。少し悩んだ彼はゆっくりと太腿に触れ、指を這わせていく。びくっと跳ねると同時に耳に飛び込んできたのは、今まで聴いたことのないような、知らない彼女の声音だった。
「や♡ っぁん♡ いいよ、もっと、スカートのなか、っあ♡」
「……え、エロい声」
「でちゃうの……これ、ぇ♡」
「き、きも、ちい……?」
「ん……ぞわぞわ、する♡」
じゃあ……と今度は胸に触れていく。ブラジャーのワイヤーに阻まれるものの、その奥にある質量に彼は同じ中学の友人に言われたことを思い出していた。
──倉田っておっぱいおっきいよなぁ、いいなお前は。あれが揉み放題なんてよ。
「ましろって……おっきいの?」
「そう、みたい……おっきいの、嫌い?」
「う、ううん、そんなことない!」
「……ならもっと触って♡」
耳許で誘われ、彼はセーラー服の中に手を入れて、捲りあげていく。
顕になる陶器のような、キメ細やかで白い素肌、そして大きな双丘を支え守っている、黒の蝶々があしらわれ、少し下部分の透けるセクシーな下着に彼は息を飲んだ。
「な、なんか……下着」
「あ、あのね……見せようとおもって♡ どう、かな♡」
「な、なんかましろが……って思うと、びっくりしちゃうな」
「……そっか、あ、これフロントホックだから、ここだよ」
そ、そういうのもあるんだと彼は事前に得た知識とは違ったものに苦戦しながらも外していく。ましろは外されたことでより一層のこの先にある行為への期待に微笑んだ。そして手早く器用にセーラーを脱がずにブラだけを床に落とした。顕になる、恋人の絶景に彼はまたもや息を吸い込んだ。
「触るよ」
「うん……あん♡ やぁ、ん♡ 手、きもち……っん♡」
「すげ、なにこれ」
同じ人間の肌なのか、と彼はある種の感動とともにもっちりとした彼女の柔肌、胸を触っていく。真正面から支えるようにその柔らかさを味わい、誘導されるまま手を広げ指を食い込ませていく。鷲掴みに、という程の力はこめず、撫でるような動きをすると手のひらに当たる少し硬い感触に彼のボルテージは限界を突き抜けていく。
「あ、あっ♡」
「……かたくなって。ましろ、感じてるんだ?」
「うん、手のひらでコリコリ、きもち、やん♡」
媚びるような嬌声、熱がこもったように紅潮している頬、身体の熱もどんどんと増していっていることを感じた彼は、自分からましろの唇を奪っていく。太腿に触れながら、乳首に指を押し当てながら彼はましろというとびきりのメスを味わっていく。
「っん♡ ちゅ、は、あん♡ ひぅ、んっ♡」
「ましろ……ましろ……!」
「あっ、うんいいよ♡ んん……好きなように、好きなだけ、シて♡」
加虐心を煽られた彼は、ましろをそのままベッドに押し倒した。隠すことのない胸、太腿まで捲れブラと揃いの黒の下に白を透けさせるショーツ。なにより興奮した彼女の誘いが彼の臆病という理性を簡単に破壊していた。
「ぬ、脱がせるよ」
「うん……♡」
スカートを捲りあげてショーツを完全に顕にしたましろは臆病で誘いにも断り続けていた彼がこうまで興奮を見せているということに快感を覚えていた。腰を浮かせて彼の手によって最後の防壁を取り払わせて、彼はクロッチから透明な糸が垂れていることを知る。
「ましろ、これ」
「……っ♡ えっちな触り方、するから……濡れちゃった♡」
「……っ!」
リードされているのは間違いなく彼の方、だがあくまで誘導するように、男に自発させるような言葉の連続に、彼は熱を上げていく。今はスカートで見えない、けれどそれを捲ったすぐそこには、興奮し男を求めるモノがある。彼は浅い知識を総動員して水源を探るように指を這わせ、彼女の反応を確かめていく。
「ん、もうちょっと、そこ……っあ♡」
「こ、ここ?」
「うん♡ ん、ふ……♡ は、ぁん♡」
指を当てると水音を立てキスをするように吸い付いてくるへこみを見つけ、中指で撫でたり触ったりして、自分のカラダにはない不思議なモノを確かめていく。やがて彼女の愛液が十分に湿らせた指でへこみの中に爪まで、さらに奥まで挿入できることに気付き、彼はその少しの抵抗感が心配になってしまう。
「ん、どしたの……?」
「いや、えと……痛くないのか?」
「うん♡ だから指で、くちゅくちゅして……っあ♡」
ましろの許可を得た彼は指の第一関節まで挿入する。ぴくりと反応した、それを感じたのだと判断した彼はゆっくりと指をナカへと進ませていく。爪を切っておいてよかったという場違いな安堵を覚えながらやがて指は第二関節までましろに呑み込まれていった。
「んん♡ は、ぁ……♡」
「えっと、動かすから」
「っん♡ あ、あっ♡」
指を折り曲げ、膣壁を撫で、その不思議で人体とは思えないほど柔軟な感触を味わっていると、ふとましろが時折敏感に反応していることに気付いた。彼はそこを確かめるように範囲を狭めて、ましろの快楽を引き出していく。
「あっん♡ あ、や、ん……っ♡」
「ましろの声……エロすぎ」
いつも、どこかで幼いと信じていた彼女の女としての声に、自分の名前を呼ぶ声に彼の理性は壊れ本能だけが剥き出しになっていく。それは、初めて同士であるはずの彼女が自分のおっかなびっくりの行為に感じているということも自信に繋がっていた。
「あ、っん♡」
「指、二本目挿れれそう……いくよ」
「……っあ♡ ああっ♡ それすき♡ あん、あっ♡」
乱れていく。出たり入ったりしていく指に合わせて、胸を触られるのに合わせて、ましろはどんどん甘さを増した声で鳴いていく。反応から多少激しくしても大丈夫そうだと判断した彼は、本能のままましろに触れていた。
「あっあっんぁ♡ すき、それ、もっと、もっと♡ もっとして、せん……っぅああ♡」
「は、はぁ……ま、しろ」
「……あ♡ あの、あはは……イッちゃった……♡」
一際大きな反応を示したことで、彼は指を引き抜いた。それが乱れ、絶頂したのだと伝えられ彼はそっかと充足感と愛おしさのままましろの頬に触れた。だがまだ、ましろは熱を帯びており満足しているとは言えなかった。内股に擦れる太腿、揺れる腰に、情欲を残したままであった。
「……ましろ」
「ん、最後まで……でしょ? 冷める前に……いれて♡」
「わ、わかった」
戸惑いながらも彼はましろに覆いかぶさった。先程指を挿入した場所を確かめながら買っておいたコンドームを装着し、彼女の膣を掻き分けていく。呑み込まれていく快感、ほんの少しの抵抗感、夢中に奥を奥を目指してからはたと彼は彼女を気遣うのを忘れていたのに気づいた。
「んは……ぁ♡ きた、んっ♡」
「ま、ましろごめん……い、痛くない?」
「ふぇ? あ、えと……なんか、痛くない、みたい……えへへ♡」
その言葉通り痛そうには見えずに彼はほっとした。そういえば処女膜には個人差があり本当に痛くて堪らない人も、そうでもない人もいるという知識を思い出しましろが後者であったことに安堵した。
「ゆっくり、ゆっくり馴染ませて……ゆっくりね♡」
「う、うん……俺、ましろと……繋がったんだな」
「……ん♡ だいすきだよ♡」
微笑まれ馴染ませていく間にキスを繰り返す。キスをする度に脈動する膣を愛おしく感じながら、彼はましろへの確かな愛を伝えていく。ずっと尻込みしていたけれど、こうして恋人として繋がれて幸せだと。
「ふふ、わたしも♡」
「そっか、よかった」
「あ、ん……動いて、いいよ♡」
「……うん、いくよ」
慎重に前後に腰を揺らす。ましろは怖がりで痛いことは特に苦手だから、幼馴染で恋人の自分はましろのことを一番よくわかっているからと、優しく丁寧に彼女を気遣っていく。
「あ、あっ♡ あ、あの……ね♡」
「ん?」
「もっと、していいよ♡ さっきの指くらい、遠慮なくても♡」
だけどましろはそんなふうに笑っていた。それを彼は彼女の成長を感じ、また気遣うだけでなくて、一緒に気持ちよくなれるのだと感じわかったと頷いた。徐々に速く、腰を打ち付けていく。すると、彼女の反応もまた甘いものに変わっていった。
「あっ、あっん♡ すき、それすき♡ おく、ごつごつ、して♡」
「う、ん……ましろ、ましろ……!」
「あん♡ うんいいよ♡ おっぱいと一緒にいじめて♡ 好きなこと好きなように、わたしにして♡」
唇に吸い付いても、胸を揉んでもましろは喘ぎ膣を心地よく締め付けていた。その乱れた反応にやや普段とは違う、印象とは違うものを感じながらも蕩けるような膣内の感触に全てが溶けていくようだった。
「あっあっ♡ そこきもちい♡ コリコリされながら……あん♡」
「ま、ましろ、おれ、おれもう……!」
「ん、イッて♡ いっぱい、いっぱいだして♡ ああっ♡ わたしもイクから、最後のやつして♡」
「……さ、最後の……よし」
「あっあっあっ、いい♡ イク、もっとして、もっとイカせて──んせ♡ っあああああああ♡」
求められ、より激しくする。ましろの求めるまま唇を塞ぎそして初めての快楽を味わい尽くした肉棒から精液が吐き出される。充足感、普段独りで慰めるのでは味わえない充足感に彼は長い息を吐き出していく。
「はぁーふぅ……大丈夫、ましろ?」
「はぁ……はぁ……ん♡ えへへ、きもちよかった……♡」
「よかった」
「もう一回?」
「え……ちょっとまって汗だくだし、これキツくない?」
「そ、そっか……じゃあお風呂入ろうよ」
それから二人はお風呂に入り、疲れを癒してからもう一度繋がった。ましろが放つ性欲をたっぷりと含んだ被虐的な目に、彼は気づくこともなく。彼は優しく常にましろを気遣い、充足しながら眠りにつくのだった。