BanG Dream! NIGHT STORY 作:黒マメファナ
まるで夢のような三日が終わり、月曜日がやってくる。朝早くに支度をして家を出てから数分、大学の門を潜る。まだ人もまばらなその時間、僕はレッスン室を目指していた。
「おはよ、燐子」
「あ、おはよう……」
いつものレッスン室には柔らかなピアノの音がしていた。その部屋に入っていくと、彼女、白金燐子が立ち上がって、嬉しそうに僕の腕の中にやってくる。この三日ですっかり抱き心地を憶えてしまった彼女の柔らかさ、髪の手触り、甘い香りと……キスの味。
「んっ♡ ふ、ぁ……れろ♡ は、ぅん……っ♡」
「よかった……燐子に会うまでもしかしたら夢なのかと疑ってたよ」
「……わたしも、だから、もっと……して♡」
くちゅくちゅといやらしい音がレッスン室に響く。唾液を交換し、舌を擦り合わせ、一晩振りの愛情を交わし合う。
先週の金曜までとは違う愛の貪り合い。その証拠に彼女は僕の股間を目掛けて腰を揺らして誘ってくる。
「んっん♡ は……ね、時間、ある……なら♡ しよ♡」
「一時間半前にって……そういうこと?」
「うん……♡ ほらみて……これ♡」
そう言ってスカートを捲られ、ショーツを見せられる。それは透ける黒のレースで、クロッチ部分がピンクで……股を拡げたりすると開いてしまうようなものだった。オープンクロッチと呼ばれるそのショーツ、ブラも同じものであることは容易に想像出来るそのセクシーなランジェリーを燐子は惜しげもなく晒してくる。
指で広げて確認してやると、彼女は恍惚の息を吐く。
「あ♡ どう……かな♡ んっ♡」
「ぬるぬる、もう準備できてるんだ」
「うん♡ ホントは……講義終わるまで……っておもってたけど……♡」
「我慢できなかった?」
彼女は小さく首肯する。ゴシックで露出が少なく……そんな意匠の凝った衣服は彼女を清楚に見せ、また男から見て隙を感じさせない城塞だ。だが、僕の前ではその堅牢な
「わたしから……動いて、いいかな♡」
「見ててあげる」
「……うん♡ いじめて、さわって、みて……わたしの全部を、
「もちろん……おいで」
腰を抱いて膝の上に引き寄せると、彼女は愚息に愛液を擦り付けてくる。彼女から何も言わずとも腰を浮かせて、沈めていくという快感が、目覚めきっていなかった思考を叩き起してくれる。
「んん……はぁ……♡ あ、ん……っ♡ わかる……かな♡ キミのおちんちん……おぼえちゃった♡ キミと最高……きもちよくなれるように、刻まれたよ……♡」
「燐子……わかるよ。ほら」
「んっ♡ おく……ぅ♡ それ、いっぱいして♡」
彼女の動きに合わせて奥を抉るように肉棒を押し付けると、淫らな顔で悦ぶ。胸のリボンを解き、ボタンを外していく。同じ装飾の、下乳の透けているレースと乳首が出るようになっているブラが僕の前に露わになった。
「上も下もやらしい下着」
「あっ♡ んん……っ♡ はやくみて、ほしくて……♡」
「これで講義受けるの?」
「ん♡ あとで、着替えるから♡」
「そっか」
ほっとした。彼女の痴態は見たいけれど、他の誰にも見せたくはない。彼女の変態性は僕だけのものだ。
──彼女は、僕だけのものだ。
「普通の下着は?」
「あっ♡ ここに……っ♡ はい♡」
「かわいいね」
「んっ、ちゅ……♡ うれしい♡」
白の花があしらわれた清涼感と清楚さのある下着。それを広げて見せられ、僕は興奮を露わにしてしまう。
万が一彼女の下着を見ても、他の人には彼女の清楚さを疑うことはないに等しいという事実は、僕に優越感を与えてくれる。
「あっ、あっ♡ そろそろ……一緒に、イキたい♡」
「うん、じゃあ……キスしながら、掻き回してあげる」
「うん♡ キス……んっ♡ は、れろ……♡ きもちい、んっ♡ あぅ、あっあっ♡ んん♡ んふ、んっく♡」
じゅるじゅると音を立てながら、舌を絡めていく。上下に揺れる彼女の身体を逃がさないように抱きしめ、胸を鷲掴みにする。蕩けていく彼女の表情は、甘く魅力的で、もっともっと、僕を加虐的にしていく。
「だすよ、燐子」
「んは、あっきて♡ すき、すき……っ♡」
「……っう、りんこ……っ」
「ああ──っ♡ ん、ちゅ、んく……♡」
彼女のナカに精子を注ぎ込むという快楽に、溺れていく。燐子も、彼女も僕の精子を受け止めるという快楽に溺れていく。彼女を愛して犯していく。純然たる白金燐子という肉欲に、満たされていく。
「ん……じゃあ、わたしの方が……終わるの早いから、先に家で……待ってるね♡」
「うん」
「ん♡ は、れろ……♡」
余韻に浸りキスを繰り返していたところでアラームが鳴ってしまう。だがもう、それを残念だと感じることもなかった。
彼女に家の鍵を渡し、別れ際にソフトなキスをする。唇と触れ合うだけのキスよりも貪るようなディープキスの方が回数が多い、というのが僕と燐子のはじまりを彷彿とさせて……それでいいかとも思っている。
「あ、燐子。ちょっと待って、もう一個」
「……? どうしたの?」
首を傾げながらも、嬉しそうにやってくる彼女に後ろを向いてとお願いをする。不思議そうにしながら言う通りに後ろを向いた彼女を、僕はゆっくりと抱きしめていく。
「愛してるよ、僕の燐子」
「……うん。ありがとう……」
その時の彼女の声は、今まで聴いたどれよりも甘い響きを持っている気がした。この気持ちは性欲だけではない。なにより、彼女は夏休みまでに両親に紹介したい、と言ってくれたのだ。
「なんで夏休み中じゃなくて前なの?」
「……一緒に、住みたくて……お休み中なら、荷物とか……運べるかなって」
「なるほどね」
両親の言いつけから隠れてこそこそと付き合うのではなく、堂々とするつもりなのだ。
だったら僕も、心配性の両親紹介してあげたい。彼女がいるから大丈夫だよ、って。
「っは♡ んん……どう、きもちい……かな、ん♡」
「最高」
「よかった……れろ♡」
彼女は尽くすのが好きらしく家に帰ってきた僕の腰に腕を回して抱きついてくる。そしてご飯を一緒に食べてお風呂に誘導されて、湯船に浸かっていたら朝の下着姿の燐子がやってきた。
きて、と言われ洗い場にやってきた僕に彼女はローションでぬるぬるになったたわわな胸と、柔らかな口で奉仕してくれる。
「んっ♡ ちゅ……じゅる、んは……♡」
「やらしい顔、しゃぶるの好きだね」
「うん、すき……♡ いつも、いっぱい……きもちよくして、もらってるから……♡」
うっとりした表情で胸で擦ったり、フェラをしたり。極上の奉仕をしてくれる。彼女としてはずっとこんな風にゆっくり、二人きりで肉欲に溺れることが理想だったようで、もっとしてみせて、と言うと嬉しそうに笑うのだった。
「ん、じゅるる♡ あは、びくびく……してきた……♡ いいよ、だして……♡ 口の中、射精して……♡」
「イクよ燐子……受け止めて」
「んっ♡」
彼女の口内に、吐き出していく。相当な苦味のはずだが、やはり彼女は甘くおいしいものでも含んでいるかのように夢中で吸い付いてくる。
やがて出し終わった肉棒から口を離し、こぼれないように口内の精液を見せてくる。
「ぇあ……♡」
「いいよ……飲んで」
「ん、んくっ♡ はぁー……♡ どろどろ……すき♡」
「まだ残ってるよ」
「あ……うん♡ んっ♡ ぅん、じゅるる……んくっはぁ♡ みられながら……飲むの……あたま、ぼーっとしちゃう……♡」
燐子はこうしてたくさんの好きを伝えてくれる。見られること、聴かれることに異様な興奮を見せる彼女は、僕に触れられ、奏でられることで淫らで、心地の良い音色を響かせる。
「あっあっあん♡ おく、すき、すき、すき……っ♡」
「イクとこ、イッた顔……全部見ててあげるよ」
「うん♡ イク、イク……っぅ♡」
「はぁ、はは……ほら、おいで」
「あ……うん♡ ん、ちゅ♡」
幸福だった。彼女の奥に突き入れ、欲のままに貪るのにもう迷いはなかった。イカせるごとに、イクごとに、彼女が愛おしくなっていく。彼女も、僕を愛してくれる。
「ねぇ」
「……あっ♡ なに……ん♡」
「もしもさ、また別の人が、僕のようにキミを陥れようとしたら……キミのやらしい声を聴いてたら、どうする?」
「……それは♡」
「ほら、今も盗聴されてると思って……ほら」
「ごめんなさい……♡ あん、わたし……カレと、ここで、えっち……あん♡ するの、すき……なんです♡ なんにも考えられなく、なるまで……犯されて、あっ、やぁ♡ 愛されて、えっちするの……幸せなんです♡ だから……ごめんなさい♡」
そう断って僕に突かれて喘ぐ燐子に興奮を覚えた僕はそのまま彼女のナカに注ぎ込む。
僕からも、ごめんね……彼女は、僕に触れられ見られる方が好きだから。誰にも……見せないから。