BanG Dream! NIGHT STORY 作:黒マメファナ
第二回のオフ会は、順調だった。いや順調なのだろうか……わたしはさっきからずっと彼とばっかりお話してるから、よくわからなくなってきてしまっていた。他の人はまだ慣れてないし、受け答えはできるけど自分から枠の中にも入れないし、未成年でお酒も飲めないし。場違いなのかなぁと感じてしまっていた。
「りんりんちゃんどしたの? 顔暗いよ?」
「あ……えっと、ごめん、なさい……?」
「あーまた口説いてるな! ホントに前の時なんもなかったのか~!?」
「ないない! でも今日はあるかも!」
「おい!」
下世話な会話だけど、見えないところで手を握っていてくれる。彼とは付き合っていることを隠して参加していた。あんまりカップルであることを主張しすぎるのもきっとよくないだろうという彼の言葉に頷いたものの、やっぱりこうなるとモヤモヤしてしまう。しゃべっているのも女の人だし、第一回の時も二人はお酒を飲み合いながら結構距離が近くて……ううん、やっぱりもやもやする。
「よっと、りんりんちゃん」
「は、はい……」
トイレ、とちょっとだけ優しい口調で立ち上がった瞬間にわたしの隣に男の人がやってくる。ギルマスのひとで、年齢は彼と同じ。爽やかな感じでギルドの女性メンバーにも人気のひとだった。
「いやぁ、マジでアイツのガード堅いからなぁ」
「ガード、って」
「いやいや、でさ、今度はオレと抜け出さねぇ?」
「……っ!」
するりと腰を抱かれる。お酒が入っているのか、そのままわたしは抵抗もできずに抱きしめられてしまう。あの、カレシがいるのでと抗議の声をあげてみるけど、その割にはとジロジロとわたしを観察してくる。
「な、なんですか……?」
「その割には、今日は前よりガードの緩いカッコだ。まるで持ち帰りされてそのままセックスできますよーみたいな」
「……それは」
ここで、バカ正直な自分が恨めしくなってしまった。相手はほら、否定しないと今度は太股に触れて、下着を品定めするようにスカートを捲られる。ダメっと思ったけど、見えてしまっただろう、見られてしまった。だって、まるで舌なめずりをする蛇のような顔をしていたから。
「へぇ……えっちな下着だね?」
「……あ、あの……やめ、て……」
「いーじゃん、気持ちよくしてあげるよ。ほら前に性欲強すぎーみたいなハナシもしたっしょ? セフレなったげるからさ」
「──なにやってんの」
「……っと、ナイト様のご到着か、おいおい、もうちょい引き留めとけよ」
「ごめんごめん」
なにが、なにがおかしいのだろうか。なんでこんなに罪悪感なくわたしを無同意のまま触って、今……キスまでしようとしてきたのか。なにが引き留めなんだろう。いやわかってる。向こうでも同じことが起きていたんだろう。わたしは、ムカっとして思いっきり彼の飲んでいた冷酒を一気飲みした。喉が熱くなる、でも、でも……勇気がほしかった。カッコ悪いけれど、お酒の力を借りて、わたしはギルマスの手を、抓った。
「……っ!?」
「……ふざけないで、ください。性欲にまみれた手で、わたしに触れていいのは……わたしを愛してくれる、たった一人、だけです」
「──燐子」
「……あの」
「……ん、行こう」
こうして、わたしは彼の手に触れる。ナイト様、そう呼ばれたようにうやうやしく彼はわたしの手を取り、連れだしてくれる。釣りはいらねぇからと叩きつけて、一部では拍手交じりに、半ばもう公認になってわたしは彼に退屈なお城の外へと連れ出されていった。
飲みなおし、ということで個室の飲み屋さんにやってきた。わたしは未成年ですと証明して烏龍茶を飲む。おつまみみたいなのから色んな食べものを二人で食べてるところはいいんだけど、やっぱり二人きりだし、お酒が入った彼は輪をかけていじわるだから。
「ね、燐子」
「……ん♡ だめ、あ♡」
「ほらこっち向いて、キスしよ」
「ん、ちゅ♡ んむ、は……♡」
隣にやってきた彼がまるであの人から全てを奪うみたいに優しく、だけど強引に迫ってくる。腰に回っていた手で胸を揉まれて、言われるがままにキスをされて蕩けていってしまう。さっきのは、あの人は嫌だけど彼には性欲を孕んだ目を向けられるとだめになってしまう。脚に触れられても、おちんぽを触るのも、指でおまんこをかき混ぜられながらグラスになるのも。彼ならいい、彼なら、溺れたい。
「んぅ、じゅるる♡ んは、れろ……♡」
「オフ会、二人きりとはいえフェラしちゃうの?」
「……だって、ん♡ ちゅ、ん、ぁ♡」
言い訳すらも思い付かなくて、わたしは横からしゃぶりつく。目の前にコレを、おちんぽを置かれると自然と口が開いてしまう。もし、もしここでヒトが来たら、店員さんが何かを伝えに来たら、お皿やグラスを片付けに来たら。だめなのに、ぞくぞくしてくる。フェラチオが、やめられない。
「……口に出していい?」
「あ、ぅ♡ いいよ……♡」
さすがに彼もお店という遠慮があったのか、いつものシチュエーションだったら飲ませるまでが一個のプレイなのに。それに、わたしだってもやもやしてること、あるから。飲みたい、飲ませて。そういう気持ちで激しめの奉仕をする。きもちよくなってくれるところに舌を押し当てて、カウパーを吸って、奥まで咥えこんで……大好きな彼の精液をおねだりする。
「燐子……っ!」
「んん……っ♡ ふ、じゅるる、んく……ちゅ、んぅ……は、あ♡」
飲みきっておちんぽをキレイにして、肩に頭を乗せながら少し余韻に浸っていると、優しく頭を撫でて髪に指を通して優しい触れ合いをくれる。性欲じゃなくて、愛情の触れ合い。それはまるで贖罪のようだった。
「ごめん、まさか共謀して狙ってくるとは思わなくて」
「……大丈夫、だよ」
「そうじゃなくて……」
わかってるよ。ああいうグループ内でカップル作っちゃったことはちょっとだけ、よくないってことも。でもそれをきっかけにわたしがもっとグループのみんなと仲良くなれたらって思ってたことも。わたしが怒ってるのはそっちじゃない。隠そうって言われた時は、確かにモヤモヤってしたけどあなたの優しさだってわかってたから。
「……あの時、あのヒトに……なにされたの?」
「キスと、胸を触った」
「……触らされた?」
彼は水を飲みながら頷く。そのタイミングで店員さんが片付けと新しい注文にやってきたから、わたしは限定メニューにあったトウガラシ系の辛いものと、彼の好きな甘い果実酒と烏龍茶を頼んでいく。沈黙の間に飲み物がやってきて、わたしは迷わず果実酒を口に含んで彼の唇を奪った。舌を差し込み、甘くて苦いカクテルを唾液に混ぜてキスをする。
「んっ、ちゅ……は、あん♡ ぅん、触って……っあ♡ おっぱい、好きなように、して……っん♡」
両手で揉まれる。きっと、こんな風に触ってはいないとわかる。わかるからわたしは彼に触って欲しい。キスもしてほしい。あなたが欲望を見せるヒトが誰なのか、わたしに教えて、刻みつけて。
「……続きは、ホテルでね」
「うん……いっぱい、オフパコ、しよう……ね♡」
その前にもう一回、としゃぶろうとしたけど辛いもの食った後はやめろと怒られた。その代わりにいっぱいキスをした。お酒を飲ませて、飲まされて、とろとろに蕩けてホテルにやってきてまずは一緒にお風呂に入ることになって。でも脱がされる最中に、また始まってしまう。
「ひゃん♡ あっ、やん……♡」
「スケスケだね、今日の下着」
「あん♡ オフパコ、だから……喜んで、ほしくて♡」
白の透ける布面積の少ないレースのショーツと、お揃いのブラ。その白に後ろから彼の手が伸びてくるのが鏡にうつっていた。
左手は胸をいじめてくる。上からブラの隙間に入ってきて乳首を指で弄ばれたり我が物顔で揉まれたり。時折顎を持ち上げられて長い長いキスもされる。
「んっ、んっ、ちゅ、んっはぁ……♡ ん、く、あっ♡」
右手はおまんこをいじめてくる。まるで鏡に見せつけるように指先や指の腹でワレメをショーツ越しにいじって濡れていくのを楽しんでから、ゆっくりと水音を立てて膣を掻き回してくる。きもちよくて、堪らずに指を締め付けるとおしりにおちんぽを擦りつけながら鏡の中で蕩けた顔をするわたしと視線を合わせながら囁かれる。
「最初の頃を思い出す、ね?」
「あっあっ♡ でも……っ♡」
「なに?」
「あの、時より……きもちい♡」
それが合図だったかのように指でGスポットを突かれ、あっという間に絶頂してしまう。彼の指は、どんな玩具よりもいじわるで、きもちい。余韻の浅い責めに腰を揺らすと、もう一度Gスポットに押し当てられ、淫らな嬌声を上げた。
「あ、ん♡ あっ、あ、んく♡ んはぁ……それ、すき♡」
「全部好きでしょ?」
「……うん♡ あなたの全部が、すき♡」
だから、見てほしい。男を誘うようなえっちな下着姿も、触られてやらしい顔をしてしまうのも、顔を近づけられた瞬間に口が開いて、キスを待ってしまうのも、見られたい。見せたい。彼の欲を満たしてあげたい。
「なら、ハメてあげる。汗かいてから風呂はいろっか」
「……はい♡ あの時よりも、あなたに……ご主人様に気持ちよくなってもらえるよう、調教されたおまんこ……ハメてしゃせーしてください♡」
「かわいい誘い方、だね……燐子」
「っあ♡ んっん♡」
わたしが洗面台に手をつけると、ショーツを脱がされおちんぽの先端、亀頭にワレメを擦られる。熱いおちんぽを押し当てられるだけで、お腹がきゅんとして、愛液が溢れてくる。おまんこが勝手にご主人様の性処理の穴としての役割を果たそうとしていた。やがて、竿で一通りくちゅくちゅとやらしい音を奏でた彼は、鏡越しにニヤリと笑いながらわたしのおまんこを広げて、ゆっくりと穴に挿入し始めた。
「ん、んぁ……っ♡」
「後ろから突っ込まれてる顔、よーく見せて」
「や、だぁ……♡ はず、かしい……っん♡」
「すぐに恥じらいなんて忘れるよ。ぜんぶ、きもちいになるからさ」
「あっ、あん♡」
この、強引さがわたしを捕まえて離さない。強引でいじわるで、きっとギルマスとカレの迫り方の違いなんて無いに等しいだろう。だけど……ううん、だけどじゃなくて、
「あ──っん♡ おく、ごりごり、きもちい……っ♡」
「やらしい顔……イク度に欲しがってくるじゃん」
「んん♡ あっ、あっ、あんっ♡」
浅く擦られるのも、深く突かれるのも。全部がわたしの興奮を刺激する。えっちするのがきもちい。おちんぽを挿入されて、ぐちゃぐちゃされるのがきもちい。それ以上に……それ以上に興奮を誘われるのは、カレに求めてもらえる、愛されているという実感だった。
「満たしてあげるよ。今日も燐子が堕ちるまで、何回でも」
「は、はい……っ♡ うれしい、だいすき……っ♡」
カレから与えられる快楽に夢中になる。イッてもイッても止まらない。奥まで解されて、蹂躙されてただひたすらにカレの愛を受け取る器になる。余裕がなくなり激しくなっていく腰の動きを感じ続けていた。
「出すよ、出るよ燐子……!」
「あっあん♡ あっ、ん、んっ、きて、きてくだ、さい……♡」
「燐子……っ!」
「──っ♡ はふ、ん……はぁ♡ 続きは……お風呂で、しましょうね……ご主人様♡」
お風呂でも休む間もなくカレを受け入れる。丁寧にフェラで奉仕をして、ご褒美としてたくさんキスをしてもらいながら、今度は口に出されて、またバックでハメられて。ひたすらに、ひたすらにセックスをした。
「んっ、んっじゅるる……っはぁ♡ れろ、ん、ちゅ……んく♡」
「そういえば、今日のメインディッシュ忘れてたな」
「んは♡ そう……だったね……っはむ♡」
結局脱衣場でもう一回して、それをキレイにしながら、今回のえっちをするにあたってのカレからの注文があったんだった。随分シちゃったからまた今度にする? と訊ねるけど……答えはわかりきっていた。ご奉仕していたおちんぽがまたおっきくなって、わたしを誘惑してくる。落ちるまでシてくれるという言葉通り、これからだということを思い知らせてくる。
「着替えるね……だから♡」
「うん、またお酒頼んであるから、楽しみにしとく」
「……ん♡」
その言葉だけでまた興奮してきてしまう。これから、わたしはベッドでまたぐちゃぐちゃに犯されて、嬲られて、イキ狂わされるのだという期待で、わたしはいっぱいになっているのだった。