BanG Dream! NIGHT STORY 作:黒マメファナ
カレとの温泉街観光はとっても楽しい。旅館の雰囲気もよくて、いっぱい歩いて疲れはしたけれど、晩御飯も温泉もとても素敵で、優しいカレとの時間がとっても愛おしい。そして、お風呂から帰ってきた時、ピッタリとくっつけられた布団が二枚並んでいるのを見て、少し身体が熱を持った。端に寄せられた机の上には頼んでいた地酒の少し小さい瓶が置いてあって、それがカレをいじわるに変えると思うとまた。
「……ベッドじゃなくて布団ってのも、いいな」
「んっ……あ♡」
でもいきなりはせずに、しばらくお酌をしながら旅行の感想やゲームの話なんかをしていると、そのうち腕が伸びてきて、抱き寄せられながら腰を撫でられる。たったそれだけでわたしの身体は彼のモノとしての準備をしてしまう。調教され尽くしたメスとして、ご主人様に使っていただくための、準備を。
「ちゃんと、
「……はい♡ ん、ちゅ、んく♡」
いつもよりゆっくりと入ってくる舌を受け入れる。同時にゆっくりと手が腰から胸へとやってきて、指で浴衣越しに乳首を探り当てられ、弄ばれていく。カリカリと引っかかれ、擦られ、クリクリと弄られる。
「あっ、ん……は、あん♡ あ……っぁあ♡」
「よしよし、ちゃんと温泉から恥ずかしいカッコしてこれたな」
「……はい♡ あ、んん……っ♡」
個室の露天風呂付き旅館に一泊する以上、彼としても、なによりわたしとしても、そういう場でしかできないというか……旅館の雰囲気で味わえるようなえっちがしたい。そんな二人分の欲望から生まれたプレイ、それは。
「燐子のアウトラインはなに?」
「ない……よ?」
「……例えば全裸で四つん這いになって部屋まで来いって言っても?」
「それ……いい、けど……捕まっちゃう……かな」
「いい、けどなんだ」
そんな擦り合わせ……というか捕まっちゃわない範囲での羞恥プレイは、浴衣の下でえっちな格好をするというものだった。ヒトがいたから大浴場のトイレでオープンブラとショーツをつけて、右足にローターのスイッチを巻き付け、ローター本体はスイッチを入れずに膣内に挿入してある。それを、彼は確認がてら太ももに触れてスイッチをオンにした。
「ところでさ」
「……は、い♡」
「ローターはどうやっていれたの?」
「それは……この間、と、おんなじ……んっは、あ♡」
「つまり
「……はい♡」
この間、お仕置にローターを挿入しておうちデートをするということをした。その時にローターを挿入する瞬間を録画して後で彼に見せるというプレイも同時に。方法は、ローターをクリトリスや気持ちいところに当てて膣やローターを濡らしてから挿入するというものだった。それを、わたしは浴場のトイレで、オナニーをした。
「ああっ♡ や、つよ……く、しながらいじっちゃ……っ♡」
「ほら、腰浮かせて」
「……んっ♡」
ローターと乳首を同時にされながらの命令に膝立ちになって彼の肩を支えにする。乱れた浴衣の隙間から、ゆっくりと指が太ももを伝って秘所に近づいていく。そして、あっさりと彼の指はナカに挿入って、水音を立てながらわたしをいじめてくる。
「あっ、あ……っん♡ やぁ、ん……♡」
「気持ちい?」
「……きも、ちい……っああ♡ きもち、いい……です♡」
左手は優しく頭を抱き寄せ、撫でてくれるのに対して右手はますます意地悪に膣内を蠢いてくる。我慢なんてできずに漏れ出る声を、彼の耳許で発しながら、玩具として使われている悦びと、辱められている快楽に溺れていく。
「いっ、あ……っ♡ はぁ……はぁ……♡ 」
「おっと……燐子、大丈夫?」
「ん……は、い♡」
軽くイカされて、力が入らなくなって彼にもたれかかってしまう。けれど、咎められることなく、逆に抱き寄せられ、余韻に優しく意地悪な
「……燐子?」
「……もっと、して……♡ はげしい……のが、いい♡ 強引なのが……ほしい♡」
膝に乗り、腰を揺らしながら……我慢できなくて欲しがってしまう。勃起した彼のモノを刺激するように、襲ってもらえるように誘う。いつもとシてる場所の雰囲気が違うせいか、欲望を抑えられなくて。
「いいよ、がっついてきてごらん」
「……あ♡ うん……♡」
腰に触れられ、許可をもらったわたしは、ローターを膣内から取り出してかわりに彼の肉棒に腰を下ろしていく。彼は動かない、つまり……自分で腰を振って、浅ましく快楽を貪る痴態を視姦するつもりだ。
「あ……あっん♡ はい……たっあ♡ はふ……ん、んっ♡」
辱められていることがわかっているけど、わかっているからこそ、わたしは我慢なんてできない。今日の彼はとびきり優しくて……とびきり意地悪だから。挿入の余韻に浸ったわたしに無言でお酒の味がするキスをいっぱいしてくる。唾液が糸を引くほどたっぷりとキスをした後で蕩けたわたしを、更に追い詰めてくる。
「動いていいよ」
「……はい♡ っ、あ、あっ、あぅ、あん♡ あっ、あっ、あ、あっ♡」
しがみついてご主人様の悦楽と嗜虐心を満たすために媚びた声と表情で腰を振る。やらしい音がする。彼の顔が興奮に染まっている。それだけでわたしの感度は更に上がっていく。頭の中もおまんこもぐちゃぐちゃにかき混ぜられて、やがて奥まで入ってくる度に軽く達するまでになっていた。
「ん──っあぁ♡ おく、っん、んっ、あっ♡ はぁ……はぁ……♡ 」
「燐子、もっかいナカに、一番奥でだす……っ!」
「はい、何度でも、ください……っあ♡ お好きなように……処理、してください……♡」
「燐子、燐子……っ!」
「んん──っ♡ はぁ……ん、はぁ……♡」
二度目の射精なのに、彼の肉棒は萎えることを知らない。遠慮なく膣に精子を吐き出しているのに、おっきいまま、ドクドクとアツく脈打っていた。がっついてしまった、ご主人様である彼に興奮していただき、犯されることが目的だったのに。いくら彼がいいよと言ってくれても、はしたなく浅ましく腰を振ってしまったことを咎められないのは……嫌だ。
「……んっ、ちゅ……っは、れろ……ん♡」
「どうしたの、燐子?」
「……ごめんなさい、ご主人様……っ♡ あっ、あぅ、ん♡」
「そうだな、急にまたがってきて、腰振って何回もイッちゃったな?」
「……あっ、は、はい……っん♡」
だから、お仕置、してほしい。モノのように扱われて、辱められて……ご主人様が気持ちよくなるためだけに、わたしを消費してほしい。裸で外へ出ろと言われればそうするし、放置だというならそれも甘んじて受け入れる。ハメ撮りも、恥ずかしいセリフも……なんでも。わたしが拒絶するのはただひとつ……彼以外の男に股を開くこと。彼以外の肉棒や精液を受け入れることだけ。
「大丈夫、愛する燐子を……従順なペットを他所に出すわけないだろ」
「あっ♡ あん、あぅ、んっ、ん、んぁあ♡」
挿入した体勢のまま胸を弄ばれる。それだけでまた膣が精液をほしがって彼の肉棒に絡みついていく。勝手に腰が揺れて、やらしい水音がし始める。ぐちゅ、ぐちゅ、と肉棒に泡立てられた愛液と溢れてきた精液のぬめりは、わたしの脳をあっという間に機能不全にしてしまっていた。
「あっ、あっ、あんっ♡ やだ、とめて、とめて……っ♡」
「ほら燐子、舌を出して」
「……っ、えあ、れろ、あっ♡ は、はっ♡ んむ、んっんっ、んん──っ♡」
彼は止めてくれず、それどころか乳首をコリコリと指で弄りながらディープキスをしてイカせてくる。ああ、この行為で確信した。もうご主人様のお仕置は始まっている。容赦なく、愛されて、そして精神を犯される。
「わたし、いま……おかしく、なって……っあ♡ だめ、あっ、あん♡」
「いい乱れっぷりだな。まだほしいのか」
「あん、あっ、あ……っんん♡ ご、めんなさい……っ、ごめんなさい……♡」
抱きついて、止まらない腰と頭がぼーっとするほどの快楽に呑まれ、結局わたしは彼の望むままに受け止めていたのではなく、自分が欲しいだけ欲望のまま、肉欲のまま貪る、どうしようもなく性に狂った女だと自覚してしまう。嫌われたくなくて、彼のせいにしていたけれど……わたしは、セックスがただ気持ちいいだけの、変態でしかない。
「──っぁああ♡ はぁ、ん……っ、は……♡」
「……っ、燐子」
「……あ、ん♡ ん、ちゅ……んく♡ はぁ……ふぁ♡」
自己嫌悪を抱えたまま、それでも止まらない快楽に身を任せて絶頂して、ドクドクと脈打つ彼の肉棒が射精をしたのだと伝わる。失望されてしまうだろうか、恥ずかしい格好と、いつもより強いお酒に煽られて、暴走してしまった、だなんて。でも、キスは優しくて手つきはまだわたしを欲しがっていた。
「燐子がほしがりだなんて知ってるよ、ほら」
「あん……っ♡」
はだけた胸元に手が入ってきて乳首を撫でられる。たったそれだけで甘い声が出てしまう。それだけでまた、腰が揺れる。膣壁に入ったままの彼の肉棒を擦り付けて、それが気持ちよくて。すると、彼はわたしの頭を撫でる。一緒に寝る時にはいつもしてくれる。優しくて大好きな手だ。
「他の人にも、触られたらこうなる?」
「……っ、ならない……ぜったい、いや……」
他の人にこの身体を触られても、きっと拒否する。もし、反応してしまうとしても、彼以外のモノを受け入れたくない。そう言うと、腰を抱かれ、布団に押し倒される。見下ろされながら、繋がったままだった肉棒を今度こそ自分の意思ではないペースで擦り付けられ、その甘い痺れに息を吐いた。
「は……っん♡ あっ、ひぁ、ん……っ♡」
「愛してるよ、燐子」
「あっ、あん♡ は、はい……わたしも、あっ、ん♡ おく、おくまで……♡」
優しく語りかけられながら、奥を容赦なく抉られる。相反する二つの気持ちが、わたしを犯していく。犯されたい、無理やりされたい。でも、その願望は誰かにというあやふやな言葉ではなかった。
「オフパコ、したいんじゃないの?」
「あっ、あ……っあ♡ いっぱい……したい♡」
これからもきっと、ゲームのオフ会があるだろう。そういうイベントに参加することも。その帰りにこっそり腰を抱かれて、お尻を撫でられて誘われたい。ホテル行こうって下心丸出しで……他の誰でもなく、大好きなカレに。
「して、ください……♡ これからも……たくさん♡」
「それじゃあ、今度はこっちのターンだ」
「きゃ……あっ♡ あ、ん、んぅ……♡」
挿入されたまま布団に押し倒され、両手首を掴まれて、枕に押し付けられる。そのまま、腰をゆっくり動かしながら空いた手でわたしの胸を鷲掴みにして、揉みしだき、乳首を擦られる。
「あっ、あっ♡ あ、んん……♡」
身動き取れない状態でコンプレックスだった胸を嬲られ、感じてしまういやらしい姿を見られて……ぞくぞくする。きっとこのままカレの腰遣いに、濃厚なキスを求めてくる舌に、いじわるに触れてくる手に、わたしは抗えずにイキ続けてしまう。そう想像してしまっただけで、膣がカレのイチモツを締め付けていく。
「かわいい反応されると、止まんなくなりそうだよ」
「あぅ……んっ♡ はぁ……っああ♡」
止まらなくていい。このまま、抵抗できないわたしを嬲って。わたしはあなたの好きなプレイで簡単にイッてしまう、いやらしい女だから。優しい愛情と、いじわるな劣情のまま、犯して。
「いくよ……」
「あ、あ……っ♡」
ゆっくり肉棒が引き抜かれていく。抜いてほしくないと膣壁が吸い付いていくのを振り払うように、ゆっくりと。そして、次にされることはわかってる。一気に突き込まれ膣の奥を抉られる。
「あ──っん♡」
「一回でイッたのか」
「あっ、は、はい……おく、きもちよすぎて……っあん♡」
「これからその奥に、満足するまで押し付けてやるよ」
「あっ、あっ♡ 嬉しい……です♡ すき、あっそれ、すき……っ♡」
イッたのに、絶頂が始まりの合図だったかのように亀頭で奥に何度もキスをされる。ホテルに連れ込まれて、流されて、初めて受け入れてから数ヶ月、こんなに馴染むまで使われてしまっているということが、余計に気持ちいい。
──大好きな人に淫らでえっちなわたしを受け入れてもらって、恥ずかしいプレイを要求されたい。そんなわたしのどうしようもない性欲を、カレは満たしてくれる。
「あ、れろ……んぅ♡ は、はっ、ん♡ えあ……んむ♡」
「キスする度にめちゃくちゃ感じてる?」
「ん……あたま、ぼーっとしちゃって……きもちい♡」
腕は手首を掴まれたまま、ディープキスをしながらのピストン。やがて拘束されなくても勝手に足や手をカレの身体に巻き付けてただひたすら夢中になって舌を絡めていく。
「あっ、あっあっ♡ また……イ──っぁあ♡」
「まだ行くよ燐子」
「うん、あっ、きて……あ♡ もっと、もっとして♡」
後ろから激しく突かれると、何度も何度もイッてしまう。視覚的にカレには恥ずかしいところが見えてるというのも、興奮のスパイスになる。なによりわたしを煽ってくる気持ちは、このまま、カレに孕まされたいという欲求だった。普段はまだ早いから、と優しく頭を撫でてくれるカレも、この瞬間に言うと反応が変わる。
「なら、奥で受け止めろよ」
「あっ、うん、あん、あぅ、あっあっあっ♡ ください、せーし、なかにいっぱい……♡」
「っく、出すよ燐子……!」
「あ、あっ、あ──っああ♡ ん……は……ぁ♡ あん、いっぱい、奥に擦り付けて……♡」
ドクンドクン、と膣内で脈打って、それから絶対に孕ませてやるというように亀頭で奥に精液ごと擦り付けてくる。下腹部を撫でられながら受け入れるのは、それだけで軽くイッてしまいそうなくらい愛おしい。
「ん、じゅる、んく……っはぁ♡ キレイになりましたぁ……♡ んっ、ちゅ♡ れろ、んっ♡ んっんっ♡」
「とか言いつつ咥えてんじゃん」
「……これで、終わり……なんですか……っあ♡」
「そんなわけ」
お掃除としてフェラチオで肉棒についていた精液と、残った精液を飲み、匂いと味に興奮して奥まで咥える、するとすぐにまた固くなって、カレはわたしを抱くためにいじわるな顔をする。
「……はぁ、はぁ……♡」
「燐子」
「ん……♡」
「起きたら……朝風呂だなこれ」
「……だね、ふふ……♡」
もう限界、というところでカレはわたしの隣に寝転がり優しく抱き締めてあやしてくれる。水面に揺蕩うような、けれど穏やかな温かさが体力の限界だったわたしを眠りに誘う。最後に、名前を呼んでありがとう、と大好きを伝えると優しいキスをしてもらった。
「おやすみ、燐子」
「……おやすみ」
──始まりなんて、きっかけなんてなんでもよくて、でも運命の出逢いは本当に存在した。決して褒められた出逢いではなかったけれど、わたしはカレにホテルに連れ込まれて、救われた。愛してもらえる、愛していられる居場所を見つけることができた。だからまた明日も、これからも……優しい愛情といじわるな劣情を使い分けてね。わたしの王子様。