BanG Dream! NIGHT STORY 作:黒マメファナ
くちゅくちゅと舌を擦り合わせる水音、滴る汗とショーツに差し込んだ指がナカを掻き混ぜる音、伝わる熱が彼女の欲求の熱さをそのまま表現しているようだった。
火傷しそうな熱量、収まるにはひとつしか方法はない。
「あっ、んぅ♡ ようた♡ あ、それ♡ もっと指……んちゅ♡」
「っは、紗夜……っふ」
「んく、ちゅ♡ は、ぁ……あん♡ ねぇ聴こえる? 私の……ん、おと♡」
「うん、やらしい音してる」
「あっ、んっんぁ♡」
やば、指食いちぎられる。Gスポットを二本の指でぐちゃぐちゃに責めてんのに、というか紗夜もう二回くらいイッてるのに全然萎えないどころかますます熱情がこもっている。
「ふ、っく♡ よ、たぁ♡ あん、あっ、は♡」
「さ、よ……」
「んっ、ほしい……♡ ようたがほしい♡」
やっぱりそうだよな。セックスしないと収まるわけないもんな。わかってたけど、この暴走状態の紗夜をいなしながら鎮めないといけない。
だけど、いなしきれず俺はベッドに仰向けに寝転がって、紗夜が、跨って既に準備完了な愚息に愛液を擦り付けてくる。ぬるぬると光沢のある状態にしてから、紗夜は腰を浮かせた。今更ゴムとか言っても無駄なんだろうな。花音といい、女はわかんないって言ったクセに。
「っ、あ♡ はい……っん♡」
「紗夜……っ」
「ようたも、んっあ♡」
今日は余計にすごい。食いつかれてる感じがする。トロトロの熱に膣壁が絡みつく快感、紗夜のカラダそのものが俺をほしがってくれているような、優越感に似た興奮。勝手に腰が動いてしまうよ。
「あっ、ん♡ もっと、激しくてもいいわ♡ あっ、や、乗りこなす、から♡」
「激しい方が好きなだけ、でしょ」
「んっ♡ すき……っ♡ あっ、んん♡」
いつも以上に紗夜の腰が、声が艶めかしく俺の性欲を煽ってくる。
──それなのに。お互いの余裕のなさは、あの頃みたいだと思った。紗夜にハジメテを奪われた、あの日を俺は思い出していた。
うわ、と思わず声が出てしまった。ベッドが広い、そしてホントにお風呂がすりガラスだよ? 枕元にある色々なスイッチに、色々なものが置いてあるんだなぁ。
「先にお風呂にしますか? それとも……映画館やキスの続き、する?」
「お、お風呂で!」
「ならお先にどうぞ」
余裕たっぷりに言われて俺は逃げるように浴室に向かった。シャワーを浴びて、念入りに身体を洗っておく。乾かす時間が勿体ないから頭は洗わないでと言われた。そういうもんなのか。
今更ながらドキドキしてきたよ。う……すりガラスの向こうに紗夜がいるのか。
「で、出たよ……紗夜」
「ええ、代わるわ」
もう頭がパンクしそうだった。
テレビ……はやめておこう。なんかこういうところのテレビはAV流れるらしいし。そう思っていたらコンコンと音がした。思わず振り返ると、すりガラスでシルエットになった、紗夜がわざわぞ近くにきてシャワーを浴びていた。
「え……ええ」
しかもすりガラスに身体を押し付けて……見えてるんだけど? これには愚息のスイッチも即座にオンになる。そりゃあね、映画館で焦らされてるし、意識しちゃうよ。ところでなんでバスローブとかじゃないんだろう。あったのにね。
「お待たせ」
「……う、うん」
風呂上がりの、髪は湯気でしっとりしてるだけだけどカラダが火照っている紗夜が俺の隣に腰掛けてきた。丁度映画館と同じ感じで、脚を触られながら、こっち向いてと促され、唇を重ねていく。
「ん♡ あ……っ♡ ふふ、大丈夫よ……今は誰も、見てないわ♡」
「紗夜……うん」
少し積極的にキスをする。ちゅっちゅっとリップ音を立てて、熱っぽい視線を向けてくる紗夜に誘われ、舌を絡めていく。いつもと違ってくちゅくちゅと音を立てて、声をおさえることなく、舌が交じり合い貪って貪られる。
「あ、んっ♡ ちゅ、んく♡ は、だえき……んっ♡ んく、んっ♡」
うわわ、唾液飲まれてる。唇をぴったり塞いだままにゅるにゅると紗夜の舌が絡み付いてきて、今度は唾液を流し込まれる。飲み込むとまた流し込んでとねだられるように舌が口の中に入ってきて……繰り返し、と思っていたら、紗夜の手が俺の手を握り自分の胸に押し当ててきた。
「……っ!?」
「んく♡ っは……いいのよ♡ 触りながら……唾液、ちょうだい♡」
「う、うん」
紗夜の胸に触れてる。いつもの腕に絡みつかれて柔らかさを堪能するんじゃなくて五指で触れて、揉んでいく。そうしながら流し込んだ唾液を飲んだ紗夜は、今度はズボン越しの愚息に指を当て……その綺麗な手が股間を上下していく。
「んっちゅ♡ んく♡ はぁ……♡ おっきくなってるわね……んっ♡」
「さ、さよ……」
「ふふ、チャック……下ろして解放してあげるわ♡」
「……あ」
情けない声が出た。もうさっきからされてる唾液の交換で頭がふわふわして、ダメだ。苦しそうに詰まっていた肉棒が外気に、そして紗夜の手に触れる。白くて細い指に優しく包まれソフトタッチで愛撫されてるよ。
「っ、さ、よ……!」
「ん、はぁ……♡ んっ、そう……もっと触って♡」
「紗夜……!」
「あ♡ んふ、んっ、ちゅ、んん♡ ぇあ……♡」
さっきから唾液を飲んで飲まれての繰り返しだったせいか、舌を唾液の橋がかかっていた。今俺、貪ったんだ紗夜の唇を……舌や口内を。本能のままにしたキスで紗夜は……さっきよりうっとり艶やかな表情をしている。
「
「はい」
本名で呼ばれる。カンベさんじゃなくて……陽太と。紗夜はそのまま倒れ込み俺を巻き込むように倒して、跨ってきた。
紗夜のお尻が愚息に当たってる。そう思っていたら覆いかぶさってきて……キスをされる。
「んっ、んぁ♡ ようた……脱がせて♡ 」
「え、あ……?」
「ほら……♡」
ベルトを外して一番上と二番目のボタンをプチっと外して、俺の手に触れてきた。チラリと黒のブラが見えて……ドキドキする。三番目からは俺が脱がせる……迷っていると紗夜はワンピースのスカートを捲り上げてきた。
「今日のための新品なの♡ ようたに見て欲しい……♡」
そんな甘すぎる誘い文句に、俺は異様な興奮を感じてボタンを外していく。胸元、お腹、腰……触れながら俺は紗夜を下着姿に剥いた。
──その半裸はあまりに美しくて、紅潮した肌やくびれた腰、肩のライン……それを包む黒のレースとピンクのリボンが妖しさとエロティシズムを引き出していて、全てが美しくて、見蕩れてしまった。
「……どうしたの?」
「いや……キレイだなって」
「ありがとう……♡」
神々しさすらあるその半裸を脳内保存していると、けれどと紗夜は微笑んだ。自分の背中に手を回して……ブラを外した。パサりとベッドの上にブラが落ちて、胸が顕になってしまう。
「直接……触って、揉んで♡」
「え、あ……うん、失礼、します」
「ん♡」
右か左かちょっと迷って両手で触れていく。もちもちしていて柔らかくて……中央部にコリっとした感触がある。ピクっと紗夜が反応して、もしかしたら痛いのかと思うけど、その表情は艶に溢れていた。
「あ、んん♡」
「きも、ちいの?」
「ええ……っ♡ あ♡」
紗夜も性感帯を触られたことで本格的にスイッチが入ったらしい。あっという間に脱がされ、俺もパンツ一丁になってしまう。
そしてまたしばらく触り合う。何度もキスをして、胸だけでなく脚や腰、お尻に触れていく。
「ん♡ ようた……そろそろ♡」
「……うん」
髪の乱れた、ぽーっとした紗夜に見下ろされ、促されて。でもそれが迷っているように見えた。
このまま童貞卒業でいいのだろうか? なにか紗夜は不満なのかなにかがある気がした。
「紗夜?」
「なに……ぬがして、いいわよね♡」
──その表情を見た瞬間、ビビっと背中に電撃が走った気がした。紗夜は俺がずっと持ってたセックスへの恐怖を薄めてくれた。それは俺が脱童貞するのに必要であると同時に、もうひとつの目的があるのかも。
いつだって紗夜は俺がどうしたらいいか、女の子はどういう気持ちだから
「きゃ、よ、ようた……んっ♡」
上体を起こして、膝の上に紗夜を乗せたまま唇をぴったり重ねていく。さっきも、俺からキスした時が一番良さそうだった。だったら俺がすることはひとつなんだ。
俺は紗夜に童貞卒業してもらうんじゃ、だめなんだ。
「んく♡ は……よう、た……♡」
「紗夜はこっち」
「……あ♡」
さっきとは逆に紗夜を仰向けに転がして、俺が覆いかぶさって脚や胸、腰とかに触れていき……下着越しの紗夜のアソコに触れていく。
もうそこは愛液で濡れていて、ショーツからぬるぬると染み出してくる。
「あ、や、んっ♡ ようた♡ だめ、あっ♡」
「いいから、俺にもさせてよ、紗夜」
「んっ♡ ちゅ、んっ♡ あぅ、それむずむず、するからぁ♡」
それじゃあ……と俺は紗夜のショーツに手をかけた。上体を起こして紗夜を膝立ちにさせて、いくよと確認をとっていく。紗夜は俺の肩に手を置いて荒い息を吐きながら……ええ、と呟いた。
ショーツを下ろしていく。粘り気のある愛液がショーツと股間に糸を引くという淫靡な光景に、俺は喉を鳴らしてしまう。
「このまま直接触るよ」
「え、ええ……きて♡」
びらびらした陰唇に触れ、そこにある陰裂を指で探り当てる。人差し指でその入口をゆっくりと触って愛撫していく。
ピクっと腰が跳ね、高い嬌声が耳朶を打つ。探るように解すように、指を紗夜の膣に潜り込ませていく。
「あっ♡ ん、だめ……っあ♡」
「ここ?」
「だめ、ようたぁ♡ あっ、あっ、んっんく♡ んは、ちゅ、れろ……んぁ♡」
乱れてる。あの紗夜が。ビッチの紗夜が俺の指でGスポットを責められ、唇を奪われて、喘いでる。くちゅくちゅと愛液が溢れていて、シーツにシミを作った。
「だめだった? よくなかった?」
「あっ、ちがうの♡ きもちよくて、んっ、ようたにこんなの、見せたくないの……っ♡」
──俺はビッチが嫌い。だから、紗夜は頑張って感じるのを抑えようとしてたんだ。
そういえば、俺は紗夜がベッドでどうなるのか聞いたことない。乱れてほしがる変態だって引かれたくなかったのかな。
「バカだね、紗夜は」
「え……っきゃ」
「俺さ……紗夜のカレシの、つもりなんだけど」
また押し倒して、紗夜を見つめる。ビッチが苦手なのは多分今もそう変わりはない。けど、紗夜がほしがってくれるので引くわけないでしょ。
むしろ、俺の指で感じてくれて……興奮してるよ。
「ようた……あっ♡」
「好きだよ紗夜……俺は紗夜にほしがってほしい」
「わたしは……どうしようもないくらいにビッチで性欲が強いのよ? 疼いて疼いて、お金があってもなくても、たくさんの男の人と交わってた……汚い身体なのに」
「気にしないよ」
そう、気にしない。俺は紗夜が好きだから。そして紗夜は俺が好きなら……ほしがってほしい。好きだから、恋人だから……俺は紗夜とホテルにきてるんだから。優しい、けど求めるキスを沢山して、俺は枕元にあったコンドーム、ではなく用意していたポーチから着け心地がよかったものを取り出した。
大きめか小さめとか色々あるからと紗夜に教えてもらってたからね。
「紗夜……」
「……はい♡」
「俺のハジメテのヒトに……なって」
「……ええ♡」
正常位で、俺はさっき指で確かめた陰裂に愚息をあてがう。ゆっくりと掻き分け、俺は紗夜と繋がっていく。
うわ、こんなに……ぬるぬるしていて、あったかくて、柔らかい。蕩けていた紗夜の膣は、ゆっくりと俺を受け入れてくれた。
えっと、このまましばらく馴染ませる……だよね。
「紗夜」
「んっ♡ 感じるわ♡ ようたと……繋がってるのね♡」
「うん」
「あっ♡ ようた♡ 私を満たして……♡」
きゅうきゅうと締め付けられる。紗夜が俺のカタチを覚えようと絡み付いてきて、それがもう最高にきもちい。やがて、紗夜がきて、と腕を伸ばしてキスをしてくれる。よし、動かすね。
「んっ……あっ♡ こ、これ……あっ♡」
「紗夜?」
「ようたの、あん♡ これ……あっ、あっ、きも、ちい♡」
「よかった、早くするよ」
「あっあっ、ん、おくまで♡ ああっ♡」
すごい、蕩けそうなくらいきもちいし、めちゃくちゃ紗夜が喘いできもちよさそうにしてる。紗夜に教わった通りポルチオに押し付けて、外からもトントンってしてあげたり、逆に燐子が教えてくれた焦らすようにGスポットに擦りつけながら肉豆を撫でたりする。花音さんは馴染んできたら案外がっつかれてもぞくぞくしていいって言ってたからそれもしてあげる。
「ようたっ♡ それんっ♡ ああ、急に……っ♡ あっ、あっもう、ようた、わたし……イク、イクから……っあああ♡」
ひときわ大きく跳ねてぎゅっと膣が締め付けたと思ったらくたっと紗夜が脱力してしまった。え、えっと……イッた、の?
ええっと確かイッたら更にイカせて……は燐子だから、紗夜はそうそう優しくしてあげる方だったね。
「イケた?」
「……うん♡」
うんって。いつもの紗夜だったらええって言うところをうんって。なんか新鮮でキスしながらもゆったり腰を動かしていく。
やばいな、紗夜の膣も舌も全部きもちい。というか愛おしい。紗夜が俺を受けいれてくれるってのが、愛おしいんだ。
「ようた♡ もっと♡」
「うん」
「んっあ♡ いいのよね……もっともっと、ってやらしくなっても♡」
「いいよ……もっともっと、俺がイカせてあげるから」
「あっあっ♡ ぐりって、して♡ あんっ♡」
「ようた♡ さいごは、いっしょに……ぃ♡」
「さよ……っ!」
「んっ♡ あああ──っはぁ……♡」
──それから少し経った今、紗夜は求めてくれる気持ちを余すことなく伝えてくれる。騎乗位でイッて、ちょっと激しめだったせいか、俺の上から退いて休憩中の紗夜を腕まくらをしていた。けど、俺も紗夜もまだまだ萎えることなく、ピロートークもそこそこにキスや愛撫を始めていく。
「ようた……?」
「なんか今すごく、紗夜がだめになるとこ……見たくなった」
「え……あ、や♡」
うつ伏せにして腰を上げさせる。濡れたヒクヒクと陰唇が開閉して、淫靡な光景だよね。腰を掴んで、先端を触れさせる。すっかり挿れることにも慣れたのは自分でもアレだなと思うけど……ゆっくりと奥まで侵入していく。
「ああ……っ♡ ようたの、おく♡ まで……っ♡」
「うん、奥まで、紗夜の全部を満たしたい」
「あっ♡ んっ、や♡ あっんく♡」
腰を振って紗夜の膣壁を余すとこなく擦っていく。突き込む度に紗夜は腰を跳ねさせ大きな声で喘いでくる。今日はホントに頭がおかしくなったんだろうなってくらい、紗夜がほしい。
──紗夜のこと愛してあげたい。
「紗夜、さよ……!」
「あっ、きて♡ んっ、んぁあ♡ ようたの、ぜんぶ、おくに♡」
「うん、俺だけの……さよ」
「ええ、あっ、あっ──ん、っはぁ……♡」
俺はあれから燐子と、そして花音ともシた。セフレなんかじゃない、紗夜と同じ恋人の交じり合いを。
でも、そんな浮気者の俺の独占欲をあっさり受け入れてくれる紗夜が、俺はたまらなく愛おしい。
「すきだ、すきだよ紗夜……」
「わ、わたしも……♡ ようたがすき♡ だから……っ♡」
「うん……遠慮なんてしないから、奥でイクから……ねっ」
「──っ♡ あんっ、あっ♡ イッた、ばっかり……っあ♡」
「つまり……受け入れる準備は出来てる、よね」
「っ♡ ええ♡ きて、きてようた♡」
本能をコントロールしながら、お互いを貪っていく。でもたった一点だけ俺も紗夜ももう抑えきれてない。ゴムをしなかった時からもう、そうだったのかも。
──このまま何もしなければ、孕ませ
「ようたの♡ そそいで♡ おく、そこ、っああ♡」
「イクよ紗夜、さよ……さよっ」
「──あぁぁぁぁ♡ ようた、ようたぁ♡」
「さ……っ!」
「ん──っぅあ……はぁ、はぁ……♡ よう、たぁ……♡」
どくどくと四回くらい拍動して、俺のイチモツは胤を孕ませてやると決めた最愛のヒトに注いでいく。アフターピルあるとはいえ……二回。しかもめちゃくちゃ射精したよ。
「ようた……きす」
「紗夜……」
「ん……っ♡ いっぱいシてくれて、ありがとう、ようた」
流石に疲れきったのか幼い印象で甘えてくる紗夜を抱きしめてキスをする。ひとまず収まったらしい。やれやれ……今日は一際激しくて俺も、眠くなってきたよ。
「紗夜」
「ん?」
「愛してるよ」
「……私も」
セックスしてる最中に思ったことは嘘じゃない。そんな風に感じながらでもやっぱり子どもはもう少し後だ、なんてことを思いながら眠りについた。
愛してる、なんてこと言える紗夜なんだ。急がなくたって……いつかは。
「ところで陽太」
「ん?」
「精液は一度目よりも二度目の方が濃くて元気らしいわよ」
「さっきのが台無しだね」