※この作品はR-18です。

BanG Dream! NIGHT STORY   作:黒マメファナ

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今回は本番なし、調教というシチュエーションに挑戦します〜


紗夜調教

 六月末、ドラマの収録のため日菜の北海道ロケが決定し、私は空港で日菜を見送っていた。ここから四ヶ月程のロケだが、日菜は存外明るい顔で私に向かって手を振る。

 

「それじゃあおねーちゃん! 見送りありがとー!」

「ええ、気をつけるのよ」

「わかってるよ! それじゃ!」

 

 少し不安だけれど、少し後で合流する白鷺さんもついていることだし、大丈夫だろうと判断する。

 ──それよりも、今は自分の心配をしなければ。そう思いながらローファーを鳴らし、家ではなく別の場所に向かうことにする。場所は駅前にある個室のレストランだった。

 

「やぁ、ちゃんと大人っぽい格好で来てくれたね」

「……あなたに見せるためではないわ」

「そうカリカリしないで、座って」

 

 待ち合わせていたのは軽薄な笑みを浮かべた三十代程の男だった。実年齢より若く見えるその風体と、あくまで余裕の態度を崩さないところに、私が既に負(・)け(・)て(・)い(・)る(・)ことがわかる。

 

「それじゃあ契約の確認だけど、日菜ちゃんのロケがある四ヶ月間、キミは毎日俺のところに通わなければならない」

「……ええ」

「本(・)番(・)はナシ、他は──」

 

 簡単な取り決めの確認、本来は前にしたことを改めてという形だった。

 条件は他に、キスはしない。二度愛撫でイクのと一度精飲するかを平日はどちらか、休日はどちらもを行うこと。

 行為は全て動画に撮影される。これは万が一裏切った時用とは言っていたけれど。

 服装やその他オプション、拘束具等は彼の一存で決まること。ただし直接挿入するような性玩具は使わないこと。この条件を私は呑まされていた。

 

「破ったら……これが流出して、パスパレがどうなっちゃうかな」

「……こんなところで、出さないで」

 

 担保は、日菜の隠し撮り動画。何かの飲み会の際にお酒と何かクスリのようなものを混ぜられて、半ば強制的にとはいえ彼とアイドルである濃厚なディープキスをしていた。しかも一度や二度ではなく、犯していくように身体を触り、スカートの中に手を入れて。

 ──最後は、日菜がスカートの中に手を入れられ、背を反らして絶叫するところで動画が終わる。だが彼曰く、続きもあるのだとか。

 

「どこまでしたのかって、本番はしてないよ? あの白鷺千聖が通報する手前って感じだったからな」

「……最低ね」

 

 白鷺さんが席を立った間に彼女を出来るだけ足止めしての行為だったらしく、私はそれに対して怒りがこみ上げてきた。挙げ句に、その動画を材料に日菜に枕を強要しようとしていただなんて、許せない。

 

「本来なら、俺も北海道ロケに付き添いで、バカンス気分で日菜とかもちろん千聖も、抱いていたかったのよ、それをキミ一人、しかも本番ナシで我慢してやってるんだから、感謝してほしかったね」

 

 私は、別にアイドルでもなんでもないから。私が我慢することで、日菜がこの男に汚されることがないのなら。無策で彼を怒らせてしまい、パスパレのアイドル生命と日菜の名誉失墜と私の犠牲という天秤を突きつけられ、頷くしかなかった。

 

「それじゃあ、確認したから、明日からよろしくね──紗夜」

「わかったわ」

「わかりま(・)し(・)た(・)……だろ?」

「わ、わかり……ました」

 

 それから、私の地獄のような日々が始まった。条件である精飲か愛撫による絶頂は必ず毎日しなければならない。Roseliaの練習がある日だろうと、その結果帰れなくなって、泊まることになっても。

 

「……ん♡」

「まずは慣れるんだ。男に、身体を触られることを」

「……っ、く」

「いいな?」

「は、っはい……ぁ♡」

 

 一日目は、いきなり全裸にさせられソファに座る男の前に立たされまるで痴漢でもされるかのように全身を撫でられる。生まれたままの姿を見られている恥ずかしさもあるのに、それを隠すことも許されない。首輪をつけられ、本当に人間の尊厳を奪われた状態で脚や腰、背中、腕、腹、胸、臀、余すことなく撫で回され、時折唇や舌でも陵辱される。

 

「あ……あっ♡ んぅ……♡」

「初日だ、じっくりイカせてやろう」

「いや、ぁ♡」

 

 男の誘導のまま跨り、膝の上に座らされる。そして、太腿や臀部を撫で回しながら、胸を揉まれて、反応してしまう。こんなの、気持ち悪いのに、ねちっこい触り方に、ぞわぞわと反応してしまう。

 

「わかるか? 今お前の身体がゆっくりと──オスの子種をねだるメスに変わっているんだ」

「そ、んな……こと、っあ♡」

「敏感になっていくだろう? 理性と本能は、別のところにあるのがよくわかるだろう?」

「い、いや……♡」

 

 至近距離で目を合わせられて咄嗟に逸らす。

 キス、されそうだった。今の状態で唇まで奪われたら、おかしくなってしまいそうで本能的に回避する。しかし、彼は怒るどころか楽しそうに笑い耳元で囁いてくる。

 

「日菜も、そうだったよ」

「……っ!」

「無理やり唇を奪ってやると、濡れてくるんだ嫌がってるのに、触ると──」

「あっ、ん♡」

「そうやって腰を跳ねさせて、嬌声を上げるんだよ」

 

 胸を揉んでいた手が遂にワレメに触れてくる。それに対して、舌を噛み切りたい程の羞恥や怒りが湧き上がってくるのに、力が入らなくなってくる。いつの間にか私は彼の肩に手と頭を乗せて耐えることしかできなくなっていた。

 

「感じやすい女は、それだけで才能だよ紗夜」

「さい……のう……っあ♡」

「そう、才能だ」

「ゆび、はい──っ♡」

 

 指が、身体の中に入っていく。僅かな違和感と、痺れるような感覚。私の身体は彼の思うような反応で、私の思う通りには動かせない。その支配が、これから続くのかと思うと──逃げ出したいくらい怖かった。

 

「あっ、これ、は……♡」

「大丈夫、週末までコイツはお預けにしてあげるよ」

「っ、ふ、んっ……ぁ♡」

 

 手で無理やり股間を撫でさせられる。人間の一部とは思えないほど硬く膨らんだそれは、性欲と熱を持っていて、私に向かって舌を伸ばす蛇のような恐ろしさがあった。

 

「あっ、あっん♡ あぁっ♡」

 

 指で膣の浅いところを擦られ、声が抑えられなくなる。それを、まるで恋人にするかのように空いた手で抱き寄せて頭を撫でてくる。優しい快楽を与えるために。この男の目的は私を思い通りに股を開く都合のいい女にすることだ。そんな思惑に、乗るものかと唇を噛んで耐えようとする。

 

「傷になる」

「っ、あ♡」

 

 だがそれすらも許されない。親指が差し込まれ、口を閉じることすら。そして、私の顔を見て、彼は寒気がする程に加虐的で、性欲を孕んだ顔で笑った。

 

「この舌に舐めてもらうのが楽しみだよ」

「あ、あっ、あっ♡」

「そうそう、紗夜の役目は男に陵辱されつつ、喘がされることだ」

「あ、ら、やら、やぁあ──っ♡」

 

 目の前がチカチカして、息すら忘れる。頭からつま先まで痺れるような感覚、快楽が走って動けなくなる。

 これが、絶頂するということ。これを、今週は毎日、こんなの……耐えられるの? 

 

「ほら、もう一回」

「っあ、ま、って♡ いま、イッた、イッ──っ♡」

 

 あっという間に二度イカされて、私は彼にもたれかかってしまう。それを、どう思ったのか、指を膣から引き抜き、私の口にねじ込んだ手と一緒にウェットティッシュで拭いてから、抱きしめてくる。

 

「はぁ……はぁ……ん♡」

「耐えられなくなったらいつでも、おねだりしていいから」

「だれが……っ」

 

 そして、一週間の地獄が始まった。二日目からは、一日目の比ではなかった。女好きのプロデューサーというだけはあって、どんどんと私の身体を、強制的に開発していく。

 

「あっあっ♡ やめ、いや、やだ──っ♡」

「イクの早いなぁ、もうちょい頑張ってよ」

「あ、だめ、今……っぁあああ♡」

「すっかりイケるまんこになったね、紗夜?」

「はぁ……はぁ……♡」

 

 膝の上に座らされて、後ろから抱きしめられるように、壁に手をついておしりを突き出して、膝立ちになって手首を持ち上げられ、乳首を舌で責められながら、指が膣を擦り快楽を与えてくる。そして、私は何度も何度もイカされ、そして週末を迎えた。

 準備をしてくるとわざわざ私が来てからシャワー浴びる男を待つ、ひどく喉が乾いて、私は用意された水を飲み干し、わざわざ制服に着替えて待機していた。

 

「お待たせ、紗夜」

「……っ、どうして、制服を着てこい、なんて……」

「そりゃあ、偶にはスカートを捲るとか、そういう脱がす楽しみも味わいたいから……かな?」

「さ、最低の理由ね……っぁん♡」

 

 隣に座ってきた彼に私はいつも通り弄ばれ、感度を高められる。脚を撫でられ、服の上から胸を揉まれる。私はそれが私の日常そのものまで汚されているような気分を味わう。

 

「ほら、今日はイカされるだけじゃなくて、コイツをその口でしゃぶって、ザーメンを飲むんだよ」

「あ、やだ……触らせ、っん♡ あっ、みみ、んん♡」

 

 わかる、耳も、胸も、脚も、そして膣まで、五日で敏感になってきてる。抵抗する暇もなく感じさせられ、私が自分から勃起した肉棒を撫でるまで責めは止まらない。

 

「っあ、はぁ……はぁ♡ 」

「ああいいね、紗(・)夜(・)が(・)自(・)分(・)か(・)ら(・)扱(・)い(・)て(・)く(・)れ(・)る(・)な(・)ん(・)て(・)、そんなに精液が欲しいのかな?」

「ふざけ……ないで、ん♡ あっ、ん♡」

「とか言って、濡らしてるくせに……ね」

「っぁああ♡」

 

 強制的に開脚させられた上にショーツをズラされ、指が入ってくる。何度も味わった快楽に、思考がまとまらなくなる。耳元で囁かれ、時折舌で責められながら、くちゅくちゅといやらしい音が私のナカからしてくる。

 

「ああ、紗夜の指気持ちいいよ」

「あっあっ、おく、いや、ぁ♡ やめ、っぁあ♡」

「このまま何もかも犯してやる。倫理観も、価値観も、全部ね」

「い、ぁあ♡ あっ、あ……っはぁ♡ ん、や……どう、して……♡」

 

 イカされる。そう思った寸前で指が引き抜かれる。出ていく瞬間、本能的に膣が名残惜しそうに彼の指に絡みついた。そして目の前でその愛液に濡れ、糸を引く指を見せつけてくる。

 

「……っ♡」

「さぁ、ご奉仕の時間だよ……紗夜」

「う……んむ♡ は、れろ……はい、ご、ご主人、様……♡」

 

 指を舐めさせられ、ここ数日で仕込まれた擬似的なフェラチオを指にしていく。咥え、しゃぶり、舌を出して満遍なく愛撫する。いつもは屈辱的なそれが、イケなかったせいか、むしろ指を追いかけていた。

 

「あ……れろ♡」

「はは、続きはこっちに、な?」

「ん……はい♡」

 

 前もって教えられた通りに私は首輪をつけられ、ソファを降りて四つん這いに、彼の逸物の高さに顔を合わせる。性欲に染まった顔で見下ろされる、屈辱的な構図、なのに、私の思考はまるでモヤがかかったかのようだった。寸止めされたせいか、お腹が熱い。

 

「きゃ……こ、これが……男の人の……♡」

「是非、その上品でクールなキミにはおちんぽと呼んでほしいね、それだけで股間に響くよ」

「……いやに決まってる、でしょう……♡」

 

 手で茎を持ち、その臭気に顔をしかめる。洗ったと言っても、結局は排泄器官でもある、それに既にカウパーが溢れ始めていて──命令通り指ですくい、口に含んだ。

 

「ん、ちゅ、は……これを、咥える……あ♡」

「ほうら、難しいことはない、教えただろう?」

「んむ、は、れろ……あ、あっ、らめ、くち……♡」

 

 口に人差し指が入ってきて、腰が震えた。私の身体は、口の中までこの男の言いなりに変えられていた。舌で指を舐めるのが気持ちいい、この口内を犯される感覚を、奉仕する快感が頭にこびり付いていた。

 

「紗夜」

「は、はい……ん♡ ちゅ、は、れろ……っ♡」

「そうだ、まずは根元から丁寧に奉仕しろ」

「んむ、は、い……わかり、ました♡」

 

 身体がおかしい。疼く、舌を這わせているのですら感じてしまう。理性と本能が乖離し始めている。嫌悪を、快楽が上書きしている。身体が、お腹が熱い。イカせてもらえなかった熱がじんじんと腰を痺れさせていた。

 

「ん、ちゅ♡」

「そうだ、咥えろ。先端から唇でなぞるように」

「あ、れろ♡ はい……っあ、ぅ♡」

 

 咥え始めた頃にはもう頭まで痺れてきていた。自分が今、どんなことをさせられているのかすら、正常に判断できないまま、ゆっくりと男の肉棒を口に含んでいく。指と同じように舌で擦りながら、苦しさを感じつつも奥まで。

 

「ぅ……ん、く♡」

「いい子だ紗夜」

「ん……っ♡」

 

 頭や頬、耳元を撫でられるだけでまるで膣内まで犯されたように腰が震えた。思わずイキそうになるほど、私の身体は発情している。そして上から降ってくる甘く優しい声はまるで、本能に訴えかけられるようだった。

 

「じゃあ、そのまま音を立てて、頭を振って扱いてごらん」

「ぅ、っ♡ ん、んっ、んぅ……じゅるる♡」

「そうそう、ほら舌でおねだりしてから、奥まで」

「ぅく♡ は、れろ、ちゅ、ん♡ んっ♡」

 

 繰り返していると、苦しさが気持ちよさに変わっていく。奉仕が快楽に変換される。彼の言うとおりにすると、優しい言葉と耳や首を撫でられ、腰がザワつく。いつの間にか私は自分から頭を振って男の陰茎を口で愛撫していた。味が濃くなって、どんどん粘度のある液体が私の口内を犯してくる。ビクビクと震えて、膨張していた。

 

「ああ、いいね出すよ紗夜、紗夜……!」

「ん、んん──っ♡ ん、ぅ、ちゅぅ♡ んう、んく♡」

 

 押さえつけられ、口内を粘ついた苦い液体が満たしていく。まずい、ひどい味なのに射精されているという事実に下腹部が熱を持っているのを実感した。私の身体、おかしくなってる。こんなひどいものを口に注がれて、濡らしてるなんて。

 

「ぅ、っは、ぅ……ぅう、っえ」

 

 粘っこい精液を喉に通し、しばらくむせる。吐き気すらもよおして、興奮と嫌悪に情緒がめちゃくちゃにされて、気持ち悪い。だが私は言われた通りに茎や鈴口に残った精液を吸い取り、飲み込んでいく。

 

「っあ、はぁ……っ」

「お疲れ様、水飲みな」

「……はい」

 

 コップを渡され怪しむ気力もなく口をゆすぎ、飲み干す。お腹は熱いけれど嫌悪感でいっぱいで、私がその吐き気に体力を奪われていると、後ろから抱きしめられる。太腿を撫でられ、胸を揉まれながら耳元で囁いてくる。

 

「脱ごうか……裸になって、いつもみたいにイカせてあげるよ」

「ん、ぅ♡ は、い……♡」

「今日は嫌な思いもさせたからね、とびきり気持ちよくしてあげよう」

 

 指で膣内を掻き回され耳も、全て陵辱される頃にはそんな吐き気や嫌悪もなくなってしまっていた。これからまだ何ヶ月もこれが続いて、私は壊れずにいられるだろうか。

 

 

 

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