※この作品はR-18です。

貞操観念のおかしいカルデアのお話   作:ソボロ

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お題箱より。
素晴らしく熱意の籠ったメルト愛に満ちたリクに可能な限り応えつつ、自分の好きな要素を崩さない範囲で出来る限り盛り込みました。

僕にラブ目な要素のあるリクエスト送るとこうなるよ、って言う良い指標になったかもしれませんね。


メルトリリスの刺激的な日々
メルトリリスを感度倍増させてしこたまハメ倒すお話


 貞操観念の緩い、当世界線のカルデアのマスターは、現在男子トイレの洋式便座に座り両膝の上で両肘をつき、口元で手を組んだまま神妙な面持ちで硬直していた。

 

 片手をトイレットペーパーへ伸ばせば空。替えのロールも置いていない。

 

 しばしの沈黙の後、マスターは顔の横でパパン、と二度手を叩く。

 

 ゴンッ、とその直後に天井の方で鈍い音が聞こえ、″もっ、申し訳ありませぬ千代女殿……!!″ ″いっいえ、こちらこそ失礼をば……!!″ といった小声の会話の後、一拍置いてからこの狭い個室の中に二人の影が現れた。

 

 

「マスター」

 

「ここに」

 

 戦国時代の忍、加藤段蔵。

 

 亜種特異点Ⅲにて″アサシン・パライソ″と呼ばれていた甲賀の忍、望月千代女。

 

 その両名が左右それぞれの頭部にコブを作ったまま一様に片膝をついて頭を垂れていた。

 

「……うん……えーと……あの……疑問は色々あるんだけどまず……二人とも、頭大丈夫……?」

 

「お見苦しいところをお見せして大変申し訳ありませぬ。マスターからのお呼びの合図を聞き駆けつけたのですがこの段蔵、前方不注意により千代女殿とぶつかってしまい……」

 

「拙者の不徳の致すところにござる……。誠に申し訳ない……」

 

「あ、あぁ成る程ね……。じゃあ次の疑問なんだけど…………確かに俺が呼んだんだけど……何で個室の中に?」

 

 マスターが今いる場所は男子トイレの個室の中。

 当然扉は閉じて鍵は閉めており、別に場末の公衆便所のように狭くはない造りではあるのだが、それでもやはりマスターも含めて三人も同じ部屋の中に居ればキツキツにもなる。

 

 マスターから三歩ほど離れた位置に肩を並べて姿を現した二人であるが、両者とも互いの肩と壁がピッタリくっついておりかなりの窮屈さを感じていた。

 

 扉の向こうに現れると思っていたらまさか室内に直接現れるとは流石の彼も想定外だった。

 

「お館様のお呼びとあらば当然にござる。ましてや此度の″パパン″という間隔の短い手拍子はそれなりに緊急性の高い召集の合図」

 

「故に無礼を承知で如何な状況にも対応できるよう、扉を隔てていない個室の中へ馳せ参じた次第にございまする」

 

「緊急性が高いといえば高いけどそこまで重大に捉えられると……あぁいや、俺がちょっと気軽に捉えすぎてたね……。いいよ、そんな命の危機みたいな状況じゃないし楽にしてもらって」

 

 マスターの言葉を受けて二人の忍はようやく個室から出た。

 

 扉は開けたまま、マスターは便座に座ったまま、改めて二人は主に向き直る。

 

「して、此度はどのような用向きにございまするか」

 

「あの……紙が無くてさ。補充を忘れちゃって替えも無くて……」

 

「なんと! それは一大事にござるな。拙者らサーヴァントはみな排泄を必要としない身……気付くのが遅れて誠申し訳ない。……聞けば、現代には″うぉしゅれっと″なる物があると耳にしたのですが、こちらの厠には無いのでござろうか」

 

「え? あー、設置してあるトイレはあるにはあるけどここには無いかな。ノッブとかがウォシュレットの感覚にハマって意味もなくやってるらしいけど。……じゃなくてあの────」

 

「段蔵の水遁の術で代わりに……いえ、人の身には少々出力が過剰……。しかしそのような文明の利器(カラクリ)が設置されていないのは不便にございますね」

 

「いや……俺の肛門を気遣ってくれるのは有り難いけどまず紙────」

 

「こうしてはおられませぬ!! お館様、暫しの時を頂きたく!! ダ・ヴィンチ殿を筆頭とした技術班の方々に伝えるべくこの千代女、風のように駆け抜けて参ります故!!」

 

「段蔵も学んで参りまする! 同じ絡繰(カラクリ)を搭載する者としてこちら見過ごす訳には参りませぬ!!」

 

「いやだから紙は!!? 隣の個室から拝借するだけでいいんだって!! ちょ待っ、二人とも!!?」

 

 

 

 ────……

 

 

 当カルデアの女性サーヴァントの貞操観念のハードルが低いとは言え、当人の性格や趣味嗜好、得手不得手や人当たりによって、″淫呪″を刻む所まで到達出来た人間の数には違いがある。

 

 それと同様、カルデア職員の中にも当然性的嗜好がS寄りの人間とM寄りの人間がおり、比較的サディスティック(女性上位)なプレイに需要の高いサーヴァントほど、淫呪を交わした相手は少ない傾向にある。

 

 

 当然他にも物理的に接触が難しい静謐のハサンや、当人の快楽耐性の低さとは裏腹に人を寄せ付けにくい虞美人などもそれに該当する。

 

 自身の肉体をハメ穴として差し出し、犯される事で被虐的快感を楽しむのと違い、相手を虐げて快感に酔わせ、ゾクゾクとした嗜虐的快感を愉しむのでは快楽の種類が違う。

 

 

 例えば、マゾな嗜好を持つ職員から需要の高いカーミラの場合。

 

 エリザベート・バートリーが何も更生せずそのまま成長した未来の姿(成れの果て)なだけあって、ハメ倒されれば即堕ち必至のチョロマン淑女でありその快楽耐性の低さと、過去を知ってもあるがまま受け入れる底抜けに善良なマスターにはすぐに絆された。

 

 そういう意味では二重の意味のチョロインではあるのだが、本人の持つ資質と技能はまた別の話。

 

 卓越した拷問技術と本人の鋭く冷たい切れ長の眼差し、そして鼓膜から滑り込み脳を蕩けさせるような蠱惑的な声に、彼女に責められたいという声は多い。

 

 

 カルデア内にある、魔術によって擬似的に空間を拡張した広大な部屋。

 

 そこはメルトリリス専用の特殊プレイルームであり、部屋の大部分を大きな楕円形のプールが占めている。

 

 それを覆うように観客席がグルリと囲み、現在その水上では一羽の白鳥が舞っていた。

 

 清流のように優雅で、激流のように大胆な見事な舞いは見る者全ての心を奪い、釘付けにする。

 

 一種の″美″がそこにはあった。

 

 

 メルトリリス改め、謎のアルターエゴ・Λ(ラムダ)のそんな姿に惹かれて、今回も観客席には多くのカルデア職員達の姿が。

 

「う…………くぅっ…………」

 

「おぉっ……やべ…………もう……っ……限っ……界……」

 

 

 当然行われているのはただのハイクオリティな水上フィギュアスケートではなく、皆ラムダリリスの搾精プレイを求めて集まっているのであり、普通のフィギュアスケートのそれとは様相が違う。

 

 皆一様に形状、長さ、太さの違う多種多様なペニスを露出させてギンギンに勃起させており、誰もが彼女の見事な演技の前に目をかっ開いてその姿を追い掛けている。

 

 開始前に注入された彼女のウイルスにより、彼らは全身から精力をドレインされていた。

 

 まるで全身の毛穴という毛穴から射精しているかのような、麻薬にも似た快楽に全身を包まれた状態でいる。

 

「あ……あぁっ……ダメだっ……射精るっ……」

 

 そんな彼女の固有の技能が可能にした新感覚の搾精プレイの前に一人、また一人と果てていった

 

 最後まで堪えきれずに射精したとしても、その陰茎から精子が放出される事はない。

 

 極上の快楽と共に射精の快楽を味わうのみで、放出されるはずだった精子は魔力として変換され全て彼女の身に吸収される。

 

 

「フフッ…………」

 

 魔力を取り込んだ彼女は薄く微笑むとペロリと舌で唇を濡らし、更にギアを上げた。

 

 

 出来る事なら目を閉じて横になり、全身から精力が吸われていく快楽のみを味わいたい。

 

 しかし眼前で行われているラムダリリスの華麗かつ美麗な舞いがそれを許さない。

 

 ドップリと重たい快感を与えつつもその美しさによる縛りで限界まで搾り取る、如何にも彼女らしい攻めっ気のあるプレイだった。

 

 

 そして遂に彼女のダンスは終わりを迎える。観客であるカルデア職員達の中でイかずに最後まで見届けられた者は片手の指で数え切れる程しかおらず、他の者は皆精気を吸われた余韻に浸って浅い息で脱力していた。

 

 耐えた者も途中で耐え切れず放精した者も同じように礼儀として見事な演技を魅せたラムダリリスへ力無い拍手を送り、彼女によるプレイは次の段階へ移る。

 

 

 見事ラムダのドレインに耐え切った四人はガチガチの勃起を保ったまま並んで椅子に座っており、その目の前には第二再臨姿のラムダが。

 

 彼女はフリフリの袖に隠されたままの手を口元に添えて嗜虐的な笑みを浮かべる。

 

「お疲れ様。今日残ったのは四人ね」

 

 何故誰もが彼女の吸精に身を委ねようとせず我慢を続けていたのか、それは最後までイかずに耐え切った者にだけ与えられる″ご褒美″を求めていたからだった。

 

 彼女は立ったまま目の前の四人へ手のひらを上に右手を差し出し、クイッ、と誘うようにして人差し指を曲げる。

 

「頑張った子達にはご褒美をあげなきゃね。それじゃあ────イけ♡♡」

 

「おっ……おぉぉぉっっ……!!」

 

「ふ、う、は、ぁぁぁぁ……っ……!」

 

 水上での舞いの最中に行われるジワジワとしたドレインではない。

 

 快楽の果てという誘惑に耐え続けグツグツとマグマのように煮えたぎる精力を根こそぎ吸い尽くす、このプレイの中で最も強力なドレイン。

 

 余人には到底耐えられるようなものではない、その為だけに意識を割いて行われる彼女のドレインの前に、四人の職員はのけ反ってビクンビクンと痙攣しながら凄まじい快感の中絶頂した。

 

 我慢出来ずに途中で果ててしまっていた他の職員達はそんな彼らの姿を羨ましそうに眺め、また最高の法悦を味わった職員達は白む意識のまま恍惚とした表情を浮かべるのみ。

 

 

「ふふ……今回も悪くはなかったわアナタ達。御馳走様」

 

 

 本日のラムダリリスによる搾精プレイが終わり、フラフラと退出していく職員達。

 

「はぁ……ふぅ……どうだった? 良かったろ?」

 

「はぁ……はぁっ……あぁ、正直俺はあんまりMっ気は無い方だったけど……確かにコレはコレで悪くない……」

 

 

 互いに肩を貸し合いながら出ていく職員達を見送り、広い部屋に一人残されたラムダリリスはクルリと振り返ってとある場所へ視線を送る。

 

 視線の先にあるのは観客席中央の最上段に位置する特別席。

 

 彼女自身が特定の人物のために用意した特等席であり、全体を余すことなく見渡せる最高の位置。

 

「……………………」

 

 本来そこにいる筈の人物は本日姿を見せておらず、ラムダリリス改め、メルトリリスはその空の座席に向かって静かに不満げな視線を向け続けるのだった。

 

 

 

 ────……

 

 

「やばいやばいやばい……! 完全に遅刻だ!! まだ終わってないと良いけど……!!」

 

 その頃、あの後紆余曲折を経て無事にトイレから脱出したマスターは大慌てでマイルームに戻り、身なりを整えていた。

 

 シャワーを浴びて髪を乾かし衣服を正し、爛漫に咲き誇る花束を抱え、彼は急いで目的の場所へ向かおうと出口へ向かう。

 

 すぐ横の壁面に設置されているパネルに手を伸ばし扉を解錠。

 

 プシュウとエアロックの扉が開き、開き切る前から肩をねじ込むようにして駆け足で退出しようとしたのだが。

 

「…………」

 

 扉の向こうではペンギンパーカーに身を包み、大きめなサングラスで目元を隠したメルトリリスが立っていた。

 

「うわぁっ!!?」

 

 今まさにどう機嫌を取ろうかと考えていた相手が突如として目前に現れ、驚いたマスターは衝突を避けるために急ブレーキをかける。

 

 マスターと正面からぶつかりそうになっているにも関わらず彼女は微塵も驚くような素振りを見せず、むしろこの状況も想定通りだったとでも言わんばかりに微動だにしなかった。

 

 マスターの胸元がペンギンパーカーのくちばしの先端に触れた所で停止し、何とか衝突を回避。

 

 急いで彼女の元へ向かうべく部屋を飛び出そうとしていたマスターだったが、今度は花束を抱えたまま部屋の中へジリジリと後ずさりをする羽目に。

 

「あらマスター。そんなにお急ぎでどちらまで?」

 

「や、やぁメルト……。えーっと、そのー……」

 

 何と申し開きをしたものか、と、彼は必死に脳内で言葉を浮かべては消していく。

 

 何故こうも彼が慌てているのか、それはメルトリリスが謎のアルタ―エゴ・Λ(ラムダ)としてショーを行うようになってから、いつの間にか自然と出来上がっていたお約束が関係していた。

 

 

 彼女のショーには必ず出席。

 適切なタイミングで誰よりも早く拍手を始め、誰よりも遅くまで拍手を。

 終わった後は彼女の控え室まで両手一杯の花束を届け、労いの言葉と気持ちの籠ったファンレターを。

 

 

 明確に言葉を交わして規約した訳ではないのだが、それを続ける内に自然と二人の間にいわゆる暗黙の了解として定着したのである。

 

 しかし今回は運と間の悪いことにトイレに幽閉されて行動不能に陥ってしまい、その約束を果たすことが出来なかった。

 

 ちなみに戦闘時や非常時、僅かにでも命の危機が存在する時以外は思いの外ポンである忍二人が去った後、紙を求めて叫び続けるマスターを助けたのはアヴェンジャー、ジャンヌ・オルタだった。

 

 偶然通りがかってヘルプコールを聞き付けた彼女が事態を把握。

 

『フフフッ、情けない姿ねマスターちゃん。いっつも私を勃起解消用のハメ穴として孕ませレイプしてる報いよ。さぁてどうしてくれようかしら。ほらほら、普段私に非っ……常ぉぉ~……に不本意ながらも種付け懇願させてる分、マスターちゃんからも紙をください~って懇願して見せなさいな』

 

 男子トイレに入室し扉を開けた彼女はこれ幸いとばかりにマスターを弄ってやろうと目論んだのだが、

 

『オルタっっっ!!!』

 

『えっ、わ、わかったわよ。紙で良いのね?』

 

 普段穏やかなマスターらしからぬ気迫と本気の眼差しで紙を乞われたオルタは切羽詰まったものを感じてすぐに要求に応じた。

 

 やはり良い娘である。

 

「今、このスタァを前にして別の女の事を考えたでしょう。良い度胸ねマスター」

 

「えっ!? いやいや考えてないよ!」

 

 つぅ……とダボッとした長い袖に隠れたままの手をマスターの胸に這わせ、身長差の関係で見上げているにも関わらず彼女の不敵な笑みは崩れない。

 

 後退りを続けて遂にベッドの側にまで押されて退路を失う。

 

 どんな仕置きが来るのだろうかと身構えるマスターだったが、暫しの沈黙の後に、彼女はフッ……と小さく笑うと氷の微笑の下にある隠しきれない威圧感を霧散させた。

 

「…………ま、良いわ。許してあげる。当然埋め合わせは要求するけれど」

 

「寛大な処置感謝致します…………」

 

 許しを得たことで内心胸を撫で下ろすマスター。

 

 正面に立つメルトリリスはその場でクルリとターンして背中を向けると、ゼロ距離にまで背中を密着させて彼へと体重を預けた。

 

 体を押されたマスターはメルトリリスを抱えたままベッドの上へと腰を下ろす形となり、彼女を膝に乗せて後ろから抱き締めると言う何時もの体勢へと。

 

 

「それで? スタァの私が踊っている間、薄情なマスターさんは誰の相手をしていたの?」

 

 ガクンと傾き切っていた彼女の機嫌が僅かに、ほんの少しだけ戻る。

 

 どうやら彼女はいつもの如く女性サーヴァントとの情事に耽っていて自分のショーをスッぽかしたと思っているらしく、マスターはまずその誤解を解こうとトイレットペーパーを巡る一連の流れを説明した。

 

 決して他のサーヴァントの方を優先した訳ではない、ただトイレから出られなかっただけなんだ、と。

 

 元よりブラックホール級の嫉妬深さを誇るメルトリリスが釈明の機会を与えてくれるだけでもかなり珍しい事であり、ましてや彼女の中では自分よりも他の女を優先したと思い込んでいる事を考えると、言い訳させてくれるだけでもかなりのレアケースである。

 

 

 彼女はそれを聞いて決してヒステリックに怒るような事こそしなかったが、案の定彼が説明を終える頃にはしょーもない物を見るような目になっていた。

 

「はぁ? くだらないと言うか何と言うか…………はぁ……」

 

 肩越しにジト目でジロリと見上げる彼女の視線が突き刺さる。

 

 こうして膝の上に座らせてなくとも伝わってくるであろう不機嫌オーラに、マスターはどうしたものかと考えに耽った。

 

 そしてすぐに一つの結論に至り、彼は即座に行動に移す。

 

 メルトリリスの胴に回して繋いでいる手を離し、ジ──ッ……と彼女のペンギンパーカーのファスナーを下ろしていく。

 

 腕の中の彼女はそれに抵抗するでもなくただ無言で見つめるだけ。

 

 ファスナーを下ろしきり、ハラリと開かれた事で露になる彼女の肢体。

 

「あざとい脂肪を一切廃して極限の造形美を追求した身体」と彼女が豪語する通りスレンダーな体だが、抱けば女性らしい柔らかさが伝わってくる。

 

 骨筋ばった不健康に痩せた身体ではなく、極限の造形美を自称するだけあって触れれば張りのある肌と肉が指を楽しませた。

 

 極端に布面積の小さい黒のマイクロビキニの下に手を滑らせ、右手を小ぶりな胸に、左手を無毛の秘裂に。

 

「ん……っ……♡ 機嫌を取ろうとするといっつもそれなんだか……らっ……」

 

 一息に貪るような荒々しい責めではなく、機嫌を取り許しを乞うかのように繊細な手つきで。

 

 胸と身体の境目を焦らすかのように何度も行き来させながら快楽を与え、もう片方の手もピタリと閉じた秘裂の上を何度も撫で上げながら少しずつ弱火の快楽を与えていく。

 

 ジワジワと腕の中にいる彼女の体温が上がってきているのを感じたマスターは少しずつ段階を合わせて愛撫を進めた。

 

「現にいつもコレで機嫌を直してくれるからね」

 

「ふ……っ……んくっ………………♡♡」

 

 フニフニとした柔らかな小振りの胸の上を滑るマスターの指は、遂にピンと勃った桃色の乳首に到達し、指の腹で優しく撫で上げればビクンとメルトリリスの身体が震えた。

 

 左手の人差し指で既にトロリとした蜜が溢れ始めている秘裂に指を挿入れればチュクッ……と小さな水音と共に指先に透明な液体が付着する。

 

 そうする事およそ数分。メルトリリスの呼吸が乱れ始め、頃合いと見たマスターは愛撫の手を一瞬だけ止めて僅かな空白を生んだ後、一気に彼女の乳首を摘まみ上げた。

 

「────~~ッ!!♡♡ …………っはぁっ……は……♡♡」

 

 

 ガクンっと大きく肩を揺らして息を噛み殺すような声を上げ、軽い絶頂(アクメ)に浸った彼女はクタ……と脱力して背後のマスターの胸に身体を預けた。

 

 

「ねぇメルト」

 

「……ラムダ」

 

「ごめんごめん。一つ、ラムダの体質に関して試してみたい事があるんだけどさ。もし令呪でラムダの感度を上げたら指の触覚とかも戻るのかなって」

 

「…………」

 

 メルトリリスがカルデアに召喚されてから、彼女は職員達やマスターも含めて一度も手を用いる淫行を行ったことは無い。

 

 生まれつき患っている神経障害の影響で触覚が弱く、特に指の感覚がほぼ無いに等しく、他人と積極的に関わろうとするのもこの体質に起因している。

 

 故に手を用いる行為そのものが非常に不得手であり、日々の食事は基本的にマスターに食べさせてもらっている。

 

 手淫などもっての他。

 

 プライドの高い彼女はその″出来ない″と言う事実が周知されるのを嫌っており、普段ドレインとその美声による言葉責めで職員達を果てさせるという、手を不要とするスタイルを取っているのもそのため。

 

 無論、加虐体質で性根がゴリゴリのドSというのも大いに関係はしているが。

 

 普段の下半身を大きく露出した格好も、鈍感な上半身に比べてまだ感覚の残っている下半身で外界を感じるためでもある。

 

「ふぅん……面白そうね。いいわよ、試してあげる」

 

 右の首筋に子宮を模したようなピンク色の刻印を浮かべたまま、メルトリリスはその申し出を了承した。

 

 如何に性的な方面に限り融通の効く淫呪と言えど、メルトリリスの感覚周りの情報は彼女の霊基の根底に深く関わる内容なため、これまでに何度か試したが全て失敗してきた。

 

 ならば直接契約を交わしたマスターの令呪による強い強制力ならばどうだ、ということで早速マスターは実行に移した。

 

 

 三画ある内の一画を使用し、メルトリリスの霊基に働きかける。

 

「…………どうかなラムダ、手の感覚はある?」

 

 マスターの問い掛けにメルトリリスはすぐには答えず、まるで確かめるかのように自分の両手を静かに合わせた後に手のひらを見つめた。

 

 自分の手で初めて明確に味わう″何かに触れる″という感覚を前に、彼女は戸惑いにも近い喜びの感情を覚えていた。

 

 

 後ろからその様子を眺めていたマスターは上手くいった事を確信し、悪戯っ気のある笑みを浮かべながら彼女の秘裂へ手を伸ばす。

 

「────んぅっ!!?♡♡ ちょっ……待っ……!!♡♡ マスっ♡♡♡」

 

 不意打ちのような形でビクンと一際強力な快感が彼女の身体を駆け巡り、我に帰ったメルトは戸惑いながら股間を弄るマスターの腕に手を添えた。

 

 最初に機嫌取りのために行った撫でるような甘く優しい愛撫と異なり、的確に性感を高めさせ指を膣穴の中へ挿入する遠慮の無い責め。

 

 細かく部位を指定して感度を増強させたのとは違い、今回のは全身一律で感度を上げている。

 

 全く感覚の無い手が触覚を取り戻す程に上げた影響で、まだ感覚を感じられる下半身に至っては他人の通常時の感覚よりも更に敏感になっていた。

 

 性感帯に至ってはもはや触れられるだけでも軽いアクメが脳を駆け抜けていく。

 

 

 膣穴からこんこんと溢れ出す蜜に手をビショビショに濡らし、室内にいやらしい水音がはっきりと響き渡る。

 

「待っ、マス……!!♡♡ イくッ、イ゛っ……♡♡♡ あ、あ゛あ゛ぁ゛ぁ…………っ!!♡♡」

 

 

 勝手知ったるメルトリリスの膣穴を責め立て続けたマスターは、本イキが迫ってきている事を察知した。

 

 片手でピンと勃起したクリトリスをクリュッ♡ と押し潰し、もう片方の手の中指と人差し指を立てて膣穴から膀胱を刺激するかのように強くGスポットを抉る。

 

 

「────ぉ゛っ……~~~っ゛゛♡♡……~~ぁッッ゛……!!♡♡♡」

 

 余りの快楽の爆発に筋肉が弛緩して床についていた彼女の両足がピーンッと浮かび上がり、声にならないようなアクメ声を上げた。

 

 最初の甘イキした時とは打って変わってマンコから激しく潮を吹き、マスターの手に当たってビチャビチャと豪快に跳ねさせる。

 

 ガチアクメをキメた余韻で脳が多幸感と快楽に支配され、数秒間ピンと両足を伸ばした姿勢を維持した後に、クタリと力を抜いて息もそぞろに全体重をマスターに預けた。

 

 

「ハァー……っ♡♡ はぁーっ……♡♡♡」

 

 メルトの体に回していた腕で彼女の上体を引き起こせば、うつ向いた影響で隠れていた彼女のアクメ顔が露になる。

 

 脱力して半分閉じた瞼の下の瞳は上を向き、酸素を求めて荒い呼吸を繰り返す口はダラリと開いたまま。

 

 普段の彼女なら絶対他人に見せないようなだらしのない顔。

 

 

 完全に脱力してされるがままになっているメルトを見てマスターは更に次のステップへ。

 

 ベッドに腰かけている自分に座っているという体勢を利用して、彼は両足を開いてメルトを開脚させた。

 

 ペンギンパーカーの前は全開に、黒いマイクロビキニはズレてその下の隠すべき秘所はどちらとも外気に触れてヒクヒクと痙攣を続けている。

 

「ほら、ラムダ。コレも触ってみる?」

 

 そう言って彼は器用に片手をメルトの身体の下に滑り込ませ、自身のズボンのファスナーを開けていく。

 

 衣服の下という狭い空間で膨張してギチギチになっていた彼の巨根がブルンッと飛び出し、180度近く開脚したメルトの下から顔を出した。

 

 ギンギンにそそり立った肉棒はメルトの身体ごと持ち上げようと上を向き、小さく開いたメルトの陰唇に太い竿が食い込んだ。

 

「はぁ……はぁっ…………♡♡ ゴクッ…………♡」

 

 自分の股下から飛び出る黒々とした巨大なペニスに視線は釘付けになり、微かに呼吸を整えた彼女は促されるままに肉棒へと手を伸ばした。

 

 普段たっぷりとした長い袖に隠れている、白く、小さい、華奢な指が恐る恐ると言った様子で震えながらペニスへ迫り、そして接触。

 

「…………っ♡♡」

 

 手から伝わる凄まじい熱と活力に、思わず彼女は手を引いた。

 

 しかし再びマスターの剛直に時間をかけて手を這わせ、今度はじっくりとその感触を確かめるように両手で包む。

 

「…………す……すっご…………♡♡♡」

 

 

 今までこのカルデアで何度も男根自体は目にしてきたし、数少ないながらも口にしてきた。

 

 職員達から搾り取る時も、マスターと情事に耽る時も。

 

 しかしそれは何れも視覚から得られる情報であり、触覚を伴う体験はコレが正真正銘初めて。

 

 マジイキした直後のだらしのない顔から一転、彼女は目を見開いて興味と興奮の面持ちでペタペタと接触を続ける。

 

 

(火傷しそうな程に熱い……♡♡ ビクンビクンッて脈打ってて……握ろうとすると跳ね返すような弾力……♡♡♡ こっ……、こんなのがいつも私の膣内に…………そして……この後も……)

 

 今まで何かを握る、掴む、摘まむ、撫でる、といった行為が叶わなかった彼女は力加減が分からず、まるで繊細な飴細工にでもするように優しく竿を、カリ首を、亀頭を撫でていく。

 

 そのこそばゆい辿々しい手付きが実に心地よかった。

 

 

 マスターが不意に、腰を動かす。

 

「────んぁぅっ!?♡♡」

 

 両手をメルトリリスの太ももに添えて少しだけ身体を浮かせ、無毛の秘所に食い込んだ竿がズリュッと擦れて彼女は艶のある声をあげる。

 

 ピンと勃起したクリトリスが刺激され、ペニスに添えられていた両手に思わず力が入った。

 

「俺もラムダを気持ちよくさせるからさ、ラムダも手で俺のをしてもらっていい?」

 

「フ……フフ……いいのかしら? 加減も分からない私にあなたの大事なおチンポが握り潰されるかもしれな──あっ♡♡ ちょっ……まだ……っ♡♡♡」

 

 言い切る前に彼女の股下を通るペニスが往復を開始する。

 

 遅れてメルトリリスも手を用いた肉棒への奉仕を開始した。

 

 愛液に濡れた怒張と秘所が擦れ合い、更に手淫による摩擦も加わってニチュニチュと淫靡な肉音が奏でられる。

 

「ん……っ♡♡ ふっ……ぅ……っ……♡」

 

 まだ手を思うように扱えないメルトリリスを考慮してマスターの腰の動きは非常に緩やか。

 

 そのまま彼女の背後で囁くようにしてレクチャーしていく。

 

「もう少し強くてもいいよ」

 

「こ……こう……?♡♡♡」

 

 今までカルデア内で何度も目にしてきた。

 それらの自分の中にある情報を便りに、マスターの声を便りに、左手で竿を扱きながら、右手の親指と人差し指で輪っかを作って少し間隔を狭め、亀頭とカリ首の段差で女陰の入り口を再現しながら前後させて。

 

 途中何度も敏感になったマンコと擦れて甘イキを繰り返し、力加減を誤りギュッと不意に握ってしまう事もあったがマスターのいきり勃った極太の肉の棒は全く痛がる様子も見せず、むしろ弾き返すような弾力でこれだけ興奮しているんだぞと伝えるように脈動の感触を手に伝えた。

 

 そして遂に、

 

「っ……射精るよ……っラムダ」

 

「えっ、待っ……」

 

 彼女が身体を預けているマスターが一瞬震えたかと思うと、彼女の手に包まれていたペニスから大量のザーメンが勢いよく飛び出した。

 

 びゅぶぅっ、びゅぅ──っっ♡♡ と噴射した白濁とした半固形の液体。

 

 

 手コキの経験が無いメルトは慌てながら遠慮なく鈴口から放たれる精子を不馴れな手付きで押さえ、その奔流の全てを受け止める。

 

 

(熱い……っ♡♡ 私の手の中でザーメンが暴れてるっ……♡ 気を抜いたら手を弾かれてしまいそう……!!♡♡)

 

 ビクン……ビクッ……と緩やかに射精を終える頃には彼女の白い手の中は薄く黄ばんだ濃厚な精子でベトベトになっており、水飴のような粘度の精液が彼女の手に収まりきらずダラリと垂れる。

 

 初めて触れるからこそ如実に感じる、マスターのズシリと重たいドロドロの精子。

 

 その感触を反芻するように、彼女は瞬きもせずグチグチュと手の中で弄んだ。

 

 そのまま手を震えさせながら、誰に何を言われるでもなくそれを口へと運んだ。

 

「はっ……はっ……はぷ──じゅるるるるっ♡♡ ズヂュッ、ぢゅずるるるるぅぅっ♡♡♡♡」

 

 品性の欠片も無い音を立てながらゼリーのような精子を啜った彼女は、味覚と嗅覚で精子のネバつきと生臭さを全力で味わいつつ咀嚼する。

 

 

 そして喉に絡み付かせながらも胃の中に濃厚精子を収めた彼女は無言で振り向き、マスターと目を合わせた。

 

「はぁ……はぁっ……けふっ……♡♡ ……っは…………は…………♡♡♡」

 

 メルトリリスの視線に含まれるのは高揚と興奮、そしてこの後自分がどうなってしまうのかを察したドキドキと、何よりも大きな期待。

 

 

 触れ合いを求め、実感を求め、他人と積極的に関わろうとする加虐的な彼女のその姿に、より一層の征服欲を煽られたマスターはメルトを開脚させたまま立ち上がり、ベッドへと押し倒した。

 

 

「キャッ!? ……あ……っ♡♡」

 

(はっ……ハメられる……っ♡ この私をうつ伏せで下敷きにして……グズグズに蕩けたスタァのマンコを……子宮をオナホール代わりにっ……♡♡♡ 只でさえ激弱なのに感度を倍にされて絶対にオスに勝てなくなった私の赤ちゃん袋に……、さ……さっきのベトベトの蜜のようなザーメンを詰め込まれて……敗けを確定させられる……っ♡♡)

 

 期待にキュンキュン♡♡ と子宮が疼き、腰が勝手に浮かび上がって媚びていた。

 

 小柄なメルトの身体の上に覆い被さったマスターはペニスを股の間に挿し入れ、再び素股を開始する。

 

 

「ぁ゛あうっ♡♡」

 

 とうにメルトリリスの水着は完全にズレて秘所を覆う役目を放棄しており、彼女の性格によく似たキツキツマンコからは白濁とした本気汁が垂れ流されていた。

 

 ペニスの受け入れ準備は万端で、このまま身動(みじろ)ぎ一つ取れない状況でハメ倒される事を確信していた彼女の興奮はピークに達していた。

 

 だと言うのに期待していた快楽は訪れず、目の前に吊り上げられた餌を取り上げられたかのようにもどかしい快楽が届く。これがまだ素面の状態なら歯を食いしばって我慢できた。

 

(なっ……なんで……!♡♡)

 

 しかし今は全身の感度を爆上げされ、何も感じない手ですら触覚を取り戻すほど。

 全身で感じるマスターの体温、鼓動、熱、感触に加え、元々まだ触覚のあった下半身と敏感なクソ雑魚マンコに至ってはもはや神経が剥き出しの状態に等しい。

 

 ピトリ、と亀頭が膣口に押し当てられ、ヌリ゛ゅぅ……ッ♡♡ と絶妙な力加減で膣内(ナカ)には入らず表面を滑って小陰唇へ。

 そのまま尿道口を擦って最後にクリトリスを弾く。

 

(違う……っ、違うぅぅっ……!!♡♡)

 

 強烈な快楽ながらも、だからこそ絶妙に芯から外れた快感がより一層もどかしさを加速させた。

 挿入をねだるかのようにマスターに腰を押し付けると、彼は右手を彼女の身体の下へと滑り込ませる。

 

 丁度腰を浮かせた事で空いた空間へ。

 

 マスターの右手はメルトリリスの柔肌を撫でながら下腹へと辿り付き、そして親指を除いた四本の指でグッ、と下腹を圧迫した。

 

「ん゛お゛ぉっ!?♡♡ ま……マス……っ!!♡♡ ……そ……そこっ……はぁっ♡♡」

 

 プシィィッ♡♡ と勢いよく吹いた潮がベッドのシーツに染みていく。

 

 マスターの指で圧迫された膣の最奥、子宮の最奥。

 

 体外式ポルチオと呼ばれる腹部からの刺激であっけなくオーガズムに達した彼女は海のような深いアクメを味わう。

 

 本来未開発ならば急な刺激を受ければただ苦痛でしかないポルチオ性感帯。

 しかしマスターとの度重なる逢瀬を経て彼女の身体は開発され尽くしている。

 

 Gスポット以上の最上の快楽を感じると言われる性感帯を刺激され腹イキをキメたメルトリリスであったが、彼女の胸中を占める飢餓感はより加速するばかりだった。

 

 なぜなら彼女の膣には未だ、そこにハメられるべきものが入っていない。

 あるべきものが無いまま何度もアクメを叩き込まれる。

 

 まるで一ピースを除いて完璧に完成されたジグソーパズルのような。

 

 

 それ(・・)を埋められる最後の一ピースを求めて懇願するのに、メルトリリスに一切の躊躇いは無かった。

 

「…………どうしたのラムダ」

 

 ググ、とメルトリリスが腰を持ち上げてマスターのペニスへ擦り付ける。

 

 両肘で体重を支えながら行われたその行動に、マスターは手と腰を止めてメルトリリスの言葉を待った。

 

 

「ますた……♡♡♡ おねがい……お願いよ……♡♡ このままでいい……いいから……っ♡♡ 私を押し潰したままそのおチンポで私をハメ殺してっ……!♡♡」

 

 プライドが高く完成された存在の加虐体質の彼女が、人間の自分に組み伏せられた状態であられもなくペニスを求めておねだりしている。

 

 その痴態を前に興奮が最高潮に達したマスターはビキビキッ……とペニスを更に固くして先端をあてがった。

 

 チュプッ……と先端が充血し勃起しきった彼女のマンコに侵入を始める。

 

「ほお゛ぉぉっ…………!!♡♡♡ イグ♡♡ イグイグっ……絶対イグ……っ!♡♡」

 

 そのままマスターは両手をうつ伏せのメルトリリスの手に重ね、どっっっぢゅんっ♡♡ と彼女に覆い被さりながら一息に挿入した。

 

「はぎゅっ♡♡♡ の゛……っぉ゛!!♡♡ ~~゛゛~ッ~~~っ♡♡♡♡」

 

 焦らしに焦らされ待ちに待ったマスターのチンポの挿入に、メルトリリスは開いた口から舌を伸ばしたまま極大の絶頂に達した。

 

 

 マスターの両手はメルトの手の甲に被せるようにして押さえ付けており、折れんばかりに強く手を繋いだ感触と押さえ付けられ自分の身体が挟まれ潰される圧迫感にマゾヒスティックな快楽を感じていた。

 

 

(ダメっ♡♡ だめっ♡♡♡ 重いぃっ♡♡♡)

 

 

 有り得ざる手の感触と愛する者にその手を握り締められる感触。待ち望んで恋い焦がれた激しいピストンとその法悦に彼女の脳は多幸感に満たされ、瞳にハートマークを浮かべて全身全霊でその全てを味わっていく。

 

「フーッ゛……!!♡♡ フ──ッう゛!♡ お゛っ♡♡ イ゛っ♡♡♡ ──ん゛っぎ♡♡」

 

 唾液にまみれた布団に顔を押し付けながら、快楽に吹き飛びそうになる意識を何とか繋ぎ止める。

 入口も膣壁も膣奥も全て開発済みでその上現在感度は倍に。ただ挿して、抜く、それだけの一往復に彼女は喘ぐ事を止められない。

 

 未だ若い身なれど幾つもの死線を潜り抜け、日々鍛錬に明け暮れ鍛えられたマスターの身体はメルトと比べると充分に大きく、背後から覆い被さったこの体勢では完全に彼女が隠れてしまうほど。

 

 何も事情を知らない者がその光景を見れば、青みがかった藤色の長髪の少女が、鍛えられた体の男性に組み敷かれ荒々しい剛直に襲われるその絵面はもはやただのレイプに近かった。

 

「お゛♡ お゛ぉっ♡♡ お゛っ♡♡ しっ゛♡ 子宮゛っ♡♡ つぶっ……れて……!♡♡♡」

 

 彼女の膣は浅い。小柄で華奢で、そのくせ女性らしい柔らかさまで兼ね備えている。

 それに対するマスターの太く長い肉棒では奥の奥まで突き挿入れてもまだ竿が余り、グイッと押し込めば子宮口に先端を押し付けて断面図で見ればハートのような形になって押し込まれる。

 

 ”極限の造形美”と自称する肢体。

 あの余分な贅肉など一切ない彼女の腹部がペニスでボコォと膨れ、全身で感じるマスターの体重による圧迫感と子宮から押し上げられる二重の圧力に何度も何度も無様に果てた。

 

「……普段の姿もカッコいいし綺麗だけど、俺的にはこっちの方の姿も好きっ、かな」

 

「あ゛っ♡♡ あうっ♡♡ ほぉ゛っ……おぉ……♡♡ 何っ……を♡♡♡」

 

 身体の下で何度もイキ続けるメルトリリスの耳元に口を近付け、追い打ちをかける。

 素直に率直に思った事を言いたいという気持ちが半分。もう半分は普段隙の無い彼女の恥ずかしがる姿が見たいという気持ちからだった。

 

「可愛いよ」

 

「————なっ、ぁ゛♡♡ っ゛~~~~~……!!!♡♡♡ んぃぃ゛っ……ぉ……!♡♡♡」

 

 甘い言葉に加えて現状の自分の姿を改めて認識させられたメルトはゾクゾクッ……! と背筋から脳までを

 駆け抜ける快楽に全身を強張(こわば)らせた。

 

 真っ赤になった顔を隠すようにベッドに突っ伏しながら噛み締めるようなアクメ声をあげ、マスターに握られた指ごとギュウッと強く握り締める。

 キュウッとその感情の動きを表すかのようにマンコが締まり、ペニスで感じる肉の快感とヒダの感触、奥へ奥へと誘う締め付けの波が彼をより射精へと近付けて行った。

 

 

 ”性格はSだが恋愛対象への行動はM。”

 

 という誰かの言葉を、マスターは思い出していた。

 

 今の彼女の姿はまさにそれで、触れれば悦び、責めれば悦び、痛い程に強く手を握り締めたら痛がるどころかそれに応えるかのように握り返してくる。

 それはまるで今まで感じる事の出来なかった”触れ合い”を求めるかのようで、孤独を埋めるかのようで。

 

「——射精すよ、ラムダっ」

 

「ふっぎ♡♡ き……来゛てっ♡♡♡ ちょうだいっ♡♡ 貴方のザーメンをっ全部……っ!♡♡ 膣奥(おく)にっ♡♡♡」

 

 どびゅるるるるぅぅっ♡  ぶびゅっ、びゅううぅぅぅぅっ♡♡

 

 

「~~~~~~~~~っ゛゛……!!!♡♡♡ お゛っ……おお゛ぉ゛ぉ゛~~ッ゛♡♡♡」

 

 

 ————……

 

 どちゅんっ♡♡ どっぢゅ♡ じゅっぷ、どぢゅっ♡♡ ニ゛ゅっぷ♡♡

 

 二人の交わりは一度や二度射精した程度では終わらない。

 

 腰のぶつかるリズミカルな音は尚も続いており、現在の体位は足を開いてマスターに押し潰される正常位による種付けプレス。

 

「~~っあ゛っぅ♡♡ っあ、……きっ♡♡ 好きっ……!♡♡ すきっ♡♡ すきっ♡♡ すっ、イッグ♡♡」

 

 背面から覆い被されるのと違い正面から、ゼロ距離で顔を近付けたメルトは無心で、無意識に愛を口にしていた。

 

 何度も射精された事で彼女の腹は濃厚なザーメンでポッコリ膨れており、結合部に至っては膣中から掻き出されたマスターのザーメンと彼女の愛液が混ざり合っている。

 グチョグチョの泡のようになった淫液は弾けるように飛び散ってシーツに染みていった。

 

(こっ……こんなっ、特濃ゼリーみたいな精液(ザーメン)っ♡♡♡ もっ、ダメっ♡♡ 頭っ、回らなっ♡♡♡♡ こっちが溶かされるっ♡♡♡)

 

「ん゛ぁっ!?♡♡ お゛っ!?♡♡ お゛♡ お゛♡ お゛♡ 急っに♡ 早っあ゛っイ゛ッッ゛……!!♡♡」

 

 メルトリリスの小さな身体に叩き込まれるデカマラの動きが加速する。

 

 敏感になった膣内の感触とその動き、そして自身の身体で快楽を貪るペニスの動きで彼女はすぐに最後の射精が近いことを悟った。

 

 

(来るっ♡♡ マスターのザーメンがマゾアクメ覚えさせられた私の子宮にまたっ♡♡♡ 届くっ……♡♡ 卵巣までパンパンにされて精子で征服されるっ♡♡♡)

 

 千里眼のスキルなど無くともメスとしての本能が数秒後に訪れる絶対の敗北を予見させる。

 

 不可逆なその事象を前にして彼女が抱いた感情はこれまでに無い程の無量の期待と歓喜だった。

 

「だっ……射精()してっ……♡♡♡ どんな時でも催した時に自由に使えるっ……っ゛ぁ……!♡♡ ……っザー汁専用便器マンコにぃ゛っ……誰がご主人様かをぉッ……お゛ぉ……♡♡♡」

 

 マスターとの密接な付き合いを交わして来た彼女は知っている。彼の性癖を、彼の興奮を煽る術を。

 

 ヌ゛ル゛ルゥっ……とこれまでの激しいピストンから一転、ゆっくりと止めの一撃を振りかぶるかのように肉棒をギリギリまで引き抜いていく。

 

 そして、ぼっ゛っっ…………ぢゅ゛んッッ♡♡♡と一息に根本まで挿入して怒濤の勢いで精液を吐き出した。

 

 

「んぢゅる……~~っ!!♡♡♡ じゅぷっ……っ゛ぉ゛……っふ……!!!♡♡」

 

 

 メルトリリスからの声はない。

 

 最後の一突き。最後の射精。極大の絶頂のその瞬間。

 彼女はマスターに濃厚なキスをして互いの口を塞いでいたからだ。

 

 高めさせられた感情に官能。

 快感と興奮がピークに達したメルトリリスは思わず両手両足でマスターに抱き着き唇を塞ぎ、彼の口内に大量の唾液を、()を流し込んでいた。

 

 

 メルトウイルスはスキル″吸収″から進化したエナジードレインの最上級の技であり、職員達へドレインを用いた搾精プレイの時のものとは濃度も量も段違い。

 

 彼女の体内で生成されるウイルスを注入された相手は経験値を始めとした様々なパラメータを融解され、彼女に吸収される。

 

 それを体内に大量に取り込むと言うことは、彼女の意思一つでいつ吸収されるか分からない危険を背負うと言う事。

 

 そんな危険極まりないものを、マスターは躊躇う事なく全て飲み干した。

 

 ナメクジの交尾のように舌を絡めさせ、負けじとこちらも唾液を送る。

 

 ビグッ……ビグンッ……!! とメルトリリスが断続的に絶頂で痙攣しているのを舌で感じながら、送られてくる(ウイルス)全てを自分の意思で喉の奥へと。

 

 

(あぁっ……♡♡♡ ″居る″……っ、ここに在る……!!♡♡ 私のマスターは確かに、この腕の中にっ……♡♡♡)

 

 人間とサーヴァントの力の差も忘れて、彼女は目いっぱいに全身で心寄せる人間の存在を感じていた。

 

 

 何秒、何分ほどそうしていただろうか。

 

 

 ビュッ……びゅぐぅっ……ゴポ……っ♡♡ と彼女の膣へ最後まで射精している音が聞こえる程に無言で、無心で身体を合わせていた。

 

 そうしてようやく力尽きたかのようにマスターの背へ回していた腕がほどけ、合わせていた唇が離れる。

 

 ネットリとした透明な液体の橋が出来、精根尽き果てた二人はそのまま溶けるように意識を手放した。

 

 

 

 ────……

 

 

「んっ…………」

 

 数刻後。

 

 目を覚ましたメルトリリスが最初に感じたのは酷くグチャグチャでベトベトに濡れたシーツの感触だった。

 

 掛け布団が申し訳程度にかけられており、隣には未だこちらを向いて眠ったままの全裸のマスターの姿が。

 

 腹に重たい物を感じて手を這わせればそこにはポッコリとザーメンで膨れたお腹。

 それが決して先程までの幸せな時間が夢でないことを伝えてくれる。

 

 隣で穏やかな寝息を立てるマスターを他所に、彼女は手を握り締めて改めて感触を確かめた。

 

 

 メルトリリスの感覚障害、神経障害は彼女の存在そのものに紐付いているものであり、決して無くなる事はない。

 

 そのためか令呪による介入の効果が薄れ始め、ようやく取り戻した手の感覚が遠ざかり始めていた。

 

 

「………………」

 

 寝たままの姿勢で彼女は視線を無防備な顔で寝こけるマスターの顔へ移し、無言でマスターの頬の下に差し込んだ。

 

 確かに感じる柔肌の感触。マスターの体温。

 

 起きそうにないマスターの顔を確かめるように何度も何度も撫で、そしてもう片方の手でマスターの手を握り締める。

 

 恋人握りと同じように、五指を絡めて。

 

 ギュッ、と握れば無意識ながらも軽くマスターの手は握り返してくる。

 

 

「…………ふふっ…………」

 

 

 あんなにも欲していたものが、今はこの手の中に。

 

 それを実感したメルトリリスは、普段の高圧的な加虐者の姿としてではなく、恋する少女に相応しい柔らかな笑みを浮かべる。

 

 遠ざかっていく手の感触をほんの少しだけ心惜しく思いながら、また感度を失ってしまう最後の瞬間まで目の前の相手の存在を感じていようと彼女は再びまぶたを閉じた。

 

 何も悲観する必要はない。令呪はまた回復する。また戻してもらえばいい。

 

 

 今からその時を心待ちにして、その瞬間が再び来る事に胸を弾ませながら、彼女はその手の感覚に想いを馳せ続けるのだった。

 

 

 

 ────……




メルトがマゾいのは解釈違いだ、って方もいるかもしれないが許してほしい。僕が好きなんだ。今更ですね。

コレは僕の凄い個人的な性癖なんですが、この話の後のメルトリリスは感度マシマシにされて感覚を取り戻した後全ッッッ力で鯖折り並の勢いで抱き締められて圧迫されるのが好きになってて欲しいですね。

サーヴァントの肉体強度とマスター(人間)の身体スペックの差、の関係でそれくらいが丁度良さそう


私のツイッター(twitter/boro_soboro)のお題箱にドンドコ性癖を投げつけてくれて心より感謝を。
感想、性癖、要望、何かございましたらどうぞお好きに
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