※この作品はR-18です。

貞操観念のおかしいカルデアのお話   作:ソボロ

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大変お待たせ致しました。
お題箱にて「ロリ鯖メインが読みたいです…!」「またショタおね特異点みたいな複数モノを…」との要望があったので合体させました。
楽しんで頂けたら幸いです。


イリヤ達の新しい日常
むっつりドスケベのイリヤが他のハメ潰されるロリサーヴァントを見て欲情してマスターのオナホになるお話


 

 深夜。

 

 貞操観念の緩いカルデア。

 

 人類最後のマスターは自身の寝所にて睡眠を取っていた。

 

 彼の隣には異聞帯、妖精國にて邂逅を果たした妖精騎士ランスロット、またの名をメリュジーヌが一糸纏わぬ姿でマスターに抱き着いて眠っている。

 

 そんなマイルームに侵入する影が一つ。

 

 A+ランクの気配遮断スキル。

 “弱かったり強かったり振れ幅が大きすぎる不安定ゆえの例外、状況条件が限定的ゆえの規格外、単純に飛び抜けすぎて測定不能であるがゆえの埒外”と言う位置付けをなされる、定まった値の存在しないEXランクを除外すれば、間違いなく現状暗殺者(アサシン)として最高位のランクを誇り、それは幾度かの死線を潜った実力者であっても存在を悟らせない程の強力なもの。

 

 そんな最高ランクの気配遮断スキルを持つ『彼女』は、霧のようにマスターのマイルームに溶け込んだ。

 

 『彼女』は悠々と、それでいて一切の気配を悟らせぬままベッドへ近付いていく。

 

 魔術的な探査や探知すらも易々と掻い潜る実力を持つ『彼女』は、そのままベッドに眠るマスターの布団を捲り上げた。

 

 露になるマスターと、それに横合いから腕を枕にして抱き着き安眠しているメリュジーヌ。

 

「………………」

 

 『彼女』はベットに身を乗せてマスターのゆったりとした部屋着を首元にまで持ち上げ、その鍛えられた腹部を露出させる。

 

 ヒタ……と日頃の激しい鍛練で筋肉の凹凸が生まれたマスターの腹部に『彼女』は指を這わせた。

 

 

 気配遮断スキルの特性として、“攻撃体勢に入ると気配遮断スキル”のランクが大きく低下する”というものがある。

 

 しかし今『彼女』が行っているのは攻撃行動ではなくただ甘えているだけ。

 

 故に最高位の気配遮断はそのままであり、傍らにて眠るメリュジーヌも『彼女』の接近には気付かない。

 

 当然この星最強種たるメリュジーヌですら認識出来ない『彼女』をただの人間であるマスターが察知出来る筈もなく、直接触れられていても彼の眠りは依然深いまま。

 

「………………」

 

 『彼女』はそのまま眠りこけるマスターの腹の上に乗っかると、モゾモゾと捲り上げた服の下に入り込み、器用に捲った布団を戻した。

 

 誰も、その事には気付かない。

 『彼女』の完璧な隠密行動によるその潜入は、beforeとAfterでその部屋にたった一つの差違しか残さない。

 

「う、うーん………………」

 

 もっとも、そのただ一つの違いは、マスターの腹部がこんもりとした“少女一人分”の膨らみが増えているという大きな物ではあったが。

 

 

ーーーー……

 

 

 

「……………」

 

 仰向けの状態から、首だけを起こして自分の腹部を見下ろせば目の前いっぱいに大きな布団の膨らみがあった。

 

 横を向けば自身に横合いから抱き着き、穏やかな寝息を立てる可愛らしいメリュジーヌの寝顔。

 

 つまり今自分の上に乗っている“何か”は、メリュジーヌが寝相を変えて上に乗ったのでは無いことが判明。

 

 夢の中で一日不夜城のアサシンことふーやーちゃんの人間椅子として過ごしたような気がする。

 

 

(あー……だからかぁ…………)

 

 特に慌てる事も無くマスターは布団を捲りあげる。

 次に目に入ったのは、自分のゆったりとした部屋着の内側、襟元から覗く、綺麗な銀髪だった。

 

「すぅ…………すぅ…………」

 

 揺り篭に揺られる赤子のように、マスターの腹の上、服の中で穏やかに眠るのは無垢なる殺人鬼(シリアルキラー)、ジャック・ザ・リッパー。

 

 胎内回帰の願望を持つ彼女は時折こうして自分の服の中に、腹部に潜り込む事がままあった。

 

 小さい幼女サーヴァントで体重も30kg前半と言えど、ただの人間である自分にはそこそこの負担である。

 

 とは言え彼女の特性をよく理解しているマスターは迷惑がる事もなく、メリュジーヌに枕として貸していない方の腕で服の上から彼女を撫でるのだった。

 

「ん…………」

 

 暫く無心でそうしてやればジャックは目を覚ます。

 子猫が親猫にするように頬を胸板に擦り付けながら、ゆっくりと目蓋を開いた彼女は眠そうに身体をモゾモゾと動かしてマスターの衣服の中から外へ出た。

 

「……ぅ……ん~~………………っ……」

 

 胎児のようにうずくまっていた体勢から、マスターの腹部に股がる形で上体を起こしたジャックは大きなアクビと共に伸びをする。

 

 

 平時に着用する白いエプロンワンピース。

 

 彼女の私服であるそれはマスターの服の中という狭い空間でうずくまっていたのもあって、少し衣服の形が乱れてしまっていた。

 

 

ーー具体的には、ワンピーススカートの裾がめくれ上がってジャックの幼い無毛のツルリとした秘所が丸見えになっていた。

 

 それはすぐにファサリと重力に従って落ちてきたスカートの幕に覆い隠されるが、マスターの腹部に直接密着して感じるプニプニとした感触が今の光景が見間違いでない事を伝えてくる。

 

 

 もっとも、この世界線が普通の世界線で、マスターがその手の色事に耐性の無い初心な人物であれば多少のドギマギとした反応も見せていただろうが、生憎この世界線の貞操観念は緩い。

 

 そしてマスターにとっても見慣れた光景であるため、特に慌てたり下着の着用を促すような事は無かった。

 

 この世界線を生きる人物にとってそれは、この星に重力が存在するのと同じくらい普遍の事実。

 

 疑いようの無い、何て事の無い純然たる現実なのである。

 

 

「……えへへ、おはようおかあさん」

 

「おはよう。よく眠れた?」

 

 意識をハッキリと覚醒させたジャックは柔らかく微笑みながらマスターの上に倒れ込んだ。

 

 それを受け止め右手で頭を撫でてやれば彼女は気持ち良さそうに目を細め、ピトリと胸元に耳を押し当てる。

 

 規則正しい鼓動を刻む心臓の音。

 霧にけぶるロンドンの街、その裏路地の石畳とはかけ離れた柔らかな感触、暖かな気温。

 

 

 自分を離さず抱き寄せて頭を撫でるマスター(おかあさん)の存在。

 

 過去も未来も曖昧な“座”の時間軸。

 

 こことは違うどこかの世界、自分ではない自分にいた(いる)ような気がする“おかあさん”。

 濃霧のように薄ボンヤリとした曖昧な輪郭をマスターに重ね、彼女は今日も胸を占める多幸感のままに肌を寄せるのだった。

 

 

「んぅ……うぅー…………ん…………っ? …………おはよ……マスター」

 

 彼とジャックの身動ぎに流石に目を覚ましたメリュジーヌ。

 

 妖精國ブリテンでの結末から召喚に至るまでの経緯もあって、彼女からのマスターへの好感度は非常に高い。

 

 召喚直後から恋人として振る舞ってくる程である。

 

 ブリテンでの出来事はカルデア視点と妖精騎士達、そしてモルガンの視点とで情報の内容に大きな違いがあり、当初はその振る舞いに困惑したものの、後にモルガンや他の妖精騎士達からの欠如していた情報の補完を行い、現在では落ち着いた状況となっている。

 

 そんな彼女は未だ半分閉じた寝ぼけ眼のまま、嬉しそうに微笑んでマスターの方へと顔を向けた。

 

「わっ。ジャック、いつの間に」

 

「おはようメリュジーヌ」

 

 そこでようやく彼女はジャックの訪れに気付く。

 恐るべしは今こうして会話を交わしマスターが身動ぎをするまでこの規格外の最強生物に存在を気取らせなかったジャックの気配遮断スキルと言えよう。

 

 完全に意識を覚醒させたメリュジーヌは、一晩中枕にしていたマスターの左腕から頭を浮かせ、裸のままクルリとうつ伏せになると両肘をついてジャックと話し始めた。

 

 

 小さい身体。生物としての構造が違うのか背丈を考慮しても軽い、20kgという彼女の体重。

 

 マスターの身体にかかる荷重は非常に小さいと言えど、流石に一晩に及ぶ長時間の圧迫は彼の左腕の血流を止めるには充分であり、現在彼は左腕の感覚が無かった。

 

 まるで痛みもなく左肩から先が無くなってしまったかのような。

 

 血流の悪化により末梢神経の酸素が低下、不足。

 

 それは知覚を伝える末梢神経の機能低下を招き、それが続けば今度は“運動を命じる神経”の機能低下を起こして最終的には無感覚の状態へと至る。

 

(やば、コレ相当クるな。ちょっと……痺れが来る前に浮かせとこ……)

 

 負担の無くなったマスターの左腕には現在一晩滞っていた血流が甦りつつあった。

 

 つまりは無感覚に至るまでの過程を遡る事になり、彼の身が待つのは脳が“血流が止まってますよ”と報せる強烈な異常電流の確実な来訪である。

 

 左腕の皮膚がどこにも振れぬよう少しだけ浮かせるマスターを他所に、腹の上のジャックと左側のメリュジーヌとの会話は続く。

 

「話には聞いていたけど驚いたよ。この私が全く気付けないなんて」

 

「どうしてもおかあさんと一緒に寝たくて。ビックリさせてごめんね」

 

「ううん、構わないさ」

 

 カルデアに新たなサーヴァントが召喚される度に注意される、既存のサーヴァントとのお互いの相性。

 

 幸いな事に二人の仲に問題はなく、純粋無垢なジャックと、マスターに好意的で善良であり、これと言って苛烈な面も少ないメリュジーヌとの相性は悪くなかった。

 

 

 “無垢”であることは“善”であることにイコールで繋がらない。

 何にも染まっていない純粋無垢であるからこそ白にも黒にも染まりやすいと言え、善良であるマスターを得たこのカルデアのジャックは、戦闘能力を除けば精神年齢に相応な可愛らしい少女である。

 

 すぐに解体しようとする面に目を瞑れば好奇心旺盛で、自分の仲間であると認識した相手にはとても心優しい。

 

 一方、メリュジーヌも内向的ではあるものの基本的な性格としてはこのカルデアでは善性寄り。

 

 少なくともこの円滑に回っているカルデアで関係性に浮くような事は無く、何かしらで言い負けそうになると亜音速で離脱するという貧弱なコミュ力を除けば概ね幸せに過ごせていると言えよう。

 

 自身が最強であると言う自負とその生まれから“相手の生まれや生まれ持った生態を理由に差別をしない”という心根は多数の者とも相性がよく、ジャックとも良好な関係を築けていた。

 

(おかあさん……おかあさんか…………マスターにはまだ正式に契りを交わした伴侶はいない筈だし……と、なると……そのマスターの恋人でいずれ添い遂げる事が決まっている私は……つまり…………えぇと、人間の家族形態で言うとマスターがおかあさんだから………………)

 

「…………ふふ、私の事は“おとうさん”と呼んでも良いんだよジャック」

 

「???」

 

(だいぶ間の行程をすっ飛ばしたな…………)

 

 汎人類史の書物から得た情報でメリュジーヌは得意気に微笑むが、ジャックは当然頭上に疑問符を浮かべるのみ。

 

 そもそも彼女はこの世に産まれる前の赤子の悪霊から出来た存在のため“父親”という感覚も分からない。

 

 キョトンとするジャックの反応に“そりゃそうだ”とマスターは内心苦笑しながら、浮かせたままの左腕の人差し指を試しに軽く曲げてみた。

 

 途端にビリッ……! と走る感覚に眉をひそめ、マスターはそのまま腕を浮かせ続ける事に。

 

「汎人類史の書物によれば、マスターの故郷のニホンでは家族は“川”の字で寝るらしいね」

 

「そうなの?」

 

「うん? あー……まぁそうだね」

 

 欧米の方では逆に子供はかなり早い内から自分の部屋を与え、両親とは別々に寝る文化があると映画で観たような気もするが、少なくともマスターの故郷ではそっちの方がスタンダードなのは確かである。

 

「そう、つまりジャックは私達二人の子供も同然。おいでジャック。一緒に川の字になろう」

 

 メリュジーヌはそう言ってマスターと自分の間に小さくスペースを作り、ポンポンと彼女を誘うようにベッドを叩いた。

 

 母性愛を本能で求めるジャックにとってーーおとうさんがどうのこうのはよく分からないがーーそれは魅力的な提案であり、彼女は転がるようにしてマスターの上からベッドへ身を落とす。

 

 二人の少女は楽しそうに、嬉しそうに、現在まるで神経が剥き出しになったようなマスターの左腕へ、枕を求めて頭を乗せるのだった。

 

「あっちょ待っーーーーぬ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛…………ッ!!」

 

 

 

ーーーー……

 

 

 とある日。

 

 食堂にて朝食をとっていたマスターの元に、同席を願い出る者がいた。

 

「おはようマスターさん! お隣良いですか?」

 

「おっはようございますマスターさん! 今日はお一人ですか? 珍しいですねぇ」

 

 可愛らしい声。トレイの上には馴染み深い日本食。故郷にて通う小学校の制服で、彼女、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンは年相応の朗らかな笑顔でマスターの隣に立っていた。

 

 星屑の煌めきのような美しい銀色の髪。人好きのする愛くるしい容姿は将来性を感じさせ、このカルデアには珍しい“普通の女の子”である。

 

 その傍らには彼女の肩の高さで浮遊してグネグネ動きよく喋る赤いステッキ、魔術礼装ルビーも一緒。

 

「おはようイリヤ、ルビー。今日も元気だねー」

 

 そう言ってマスターは箸を置き自身の右隣の椅子を引いて了承の意を示す。

 わざわざ尋ねずとも好意的な相手に断る理由は皆無。

 

「えへへ……」

 

 受け入れられたイリヤは向日葵のような笑みをそのままにマスターの隣に着席。

 

 ごく自然な流れでマスターはイリヤの座った椅子を押してテーブルに寄せ、故郷を同じとする二人で席に着いた。

 

「ん~、何と自然かつ流れるようなエスコート。慣れてらっしゃいますねぇマスターさん」

 

「そうかな? まぁこんな大勢の中で生活してたらね」

 

「気付いてらっしゃいましたかマスターさん。イリヤさんったら実は貴方に声を掛けるまで二度三度入り口でウロウロしてましてね~。“珍しくマスターさんが一人でいる”。“誰かと約束とかしてないよね? たまには一人で静かに食べたいとか思ってないよね?”と右往左往ーーーー」

 

「何で言っちゃうの!?」

 

 ルビーの暴露。慌てるイリヤ。普段通りのやり取りにマスターは笑いながら、一旦置いた箸を再び手に取った。

 

 “もー……”と不満気に口を尖らせながらイリヤもそれに続き、両手を合わせて小さく一言。

 

「いただきます」

 

 二人肩を並べての朝食。

 先に食べ始めていた分マスターの方が進みは早く、彼は変に気を遣わせぬよう適度に食事のペースを落としつつ適当な話題を振る。

 

「この前の体力測定見てたよ。前より記録伸びてるみたいだし頑張ってるね」

 

「あ、見ててくれたの!? サーヴァントの身体になってから50m走とかひとっ飛びで走れるようになって、これはこれで楽しいんだー」

 

「あっちはあっちでこう……普通に空とか飛べてたんじゃないの? 夢幻召喚で身体能力とか上がったりとかで」

 

「それとこれとは別かなー。ふっふっふ……魔力の使用ありならマスターさんにだって腕相撲で勝てちゃうんだから!」

 

 つつがなく二人の食事は進む。合間に会話を挟みながらもその食事の綺麗さから育ちの良さが伺えた。

 

 食事を終えても二人はしばらく微笑ましく会話を続けていた。

 

 

 そこで、マスターはとある事が気にかかった。

 

 イリヤを始めとし、現在カルデアにサーヴァントとして召喚されたクロエと美遊の三人はいずれも別世界からとある特異点に迷い込み、その縁で座に登録されて影法師(サーヴァント)として召喚された経緯がある。

 

 つまりは他の英霊とはやや違って、このカルデアに来るまでに過ごした別世界の“生”を“生前”としてしっかり記憶を保有している。

 

 記憶としてしっかり彼女達の帰る家を覚えていても、少なくとも世界が違う関係上“この世界”にはイリヤ達の知る家は無いのである。

 

(…………あの特異点で出会った彼女(イリヤ)達は元の世界に帰れたらしいけど、写し身とは言え今“ここ”に居るイリヤ達も紛れもなく本物なんだよな…………)

 

「寂しくない?」

 

「ほぇ?」

 

 何となく口から溢れた心配の言葉。

 ハンカチで口元を拭っていたイリヤは目を丸くして問い掛けの意図が分からずマスターを見上げていた。

 

「お家に帰りたい、とか、お母さんに会いたい、とかさ。召喚しといてこういう事言うのもなんだし……帰りたいと言われてもまぁ……正直俺じゃ別世界とかどうにも出来ないんだけどさ」

 

 いくらサーヴァントでありここに至るまでの経緯をハッキリ認識しているとは言え、正真正銘本人である以上自宅のベッドで眠りたい時もあるだろう。

 

 話したい友人もいるだろうし家族の手料理が恋しい時もあるだろう。

 

 他の英霊達は良くも悪くも各々の生を全うした後の第二の生のようなものであり、人類史に名を刻んだ英雄だけあってメンタルも強靭で一部を除いて郷愁の念に駈られることは少ない。

 

 そのうえシミュレーターや微少特異点で故郷に近しき環境に赴く事も出来るし、現にそうしている者も珍しくは無いのである。

 

 しかしイリヤ達のような特殊な経緯を辿ってカルデアに召喚された者はそういう訳にはいかず、その中でも特に一般人に近い感性を持つイリヤの事は特に気に掛けていたのだが、

 

「イリヤさん。マスターさんは要するにホームシックとか大丈夫? って心配してくれてるんですよ」

 

「あ。あー……! えへへ、心配してくれてありがとうマスターさん。でも大丈夫だよ。私、このカルデアでのサーヴァント生活はとーっても気に入ってるんだ」

 

「そう? なら良かったけど」

 

「うーんと……説明は難しいんだけど……確かに“私”はあの特異点から元の世界に帰った所までしっかり覚えてるの。だから今の“私”の意識としては、ここでの生活は夢の中みたいって言うか、お泊まり会……みたいな?」

 

 幼さの残る表現ながらも、何とか意図を伝えようと愛くるしい身振り手振りで説明を行うイリヤ。

 

 少なくともその表情にこちらを気遣って嘘を吐いているような気配は無く、純粋に如何に自分がここの生活を楽しんでいるかを伝えようとしていた。

 

「クロや美遊もいるし、ブーディカさんや頼光さんやキャットさんも優しいし、あっちでは見たことのない冒険がいっぱいだし! それにママ……じゃなくて、本人じゃないみたいだけどママにソックリな人も私たちに子守唄歌ってくれるし、一緒に遊んでくれる友達も出来たんだから!」

 

 確かにその光景はよく目にする。

 

 幼い幼女サーヴァントと大勢で遊んでいる姿は目にする。

 母性愛に溢れる包容力の高いサーヴァントはよく相手をしているし、刑部姫やエレシュキガルなど親の目線ではなくお姉さんとして遊びに付き合う者もいる。

 

 時折ダ・ヴィンチちゃんなど後進を育むのに秀でた年長組が宿題を出し、なるべく以前と変わらぬ年相応の生活を送れるよう配慮もしているようだ。

 

「それにセックスも気持ちいいし……気持ち良くなってくれるのも嬉しいし……何より、こうして気に掛けてくれる優しいマスターさんがいるんだもん。全然気にしてないよ!」

 

 弾むような声で、こちらが元気付けられる勢いで彼女はそう言った。

 

 屈託のない眩しい少女の笑顔。

 

 幼女かと思えば中華の皇帝だったり愛される神だったり鬼だったり殺人鬼だったりリリィ化していた殺生院だったりと、案外ストレートな幼女の少ないカルデアに於いてそれは非常に貴重なあどけなさであり、その可愛らしさに癒されたマスターは憂慮していた事が外れた事に安堵する。

 

 ふっ……と微笑みと共に息を溢したマスターはイリヤの頭を撫でる。

 

「あ……、…………♪︎」

 

 美しい白銀世界を思わせる見事な銀色の髪は見とれるほどの艶を持ち、指の隙間を風のように流れていく。

 

 大きな手のひらに頭を撫でられたイリヤは気持ち良さそうに目を細め、隣に座るマスターへ身体を預けた。

 

「そっか。安心したよ。困ってる事や相談したい事があったらいつでもおいで。打ち明けにくい事とかあったら一緒に秘密にするからさ」

 

 無論、“マスターだからこそ”言い出しにくい事柄も存在するだろうが、その点に関して心配は無用だろう。

 

 良い友人に囲まれ、コミュ力の高い彼女ならきっと周りが助けてくれるだろうから。

 

 

「さて、それじゃ俺は今日の修行に行ってくるよ。またね」

 

 本日の修行はアウトドアや単独生存術に秀でたサーヴァント達主導のサバイバル訓練。

 

 マスターはイリヤの頭から手を離し、彼女の分の食器とトレイまで重ねて席を立った。

 

「あっ……」

 

 離れる手を名残惜しそうに視線で追うイリヤ。

 蚊の鳴くような小さく漏れた声に“ん?” とマスターは目を丸くして振り向いた。

 

(イリヤさん、ホラ……今ですよ……!)

 

「あ……ぇと…………うぅん、何でもない。訓練頑張ってねマスターさん。」

 

 耳裏で何かを囁くルビーだったが、イリヤは何を言うでもなく笑顔で手を振った。

 

 クネクネと傍らで目まぐるしく身を曲げるルビーを不思議に思いながらも、マスターはその場を後にした。

 

 

ーーーー……

 

 

 

 食堂から出ていく彼が見えなくなるまで手を振っていたイリヤは、それまでの笑顔からフッと泣き笑いのような表情に変え、一人机に突っ伏してため息をつく。

 

「はぁぁあぁ…………」

 

「も~……何やってるんですかイリヤさん。絶好の機会(チャンス)だったのに。またもや肝心な所でヘタレましたね~?」

 

「うぅ……一応アピールはしたんだけど……」

 

「アピールって…………えぇ!? 途中のアレですか? 心配された時の返事で口にした“セックスも気持ちいいし~”の事ですか? 妖怪(サトリ)じゃあるまいし分かりませんってあんなの」

 

 ルビーの言葉にイリヤはどんどんショボくれていく。

 

 二人のこの会話。それは現在彼女が抱えているとある悩みが元となる。

 

 

 イリヤスフィール・フォン・アインツベルンは、ここしばらくずっと悶々とした想いでカルデアを過ごしていた。

 

 何故なら、他の幼女(ロリ)サーヴァントと違って優しく扱われる事が多いから。

 

「別にセックスくらい誰だってしてる事なんですから、その派生で普通に“私もクロや他の子達がヤってるみたいに激しく孕ませレイプしてほしい”ぐらい言っちゃえばいいのにも~。良く分からない恥じらいを持ってらっしゃいますねー」

 

「しょうがないでしょー! 自分から生オナホとして使ってくださいって伝えるの、すっごく勇気がいるんだから!」

 

「“勇気”のカテゴリーに於いてはイリヤさん、過去幾つも主人公級の勇気を見せてきたでしょうに。まぁ実際主人公なんですけれども」

 

 呆れるルビーにイリヤは顔を赤くして詰め寄り捲し立てる。

 

 

 決して、彼女はこの貞操観念の緩い世界線のカルデアで優しいプレイに不満があるわけではない。

 

 ただ単に、長期に渡って過ごす内に優しいプレイに偏りが生まれた結果、数少ない被虐体験の味が忘れられず、密かにレイプ願望を抱えているだけである。

 

 いくらスイーツが好きでも、甘い物ばかり口にすれば誰だって舌がしょっぱい塩分を欲し始めるのと原理は同じ。

 

 当然貞操観念のハードルが低い当世界線では過去にロリオナホとしてハメ倒された事もあるし、前触れ無く抱えられて問答無用で即ハメされた事もあるし壁尻肉便器の経験もある。

 

 しかし彼女は“それら”を経験する回数が他と比べて明らかに少なかった。

 

 常識人で心優しく、純真な少女らしい少女である彼女の、性欲よりも庇護欲をそそるという特性はイリヤにとってはマイナスに働いていたのである。

 

 

 この未成熟な身体に不釣り合いな、剛直をねじ込まれる感覚。

 小さい身体に叩き込まれる自分の快楽優先で使われる激しい快感。

 ソフトな接触や奉仕だけでは決して得られぬ暴力的な法悦、その記憶だけが彼女のロリマンコを疼かせる。

 

 “需要”とは様々な形があるものだが、ロリを激しく使いたいという“需要”が、イリヤに中々届かないという環境がこのカルデアには出来上がっていたのだ。

 

 ひた向きで頑張り屋で誰にでも分け隔てなく接する良い娘のイリヤには、その手のハードプレイの欲望は向きにくい。

 

 決して欲求不満ではなく、彼女も性処理を行うことは多い。

 カルデア側の計らいで同室となったクロエや、特に美遊との深い交わりで快感を満たすことも。

 

 しかしその性処理は優しいものであったりフェラや手淫で終わることが殆ど。

 

 そのため、実はひっそりと壁尻肉便器の担当には積極的に志願しており、出席回数はイリヤ達三人の中では一番多かったりする。

 

 

 ここでクロエやふーやーちゃん、悪い子モードのアビーや酒呑童子などのバイタリティに秀でた者ならば、“そう”したかったら“そう”させるように“わからせ”甲斐のあるムーブを取れるのだろう。

 挑発を交えつつ相手の嗜虐欲、征服欲を増幅させる言動で(いざな)うのだろう。

 

 

 しかしなまじ常識人でむっつりスケベで、いざと言う時恥じらいが勝るイリヤにとって、“了承も取らず精液便所扱いされたい”と自分から伝えるのはハードルが高かった。

 

 かと言って相手に能動的に犯してもらえるようなメスガキムーブを取るのも性根から良い子であるイリヤには難しい。

 

「頑張って誘惑してみたけど駄目だったしなー……」

 

「根本的に悪女ムーブというものに向いてないのでは?」

 

 これまでにチャレンジしてみた事もあるにはある。

 

 サマーキャンプの時にマスターに構ってもらいたくて精一杯の悪女ムーブをしようとしたが出てきたのは耳打ちでの“ばかー……あほー……”だけ。

 

 その反省を活かし、アーカイブに残っていたテスタメントフォームの言動を真似て、職員に誘いをかけた事がある。

 

 しかしやっぱりよく分からないイリヤの口から出たのは、これまたやっぱりよく分からない単なる悪口であり、そもそも脈絡もクソも無かったので職員はただただ、“心当たりは無いけどイリヤちゃんに悪口言われるくらい嫌われる事を多分何かした俺”と勘違いして、そのショックから泡を吹き白目を向いてガクガク痙攣しながらその場で倒れてしまった。

 

 たまたまその場を通りがかって慌てて介抱したのがマタ・ハリだったためそのバブみで幼児退行まで併発し、最終的には急患と聞いて駆けつけたナイチンゲールの持ち込んだベッドにはね飛ばされるという悪夢のようなピタゴラスイッチ。

 

 現状、彼女の懸命なアピールは不憫にも実を結べずにいた。

 

 

「はぁ…………」

 

 出てくるのは妙案ではなくため息ばかり。

 

 “どっかのタイミングで吹っ切れて言い出せれば話は早いんですがねぇ”、と考えるルビーを他所に、イリヤは今日も悶々とした気持ちを抱えて一日を過ごすのであった。

 

 

ーーーー……

 

 翌日。

 

「はぁぁ~…………」

 

 結局妙案が出ないままいつも通りの平和なカルデア生活を送るイリヤ。

 

 溜まり続ける欲求と性欲に彼女の夜寝る前のオナニーは日々激しさを増していき、尚且つ自分の小さく細い指では求める水準にまで達する事もなく、収まるどころか逆効果な悪循環。

 

 同室にて眠るクロエや美遊には聞こえていないだろうか。

 きっとバレてはいないと思いたい。

 

「…………うん?」

 

 すると、歩いてる途中近くからよく聞き慣れた声と音をイリヤの聴覚はキャッチする。

 

 それはこのカルデアではありふれたもので、聞こえない日は無い程。珍しくも何ともない、彼女を悩ます原因の一つ。

 

 ぼちゅっ♡♡ に゛ゅぱんっ♡♡ どぢゅっ♡♡♡ ぼっぢゅ♡♡♡

 

「お゛゛っ!♡♡ んお゛っお゛っお゛っッ♡♡♡ ごめ゛っな゛さっ、お゛ぎゅっ♡♡♡」

 

 

「わ……わぁ……♡」

 

 イリヤが部屋を覗き込めば、そこには一回り二回りも体格の違う大人の男に持ち上げられ、まるで腕ほどもある太さのペニスを叩き込まれているクロエの姿があった。

 

 フルネルソンと呼ばれる体勢。背後から腕を回し、クロエの膝裏を通して持ち上げて彼女の首裏で両手を組む。

 

 一切の抵抗が叶わない姿勢で、小麦色の肌をした美少女は年齢に見合わぬ雌の声をあげていた。

 

 

 イリヤを悶々とさせるもう一つの要因。

 

 それは、目の前で自分以外がハメ倒されている姿を日常的目撃するからである。

 

 いわゆる、自分だけお子さま向けの扱いを受ける中、友人や知人が目の前でその甘美な味わいに悦びの声を上げている、そんな状況。

 

「あーまじクロエちゃんのキツマン最高……。オラッ、反省しろっ」

 

「お゛っお゛っお゛ぉ゛ッ……~~!!♡♡ ちょっ、調゛子にっ乗ってずみま゛っ♡♡♡ お゛ひィ゛ゥっ!♡♡♡ ~~ッ゛無゛っむり゛っ……マンコイ゛グっ!!♡♡♡」

 

 クロエをハメ倒す職員の動きに容赦はない。

 筋肉量も年も体格も上の雄に捕まえられ、明らかにサイズオーバーのデカマラを突っ込まれて彼女はだらしのないオホ顔を浮かべていた。

 

 一ストロークを行う度に飛沫が飛び散り、泡立つ結合部からはネットリとした粘液がだらだらと溢れ落ちる。

 

 

 どうやらいつもの如く溜まっていた職員を見つけては性欲を煽る蠱惑的な挑発を行ったらしく、その少女らしからぬ色気にプツンと理性の糸が千切れた職員にレイプされているらしい。

 

 イリヤと同じ経緯でこの性におおらかなカルデアに来たクロエは、元々の素質も相まって輪をかけて奔放に日々をエンジョイしていた。

 

 攻めだけでなく“わからせられ”の快感を知った彼女にとって、ここは天国と言っても良い。

 

 順当にサーヴァントの地力も活かして一方的に搾り取り、魔力も性欲も征服欲も同時に満たせるサキュっ娘としてのムーヴも楽しい。

 

 反撃に遭いメスガキムーヴの報いとして褐色チンポケースにされ、オナホのようにガンガンレイプされるのも最高だった。

 

 どちらに転んでも彼女は快楽と魔力を同時に味わえる。

 マスター適正もなく魔術師でもない一般職員から得られる魔力は微々たるものであったが、主目的はあくまで快感。

 

 どちらに転んでも彼女にとっては万々歳なのだ。

 

 

「う、うぅ……クロったらまた…………♡」

 

 何度目になるかも分からない射精を迎えたのだろう。

 

 クロエのケダモノのような雌ボイスを背後に、イリヤはその場から離れていった。

 

 顔は赤く、身体は熱い。

 今しがた目撃したばかりの妹の姿を自分と重ね、股を濡らしながら歩く内に無意識にイリヤの手は股に伸びていく。

 

「はっ! あ、危ない危ない……こんなところでオナニーしちゃうところだった……」

 

 純白のパンティーの上から軽く擦り、火花のような小さい快感にピクンと反応して我に帰ったイリヤは慌てて手を離す。

 

 いくらでも溢れてくる妄想を振り切るようにブンブンと頭を振って星屑のような銀髪を揺らすと、彼女はその場を後にするのだった。

 

 もっとも、その妄想の大元はそのままなので時間経過と共にまた脳内をピンク色に染めていくのだが。

 

 

ーーーー……

 

 幾つかの他の女性英霊達の淫らな姿を目撃しながら次に彼女が足を止めたのは、日替わりでカテゴリーや神話、出身ごとに分けられて女性英霊が性処理に努める壁尻肉便器の部屋。

 

 壁を隔てて中からは幾重にも重なった肉が肉を打つ音と艶やかなる女性英霊達の一切飾らぬ雌の声。

 

「………………っ♡♡」

 

 覗いてはまたムラムラが復活すると分かっていても、イリヤは己の欲求に逆らえなかった。

 

 小さく扉を開いて中を覗けば、案の定の分かりきった肉欲の宴が開かれていた。

 

 本日の担当は神霊や神性を持つ神系サーヴァント。

 

 左手の壁側には幾つもの、しかし下半身だけでも様々な肉付きや装飾、肌の色をした女性英霊の下半身。

 

 右側には両手両足を頭上で繋ぎ止められた淫らな姿の神性英霊達。

 

 

「お゛っお゛っお゛っお゛っお゛っ…………!!♡♡ ひぎゅっ……ま……ま゛た……イ゛っぎゅ……!♡♡♡」

 

 そして、イリヤの視界に真っ先に映ったのは、一番手前で犯されていたランサークラスのメドゥーサ、アナだった。

 

 外部から見た限りでは激しく種付けピストンされているところまでは分かるが、その全体像は彼女が普段羽織っているフードによって大部分が隠されていた。

 

 利用者の趣向により彼女は手足の枷はそのままに壁の拘束から外され、その小さい体躯を活かして男性職員に抱えられて犯されている。

 

「わっ、わぁ……す、すっご…………♡♡♡」

 

 黒い外套に隠れて詳細は分からない。

 

 しかしだからこそ余計に、フードに隠れて僅かに覗くアナの舌を突き出した口元と、その隠れている未熟なロリ女神の肢体へ強く腰を打ち付ける職員の動き。そして絶え間ない肉を打つ音が彼女の妄想を加速させる。

 

「お゛っぎゅ……!!♡♡♡ アクメっじます……ッ゛……!♡♡ ッッっ゛オ゛ぉ゛っ♡♡♡」

 

 黒い布地の下から聞こえてくる声だけをもとに妄想を膨らませていたところ、職員がその素顔を拝みたいと思ったのかアナの未熟な身体を抱えたまま強引に剥ぎ取るようにして外套を取り払った。

 

「っ……き、気持ち良さそ……う……♡♡」

 

 露になるゴルゴーン三姉妹の末妹の姿。

 そこに女神としての威厳はなく、可憐な容姿はグリンと上を向いたアへ顔で淫らに歪んでいた。

 

「あ゛ひ……っ♡♡ ひ……え゛っあ゛っあ゛っ♡♡ ……た、タマゴっ、卵子また出っ……!♡♡♡ っお゛ィ゛ぎゅっ゛っ♡♡♡」

 

 ペースの落ちることの無い激しいピストンに前後に揺さぶられ、彼女は股からプシィィーッ♡♡♡ と潮を吹きながら排卵アクメに身を震わせる。

 

 壁に設置されていた状態から拘束の様相はあまり変わっていない。

 

 両手を背後で縛られ、幼女特有の身体の柔らかさを活かしてまんぐり返しの要領で両方の太ももを繋ぐ鎖がアナの背中を通っており、二つに畳まれていた。

 

 文字通り手も足も出せず、アナルとマンコを晒け出す持ち運びに適したオナホボディ。

 

 腰の動きに連動するように男性職員の両手で前後に動かされてマンコを突かれる彼女の姿は紛う事なき性処理玩具であった。 

 

 眼前で行われる互いの欲望全開のドスケベ交尾から目を離すことなど出来るはずなく、ぼちゅぼちゅと子宮を突き潰され受精確実の膣内射精が行われるまでイリヤはアナの痴態を間近で見つめ続けていた。

 

 

ーーーー……

 

 

「はぁ……ふぅ……♡ あ、あれっ? 私……いつの間にマスターさんの部屋の前まで……」

 

 壁尻肉便器部屋から離れ、次にイリヤが辿り着いたのはマスターの部屋であった。

 

 半ば無意識にマスターの部屋へ足が動いていたのは、本能的に彼を求めていたのかもしれない。

 

 サーヴァントを除くと自分より大きく年の離れた大人ばかりのカルデアでは、年齢の近いマスターは貴重な数少ないイリヤが気を遣わずに自然体でーーーーもとい、肩の力を完全に抜いて素で接する事が出来る相手。

 

「……い、今マスターさん大丈夫かな…………」

 

 現在何か急な出動要請や特異点案件は起きていない。つまり特に予定がない限り待機状態であり、たまに暇な時間を見つけては彼の所に遊びに行っていた。

 

 先程の光景による心臓の高鳴りは未だ落ち着かぬままではあるが、普通にしていれば平静を取り戻すだろう。

 

(う、うぅん……! 順当に行けばいつもみたいにマスターさんとえっちする流れになるだろうし、それでなら勢いに任せて今度こそ、そ、そういうっ……♡ い、言えるかな……♡)

 

 ただ自分の口からマゾ雌扱いして欲しいと素面で頼むのが恥ずかしいだけで、彼と過ごす一時には何の緊張も気負いもない。むしろ好きである。

 

 イリヤは両手で小さく両頬を叩いて気合いを入れ、思い切って扉を軽くノックした。

 

 ここでイシュタルやその辺りのメンツならノックなしでズカズカと押し入り我が物顔で好き放題振る舞いリラックスし始め、マスターもまたそれに併せた振る舞いをしていたのだが、まずノックから入る辺りやはり彼女の育ちの良さが出ていた。

 

 

 応答は、無い。

 

「……あれ? いない……訳じゃないみたいだけど……」

 

 入り口の不在か否かを示すプレートにはきっちり彼がこの部屋にいる事を示してあるし、ロックもかかっていない。

 

 壁の向こうから確かに慣れ親しんだ彼の気配も感じるし、席を外しているということは無いだろう。

 

「ん、しょっ……」

 

 小さく背伸びして扉横の電子パネルを操作する。

 プシュウ、とエアロックの扉が開き、部屋へと入室。

 

 するとそこには。

 

 

「ん゛お゛っお゛っお゛ぉ゛……ッ!!♡♡♡ で……出る゛っ゛♡♡ トナ゛カイ゛さっ♡♡ 産゛まれ゛っ……!♡♡♡ 赤ちゃ゛ん゛出してイギます……!!♡♡♡ ~~ッっ゛♡♡♡♡」

 

 

 マスターに背面座位でアナルを犯されながら出産アクメに呻くジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィの姿が真っ先に飛び込んできた。

 

 ロリボテ腹を揺らす彼女の背後から手首を掴み、マスターは出産中であるにも関わらずジャンタ・リリィの身体を上下に揺らしてマジカルチンポを叩き込み続けていた。

 

「待゛っ♡♡ トナガっイ゛っしゃ♡♡♡ お゛っ駄目゛っ……!♡♡♡ 子供出しながらケツマンコイギますっ゛!!♡♡ 馬鹿にな゛っぢゃいま、……っ!♡♡♡」

 

 当然情事中にあっても肉体の生理的な働きは止まらない。

 

 ぴったり閉じていたお子様スジマンコ、その膣口を拡げて孕んでいたホムベビはひり出されていく。

 

 アナルと本来まだ使われる筈の無いガキ膣を刺激しながら産まれるホムベビ。

 

 前と後ろから許容量を数回越える程の多大なる快楽がジャンタ・リリィの脳に届き、彼女は壊れた蛇口のように股からあらゆる液体を盛大に吹き散らかしながら終わりの無い快楽に喘ぎ続けていた。

 

「゛~~゛~゛゛~~~~゛~ッ゛ッ♡♡♡♡」

 

 普段の天使のような可愛らしい高い声とは掛け離れた、本能全開の雌の絶頂に至る声。

 

 ~~っぶりゅんっ♡♡ とホムベビの出産を終えた彼女は首を反らして舌を突き出して頂点に達し、そしてそのまま気を失った。

 

 マスターの腰の上に座って大股開きでアクメ失神して気絶するジャンタ・リリィ。そしてその股から伸びるへその緒と丸まっているホムンクルスベビー。

 

 正常な倫理観貞操観念の世界ではまず拝めない光景を前に、イリヤはただ硬直していた。

 

 

 ジャンタ・リリィに釘付けだったが今気付けば彼の周囲にはハメ潰され個体のようなゼリー状のザーメンを股から溢れさせるナーサリー・ライムや不夜城のアサシン(ふーやーちゃん)が転がっている。

 

 ノックをしても反応が無いはずである。これでは聞こえまい。

 

「あれっ? おはようイリヤ。ごめんね気付かなくて。どうしたの?」

 

「あっ、いや……ぇと、……マスターさんとぃ、一緒に遊ぼうかなって……」

 

 イキ失神したジャンタ・リリィの肩越しにイリヤの姿を視認したマスターはそこでようやく訪問に気付く。

 

 ジャンタ・リリィの両脇に手を添え彼女の身体を持ち上げれば、ぬ゛ルル゛ル゛ぅ~~……ッ♡♡ とロリアナルからグッポリ咥え込まれていたマスターの剛直が姿を表す。

 

「……っ゛……お゛っ……ぁ゛、……ん゛っ、ひ♡♡♡」

 

 意識は無いままに腸壁に与えられる摩擦の快楽でジャンタ・リリィがうわ言のように声を漏らした。

 

 ピクッ、ピクン♡♡ と虫のように四肢を震わせながら、ジョロジョロと小便を垂らしながら。

 

 ~~ッニ゛ゅポンッ♡♡ とカリ首に僅かな引っ掛かりを生んだ後、小気味の良い音と共に淫水焼けした黒光りするペニスが露出される。

 

「ッっオ゛♡♡♡」

 

 最後の刺激にまた無意識アクメで身体を震えさせるジャンタ・リリィ。

 それに併せるように、へその緒と繋がった胎盤まで膣から抜け落ち、アッサリと後産まで終えた彼女をマスターは優しく傍らに寝かせた。

 

 精液や腸液などさまざまな淫蜜にまみれた彼の肉棒は照明の光を浴びてテラテラと反射して煌めいており、イリヤの口内に多量の唾液が分泌される。

 

「ちょっと待っててね」

 

 マスターは慣れた様子で近くから液体で満たされたガラス製の筒状の容器を取り出し、ジャンタ・リリィが産んだばかりのホムベビを胎盤ごとその中に保存する。

 

 サーヴァントの資材出産が日常茶飯事のこのカルデア。

 肉の身体を持たないエーテル由来の霊基であるサーヴァント達が人間の精子で孕んだ場合、産まれるのは新たな生命を宿した赤子ではなく、魔力の結晶であるホムンクルスベビー。

 

 この高純度の魔力を宿したホムベビも、日々リソースの工面に苦心するカルデアの貴重な資材となるのだ。

 

「よし」

 

「まっ……マスター、さん……! わた、私がお掃除しますっ!」

 

 産まれたホムベビを片付け終えて、咄嗟に出たのはお掃除フェラの申し出。

 

 自分が来るまでに少なくとも三人の幼女サーヴァントと身体を交わしており、たった今一区切りついた所。

 

 今までの流れや雰囲気的にこのままセックスするムードが霧散し、健全かつプラトニックな触れ合いに移行する事を危惧したイリヤは顔を赤くしながらそう言った。

 

 

「……ごくっ…………!♡」

 

 “そういうことならお言葉に甘えて”と言うことで、彼女はベッドに腰掛けたマスターの前で正座して眼前にそびえ立つ肉の塔に圧倒されていた。

 

 精力絶倫、萎え知らずのコントロール自在マジカルチンポであるマスターのペニスは一通りの性行を終えた後でも変わらずガチガチの屹立を維持しており、精液にまみれて雄々しく艶かしく輝いていた。

 

 間近になれば先程まで幼い英霊達をハメ潰していたムワッとした淫靡な匂いを更にダイレクトに鼻腔で味わい、彼女の未成熟な幼膣がキュンッ♡ と雄を求めて疼く。

 

「し……失礼します……♡ ぁー…………♡♡」

 

 イリヤがまず最初に行ったのは、口を開いて横側から肉竿に舌を這わせる事だった。

 

 太さも、長さも、形も、全てが的確に雌を殺すためだけの形状をしたチンポを全て口に入れることは出来ない。

 

 そのためただの自分のフェラでは届かない根本部分や中腹部分を先に綺麗にしてしまおうと、彼女は棒アイスを横から舐めるようにツルツルとした子供舌で表面の汚れを舐め取っていく。

 

「れろっ……んちゅっ、じゅれるるるるっ♡♡♡ ぷぁっ……はぁ、ぁむ……♡♡♡」

 

 イリヤのお掃除フェラはまさに彼女の優しさや気遣い、献身性がそのまま形になったかのようだった。

 

 正座から膝立ちとなってペニスに口付けした彼女は、肉棒を動かすではなく献身的に自分が動いてくまなくペロペロと舐めていく。

 

 まるで餌を与えられた幼い猫のように、可愛らしく愛くるしく奉仕を行うイリヤにマスターはいつも通り庇護欲をそそられていた。

 

(……すごぉい……っ♡♡ マスターさんのおチンポ……熱くて硬くてギンギンで…………美味しい……欲しい……っ♡♡)

 

 もっとも、そんな癒されているマスターとは裏腹にイリヤは胸中で至近距離にて直接味わう雄の味に思いっきり発情していたが。

 

「じゅるっ……♡♡ んむ……ぇぁ……♡♡」

 

 根本や中腹の肉竿の掃除を終えたイリヤは改めてマスターの雌殺しチンポの正面に向かい合うように一度体勢を起こす。

 

 女をダメにする男根、デカマラの先端と向かい合った彼女の中の雌は、槍を突き付けられた獲物のように勝手に屈服してキュンッ……!♡♡ と下腹を疼かせていた。

 

「ーーーーぁむっ♡♡ じゅじゅりゅっ……♡♡♡」

 

 最初に舐め取った精子を飲み込むことなく、彼女は片手で髪を耳にかけてヨダレを垂らしながら遂に亀頭を口に含んだ。

 

 竿部分ですらおかしくなりそうな性の味が、更に濃い。

 

 マスターの角度からは見えなかったが、既に期待汁と愛液がイリヤの下着の吸水量を上回ってうちももを伝い、膝にまで到達しそうになっていた。

 

「んぷっ、ずじゅっ……♡♡ ぁむ、れるぅっ……♡♡♡ じゅぞぞぞぞ~~……っ♡♡」

 

 ツルツルの亀頭からカリ首まで含み、口内で念入りにねぶる。

 歯を当てぬよう注意を払いながら、こびりついた精液の味に想いを馳せて。

 

 一度口を開いて酸素を取り込み、また深く咥えて口いっぱいに肉棒を頬張り限界まで咥え込んだ。

 

「じゅりりゅっ……ちゅぷ、れろっじゅるるるる、ンくっ……♡♡」

 

 コツン、と亀頭がイリヤの喉奥へ達し、表面をまんべんなく舐めすすりながら吸い取っていく。

 

 まだまだ肉竿は全然余っていたが、事前の目算通り口で届く範囲までお掃除は終わっており、後は丹念に吸い上げてしゃぶり尽くせば完了である。

 

 少しでも気持ちよくなって貰えれば、と彼女は唇の届く範囲でついばむようなチュポチュポ♡ とした優しいフェラを行っていると、

 

「…………」

 

「ンむ……?♡」

 

 懸命な奉仕にマスターの手は自然とイリヤの頭に伸びていた。

 

 自分のとは違う年上男性の大きな手を乗せられ、イリヤの被虐願望が妄想を炸裂させる。

 

(い……今……っ……マスターさんが手に力をグッ、て込めたら……♡♡♡)

 

 脳裏によぎるは自分の頭を掴み、オナホのようにゴチュゴチュと根本まで飲み込ませるイラマチオを受ける自分の姿。

 

 呼吸も出来ず息苦しさからパンパンとマスターのふとももや身体をタップしても手の力はまるで緩みもしない。

 

 そのまま自分が気持ちよく射精出来るまで、快楽優先のイラマチオが続けられる。

 

 

 いつ“そう”されてもいいように、密かに“そう”させられるのを期待しながら彼女はそれに備えて喉奥を開いて奉仕を続けるが、

 

「じゅずぞぞぞ~~っ♡♡ じゅぷっずりゅじゅずずっ…………♡♡」

 

 一向に頭に置かれた手に力が込められる気配はない。

 

 どころかいつものように彼の手は優しく労るようにイリヤの頭を撫で始め、彼女は意図せぬ多幸感に胸を包まれた。

 

「…………♡♡♡」

 

(ーーーーって、違う違う……! ホワッとしちゃったけど……しちゃったけど………………違うのにぃ……!)

 

 結局、彼女が妄想していたような、カルデアで他に見る幼女サーヴァントがやられるような激しい行為は無くそのままお掃除フェラは終了を迎えた。

 

 

「~~っぷぁ……♡♡ はぁ……はぁ……♡♡♡」

 

 名残惜しさを感じながらイリヤはペニスから口を離す。

 呼気の漏れる口の中には舐め取った精液が残されており、マスターの“よし”という合図と共に飲み込んでまた頭を撫でられる。

 

 このまま流れで言ってしまおうとするイリヤだったが、

 

「ありがとうイリヤ。綺麗にしてくれて」

 

「え、えへへ……♡ 喜んでもらえて良かったです……♡♡」

 

(あぁ……でもやっぱり……ごつごつしてて……硬すぎなくて分厚い手……撫でられるの好きぃ……♡)

 

 お礼を言われ、その上頭を優しく撫でられる心地好さに流され言えずじまい。

 被虐願望を溜め込むのみに終わってしまった。

 

 

ーーーー……

 

 

 その日の晩。

 

 イリヤ達の部屋では。

 

 消灯した後しばらくしても眠らずにいたクロエは、最近毎晩溜め込んだ様子でオナニーに耽る妹へと気付かれぬよう視線を向けた。

 

「フーーッ……ンぅ゛、フゥーっ……!♡♡♡」

 

 イリヤのオナニーは日増しに激しさを増しており、本日も絶好調。

 

 タブレットを枕に立て掛け、自分は顎と両膝のみをベッドに着けた土下座のような姿勢で、空けた両手を使って一心不乱にマンズリしていた。

 

 見ているのは共有アーカイブに記録されている他サーヴァントの痴態。

 

『お゛っ……!!♡♡ おオ゛!?♡♡ お゛っ♡♡ 貴様゛っふぎゅんっ!!?♡♡♡ わ゛っ、吾゛っを゛っ!?♡♡ 誰ッだ、とお゛ほぉ゛ぉっ!!♡♡♡』

 

 画面に映っているのは茨木童子。

 

 相手は名も知れぬどこぞの野生の大鬼であり、それに捕まった茨木童子は体格差の関係で本当にオナホールのようなサイズ感でハメ倒されていた。

 

 片手だけで彼女の細い胴を掴み、自分のペニスへと快楽を得るためだけに肉壺を叩き付ける。

 

 その度に彼女の腹部はボコォと膨れ、踏み潰された犬猫のような声を上げていた。

 

『お゛っぎゅ!♡♡♡ 待゛っお゛♡♡♡ これ゛っでは……吾゛っ♡♡ ホントに゛っイ゛!♡♡ オナ゛っ゛ッ♡♡♡ ホ、ぉ゛゛っ!♡♡♡』

 

 鬼種の頑丈な身体に加えて更に彼女はサーヴァント。

 

 まるで自分の胴体程の太さの肉杭を打ち込まれても、茨木童子の肉体は耐えきれてしまう。

 

 カルデアにてマンコが覚えた負け癖、イキ癖、孕み癖が快楽だけを与えてしまう。

 

 ガクンガクンと上下に揺さぶられ性処理玩具となった鬼の頭領は、哀れ格下の野生の鬼のチンポに陵辱され続けていた。

 

 そしてそんな彼女の強い締め付けと、抜群の使用感から時を待たずして間もなくその時は訪れる。

 

 ボチュボチュと陰茎を通り込み上げてくる射精感に併せ、大鬼の魔羅をしごく動きも加速。

 

『お゛っお゛っお゛っお゛っお゛っ…………!!!♡♡♡ 待゛っ♡♡ 分がった……!♡♡ な゛るっ♡ 特別に少しの間だけ貴様のつがーーーーイ゛ぎぅッ!!?!♡♡♡♡』

 

 物理的な激しい全身の揺れと快楽による心の揺らぎに茨木童子の焦りが募る。

 

 ギリッ……!♡♡ と尖った牙を食い縛りながら必死に情け容赦を乞うが、大鬼は聞き入れない。聞く必要が無い。

 

 穴さえ使えれば良いのか、茨木童子が犯されているのは前の女性器ではなくアナルであり、彼女が観念して譲歩を促したのは数秒後の自分が辿る未来を想像したのもあるのだろう。

 

 ギリギリまでペニスを引き抜いた大鬼は、根本まで一気にじゅぷんっ!♡♡ と茨木童子でチンポをしごいて射精した。

 

 

『ッ゛゛っッッオ゛゛゛ーーーーゴぽっ、エ♡♡♡』

 

 ボンッ♡ と一気にザーメンでボテ腹に膨れ上がり、それでもなお注ぎ込まれる大量の精液は茨木の体内を逆流して口から見事なザーメン噴水となって吹き出した。

 

 全身に余すこと無く陵辱の快楽を叩き付けられた茨木童子は容易くその意識を飛ばす。

 

 グリンと裏返った瞳に口から溢れ続ける精液に顔を染め、鬼の頭領は瀕死の虫のように四肢をヒクヒクと蠢かせるのみ。

 

 そんな彼女の様。そして阻む物の無い気持ちの良い射精に気を良くした大鬼は、ペニスを茨木にハメたまま手を離す。

 

 汚れた大鬼の腰ミノが天幕のように下ろされ、腹を水風船のように膨らませた茨木童子を覆い隠し、彼は満足げにそのままズシンズシンと地響きを起こしながら住み処へと帰っていった。

 

 その後、大鬼の住み処へとお持ち帰られた茨木童子は、助けが来るまで孕ませ目的の容赦の無い凌辱を受け続けていた。

 

「フーッ……ふーーッ゛……!!♡♡ ふーっ……ン゛ふーーッ……!!!♡♡♡♡」

 

 消灯している部屋で一つ煌々と輝く記録映像。茨木童子の鬼種とは思えぬ本能全開の雌の声。

 

 画面に顔を照らされているイリヤの視線はその激しいレイプ映像に釘付けであり、ビシャビシャと溢れ落ちる愛液にみるみるベッドは水分を含んでいく。

 

 その目は、被虐的快楽に憧れ動画の中の相手を自分に置き換えて妄想の世界に意識を完全に飛ばしている者の眼差しである。

 

(なるほど…………最近様子がおかしいと思ったら……)

 

 その光景を見て、クロエはようやくここしばらくのイリヤの様子がややおかしい理由を察した。

 

「………………」

 

 その場で即声を掛けることはせず、クロエはオナニーに夢中の妹に背を向けるようにして眠りにつく。

 

 最近朝起きた時かなりの確率で下半身だけ裸で寝ているイリヤを見て、“美遊かな? 多分美遊だろうな“と内心で濡れ衣を着せていたのを謝りながら。

 

 

ーーーー……

 

 

 翌日。

 

「イリヤをガッツリ犯して欲しい?」

 

「そ。簡単でしょ? あの子も私と同じで抵抗しないわよ♡ ……あ、でもぉ……形だけの抵抗はするかも♡ “暴れるなっ、大人しくしろっ”て大人の力で頭を無理やり押さえ込みたくなる絶妙な丁度良~い力加減で♡♡」

 

 “頼みたい事がある”とクロエがマスターの元を訪れ、彼女の心地の良い愛撫を受けながら言われた言葉であった。

 

 マスターの衣服は脱がされベッドに仰向けに寝かされ、寄り添うようにして寝そべるクロエが魅惑的な声で囁く。

 

 彼女の(たお)やかな小麦色の指が絶妙な力加減でマスターの乳首を撫でる。

 

 焦れるような微弱な快感。それは“もっと直接的で強い快感を味わいたい”という欲求を、つまりは床の間でまぐわう男と女の性行による快楽を求める呼び水となり、既にマスターの愚息はギンギンであった。

 

 しかし責めるのもこうして相手の手練手管を味わうのも慣れているのか、マスターは平然とした様子を崩さない。

 

「最近、イリヤの様子がおかしいとは思わない?」

 

「思う。やっぱりクロエは気付いてたんだ。何か悩みがあるんなら聞こうかなと、なるべく会話しやすい落ち着いた雰囲気を作ろうとしてるんだけど……これが中々…………」

 

 ピト……♡ とクロエの紅い舌がマスターの腹筋を這い、乳首へと。

 舌先で擦るように蠢かせながら、もう片方の手で勃起したマジカルチンポを優しく、“適度にギリギリ気持ち良いとくすぐったいの中間ぐらい”の力加減で撫でる事も忘れない。

 

「ぁむ、れるっ♡♡ ふふ……♡♡」

 

 喉の乾きを訴える者に指先から水滴を垂らすような、“もっと……もっと……!”とより飢えと渇望を誘う色気なら彼女の本領発揮である。

 

 これがマスターや性を満たすに困らないカルデア職員で無ければ、恐らく幼子の如く情けなく寵愛を乞うていたことは想像に難くない。

 

 仕事で缶詰になっていた職員や、雌の味わいに(かつ)えた男性なら、我を忘れて獣になっていてもおかしくないだろう。

 

 とにもかくにももどかしい快感だったが、マスターは目的があるのだろうと普段のように手を出すのは一旦やめておいた。

 

「ちゅ、……ん……♡♡ ……あの子も溜まってるのよ。みんなイリヤが良い子ちゃんだからって、あの子が私だって事忘れてない? あの子も好きなのよ、えっちな事♡」

 

 そこからクロエはマスターの性欲を煽りながら語る。

 彼女が欲求を抱えている事。性格上中々積極的に表に出せないだけで、被虐的マゾ快楽に飢えている事。昨夜見た光景、最近の様子、イリヤが今求めている事を全部。

 

「あー……それでか……。エロくない雰囲気を作ろうとしてたのは逆効果ーーーーんむっ」

 

「ちゅ……ン……れろっ、ぁむ……ちゅく……♡♡」

 

 マスターの口がクロエの唇によって塞がれる。

 キス魔であり経験豊富の彼女の舌技はとても年齢に見合わぬレベルであり、マスターのペニスは正に行為に及ぶ直前の臨戦態勢にまで硬度と反りを作った。

 

 一分ほど艶かしく唇と舌を交わしながら、最後に口を離せばトロリとした透明な唾液が糸を引く。

 

「ぷぁっ♡♡ 魔力、ご馳走さま♡♡♡ ……だから、あの子にもたーーっぷりエッチな事してあげてね♡ 私が伝えに来たのはそれだけよ♡」

 

 そう言ってクロエはマスターの身体の上から降りて、乱れた小学校の制服を正す。

 

 寸止めされ種付け欲求を限界までそそられた彼であったが、同時にベッドの脇に立つクロエの太ももにもトロリとした蜜が垂れているのを見てマスターはそれより先を求める言葉を飲み込んだ。

 

「そのおチンポのイライラはイリヤのためにとっておいて。お礼は魔力供給でね♡♡」

 

 悪戯っ気のある小悪魔的な笑みを浮かべ、クロエは退室しようとし、最後に部屋を出る直前にこちらを再度振り向くと、

 

「マスターのとびっっっ……きりの、濃ぉぉい……ドロッッ…………ッドロの……匂いを嗅いだだけで女の子が孕まされちゃいそうな濃厚雄ザーメン、楽しみにしてるから♡♡♡ いつもみたいに手頃な丁度良い女の子を見付けたからってその子で射精しちゃ駄目だからねっ♡♡」

 

 こちらをからかうような、普段通りの笑顔でそう残して今度こそ彼女は立ち去った。

 

 クロエからの助言とアシスト。それを無為にする訳にはいかないなと、マスターは窮屈さを感じながらも勃起ペニスを脱がされたズボンに押し込み、乱れた衣服を元に戻すのだった。

 

 

「ふぅ…………」

 

 マスターの部屋から退室したクロエは一息つき、閉じた扉に背中を預けて力を抜く。

 

 そんな彼女を出迎える影が一人、否、一本。

 

「いやぁ~、先に行動を起こされていたとは。出遅れましたねー」

 

「その口ぶりからして、あなたも似たような用件だったり?」

 

「えぇまぁ。もう解決しましたがね」

 

 ウニョンウニョンと身をくねらせ喋る魔法のステッキ、マジカルルビー。

 

 マスターの部屋に訪れたルビーだったが、彼女はそのまま部屋に入ろうとはせずその場から立ち去るクロエに付いて離れていく。

 

 奇しくもこの胡散臭いステッキが告げようとした用件は、クロエと全く同じだったのだ。

 

「お優しいですねぇクロさん。う~んルビーちゃん感激!」

 

「私の妹なんだもの。これくらいは、ね♪」

 

 

 

ーーーー……

 

 

「こ……こんにちは……♡」

 

 その日、昼食を終えて火急の用もない穏やかで長閑な昼下がり。

 

 以前からの約束通りマスターの部屋を制服姿のイリヤが訪れた。

 手にはダ・ヴィンチちゃんから出された宿題の問題集、筆記用具。

 

 しかし彼女の纏う雰囲気は普段とは大幅に変化しており、明らかに激しく発情していた。

 

 カミングアウト出来ず気休め程度にしかならないオナニーで自分を慰め、それを繰り返して欲求が限界にまで達していた彼女は、大人もたじろぐような色気を纏っていたのである。

 

 顔は赤く息も上気し、事情も何も知らない人が見れば風邪か微熱を疑うような、熱を帯びた女の姿。

 

「やぁイリヤ。……だ、大丈夫?」

 

「ほぇ?♡」

 

 マスターもまたクロエによりお預けを食らい最大限にまでムラムラしている状況。

 

 何てことない問い掛けに天然の甘い声で自分を見上げるイリヤに、ビギッ……!♡ とズボンの下のペニスが硬度を増した。

 

「う、うぅん、大丈夫だよマスターさん♡ さ、早く宿題済ませちゃおー♡♡」

 

 自分の状態に無自覚なのか、イリヤはあくまで普段の調子で振る舞おうとしている。

 しかし言葉の端々や雰囲気から欲情の色が隠しきれておらず、仕草や言動がいちいちチンポを誘った。

 

 ロリコンの不審者相手なら問答無用で即襲いかかるレベルである。

 

 マスターが既に事情を把握しているとは夢にも思わないイリヤは机に宿題を広げ、いつものように過ごそうとするのだが、

 

「あっ……とと……!!」

 

「おっと!」

 

 散漫になった注意力から彼女は机の足に自分の足を引っ掛けてしまい、体勢を崩してしまう。

 

 注意を向けていたマスターは素早くそれに反応し、つんのめって前へ倒れそうになるイリヤを正面から抱き止めた。

 

 ポスン、と身長差の関係でマスターの丁度胸の下辺りにイリヤの顔が吸い込まれる形となり、何とか転倒を免れる。

 

 思わぬ形で密着した二人。

 

 そこで、次なる異変がイリヤの身に起きる。

 

「大丈夫イリ…………イリヤ?」

 

「はぁー……フー…………ハ、ァ…………♡♡ すぅーー……はぁぁ…………!♡♡♡ ッゴクっ……ハァッ……すぅぅ……はぁぁぁ……♡♡♡」

 

 

 身を包む常日頃好ましく思っている相手からの意図せぬタイミングでの包容。

 ゼロ距離で顔面を胸元へ密着させた事による鼻腔で感じる雄の存在。

 

 背中へ手を回され、身を包まれたような感覚を味わい、限界まで被虐願望を溜め込んだイリヤの脳内では“このまま背骨が折れる程に強く強く抱き潰されたら、挟み潰されたら”という妄想すら浮かんでいた。

 

 ここ最近で他の幼女英霊の激しいプレイを目にしている事で、その妄想はより鮮明な物へと。

 

 破裂寸前の風船のようなイリヤの性欲は、不慮の接触によりここに決壊を起こしていたのだった。

 

「はぁ……はぁ……ありがとう……♡ ……ま……マスターさん……?♡♡」

 

 だがまだまだ自分の秘めたる願望は悟られていない、と思っているイリヤは尚も普通に振る舞おうとする。

 

 欲情なんてしていないと。

 

 “もう離しても大丈夫だよ?”とでも言うかのように、彼女は抱き締められたままマスターを見上げた。

 

 

 あくまで自分はニュートラルの状態で、普通に振る舞えているよ、とでも言わんばかりの彼女に、鏡で自分の顔を見せてやりたかった。

 

 スッポリと腕の中に収まった彼女の身体。

 顎を自分の胸板に当てたまま、こちらを見上げてくるイリヤの表情は、どうしようもなく“女”だった。

 

 宝石のルビーのような赤い双眸は欲情に潤み、トロンと垂れた目尻に瞼、小さく開けられた口からは濡れた吐息が漏れ続けている。

 

 クロエとの繋がりを実感させられる妖艶なる色気に、マスターの勃起は最高潮に達してイリヤの腹部をグイグイと押していた。

 

「………………」

 

 彼は背中に回した左手はそのままに、右手を離して彼女の頬を撫でる。

 

「ふわ……え……えへへ……♡♡ な、なぁに? マスターさん♡」

 

 いやがる素振りも、避けようとする素振りもなく、彼女は微笑んでされるがままにプニプニの頬を手のひらに擦り付けてくる。

 

 その際に親指をイリヤの口元へ添えてやれば、

 

「……ふぁ……ぁむ……ちゅぅっ……れる……ちゅぷっ、ぇろ……♡♡」

 

 そのまま彼女は淀みなく嬉しそうにマスターの親指を舐め始めた。

 

 子猫が飼い主の指に吸い付くように、口に含んでは離してチロチロと舌を這わし、痛くないように唇で甘噛みを繰り返す。

 

「…………ッ!!」

 

 マスターの我慢はそこで限界だった。

 

 クロエによって蓄積されたどころかブーストを掛けられた性欲。その上でお預けされた発散。

 

 そして至近距離で味わうイリヤのエロさで、事前に考えていた段取りや気遣い、細かい事が全部吹き飛んだ。

 

 

「んぁうっ?♡ まっマスターさーーーー」

 

 甘い甘い指フェラを受ける右手を引き抜き、マスターはそのまま右手をイリヤのスカートの中に。

 

 白いショーツの中へ手を突っ込めば、既に彼女の下着はグショグショに濡れていた。

 

 まるで水の中からそのまま取り出したかのようで。

 

「だっダメだよマスターさ……!♡♡ えっちよりも先にしゅっ……宿題っ……♡♡」

 

 普通の貞操観念の世界で同じ事をしようものなら、金切り声の悲鳴と同時に全力で藻掻き、離れたのち速やかに防犯ブザーの紐を引き抜くだろう。

 

 しかし口でそう言うイリヤの抵抗は無いも同然。

 

 身動ぎ一つしていない。

 背に回した左腕の力を抜いても、密着した彼女の身体は一ミリたりとも離れなかった。

 

 右手を引き抜けばネットリとした透明な雌の汁がマスターの指の間で糸を引き、腕を伝って肘から垂れる。

 

 もはや前戯も不要として彼はイリヤの小さな軽い身体を抱き抱え、乱暴にベッドへと投げ捨てた。

 

「きゃうっ♡♡」

 

 ポスンっ、とスプリングで跳ねる身体。出てくる言葉には微塵の恐怖や嫌悪も無い。

 

 スムーズに下半身を露出したマスターはうつ伏せに倒れたイリヤにズシンと覆い被さると、乱雑にスカートをめくり上げて腰に丸め、下着を下ろして白桃のような尻をペロンと露出させる。

 

 未だ呻くように形だけの、心とは正反対の言葉を言い続けるイリヤを無視し、彼は明らかに不釣り合いなサイズのマジカルチンポを彼女のピッチリと閉じたパイパンスジマンコへと押し付けた。

 

 ガッシリと両手でイリヤの両手首ごと腰を掴んで固定し、そして、

 

 

ーーーーぼっっ゛ぢゅんっっ♡♡♡

 

「ッッっ゛?♡♡♡ ……ぉ……お゛……ん゛お……っ♡♡♡」

 

 一息に不釣り合いな肉槍でイリヤのぷに穴を貫いた。

 

 まだ根本まで挿入していないにも関わらずマスターの亀頭はイリヤの長らく刺激を求め続けていた子宮の口へと熱烈なキスを交わし、寝起きに冷や水をぶっかけられたかのように彼女の中の雌は強烈な刺激に慌てて準備を始める。

 

 久方ぶりの膣への荒々しい刺激。

 見るばかりで妄想止まりだったイリヤにその叩き伏せるような快楽はキャパシティを遥かに超えていた。

 

 全身を貫く隕石が直撃したような身に余る快感に彼女は目をグルリと裏返し意識を飛ばす。

 

 プシィッ、ピゥッ、チョロロロ……♡♡ と吹き溢した透明なイキ潮が黄色いイキションへと変化し、ヒクヒクと痙攣させながらベッドに彼女の喜びの汁が広がっていく。

 

 

 当然、たった一度の挿入で終わるはずもなく、マスターは勢いよく腰を引く。

 

「ーーッお゛ぉっ!!?♡♡ かひっ……ァ゛、へ……♡♡♡」

 

 成熟した大人の女性には無い少女だからこその瑞々しくハリのある膣壁はマスターのペニスに強く絡み付き、エグい程のカリ首が刺激を忘れかけていたイリヤの性感帯全てを擦っていく。

 

 空気を抜いたオナホのように吸い付く膣。

 快楽によって飛ばされた意識が同じ快楽で引き戻され、イリヤはただ下半身から送られてくる無尽蔵の快感に悶えるのみ。

 

「お゛っ…………!♡♡」

 

 引き抜かれたかと思えば再度侵入。

 二゛ュプンッ!♡♡ と二度目の衝撃。

 

 イリヤの身を労らぬ自分の快楽優先のピストンが始まり、彼女はただ獣のように喘ぎ続ける。

 

「マスターさっ゛……!♡♡ だめっ♡ れーぷっ……!♡♡ これっれいぷッ♡♡ お゛っお゛っ……!♡♡♡」

 

 激しい注挿を受けながらイリヤは形だけの制止の言葉を吐くが、その声音と身体の反応に込められた意思は真逆のもの。

 

 誰がどう聞いても悦んでいるし、誰がどう見ても抵抗になっていない。

 

 力はほとんど籠っておらず、むしろ腰をトントンと叩かれた雌猫のように腰を持ち上げて極太の肉棒を受け入れていた。

 

 マスターの眼下に広がるは小学五年生の幼女の白い背中、小ぶりな尻、そしてクロエの言っていた通り、絶妙に“より強い力で抑え込みたくなる”小さなポーズだけの抵抗。

 

 羽毛で触れる程度の力でようやく釣り合うくらいのもじもじとした動きに、マスターの中の嗜虐欲と征服欲は殊更に刺激される。

 

「ーーーーふっぎゅっ!!♡♡♡」

 

 四つ足を付かせた後背位の体勢から、マスターは全体重を乗せてイリヤに覆い被さり寝バックの体勢へ。

 

 彼の重さまで加わりより深い所までマスターのマジカルチンポがイリヤのクソ雑魚子宮を抉り、彼女は肺から酸素を吐き出しながらより深いアクメへと連れ去られた。

 

 体格差でイリヤの首から下が完全に隠れ、自由の効く部位は首から上のみに。

 

 マスターの身体とチンポで全身と子宮を同時に圧迫されたイリヤの脳からは多幸感が多量に分泌される。

 

「お゛ぅ゛っ!♡♡ お゛っ!♡♡ お゛っ♡♡♡ お゛っ♡♡」

 

 当然イリヤのロリ膣を責める種付けピストンは止まらない。

 

 少し力を込めたら折れてしまいそうな小さな身体。

 すっぽりと覆い隠せる華奢な身体であっても抱き心地のいい少女の柔らかさ。

 

 触れる箇所全てが暖かい。幼女特有の高い体温が確かに小さいながらも存在を主張しており、イリヤを押し潰して抱き締めるマスターの腕に力が入る。

 

「待゛っ♡♡ ん゛ぎぅ゛゛っ♡♡ う゛゛っ゛あ゛♡♡ ふっ、ぃ゛♡♡♡」

 

 イリヤとしても穏やかではいられなかった。

 

 一回り以上体格の大きなマスター、それも常日頃鍛えられて筋肉を多く搭載した身体の全体重でベッドと挟まれ、指先程度にしか自由が残っていない。

 

 両腕は“気をつけ”の姿勢になるよう腕ごとマスターに身体を抱き締められ、両足もマスターの足で押さえ付けられている。

 

 逃げられず、動けず、止められず。

 行動に類する行為そのものが封じられ、そうなると必然的にイリヤの意識は体内を貫くマスターのペニスに向けられる。

 

 肉ヒダが掻き分けられ膣奥を突かれ、引き抜かれる時にカリ首がヌ゛り゛ュリ゛♡♡ と溢れんばかりの自分の愛液をローションに膣道や弱点全てを抉っていく。

 

 幼女の膣に見合わぬサイズの肉棒だからこそ互いに強く干渉し合い、目に見えないのに掘削される自分の膣の断面図が自然と脳内に浮かんだ。

 

「~゛~゛っ♡♡ くるっ♡♡ や゛っまたッ……イ゛っ……!♡♡」

 

 現状を認識すればするほどイリヤの被虐快楽は解像度と大きさを増していった。

 

 抵抗も身動ぎも出来ないただハメられるだけのオナホと同然の存在になっている事を認識する程、イリヤの中の雌は“こうされたかった”とノーガードで受け入れる。

 

「ーーーーひぐッ♡♡♡ ~っ゛っぐ……!♡♡ く……ふぅ゛ぅ゛ぅ゛~~~~゛゛~っ……!!♡♡♡」

 

 ッッビグン!♡♡♡ と一際強烈なマゾアクメに身を痙攣させたイリヤは、瞳をギュッと閉じて歯を食い縛りその甘美な法悦に酔いしれる。

 

 強い絶頂に達した事を察したマスターはピストンを一時的に止めてグリグリと子宮を押し込む動きに変え、その本気(マジ)イキの後押しをする。

 

 

「~~~~っは……!♡♡ はぁ……は……♡♡♡」

 

 全身に数秒間走っていた硬直が抜け、くたっ……♡♡ と腕の中のイリヤが脱力する。

 

 息を切らしたイリヤを労るようにマスターは彼女を抱き潰したまま片手で頭を撫でてやれば、彼女は反射的に安堵を覚えて目尻をトロンと蕩けさせた

 

 しかしその直後にピクンッと可愛らしく何かに反応すると慌て始める。

 

「待って……ダメっ……♡♡ マスターさっ……頭撫でるの待っ♡♡ ふぃ゛っ……あ゛っぁっ、やっーーーー」

 

ーーーーぷりゅんっ……♡♡♡

 

「ッっふ、ぁ♡♡ ~~~~っっ♡♡♡」

 

 イリヤ、二度目の痙攣。

 

 しかし一度目の本気イキと違い、その快楽への悶え方は若干様子が変わっていて、まるで甘い幸せに耽る乙女のような反応が三割程含まれていた。

 

 それもその筈。

 

 只でさえ飢えていた動物的な快楽に満たされている最中に、元々単体でも多幸感で胸がいっぱいになる撫でられるという行為が合わさり、優しい愛情と被虐の肉欲に心と身体が同時に達して幼女の卵巣から卵子が排出されたのである。

 

 数え切れない程女性英霊達と身体を交わしてその反応にも覚えがあったマスターは優しく問い掛ける。

 

「排卵しちゃった?」

 

「…………っ……♡♡♡」

 

 イリヤは声には出さず、コクン♡ と小さく首を縦に振る。

 顔は茹でダコのように赤く、しかしこのまま膣内射精されれば高確率で孕むという状況を前にしてもそれでも逃れようとする素振りは見せない。

 

 “そっか”と優しく返したマスターはサラ……と再びイリヤの頭を一撫でする。

 

「ぁ…………♪︎♡」

 

 その心地好さと全身に残る甘い快楽はそのままに、イリヤは気持ち良さそうに、幸せそうに目を細めた。

 

 

ーーーーじゅぷんっっっ!♡♡♡

 

「ーーーーん゛ほお゛ォ゛っっ!!?♡♡♡」

 

 その気の緩みを、狙い澄ましたタイミングで行われたピストンが彼女の意識を強烈に揺さぶった。

 

「お゛……ふぎっ?♡♡ へ……ェ゛……ぁ゛…………っぉ゛……?♡♡♡」

 

 急激な快感の高低差の変化。

 それに付いていけずイリヤは呆けた顔でヨダレを垂らしながらヒクヒクと四肢を震えさせる。

 

 放心したイリヤを抱え、マスターは体勢を変えた。

 

 のしかかった寝バックの体勢から、小さい身体を軽々と抱えてベッドの縁に座るマスターの腰の上に。

 

「お゛っ……!♡♡♡」

 

 フワリと一瞬感じる浮遊感の後に、ズンッ……♡♡ と再度感じる膣奥への刺激。

 

 自重も加わりメリメリと食い込んで、体内から突き抜ける電撃のような快感にプシャッ♡ と潮を吹く。

 

 膣奥に到達してもなお竿の余る肉棒がボコォとイリヤの腹を膨らませ、身を気遣わない快楽優先の注挿が再開された。

 

「ん゛っお゛!♡♡ お゛っ、ォっひぎゅ!♡♡♡ ぁ゛っぁ゛っア゛っ……!!♡♡」

 

 まさにここしばらく思い描いていた交わり。

 他の幼女系サーヴァントに自分を重ねていた通りの、身を労らぬ強烈な悦楽の暴力。

 

 まるで突かれる度に跳ねて啼く玩具のように、小さい女体が男の腰の上で嬌声をあげる。

 

 

 脳が認識出来る五感の全てが自分の快楽へと変換されていた。

 生身の人間であったら苦痛にも感じていたであろう激しい注挿も、子宮を押し上げ内臓まで圧迫する刺激も。

 

 人間と隔絶した遥かに頑強な肉体は身が痺れるような快感に感じてしまう。

 

ーーーーぼちゅんっっ!♡♡♡

 

「お゛゛ぅっ!!?♡♡♡」

 

 マスターが動きに波を付けて強く腰を上げた事で、今まで入らなかった根本部分までペニスがイリヤの膣に埋まる。

 

 チリッ、パチッ、と眼前に白い火花の幻覚を覚え、マスターが後ろからイリヤを抱き締めて耳元に口を添える。

 

 

「実はクロエから聞かされてたんだ。最近のイリヤの事に関してね」

 

「ふぇ……?♡♡」

 

 朦朧とした彼女の意識に滑り込むマスターの言葉。

 更に彼は続けた。

 

 クロエから教えてもらったここ最近の不調の原因や、溜め込んでずっとムラムラしていた事。

 カミングアウト出来ず激しいオナニーで自分を慰めていた事。

 

「っっ~~~~……!♡♡♡」

 

 恥じらいから秘めていた事全てを暴かれていたと知り、彼女の顔がみるみる赤くなっていく。

 

 マスターは片手を下半身へ伸ばして、未成熟ながらもしっかり雌として主張する勃起したイリヤのクリトリスを指で転がしながら、その上で促した。

 

「正直に言ってごらん。恥ずかしいなら、まず俺だけに言って徐々に慣れていっても、良いんじゃない?」

 

「ハーッ……はーっ……♡♡」

 

 マスターのペニスを締め付ける動きに変化が訪れる。

 呼吸は更に荒いものへと変わり、体温が更に上昇していくのを感じる。

 

「その……えっとね……、……ず、ずっと……ずっと羨ましかったんです……♡♡ 悪戯してお仕置きレイプされるクロや性処理で大勢の職員さんにぱこぱこされる美遊……他の友達になってくれた他の英霊の人達みたいに……♡♡♡ ……私も……え、えっちな事強引にされたいなって…………♡♡♡」

 

 イリヤの告白に合わせて興奮を示すように、膣内の媚びるような肉ヒダの動きが激しさを増していく。

 

 彼女の身体に回している腕には激しい心臓の鼓動が伝わり、吐き出す吐息がますます濡れた物へ。

 

「わ……私……マスターさんの穴になりたいです……ッ♡♡♡ おチンポ様がイライラした時にいつでも使えるオナホール……♡♡ ザーメンを射精したい時にごちゅごちゅってれ……レイプして……♡♡ ……小学生にやっちゃ駄目な気持ちいいことしてのーみそまで馬鹿にするようなっ、女の子として終わっちゃうようなっ♡♡♡」

 

 肩越しに振り向いて思いの丈を告白したイリヤの大きく可愛らしい瞳はどこまでも雌だった。

 

 赤い瞳にハートマークを浮かべ、発情を示すように顔色を上気させて。

 

 そんな年齢に不相応な色気に満ちた言葉に反応しない雄はいない。

 至近距離でそれを味わうマスターのマジカルチンポは更に目の前の雌を孕ませようと硬度と大きさを増す。

 

「お゛っ……!♡♡ お゛、大゛きくなっ、で♡♡♡」

 

 マスターは耳元に添えていた口を離し、改めてガッチリとイリヤの身体を固定する。

 

 お望み通り自分が気持ちいいように、ハメやすいように。

 

 再度、ハメ潮を吹かせる強烈なピストンが再開される。

 

「お゛っお゛ぉォッ♡♡ う、嬉゛しい゛でっずっ♡♡」

 

 快感への応え方が変わった。

 羞恥心で覆い隠していた被虐欲が露になり、正面から受け入れた事で感じる快感が増したのである。

 

 腰を振る動きを更に激しく、マスターがイリヤの胸の前で腕をガッチリ組むと全力で締め上げる。

 

「はぎゅっ…………!!♡♡♡ お゛っオ゛っお゛!♡♡♡」

 

 体格の違うマスターに抱きつかれ、前も後ろも彼の身体によって包まれる。

 

 身動きが叶わず文字通り今の自分がオナホと同義になっていることを実感したイリヤのマンコは嬉し涙のように愛液を垂れ流した。

 

 射精の時は近い。雌の本能でそれを察したイリヤも膣中の締め付けを増し、二人は一体となって絶頂を迎えようと激しく絡み合った。

 

 

「へっ……へっ……♡♡ イッグ……!!♡♡ 射精してっ♡♡♡ マスターさ……ッ♡ お゛っくる、アクメくる゛っ♡♡♡ イグ、イクイクイク…………~ッ!!!♡♡♡」

 

 

 びゅるるるるるぅぅーーっッッ♡♡♡ ぶゅるるるるるっ、びゅぐっ♡♡♡♡ びゅぐぐぅっ♡♡♡ びゅーー…………っ♡♡♡

 

「ン゛ォ゛ォお゛ぉ゛ォ゛ォぉっッッ♡♡♡♡ イ゛゛っぎゅ♡♡♡ お゛お゛っ♡♡ んイ゛っ……~~゛っ゛♡♡♡」

 

 一度の射精でイリヤの下腹をボコォっと膨らませる受精確実の大量射精。

 

 胎の奥でぷちゅんっ♡♡ と卵子が一瞬で受精する感覚にまたアクメを重ねながら、少女は求めていた快楽に果てて意識を手放すのであった。

 

 

 

ーーーー……

 

 

 後日。昼のカルデア通路。

 

 現状でとりあえずマスターにだけは思いを打ち明けられたイリヤは、職員の性処理を名乗り出て口淫を行っていた。

 狙うはマスターにやったように、もっと自分の欲求に素直に振る舞えるように勇気を付けることだ。

 

 

「(上手く行きますかね?)」

 

「(上手く行くといいけど)」

 

 マスターとルビーの一人と一本がそれを少し離れた場所の角で身を隠しながら様子を見守っており、端から見れば不審者のそれである。

 

 如何に本人が肝心な所以外ではヘタレでむっつりスケベであっても、このカルデアで過ごすだけあってそのテクニックは慣らしたものである。

 

 マスターにやったのと同じ人柄を表したような丹念で念入りな優しいフェラチオ。

 

 敢えなく射精してそれを口で受け止めたイリヤに職員が水を差し出し、時間をかけて飲み下す。

 

「ふぅ~……ありがとうねイリヤちゃん」

 

「い、いえ、気持ちよくなってくれて良かったです♡」

 

 笑顔のイリヤの頭を撫でて、職員は“さて……”と言いながら職務へ戻ろうとする。

 パンツを上げてズボンを直し、ベルトに手を掛け身を正そうと。

 

「あっ、あのっ!」

 

「うん?」

 

 そんな彼にイリヤは声を掛ける。

 職員はズボンのファスナーを摘まんだまま振り返るという反応を見せた。

 

(行けっ! 頑張れっ!)

 

(ファイトですイリヤさん!! さぁ! スカートをまくりあげ! 腰ヘコしてハメ乞いしながら淫らに! エッチに小悪魔にサキュバスに! さぁ!! ●RECの準備は万端ですよーっっ!!!)

 

 物陰で見守るマスターとルビーの声無き声援に力が籠る。

 拳をグッと固めるマスターとウニョンウニョンとやかましく身をくねらせる魔法のステッキ。

 

 固唾を飲んで見守る一人と一本。

 

 見事シラフの状態でも男を誘えるかと注目が集まるが。

 

「え、えっと、お、お仕事頑張ってください! いつもありがとうございますっ」

 

 ヘナヘナ……と隠れて応援していたマスターとルビーの力が抜ける。

 

 両手を握り拳に変えて告げられた幼女の言葉に、職員はヘニャリと骨抜きにされたような絆された笑顔になってイリヤの頭を撫でた。

 

「ありがとぉぉ……っ! サーヴァントの人達がそうやって俺たち日陰者でも“縁の下の力持ち”として労ってくれるから、俺らも幾らでも頑張れるよ……!」

 

(まぁ実際職員さんがいないと俺とかレイシフトすら出来ないもんね)

 

(生前偉ければ偉い程いわゆる、軍、群れ、部下とピラミッドの下段の重要度は理解してますからねぇ~)

 

 一頻り“いつものように”イリヤを愛でた職員は、より元気になって職務に戻っていく。

 

 一人に戻ったイリヤは離れて見守るマスターとルビーの方を見ると、失敗しましたと言わんばかりに照れ臭そうに笑う。

 

 どうやら、イリヤの欲求を満たせるのはしばらくはまだ、マスターのみになりそうである。

 

 

ーーーー……




私個人の性癖としてはシチュや演出に比重が寄ってて年齢は割と幅広いのですが、いざロリを書くとなると幼さ故のエロさをどう表現するかで苦心しましたが、えっちに書けてたら嬉しい限りです。


私のツイッター(twitter/boro_soboro)のお題箱にボンボン性癖を投げつけてくれて心より感謝を。
感想、性癖、要望、何かございましたらどうぞお好きに
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