水着イベ凄かったですね。水着伊吹さんがハメ倒されて一匹の雌として全てを受け入れてくれるお話を誰かが描いてくれると私は信じています。
楽しんで頂けたら幸いです。
貞操観念のおかしいルルハワでの女性英霊たちの刺激的な夏のお話
水着BBちゃんによる一連の事件を経て、当時過ごした“あの”ルルハワ特異点はカルデア一行の帰還と同時に消滅した。
しかし、リゾート地として非常に有用なルルハワは消滅してもなお人気が高く、性に関して緩いカルデアではリソースが有り余っている事もあり、人理に影響が出ないよう万全のケアを施した上でBBちゃんを筆頭に複数人のサーヴァントの力、そして余っていた聖杯の莫大な魔力を用いて同じものが再現されていた。
快適な環境もあって、プライベートを楽しむために足を運んでいる者も多い。
今回はそんな、火急の用も特異点反応もなく平和な時間を過ごすカルデア一行の休暇として、常夏の楽園ルルハワへとバカンスに向かう事になった一連の記録である。
ーーーー……
広々とした機内。
会話を阻害しない程度の最低限の音量に抑えられた落ち着くBGM。
空調によって機内は快適な気温に保たれ、窓の外へ視線を向ければ一面の雲海。
今回マスターと共にルルハワへ向かう一同は皆、ファーストクラスの座席で優雅な一時を楽しんでいた。
ご存じの通り、性に関する行為が日常的な当世界線のカルデアでは、魔力供給が日常的に行われてホムベビ出産による魔力返還でQPも豊富。
再臨素材や強化素材も任意のエネミーに孕まされる事で解決し、無数にある並行世界の中でも当世界線のカルデアは特にリソースが潤沢な部類に入っていた。
故に時間的余裕も無かった前回と違い、しっかりと計画を立てられた今回は人数分のチケットを用意出来ている。
「………………」
竜の魔女、復讐の聖女。
アヴェンジャーもとい、現バーサーカーである水着霊基のジャンヌ・ダルク・オルタはコーヒーを片手に足を組んでガイド本を熟読していた。
前回ハワイに向かう時点で既にガイド本を付箋まみれにしていたが、しかしやはり遠出の移動中に目的地の書類を読み耽り、写真を眺めながらその光景の一部となる楽しみを脳内に思い浮かべ、胸を弾ませる高揚感に浸るのはこういう時だけしか出来ぬ楽しみである。
(ホテルに着いて荷物片付けたら……まぁまず海よね……そこで一旦遊んだら最寄りの店に……うん、ここはこの時間空いてるし、庶民的な活気溢れる海の家も悪くないけど……今回はこの落ち着いた雰囲気の店のカウンターでジュースでも飲みながら浜辺を眺めて……)
ジャンヌ・オルタ自身に、あのサバフェスの体験に対する不満は無い。
しかし“時間の問題で出来なかったけど、こう言う事をしてもよかった”と、タイムスケジュール的な都合によるやり残しへの後悔が、無いわけでもなかった。
「…………。……ふふ、楽しみですね、ジャンヌ・オルタさん」
ふと隣の座席に座るマシュへ視線を向ければ、偶然彼女と視線が交わる。
自分と同じようにしガイド本に目を通していた彼女は、柔らかく微笑んでこの後に控える楽しみを共有した。
「そうねマシュ。アンタもいい加減アイツにアタックしたら良いのに」
「そ……それはあのその……」
幾つも付けた付箋の内の一つ、穴場のデートスポットのページを開いて見せてやれば、彼女は可愛らしく顔を赤らめて返答に詰まる。
ジャンヌ・オルタにとって彼女もまた、あの夏を共に戦い抜いた大事な戦友なのである。
終わってみれば大満足だったあの夏の思い出。
しかしいずれもその思い出はサバフェス参加による同人誌製作や、それにまつわるイベント関連の物ばかり。
冷静になってみると、男女で夏のリゾート地で長い時間を過ごしたのに、“いかにも”な事はほぼ行わず、大別するとホテルの自室からは殆ど出ずに、ヤるか漫画を描くかの二択のみで、一般的な“バカンス”と言う言葉が指すものとは縁遠い生活だったと言える。
漫画製作は今回お休みだ。
今回こそ、あの時出来なかった夏のバカンスをマスターと満喫するのだ、と、水着邪ンヌは考えていた。
一方、マスターの方はと言うと。
ーーーーどぢゅっ♡♡ どっぢゅ♡♡ ぬぷっ♡♡ とちゅんっ♡♡ ぼちゅっ♡♡♡
「お゛う゛っ♡♡ ん゛お゛っ!♡♡♡ ほぉ゛っお゛゛ッ゛おぉ゛♡♡♡ お゛っ♡♡ んぎぃ゛!?♡♡♡ いっぐ!♡♡ 鬼マンコイっグ♡♡」
彼女達と同じく広々としたファーストクラスの座席を活用して、茨木童子のロリ鬼マンコの具合を楽しんでいた。
水着霊基となった彼女の両足を抱き抱え、背面座位の姿勢で軽々と何度も上下させハメ潰す。
サイズの合わぬマスターのメス殺しチンポで上下に跳ねる度茨木童子の腹がボコォと膨れ、鬼の頭領たる彼女は最奥を突き潰される度に潮を吹いてイキ散らかした。
「お゛っ♡♡ お゛!♡♡ 孕む゛……!♡ ま゛た吾の子供出来る゛っ……!♡ お゛っお゛っお゛う゛っ♡♡ 鬼゛っのタマゴっ♡♡ な゛、
金糸のようなボリュームある髪に燃える焔のような毛先を躍らせて、茨木童子はたった一度の往復の間に何度もアクメしていた。
遊びを十全に楽しむための霊基で遊ばれながら、その快感に居心地の良さを感じながら、鬼の頭領はただただ己の胎の中の子宮とマスターのペニスの感触に思いを馳せる。
「っあー射精そう。茨木イクよ」
狭キツの茨木童子の膣穴の具合に、マスターは堪えること無く射精に向けて彼女への上下の揺さぶりを強くした。
「おぎゅっ!?♡♡ お゛っお゛ぉ゛……!♡♡♡ くっ……は、は♡♡ よ゛、よかろ゛……う……♡♡ お゛っ……大江の山に迎゛えた時ッッ……~~ッ!♡♡♡ ……とっ……時、の……予行演習、だ♡♡ 汝の子種っで♡ 吾の゛っ肉穴゛っに゛♡♡ ん゛っお゛っぉ゛ぉ♡♡」
茨木童子の太ももを掴んでいた両手を離し、ガッチリと両手同士で組んで彼女をホールドする。
そのままズコズコと激しくハメ潰せば、茨木童子の言の葉から敢えなく意味のあるものが消失した。
そのまま小さな彼女の身体に雄の力強さを示すかのように抱き絞めながら、激しく上下させた後にチンポを根本までごちゅんっ♡♡ と挿入すると。
ーーーーっどびゅるるるるぅぅっ!♡♡♡ ぶびゅるるっぶびゅぅううっ!♡♡♡ びゅぐっびゅるるるるぅぅっ……!♡♡♡
「ん゛っお゛ぉ゛お゛゛お゛お゛ぉ゛お゛ぉ゛ぉ゛~~ッッ♡♡♡ お゛……腹゛……♡♡ お゛ほっぉ゛……♡♡♡」
遠慮無く一番奥でぶっ濃い精液を叩き付けた。
濃さのみならず量も満点のマスターのザーメンはたちどころに茨木童子の小さな子宮を満たし、卵管にまで精液を詰める。
仰け反り膣内射精アクメをキメた茨木童子はマスターの肩に後頭部を乗せて舌をピンと伸ばし、腹の奥から絶え間なく登ってくる快楽に身を震わせる。
ーーーーぷちゅんっ♡♡
「ンぎっ゛゛♡♡♡♡」
(デキたっ♡♡ 吾の赤ちゃん♡♡♡ 胎の中で精子にレイプされておる♡♡♡)
続々と排卵しては即受精していく受精アクメの追い討ちに茨木童子は夢心地で快感の海に浸る。
放心した茨木童子を持ち上げてペニスを引き抜き、
「お゛ひっ♡♡♡」
じゅぽんっ♡♡ と抜ける刺激でアクメさせながら横に寝かせる。
一滴も膣から零れてこない濃厚精液。
顔面から柔らかなシーツに突っ伏し尻を突き上げた無様な土下座のような姿勢で、茨木童子は“また”マスターに使われるまでそこでヒクヒクと痙攣を続けるのだった。
「…………(ゴクッ)」
そして、この飛行機が離陸してからずっと。
マスターが茨木童子を移動中の携帯オナホとしてからずっと。
彼のファーストクラスの座席の下。
股の間に“ここが私の定位置です”と言わんばかりに陣取った者がいた。
「…………!」
それは、水着姿の牛若丸であった。
茨木童子をハメ終えたマスターと目が合い、彼女の目が期待と喜びにキラリと煌めく。
彼女の眼前には茨木童子の愛液と精液にまみれてベトベトになり、光沢を放つマスターの黒光りペニスがそびえ立っていて、牛若丸の視線はそれに釘付けだ。
カルデアの中でも古参組に位置する彼女は、それだけマスターと身体を重ねた回数も多い。
紡いだ絆も深く、こういう時の牛若丸のやるべき事、やりたい事は決まっていた。
彼女は忠実なマスターの雌犬。
待ち望んだ餌の時間であり、同時に、主の身を清める奉仕の時間である。
「……ぁー…………」
何を言われずとも牛若丸は口を開けてヨダレを垂らしながら肉棒を咥えようと口を近付ける。
そして桃色の舌先がマスターの亀頭に触れるその瞬間、
「待て」
ピタリ、と、意識ではなく本能が、その言葉に従って牛若丸の身体を止めた。
まるで時間でも止められたかのように口を開いて舌を出した姿勢のまま、牛若丸は主人からの命令通り“待て”を続ける。
「はぁー……はー…………はぁぁ……スンスンッ……すん……はぁぁー…………♡♡」
もうチンポまで一センチも無い至近距離で、必死にお預けを堪えようとせめて匂いだけでも味わおうとするが、逆効果であった。
本来付随して感じる筈の味覚、感触、そして奉仕しているという実感が牛若丸の肉体に訪れず、焦らされた彼女の身体がズクンと疼く。
それでもまだマスターからの許しは無く、一秒が果てしない時間に感じられ、舌先から透明な粘りのあるヨダレがタラリと落ちる。
牛若丸は思わず上目遣いでマスターを見上げた。
もし本当に彼女が犬なら、キュンキュンと喉を鳴らして健気に催促していた事だろう。
「よし」
「ーーーー♪︎」
合図と共に忠実な雌犬は喜び満面でパクリとマスターのメス殺しチンポを咥え、待ち望んでいたお掃除フェラを開始する。
喉奥まで使って根本から丹念に舐め啜る忠犬の頭に手を置いて、マスターは脱力して与えられる快感に身を任せた。
サラリと指の隙間を抜ける柔らかな牛若丸の髪。その感触を楽しみながら労うように頭を撫でてやれば、
「……♪︎ んぷっじゅるるるりゅ……♡♡ んっぽくぽっじゅずずっ、じゅりゅりゅっ……♡♡」
牛若丸は嬉しそうに目を細めてお掃除フェラにより熱を入れる。
ヌイて汚れる度にしゃぶらせて、名高い源氏の口をオナティッシュ代わりに使う気持ち良さ。
何度彼女にしゃぶらせても、その度に牛若丸は初めてやるかのように嬉しさを隠さず、その行いこそが喜びそのものであると全身とその口奉仕で示していた。
「ねぇ、マスターちゃん」
「うん?」
と、そこでジャンヌ・オルタに声をかけられマスターは牛若丸の頭を撫でながら上体だけを捻って後ろを見る。
視界に飛び込むのは豊かに実った白い肌の巨乳。
席に座っていたジャンヌ・オルタが、腰を上げてマスターの傍らに近付いてきていたのだ。
彼女は付箋まみれのガイド本を開いてマスターにとあるページを見せつけ、そこに記載されているのはルルハワの幾つかの絶景ポイントであった。
「アンタがこの中で行くならどこが良い?」
「あー……うーん……どこも綺麗だね。どこが好みかで言うと……」
「んっ、んっ、んっぶ♡♡ ぐぽっっぢゅるるぅぅ……っ♡♡♡ じゅずずずずぅぅ~……っ♡♡♡」
熱烈なお掃除フェラによる水音の中の日常会話。
マスターもマシュもジャンヌ・オルタも牛若丸も機内のCAも、誰もその事を気にしない、何時も通りのこの世界線の特色を端的に表した光景。
とは言え違和感を抱かないまでも純粋に好意を抱いている相手のチンポは気になるのか、ジャンヌ・オルタは時折楽しそうに嬉しそうに肉棒をしゃぶる牛若丸へチラチラと視線を向けていた。
「ここかな、俺は」
「なるほど……。ふふん、分かってるじゃない」
「んぐぶっ……!♡♡♡ ッ゛……ェ……♡♡♡」
会話の最中でごく自然にマスターは撫でていた牛若丸の頭を掴み、長大なメス殺しチンポを根本まで飲み込ませた。
途中から熱が入り案の定お掃除フェラから本気フェラに変わっていた事で、再度射精が近付いてきていたのだ。
当然、断りも合図も無くマスターは牛若丸の喉奥、食道の中へ直接射精。
既に何度も射精しているにも関わらず濃さも量も衰え知らずで、牛若丸の胃袋を精液で満たしていく。
マスターは勿論、長い付き合いでザーメン処理が日常生活の一部となって久しい牛若丸にとっても普段通りの事なので、そのまま会話が途切れる様な事は無かった。
「お、もしかしてオルタも同じところが気になってたり?」
「まぁね。行きたいタイミングとかは?」
「いつ行っても眺めは良いけど……やっぱ海面の反射とか考えると夕暮れか月が浮かぶ夜とかが良いんじゃないかなー」
「もご……ぢゅるる……っ……ンくっ……ゴクッ……♡♡」
考えていたスポットがマスターと合致した事で機嫌を良くし、ジャンヌ・オルタはガイド本を持ったまま胸の下で腕を組んで得意気に笑う。
ピコピコとアホ毛を揺らして己のスケジューリングの正しさに確信を持って、オルタは“参考になったわ、ありがと”と言いながら席に戻っていった。
それと入れ替わりでマスターの席に訪れたのは、頼りになる後輩マシュ・キリエライト。
「先輩、その……ルルハワに到着した後何か予定はありますか? どこかに行くとか、誰と遊ぶ、とか……」
「……現状は白紙かな……。あの二代目ルルハワ、暇さえあれば常に誰か遊びに行ってるし、今も結構な人数滞在してる筈だし。ブラブラして誰かと遭遇出来たらその人と遊ぼうかなと」
「ふふ、私達は飛行機で移動ですが、サーヴァントの皆さんのみであれば各々の手段もありますし直接ワープも可能ですからね。合流も簡単かもしれません。…………あの……予定が無いのであれば……先輩がよろしければ……私もご一緒してよろしいでしょうか?」
「いいよ。こちらこそ喜んで。楽しみだね」
「……! はいっ、既に幾つかのお店にも目星をつけてますのでっ」
快く、というか彼女からの自発的な申し出を断る選択肢など有りはしないとでも言うかのように、マスターはすんなりと了承する。
約束が確定したマシュは弾むような笑顔を浮かべ、ガイド本を胸に抱えて嬉しそうに微笑んだ。
「ンッく……コクッ……じゅる……っぷぁ♡♡ ふぅー綺麗になりましたよ主殿」
「あっ、あの、よろしければ牛若丸さんもご一緒に如何でしょう。ゆっくりのんびりルルハワ散策など予定しているのですが」
「あぁ良いね。どう? 牛若」
「ーーーーっ! はい! 是非ともこの牛若……も…………」
そのタイミングで口に射精された精液を飲み終えた牛若丸が、ペニスを啜りながらチュポンと口を離し、マシュはマスターのチンポを目にして顔を赤くしながらも彼女も誘う。
それに素早く反応して即座に志願しようとする牛若丸だったが、何かに気付いたように言葉を詰まらせた。
「…………いえ、こちらの茨木童子も主殿の種付けでおマンコをほじられてしばらくこの調子でしょうし、私はこやつが目を覚ますまでホテルで面倒を見ておりますので、どうぞお二人でごゆるりと英気を養ってきてください」
そして微かな逡巡の後、牛若丸は喉まで出かけた同行の言葉を呑み込んで、意見を反転させて身を引いた。
「あーそっか……放置してると怒るだろうしね茨木。前回殆ど一人遊びだったし」
「確かに……。でしたら茨木童子さんが目覚めるまで私達も待っていてもーーーー」
「いいえっ! せっかくの休暇ですし時間の許す限り遊ぶべきです! 大丈夫です、私も茨木童子が起き次第自由に遊びに向かいますゆえ。何ならお二人とご一緒するのは明日明後日とかでも構いません」
「な、なるほど」
心優しい二人はそんな牛若丸の献身的な意見に合わせ、自分らも歩調を併せようとするが牛若丸はそれを頑として断る。
結果として押し切られる形で到着後の行動はマシュとマスター二人で行う事となった。
急な心変わりに戸惑うマシュであったが、丁度そこでポーンと言う音の後に機内アナウンスが流れる。
ルルハワへの到着が近付き、着陸姿勢へと移るため席を立っている者は座席に戻りシートベルトを締める旨の言葉が告げられた。
本当に良かったのかと後ろ髪を引かれる思いでマシュが自分の座席に戻りながら振り向けば、
「ふふ」
表面の粘液を全て舐め取りピカピカになったマスターのデカマラに頬擦りしながら、牛若丸はマシュへと密かに親指を立ててサムズアップをキメていた。
マシュのマスターへの想いに気付いている牛若丸は、敢えて身を引いたのだ。
(ご武運を。マシュ殿)
「ーーーーっっ……!!」
その善良さと純朴さから本当にそんなつもりはなく純粋に牛若丸も誘っていたマシュだったが、その彼女からの目配せでようやくマシュも二人きりでの行動である事に気付いた。
ボッ、と顔を赤くして両手を頬に当てる。途端にドキドキと心臓が早鐘を打ち、マシュはフラフラとおぼろ気な足取りで席へ戻った。
「…………? 顔がスッゴい赤いわよマシュ。大丈夫?」
「は……はい……だい……大丈夫です……」
「……なら良いけど…………何かあったら言いなさいよ?」
「は、い……」
飛行機は何事もなくルルハワへ。
そのまま空港へと何のトラブルも無く着陸し、一同は常夏のリゾート地、ルルハワの地面へと足をつけるのだった。
ーーーー……
ジャンヌ・オルタはマスターが自分と一緒にいること、自分に常に行動を共にする事を意識するでもない当たり前の事だと考えている。
自然の摂理、自分の肉体の一部、そんなレベルであまりにもナチュラルにそう考えているせいで、彼女自身その考えを自覚すらしていない程に。
複数人での旅行とはスケジュールの共有が重要である。
宿について荷物を置いたらどこに行くのか何をするのか何時にどこへ向かうのか何を食べるのか。
それらを共有し全員の行動指針を一致させて初めて、円滑な集団行動が可能となるのだ。
しかし飛行機の中でのマスターとマシュの会話から分かるように、マスターは特に予定を立てていなかった。
それには二代目ルルハワがある程度融通が効く場であるのと、数日間滞在するため時間的余裕があるのと、大抵カルデアの誰かがいるため予定を立てずとも出歩けば誰かと出会えると言う諸々の事情が背景にあるのだが、ともかく、ジャンヌ・オルタは無意識レベルでマスターと共に行動するものと考えていたため、共有をしていなかったのである。
機内での会話を遡れば分かるように、オルタもマスターも、会話に主語が存在していない。
互いに絆を深めているからこその何かと省略した会話が仇となっていた。
「あれっ? アイツは? マシュは?」
一人トイレに向かっていて、遅れてホテルの自室へ到着したジャンヌ・オルタが二人の不在に気付く。
マスター、マシュ、ジャンヌ・オルタ、牛若丸、茨木童子の五人が易々と寛げる豪奢な大部屋。
そこに本来いる筈の二人の姿は無い。
「お二人ならもう既にルルハワ散策に出掛けましたが」
「えっ?」
それに対しアクメ失神をキメていた茨木童子の股を拭き、ベッドへ寝かせて介抱していた牛若丸がすんなりと返答する。
一瞬言葉の意味を脳が理解出来ず、ポカンとした顔になりピタリと固まるジャンヌ・オルタ。
オルタの凡ミス、そして立てていたプランの事など知りもしない牛若丸は、にこやかに経緯を説明していく。
ーーーー……
飛行機を下りて空港に降り立ち、何があったか経緯は不明だが“顔ハメパネル”ならぬ“タダハメパネル”なる板に、種付けフリーのロイヤル便所マンコとして壁尻状態で設置されているマリー・アントワネットとアナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァに遭遇した一同。
聞けば、出会い頭に見知らぬ一般人に挨拶がてら手マンでイカされ流される内にこうなったとの事で、念のためタダハメパネルから解放だけして自分らが滞在するホテルの場所を教えた後に、マスター達はそのままホテルに向かった。
『ゴメン私ちょっとトイレ。先行ってて』
『あ、でしたらオルタ殿の荷物もこちらへ。私が一緒に部屋に運んでおきますゆえ』
『あ、そう? 悪いわね牛若丸。んじゃお願い』
到着するなりそう言って離れようとするオルタ。
無様なアクメ顔から一転、夢の中でまた快楽にでも浸っているのか安らかで幸せそうな寝顔を浮かべる茨木童子を背負った牛若丸が、そんなジャンヌ・オルタから荷物を受け取った。
彼女はヒラヒラと手を振りながらロビーの奥にあるトイレに繋がる通路へと歩いていき、牛若丸は次にマスターとマシュに向き直る。
『ささ、主殿もマシュ殿もこの牛若に荷物をどうぞ。時間を無駄にしてはなりません! このまま存分に遊んできてください!』
『い、いえ。牛若丸さんにそこまでさせては流石に申し訳ないと言いますか……』
『ふふふ、お気になさらず。どうか思うがままに夏を満喫してきてくだされ』
混じりっ気の無いシンプルな善意と好意。少しでも長く楽しい憩いの一時を過ごして貰いたいと言う思いから、牛若丸はマスターとマシュの二人分の荷物まで受け取ろうとする。
前回と違ってマスターはしっかり茨木童子の分の荷物まで用意していたため、自分の分まで含めて合計五人分の荷物を預かる事になる牛若丸に流石の負い目を感じるマシュだったが、元よりハイスペックでそれに加えてサーヴァントである彼女にとっては大した負荷にもならない。
何なら奉公心と二人に楽しんできて貰いたいと言う気持ちの方が完全に勝っており、マシュは申し訳なさそうに自分の荷物を牛若丸に預けた。
『それじゃあお言葉に甘えて。ありがとね牛若』
『いえいえ。主殿もどうか良い一時を』
彼女のそんな心理を把握しているマスターもそれに続き、身軽になった二人は踵を返して目映い陽光降り注ぐルルハワのメインストリートへと。
その途中、去り際にマスターが振り返って牛若丸へ一声かけた。
『ちゃんと埋め合わせ、考えとくよ。ありがとう』
『…………! はいっ!』
もし牛若丸に尻尾が生えていたら、間違いなくこの時千切れんばかりにブンブンと振っていただろう。
明るく朗らかに手を振る彼女の見送りを受けながら、二人はそのまま一足早く夏休みに突入したのだった。
ーーーー……
「……といった感じで」
「な……な、ななっ…………!」
説明を受けて状況を呑み込んでいくジャンヌ・オルタ。
彼女の立てていたプランがたった今崩れ去った事など知る由も無い牛若丸はグッ、グッ、とストレッチがてら身体を曲げ伸ばしながら、ふぅと溜め息をついて窓に広がる穏やかな景色を眺める。
「オルタ殿もガイド本に穴が空くほど目を通し、相当に緻密な計画を立てていたご様子。お付き合いしますよ。主殿もマシュ殿も気に掛けておいででしたし」
すれ違いはその時から始まっていたのである。
マスターと如何に楽しくルルハワを満喫し自分に惚れさせ気持ち良くセックスして恋を実らせるか。
その周到な計画はただ一つ、共有を行っていなかったという一点の為に他者からは“前回サバフェスで予定が変わった分、滅茶苦茶ルルハワを楽しみ尽くそうとしてる”としか映っておらず、逆に遠慮を招いていたのだ。
彼女は咄嗟に緊急連絡用に配布されていた携帯端末に手を伸ばしかけるが、それもすぐに思いとどまる。
せっかくマシュが二人きりになれて同じ時間を過ごせるというのに、そこに割り込んでマスターとの時間を強引に奪うのはあまりにも酷と言うものだろう。
自分自身の思いはあれど、マシュの関係性の進展を応援する気持ちも本物でもある。
もはや打つ手が無くなっている事を察したジャンヌ・オルタはワシャワシャと己の美しい銀髪を掻き乱し、ぶつけようのない怒りのままにヤケクソに叫ぶのだった。
「なっ……な、…………なぁぁぁによそれぇぇぇーーーっっ!!!」
ーーーー……
「オルタ、今頃どこに行ってるんだろうねー」
「カルデアを発つ数日前から入念にリサーチを行い、緻密な計画を立てていらっしゃいましたし……恐らく不備一つ無い完璧なルルハワバカンスをエンジョイしているかと。私ももっと具体的にプランを立てておくべきでした……不覚です…………」
状況を理解したジャンヌ・オルタがホテルで絶叫しているなど夢にも思わない二人は、共に夏の装いとなって海辺へと向かう。
道中、見知らぬ日焼けした一般人に肩を組まれ、乳を揉まれながら歩くボテ腹のパールヴァティーと遭遇した。
聞けば、どうやら他のサーヴァント達同様、羽を伸ばしに来たのだがその際ナンパされ、そのままセフレ関係を結ばされてしまったらしい。
自分は相手にされないだろうと言うある種の無防備さ、迂闊さもあったのだろう。
そのまま一日中ハメられ、受精する感覚を味わいながら牝を堕とさんとする雄の力強さに抗えず、それからは毎日ボテ腹性処理オナホとして使われているそうな。
そんな母乳を滲ませ常に発情させられている彼女も、男の目的は自分の身体だけでそれ以上の事を要求してこない以上、パールヴァティー側にも特に断る理由もなく、危険性も皆無と言うことでその場で別れた。
ともあれ、海へ到着した二人。
右から左へ、視界を巡らせれば180度一面の白い砂浜。
陽光を浴びて海面はキラキラと宝石のように輝き、利用者も多い筈なのに全く手狭さも窮屈な密度も感じさせない快適そのものなワイキキビーチ。
遠くには雄大なダイヤモンドヘッドが見え、二人はそんな砂浜に手を繋いで足を踏み入れた。
「前回も来ましたが、やはり何度足を運んでも良いところですね、先輩」
「そうだね。しかも前回と違い今回は何のノルマも無い純粋な夏休み。やれる事多くて目移りしちゃうなぁ」
ザクザクと砂浜を踏み締め歩を進める。
サンダルと素足の間に熱を持った砂が入り込み、その感触もまた海に来たという実感を与えてくれる一つの要素である。
「結構な人数来てるね。見渡せば見渡すほど知ってる顔が……」
「今はカルデア側も落ち着いてますし、何か異変でもない限り待機状態ですからね。これが嵐の前の静けさでない事を祈るばかりです」
「やる事が無い、っていうのをこんなにもありがたく感じるなんてなぁ」
二人の言う通り、ビーチには多数のサーヴァントの姿が散見できた。
一人だけでも目の覚めるような美女が何人も。
ビーチ単体の美しさをさらに彩るような、存在感のある女英霊ばかり。
当然、そんな美貌を誇る美女達を海に訪れ開放的になっている男供が放っておく訳もなく。
「す……凄いですね皆さん……そばに男の人達がたくさん……」
マシュの言葉通り、いずれも様々な男達に囲まれ好き放題犯されており、淫猥な様子を描いている。
浜辺に敷かれたレジャーシート、突き立てられた大きなパラソルの下では。
「ん゛ほお゛お゛ぉ゛ぉ゛ッ!?♡♡♡ オ゛ッ!♡♡ オ゛っ!♡♡♡ あたしっ♡♡ 僧侶゛っなのに゛♡♡ マンコイッグっ……!♡♡♡」
「三蔵ちゃん身体柔らかいね~。宿教えてよ。またヤリに行くからさぁ」
「ぉ゛ぉ゛お゛そこダッメ゛!♡♡ ッッ゛イ゛゛!♡♡ 言うっ♡♡ 言うからっ♡♡ ちんぽズコズコやめてッぇぇ゛♡♡♡」
三蔵ちゃんこと玄奘三蔵が一回り体格の大きい男にフルネルソンで持ち上げられハメ倒されており、手のひらの上で転がすように何度もイかされていた。
「んっぽぐっぽじゅぶっ……!♡♡ ぢゅりゅりゅるるっ……♡ ……ぷぁ。だめ僧侶。無様。あれじゃまた孕む。……これで四度目」
「うぉ手コキもフェラもうっめ……! ナタちゃん、だっけ? もっと頼むよ」
「了解。ぁむ、れる、んモゴ……♡♡ じゅるるりゅりゅっ、ンッぶ♡♡」
その傍らで水着姿の哪吒が男三人を両手と口で同時にヌいており、その後ろから控えめな胸をいじられ時折ピクンと反応を見せながらも丹念に男達のちんぽをシゴいていた。
他も似たような状況で、ニトクリスとシェヘラザード、シバの女王の三人を侍らせて全員に全身の性奉仕を行わせていたり。
アナルを犯され獣そのものの声を出してよがるアーチャー霊基のアタランテがいたり。
「まー海ともなればこうなるか。緊急時の実力行使の許可が出てるのはここでも変わらないし大丈夫だろうけど」
未だマスターに思いを告げられず処女で初心なマシュは顔を真っ赤にして両手で顔を覆い、しかしその指の隙間からばっちりそこかしこで行われる性行為を瞳に焼き付けており、マスターは慣れた様子でそれぞれのまぐわいを眺め淫らな姿を楽しんでいた。
そんな折、マスターとマシュ、二人の視線の前をヒラリと赤い何かが翻る。
それは彼の足元の砂浜にサクリと突き刺さり、拾い上げるとそれは見慣れた一枚の予告状であった。
「碧く煌めくEmerald blue……。浜辺を彩るGlamorous body……。来ていたのね二人とも」
会話の度に洗練されたカード投げのテクニックを見せ付けてくるのはカルデアでも一人しかいない。
二人が声の方を振り向けば、そこにはバッチリ水着姿をキメた第三再臨姿のカーミラがいた。
「やぁカーミラ。俺達も休暇に来たよ」
ヒラヒラと手を振って気軽な挨拶を返すマスターに、半歩後ろで控えるマシュが丁寧にペコリと頭を下げる。
真白い肌に、布面積の狭いセクシーな黒ビキニ。
シースルー素材の布を肩から一枚優雅に羽織ったその姿は、カーミラ自身のグラビアモデル顔負けのプロポーションにより、もはや水着ではなく妖艶なランジェリー姿にも見える。
額に掛けたオーバーグラスもあって、その出で立ちは正にオフの日のハイソでゴージャスなお忍びセレブそのものと言った所。
「その装飾を見るに、誰かと遊んでた感じ?」
「あぁこれ? そうね。さっきその辺に私の鉄処女を停めて木陰で休憩してたら、見知らぬ男に挨拶代わりにおチンポハメられちゃって。誰の目にもおマンコフリーのタダマン便所と分かるように付けるよう言われたの。まぁ、別に断るような事でも無いから付けてるけれど」
マスターの指摘通り、彼女の言葉通り。
カーミラの水着姿には普段と違う点が幾つかあった。
それは、ビキニの上下、その各所にザーメン入りコンドームが結び付けられている点である。
下半身には左腰に一つ、右腰に三つ。
胸には左右を繋げる紐の部分に二つ、左肩から伸びる左胸を支える箇所に二つ。
ここに来るよりも前にゴムハメされ、種汁を吐き出された事は誰の目にも明らかであった。
カーミラの気品あるセレブかつゴージャスな水着は、雑に括り付けられたコンドームをより下品なアクセサリーとして際立たせる存在となっている。
貞操観念の緩いこの世界線。
本人も含めてその事は何一つ気にしておらず、彼女は平然と白濁液の詰まったゴムを揺らして砂浜へ足を踏み入れた。
「見た感じ手ぶらのようだし、まずはあそこの海の家に行く事を勧めるわ。海水浴用の道具をレンタル出来るし客層も悪くない。近くに浜辺を一望出来るレストランがあるのも大きいわね」
額に掛けていたオーバーグラスを下ろし、彼女は少し離れた場所にある海の家を指差した。
そこには浜辺と通りの境界線付近に居を構えた上品な門構えの施設があり、彼女の言葉通り一つ道路を横断すれば目の前にレストランもある。
二人でそちらに目を向けていると、カーミラがマシュの肩を叩き、彼女にそれなりの金額になる札束を握らせた。
「これ、足りなくなったら使いなさい。精々楽しんでいらっしゃい」
「そ、そんな……! こんなに頂けません! 良い場所を教えていただいただけでもありがたいのに……!」
「フフ……良いのよ」
カーミラからの太っ腹な施しにマシュは慌てて貰った金を返そうとする。
しかし彼女は上半身をマシュに寄せて至近距離にまで顔を近づけ、彼女の顎をクイと持ち上げた。
もう片方の手でサングラスを押し上げて蠱惑的な視線を交差させ、マシュの滑らかな頬を撫でる。
「遠慮せずに貰っておきなさい。マスター一人だけなら助手席に乗せてドライブに連れていっていた所だけれど、男女の逢瀬を遮るほど
自分にはない大人の女の妖艶な魅力にマシュは思わず遠慮の言葉を飲み込んだ。
そのまま彼女は唇が触れそうな程の距離のまま首筋を撫で上げるような声で続ける。
「セレブからの施しは受け取っておく物よ。それに私もただ無償でお世話してる訳じゃないわ。私はいつでもお宝を狙っているのだから。アナタもうかうかしてると……悪い怪盗にマスターのイチバンを奪われちゃうんだから」
「は……はい…………」
そこまで話してカーミラは上体を起こし距離を離す。
丸め込まれたマシュは顔を赤くしてカーミラからの施しを半ば強引に受け取らされ、歪曲的な自身の気持ちの指摘に胸をドキドキと高鳴らせていた。
「さ、いってらっしゃいな」
細くしなやかな指に二人は背中を押され、案内された場所へと進み始める。
うら若き男女を送り出したカーミラは胸の下で腕を組み、その背中を優しげな眼差しで見送っていく。
「ありがとうカーミラ。このお礼はまた……って、あ。またやられてる……」
途中で二人が振り返って改めて礼を告げようすると、既に彼女はまた一般客の男にナンパされていた。
見知らぬ水着の男に初対面で肩を組まれ頬を掴まれ、強引にキスを交わしながらその豊かな乳を揉みしだかれる。
貞操観念の緩いこの世界で、海で水着で麗しい美女が一人でいて、そのうえチンポをハメられていた証となるコンドームをアクセサリーにしていたとなれば、どうなるかは火を見るよりも明らか。
マスターがとりあえず礼だけでもと手を振れば、彼女はそんな男からの接触を受け入れながらヒラヒラと手を振り返した。
そのままカーミラは男に連れられ、水着の下に手を入れられ直接尻を揉まれながらどこかへと歩いていく。
「んじゃ、行こっか」
「は、はい」
ありがたくも元から持っていた行動資金が更に潤いを増し、二人はそんなカーミラの後ろ姿を見送ったのち海の家へと行動を再開した。
“海の家”と言うワードを耳にして直感的に思い浮かぶ風景は、恐らく砂浜に直接建てられたおしゃれで解放感のある吹き抜けの小屋だろう。
建物と砂浜の間に境界線は無く、敷地から出ればすぐに砂を踏める。
潮風の吹き抜ける構造で風鈴が鳴り、中では汗をかいた従業員が必死に料理を作っているだろう。
傍らには貸し出しグッズが積まれ、収容人数は大きい所で多く見積もっても三十人程が限度。
しかし、
「うぉお……ずいぶん立派な海の家だなぁ……」
「ここまで来ると普通に“施設”と言って良いかもしれませんね……」
カーミラが勧めてくれたそこは、そんな一般的な簡素なイメージとは外れた立派な建造物であった。
入り口に受付があり、敷地はしっかりと区切られ景観を損ねないデザインの塀で囲まれ、中と外できっちり区切られていた。
ストリート側に面している分、出口から浜辺までの直接的なアクセス距離は他の海の家と比べると遠いものの、その分砂の上ではない地盤にしっかり構えた、小型の複合施設の側面も果たしているようだ。
中に入ればセレブのカーミラが勧めるだけあって割高な料金に見合った手厚いサービスが充実しており、貴重品をコインロッカーに預けた二人は手入れの行き届いたアイテム類をレンタルし、いよいよ念願の海水浴へと漕ぎ着ける。
ギラギラとした太陽の光を浴びながら海辺まで向かっていると、途中で普通に水着でハメられている女英霊達の中に、稀にガッチリと拘束され首輪に“備品”であることを示すタグが付けられている者がいた。
両手は首枷で封じられ、両足は太ももと一緒に束ねて開脚を強制され。
目隠しで視界は封じられて口にはギャグボール。腹部には目立つように大きく、先ほどマスターとマシュが利用した豪奢な海の家の名前がマジックで書き込まれている。
「ン゛っヴっン゛!♡♡ ンブッっ!♡♡♡ ン゛オ゛ぉ゛っ!!♡♡♡」
「ン゛ふーッ……フーっ……!♡♡♡ ぅ゛っ!♡♡♡ ~゛゛~゛ッ゛ゥ゛!?♡♡♡」
軽く見ただけでもイシュタル、そしてアルトリア・オルタが男にそのよく引き締まったウエストを掴まれて乱雑に犯されており、白い砂浜に愛液を飛散させ染みを作っていた。
「は……激しいですね……、アルバイトとはお聞きしましたが……」
「ね。その分、
時折目撃する、女英霊が拘束された状態で好きに犯されているのは、二人が利用した海の家固有のアルバイトであるらしく、“レンタルオナホ”としてパラソルやレジャーグッズと一緒にコキ穴を貸し出すというもの。
イシュタルとアルトリア・オルタの姿は海の家にいた時点で窓から確認出来ていたため、店員に聞いてみたところ、イシュタルは手っ取り早く稼げるバイトを紹介されてここに来て、アルトリア・オルタは食べ歩きの途中で金が尽きたので自身で食費を稼ぎに来たのだとか。
「よーし、この辺にしようか」
「はい。干満の差を考慮すると、とても良いポジションだと思います」
ともあれ、二人は手頃な場所でレンタルした品を下ろして展開を始める。
もはやアウトドアなど慣れたもの。テキパキと手際よく浜辺に簡易テント、レジャーシート、ビーチパラソルに浮き輪など海水浴用品を整えていく。
そうして準備が終わろうというタイミングでマシュが“あっ……!”とか細く声を漏らした。
「不覚です……! 先輩のサンオイル、もしくは日焼け止めの用意を失念していました……!」
「あー…………」
“別に良いよ”と口にしようとしたがそれは胸中に留めておいた。
男である自分はともかく、女の子であるマシュのスキンケアを考えると不要と言う訳にも行くまい。
「俺が取ってこようか?」
「いえ、先輩はこちらでお待ちください。私がすぐに取ってきますので!」
「あ、あぁじゃあお願いしようかな。……別に急がなくていいからね?」
生来の真面目な気質と後輩としての責任感ゆえか、マシュはそう言って急ぎ足で海の家へと戻っていった。
立地の関係で少々距離はあるものの、こちら側の準備もあと浮き輪やボールを膨らませるのを残すのみ。
マシュを見送ったマスターはビーチパラソルの落とした影の下、簡易テント前のレジャーシートの上に腰を下ろし、寄せては返すさざ波と穏やかな水平線を眺めながら空気を入れて後輩を待つ事に。
そしてマシュの分まで遊び道具や浮き輪を膨らまし終えて、一人ビーチボールで遊んでいる所に知っている声が投げ掛けられた。
「ーーーーあらマスター。あなたもここに来ていたのね」
「ん? ……おぉ、こんにちはクリームヒルト。大胆なイメチェンしたね。それにそちらの黒人さんは……」
そちらを見ればそこには、ブルグントの国の気高く可憐な容姿をした王妃。
かの名高き大英雄ジークフリートの妻であるクリームヒルトが立っていた。
彼女も例に漏れず美しく優雅な水着姿に着替えている。
普段は喪服のような漆黒のドレスに身を包んでいる彼女だが、水着となってもその意匠はあまり大きく変わらない。
アルトリア・オルタやジャンヌ・オルタのような幻想的なまでに美しい白い肌に、優美な装飾の施された黒いビキニを纏っており、腰には膝上まででヒラヒラと潮風に乗って踊るシースルーの黒いパレオ。
白と黒のモノクロームな着こなしは、水着となって露出度を劇的に増してもその高貴さは微塵も衰えていなかった。
普段の肌面積を考えると水着になっただけでもかなりのイメチェン、ビジュアルの変化が起こっているのだが、マスターの口にした“大胆なイメチェン”という言葉が指したのはそこではなかった。
「ん゛ぉ゛っほ……!♡♡ ちょ……今マスターと話し、お゛ほ……ぉ゛っ♡」
マスターが言及したのは、クリームヒルトの純白の肌についてだった。
まるで自分の物であることを誇示するかのように腰を抱く体格の大きな黒人。
後ろに回した手で膣穴か肛門かどちらか弄られているのか、マスターの目の前で足をカクカクと震わせながら股から愛液を溢すクリームヒルトの白い肌には、幾つもの黒いタトゥーが施されていたのだ。
「こっ、こちらの殿方は……ッお゛……♡♡ ふぅっ……ふ、ぅ……♡♡ 出会い頭に雄々しい黒デカマラでケツマンコレイプされちゃって……♡♡ ごめんさいね……?♡ マスターの精液便所であることに変わりは無いのよ?♡♡ でもこの人のしつこいナンパに根負けしちゃって……しばらく性奴隷になるって誓わされちゃったわぁ……」
彼女の右目の下、右頬には黒人男性と性的関係を持った証である、トランプのスペードのクイーンのマークが。
左首筋には奴隷を意味する“SLAVE”の文字のタトゥー。
露出の少ない普段の姿ではあまり目立たない、彼女のそのとても豊かに実っている巨乳には、右の上乳に“BBC ONLY”の文字。
左乳にはオナホールの
下腹部には男子トイレであることを示す記号の、
ムッチリと肉付きの良い下半身にも征服された証であるタトゥーは及び、左の太股には一本の縦線に四本の横線が入った恐らく抱かれた回数を示すものが五つ以上。
右の太股には“自分の物にした”という意思表示か、付け根から足首まで鎖のタトゥーがグルグルと刻まれていた。
総じて顔から足首までしっかり敗北の証となる黒人のタトゥーを刻まれており、遠目からにはそういう衣服のようにも見える。
「なるほど……。何か問題がありそうだったらすぐ連絡してね。……と言ってもクリームヒルトなら……変に許容ライン超えて来た相手の方が危険だろうけど」
「ふふ、心配してくれるのね……。問題ないわ……それに……コレも“あの人”への復讐だもの……♡ コレが嫌なら早くあの人もこのカルデアに来るといいのよ……っ、ふんっ……♡」
そんな、普通の貞操観念の世界線基準で見れば異常そのもの。
黒人はここまでに至るどころか肉体関係を持とうとした瞬間ズタズタにされていてもおかしくないこの状態。
タトゥーまで刻まれて性奴隷扱いを受けていながら、この世界線基準では何らおかしくない普遍的な事なのである。
“何か問題がありそうだったら”というマスターの言葉が示す通り、この段階は“問題”ですら無いのだ。
セックス程度当たり前。タトゥー等別に霊体化して戻れば元通り。
マスターもクリームヒルトも普段通りで平然と過ごす、まさにこの世界線特有の光景であった。
『……Hey』
そうして話していると黒人が何かを急かすように、馴れ馴れしくクリームヒルトに肩を組んで、彼女のタトゥー入り刺青おっぱいを下からポヨンと叩く。
「ぁんっ、もう……また……? 分かってるわよぉ……コキ穴幾らでも使わせてあげるから……。……それじゃマスター……また」
「うん、気をつけてね」
黒人に肩を引かれ、寄り添って歩き去っていくクリームヒルトをマスターは見送る。
どうやらタトゥーは背面にまで及んでいたようで、彼女の美しい灰色の髪に見え隠れして見辛いものの、その長髪が潮風に揺られてその全貌が露になった。
クリームヒルトのキャンバスのような美白の背中には、一面に大きなハートマークと、それを囲むように“BLACK BIG COCK LOVE”という、“私は黒人のデカ魔羅を愛しています”という意味の下品なスラングが記されていた。
豊かなヒップの右側には、太ももにまで及ぶほど大きい赤と黒の二色で構成された薔薇のタトゥーまで。
「……エッロいな…………、…………ん?」
その姿に劣情を覚えながら見送っていると、クリームヒルトは首筋に手を這わせ、黒人には見えず、真後ろのマスターの角度にだけ見えるように灰色の髪をかき上げた。
見せ付けられた彼女のうなじには、自分が刻んだ淫呪が仄かに発光していたのである。
「…………♡」
肩越しに僅かに振り向いてクリームヒルトは密かにこちらへ微笑みを向ける。
その行いが、“私が誰の物かはちゃんと分かっている”と言う声無きメッセージなのは明らかだった。
こちらも合わせて軽く手を振り、離れていく彼女の背を見送る。
この後間違いなく行われるであろう黒人の乱暴で激しいハードファックの様相を想像した彼は、“後でちゃんとアーカイブ見とこう”と考えるのだった。
「先輩お待たせしました! 種類が多くて何を買えば良いのか迷ってしまい……!」
そのタイミングで海の家に戻っていたマシュが帰還する。
その手にはサンオイルと日焼け止めが握られており“どちらか一つで良いのでは……”と思いつつも彼は健気な後輩を準備の終わったテントとパラソルの日陰へ迎え入れた。
「先輩はサンオイルと日焼け止めどちらが良いですか? お好きな方を塗りますよ。泳いでも水に流れにくいものなので先に塗っておいた方が良いかと」
「俺はどっちでも良いな……正直俺一人だったら何も付けずに遊んでただろうし……、……マシュはどっちがいい? マシュの好みに合わせるよ俺」
「わっ、私ですか!? ……そ……そう……ですね……」
思わぬ問い掛けに顎に手を添え考え込む後輩サーヴァント。
普段の姿と日に焼けた常夏の姿を二つ思い浮かべ、比較する。
「…………普段の姿も良いのですが…………私は日に焼けた先輩の姿も見てみたい……です……」
「じゃサンオイルだね。終わったらマシュにも塗ってあげるよ。どっちがいい?」
「えっ! え……えと…………先輩は……ど、どちらの私が……い……良いでしょうか……?」
長い時を共に過ごしてマシュのマスターへ向ける好意は相当のもの。
しかし二人の関係性と彼女の生い立ちから、未だにマシュはカルデア職員にもマスターにも手を出されていない処女である。
カルデア全職員側からは“早くあの二人くっつかないかなー”と、“スるにしてもマシュが好いてる人と初めては迎えて欲しい”という思いから。
マスター側からは“その生い立ち上、無遠慮に俺が真っ先に手を出すのもアレだしマシュからOKが出るとか誰かと初夜を迎えるまで自重しよ”という遠慮と配慮から。
そこにマシュ当人の好意ゆえに発生したヘタレと奥手さとムッツリさが奇跡の噛み合いを起こし、どうしても一線を踏み込めずオナ狂いとなってしまった。
職員達とマスターのそれぞれすれ違う、善良であるがゆえの配慮と気遣いが、マシュへの性的接触から距離を取る要因を産むに至り、結果、マシュは誰からも手を出されないこの世界では異例の処女と言う状況を形作った。
そうして結ばれる事なく最も近い距離で過ごしている関係上、妄想とオナニーだけで想いを募りに募らせまくったマシュのマスターからの接触の免疫は皆無に等しい。
そんな彼女に唐突に与えられた二択は思考力を大いに落とすには充分な刺激であり、夏の陽気にも負けないくらい顔を赤くしたマシュは消え入るような声で俯きがちに最大限の勇気を振り絞る。
「そうだなー……普段のマシュも可愛いけど……俺は可愛い後輩の違う一面も見てみたい。サンオイルに一票で」
「あっ……か……あ…………でっ……では…………ハイ……その……そちらでお願い……します……♡」
ギラギラとした日差しの下、微笑ましい二人のやり取りは何者にも遮られる事なく続く。
マスターの日々のレイシフト、そしてトレーニングで鍛えられた肉体にオイルを塗り込むだけでも脳を沸騰させていたマシュは、自分の番となって背中に手が振れた瞬間あまりの興奮に思考をショートさせる。
そんなすったもんだを起こしながらも、仲睦まじいバディはルルハワの海を満喫するのだった。
ーーーー……
一方その頃。
「はーっはっはっは!!!」
海とは離れた山の渓流、流れの激しい川を、満面の笑みで
曲がりくねり巨石にぶつかっては飛沫を上げて怒涛の勢いを見せる水流を、鞍馬の天狗はヒョイヒョイと水に濡れて水面を滑るように登り行く。
「……………………」
その様子を、少し離れた木陰で膝を抱えて座るジャンヌ・オルタがしょんぼりした面持ちで眺めている。
二人が現在いるのは、ルルハワのビーチを一望出来る高所にある山間部。
本来マスターちゃんと一緒にここも含めて回っていた事を考えるとどうしても彼女の気分は晴れない。
ルルハワの空はこんなにも晴れているのに。
「とうっっ!」
激流の中を魚のようにかき分け、滝を生身で頂上まで登った牛若丸は高く跳躍し、ジャンヌ・オルタの目の前へ着地した。
「気持ちいいですよオルタ殿! 鞍馬の山を思い出します!」
「……何で生身で激流を遡れるのよ……。普通は下るの、ボートとかに乗って」
「私天才ですので。……おぉ! あちらも面白そうです!」
牛若丸はそう言ってヒョイヒョイと飛びはねて木々を跳び移り大自然へと身を投じる。
緑豊かなこの環境、遊びに於いて不足することはない。
「ぜー……ぜー……! あの生身で立体軌道する女の子はどこへ…………!!」
「あ……あれ……あそこにも一人美女いるぜ…………」
この場所もオルタが立てた計画の中、観光地の一つ。
当然の他の人間もチラホラといるし、彼女らにもナンパ男の手は伸びる。
むしろ彼女ら程の容姿ならナンパされない方がおかしい。
この貞操観念の緩い世界線なら尚更、ナンパされなかった方が異常と呼べるレベルである。
しかし、自然の中を楽しむ牛若丸には普通の人間であるナンパ男では単純に、物理的に接触出来ない、追い付けない。
遊びモードに入っている彼女の視界に入ることすら叶わないのである。
となると当然ナンパ男は木陰で座っているジャンヌ・オルタへ伸びるのだが、
「お姉さん一人? どう? 俺らと遊ばない?」
「…………イヤ。放っといて」
ブスッと唇を尖らせるオルタは相手にしない。
普段ならナンパ男との行きずり野外セックスなど別に断るような事でも無いのだが、今はタイミングが悪すぎた。
「えー……でもそんなつまんなさそうな顔してる娘を放っておけないよ。あっちで仲間とバーベキューやってんだけど来ない?」
「イ・ヤ」
「ま……まぁまぁまぁ、何があったか知らないけどさ……? ほら、大勢で遊べばーーーー」
「
「ひぃ!!?」
断固拒否の姿勢を見せられ、敢えなくナンパ男撃沈。
チリチリと燃えるようなオーラと恨めしい雰囲気たっぷりに睨み付けられ、ナンパ男はガッックリと肩を落として仲間達の元へ戻っていく。
「……ど……どうだった…………?」
「めっちゃ拒絶された…………たぶん母国語で拒否られた…………」
「クソ断られてんじゃん…………しょうがねぇよ…………戻ろう……」
「あのレベルでガチ拒否されんのちょっとクるわ…………」
男達に罪はない。しかし間が悪い。
今、彼女は本来一緒に来たかった相手と別行動をする羽目になっているのだ。それも自分の落ち度で。
彼女は今日のためにオナ禁までして、カルデアでの性欲処理のSEXも断り、入念な計画を立て特定の相手の為に極限までムラムラさせてきた。
この性欲はマスター相手で晴らすと決めているのだ。
トボトボと退散していく男を眺めてまた溜め息を一つ。
「いやぁー、本当に身体を動かすにはもってこいですね!」
また牛若丸が自分の元へ帰ってくる。
今度は脇にビッチビッチと跳ねるカラフルな巨大魚を抱えて。
「……その魚なに……?」
「泳いでいたら見つけたもので素手でパッと。…………おや、殿方が来ていたのですね。あの様子を見るに……お誘いは断られたので?」
「まぁね。マスターちゃんとズコバコやる予定で溜め込んできたのに違うおチンポで発散したくないのよ……!」
「…………しかしその溜めこんだ性欲を向けたい相手である主殿とは別行動ですし……我慢しても……」
「分かってるわよ……!」
頭で分かっていてもそう簡単に切り替えられないし踏ん切りも付けられない。
魚料理を食べたくて胃袋を魚料理にカスタムしたのに、急遽肉料理を提供されてもに納得出来ないのと同じである。
更に言うならそのために極限まで空腹にしてるような物なので尚更だ。
「っぁ~~~~もうっ! こうなったら遊び倒してやる!! 牛若!
頂上まで渓流逆走して登り切って、そのまま反対側まで下り切るわよ!!」
「その意気ですオルタ殿!! 先ほど凄まじい場所を見つけたので一緒に行きましょう!!」
ガシガシと頭を掻き乱したオルタはガバッと立ち上がり、牛若丸の後に続いて山の中へ身を投じる。
大荒れの海の如き激流迸る清水へ飛び込んだ彼女は、牛若丸と一緒に人の身には不可能な激しいアクティビティをこなしていく。
「あーもー楽しいわねぇほんっっとに!! ルルハワ最っ高ッッ!!」
ヤケクソ気味に叫ぶ復讐の聖女。
自分のポカで予定が全ておじゃんになった彼女は、その不満を全て塗り潰すかのように牛若丸と共にルルハワを駆け巡るのだった。
ーーーー……
陽が落ちて、夜の帳が降りたルルハワはきらびやかな街灯に照らされまた違う顔を見せる。
泳いで遊び、砂浜で遊び、雰囲気の良いダイニングカフェで腹を満たし、街を散策し、海に戻り、肩を並べて水平線に沈み行く夕陽を眺めーーーー。
一日かけて実に健全でプラトニックな時間を過ごした二人は肌をこんがり日焼けさせ、ホテルへ戻った。
戻ったらジャンヌ・オルタがふて寝していた。
「おかえりなさいませ主殿! マシュ殿!!」
「あぁうん、ただいま牛若。…………オルタはどうしたの……?」
「ベッドに突っ伏したまま動きませんね…………」
「オルタ殿は……あー……まぁ……色々あったのです。いえ、色々あった筈と言いますか」
「「?」」
いまいちピンと来ない牛若丸の説明に一様に首をかしげる二人。
ベッドにうつ伏せで力無くベッタリと倒れ、
「主殿、茨木童子を見かけませんでしたか? 朝、復活してからは一人で遊びに出掛けてそれきりでして。……まぁあやつの事なので特に身の上の心配はありませんが」
「あぁ、茨木は海の近くにある海の家の男子トイレでナーサリー達子供組と一緒に…………」
甲斐甲斐しくマスターの世話を焼こうとする牛若丸を尻目に、マシュがベッドから動かないジャンヌ・オルタのそばへ屈んで声をかける。
一声かければ彼女は少しだけ顔を横へ転がし、片目だけをマシュへ向けた。
「あの……ジャンヌ・オルタさん、大丈夫でしょうか? もしご気分が優れないようでしたらお薬などお持ちしますが…………」
「…………大丈夫よ。ちょっと予定外の事があっただけ。………………アイツとの海は楽しめた? もし楽しめなかったり、アンタをほっぽって違う女のケツ追いかけてたってんなら代わりに焼いてあげるけど」
「ふふ、いいえ。そんなことはありませんでしたよ。とても楽しい、夢のような一日でした」
「…………そ」
花のような清らかな笑顔を浮かべるマシュを見て、オルタは自分の予定が潰れたとは言え二人の邪魔にならなかった事だけは本当に良かったと思えた。
自分の不満は一旦他所に、オルタはうつ伏せに突っ伏したまま右手で傍らに屈んで視線の高さを合わせてくるマシュの頭を優しく撫でる。
「……お、オルタさん……?」
「何でもないわ。夜食は食べた? まだなら私は平気だから早く行ってきなさい」
丁度マスターと牛若丸の間でもその食事の話が出ていたらしく、牛若丸に声をかけられマシュは立ち上がって彼女の元へ。
「ごめん、申し訳ないけど今日は先に二人で食べててもらって良い? 俺やっておきたい事あってさ」
顔の前で両手を合わせて謝るマスター。
理由を問われるよりも先に、彼はアイコンタクトでマシュと牛若丸の二人へジャンヌ・オルタへの対応を優先する事を伝えた。
長らく共に過ごしてきた二人はすぐにその旨を読み取り、部屋にマスターとジャンヌ・オルタを残してその場を後にする。
二人きりになっても、ベッドにうつ伏せで突っ伏すジャンヌ・オルタは動かない。
マスターは何を言うでもなくそんな彼女の元へ近付き、
「ふぅ…………」
溜め息と共にジャンヌ・オルタの隣へゴロンと寝転がった。
ユーザビリティに溢れたこのホテル。ベッド一つ取っても素晴らしい品質を誇り、大きさも寝心地も申し分ない。
ど真ん中でふて寝するジャンヌ・オルタの隣にも余裕で寝転べる程だ。
「………………」
マスターはそこから彼女に慰めの言葉やご機嫌取りの言葉を口にする事もなく、無言で仰向けに寝そべって携帯端末を操作する。
内容は今日の記録。本日誰と何をして何を目撃したか何を使ったか等々、リソースに余裕のあるわりかし自由なカルデアでも最低限必要な報告書の作成である。
深い付き合いを続け、固く熱い絆を築いている彼は、彼女への下手な気休めや安易なフォローが逆効果である事を知っている。
こう言う時にジャンヌ・オルタが一番マスターに求める事は、とにかく一緒に居る事だ。
同じベッドの上、うつ伏せと仰向け、言葉も視線も交わさず、ただ隣にいる。
「………………今日どこで何してたの」
うつ伏せのまま、顔も向けずにただ一言。
「マシュとずっと二人で遊んでたよ。海で泳ぎ倒して砂浜でこれまでの特異点とか異聞帯で見てきた物を作って、街でごはん食べて観光してお土産眺めてまた海に戻って夕陽を眺めて。そんな感じ」
同じくマスターも携帯端末から視線を外さないまま今日の出来事を語る。
そこに不要な気遣いも配慮もなく、彼はジャンヌ・オルタがもっとも好む、自然体の自分で接するのだ。
「……報告書なら別に今じゃなくて良いじゃない。マシュ達と食べてきなさいよ」
「俺オルタと一緒に食べたい」
「…………、……」
微かなジャンヌ・オルタの反応の後、また、無言に。
ひとまず本日分の報告書を書き終えたマスターは近くのスタンドライトが備え付けられたテーブルに端末を置いて、両手を腹の上で組んで脱力した。
それから互いに言葉を交わさずに、遠くから聞こえてくる心地よい潮騒の音にマスターが意識を向け初めて数分後。
「…………………」
「ん?」
心境の整理でも着いたのか、そこでようやくジャンヌ・オルタは両手でベッドを押して上体を持ち上げた。
黒い水着に包まれた、魅惑的で女性らしさに溢れる彼女の巨乳がフルンと揺れる。
「…………っ」
「ーーーーんむ」
そして、起き上がったと思えば彼女は次の瞬間、仰向けに寝そべるマスターに覆い被さり、唐突に唇を奪った。
「フー……んふー……♡ っん……れぅ、ちゅっ……んくっ……♡」
まるで飢え渇いた獣のように、呼吸の手間すら惜しんでジャンヌ・オルタは積極的に舌を絡める。
それに対してマスターも慣れたもの。
ヤりたくなれば挨拶感覚でセックスする世界線ではスキンシップにも等しく、取り乱す理由もない。
一切動じず、応じるように舌を絡めて唾液を送り合う。
「んフー……! ふー……!♡♡ ぁむ、ぢゅりゅぅ……っっぷぁ……はー……はー……♡♡」
うつ伏せになって動かない姿から、てっきり凹んでいたり落ち込んでいるのだろうと思いきや、現実はそうではなかった。
彼女の瞳は落ち込んでいたどころか爛々と発情の色を携えて、もう我慢の限界と言わんばかりに性を貪る。
「アンタ、明日以降の予定は」
上体を起こし、つぅ……、と二人の唇の間で唾液の銀の糸が垂れる。
ジャンヌ・オルタの両手は彼の頭部の左右を挟むように置かれ、マスターに逃げ道は無い。
しかし彼は一切狼狽えず、見上げたまま受け入れるように微笑んだ。
「無いよ」
「そ。なら、明日からしばらく……少なくとも三日はアンタを独占するから」
「いいよ」
ノータイムで了承する。
ジャンヌ・オルタ自身、一緒にいて当然と思っていたマスターが自分を置いて遊びに行った事ーーーーそれ自体への怒りは無かった。不満ではあるが。
結局のところ想いを伝え意思を伝え合う口が付いていながら、それを怠った自分に非があると分かっていたからだ。
マスターも何も知らないながらも今の彼女の要求とその様子から、本来ジャンヌ・オルタが今日を何をしたくて、何が出来なかったかをすぐに察していた。
「どこへ行くにも何をするにも一緒だから」
「いつものだね」
「ヤリたくなったらすぐ私に言いなさい。射精したくなったザーメンは全部私でコキ捨てる事」
「了解」
その他にも幾つも確認を取るように、聞き逃しなど許さないとばかりに一つ一つ逐一口にして、しかしそれらは全て、ジャンヌ・オルタと行動を共にしている時に当たり前のようにやっている事ばかりであった。
そんなやり取りを数回続けた後、ジャンヌ・オルタは覆い被さっていた上体を起こす。
「ーーーーじゃ、ヤるわよ。もう限界」
そして言うが早いか、彼女はチョーカーに繋ぎ止めている水着の留め具を外し、乱雑に胸元を掴んで下にずり下げ、たぷんッ♡ とたわわに実った巨乳を露出させた。
ジャンヌ・オルタのムラムラが抑えきれないと言った表情。
ズリズリとマウントポジションを取った状態のままマスターの腹部に股を擦り付ける行動。
今日一日、どころかこのルルハワに来るまでの数日間禁欲に励んで抑え込み、そして予定が頓挫して吐き出し所を失い無理やり沈めた性欲が、活火山の如く一気に噴き出しているのだ。
「だいぶ我慢してたみたいだね」
「それはお互い様でしょマスターちゃん。なによコレ、バキバキじゃない」
ジャンヌ・オルタが後ろ手にマスターの股間をまさぐれば、夏の装いのハーフパンツ越しに既に臨戦態勢に入っている勃起チンポの感触があった。
今日一日性欲を抑え込んでいたのはジャンヌ・オルタだけではない。
諸々の都合で手を出せないマシュと一日一緒にいた事で、そこかしこで麗しき美貌の英霊達の痴態を目にして置きながらマスターは本日一度も性欲処理をしていないのだ。
勿論マシュはいつでもウェルカムむしろどこであっても求められれば即処女マンコを捧げる心持ちなのだが、如何せん彼女も彼女でとてつもなく奥手になってしまった事で自分からアピール出来ない。
勿論性に緩いこの世界。行きずりで適当に遭遇したスカサハとかで断りも無しにチンポを突っ込み性欲処理しても良いのだが、マスター自身“せっかくマシュと二人きりで遊んでるのに放置して自分だけ楽しむのも駄目だろう”として、我慢していたのである。
普通の基準なら一日ヌかない程度珍しくもないが、この世界基準では、ましてやカルデアのような環境ではそれなりにレアケースであった。
「オルタがエロいからね」
「フン、言うじゃない」
軽口を叩きながら、マスターは上体を起こしてジャンヌ・オルタと抱き合おうとしてーーーーそのまま彼女に肩を押されてベッドに押さえ付けられる。
ギシ、とベッドのスプリングが一瞬沈み、浮き上がる。それに連動して彼女の胸が目の前で揺れて、更にマスターの劣情を著しく煽った。
ベッドに押し込まれ、上を取られて彼女の銀糸のような銀髪がヴェールとなって彼の視界の左右を奪う。
彼を見下ろすジャンヌ・オルタの顔はどこまでも得意気で、勝ち気で、悪戯っ気に満ちていて、白い歯を見せて笑っていた。
「ダメ。ここいらで私が恐ろしい竜の魔女である事を思い出させてやるわ。今回ばかりはアンタが下。た~っぷり虐め返してやる……♡♡」
嗜虐の笑みを浮かべ、カリスマ感たっぷりの風格で彼女はマスターの頬を撫でる。
対するマスターは、いつも通りそんな宣戦布告を受けても尚、動じずに真っ向から彼女の熱い視線を受け止めるのだった。
「いっつもアンタに好き勝手ヤられて便女宣言させられてばっかだもの。今日こそは私がアンタをーーーー」
ーーーー……
ぱんっ♡♡ ぱんっ♡♡ ぱんっ♡♡ ぱちゅっ♡♡ ぼちゅんっ♡♡
「責めるっで言゛ってるでしょお゛お゛おっオ゛っ゛♡♡♡ んお゛ほぉォ゛お゛っ♡♡♡」
案の定一瞬で逆転され、復讐の聖女ジャンヌ・オルタはマスターのチンポをクソ雑魚マンコにねじ込まれて無様に喘ぎ散らかしていた。
彼を下敷きにしていた体勢から一転、ひっくり返され大股開きの正常位。
両手は掴まれ顔も隠せず、結合部は大洪水を思わせる愛液の量でビチャビチャだった。
突かれる度に形の良い美巨乳がぶるんぶるんと淫らに揺れて、ジャンヌ・オルタは首筋を晒してのけ反り舌出しアクメに震える事しか出来ない。
「お゛っ♡♡ んお゛お゛っ♡♡ オ゛゛ッっ♡♡ お゛゛っぉ゛♡♡♡ 待っで♡♡ これ゛っ♡♡ いづも通っり゛♡♡♡ ふぎぅ゛っ♡♡♡」
何やら抗議の声をあげようとするも、とっくに彼女の身体は躾けられている。
チンポをハメられれば服従するように霊基の髄まで雌の本能が染み付いているのだ。
「気持ちいいよオルタ」
「イッグ!!♡♡♡ そこダメっ……!♡♡ そこ抉られるとーーッッん゛っっ゛゛ぎ!!!♡♡♡」
当然、只でさえ雌として最高峰の名器を天然で持つ彼女の、数えきれない程の調教を経てより雄に媚びる蜜壷に進化した膣穴は相応の快楽を与えてくる。
入り口から膣中まである複数の締まり。
無数の肉ヒダが愛する者に行うように丹念に肉棒に絡み付き、うねりにうねって撫で上げる。
チンポによって与えられた快感に反応し、ジャンヌ・オルタの膣穴はより強くマスターの雌殺しチンポを刺激する。
当然強く絡み合えばそれだけジャンヌ・オルタへの快感も倍増し、互いが互いに官能を高め合うスパイラルを形成していた。
「お゛っお゛っお゛っお゛っお゛……!!♡♡♡ 膣うえ゛っグリグリ゛っや゛っめ♡♡ ~~~~ッふぎぅっ!♡♡♡」
また絶頂。後頭部をベッドに押し付け、海老反りに背中が持ち上がる。
ポジションの上下が入れ替わる際にマスターはさりげにジャンヌ・オルタの腰の下に枕を丸めて敷いており、自然と角度の付いた彼女の膣中、その弱点をより強く抉った。
元よりクソ雑魚マンコのジャンヌ・オルタが溜め込めばこうなるのは自明の理と言えるし、マスターの方も元よりつよつよマジカルチンポだったのが、最高の女英霊たちの痴態を目前に丸一日我慢を続けた事で、硬度も持続力も大きさも飛躍的に向上している。
反りも長さも形状も何もかも全てが、ジャンヌ・オルタの膣にベストフィットしているのである。
「あー一発目射精そう……!」
「ぁ゛っあ゛っあ゛っん゛ぅぅ゛っ……!♡♡ 待゛って♡♡ 待っ、今ヤバっい゛っい゛っィ゛ィ゛っ♡♡♡」
ピストンが加速する。
淫水焼けして黒光りチンポがオルタの白い肌、ピンク色の膣へと何度も何度も出入りして、その度に悦びの証の愛液がビシャビシャと溢れ出る。
揺さぶられ突き潰され汚く喘ぐだけの雌肉となったジャンヌ・オルタは、言葉とは反対に下半身のベストパートナーとも言えるマスターのペニスに膣全体で吸い付きながらイキ狂った。
ーーーーぶびゅるるるるぅぅぅっ!♡♡♡ どぼぷっ、ごぷっ♡♡♡ ビューーッ……ビュゥーーッ……!♡♡♡ びゅぐっ、びゅるるるっ……!♡♡♡♡
「~゛~゛~゛~゛~゛~゛~゛~゛ッッ゛!!♡♡♡♡」
自分の体内から発生した“絶頂”という波動に、全身均一に打ちのめされたかのような感覚だった。
マグマのように熱い精液を吐き出され、下腹部を中心に広がる歓喜の絶頂。
数日間に及ぶ禁欲。その間の妄想により溜め込まれた欲情と発情の全てがガソリンとなって爆発したような。
人としての矜持をかなぐり捨てるケダモノの声でジャンヌ・オルタは絶頂し、彼女の膣は死んでも離さないとばかりにチンポを締め付けた。
「はぁ……はー……っぁ゛……はぁ……♡♡♡」
十数秒に渡る膣内射精アクメの硬直から少しずつ、少しずつ痺れが引いてくる。
それでも全身に停滞するような甘い多幸感は残ったままで、自分の膣中にマスターのペニスが入っている、という情報だけでも彼女の胸の鼓動はハイペースを維持していた。
簡単に組み伏せられペースを奪われたものの、それでもめげずに主導権を取り返そうとするジャンヌ・オルタだったが、
ーーーーググッ
「お゛っ♡♡♡ ちょ、ちょっ……!?♡♡」
一度射精して収まるどころか、彼の肉棒は精液で満ちた彼女の膣の中で大きさを更に増していた。
ただでさえ抜かずの連発が余裕なマスターの絶倫チンポ。
そうでなくともキンタマが全力で子孫を残せと命じて連発させようとしてくるジャンヌ・オルタの美貌。雌として優れた肢体。
丸一日我慢した雄の性欲が収まるわけなど無く、彼は戸惑いと快感に歪んだ彼女の顔を楽しむようにしてピストンを再開した。
「ん゛お゛ほぉ゛お゛お゛お゛ぉッ♡♡♡ オ゛っ!♡♡ ほお゛っ♡♡♡ イッぎゅ!♡♡♡ や゛っ……休゛ま゛っ♡♡♡」
精液と愛液が混ざり合い泡立つ二人の腰本。
マスターは掴んでいたジャンヌ・オルタの手首を離し、上体を倒して覆い被さる。
「お゛゛ッッ……!♡♡ イ゛っ……ィ゛ひぐ……っ!♡♡♡ それマジやばっ……イグ……!!♡♡ お゛、お゛~゛~゛ッ!♡♡♡」
ぐりゅん♡ と抉って更にペニスの角度が変わり、ジャンヌ・オルタはまた違う味のアクメに酔いしれる。
挿入したまま身体を倒して覆い被さる形となったことで、彼女は開脚した状態で固定されたまま、マスターの腰に下腹部を圧迫されているのである。
膣中からはベストフィットする至極のチンポがダイレクトに雌肉を穿ち、その上から体重をかけてポルチオを抉られる。
そこへ、
「ごめん止まんないや。オルタの具合が良すぎて」
「ひっぎっ……イ゛っぎゅ……!!♡♡♡ 言うっな゛……ぁ゛……♡♡♡」
一気に鼻先が触れ合う程の距離にまで顔が接近し、思わぬ肉薄に彼女の体温が更に上昇した。
間近で見つめ合う気恥ずかしさから咄嗟に目を反らそうとするが、既に顔の両隣にはマスターの腕があって正面を向くことを余儀なくされる。
「んお゛っお゛……!!♡♡♡ 見゛っ……見る゛っな……!♡♡♡」
ぐりゅん♡ と腰を押し付けられ彼女は文字通り目と鼻の先でアクメする。
せめてもと手で顔を隠そうとすると手首を掴まれそれも阻止された。
「どうしてさ」
「ッッオ゛……~゛っ……!♡♡ ……ア゛クメっ顔……っは……恥ずかし……ッ!♡♡♡」
「可愛いからやだ」
「~゛~゛っ……~゛♡♡ ……~゛っ、……ォ゛……~゛~゛っ!♡♡♡」
目尻と眉尻が垂れ下がり、口は閉じず舌はタラリと垂れてヨダレがこぼれ、瞳の焦点は定まらない。
だらしの無い快楽に蕩けた雌の顔が、愛しい相手に余すことなく観察される。
たんっ、たんっ、たんっ♡♡♡ とリズミカルに下半身を押し潰されチンポで膣を捏ねられて、沸き上がる情動は天井知らずに昇っていく。
それを知ってか知らずか、マスターは両手の支えを外して上半身まで完全にジャンヌ・オルタに密着させた。
全体重が乗っかり、彼の筋肉質な胸板でジャンヌ・オルタのはち切れんばかりのデカ乳が押し潰され、息苦しさと接着面積の急激な拡大はよりマスターと密着している事の実感を加速させる。
そして最後にチュッ、と唇に触れては離れるバードキスに、ジャンヌ・オルタの身体は勝手に動いていた。
「ーーーーんじゅるるっ……!♡♡♡ フー゛ッ……んフー゛ッ……ぢゅりゅ゛っ……ぷぁ、んフーッ……れる、じゅりゅるるっ……!♡♡♡」
彼女の身を動かしたのは情欲の愛。
完全に理性の制御を離れて雌の本能で動くケダモノと化したジャンヌ・オルタはそのスラリと長い手足でマスターに全身で抱き付いて、一心不乱に口で行うセックスと表現しても良いほど濃厚に口付けを交わしていた。
むっちりとした肉付きの長い脚はマスターの腰を回って後ろでがっちり組んで、マスターが腰を上げればそれに伴ってフワリとジャンヌ・オルタの尻も浮く。
ーーーーどぢゅんっっ♡♡♡
「ン゛゛う゛ム゛゛ッッ゛♡♡♡ ちゅぷ、フゥッ……ふぅっ♡♡♡」
落下の勢いも乗せた子宮奥まで潰す種付けピストン。
彼女はマスターと口を、舌を絡めたまま全身を震わせてアクメした。
マスターを搔き抱く両手両足がより強く抱き締め、汗と体液でヌルヌルになった肉体そのものが溶け合い一緒になるような錯覚にジャンヌ・オルタの官能と興奮は留まることな燃え上がる。
「う゛ン゛゛ッッ゛!♡♡♡ ン゛っ!!♡♡♡ ン゛゛゛っォ゛!!♡♡♡ ちゅぶ、ぅ゛!♡♡♡」
ぱんぱんぱんぱんっ……!!♡♡♡ と持ち上げては叩き潰すだいしゅきホールドのピストンは激しさを加速させ、結合部からは無限にイキ続けるジャンヌ・オルタの潮がブシッ♡♡ シュイィッ……!♡♡ プジャっ♡♡♡ と飛び散って。
小麦色に焼けたマスターの筋肉質な下半身に、真白いムチムチジャンヌ・オルタの尻が何度も潰され楕円に歪む。
逞しい
「射精すよ」
「……っ゛゛゛♡♡♡♡」
もはや片時も口を離したくないらしい。
息継ぎの間すらも惜しむように口付けをねだるジャンヌ・オルタはコクリと小さく頷き、マスターも射精のために動き出す。
よりジャンヌ・オルタの抱き付く力が強くなったのを感じた彼は腰を浮かせ、そして確実に孕ませるよう彼女をベッドへ沈み込ませた。
ーーーーどっっぢゅ!!♡♡♡ と膣中の全ての弱点を根こそぎ強引に抉って、本人と同じようにキスを求めて吸い付くジャンヌ・オルタの子宮をペニスで突き潰した。
っぶびゅるるるるぶぶぅぅっ♡♡♡ っびゅるぐぐぐっ!びゅうぅーーーっ……!!♡♡♡♡ ぶびゅうぅぅっ♡♡♡♡
「ッ゛゛~゛~゛~゛゛っ゛♡♡♡ ♡♡ っ♡♡♡♡」
断面図で見ればそれこそハートマークのように潰れた子宮へ、先のザーメンを全て入れ換えるかの如き白濁液が注がれる。
本当に自分の身体とジャンヌ・オルタの身体の座標が重なるのではないか、と錯覚する程に彼女の全身を使った包容は強かった。
それを拒絶することなく、むしろ彼女からの好意に正面からぶつかるように彼は腕をジャンヌ・オルタの背に回して抱き締める。
そうしてひたすらに腕の中の相手を抱き潰して続け、何秒、何分そうしていたかは分からない。
ジャンヌ・オルタの脳は多幸感に満ちた白い光に意識をフェードアウトさせていき、線香の火のように少しずつ力が抜け、最後には幸せの絶頂の中気絶した。
それから数十分後。
「いやー、南国の美味……しかと堪能致しました。美味しかったですねマシュ殿」
「はいっ。メニューも日替わりであると伺いましたし楽しみですね」
ホテルのレストランで食事を終えたマシュと牛若丸がエレベーターを出て、自身らの部屋があるフロアに戻ってくる。
遊びに遊んで空っぽになった胃袋をリゾート地の美味で満たし、彼女たちは清潔感と高級感を両立した通路を往く。
「おや……あれは……モードレッド殿でしょうか」
そうしてマスターとジャンヌ・オルタのいるであろう自室に面する廊下へ差し掛かった時、丁度その部屋へ両手いっぱいの大量のベッドシーツの替えを抱え、全身ごとねじ込むようにして入室していく執事姿のモードレッドがいた。
遅れてバタンと閉まる扉。
何事かと思いながらも部屋へと向かえば、彼女たちが扉の前に到着したタイミングでバタンと扉が開かれる。
「ふぃー……はぁ……ったく……!♡♡ ……おっ。お前らか。いやー……相っ変わらずマスターのヤツ底無しだよな」
「あの、どうされたのですかモードレッドさん。先ほどの大量のシーツは一体……」
部屋から出てきたモードレッドの表情は呆れ半分、発情半分、と言ったところ。
何事かと問えば彼女は“いつものだよ”とだけ返して親指で部屋の中を指差した。
「あんだけ替え用意しときゃ足りるだろ。足りなくなったらまた呼べ。……はーもう……何が“モードレッドも手が空いたらどっかのタイミングでヤろうね”だ、……いや別に嫌じゃねぇけど…………」
説明もそぞろに、モードレッドは赤面のままぶつくさ呟きながらその場を後にした。
ともあれ部屋に戻れば全て明らかになるだろうと、彼女たちは再びドアノブをひねり自室へ。
そこでは、
「あっ、あわわ……!♡♡ なっ……るほどぉ……♡♡ そういうことだったのですね……!♡♡」
「おぉ……!♡ これまたなんと激しい……!」
とっくに気絶して肉体反射のみでビクビクとアクメ痙攣を続けるのみのジャンヌ・オルタを犯すマスターの姿があった。
「ッッ゛♡♡♡♡ ゛゛♡♡ ッ♡♡♡ ォ゛♡♡♡ ぃぎ、ひ♡♡♡」
ベッドはグショグショ。
尻だけを掲げた土下座姿勢で枕に顔面を突っ伏したジャンヌ・オルタの両腕は力無くダラリと愛液に満ちたシーツの上へ投げ出されていた。
「あ、おかえり二人とも。一緒に食べられなくてごめんね」
マシュと牛若丸が戻ったことに気付いたマスターは、最後に意識の無いジャンヌ・オルタの膣内へ気軽に射精しながら二人に笑いかける。
「いっいえ……だいじょう、ぶ……です……♡♡♡」
「主殿っ、オルタ殿もアクメ失神して限界のご様子っ!♡ もし、もしまだ足りなければ牛若の穴でも……!♡♡」
二人の反応は対照的だった。
マシュは恥じらうように手で顔を覆うがバッチリ指は開いてまじまじと先輩チンポもザーメンと愛液に沈むジャンヌ・オルタも観察しており。
牛若丸は同じように精液をコキ捨てられようとマスターに駆け寄って水着をはだけさせる。
「あー……そうだね牛若ともヤりたいけど……ごはん食べてきてからで良い?」
わいわいと騒がしくなるカルデア組のホテルの一室。
結局その日、複数人が寝泊まりできる大きな部屋から聞こえる汚い喘ぎ声に牛若丸のものが追加され、マシュは隣のベッドで自分も処女を捧げたいと言い出せず猛烈なオナニーに耽ることになった。
曰く、その部屋の外で扉に背を預けてマシュと同じく激しく自分を慰めるモードレッドの姿も確認された、らしい。
ーーーー……
翌日。
月と入れ替わりで太陽がまた昇り、窓の外からは早くもリゾート客達の陽気な声が聞こえてくる。
一時は主語を欠いたコミュニケーションで予定がおじゃんになったジャンヌ・オルタだったが、今日こそ遂にマスターと二人っきりのランデブーを堪能するーーーー筈だったのだが。
「
「いやほんと返す言葉もない……」
既に外に出て遊んでいても良い時間になっても、ジャンヌ・オルタは新しく取り替えた清潔なベッドの上で寝転んでいた。
「南国の陽気に浮かれてハッスルし過ぎましたね。……動けそうですかオルタ殿」
「無! 理!」
オルタを見下ろすマスター、マシュ、牛若丸の三人。
傍らには大きなビニールに包まれた淫汁まみれのベッドシーツ。
昨日の分も取り返す勢いで遊び倒す予定だったのだが、昨夜の激しい貪り合うような種付け交尾で全身アクメ漬けになった影響で、ジャンヌ・オルタの腰が抜けて動けなくなっていたのだ。
当然予定は台無し。
哀れ、彼女は二日連続で入念に立てていた計画を遅らせる事となったのである。
未だに下半身がフワフワする。
力が入らず、とてもじゃないが立ち上がれない。
「……どうされますか先輩。流石にこの状態のオルタさんを置いて行くわけにも……。どうでしょう、本日は室内でユックリ過ごすと言うのは」
「……そうだねー……」
流石に不憫になった三人はジャンヌ・オルタを囲んで相談を続ける。
話は順調に彼女の心身を案じて今日一日はのんびりまったり過ごす方向性へ傾いて行ったのだが、
「気にしないで良いわよ。折角ルルハワに来といて夏を堪能しないなんて勿体なさ過ぎるでしょう。復活したらすぐ追い付くから、気にせず遊んでて」
ジャンヌ・オルタはそれを良しとしなかった。
“しかし……”とそれでも彼女を一人にするのに抵抗を示すマシュに、彼女は穏やかに微笑んで平気であると告げる。
巻き込むまいとして一人大人しく休むことを選んだジャンヌ・オルタにそれ以上引き下がることも出来ず、三人は何やら軽く話すと彼女に一声かけて部屋を後にした。
「…………はぁぁ………………」
残された彼女は“まぁ別に明日もあるしスケジュールも余裕があるし……”と自分に言い聞かせながら、深い溜め息をつく。
窓から望む絶景が不思議と淀んで見える。
心踊るハズの波の音が恨めしく聞こえる。
「絶っっ対埋め合わせさせてやるんだから」
誰に聞かせるでもなくそう呟いた彼女は、それ以上考えないように眠りにつこうと目を閉じた。
ーーーーガチャリ、とドアが開く音がする。
誰かと思い閉じた目蓋をもう一度開けばそこにはマスターの姿があった。
「……忘れ物?」
「いや?」
彼はそう言って持ち込んだ荷物から数冊の本を取り出し、ベッドの側の床の上に腰を下ろす。
彼は何を言うでもなくそうするのが当然のように本を開き、非常にリラックスした様子で読書を始めた。
「何やってんの。良いわよ別に。マシュと牛若丸の相手をしてきなさいよ」
床に座ったマスターとベッドに寝転ぶジャンヌ・オルタの顔の高さはほぼ一緒。
どうせ自分を気遣っての事だろうと、彼女は彼の横顔を眺めながらそう言った。
しかし彼はそんなジャンヌ・オルタの本心を見透かすかのように、間近で視線を合わせて小さく笑う。
「昨日約束したからね。“どこへ行くにも何をするにも一緒”って」
「ーーーーぅ、ぁ」
「大丈夫。二人にもちゃんと伝えてあるし、遊びに来てる他のサーヴァント達もいっぱいいるから」
「ぁ、ぅ、ぅん」
上手く言葉が出てこない。
一緒にいて当然という自分の初日の予定を潰した思い込みが、こうした形で不意に返されて彼女の言語能力が失われる。
胸の内から沸き上がる歓喜と親愛と恋慕がつっかえて言葉にならない。
カーッ、と顔を赤くするジャンヌ・オルタにマスターは朗らかに笑いかけ、持ち込んだ多数のガイド本や漫画を側に置いた。
「オルタが立ててた予定、聞かせてよ。明日からずっと一緒なんでしょ?」
今日一日を自堕落に過ごすに困らない量の本に加え、聞けばホテルからボードゲーム等の娯楽アイテムのレンタルも可能とのこと。
少なくとも愛しく想う目の前の彼は、彼女の望むままに傍らを離れるつもりは無いらしい。
「…………ふん、精々体力を温存しておく事ね。嫌だっつっても引きずり回してやるんだから」
拗ねてナーバスになってた自分を自嘲気味に笑い飛ばし、ジャンヌ・オルタは調子を取り戻して寝そべったまま明日以降の綿密な夏の計画を話し始める。
窓から一望出来るルルハワビーチの絶景は、やっぱり目映いほどに煌めいて見えて。
恨めしく感じていた活気ある声と波の音は、やっぱり胸躍るほどに耳心地がよかった。
ーーーー……
私のツイッター(twitter/boro_soboro)のお題箱にボンボン性癖を投げつけてくれて心より感謝を。
感想、性癖、要望、何かございましたらどうぞお好きに