※この作品はR-18です。

貞操観念のおかしいカルデアのお話   作:ソボロ

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大変お待たせいたしました。
前作の続きとなります。



Wコヤンスカヤが個人的な仕返しを目論むもあっさりハメ倒され、二人まとめてタダマンオナホ秘書契約を結ぶお話

 

「みんな逃げろ!! 爆発するぞ!!!」

 

「「「ぎゃあぁぁぁあぁあ!!!」」」

 

 蜘蛛の子を散らすように全力疾走で避難する技術開発専門のカルデア職員たち。

 

 中心にはガタガタと危険な震動を示して幾本もの光の筋を放ち、高熱によって真っ赤になった巨大な開発機器。

 

 カッ、と一際強い閃光が瞬いた直後。

 

 エンジニアたちが集い日々研鑽と研究を続ける開発ラボにて大きな爆発が巻き起こり、職員たちは他の機材と一緒になって紙屑のように宙を舞うのだった。

 

 

ーーーー……

 

 

 ノウム・カルデア。

 

 全体通達や大勢での催し、緊急時の集合場所として活用されるロビーにて。

 

 (すす)焦げた大勢の職員たちが一様にうなだれて正座させられていた。

 

「君たち、何か申し開きは?」

 

 そんな男性職員たちの前で仁王立ち、胸の下で腕を組む特別技術顧問としてカルデア技術部トップに立つ大人ダ・ヴィンチちゃん。

 

 そしてその隣に同じように腕を組んで可愛らしく頬を膨らませる後継、少女体のダ・ヴィンチちゃん、通称ロリンチちゃん。

 

 カルデアを支える大黒柱でもある彼女らは、現在大変ご立腹であった。

 

「すいません無いです……」

 

「我々が悪かったです……」

 

 様々な機器や便利アイテム。危険なレイシフトや虚数潜航の一助となる道具から日々の雑貨や修理など、様々な機械工学に魔術機器の開発を行う技術ドックで起きた爆発事故。

 

 迅速な退避が幸いして重傷者はゼロ。

 精々がギャグ漫画のように煤にまみれたり大勢がアフロヘアーにイメチェンしただけであった。

 

「君たちが普段の業務時間外に個人的に、一から十まで私たちのためを思って開発してくれていたのは嬉しく思おう。うん。無申請の業務時間外労働、隠れてサビ残というのに少し不満は残るけれど」

 

「レイシフトの存在証明の精度向上、途絶しがちな通信装置の改善、マスターくんの礼装のグレードアップ、汚染環境等への対応力の増加……うんうん、どれもあったら助かるものだね。それを私たちに喜んでもらおうとコッソリやってたのも気持ちは嬉しい」

 

「「「へ、へへっ……。いやぁ……まぁ……」」」

 

「現場でダイレクトに危険に身を投じてるマスターくんやサーヴァントたちと違って、俺たち裏方で一応は安全だし……?」

 

「なぁ? まぁやっぱ……ねぇ? ほら……それならせめてこれくらいは俺たちも力に……なりたいっていうか……えへへ……」

 

 今回起きた事故は完全に職員たちがプライベートで起こしたものであり、その発端である善意への感謝自体が無いわけではない。

 

 その事に言及された職員たちは正座させられたまま隣の同僚たちと顔を見合わせながら照れ臭そうに笑うのだが、

 

「もー! だからってそれで事故起こしてちゃ元も子もないでしょー! 分かってないでしょ君たち!!」

 

 結局のところ今回のお叱りは事故を起こしたからではなく、彼らが負傷しかねなかったからである。

 

 (よわい)十歳ぐらいの見た目の少女に真面目に怒られ、職員たちはシュン……としょげるしか無かった。

 

 頬を膨らませ両手の拳を上に突き上げてプリプリ怒るロリンチちゃんの姿はそれはそれでキュートで癒されたが、要らぬ心労をかけてしまった罪悪感に彼らはただただうつむく。

 

「……よし、特別技術顧問としてジャッジを下そう。…………技術部みんな、今週残り三日間サーヴァントでの性処理禁止!!」

 

「「「えぇ゛ーーーっ!!」」」

 

 

ーーーー……

 

 一様に肩を落としてトボトボと退散していくアフロの集団を見送った後、ダ・ヴィンチちゃんとロリンチちゃんはその場に一緒にいて事の顛末を見守っていた光のコヤンスカヤへジロリと視線を向けた。

 

「まったく……ワーカーホリックの彼らにあんな上モノの機材、機器、レアメタルを提供したらあぁなるって想像できるだろうに。以後気を付けてもらいたいものだね、コヤンスカヤ」

 

 やれやれといった様子で苦言を呈すれば、露出の多い扇情的なライダースーツに豊満な身体を押し込んだ光のコヤンスカヤは“あら”と言って肩をすくめる。

 

「心外ですわ。(わたくし)にとってもカルデアの存続は既に他人事では無くなりましたし、真面目に商売致しましたのに。NFFサービスの名に恥じないとぉーっても立派な商品を卸したのにもう……。まぁ……少年のようなキラキラした目で開発に取り組んでいた大の大人たちが必死で逃げ惑い、作り上げた成果を粉微塵に爆散させたのにはお腹を抱えて笑わせてもらいましたが。……っふふふ…………あははっ、……ふぅ……商品は鉄屑になりましたが、その分笑わせてもらったので私はOKです」

 

 カルデアに二騎同時に召喚された光のコヤンスカヤと闇のコヤンスカヤ。

 

 紆余曲折を経てカルデア側のサーヴァントとなった彼女たちは、他の英霊と同じく光と闇でそれぞれカルデアを思い思いに過ごしていた。

 

 と言っても、どちらも厳密にはカルデアという組織との契約ではなく、あくまで彼女らが対象にしているのはマスター個人。

 

 光のコヤンスカヤの方はNFFサービス最高経営責任者としてカルデアとの業務提携という形で日々その肩書きに見合った活動を続けている。

 

 元々性行為に関するハードルの低さからサーヴァントの積極的な妊娠、出産により素材も魔力も電力も、あらゆるリソースが潤っていた事に加え、一度は消滅したダ・ヴィンチちゃんが復活して二人の万能の天才が揃ったことで劇的に運営を改善させていたこの世界線のカルデア。

 

 そこに新たにコヤンスカヤの助力が加わり、NFFサービスという強力な味方ーーーーもといお得意先を手に入れたことでカルデアの運営自体はこれまで以上に恵まれたものとなっていた。

 

 光のコヤンスカヤは相変わらず油断はならないものの、“契約は違わない、受けた恩は必ず利益で返す”という誇り高きプライドから、非常に頼もしい味方となっている。

 

 もっとも、敵対していた時から見せていた悪どさも人間へのスタンスも据え置きであり、彼女と関わったカルデア職員がよく弄ばれてはいるが。

 

「さて、それでは私つぎの業務がありますので失礼致します。今回の取引で職員さんたちから手頃な魔獣のデータもいただきましたし、また精液の採取に向かわないと」

 

 自前のタブレット端末を操作して、コヤンスカヤはプルンと肉付きの良い尻を揺らしながら踵を返す。

 

 NFFサービスは民間軍事会社だが、その業務はその範疇に収まらず多岐にわたる。

 

 火器銃器兵器傭兵斡旋……のみならずあらゆる物をお届けし、彼女は社長としてふんぞり返ること無く自らの足でも妥協せずに日々その辣腕を活かし続けるのだ。

 

「ダ・ヴィンチ工房と提携しての精力剤や魔獣チンポのデータ収集は助かるけれど、ほどほどにね。キミも例外無く私たちと同じようにおチンポには激弱なんだからさ」

 

「お気遣いどうも。カルデア側のサーヴァントだと孕んで産むまでが早くてお手軽で良いですわね。生前は特殊な霊基に加えて受肉していたのも合わさり、みっちり十月十日(とつきとうか)育むことになりましたし。……もっとも、その孕みやすさと産みやすさのせいで出産アクメ癖がバッチリ根付いたのはアレですが……気持ちいいのでメリットと捉えましょう」

 

「口調の割りには、ずいぶんとそのお腹を撫でる仕草が穏やかじゃないか。生前のマスターくんとの子供は満更でも無かったり?」

 

「……………………ノーコメントで☆ それでは♡」

 

 大きい方のダ・ヴィンチちゃんに気遣われ、ロリンチちゃんに肘でつつかれながらからかわれ、コヤンスカヤはニッコリと微笑んで回答を誤魔化すとその場を後にした。

 

 

ーーーー……

 

 

「全くもう……誰でちか! お米をこんなに落とした罰当たりは!」

 

 またある日、舌切り雀の紅閻魔は怒り心頭で廊下を歩いていた。

 

 彼女の目の前には、カルデアの廊下に一粒ずつ間隔を空けて転がる米粒の道。

 

「お米には一粒に七人の神様が宿るというのに! 犯人を見つけたら折檻でち!!」

 

 カルデア食堂の主力を担う紅閻魔。

 そうでなくとも食に携わる者として、まっとうな倫理観を持つ者として、彼女は可愛らしく怒りながら一粒ずつ拾っては自前の巾着袋に入れていく。

 

 その姿はまるでエサを辿って誘導される雀そのものであり、健気に一粒残さず回収していき遂には曲がり角に突き当たる。

 

「チュチュン……! これは次の朝餉の時にでもちゃんと注意喚……起……を…………」

 

 点々と続く米粒の道筋を辿る紅閻魔の言葉が止まる。

 

 目でその米粒を辿った先に、不自然極まりない、いかにもな典型的な罠が設置されていたからだ。

 

 米粒の道を辿れば曲がり角には、一杯のお椀に山と盛られた大量のお米。

 

 その上には逆さまになったカゴがあり、紐の見えるつっかえ棒が支えている。

 

 童話とかでよく見る古典的な罠に、紅閻魔は困惑のあまり何も言えずリアクションも取れず、唖然として硬直した。

 

「な……なんでちか……? これ……。…………あっ」

 

 その際、彼女は曲がり角の先で丁度よいタイミングでこちらを覗き込んできた、とある人物と視線を交差させる。

 

 その人物とは、最近カルデアに召喚されたコヤンスカヤの片割れ。

 

 闇のコヤンスカヤであった。

 

 

 罠がバレて姿を認識された事に気付いたコヤンスカヤが“はっ……!!”と息を飲むのと、紅閻魔が電光石火でターンしてその場から離脱したのは、ほぼ同じタイミングであった。

 

 

 

ーーーー……

 

 

「さぁて……今日の修行の師匠は誰かなー……。昨日はサバイバル訓練でアタランテが先生だったけど………」

 

 カルデアの廊下を往く人類最後のマスターくん。

 

 彼は本日もいつものように有事に備えての訓練に精を出すべく、運動着姿でタオルやスポーツドリンクの入ったスポーツバッグを背負い、修練場へと向かっていた。

 

 

 そこへ、

 

「ん……?」

 

 通路の奥が何やら騒がしい。

 その騒音は何だかこっちに向かってきているようで、しかし声の主の姿は見えない。

 

 と思っていたら、途中のカーブから突如として半泣きの紅閻魔が猛スピードで飛び出してきた。

 

 その後ろにはラブコールを隠そうともせず熱く包容しようと両手を広げて追い掛けてくるコヤンスカヤまで一緒であった。

 

「んべぇにちゃあぁ~~ん!!♡♡ お待ちになってぇ~~~っ!♡♡♡」

 

「ご主人ーーーーっっ!!」

 

「どへぅっ!!?」

 

 紅閻魔の小さな身体が全く勢いを殺さずにマスターの胸へと全力ダイブ。

 

 彼女の額がしっかりマスターの腹部へ吸い込まれ、身体を“く”の字に曲げたマスターはそのまま紅閻魔を抱き留めたまま後方へゴロゴロと転がった。

 

 三度四度転がった後にようやく勢いが止まり、紅閻魔はまるで不審者に追われた女児のようにマスターにすがり付く。

 

「ぬぉぉあ……み、みぞおち…………!」

 

「助けてご主人! 不審者でち!!」

 

 苦悶の声を漏らすマスターとそれに抱き付いて彼の背中に隠れる紅閻魔。

 

 そんな二人に追い付いた秘書姿のコヤンスカヤは愛しい小動物を見つけた時のように頬を赤らめて興奮に荒い息を吐いていて、ジワジワとにじり寄るその姿は確かに絶世の美女でありながら、紅閻魔の言う通り不審者のソレであった。

 

「あら、マスター。奇遇ですわね」

 

 マスターの存在に気付いた彼女は普段の様子に戻るとヒールを鳴らして立ち止まる。

 

 痛烈なタックルにより転倒したマスターに手を伸ばせば、彼もその手を取って紅閻魔を背中に隠したまま立ち上がった。

 

「あ痛たた……。協力するに当たって視察も兼ねてカルデアを見て回ったり触れ合いの時間を作るように言ったのは俺だけど……もう少しこう……一部のサーヴァントの接し方に気を付けてもらえると……」

 

「そんな……! こんなにも親愛マックスで私のラブをぶつけておりますのに……?」

 

「いや、だから……げほっ、アプローチに問題があるんだって……。ほら、紅閻魔もこんなに怯ちゃってもう……」

 

「チュチュン……」

 

 協力関係を構築するに当たり、光と闇、それぞれ両方のコヤンスカヤには特に何の業務も与えずこちらから要求もせず、まずは馴染む時間を作ろうと自由時間を与えていた。

 

 様々な施設や部署の把握のための案内役はドブルイニャ・ニキチッチが名乗り出て、ここしばらくは彼女に手を取られてカルデア内を見て回る姿が目撃されている。

 

 その過程で彼女にとってアタランテと紅閻魔はその性質からドストライクだったらしく、ダル絡みをしては逃げられる姿も同時に幾つか報告されていた。

 

 当の紅閻魔はマスターの背中にしがみついてプルプル震えて出てこようとしない。

 

「ふふん、失敬な。この(わたくし)が同じ(てつ)を踏むとでも? 私はただ純粋に紅ちゃんとお近づきになりたいだけ。ちゃんと前回の反省は活かしておりますとも」

 

「前回と同じく今回も結局追い掛け回してただけに見えるけど……」

 

「それはその……あまりの愛くるしさに思わず私の愛玩が漏れ出たせいでしてぇ……。ちゃんと改善自体は……いえ、言葉で説明するよりも成果を見せるべきでしょうね」

 

「改善……でちか……? 今回に至ってはあちき、捕獲されそうになったのでちが……」

 

 そう言って彼女は一つ咳払いをして身を正す。

 何かしらの改善を行ったとの言葉を聞いてマスターが促せば、紅閻魔は恐る恐る彼の背中から顔の半分を覗かせた。

 

 彼女は被っている普段の白い帽子を脱ぐとマスターの後ろの紅閻魔に差し出す。

 

「ご覧ください。ほぉらーーーー私の帽子を紅ちゃんの巣作りにより適した素材にですね……」

 

「何にも分かってないでち!!」

 

 帽子の素材がどうやら前にも増して良質になっただけだったらしい。

 

 結局何も理解されてない事に評価を据え置きにした紅閻魔は、一瞬で手のひらサイズにまで縮むと音を置き去りにして離脱した。

 

「あぁん……! 行ってしまいました…………」

 

 本日も良好なコンタクトに失敗したコヤンスカヤは紅閻魔が去っていった方向に手を伸ばし、落胆の色を浮かべながら肩を落とす。

 

 そして気の毒なものを見るような目でこちらを見るマスターに対して、二人きりになった事を確認した彼女はすぐに調子を取り戻してくびれた腰に手を当てた。

 

 生前、大本であるコヤンスカヤを身籠らせ、浅からぬ仲となった二人の関係は実に独特で、そして根深い。

 

 カルデアに召喚されたのは最近でも、付き合いそのものは異聞帯の旅が始まった時点からであるため、関係性の濃さも距離も他のサーヴァントに引けを取らない。

 

「……どうだった? 視察は」

 

「ふふ。えぇ、私好みのとても劣悪な労働環境でとても楽しめそうです♡ ある程度実態も制度も把握しましたし、円滑な業務提携を結べそうで私の尻尾もご機嫌というもの。明日からは通常業務としてアナタの秘書として働かせていただきますのでそのつもりで」

 

 コヤンスカヤのスタンスは実に明確ながらも特殊なもの。

 

 彼女が交わした契約相手は“カルデア”ではなく“マスター個人”。

 

 そのため彼女はマスターの専属美人秘書としての職務を希望しており、彼も、カルデアもまたそれを受け入れた。

 

「秘書って言っても俺そういうの知らないし、スケジューリングも各々である程度決めてたから何すれば良いか分かんないけど……」

 

「ご心配なく。それらもバッチリサポート致しますので♡」

 

「そっか。まぁ……コヤンスカヤが有能なのは今さら疑いようもないし、任せるよ」

 

 光のコヤンスカヤがNFFサービス最高経営責任者としての実働を主とするなら、闇のコヤンスカヤはマスターにより近い距離での秘書業務を主に担う事になっている。

 

 明日に本業を控えた彼女は、生前に自分を孕ませた(つがい)を傍らに、そのまま視察で生じた些細な疑問や確認を行いながら共に修練場へと向かうのだった。

 

 

ーーーー……

 

 

 翌日。

 

 

「分かってはいた事ですが……マスター? アナタ人類最後のマスターという大役、重要ポジションを担う割りには少々無防備過ぎ……というか接触がフリーパス過ぎませんこと? 自室の鍵すらかけていないのは流石に秘書としてどうかと思うのですが」

 

「え、そうかな」

 

「ん~~~~…………♪ マスターさん……もう少し強ぉく、……ぁ~ちょうどぃ~……ぁ~眠りそ……。……ぐぅ」

 

 取り決め通りマスターの部屋を訪れたコヤンスカヤは彼のそのいつも通りの状況にさっそく呆れ気味であった。

 

 何故なら、

 

「なんで(あるじ)のアナタがサーヴァントに懇切丁寧なマッサージを行っているんです」

 

 彼は、自分の椅子に我が物顔で座り、リクライニングも足置きも最大限活用して全力でくつろぐ古代中華王朝、秦代の仙道術士ーーーー徐福ちゃんに、実に堂に入ったマッサージを行っていたからだ。

 

 大きな帽子を脱いで脱力した彼女の両目にはホットアイマスク。

 インナーのみの薄着の彼女の肩には一枚のタオルがかけられ、丁寧な指圧マッサージによる刺激で極楽気分を味わっていた。

 

「徐福さん?」

 

 どこから取り出したか鞭をしならせ床を叩くコヤンスカヤ。

 

 ヒュパァン、と小気味良い音に最大限のリラックスからビクゥッ、と座った姿勢のまま数センチほど浮き上がり、滑らかかつ迅速な動きでマスターの背後へ回り込む。

 

「な、なな……なんだよぅ……。せっかく日々の疲れを癒してた所なのに……」

 

「本日より私がマスターの秘書を務める事になるのは周知しておりましたのでご存知のはず。何で朝イチでマッサージ受けて極楽気分を味わってるんです」

 

「…………? だってやってくれるし……」

 

「やってくれって言うし……」

 

「私はマスターさんのオナホ代わりにザーメンコキ捨て穴になって……マスターさんはマッサージして……Win-Win……だよね?」

 

「多分……」

 

 “何がおかしいかわからない”とでも言いたげに首をかしげる二人に、闇のコヤンスカヤ額に手を当ててため息をつく。

 

 早々に説明の無駄を察した彼女は呆れながらシッシッと手を振った。

 

「はぁ…………もう良いです。とりあえず本日のスケジュールも組んでおりますしさっさと退散してくださいます?」

 

「えぇーっ! 横暴だー! 私だって疲れてるのにー! 一昨日だってマシュちゃんとの会話デッキ増やすためにアーカイブ徹夜で見まくったし昨夜はマスターさんの肉便器やって癒しが欲しいのにー!」

 

 マスターの背後から出ることなく、片腕だけ突き上げて抗議と言う名の駄々をこねる徐福。

 

 しかしそんな彼女を全く意に介することなく、コヤンスカヤはニッコリと微笑んだ。

 

「なにかご不満でも?♡」

 

「怖ぁっ!? 黒目に金色の瞳で威圧的に微笑まれたぁーっ!」

 

 パシン、と鞭を握って獰猛に笑む彼女に徐福はあっさりと突き上げていた手を引っ込めてマスターを盾にする。

 

 力関係は明白であり、このまま徐福を追い出しておしまいかと思いきや、またもやノックも合図もなしに自動ドア感覚でマスターの部屋の扉が開かれ一同の視線はそちらに集中する。

 

 入ってきたのは元クリプター、雛芥子の女、虞美人であった。

 

 わきにマイ枕を抱え普段通りの露出全開の黒衣のままアクビ混じりに我が物顔でスタスタと足を踏み入れるその姿に、遠慮という文字は無い。

 

「邪魔するわよ後……輩………………」

 

 彼女の言葉は室内にいる忌まわしき女、コヤンスカヤを見つけて尻すぼみに消えていく。

 

「う゛わ゛っ」

 

「あらぐっちゃん♡ ご無沙汰♡」

 

 中国異聞帯にて散々イライラさせられた女と視線を交わらせ、虞美人は心底嫌そうな顔を浮かべた。

 

 対称的にコヤンスカヤはニコニコと笑いながら手を振っており、虞美人は即座に踵を返して退室していく。

 

「帰る。後輩、あとで説教よ」

 

「なんで!?」

 

「ぐっ様ぁーーっ!! 待ってください! 私もご一緒します!!」

 

 心酔してやまない人物を追い掛けると同時にこの場からの離脱も兼ねて、徐福は引ったくるように脱いでいた帽子を掴むと虞美人に続いて風のように退室していった。

 

 遠ざかっていくドタバタとした足音の後にシュイン、と自動で閉まるエアロックの扉。

 

 ようやく彼女が当初予定していた状況となった事で、コヤンスカヤはため息一つついて額を押さえる。

 

「こんなフリーダムな連中に敗けたと思うとめまいがしてきますわ……。ともあれ、ようやく業務に移れますわね、マスター?」

 

「あー……うん、そうだね……」

 

 

ーーーー……

 

 

「……10時からメドゥーサ様と乗馬トレーニング。12時30分までにレポートを提出した後、ネロ陛下、マリー・アントワネット様と昼食。その後14時からエリザベート様四人組とコンサートの打ち合わせーーーー……」

 

 有能美人秘書を自称するだけあって、彼女の仕事ぶりは完璧であった。

 

 普段マスターが毎日片手間に行っているような雑務は全て彼女の手により片付けられていて、彼でなければいけないメインのタスクのみに注力出来る環境を既に用意されていた。

 

 手帳に記された本日のスケジュールを淀みなく読み上げていくコヤンスカヤの姿は間違いなく有能秘書そのものなのだが、他者に自分の雑務を任せることに慣れていないマスターは所在無さそうに肩を縮こまらせて話を聞き続けている。

 

「15時からキアラ様を講師にカーマ様を“使った”性技練習をみっちりと。19時からは夜食も兼ねてライネス様、グレイ様とお茶会。“先週弟子に仕込まれた赤子がもうすぐ産まれる頃合いなので責任もって出産に付き合うように”、とのこと」

 

 そこまで話して区切りをつけるように、彼女はパタンと手帳を閉じた。

 

 いつも通りと言えばいつも通りの様々な自分を慕ってくれるサーヴァントたちとの交流、であるが、普段遭遇したり軽い口約束で自分でざっくりタイムスケジュールを組んでいた事を考えると、どうしてもこうきっちりと組まれると意味もなく緊張して身が固くなる思いに駆られる。

 

「また、清姫様、玉藻の前様がアグレッシブにマスターとの挙式のアポを取ろうとしておりましたが、私の一存でキャンセルしておきました♡」

 

「なにやってんのあの二人」

 

「以上、こちらが本日確定している分の予定となります。それ以降は特に埋まっておりませんのでどうぞお好きに。た・だ・し、明日にも予定は控えておりますのであまり夜更かしはなさらぬよう」

 

「分かってはいたけど盛り沢山だなぁ。こういうのを毎日やってたんだね俺」

 

「えぇ、えぇ。私としましても淡白でいるよりはこれくらい旺盛な方がよろしいかと。腕の振るい甲斐があるというもの。懐も潤いますし♡」

 

「やっぱりマージン取ってたな!?」

 

 ホクホクとした上機嫌な笑顔を浮かべるコヤンスカヤに突っ込みながら、マスターはマッサージ師が着るようなゆったりしたウェアを脱ぎ、下に着込んでいたカルデア制服が露になる。

 

 最初の予定であるメドゥーサとの訓練まで猶予はあるが、余裕を持たせて準備運動を済ませるべく早速マスターは行動を開始した。

 

「……予定からあぶれた他のサーヴァントたちの反応が心配なんだけど……」

 

「そちらは人類最後のマスターに相応しい甲斐性を見せていただかないと。(つがい)として応援しておりますわ。がーんばれっ♡ がーんばれっ♡」

 

「楽しそうだなぁ……」

 

 本日のタスクをこなすべく、二人は自室を後にする。

 

 どうしたもんか、とでも言うように頭を悩ませるマスターの半歩後ろを歩くコヤンスカヤの足取りは実に楽しげで、そして軽やかであった。

 

 

ーーーー……

 

 

 

「突然のアポイントメント方式の導入には面食らいましたが、手順を踏めば確実にマスターの時間を確保出来る。……これはこれで中々良きものですね」

 

「あ、そう?」

 

 時刻は15時を回った頃。

 

 コヤンスカヤの立てたスケジュール通り、エリちゃんズとの打ち合わせと言う名の乱交を行い、時間内にきっちりランサー、ハロウィン、ブレイブ、シンデレラの四人のドラゴン娘に美しくも淫靡なオホ声を響かせたマスターがキアラの部屋へ訪れれば、既に準備は万端であった。

 

 キアラを講師にしてカーマを教材として使う性技の実技訓練。

 その予定通り部屋に入れば笑顔でこちらを出迎える殺生院キアラと、彼女が使う謎の魔神柱めいた触手にまんぐり返しで拘束され、視界も口も覆われてくぐもった声を漏らし続ける二人のカーマが出迎える。

 

 どちらのカーマも鼻息は荒く汗だくで、まんぐり返しで寝かされているベッドは既に彼女自身のものと思われる愛液でグショグショ。

 

 丸見えの秘裂は既に行為の最中かと思えるほどに濡れそぼっていて、ドロリとした本気汁を垂れ流し、マスターが訪れるまでに入念に“下拵え”を兼ねた無力化が行われていたらしい。

 

 ともあれ、予定通りキアラによる講習を行うべく、マスターとキアラは拘束されたカーマを一列に並べて愛撫で何度も何度も彼女をアクメさせていた。

 

「ふふふ……しかしマスターも慣れたもの。まだまだ成長の余地あれど、女体を果てさせるテクニックはかなり成熟したご様子。私も講師冥利に尽きるというものです」

 

「キアラさんのテク凄いからねー」

 

 雑談まじりに二人の指は巧みな技術と力加減でクチュクチュクチュ……っ♡♡ とカーマの雌穴をほじくっていく。

 

 教わったり実践で身に付けた技術を活かしてカーマの膣を弄くれば。

 

「「~~~~ッッ゛゛゛っ!!♡♡♡」」

 

 プッ……シュイィィッ♡♡ と二人の分身体カーマは容易く潮を吹く。

 

 片や紆余曲折を経て快楽クソ雑魚女体となるも、素の卓越した手練手管は据え置きでマスターの性技関連の師を務める殺生院キアラ。

 

 元よりヤリ慣れていて日々数多の女性サーヴァントをハメ堕とし、多くの経験値とキアラの指導でたゆまぬ精進を続けるマスター。

 

 そんな二人による愛撫を、クソチョロ快楽激よわマンコ女神であるカーマちゃんが受けて耐えられるはずが無いのである。

 

「それで、どうされるのです? 今後はコヤンスカヤさんのタスク管理に一任して秘書を窓口とする方式へ変更されるのでしょうか? まぁ……私は別にどちらでも構いませんし、最悪それが癪に感じたら無視して好きにすれば良いだけの事なので気にしていませんが……」

 

「やめてね? キアラさんとコヤンスカヤがバトり出されても困るから。キアラさんはまだ再臨も強化も慎重に検討してて全然フルスペックにしてないから、正面からガチンコ勝負とかしないだろうけど……」

 

「あ、マスター。そこ、そこです」

 

「うん? “ここ”?」

 

「そうそう♡ そちらの中指の第二関節ぐらいの浅いトコロのお腹側を指でトントントントン~♡ ってやってみてください♡」

 

「こう?」

 

「「ン゛゛っッ゛~゛~゛!!?♡♡♡」」

 

 いやいやと首を振りながらも逃れられぬ絶頂の前に、カーマはまたもや激しいアクメでガクンッ♡ と首を仰け反らせる。

 

 指をペニスと勘違いしてキューッ……♡ と締め付けてくる誤魔化しようの無い膣の反応から、それが効果抜群である事がありありと伝わった。

 

「……形態を今後どうするか、だけど、ちょっと様子は見ようかなって」

 

 どう足掻いても一日に取れる時間が決まっている以上、これまでもマスターとの予定を取ろうとしても既に他の予定で埋められている、なんて事態は何度もあった。

 

 にもかかわらず今まで何の問題もなく続けられて来たのは、(ひとえ)に“自由”であるがゆえに各々で暗黙の了解が出来上がったり、柔軟なスケジュールの組み直しが可能で平等に扱ってきたからだ。

 

 その点の変更は大なり小なり影響を及ぼすだろうし、それに関する相談をコヤンスカヤが聞き入れない、なんて事は無いだろう。

 

 経営者であり商売人である彼女が、柔軟性に欠ける業務姿勢が如何に危険であるかを知らない筈が無いのだから。

 

「キアラさん、ほら。俺も覚えたよ。こうして……肉ビラの根元を優しく撫でながらGスポットの奥をクリュッと押してあげると……」

 

「お゛゛ッッ…………!!!♡♡♡」

 

「まぁお上手♡♡」

 

 

ーーーー……

 

 

 光と闇、二人のコヤンスカヤを仲間に迎え入れてからはや数日。

 

 どちらも我の強い英霊たちに埋もれること無く、彼女らはカルデアの面々と打ち解けていった。

 

 元々本体が敵対していた過去から当然警戒心を抱く面子もいたが、コヤンスカヤ自身が清々しいまでに本性を隠さず、己のスタンスを明確に示したことで一周回って受け入れられた。

 

 

 そんなある日、光のコヤンスカヤと闇のコヤンスカヤ、二人の美女は深夜に廊下で密会を交わしていた。

 

そちら(闇の私)はどうです?」

 

「順調かと。そちら(光の私)も……問題は無いようで」

 

「えぇ♡ 力を振るうのに何の障害もありませんし、これだけ自由奔放でマスター本人の緩さもあれば仕返し(・・・)も容易というもの」

 

 その会話内容は実に不穏な気配が漂うものだった。

 

 黒いライダースーツと白い秘書スーツの悪女二人。

 彼女らは互いに互いの見解を確認するとニヤリと笑う。

 

「それでは決行は打ち合わせ通り、明後日の夜。我が社の薬の方も取り寄せておきましょう」

 

「こちらでもスケジュールは調整しておきます。朝から晩までみっちりと詰めて疲弊させておきますので、そちらも抜かり無く♡」

 

「楽しみです……♡」

 

「えぇ全く……♡」

 

 クスクスと笑いながら上機嫌に良からぬ計画を進めていく彼女たち。

 

 “薬”、“疲弊”、“仕返し”、“マスター”。

 

 それらのワードが飛び交わせる二人の姿を見て、危機感を抱かない人物はいないだろう。

 

 彼女がマスターに“何かしら”の危害を加える算段でいる事は明白であり、水面下でそれは動いていた。

 

 

 もしこの場にメリュジーヌがいようものなら、『ほらやっぱりね』と言って本来の姿を露にし、全力で排除しようとしたに違いないーーーー。

 

「マスターを性的に“わからせ”する作戦……!」

 

「今度こそリベンジの時です……!」

 

 そしてその作戦名を聞いた瞬間メリュジーヌは『なんだ。じゃあいいや』と秒速で彼女らの末路を悟ってマスターの部屋に戻り彼の胸の上で熟睡したに違いないーーーー。

 

「ミス・ダ・ヴィンチとの共同開発により精力剤の準備は万端……」

 

「それに私のスケジューリングで休む間もなく訓練や修行を挟んで肉体を苛め抜けば……ふふ……♡ 疲弊した身体を私たちに委ねる事しか出来ず、精力剤により収まらぬ性欲を無限に搾り取られる……。泣き言を口にする彼の姿が目に浮かびます」

 

 この作戦を思い付いたのは何気ない気まぐれからだった。

 ニキチッチの案内のもと、性に奔放なカルデア全体の様子を見ていて、コヤンスカヤはふと思ったのだ。

 

 “ビーストとして人類を滅ぼすのは阻止されてしまったが、個人的な仕返し程度は許されるのでは?”

 

 ……と。

 

 そして同時に、冷静に過去を思い返してみれば、コヤンスカヤは生前まともな状態でマスターとヤった事がない。

 

「よくよく考えてみれば召喚される前……生前はいずれも私に不利な条件が揃い踏みでしたものね」

 

「ファーストコンタクト時は私たちの純然たるミスですが、少々侮り過ぎて慢心マックスから不意を突かれ…………。インド異聞帯では弱った状態から、更に人間の女性と同じレベルにまで弱体化を受けた状態……」

 

「サーヴァントとしての地力があり、特になんのデバフも受けていないカルデア霊基の今…………少なくとも異星の神側に付いていた頃より互いの力関係はかなりフェア…………」

 

 

 どころか、人間と何のデバフも制約も無いサーヴァントでは、地力に大きな隔たりがあり、コヤンスカヤにとってはこれ以上程に有利な状況である。

 

 そのうえ味方となり、より近い位置から更に細工を行いもっと有利な条件を作ってベッド勝負に持ち込めば……普通なら天地がひっくり返っても敗けることは無いだろう

 

「ふふふ……ようやく鼻をあかせます♡」

 

「いずれ(つがい)として迎えるのですから、先んじて正しい夫婦関係を叩き込んでおくとしましょう♡♡」

 

 

 アハハハハハッ、と深夜の廊下に響く二匹の獣の笑い声。

 

 生まれを同一とする光と闇は瓜二つの容姿でご機嫌に、意趣返しの計画を入念に練り続けるのだった。

 

 

ーーーー……

 

 

 

「ぜぇーっ……はぁーっ…………! し……死ぬっ……! きょっ、今日……みっち、り……詰めすぎでは…………!」

 

 運命の日。

 

 マスターは全身が溶けて液体になってるのではないかと錯覚する程に、滝のような汗を流して砂の地面の上で四つん這いになっていた。

 

 眉や顎や鼻先から雫となってボタボタと汗が垂れ落ちる。

 

 もう何度骨が折れては、付き添いのキャスター、メディアに再生の魔術をかけてもらったか分からない。

 

 

 コヤンスカヤの予定通り、マスターは朝からぶっ続けで武闘派サーヴァントたちとのハードワークをこなしていた。

 

 

 原則、余程の例外でもない限り人間はサーヴァントに身体的に太刀打ち出来ない。

 

 そのためマスターの行う身体訓練は基本的に腕力で“殴り勝つ”ための訓練ではなく、万が一敵性存在に肉薄された際に、コンマ一秒でも長く“生き延びる”ための修行であり、正しい意味での身を護る“護身術”の修行となる。

 

 別段この世界線のカルデアでは珍しい光景では無いとはいえ、内容が過酷であることに変わりは無く。

 

 

 まずウォーミングアップとしての、シミュレーター内でのジョギングで速さもペースも違う事に気付かないバゼットに置き去りにされた。

 

 彼女は最後の瞬間まで自分の後ろにマスターがいないことに気付かずずっとひとりで喋っていた。

 

 木刀を用いた模擬戦では青アザを幾つも作ってモードレッドにようやく鍔迫り合いまで持ち込んだと思ったらヤクザキックで“く”の字に折り畳まれーーーー。

 

 カイニスとの徒手空拳による組み手では、一瞬の“わざと”作られた隙を見逃さず顔面に膝蹴りを入れれば、成長を実感してご機嫌になったカイニスに“いいねェ!!”と言われ後ろ回し蹴りを脇腹に叩き込まれ、やっぱり“く”の字に折り畳まれ吹き飛ばされた。

 

クリーンヒットしたハズの膝蹴りは一ミリも効いていなかった。

 

 真面目な性格で本気で我が子として愛するがゆえに手が抜けず、“私だって辛いのですっ!”と二律背反による半ベソで地獄の特訓を課してくる源頼光に二人揃って涙して。

 

 イシュタルが講師を務める飛び道具に対する回避、逃走訓練では彼女の大雑把な魔力弾の掃射の中を逃げ惑い、耳を掠めて右耳が千切れかけて。

 

 ケツァルコアトルのルチャ修行では幾度と無く宙を舞い。

 

 アマゾネス式トレーニングでは、ペンテシレイアのボディブローをクロスガードで受け止めるも、そのまま両腕を小枝のようにへし折られた時は悪夢かと思った。

 

 ヴリトラとアメスクチアビキニの伊吹童子がいつの間にか特設応援席を作って応援してくれていたが、ヴリトラはそのスタンスから何の手助けもなく本当に“頑張れ頑張れ♡”と声援を送るだけで、なんなら途中で妨害すらしてきたしーーーー。

 

 チア姿の伊吹童子も神の尺度(スケール)の違いでマスターの修行が遊びと何ら区別がついておらず、そもそも手を貸す、貸さない、の次元にすらいなかった。

 

 コヤンスカヤの巧妙な手回しにより僅かな休憩時間には牛若丸の遊び(修行)に付き合わされもした。

 

 高度な治療魔術を常にかけてダメージを回復してくれるメディアと、献身的なサポートをこなしてくれるマシュと、ここぞとばかりにポイントを稼がんと甘やかしてくるシャルロット・コルデーがいなければ耐えられなかったかもしれない。

 

「せ……先輩おつかれさまです……! 終わりましたよ先輩! ご立派でした……!」

 

「マ……マスター……途中ペンテシレイアさんの時、凄いきりもみ回転してましたよ……!? 雑巾を絞ったみたいにグルングルン回ってたけど大丈夫!?」

 

「回復魔術で肉体的なダメージは残ってない筈だけど、精神的な疲弊や消耗そのものは残ってるから今日はもう休みなさい」

 

 産まれたての小鹿みたいに地面でプルプル震えるマスターをマシュとシャルロットが挟んでとにかく健闘を讃えていた。

 

 その後ろでメディアが若干引いた様子ながらも最後の魔術をかけて、彼の本日のデスロードは終わりを迎える。

 

 自室に戻る際にもマシュやシャルロットから付き添いを申し出られたが、流石にそこまでさせるのも、と言って断った。

 

「はぁ……はぁ……疲れた…………痛みも肉体的な疲れも無いけど……とにかく……しんどい……」

 

 まるで過酷なロードワークを終えた後の人間の精神だけが入り込んだかのようで、とにかく精神が癒しを求めている。

 

 メディアならば肉体のみならず、精神面での消耗も一緒に回復させられたのだが、そのレベルの強い回復はただの人間であるマスターの身体には強すぎて毒になるのに加え、今日の修行の成果まで巻き戻りただの徒労に終わるから肉体面のみの回復に留めたらしい。

 

 曰く、経験値とは身を削った対価で得るため、外部からの干渉による完全回復でその対価を全て消してしまうと、デジタルデータで言うところのロールバックに近い現象が起こるのだとか。

 

「何故かスッゴいヤりたいし勃起エグいけど……良いや……寝よ…………いや……この感じだと絶対寝てる間に夢精して気持ち悪いことに……あー……駄目だ……頭働かない………………そうだ、全裸で雑魚寝だ……天才か……?」

 

 修行前にコヤンスカヤから用意してもらっていた、何故か“既にキャップが開いていた”スポーツドリンクを飲んでからと言うもの、性欲が滾って仕方ない。

 

 しかし気力のみを使いきった状態の今、誰かを誘う気にもならず彼は鉛のように重たい身体を引きずって歩く。

 

 マイルームに到着した彼は扉を開き、オナホ嫁として普段常駐してるパイセンがいないことに落胆してノロノロと泥のような足取りでベッドに向かう。

 

「おつかれさまでした、マスター」

 

「拝見しておりましたが、一度も音を上げず使い古しの雑巾のようになってまで食らい付くその姿勢、大変ご立派でしたよ」

 

 その瞬間、マスターの背後から二つの重みが。

 左右それぞれの腕がぬくもりのあるふくらみに挟まれ、右耳と左耳両方から思考を蕩けさせるような声が滑り込む。

 

 そこには、ライダースーツの光のコヤンスカヤと、お馴染み秘書スーツの闇のコヤンスカヤの二人がいた。

 

「コヤンスカヤ……いやー……疲れたよ……。今日もうこの後予定無かったよね……来てもらって悪いんだけど……寝ようと思ってて……いいかな?」

 

「えぇもちろん♡ ーーーーと言いたいところですが、(わたくし)たち二人、お願いと、そして本日の労働を乗り切ったアナタにご褒美を差し上げたくて参りましたの♡」

 

「お疲れのところ大変気が引けるのですが、可愛いアナタのサーヴァントーーーーアナタの番である私たちの身体を味わってもらいたく♡」

 

 言葉遣いこそ丁寧だが断らせるつもりなど毛頭なく、それが行動にも表れている。

 

 光と闇両方が視線をマスターの股間へ向ければ、そこには予定通り屹立した逞しい男根が衣服の下から主張していた。

 

 見たところ地獄のハードワークで心身ともにギリギリ。

 そこに差し入れた媚薬入りドリンクで精力のみを滾らせて、前準備としてはこれ以上無い程に完璧。

 

 光のコヤンスカヤが肉体を絡み付かせてマスターの唇を奪い、舌を絡める。

 彼の手を取りライダースーツ越しに乳房を掴ませた。

 

 闇のコヤンスカヤも同じように密着して彼の耳元で吐息混じりの艷声を聴かせる。

 耳を舐めながらより強くその乳房を押し付け、彼の手を取り自分の女性器をショーツ越しに触らせた。

 

「実は私たち、生前マスターにハメられてしまってから子宮が疼いてしょうがないんです♡」

 

「なので宜しければ今一度、マスターのドッロドロの熱い欲望……私たちの中へ思いっきり流し込んでいただけませんか♡ 叶う事ならば、その性欲尽きるまで♡♡」

 

 “今日は発散出来る相手はいないらしい”と判断して沈静化していた性欲、繁殖欲求がグングンと活性化していくのを感じた。

 

 性欲が眠気をみるみる支配して、疲労と一瞬の拮抗を産んだ後に、飲み込まれていく感覚をどこか他人事のような感覚で味わっていた。

 

「あー……なるほど……じゃあヤろう……ん? いや……ありがとう……? あれ……? ……あーえっと……まぁいいや、よろしくね……」

 

 その発言、そしてボンヤリとしたマスターの口調に二人のコヤンスカヤは大胆にも彼の前でニヤリと笑い合った。

 

 ここまで目論み通りに事が進むとは、と二人の機嫌は更に良くなる。

 

「きゃっ♡♡」

 

「ぁんっ♡♡」

 

 腰に手を回され、倒れ込むようにして二人のコヤンスカヤはマスターと共にベッドへ身を投じた。

 

 服を脱がせながら、互いに互いの身体を触り合うペッティング。

 音をわざとたてるバードキスを交わしながら、光と闇の二人は邪悪な笑顔を浮かべる。

 

(こんなに上手くいくなんて……ふふ……♡♡ 今回のこの一度で全て骨抜きにしてしまうのも味気ないというもの♡♡)

 

(出来るだけ理性を保たせつつ徐々に徐々に、じぃっ……くりと理性を剥いでいって、気がついたら私たちの身体の快楽から抜け出せなくなっていて……カルデアの皆様の期待を裏切り続けてしまう、なんてのも……面白いかもしれないですね……♡♡)

 

 

 二人は夢想する。

 

 有頂天から底まで堕ちて堕ち切って、絶望に苦しむマスターの姿を。

 

 そして唯一の救いである自分にヘコヘコと腰を振る盛った獣同然となった愛くるしい(つがい)の姿を。

 

 そこから自分たちの応援により奮起して立ち上がり、屈することなく再起する姿を。

 

 数多のサーヴァントたちに愛されるみんなのマスターが、密かに自分たちに骨抜きにされているという姿を。

 

(どん底まで堕ちて絶望するマスターの姿もまた、格別な味わいがする事でしょう♡♡)

 

(なんの制約も存在しない今、もちろん加減は致しますが……弱すぎて気が付いたら人類史は終わっていた、なんてことにならないで下さいね? マスター?♡♡♡)

 

 

 

ーーーー……

 

 

「オ゛゛ッ♡♡ ン゛オ゛ぉ゛゛っ♡♡ お゛っお゛ぉ゛っ♡♡♡ ほぉ゛お゛お゛ぉ゛!!♡♡♡ イ゛゛っイ゛ぐ!!♡♡♡ チンポっづよイ゛っ!♡♡ 敗げるっ!♡♡♡ イっぐぅぅ゛っ!!♡♡」

 

 ぱちゅっ♡♡ どぢゅんっ!♡♡ ぼちゅっ、ずちゅっっ♡♡♡ と尋常ではない勃起ペニスを激しくマンコに叩き込まれ、ライダースーツ姿の光のコヤンスカヤはイヌやネコのような四つん這いの姿勢で野太く汚いオホ声で喘ぎ散らかしていた。

 

 スラリと長いモデル顔負けの長い脚が仇となり、それぞれ外に開いた情けないガニ股姿でコヤンスカヤの股からは勢い良くシュイィィィーッ……♡♡♡ と一筋の潮が飛ぶ。

 

「う゛オ゛ぉ゛お゛っ♡♡♡ 待っ♡♡♡ ちが♡♡♡ お゛う゛っ♡♡♡ マンコイグぅぅ……ッっ!!♡♡」

 

「ひ、ひぇぇ…………♡♡♡」

 

 そこにある光景は生前のものと全く同じ。

 ただただ純粋にコヤンスカヤのマンコがマスターの絶倫つよつよチンポに敗けてケダモノのように喘ぐだけ。

 

 闇のコヤンスカヤは、まさしく自分自身が雄の獣に種付けレイプされて雌として屈服させられる光景に腰を抜かしてへたり込んでしまい、無意識に自分のマンコを弄ってオナニーしていた。

 

 

 コヤンスカヤたちは計算違いをしていた。

 

 まず、予定をみっちり詰めて消耗させて、心身ともに疲弊させるという行動。

 

 これには抵抗力や思考力を奪うという意図が込められていたのだが、メディアによる神代の魔術で“肉体だけ”を回復させられていた事で、身体を動かし交尾するだけの体力が戻っていた。

 

 更に、彼女のスケジューリングによって形成された地獄の修行。

 コヤンスカヤの見込み通りマスターはこれを乗り切ったのだが、その一連の流れがあまりにもヴリトラ好みだったため、実は密かに終わり際にマスターへ蛇神の加護が授けられていたのである。

 

 加護内容はもちろん、今後の更なる苦行にギッリギリ足りないーーーー本人のレベルアップでギリギリ足りるぐらいの絶妙な肉体的強化。

 

「お゛ッお゛ッお゛っお゛…………!!♡♡ イ、グ……イグっイグイグイグっ絶対イグ……ッ!!♡♡♡ チンポイグッ……!♡♡♡」

 

 更に更に、休憩を挟ませず肉体を酷使させた事で、彼は本日一度も性欲を発散させていない。

 

 更に更に更に、何度も命の危機に瀕してはメディアの魔術回復で戻るという、三途の川で反復横飛びみたいな事をしたせいで子孫を残さねばという本能的な繁殖欲求は極限にまで達していた。

 

 極めつけに、NFFサービスとダ・ヴィンチちゃん工房の共同開発による精力剤まで服用済み。

 

「~~ッッイ゛゛っぐ!!!♡♡♡♡」

 

 ぼぢゅんっっ!!♡♡♡ と完全に降り切ったコヤンスカヤの子宮が番であるマスターチンポに突かれ、光のコヤンスカヤは無数のアクメを消し飛ばす一際巨大なアクメに尻尾を毛先までピンッ……!!♡♡ と伸ばした。

 

ーーーーッビュブブブゥゥッ♡♡♡ ゴプッ、どぶっ♡♡♡ びゅるるるぅぅーっ♡♡♡

 

「ン゛ほオ゛ぉ゛おぉぉぉ゛~~っ!!?♡♡♡ いきなっり……!♡♡ ぁ、待って♡♡ 重゛っ   ♡♡♡ 熱っ多っ……!!♡♡ ぉ゛~マジイグこれヤバ……ぉ゛ぉ、お゛……!!!♡♡♡」

 

 無言の大量膣内射精。

 

 グリンと瞳を上向かせ、ガクガクと四肢を笑わせてコヤンスカヤは反射的にザーメンの刺激だけで絶頂した。

 

 射精したことで一旦マスターのピストンが止まり、際限なく送り込まれる快楽の波長が緩やかに収まっていく。

 

「ぉぉ゛~……お゛ほぉっ……♡♡ ほぉっ……ほ……はへっ……ふ、ぅぅ~…………♡♡♡ …………ぇっ? や、ちょ待っーーーーン゛っほぉ゛お゛!!?♡♡♡」

 

 二度、三度、重たい息を吐いて呼吸を整えようとした光のコヤンスカヤだったが、僅かな制止の後にマスターはコヤンスカヤの両手首を掴むと、抜かずの二回戦を始めて雌殺しチンポが再び彼女の子宮を打ち据えた。

 

 プシャッッ♡♡♡ と反射的にまた彼女の股から透明なイキ潮が飛散し、コヤンスカヤは休む間もなくまたブルンっブルンっ♡ と豊かな乳房を揺らして快楽の坩堝に脳天まで沈められる。

 

「お゛っお゛っお゛っお゛っお゛ぉ゛お゛っお゛っ!!♡♡♡ 待っで……!♡♡♡ ンお゛お゛っイ、イぎゅ……!♡♡ イ゛っ今っ深イキでっ♡♡♡ クラ゛クラしてっ……!♡♡♡」

 

 

 コヤンスカヤたちは勘違いをしていた。

 

 自分たちがーーーー正確には封神された自分が呆気なくチンポに敗けたのは、いずれも自分に不利な条件、不利な状況が揃い踏みだったからだ、と結論を出していたが、実際はただの勘違いである。

 

 それらの事実とは全く関係なく、彼女も例に漏れずハメられたら即堕ち確定のクソ雑魚マンコなのであり、単純にマスターのつよつよ絶倫チンポの方が強かった。

 

 それだけの話だったのだ。

 

「んきゅっ!?♡♡ お゛ぉ゛ぉ゛~……っ!♡♡ マッ、マスタ……しょこだめっ♡♡♡ 尻尾の根元゛っ……!♡♡♡ で、排卵()るっ♡♡♡ タマゴ出しぢゃいまずぅう゛……!♡♡♡」

 

 マスターの右手がコヤンスカヤの手首から離れ、目の前にピンと立った彼女の尻尾の付け根を鷲掴む。

 

 ぎゅっ♡ と軽く握るだけで光のコヤンスカヤの腰は面白いように痙攣し、極上の名器である彼女の膣肉は更なるうねりを作りマスターのチンポに媚びた。

 

「……」

 

 疲労からマスターは喋らない、喋る余裕がない。

 マグマのように涌き出る性欲のままに快楽を求め、マスターは半ば無意識に最も自分が気持ち良くなれるよう、オンナを屈服させる動きで彼女のマンコを攻める。

 

「お゛ぅ゛っ!♡♡ ン゛お゛っ!♡♡ し、しきゅっ♡♡ 小突くのだめっ♡♡ イ゛ぐっ、すぐイ゛っ……~~゛!♡♡♡」

 

 孕みたがって小突かれる度にチュッチュッと吸い付いてくる子宮口。

 それはまるで虐められて喜ぶドM女そのもので、マスターはそれに波を作るように彼女の膣中を堪能しながら不規則にコヤンスカヤの尻尾の付け根を締め付ける。

 

ーーーーぷりゅんっ♡♡ ……ぷちゅんっ♡♡♡

 

「~゛~゛~゛~゛~゛~゛ッッ!!♡♡♡」

 

 プシゥッ……!!♡♡ と潮を吹き、間を置かない排卵アクメと受精アクメの二重アクメにより、光のコヤンスカヤは霊基の根底から揺るがす快楽に歯を食い縛った。

 

 何せ排卵したその先で既に子宮が精液で満たされているのだ。

 

 排卵=受精が確定している状況であり、それに抗う術をコヤンスカヤは持たない。

 

 

ーーーーそもそも、サーヴァントになる前に孕まされ、(つがい)として堕とされているのだ。

 

 サーヴァントになって後天的に新しく刻まれたとかではなく、そもそも始まる前からこの世界線の“コヤンスカヤ”という存在に“彼”という情報が生前に刻まれているのである。

 

 

 当然、肉対面の相性は他のサーヴァントに負けず劣らずバッチリであり、肉体は夫の愛を受けて全幅の悦びを示すばかり。

 

 

ーーーーぷりゅんっ♡♡♡

 

「オ゛゛゛ッッ…………!!♡♡♡」

 

ーーーー……ぷっちゅん♡♡♡

 

「ふぎっ…………!!!♡♡♡ 待っ、待っで……!♡♡ 尻尾ニギニギやっめ゛!♡♡ 受精アグメするっ♡♡♡ 死っ……イギ死ぬっ♡♡♡」

 

 継続して行われる尻尾、腰への刺激による排卵促進と変わらぬピストンによる幸せアクメ。

 

 何度も何度も胎の中から排卵受精アクメというピンク色の重たい雷が、ビリビリと脊髄を通って指先まで駆け巡って快感に飲み込まれる。

 

 マスターがもう片方の手を離してムッチリとした光のコヤンスカヤの尻に手を添えれば、上半身の支えを失った彼女は顔面からベッドに突っ伏してマスターへ尻を突き上げる、より下品に雄を誘う姿勢へ意図せず移った。

 

 ぷちゅんっ♡♡ ……ぷちゅんっっ♡♡♡

 

「~゛~゛~゛ッッ……!!?♡♡♡ ……ッ゛ッ゛♡♡♡」

 

 毛布の中へ沈み込むも吸収しきれないくぐもった雌の絶叫。

 

「…………っ゛……゛……!♡♡」

 

 光のコヤンスカヤの手がプルプルと震えながら伸ばされる。

 

 その手の先には、先ほどからずっと傍らで呆然として無意識にオナり続ける半身、闇のコヤンスカヤがいた。

 

「はぁ……はぁっ……♡♡ ……っっゴクッ……っはぁ……っ……はぁ……ぁ……♡♡♡」

 

 グチュグチュクチュクチュ……!♡♡ と細くしなやかな指が雌の音を奏で、闇のコヤンスカヤは光の自分のヘルプコールに応えることも、“加勢しないと”という思考すら浮かぶことなく、一心不乱に“自分”がハメ潰され受精していく姿を重ねてオナり続けていた。

 

 文字通り分かたれた自分の半身、自分そのもの。

 それがあぁなるという事は、自分も間違いなくこの姿を辿るのだ。

 

「…………」

 

 マスターの手が真横へ伸ばされた光のコヤンスカヤの手首を掴み、それごと腰を掴んで固定する。

 

 もはや助けを求める自由すら奪われて、完全に上下が決められた状態で光のコヤンスカヤのマンコを雌殺しチンポが蹂躙していく。

 

「~゛ッ゛!♡♡ ……ォ゛ッ……!♡♡♡ ン゛……ム゛ォ゛……ッッ゛♡♡♡ ……゛……ッ゛゛……~゛~゛……ォ゛ォ゛……!!♡♡♡」

 

 布団の中から聞こえてくるくぐもった喘ぎ声。

 

 左手は自分の腰に。尻尾は掴まれ顔面は毛布の中。空いた右手はまるで全身に行き渡る快楽を示すかのように、強くシーツを握り締めていた。

 

 肉棒を引き抜く。

 

「~゛~゛~゛~゛ッッ……!!♡♡♡」

 

 たったそれだけで弾力性の高いペニスのカリ首がコヤンスカヤのクソ雑魚マンコの弱点を根こそぎ抉り、本気汁と種汁が混ざって結合部から溢れ出す。

 

 愛しい相手から離れるのを拒むように、コヤンスカヤの無数の膣ヒダが肉竿にすがり付き絡み付く。

 

 

 腰を押し込み肉棒を根元まで挿入れる。

 

「……ォ゛っっ゛ぎゅ!!♡♡♡」

 

 引き抜く時とは真逆のベクトルで与えられる刺激に、コヤンスカヤは全身を震わせ歓喜にむせぶ。

 

 み゛っちりと狭く、密度の高い膣肉を掻き分けて腰が砕けそうになる快感を味わいながら最奥まで貫けば、チンポ全体が雌肉の熱で包まれコヤンスカヤの股からイキションがはしたなく溢れベッドシーツを汚した。

 

 そんな注挿を快楽のままに繰り返し、またもやタマから精液が昇ってくるのを感じたマスターは、予告もせずただ雄の力強さで上からコヤンスカヤを押し潰して根元までどっっぢゅんっ♡♡♡ とペニスをねじ込んだ。

 

「ふっっぎゅ♡♡♡♡」

 

 ギシ、と一際強くベッドのスプリングを軋ませて、子宮口を貫き既にタプタプの孕み袋の中に亀頭を覗かせる。

 

ーーーーっぼびゅるるるるぅぅっ♡♡♡ ぶびゅぅーーーーっ♡♡♡ びゅぅーっ、びゅぐるるるっ!!♡♡♡♡

 

「ンォ゛オ゛ぉ゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛っ♡♡♡♡ オ゛……ぉ゛お゛ほっ……!♡♡♡ お゛っう゛♡♡♡ ふぎっ……♡♡♡」

 

「んぐ……ァ……イ゛っ……く……!♡♡♡♡ く……ぁっ……♡♡♡」

 

 マスターの光のコヤンスカヤへの二射目と全く同じタイミングで、闇のコヤンスカヤも絶頂を迎えて激しくイキ潮を飛ばした。

 

 痙攣を続ける光のコヤンスカヤ。

 マスターが彼女の手首ごと掴んでいた腰と尻尾から手を離せば、クタリ……♡ とどちらも力無く垂れてベッドへ落ちる。

 

「ふぅ……」

 

 ハメたまま一息つくマスターの下では、ゴポッ……♡ とチンポと膣穴の僅かな隙間から精液が溢れ出し、ボタボタと垂れ落ちていた。

 

 アナルまで丸見えで尻を向けたままベッドに突っ伏し、絶頂失神を迎えてヒクヒクと痙攣を続ける光のコヤンスカヤの姿からは見慣れたものを感じた。

 

 まるであの時の繰り返しである。

 

 ギンギンにイキり勃ったペニスはまだ収まりそうにない。

 

 死にかける程のハードワークで刺激された繁殖本能と、一日分の休みなしの禁欲。

 ダ・ヴィンチちゃん印の方だけでも充分すぎる効果なのに、NFFサービスとの共同開発による精力剤のブーストに、そこへコヤンスカヤの美貌×二、の四倍どころか四乗バフともなれば、マスターでなく、例えどんなに不能な人物であろうと収まるワケが無い。

 

 ふと闇のコヤンスカヤの方へ視線を向ければ、彼女はピクンと身を震わせた。

 

「ぁっ…………♡♡」

 

 “次は自分だ”と察した瞬間、闇のコヤンスカヤはたまらなく自分の子宮が疼くのを感じた。

 

 もはや下着は下着としての役割をとっくに放棄していた。

 

 床にへたり込んだ彼女の周りにはまるでお漏らしをしたかのような透明な水溜まりが出来ており、下半身はずぶ濡れでーーーーしかしそれでいて肌寒さを感じない程に全身が火照っている。

 

「よいしょ……」

 

「オ゛♡♡♡ ぁ゛、ぇ♡♡♡」

 

 てっきり完膚なきまでにノックアウトされた光の自分からチンポを引き抜きこちらへ来るかと思えば、マスターは光のコヤンスカヤに繋がったまま覆い被さり、両手を彼女の太ももへ回す。

 

 そしてグイと力を込めて、彼は光のコヤンスカヤの背後から太ももごと抱えて立ち上がった。

 

 身体の前面に光のコヤンスカヤとの結合部をさらけ出すような姿勢で、腕、膝から先、そして乳輪から母乳を染み出させる巨乳を揺らし、意識を完全に飛ばした彼女はのけぞったまま舌を出して指先まで完全に脱力していた。

 

「ん゛っほぉ゛っ!!?♡♡♡ お゛……ぁ゛っ……ちょ……ちょっと……待っ……お……下ろしへ……っ……♡♡♡」

 

 そうして、彼はそんな完敗した光のコヤンスカヤを見せつけるように、闇のコヤンスカヤの目の前で再びハメ始める。

 

 持ち上げた状態から腰をカチ上げ、真下を向いた膣口に真上を向いたペニスが容赦なく掘削する。

 

「お゛っお゛ぉ゛お゛っ♡♡ ぅ゛っお゛っお゛イグッ……!♡♡♡ ちっ違……チンポの上じゃっなイ゛っ♡♡♡」

 

「あっ、あぁ……ゴクッ……♡♡」

 

 光のコヤンスカヤが抱えられてハメられる事で、床にへたり込んだ闇のコヤンスカヤのちょうど視線の高さ、目の前で己のマンコと番のペニスがグッポリとハマっている光景を目の当たりにし、彼女の視線はその一点に強く釘付けにされた。

 

 太く、長く、雄々しい肉柱が激しく光の自分のキツキツマンコを掻き分けて幾度となく往復する姿。

 

「イグっまたイグ、マンコイグイグっ……お゛゛っぉ゛お゛っお゛ぉ゛~゛~゛ッ゛……!!♡♡」

 

 ぱちゅんっ♡♡♡ と勢い良く根元まで突き挿入れられれば、激しく愛液を飛ばして尻肉が波打ち光の自分の身体が浮き上がる。

 

 マスターの腕の力も手伝って上昇するコヤンスカヤの身体。

 マンコからは愛液と精液を纏ってテラテラと黒光りする逞しい肉棒がずろろぉっ♡♡ と顔を出し、

 

「オ゛゛゛ッイグ!!♡♡♡」

 

 ぼちゅんっっ♡♡ と下降してきた光の自分のマンコの最奥まで身を埋める。

 

 その繰り返し。

 

 抜かずの三回戦目と言うのにその交尾の激しさは衰えを見せず、自分の半身がマスターである人間にウサギのように跳ねさせられる。

 

(ぁ……あ……またっ……またあのブッ濃いザーメンが……っ……♡♡)

 

 結合部を間近で凝視している闇のコヤンスカヤだからこそ分かる、視覚的なペースと形状の変移。

 

 陰嚢がキュッと引き締まり、血管の浮かぶ雌殺しチンポが微かに収縮する。

 

 腰を振るペースは明らかに射精に向けて加速して、光の自分は視覚ではなく雌の本能で射精が近いことを察したようだ。

 

 首をのけぞらせ舌を出して汚く喘ぎながら、この後確実に訪れる強大な刺激に怯え、愛しい者にしがみつくかのように、プラプラと揺れていた手でマスターの身体を掴んでいた。

 

ーーーーっびゅびゅるる゛る゛っっ♡♡♡ びゅぶぅぅーーっ♡♡♡ びゅぐぐっ、どびゅうぅぅっ♡♡♡

 

 

「ひっっぎ♡♡♡ オ゛っオ゛ぉ゛お゛ぉぉお~゛~゛~゛っ!!♡♡♡♡」

 

 三発目の膣内射精。

 既にザーメンで満たされていた子宮に容赦なく注がれる新鮮で濃厚な種汁に、ぽこっ……♡♡♡ と光の自分の下腹が膨れるのが見て取れた。

 

 後ろから太ももを抱えられた関係で、揺れていた膝から先の両足が極大の絶頂でピン♡♡ と立ってM字からV字に変わって果てしない雌の声をあげる。

 

 ピクピクと暫くその姿を維持して痙攣してから、また全身の硬直が解けてダラリと脱力して両足が落ちる。

 

「お゛っ……お゛ぉ……お゛ん゛っ……♡♡♡」

 

 もはや完全に運動能力を失った光の自分を、マスターは腕に力を込めて緩やかに持ち上げる。

 

 そうすればまるで刀を鞘から抜くようにドロドロの愛蜜まみれのチンポが引き抜かれていきーーーー

 

「オ゛っ♡♡♡」

 

 ぶぱっ♡♡♡ と空気の混じった下品な音と共に、ようやくマスターのチンポの全てが露出した。

 

 同時にショワァァァ……っ♡♡♡ と本気イキマンコからアーチ状に潮が飛び散り、目の前にいる闇のコヤンスカヤの頭の上から降り注ぐ。

 

「はぁっ……はぁぁ……っ……っ……はぁ……♡♡♡」

 

 それすらも気にならない程に、闇のコヤンスカヤの意識は全て目の前のチンポに向けられていた。

 

 ポッカリ開いた膣口からゆっっくりと垂れ落ちる濃厚な精液も、自分を濡らす光の自分のイキ潮も気にならない。

 

 三度に渡る連続本気射精の後というのに、彼のデカマラは未だ威勢良く反り返ったままギンギンに漲って種付け欲を存分に主張していたのである。

 

 肉竿を纏う自分の愛蜜にまみれたペニスが宝物のように見える。

 先端から糸を引いて零れる精液の残り汁を、何を差し出してでも手に入れたい欲求に駆られた。

 

「んぶっ♡♡♡ ぢゅずずずぅぅっ……っ♡♡♡」

 

 気付いた時には反射的にそのチンポを咥えていた。

 

 ベットリと付着し先端から垂れ落ちる精液を目にした瞬間彼女の思考は“もったいない”という感情に支配され、意識よりも先に身体が動いていたのである。

 

 落下する物を咄嗟に受け取ろうと手を伸ばすかのように、迎え舌でザーメンを受け取りそのままパクンと咥える。

 

「んむっん♡♡♡ ぢゅるる、ずぢゅぅぅっ……♡♡♡ ……ぢゅりゅるるるるぅぅ~っ♡♡♡」

 

 光の自分の潮を浴びながら行う自発的なお掃除フェラ。

 

 喉奥まで自ら捩じ込んで反射的な息苦しさまで押し殺し、形良く整った高い鼻を陰毛に埋めて闇のコヤンスカヤは根元まで口内に含み切る。

 

 チンポそのものがまるで愛しき伴侶であるかのように熱烈に舌を絡め、啜りながら肉竿の表面の愛液の全てを舐め取っていく。

 

「んぷッぅンっ♡♡ ぢゅぞ、ずじゅりゅりゅるっ、っっじゅるるるる♡♡♡」

 

 闇のコヤンスカヤが唇をはしたなく伸ばしながら頭部を少しずつ引いていけば、ピカピカに磨かれたマスターチンポが露になっていく。

 

 働かない頭で光のコヤンスカヤの後ろから顔を覗かせ、その様子を確認していたマスターは取り敢えず彼女のさせたいようにその姿勢を維持していた。

 

「んっ……んぅ~~~…………っっ……っん……!♡♡♡」

 

 ぢゅっ……ぽんっ♡♡♡ と闇の彼女の吸い付きの強さを表すような音を奏で、マスターのチンポが再び外界の空気を浴びる。

 

 自身の精液と光のコヤンスカヤのイキ汁でベトベトだった彼の男根はまるで風呂上がりのようにピカピカで、闇のコヤンスカヤはモゴモゴと咀嚼して丹念に味わいながら飲み下した。

 

「っ……ふぅ……はぁー……はぁ…………♡♡♡」

 

「………………」

 

「ォ゛…………ん゛ぉ゛……ほ…………♡♡♡」

 

 余韻に喘ぎ続ける光のコヤンスカヤ越しに、闇の彼女とマスターの視線が交差する。

 

 闇のコヤンスカヤはまるで主人に奉仕した後の、次の命令か褒美を待つ獣のように、荒い息遣いで無言でマスターを見上げ続けていた。

 

 その僅かな沈黙の間にも、幾つもの条件が重なり輪をかけて性欲オバケになっているチンポから精液混じりの先走り汁がツゥーー……と垂れる。

 

 それすらも闇のコヤンスカヤは反射的に、無意識に、咄嗟に手を伸ばして両手で受け止めながら、黙してマスターの次の挙動を期待に満ちた視線で見上げていた。

 

 

「………………」

 

 体力と性欲だけをギンギンにされ、気力だけが底をついたーーーー底をつかされたマスターの頭は依然働かない。

 

 ボーッと彼女を見下ろしながら、彼の脳内ではコトに及ぶ前の二人のコヤンスカヤの言葉が脳内でリピートされていた。

 

 

ーーーー……

 

 

ーーーー実は私たち、生前マスターにハメられてしまってから子宮が疼いてしょうがないんです♡

 

 

ーーーーなので宜しければ今一度、マスターのドッロドロの熱い欲望……私たちの中へ思いっきり流し込んでいただけませんか♡

 

 

ーーーー叶う事ならば、その性欲尽きるまで♡♡

 

 

ーーーー……

 

 

(あー…………そっか……そう、だった……闇の方も…………)

 

 

 基本的に求められれば応じる。

 

 そんなマスターの根底部分の性格に従い、彼はゆっくりと光のコヤンスカヤを抱えたまま踵を返す。

 

 光&闇のコヤンスカヤの企みにマスターは未だに気付いていない。

 

 彼の視点ではただシンプルに、他の英霊と同じく気持ち良くなりたいのだ、としか映っておらず、マスターは優しく光のコヤンスカヤをベッドへ下ろそうとする。

 

「……あれ…………、上着が……あぁ…………」

 

 その際にグイと身体を引っ張られ、彼女の手を確認すれば背面駅弁の姿勢で膣内射精する際に服を掴んだままイキ失神してしまったらしく、彼女の両手が離れない。

 

 やむを得ず器用に上着を脱ぎ、それごと光のコヤンスカヤをベッドに寝かせてマスターは再度闇のコヤンスカヤへ歩み寄る。

 

 しゃがみ込んで視線の高さを合わせれば、発情に潤む美しい金色の眼差しが向けられた。

 

 彼はボーッとした眼差しのまま、右手を闇のコヤンスカヤの顔へ伸ばす。

 

「あ……ぁっ……?♡♡」

 

 光の自分の潮を頭から浴びてヘアスタイルを乱した彼女の頬を撫で、顔に垂れた桃色の髪を優しく掻きあげ耳にかける。

 

「ふぐ……ッーーーー……………ッ゛……く、ふぅっ……♡♡♡」

 

 既に召喚される前から堕ちていたチョロマン雑魚ウサギの彼女は、そんなちょっとした優しさを不意に浴びせられただけで不意打ち気味に幸せアクメで全身をこわばらせた。

 

 キュウッ……!♡♡ と子宮がうねり、ドロリとした本気汁を膣口から溢す。

 

 そんな半無意識に行われた行為で一人で勝手にアクメしている闇のコヤンスカヤの肩に手を当てて、マスターはそのまま床の上に押し倒す。

 

「えっ……ぁ……ぇ、ちょ……?♡♡ こ、ここで……?♡♡ まっ、お待ちになってマスター?♡♡♡ あのっ♡♡♡」

 

 戸惑いがちに抗議の声を口にするが、身体の方は微塵の抵抗も見せずコテンと背中を床につける闇のコヤンスカヤ。

 

 リクライニングを倒す程度の、力とも呼べない些細な接触で簡単に仰向けに寝かせられ、闇のコヤンスカヤは容易く下に敷かれて上を取られる形となった。

 

「ーーーーッ゛?♡♡ ぁ……うぉ゛……すっご…………♡♡♡ でっ……か……ハァ……っ……あ……あぁ……♡♡♡」

 

 はち切れんばかりに高鳴る心臓の鼓動。

 仰向けに寝かされ股を開かれ、パンストも破れてショーツもズレて完全に露出した彼女の淫裂。

 

 愛液やザーメンみたいな粘度の本気汁にまみれた雌の穴に、ビトリとマスターチンポが添えられる。

 

 ただそれだけで呼吸が上ずり、一段と発情のステージを昇った。

 

 マスターは両腕でコヤンスカヤの膝裏から抱えて下半身を抱え、ペニスを真下へ向ける。

 

「まっ、待ってください♡♡ だめ、だめ♡♡ これっ、ホント堕ちちゃいます♡♡♡ ひっ……光の私を見ながらマンズリしてたせいで今本当にトロトロになってて……!♡♡♡」

 

 期待と喜びとほんの少しの怯えが混じったひきつった笑みで闇のコヤンスカヤは懸命に命乞いを続ける。

 

 その気になれば紙屑のように弾き飛ばせると言うのに、ペタペタとマスターの胸板を弱々しく触って軽く押すだけの雌に相応しい抵抗しか取れない。

 

 

ーーーーどっ……っぢゅんっ!♡♡♡

 

「ッっっ゛オ゛゛っほぉ゛!!♡♡♡」

 

 そんな全く拒絶にも逃避にもなっていない抵抗でマスターが止めるわけもなく、体重をかけた種付けプレスに闇のコヤンスカヤの丸い大きな尻が楕円に潰れる。

 

 今まで光の自分を見ながらしなやかで嫋やかな指で慰めるだけだった所に、本物の雌殺しチンポで潰された瞬間彼女は極大のアクメを味わっていた。

 

 真上から突き潰されてハート型に歪んだ子宮から放たれる快楽信号。

 

 その電撃は脊髄をバチバチと刺激しながら一瞬で脳まで駆け登り、脳内でピンク色の幸福となって弾け飛ぶ。

 

「い゛゛っ……イグ……!!♡♡♡ オ゛ぉ゛イグっ……イ゛ッ~゛~゛…………!!♡♡♡ マンコイ゛ッ……ぐ……!!!♡♡♡♡」

 

 ブッ……シュイ゛ィィィ゛……ッ!!♡♡♡ と壊れた蛇口のように、密着した結合部で止めどなくハメ潮を吹き散らかし互いの下半身を濡らすコヤンスカヤ。

 

 グリグリと体重まで乗せて亀頭を押し付けられ、子宮は絶え間ないラブコールと服従宣言を送るように吸い付いていた。

 

 そのままぱんっ♡♡ ぱんっ♡♡ どっぢゅ♡♡ ずっぢゅ♡♡ ぼちゅっ♡♡♡ と容赦のない種付けプレスが行われ、その度に下敷きになっている闇のコヤンスカヤも腰を跳ねさせて多重に絶頂を重ねていく。

 

「オ゛っお゛っお゛んっオ゛ぉ゛゛っほぉ゛ぉ゛っ♡♡♡ ぉ゛イグっ!♡♡♡ ふぎっう゛!♡♡♡ う゛ぉ゛っお゛っほぉ゛♡♡♡♡ マ゛っマス……!♡♡♡ せめっ……て……ベッドでっえ゛っえ゛ぇ゛♡♡♡」

 

 一方的に雄に貪られるだけの雌となった闇のコヤンスカヤは数えきれない無数のアクメにアへ顔を浮かべながら懸命に懇願する。

 

 頭がボンヤリしているマスターのレスポンスは遅い。

 

「………………?」

 

 オホ声混じりの、せめてベッドの上で、という懇願を聞いてもそれの意味を飲み込むまでに少しかかる。

 

 その間も熟練の腰使いと雌殺しチンポによるハメ殺しピストンは続く。

 

「お゛っお゛ぉ゛っ!♡♡♡ チンポイっグっ…………!♡♡♡ ぉ゛ほぉ゛お゛っ……ぉ゛、お゛願いしま゛っ♡♡♡」

 

 彼がそんな状況にあるとも知らないコヤンスカヤにはそれが“頼み方が悪かった”のだと映り、より乞い願うように、はしたなく喘ぎながら絶え間ない絶頂に喉を震わせつつ頼み込んだ。

 

「……ぁぁそっか…………」

 

 そのタイミングでようやくコヤンスカヤの要望を汲み取れたマスターは行動に移すため、ぱちゅんっ♡♡ と一突きして“お゛っ!?♡♡”と闇のコヤンスカヤを喘がせ、両腕を彼女の背中に回す。

 

 足の裏を床に付けて重心を移動させ、彼は一息に闇のコヤンスカヤを抱え上げ、先程の光の彼女とは向きが正反対の駅弁ファックの姿勢で持ち上げられた。

 

「ふぎゅっ……!♡♡ ん゛ひっ♡♡♡ オ゛っ……お゛ぉ゛~……っ!♡♡♡」

 

 一歩一歩、歩く度に衝撃が下腹に浸透する。

 両手と上半身をピタリと寄せて、チンポの当たる場所やベクトルが変わってプシャッ♡♡ と断続的に潮を吹きながら彼女はただ腕の中で身悶えた。

 

 ベッドに到達し、彼は上体を倒して乗り上げながら優しく闇のコヤンスカヤを下ろす。

 

 フワリとした軽い浮遊感に一瞬包まれて、そして性器で繋がったままのマスターも身を下ろし……

 

「ーーーーん゛っお゛゛ぉ゛ぉ゛!?♡♡♡」

 

 ギシリとベッドの上で弾む勢いで再度たっぷりと溜めたピストンに最奥まで貫かれ、下半身全体が跳ねるような錯覚を伴う刺激に闇のコヤンスカヤは絶頂した。

 

 ぱんっ♡♡ ぱんっ♡♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡♡♡ とベッドの上に移動したことで彼女からの要望を叶えたマスターは種付けピストンを再開する。

 

 ぞり゛ゅぞり゛ゅっ♡♡ と光のコヤンスカヤとはまた細部の異なる名器を一往復で全て味わいながら、突かれる度に彼女の堕ちきった霊基はなおも服従が足りないのかと、より快楽を得られるように、より快楽を与えられるように、最適化が進行していった。

 

「っ、……そういえば……コヤンスカヤ……。俺との契約体系について話が……あって……」

 

 常に思考に朧の幕がかかったような、ボーッとした頭のマスターが持ち掛けたのは、彼女との契約内容に関してであった。

 

 完璧なスケジュール、アポイントメントの管理。

 しかしどうしても以前までのやり方との差異がもたらす問題もあって、早い話が他の女性サーヴァントたちから、“柔軟性に欠けるわ金取られるわで、もう少し前のやり方に寄せられないか”と何件かの苦情が寄せられていたのである。

 

 彼が申し出たのはその件に関してであり、タスク管理は助かるが、こちら側の以前のやり方と融合させらないか、緩和させられないか、という内容であった。

 

「お゛゛っお゛っっお゛う゛っお゛♡♡♡ わ゛っ分゛かりっまし……!♡♡ 契約゛っ変゛えますっ……!♡♡♡ っ゛オ゛゛いぐっ♡♡♡」

 

 しかし闇のコヤンスカヤ視点からしてみれば、このタイミングでの契約内容に関する相談など、己と彼との関係性、上下を定める肉便器契約の申し出にしか映らない。

 

 にもかかわらず、彼女はノータイムでそれがより卑猥な契約であると分かった上でチンポに抗えず即了承した。

 

「い゛っいづでも゛っ♡♡♡ オ゛っお゛ほぉっ!?♡♡♡ お゛マ゛ンコフリー゛っ♡♡♡ 絶対服じゅっ♡♡♡ ワタクシたちっの゛お゛゛ぉ゛……!♡♡♡ 卵子゛゛の権利゛っあげます♡♡ タダマン゛オ゛ナホ秘書ッッ゛終身゛奴゛隷雇用契約゛しまずっ♡♡♡♡ イ゛っ~~~…………グっ……!!♡♡♡ お゛ぉ゛~イグ雑魚マンコイっグ……!♡♡♡」

 

 リズミカルに叩きつけられるマスターの腰。

 その度に蕩けるようなドロドロの快楽と幸福で脳髄を馬鹿にしながら、彼女は淫らな宣言を進めるに連れて種付けの力強さ雄々しさが増していく、射精が近付いてくるのを感じていた。

 

「う゛っお゛ォ゛っお゛~~゛゛っ♡♡♡ え゛っえぬ゛えふっえふ……N゛FFサービ……ス……!♡♡♡ 最高ぉ゛経営゛責任者を゛っオ゛!!♡♡♡ 子宮ごとっ……!♡♡♡ 買ってください゛ぃ゛~゛ッッ゛♡♡♡ んっぎィ゛♡♡♡」

 

 もはや止まらない。自分の身をつがいに売り飛ばし、淫らに貶めるほど躾けられたマゾが歓喜に打ち震える。

 

 (つがい)に雌として屈服して全てを差し出し支配される事を、本能が、霊基が、“在るべき姿”と訴えて喜んでいた。

 

 

ーーーーザワッ、と闇のコヤンスカヤの毛先から、髪の色が美しい白色に染まっていく。

 

 雷天日光(らいてんにっこう)火皇野比売神(ほのすめらぎのひめのかみ)としての姿に徐々に変わっていく。

 

 神としての自分も含めて宣言通り全てを捧げたい。

 そんな彼女の本心を表すように、明確な形として示すかのように、勝手に肉体が自然神の姿を成していく。

 

 グツグツに煮立ったザーメンを吐き出すべく、マスターは上体まで覆い被せて全身を覆う。

 

 そのまま彼は白髪ーーーー白毛金目の姿となった闇の彼女と熱烈なキスを交わし、その瞬間にぷりゅんっっ♡♡♡ とコヤンスカヤの子宮に卵子が排出される。

 

ーーーーどびゅぅぅうーーっっ♡♡♡ びゅぶりゅるるるるっ、どぷぅっ♡♡♡ びゅぐうっびゅぅーーーっ♡♡♡♡

 

「~゛゛~゛~゛~゛~゛゛~゛ッッ゛!!♡♡♡」

 

 待ち望んだ叩き付けるような射精に合わせ、彼女の変異が完了する。

 

 吐精と排卵と絶頂と、そしてブワァッ! と彼女の五本の白毛の尻尾が勢いよく広がるのは全くの同時であった。

 

 瞳にハートマークを浮かべながら、種付けプレスで持ち上げられていた両足でマスターの腰をホールドして、間違いなく生前に味わったアクメよりも濃厚な刺激に幸福の極みを味わいながら、彼女はタダマンオナホ秘書/神様オナホとしての契約を心身ともに受け入れる。

 

 霊基が“その”形にパキンと変わるのを感じながら、彼女は白い絶頂の波に拐われるようにして意識を手放した。

 

 

ーーーー……

 

 

 マスターの部屋の中から響く、二匹の雌の声は途切れること無く轟き続けた。

 

「んお゛お゛っオ゛っっぉ゛ぉ゛゛っ♡♡♡ イグ、イグっイグぅ゛ぅ゛っ゛!!♡♡♡」

 

 光も闇も、一発でグロッキーだったがマスターは現在ブースト状態。

 

 故に片方が完全にダウンするまで、コヤンスカヤたちが自分で言っていた“アナタの性欲が尽きるまで交尾したい”という要望に応えねばという思いに突き動かされてハメ潰し、もう片方が復活すればそちらを受精済みマンコをハメ倒す。

 

「お゛ぉ゛ぉ゛~゛~~っ♡♡♡ ィグッ……!!♡♡♡ ん゛お゛っ!!♡♡♡ お゛ほぉ゛ぉ゛ぉ゛ォぉッ!!♡♡♡」

 

 光のコヤンスカヤも本来の姿。

 

 第三再臨姿の兵器大神(いくさうつわのおおみかみ)へと変異済みであった。

 

「おぉ゛ォォおオ゛ぉ゛~~ッ!!!!♡♡♡ ィ゛っ……ぐ!!♡♡♡ お゛お゛オ゛ぉ゛っほぉ゛~~……っ!♡♡♡」

 

 それはつまり光の方も闇の彼女の鏡映しのように同じように完全に屈服した証であり、彼女も漏れなく闇のコヤンスカヤと同じ契約をノータイムで受け入れた。

 

 

ーーーー……

 

 どれ程時間が経ったかは室内の三人は分からない。

 

 しかし部屋の中の様子を見れば誰であってもその行為の激しさや熱さを窺い知れるというもので。

 

 ベッドの上では三人ーーーー正確には、二柱と一人が意識を失っていた。

 

 

「オ゛…………ぁ゛……ヘッ……♡♡♡ はへ…………っん゛……ひ…………っ♡♡」

 

「ぁ゛……ぁ゛ぇ゛……っ…………♡♡♡ へっ……へひ……ん゛ぉ゛…………、ぉ゛……♡♡」

 

 光のコヤンスカヤも闇のコヤンスカヤも、どちらも髪色や細部は異なれど全く同じ容姿の神は幸せいっぱいのアヘ顔を浮かべており、その腹はどちらもザーメンだけで臨月の妊婦のようにボッテリと膨らんでいた。

 

 双方ともに神としての姿になってはいたが、神の威厳など微塵も感じさせない、下品なガニ股でイキションを漏らしながら愛液まみれでヒクヒクと痙攣を続けている。

 

 肝心のマスターはと言うと。

 

「………………」

 

 光と闇の二人に挟まれるようにして、珍しく精魂を尽き果てさせ、“一本の桃色の大きな尻尾”と、“白い毛並みの五本の尻尾”にくるまれて真ん中で熟睡していた。

 

 

 意識を手放そうとも自分の尻尾で(つがい)をくるむその姿は、まるで獣が自分の大事な物を手放さないように、後生大事に胸に抱えているようでもあった。

 

 

ーーーー……

 

 

 その日以降、コヤンスカヤとの業務形態は更なる改善と発展を遂げた。

 

 具体的には完全にコヤンスカヤ主体のスケジュール管理から、元のマスター主体とサーヴァントたち各々で柔軟に対応する元の形ーーーーそれにコヤンスカヤの有能なタスク管理能力が加わった、グレードアップ版とでも呼べるような状態。

 

 

 そうなってからもしばらくの間、光と闇の二人からの“個人的な仕返し”の目論みは続いたが、その度にあっさりハメ倒され孕まされて敗北するという流れを繰り返す内に「まぁ……もう良いでしょう」といつの間にか絆されて、わからせ作戦も空中解体する運びとなった。

 

 なぜなら、仕返し(それ)をするよりも、今の形態でマスターを獣にしようとあれこれ試したり、気兼ね無く遊ぶ方が楽しくなったからである。

 

 

「いやぁ、コヤンスカヤさん主体だったやり方から、以前の馴染み深いやり方に戻って何よりです」

 

「ねー。……正直あの時の事はうろ覚えであんまり記憶に無いんだけど……まぁ、馴れたやり方にコヤンスカヤたちのアシストまで加わって、俺も大助かりさ」

 

「……その割りには私だけ彼女たちのチェック、NFF検閲とやらでやたら弾こうとしてくるので油断も隙もありませんわ、もう」

 

 あれから時間が経ったある日、シミュレーター内で朝の運動がてら体を動かしていたマスターは、お手製の弁当を手に出迎えてくれた玉藻の前を連れてマイルームで朝食をとっていた。

 

 品数も量も彼女の深い愛情を表すかのような大ボリュームで、そのうえ味も箸が止まらないほど美味。

 

 紅閻魔の“愛情という調味料が過剰過ぎて、あれでは旦那様を一月で肥えさせてしまう”という評も納得である。

 

 莫大なカロリーを消費する過酷な訓練が日課となっていなければ、自分も恐らく胃袋に入らなかったであろう。

 

「……あー……今日も美味しかった……ご馳走さまでした」

 

 そうして朝食を終えて、彼女と雑談をしているとマイルームの扉がノックされ、彼は玉藻に確認を取ってから“どうぞー”と入室を促した。

 

 

ーーーー現れたのは光と闇、二人のコヤンスカヤだった。

 

「んな゛っ……!」

 

 常日頃何かとマウントを取ってきて小競り合いを続けている相手の訪問に玉藻の前は濁った声をあげ、尻尾の毛が仄かに逆立つ。

 

 今日も一切陰ることの無い絶世の美貌を携えた、タイプの異なる美女二人は肩を並べて彼の部屋へと足を踏み入れた。

 

「おはようございます、マスター」

 

「おや、みこーん1.0もご一緒のようで。まぁ良いでしょう☆」

 

「だぁーれがver1.0ですか! 私を勝手にモデルにしたくせにアップデート版を名乗らないでもらっても!?」

 

「今回(わたくし)たちマスターに用があって参ったのですが…………いえ……ふふっ、むしろ都合が良いと言うもの。マスター? 実は本日、契約更新に参りましたの。こちらの書面を確認していただけます?」

 

 そう言って闇のコヤンスカヤがバインダーから一枚の紙を取り出してマスターに手渡そうとするが、それよりも早く二人の間に玉藻の前が割って入りその契約書を奪い取った。

 

 すかさず彼女はマスターよりも先にその書類に目を通して契約内容を確認し…………

 

「ーーーーふんっ!」

 

 ボォッ! っと即座に手の中の契約書に火を放って炭にする。

 

「よ……よくもまぁこの良妻の目の前でマスターにこんな契約を持ちかけられましたねぇ……!?」

 

「あ、もちろんコピーは幾らでもありますので☆」

 

「くぅっ……なんて用意周到な……!! ただでさえ商標権やら肖像権やら何やらかんやらでタマモちゃん侵害しておきながら、よくもまぁいけしゃあしゃあと……!」

 

「あ、マスター。こちらをどうぞ♡」

 

 マスターの前に立ちはだかる玉藻の前と闇のコヤンスカヤが軽妙なやり取り(レスバ)をしてる間に、横から光のコヤンスカヤが全く同じ契約書を手渡した。

 

 “あっ!”と玉藻がそれに気付いた隙に、闇の方の彼女もスルリと脇を抜けてマスターの傍らに陣取って、まるで古参メンバーへの宣戦布告であるかの如く、彼女ら二人は光と闇でピトリと密着してマスターを挟む。

 

 

「どれどれ…………? ……ふんふん…………あー……なるほど……?」

 

 彼女たちが持ち掛けた契約の更新内容にマスターも目を通していく。

 

 その内容は実に契約書然とした、正式に権利と義務を発生させて効力を発揮させる文章で。

 

 ひたすらに一切の隙もなくーーーー“NFFサービス最高経営責任者、タマモヴィッチ・コヤンスカヤが『彼個人』の愛人となって尽くす”という旨の記述がびっしりと。

 

 いわゆる愛人契約という奴だった。

 

 今ここで、判子を一つ()してしまうだけで、コヤンスカヤ二人の全てが手に入る、そんな契約。

 

 人類と違って受けた恩義や利益は必ず返す。交わした契約は絶対遵守。

 

 そんな信条(プライド)を持つ彼女にとってこの契約の成立は、己へ首輪をかける行為に等しい。

 

 つまり今、彼女ら二人、二匹の獣は、契約相手へ自らの首輪を差し出しているに等しかった。

 

「いかがですマスター……?♡ 契約相手の女社長や自分の秘書と愛人関係…………ゾクゾクするほど……背徳的ではありませんか?♡♡」

 

 彼の耳元に唇を寄せた光のコヤンスカヤが、吐息を混じらせてわざとこちらの独占欲を煽るような声音で身請けを迫る。

 

 ジワ……と、あの日コヤンスカヤ二人に刻まれた淫呪が浮かび上がる。

 

 普段はその刻印された“場所”もあって、意図して見えないよう消している性的に堕とされた証の淫紋が。

 

 光のコヤンスカヤは右頬に。

 闇のコヤンスカヤは左頬に。

 

「ご安心下さい♡ 私たち、人類の表面的な序列なんて全く気にしませんの♡ 重要なのは順番などではなく誰が心の内を支配しているかだけ……。ですので玉藻の前様もどうかご安心を♡ 存分に正妻でも正室でも名乗ればよろしいかと♡♡」

 

「そ・れ・にぃ……♡ 正室よりも側室の方が寵愛される、なんてこともザラですし♡」

 

「おぉんのれこの雌兎どもぉ……っ!! マスターっ!? そんなことありませんよね!? 愛人はしょせん愛人ですわよね!!?」

 

 危機感を覚えたのか、両サイドから自身を挟んでくるコヤンスカヤ二人に対抗して玉藻の前が正面からマスターに抱き着いた。

 

 三者三様。いずれも文字通り国を傾かせる程の美貌を携えながら、瓜二つのようでいて絶妙に異なる三匹の獣に囲まれて、彼はこの場をどう収めれば良いか分からず、“全員とりあえずセックスして満足させるか…………”と現実逃避気味に考えるしかなかった。

 

 

「コホン…………ただその代償は貴方のこれから、その全て。私たちはその全てを以て貴方を最高の成功者にーーーー幸福の絶頂へと導いて差し上げます。その代価として貴方は貴方の全てを以てして、私たちを楽しませてくださいませ♡」

 

「どうか末永く、私たちを飽きさせないよう頑張って下さいね♡」

 

 

 

ーーーーこう言ってはいるものの、コヤンスカヤたち自身、とある自分の本心、自分の“本音”に気付いていない。

 

 その“本音”とは、自然界に於ける弱肉強食に並ぶ、絶対普遍の不文律。

 

 雄はより良い雌を手に入れ、雌は(つがい)としてより優秀な“雄”を本能的に強く求める。

 

 その法則通り彼女たちもーーーーむしろ、自然界由来の彼女たちだからこそ、他の者よりも“優秀な雄を逃すな”、“この雄を独占しろ”という獣の本能に突き動かされていて、マスターを心から強く求めていることに、彼女たち自身気付いていない。

 

 

 マスターからの愛も、子種も、時間も、存在そのものすらも、(あまね)く全てを独占したいと考える深層意識をコヤンスカヤたちが自発的に自覚することは…………恐らく今後もないだろう。

 

 

「ーーーーさて、それではマスター?♡♡」

 

「ーーーー本日は、どのようなご予定になさいます?♡♡」

 

 

 

ーーーー……






このお話を書くきっかけになった素晴らしすぎるお題はこちら!→(https://twitter.com/boro_soboro/status/1533746704687976448

いいですよね…コヤンスカヤもこのお題も……完堕ち(無自覚)ってのがホント好き……まずもうタマモ属がもう……ほんともう…反則……

楽しんで頂けたら幸いです。

私のツイッター(twitter/boro_soboro)のお題箱にボンボン性癖を投げつけてくれて心より感謝を。
感想、性癖、要望、何かございましたらどうぞお好きに
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