まつろわぬ神が性に忠実に生きるのは自然 作:一休
ゼウスは面倒なことは大嫌いな性質である。
それは、《鋼》の性に優先するといってもいいくらいで、カンピオーネとの戦闘などという何一つ得るもののないものは避けるに越したことはないと考えていた。だから、カンピオーネが生息する地域には極力近付かないようにしているし、追跡されないように方々で念入りに痕跡を消している。
相手が『まつろわぬ神』でしかも男であれば、場合によっては戦いもしよう。ゼウスのまつろわす力が、相手の権能を簒奪できるからである。だが、それも大して興味がないので、よほどのことがあった場合に限る。結局、ゼウスは人間社会に迷惑をかけない程度に女神を捕らえ、犯し、遊ぶだけで満たされていた。
「やはり、人間と女神は抱き心地も違うな」
と感慨深くゼウスは呟く。
女神のほうが身体がしっかりとしている分だけ気を使わなくてもいい。早々壊れることもないので、長く愉しむこともできる。だが、人間だとそうもいかない。まあ、だからこそ試行錯誤の甲斐もあるということもある。
しかし、それでも身体が丈夫な女のほうがいいというのは確かである。よって、所謂騎士の中から次の獲物を探そうという気になった。
騎士のことなら、騎士に聞けばよいということで、ゼウスは早速エリカとリリアナを呼び出した。
雷となって移動できるゼウスに、世界の裏側など関係ないのである。
ベッドに横たわるゼウスに跨ったエリカが、頬を上気させて腰を振る。一糸纏わぬ生まれたばかりの姿は、まだ幼さを残す年齢だが、十分に情欲をそそる。
恵那と同じくらいに大きな胸をゼウスは揉みしだき、腰を打ちつけるとエリカは背を逸らして嬌声を上げる。
「あ、ああん、ゼウス様。そのように、乱暴にされてはぁ!」
エリカは金色の髪を汗で湿った頬の貼り付けて、乱れに乱れた。
「ならば、もっと腰を振るんだな」
「んあぅ! もちろんです、ゼウス様、うあ、あん、うぅん、ふわぁああ」
ぐちゅぐちゅと結合部が水音を立てる。エリカの紅い秘所は洪水を起こしているかのように愛液を垂れ流し、ゼウスの肉棒に己の肉を絡みつけてくる。
「ん、ああ、ふう、く、あああ、奥、奥に、当たって……んんんんんっ」
「口を塞ぐなエリカ。しっかりとお前の淫らな声を聞かせろ」
「あいいいいい、ああ、そのような、無体なこと。ああ、いいっ。き、気持ちいい、こんなぁ」
すでに果ててしまいそうなのか、エリカの膣奥が激しく痙攣している。エリカは腰をくねらせて快楽から逃れようとしているのだが、ゼウスの肉棒がそれを許さず、エリカの膣中を抉りあげる。その度に、エリカは狂ったような嬌声で鳴いた。
親友がイキ狂っているのを間近で見ているリリアナは、白い頬を紅く染めて、落ち着かないようであった。ゼウスはリリアナを近くに呼び、そして口付けた。
ベッド脇に跪くリリアナは、ゼウスを見上げる形で唇を舐られる。
「ん……ん」
リリアナは、すぐにゼウスのキスに応じる。待っていたというように口を開き、紅い舌を伸ばす。ゼウスはリリアナの舌を唇で挟んで扱いた。
「んふぅ、ん……あふぅ……」
リリアナの口内から唾液を吸いだしたゼウスは、それを丹念に味わう。リリアナのポニーテールの根元を手で押さえて、喉を逸らさせた。
「ふぅ、んああ、んっ」
リリアナの口の中に、今度はゼウスが唾液を流し込んだ。ねっとりとした唾液が口の中に溢れ、リリアナは興奮に身体を震わせた。腹の奥が熱を帯びて、秘所がじんわりと湿り始める。
ゼウスの唾液を舌に絡ませて、うっとりとした表情で飲む。
「んく、ふ。んあ、んく、ぐ、……ふあ……」
唇を離すと、リリアナとゼウスの間に粘り気を帯びた唾液の橋ができた。
それから、ゼウスはリリアナの首筋に舌を這わせる。
「あ、……ゼウス、様。そんな」
「何がそんな、だ」
「そ、そのようなことをされては」
びくびくと身体を震わせるリリアナは、自分でも気付かぬうちに下着の中に手を入れていた。熱に浮かされたように、リリアナは指を秘所にひっかける。
「俺とキスして自慰を始めるとはな。すっかり、雌になってしまったな」
「あ、ん、違います、これは、ただ、むずむずするというだけのことです」
そう言いながらも、リリアナは自らのクリトリスを刺激して身体を跳ねさせる。跪いていなければ、今頃立っていることもできず、しゃがみ込んでいたことだろう。
「このような責めもあるぞ」
ゼウスはリリアナを抱き起こし、自分に圧し掛からせた。それから、リリアナの耳たぶを甘く噛む。
「あ……うぅ……」
ピクリとリリアナが反応したのを見計らって、ゼウスは、リリアナの耳を舐めた。
「ひああっ」
可愛らしい声を上げて、リリアナはゼウスから逃れようとした。突然、耳を舌で責められて驚いてしまったのである。
「これ、リリアナ。あまり動くな。でないと、エリカが」
にやりと笑って、ゼウスは腰を突き上げる。エリカの子宮まで抉りこむ屈強な肉棒に突如として襲われたエリカは、唾液を垂れ流しながら悲鳴を上げた。淑女としての振る舞いなど、ベッドの上ではなんの役にも立たない。そこにいるのは、ただ快楽を貪る雌犬だけである。
「エ、エリカ……」
「エリカは、今までに抱いた人間の中でも上位に食い込む名器だな」
「は、いぃ、ありがとう、ございます」
恍惚の笑みを浮かべてエリカは礼を言った。それから、また腰を動かし始める。すっかり、ゼウスの肉棒の虜といった様子だ。
「ひう……」
ゼウスはリリアナの耳責めを再開した。
「あん、そこ、……耳は、らめれす。音、ぐじゅぐじゅってぇ、頭にひびくからぁ」
リリアナが蕩けたところで、ゼウスはリリアナの秘所に指を入れて思い切りかき回した。
「ひあああああああああああっ」
卑猥な音で高まった快楽が、ゼウスの指に襲われた秘所の感度を最大限にまで引き上げていた。ただの一撃で、リリアナは絶頂を迎えて崩れる。
次いで、ゼウスはエリカの腰を両手で掴む。
エリカが逃げられないようにしてから、ゼウスは激しいピストン運動でエリカを突き上げる。今までに無い猛攻に曝されたエリカが絶叫する。
「どれ、エリカ。膣内と膣外、どちらがいい?」
「ひあ、あぎ、あがあ、んあ、ひあああ、らめ、あぁああ……んく、うああ!」
「答えられんか。ならば、膣内だな」
そう言って、ゼウスは凶悪に微笑み、腰の回転を速める。ジュクジュクと水音が激しく響き、パンパンと肉のぶつかり合う音が大きくなる。
「ふん」
根元まで一気に突き入れたゼウスは、そのままエリカの膣内の奥に精を放った。
「あひいいいいいいいいっ」
エリカはその熱と快楽で達し、ゼウスの胸に倒れこんだ。
「ひ、あ、お腹の奥に、ゼウス様の熱い精が……はぁ、ぁ……熱ぅいぃぃ……」
脱力しきったエリカの顔を上げて、ゼウスは口付ける。
ちゅくちゅくとエリカの口を一方的に吸った後で、ゼウスは問うた。
「エリカ、リリアナも。お前たちを呼んだのは、まぐわうのが目的ではない。お前たちの知る中で、これはという女を紹介させるためだ」
性交の余韻にうっとりとしながら、エリカとリリアナは働かない頭で考える。ゼウスが求めるほどの容貌を持つ女性は、そう多くない。女神を相手にするだけあって、人間では彼の求める水準に到達し難いのである。
そんな中で、エリカとリリアナは幾人か思い当たる女性をピックアップしてゼウスに伝えた。
□
「ほう、なるほど。なかなかの美女ではないか」
ゼウスはやってきたのはまたしてもイタリア。サルバトーレが、遠出をしている最中を狙って神速で移動してきたのである。
エリカとリリアナが示した人物が、ゼウスの視線の先で馬に乗っている。
このご時勢では見ることのない光景だが、周囲には建物はなく草原と古い遺跡があるだけであった。
彼女の名はラファエロ。歳で言えば、かなりのものになるが、優秀な魔女の類は年齢に関わらず若さを維持できるものである。
すらりとした長身に褐色の肌。黒い髪はポニーテールにしていて、風を切って走る馬の動きに合せて上下している。
周囲には彼女を除いて人の気配はなく、情報の通り人里はなれたこの場所に隠遁生活を送っているらしい。
「この神殿に拠点を構えるのもよさそうだ」
霊地としても一流である。実によい。アレッシアを連れてきて、ラファエロに魔術の教育をさせることもできるだろう。
きちんと面倒を見るのも男の甲斐性である。
それはそれとしてラファエロが遺跡の中に戻っていく。ゼウスは閃電となって、その後についていった。
暗い遺跡の中は、中世あたりに建造されたテンプル騎士団系の遺跡である。
バフォメットが崇拝されていることからもそれは窺える。しかし、上層部は現代人が生活できるように改装されている部屋もあり、ラファエロが普段暮らしているのはその階層である。
野外での鍛錬を終えたラファエロは、汗を流すためにシャワールームに入った。しなやかな肉体美は、完成された乙女のものであり、無駄のない筋肉と豊満な胸が均整の取れた美しさを醸し出す。エリカやリリアナと違って、大人の成熟した女性の色香を漂わせているのであった。
そんなラファエロは、ただの魔女ではない。
恐るべき魔術と剣の達人でもあった。しかもその剣術は、あのサルバトーレを上回る。ラファエロの鍛え抜かれた勘が自らに迫る危難を感じ取らせ、振り向き様に召喚した剣を一閃した。
「ッ……!」
ラファエロは目を見張った。
そこにいたのは、一人の男であった。ラフな半袖短パンという出で立ちながら、その身体から漂う気配は間違いなく『まつろわぬ神』のものである。これほどの距離に接近されて、やっと気付いたこと事態が不可思議なことであった。その男神は、ラファエロの剣を素手で受け止めて、余裕の表情で立っていた。
「あんたは、……いえ、御身はいったい」
「俺の名はゼウス。ラファエロよ。お前のことを、我が配下から聞いてな。遠路はるばるここまでやってきた」
まつろわぬゼウス。
その名を聞いて、ラファエロは心臓が止まりそうになった。ギリシャ神話の最高神にして、史上最も多くの国々に伝播した天空神の一翼を担う存在である。インドから北欧まで至る天空神という概念の化身だ。
「ふむ」
と、ゼウスは自分の手の平を見る。
彼の手の平には、一条の赤い線が刻まれていた。
「人の手によって傷付けられたのはいつ以来か。いや、これが初めてだったかもしれないな。さすがは聖ラファエロ。噂に違わぬ見事な剣だ」
「お褒めに預かり光栄です」
ラファエロは、前かがみになり、胸元を左手で隠しながら、右手の剣を下げた。まつろわぬ神を相手に、剣を向けるのは死に直結する愚行である。
「ご覧の通り、今は我が身の穢れを流している最中ですので、お持て成しすることも叶いませんが、婦女子の入浴の場に足を踏み入れることはギリシャの地でも避けられてきた行為のはず」
「ああ、気にしなくていいぞ」
「あ、いえ、そうではなく」
ゼウスの答えがあまりにも的外れだったので、ラファエロはうろたえた。ゼウスが狙っていたのは、その意識の間隙であった。目の前でゼウスが消え、直後のラファエロの背後に現れたゼウスは一瞬にしてラファエロの右手を掴んで固定してしまっていた。
「な……!?」
ラファエロは剣を取り落とす。
「何をなさいますか!?」
「何? オ・モ・テ・ナ・シができなくて気を病んでいたのだろう。だから、させてやろうかとな」
「それは違……うっ」
ラファエロは首筋を軽く噛まれて、思わず言葉に詰まる。非常にマズイ事態になったというのは、もう十二分に理解していた。ゼウスという神の逸話にはそういったものに溢れている。
豊満な胸を鷲掴みにされ、ラファエロは身体が熱くなるのを感じていた。久しく感じることの無かった羞恥の感情が湧き上がってくる。
「ほう、やはりしなやかにして強靭な肉体。人間の中でも指折りの猛者なだけのことはあるな」
ゼウスはラファエロの身体を調べるようにいたるところに指を這わせた。太ももを撫で上げ、二の腕を揉み、胸を絞る。ゼウスの両手が身体をくすぐるたびに、甘いしびれがラファエロを襲った。
だが、ラファエロもまた歴戦の猛者である。性感で我を失うような鍛え方はしていない。心頭滅却して、身体の感覚と自分の心を切り離す。ゼウスに玩ばれる肉体を客観視して、精神を保つのである。
「よい身体だ。早速、始めるとするか」
「性急、ですね」
「まったく抵抗せぬ輩が何を言う」
ゼウスはせせら笑う。女を道具としか見ていないような軽薄な態度には反感を覚えるが、それを表に出しては命はない。ラファエロは努めて従順に振る舞い、穢されることを覚悟しつつ現状を耐え忍んで解放されるのを待つことにした。
なるようになれ、と投げやりにゼウスに身を任せるラファエロを後ろから抱きしめるゼウス。ゼウスはラファエロの乳首を摘み、刺激しながらラファエロの耳を舐め、首にキスをする。ゆっくりと着実にラファエロの身体に熱を篭らせる巧みの技に、ラファエロはともすれば心を許してしまいそうになる。
だが、一度心を許せばあとはなし崩し的にゼウスに支配されるのは目に見えていた。
「頑なだな」
そんなラファエロの心を見透かしたゼウスはラファエロの顔を横に向けて、唇にむしゃぶりついた。
「んぅ……!?」
ラファエロは、すぐにゼウスから身体を引き離そうとした。しかし、ゼウスの左腕ががっちりと彼女の身体を押さえて離さず、右手が頬に添えられていて顔を背けることもできない。
「んく、ふぅ……」
ゼウスの舌がラファエロの唇をなぞる。唇を結んでゼウスの侵攻を防ごうとするが、そこは神と人間、いかにラファエロが当代きっての騎士とはいえ、抵抗は長くは続かない。
ラファエロの抵抗を振り切ってゼウスは舌をラファエロの口内に侵入させた。
ぬるりとした舌が自分の口の中に入ってきたことで、ラファエロは目を見開いた。
「んふ、ん……んはあ、んちゅ、ちゅ……」
ゼウスの舌はラファエロの舌を捕らえると、ゆっくりとこれを撫でるように舐めまわす。また、頬の内側や、歯茎までをなぞられてくすぐったさに身体が震える。熱い唾液が流し込まれて、無理矢理自分の唾液と混ぜ合わされる。唾液を介して、ゼウスの呪力がラファエロの体内に送り込まれ、ラファエロは身体が火を噴くように熱くなるのを感じた。
これは、マズイ。
と感じたときにはもう手遅れだった。ラファエロの精神防御法など、ゼウスにとっては紙切れに等しい。所詮は人間の精神だ。神の呪力に耐えることなど出来るはずがなかった。
ラファエロは、無心になってゼウスの舌を啜るようになった。口の中で暴れるゼウスの舌を、自分の舌で弄る。唾液が溢れだすのも構わずラファエロはゼウスとのキスにふける。頭が茫洋として、もうどうしようもなかった。舌が勝手に動く。唇を離して息継ぎをしてから舌を伸ばしてゼウスの舌と絡めあった。
「あふ、ん、ちゅ、れろ、んく……れろぉ、あら、ひ、んく、こんら、ちゅぷ。んちゅ」
最後の一片だけ残された理性が、拒絶を口にしようとするが、それもゼウスがキスで口を塞いでしまったので叶わなかった。流し込まれた唾液と吐息が喉から胃に流れ込み、体内へと循環していく呪いとなる。
「ふんんんんんんんん!!」
びくびくと、ラファエロは全身の筋肉を収縮させた。キスだけで果ててしまったのである。
唇を離した直後のラファエロは誰もが憧れた騎士とは程遠い、蕩けた表情を浮かべていた。口の端からは唾液が零れ落ち、ゼウスが口内に指を差し込むと、吸い付いた。
ラファエロは壁に手をつけてゼウスに尻を向けていた。
しっかりと二つの穴が見えるように、前傾姿勢を取る。凛々しい女騎士は消え、男に奉仕する娼婦に成り果てていた。
「ゼ、ウス様。は、やく……」
ラファエロの股は、シャワーとは異なる粘り気のある汁に濡れていた。ひくひくといやらしい匂いを放つそこをゼウスは肉棒で擦った。
「んんっ」
ラファエロは身体が狂喜するのを感じた。入れられていないのに、ただ肉棒の先端が触れただけで、恍惚してしまう。
「あたしに、男を教えてくれぇ」
ラファエロは、入口に添えられた肉棒を片手で包み、扱く。
もはやそこに命令などなく、ラファエロは自らの意思でゼウスに奉仕することを選んだのだ。
ゼウスの肉棒の先端からも、ねっとりとした雫が零れ落ちる。ラファエロを犯す準備が整ったことを示しており、ラファエロは男の匂いだけで子宮に緊張を奔らせた。
「では入れるぞ」
「んんんんんんんんんんんっ!」
秘所を押し広げて入り込んでくるゼウスの肉棒の逞しさや太さはラファエロの想像以上であった。身体を貫かれる不快感は、瞬く間に快感へと転じ、膣内が痙攣して肉棒にむしゃぶりついている。
太い、あまりにも太くてとてもラファエロには始末に負えないと思っていた。しかし、ラファエロの鍛え抜かれた肢体は、その内側まで完璧に鍛えられていたらしく、膣はしっかりとゼウスの肉棒を受け入れ、四方八方から隙間無く吸着した。
「ラファエロ。お前の膣内、実にいいな」
「ひ、あ、あり、がとう、ございます、う、うぅ……」
ゼウスはラファエロを抱え、胸を揉みながら腰を律動させ始めた。
「ふう、ん、あ、あひぅ、くぅぅ……」
ラファエロは貫かれる快楽を堪えるように唇を噛む。上下する身体はすっかり男を求めてしまう、頭もまったく働かない。
「ラファエロ、舌」
「はい」
ラファエロは舌を出し、ゼウスの舌と絡める。上と下の口を同時に犯されて、ラファエロは天にも昇る快楽を味わった。
「んふ、ちゅ、んく、うああ、ひあ、ちゅぅ、んふううううう、ふ、ふ、あひ、そこ、だめだ、ま、んちゅぅ、ぷあ、は、は、あひぃ、ひああ……」
ラファエロの嬌声が浴室に響く。ダラダラと唾液を垂れ流し、ラファエロは快楽を口にする。ゼウスの律動は徐々に激しさを増し、ラファエロを追い込んでいく。
そこに、追い討ちをかけるようにゼウスは尻穴にも指を差し込んだ。
「んぃぃいいいいあああっ!?」
身体を逸らして絶叫するラファエロは、自分の身体に何が起こったのかすら理解できずに異物感に身体をくねらせる。
「そ、そこは、違う穴だ。違う、んだ。んああ、なんで、こんな」
「違うのに、気持ちがいいのか?」
「気持ちよくなど、ない。ないんだ」
ゼウスが耳元で囁くとラファエロはいやいやと首を振る。そこでゼウスは肉棒でラファエロの弱所を抉るように突き、尻穴をさらに拡張して内側の肉をひっかいた。
「ああああああ、イイっ。それ、すごっ」
「尻もか?」
「そ、こは。かはっ、あ……」
「違うのか? ここで感じてるんじゃないのか?」
ラファエロの耳を舐めつつ、呪詛のように言葉を吹き込んでいく。尻穴を責めることも忘れない。すっかりほぐれそこには、すでにゼウスの指が三本も挿入されていて、それが自由に動き回っている。
「あたしは、こんな、感じてなど、んあんっ」
ゼウスは唐突にラファエロから肉棒を引き抜いた。それから、悪い笑みを浮かべる。
「頑ななお前に真実を教えてやる」
そう言って、ラファエロの菊門に亀頭を添えた。
「ふあ、ま、さかぁ」
ほぐされたそこにゼウスの太い肉棒が触れていると思うだけでラファエロの身体はどうしようもなく期待してしまっていた。本人の否定の言葉は、もはや無意味であった。それを証明するかのごとく、容赦なく就きこまれた肉棒に身体が反応した。
「んあああああああああああああああっ」
意識が飛びそうになるくらいの衝撃だった。入れるところではない場所に極太の肉棒が押し込まれたのだ。苦痛すらも感じる。それは、ラファエロの知らない感覚であった。
「あ、ひあ、くぅ……んああああ」
ゼウスは問答の余地為しと腰を動かし、ラファエロの身体を玩ぶ。直腸をゴリゴリと抉られてラファエロは声にならない声を上げる。それすらもゼウスは愉しみ、円を描くように肉棒を操る。内側を押し広げられ、ラファエロはまともに立つこともできず、浴室の壁に頬を押し付けて身体を支えていた。
「どうだ、ラファエロ」
「ひ、ひ、ひあ、んああ。くひぃ、ひぐ、あああああ、……いぎあ、むくぅ」
「どうだ、と聞いているのだ」
ゼウスは空いた秘所に指を突っ込み、クリトリスを摘んだ。
「ああああああああああああ」
ぶしゃ、とラファエロの秘所から汁が吹き出した。同時に、尻穴が緊張して肉棒を締める。
「答えよ」
達したラファエロにはまったく気を払わずゼウスは目茶苦茶に責めた。
「んああう、き、きもち、いい」
ラファエロは堪らず認めた。
「もっと大きな声で、詳しく」
「き、あ、……きもち、いいでお尻の穴、お○んちんで突かれて、気持ちいい、から。あひ、も、許して。お、ぉおおおかしくなりゅぅ」
「そうか、おかしくなるか。可愛らしいことだ。見せてみろ、おかしくなったラファエロを」
ゼウスは笑い、ラファエロの尻をひたすら責め続ける。ラファエロは喘ぎながら、我が身を焼く快楽に溺れていくしかなかった。
「らめ、もう、もうだめだぁ!」
「よし、では中で受け止めよ」
「そん、なこと、されたら」
このような状態でゼウスの精を注ぎ込まれたら、どうなってしまうか想像もできない。ゼウスの呪力がたっぷりと詰まった精だ。唾液ですらラファエロは蕩かされたのだから、精など注がれては正気ではいられない。その恐怖と期待がラファエロの胸を締め付けた直後、腹の中に大量の精液が吐き出された。
「ひぎあああああああああああっ」
ラファエロは絶叫して、大量の愛液を噴いて果てた。染み込んで来る精液が、ラファエロの身体を汚染していく。ゼウスの呪力が完全にラファエロの身体を巡り、二度と元には戻れない。白目を剥いたラファエロは、恍惚とした笑みを浮かべてずるずると崩れ落ちた。