まつろわぬ神が性に忠実に生きるのは自然 作:一休
まつろわぬゼウスは気まぐれな性格だ。もともと、イレギュラーな存在で、人格は神話の時代とも正規のまつろわぬゼウスとも異なるものではあるが、それはそれ。すでに確立したあらたな『まつろわぬ神』として自由に世界を闊歩している。
そんな彼の特徴的な能力は、カンピオーネと同じ簒奪の権能である。
女神テティスを取り込み、その叡智を得たゼウスは、まつろわす《鋼》の一柱であり、その代表格なのだ。
ゼウスは神話的にも女好きで知られる。
実際には後世の権力者達が自らの血統を誇るためにゼウスの血筋ということにしたために、数え切れないほどの女性と関係を持ったことになってしまったのだが、それは『まつろわぬ神』には差し障りのない話である。
この世に降臨した時点で、その時代に語られる神話のエピソードが血肉となる。今のゼウスの能力の基本的な部分は現代の神話に基づいている。
この強大な『まつろわぬ神』は、他の神々を討ち取って能力を増強しつつ、人間社会にはさほど害を与えないような形で生活している稀有な存在でもある――――と自負している。実際、気まぐれに都市を火の海にすることもあるのが『まつろわぬ神』やカンピオーネだ。人間的思考により、その文化を愛でるゼウスは良心的とも言えた。
雲になって空を飛び、黄金の雨となって降り注ぐ。そんな芸当も神代ではやってのけたが、現代は概ね目立たないように行動し、女性に迫っている。
この日、ゼウスが訪れたのはロンドンの館である。
賢人議会なる組織が、現代の呪術の中枢であり、その総本部はロンドンにある。ゼウスは、多くのサブカルチャーでロンドンが呪術の中心地として描かれていることを知っているので、これといった感慨はない。
降臨してから、数人の呪術師と交流を持ち、身体を重ねてきた。
そういった騎士や呪術師から、この館の主の名を聞いていたので、いつかは襲ってやろうと虎視眈々と狙っていたのだが、あちらから招待があるとは思わなかった。
もっとも、招待といっても霊体がこっそりゼウスの様子を窺っていただけで、言葉を交わしたりはしていない。これは、不躾な視線を送ってきたことに対する報復――――ということにしている。
「貧相な結界だな」
館に張られた結界は、外界から身を守るためのものではない、内部を閉ざすためのものだ。肉体を持つ者には、効力はなくあくまでも霊体を逃がさないようにするためのものだ。もちろん、ゼウスには何の効果も発揮しない。
人間レベルの呪術など、知恵の神でもあるゼウスにとってはそよ風ほどの影響もない。
悠々と結界をすり抜けて、ゼウスは館に忍び込む。騒ぎになると面倒なので、気配を消してプリンセスの待つ寝室に侵入した。
窓から月明かりが刺し込む部屋の中には、二人の女性がいた。侍従長のミス・エリクソンと問題のプリンセス・アリスである。
ゼウスの存在に気付いたエリクソンが、細いフレームの眼鏡の奥で眼を驚愕に見開いた。人目でゼウスを強大な神の一柱であると見抜いたのだ。そして、アリスは予期していたかのようにゼウスの来訪に表情を動かさないでいる。
「この館の主、プリンセス・アリスで間違いないな」
「はい。本当に、わざわざ遠方より足をお運びになられたのですね」
「気まぐれに俺にちょっかいをかけたのはそっちだ。貴人には視線を投げかけることも非礼になることを、知るべきだったな」
ゼウスが本気で言っているわけではないと、アリスは察しているのか、咎められても余裕を崩していない。といっても力の差は歴然であり、それを彼女は分かっている。だからこそ、運を天に任せているということでもある。
そして、愕然としているのはエリクソンだ。
「ひ、姫様。どういうことでしょうか。このお方……『まつろわぬ神』の一柱とお見受けしますが……」
「以前、幽体離脱をして外出したときにお見かけした方です。非常に強力で人間に対しても害意の少ない神様ですもの。何かしらの、アプローチは必要だと思って」
「その結果がどのような災厄を招くか……姫様は……」
エリクソンは声が震えて言葉が続かない。
カンピオーネと『まつろわぬ神』はまったく異なる存在だ。
関わってろくなことにならないのは歴史が証明している。
「俺がここに来ることも分かっていたのだろう。目的を言ってみろ、アリス。俺はこう見えて気安い神だからな。特に女子の頼みならば、受け入れてやることも吝かではないぞ」
ゼウスは自身が主張するようにあえて気安い口調で話しかけた。
「それでは単刀直入に、あなた様の加護を授けてはいただけないでしょうか?」
「姫様ッ!?」
「加護? その身体のことだな」
悲鳴のような声を挙げるエリクソンを無視してゼウスが話を続ける。
「見たところ神祖の血縁だろう。血が濃い所為で体力が奪われ続けている。難儀なことだな。人間の身体というのは。命の象徴である《蛇》の血を継いでいながら、その力に耐えられないとはな」
「ご慧眼、さすがです」
「その分では長くは持たんだろう。後、数年も経たぬうちに寿命を迎えるだろうな」
「やはり、そうでしたか……」
厳しい現実を突きつけられて、アリスはため息をつく。
過ぎた力は我が身を焼く。神でもなければカンピオーネでもないただの人間が、人間以上の力を宿せばこうなるのは自然のことであった。
血が薄ければよかったのだが、アリスは先天的に先祖帰りに近い高純度の《蛇》の血を継いでいると見える。
「姫様、わたくしたちも方々に手を尽くして姫様のお身体の改善に努めております! 決して、早まったことは……んんッ」
騒がしいエリクソンをゼウスは黙らせる。何かしたわけではない。彼女はただの人間なので、身体の自由を奪うくらい、念じるまでもないのだ。
「さて、それで俺の加護が欲しいわけだ」
「はい。もしも、それが可能なのでしたら、どうかわたしをお助けください」
彼女なりに切実な思いを抱いていたわけだ。
これが、通常の『まつろわぬ神』であれば、あるいは人間の生死は自然のものとして手を出さないかもしれないが、ここにいるゼウスは普通ではない。
神話級の女好きで、人間に理解を示すバグを生じた神様なのだ。
「まあ、いいだろう。俺にかかればアリスの身体を人並み以上にしてやることも片手間でできることだ」
「ほ、本当ですか!?」
「ああ。とはいえ、俺の名は見えているのだろう? 俺の加護を受けるということがどういうことなのか、想像できていない等とは言わぬだろう?」
アリスは生唾を飲んだ。
想像していなかったわけではない。ギリシャ最大最強の軍神であり、性に纏わる話の多い神だ。人間とも交わっている。『まつろわぬ神』である以上、そうした性質を有するのは当然だ。
「すべて、覚悟しております。ですが、恥ずかしながらわたしには経験がありません。どうしたらよいのか、ご教示いただけるとありがたいのですが」
「もちろんだ」
「あの、それとミス・エリクソンが……」
「別にいいだろう。気にする必要もない」
「え……あの……」
アリスの視線の先でエリクソンが固まっている。事態を理解できていなかったようだが、すぐに再起動した。
ゼウスによって言葉を封じられた彼女だが、表情まで固定されていない。必死の形相で、首を振り、アリスに思い止まるように訴えている。
「余興にもなるだろう。せっかくだ、侍従長も愉しむことを許すぞ」
ゼウスに睨まれたエリクソンが、急に悶えだした。
「んん!? ん、んぐぅ、ん、んんんーーーーーー!?」
床に膝をついて、前かがみに倒れ込む。
「ミス・エリクソン!? いったい、何をなさったのですか!?」
「言っただろう。ちょっとした余興だよ」
びくびくと身体を跳ねさせるエリクソン。白皙の美貌に汗が滲み、一気に紅潮していく。目尻に涙を浮かべて、エリクソンがゼウスを見た。
「さて、と。侍従長、どうなったのかまずは見せてもらおうか」
ゼウスが指を鳴らすと、エリクソンがゆっくりと立ち上がった。
「んん、んんんーーーー、んんん!」
彼女の意思ではなく、身体が勝手に動いているのだ。本人は拒否しようと抗っているようだが、ゼウスの支配力に抗えるはずがない。立ち上がったエリクソンは、一見して異常がない。変化は内面にあったのだろうか。
ところが、エリクソンがスーツの下を脱いだところでアリスも異常に気が付いた。彼女のパンツが盛り上がっているのだ。
エリクソンはパンツを脱ぐ。現れたのは、身間違えようのない男性器であった。
「な、な!?」
「んんぅ、んんん……」
弱弱しくエリクソンは首を振った。自分の意思ではないのだということを、必死にアリスに伝えようとしているらしい。気の強い彼女にとっては、恐ろしい恥辱であろう。
「では、侍従長。お前はそこで、アリスが大人の階段を上るところを眺めているとよい」
呻くエリクソンを他所に、ゼウスはアリスに歩み寄る。
ベッドの上で身体を起こしていたアリスは、エリクソンとゼウスを交互に見ながらどうしたらよいのか分からないというように困惑していた。
「ぜ、ゼウス様。あの、ミス・エリクソンが見ております。その、恥ずかしいのですが」
「あれは置物とでも思えばいい。それとも、今になって発言を翻すか?」
「い、いえ。そのような、ことはありませんが……」
それなりの年齢に達しても身体は弱いままでまともな異姓との交流のなかったアリスは、好奇心こそ強いものの、いざとなると尻込みしてしまう。オマケに気心の知れた侍従長が、すぐ近くで見ているのだ。異常事態と言ってもいいし、初めてを捧げる状況としては、想像したこともない状況であった。
「それでは、始めるぞ」
衣服を脱いだゼウスは、一物をアリスの顔に近づけた。
鼻を突く男の臭いに、アリスは顔を顰める。
「これが、本物の……」
グロテスクな外見は知識の通りだが、ゼウスのそれは想像以上に逞しくそそり立っている。触れてもいないのに熱が伝わってくるほどで、人間では実現できない神ならではの存在感があった。
「触れてみるか?」
「は、はい……」
エリクソンの視線を意識しながらも、アリスはゼウスの肉棒に手を伸ばした。
冷たいアリスの指先が肉棒に触れ、ひんやりとして気持ちがいい。弱弱しく検分するようにアリスは肉棒の先から裏筋を撫でる。
「どうだ。初めての一物は?」
「あ、はい。その、何と言いますか……ご立派です。とても、それに、すごい臭いが……」
「ああ、そのうち、それが堪らなくなる」
「その臭いが、ですか?」
「そうだ」
俄には信じられないことだった。
「それで、これからどうすらばよいのでしょうか?」
「まずは基本だ。フェラチオくらい知っているだろう」
「これを、しゃぶればよろしいのですね?」
「その通りだ」
そう言ってゼウスはベッドの上に座った。
アリスはゆっくりと身体を起こし、座り込んだゼウスの下に這うようにして近付く。
立ち上がった肉棒は、アリスの顔を目掛けて先端を向けている。まるで、今すぐに咥えろと自己主張しているかのようだった。
アリスは右手で肉棒を握り、その熱を手の平で感じる。そして、ゼウスに導かれるままに、形の整った唇で亀頭を咥えたのだった。
「あ、ん……ん、ん……」
咥えた後で、アリスはちゅうちゅうと先端を吸い始める。それは、まるでストローでジュースを飲むような仕草だった。
エリクソンが絶望的な表情をするのが、小気味よいと思いながら、ゼウスはアリスにダメだしをする。
「それではダメだ。アリス、吸っているだけでは精は出ないのだ。もっと、唇と舌を使って、丹念に舐めるようにするのだ」
「あ、はい。舌も、ですね」
「よく、アイスを舐めるようにと言う」
「はい。アイスを舐めるように、ですね……れろ、ぴちゃ、ぴちゃ、れろ……れろ……ちゅる、れろ……ん、ちゅ……れろ」
アリスは舌先で亀頭の裏側をチロチロと舐める。さらに肉棒の先端部分を円を描くようにして舌を動かし、ざらつく舌の表面で棹を撫でた。
「ん、れろ、れろ、れろぉ……ちろ、ちゅ、ちゅる、れろ……あ、今、れろ、ぴくって、なりました……ん、れろ……これが、気持ちイイのですね。れろ、ちゅ……ちゅ……」
アリスは初めての割には手際よく、フェラをしている。零れる涎が肉棒を濡らし、舌がそれを全体に塗りこんでいく。
「なかなか、飲み込みがいいじゃないか。さすがはプリンセスだな」
「そんな言い方をしないでください。それでは、わたしが淫乱みたいじゃないですか」
「さて、どうかな。次のステップだ。舐めているだけではダメだ。咥えながら、手で扱いてみろ」
「咥えながらですね。分かりました」
次の命令を受けて、アリスは言われたとおりに肉棒を咥えた。そして、棹の根元を掴んで上下に手を動かし始める。
「ん、ん、ん、ん、れろ、じゅる、れろ……ちゅぴ、じゅる、ん、れろ……んん、じゅる、じゅる……」
「よし、その調子だ。もっと、音を出してしゃぶれ。男を悦ばせるために、五感を駆使するのだ」
「ふぁい、じゅぶ、じゅろ、じゅる……じゅ、ん、じゅるじゅる、れろ、ちゅぷ、じゅる……ん、あん、む、じゅる、れおぉ、ん……じゅ、じゅ、じゅ、じゅぶ、れろ……あの、何か、ん苦いのが、出てきました、ん、れろ」
「カウパーだ。先走りとも言う。よく味わえ。精液はもっと濃いぞ」
「これが、先走り……」
アリスは口から肉棒を抜いて、興味深そうに先端に滲み出た雫を見る。
「あはぁ……これ、出てからまた臭いが……はあ、強くなった……はあ」
自然とアリスは息が荒くなる。動悸が激しくなり、目の前の肉棒が愛おしくなっていく。
「はあ、はあ、はあ、何、これ。すごく、はあ…………あぁ」
「どうした? 味わえと言ったぞ?」
「は、はい……れろぉ」
アリスは舌を伸ばして、先走りの雫を舐め取る。
「ん! ん、苦い……あ、ん、これ、呪力が……あむ、ん、ちゅる……はあ、すごい、れろ……」
「そうだろう。何せ神の体液だからな。よく身体に取り込むとよいぞ。お前の身体を強くしてくれる」
「そうですね。確かに、こんな強い呪力……はあ♡ 神のご加護……もっとぉ」
うっとりとしたアリスは熱に浮かされたようにゼウスの肉棒にむしゃぶりついた。
「あむ、はむ、ん、じゅる、れろ……ん、むう、れろ、れろ、れろ、じゅる、れろ……ん、くふぅ、れろ、あむ、じゅる、じゅる、じゅる……ん、ん、んんぅ」
貪るようにアリスはフェラをする。
始めた頃よりも遥かに積極的に咥えている。ゼウスの先走りを摂取したことで、彼女の体内にいる《蛇》が刺激されたのかもしれない。餓えた獣のような貪欲さで、アリスはゼウスの精を求めて舌を肉棒に絡みつかせる。
「いいぞ。なかなかいい出来だ」
ゴキゲンなゼウスはアリスの頭を撫でてやる。
そして、まるで秘所を突くかのように勢いよくアリスの頭を掴んで肉棒を根元まで押し込んでしまった。
「お! お、おごぉ!? お、ごあ、おぉ、あ!?」
目を白黒させるアリスだったが、ゼウスから逃れることはできない。
アリスの口の中の温かさを存分に味わったゼウスは、暴発寸前の肉棒に呪力を込めた。
「ふぐ、んぐ……ん、んく!? んあ、あん、んおおあああ!?」
アリスが望んだとおりに、ゼウスはアリスの口内に射精した。アリスは大量の精が喉に叩きつけられ、窒息しそうになりながら飲み込んでいく。
「んく、んく……ん、ぐ、ん、ふぅ、んあ、あ」
鼻に抜ける生臭い臭い。そして、舌に張り付く粘ついた粘液と、強い苦味。料理で出てきたら、吐き出してしまうくらいの味なのに、どうしてから大変な美味に思えた。
「あふ、あふ、ん、んく……ん、あ……これが、精液……なんて、すごい」
恍惚の表情を浮かべたアリスは、口内に残った精液も涎と混ぜて飲み干した。精液にこめられた呪力が、アリスの身体に浸透していくのが分かる。
「あ……ん、んふぅ……」
「アリス、身体の準備はいいな」
「はあ、はあ……はい」
アリスは、ベッドに横たわって裸になった。
外にほとんど出ていない身体は透き通るような白さだ。きめの細かく張りのある肌と、細身の身体。胸は以外と大きいほうのようだ。
「ゼウス様、恥ずかしいです」
「今更恥ずかしがってどうする。アリスの身体は、もっと欲望に忠実なようだぞ」
ゼウスはアリスの秘所を指を当てる。
「あん、ん」
喉から自然と声が漏れた。柔らかい秘所の入口を軽く撫でられただけで、全身が痺れるような感覚に襲われる。
「すっかり、解れているようだな。フェラだけで、ずいぶんと濡れているじゃないか」
「言わないでください。わたし、こんなの今までに、なかったことで、はん♡ ん、あぁ……あ、そこ、ん!」
ゼウスがゆっくり、吟味するようにアリスの膣内を指で弄る。虚弱体質ではあるが、膣の閉まりは悪くない。
ゼウスははち切れんばかりに膨らんだ一物をアリスの秘所に宛がうと、そのままあっさりと挿入してしまった。
「は――――ぐ、くうぅ!」
アリスは歯を噛み締めて挿入の圧迫感に耐える。今でに味わったことのない異物感。下腹部が膨れ、ともすれば骨盤から形を変えられてしまうのではないかとすら思わせられる強烈な感覚だ。
「んんんんんーーーーーーーッ!!」
エリクソンが悲痛な声を漏らした。アリスの処女が失われたのを目の当たりにして、何もできないのだ。彼女にとっては大変悔しい思いをしているだろう。
アリスのほうは、膣内にずっぽりと肉棒が埋もれている。根元まで押し込まれた肉棒に、愛液と膣肉が絡み突いているのをゼウスは感じている。
「痛みはあるか?」
「はい、あ、いえ。ん……どうしてでしょう。初めてなのに、それほど痛くない、です」
「そうか。それは重畳。アリスの身体が、思いのほか物好きだったのかもしれないな」
「そのようなこと、仰らないで、んんッ」
アリスが痛みを感じていないのは、ゼウスの精液を飲んだ際にその魔力を身体が受け入れているからだ。ある種の催淫状態にあるので、痛みすら快楽に変更されるわけだ。
ゼウスはアリスの様子を窺いながら律動を始める。膣内を舐るように肉棒を出し入れする。
「あ……ん、んん……あっ、ん、ふ、ん! ん、くふぅ……ああ、ん、ふう、ん!」
ずるずるぬるぬるとアリスの膣内から分泌される愛液を掻き出しながら、ゼウスは肉棒を打ち込む。
一突きごとにアリスの喉から声が漏れ出し、快感が甘い痺れを脳にもたらしている。
「ひぅ、ん、んん、あん♡ あん、あ、ん、くあぁ……ああ、ああ、んん! くひ、い、あ、ああ!」
「よくなってきたな、アリス」
「ん、はう♡ あ、ん、ふ――――く、んはぁ……は、いぃ、ん、いぅ! あ、膣内に、ゼウス様が満ちて、あ、気持ちイイ」
蕩けた表情を浮かべるアリスは、ゼウスの肩に手をかけ、自ら足をゼウスの腰に絡みつかせた。
アリスの本能が、より深い抽送を望んでいるのだ。
「いいぞ。もっと、激しくしてやる」
「ふぎッ、あ――――あ゛あ゛~~~~!!」
優しく、愛でるような突きから乱暴で抉るような突きに変更する。
アリスの膣内は、すでにゼウスの肉棒に馴染んでいる。激しく突き込まれても、それに応じて膣肉が形を変え、肉棒に吸い付いてくる。
「はひっ、んひッ、くひぃ! はあ、はあ、ん――――はあ、んあ、激しい! あ、ん、そんあ、激しくしたら、あ、あ、あ、あぁ!」
「激しくしたら、どうなんだ?」
「い、んん……い、イって、しまいます。ん、わ、わたし、もう、来ちゃって、はあ、んあ、あ」
「構わん。好きなときに好きなだけ絶頂するんだ」
「ひ、ひ、ん、ああ――――そんな、ん、わたしだけが、あ、あ、ん、もう……あ、ダメッタ、ダメ、来て、あ、ああああああああああッ」
ガクガク、とアリスは腰を浮かせる。
ゼウスの肉棒が与える快楽は、彼女の想像を絶していた。初めて受け入れた男の物が『まつろわぬ神』の一物だったのだ。人間の身体では、初めから屈服してしまうのも仕方がない。
「はあ、はあ、はあ、ん、い、イってしまいましたぁ、はあ、はあ……ふぐッ!?」
「俺はまだまだだぞ」
「そんな、わたし、今、イッたばかり、イッたばかりですッ。急に、そこ、穿られたら、またッ」
絶頂の余韻が覚めやらぬうちにゼウスは律動を再開する。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ゛あ゛!? ん、くひぁ、あふ、んあ、んへえぇあ……らめ、らめえ、ゼウス様、わ、わたし、変、変になって、あ、いや……と、溶けてしまいそうで、ふ、うんん」
アリスは表情に快楽と恐怖を張り付かせて喘いでいる。
自分の知らない感覚が、アリスの中を駆け巡っている。快楽に漬け込まれ、自分が崩れていく錯覚だ。
「いいのだ。その感覚に身を預けろ。終わったとき、お前は新しい自分に目覚めるぞ。好きなだけ、気持ちよくなるのだ」
「ん、は、はい♡ ゼウス様、あ、わたし、気持ちよく、なりますぅ。はあ、んあ、あ、ん、大きい、ゼウス様のチンポで、んあああ♡」
プラチナブロンドの髪がベッドの上で乱れる。
汗が滲むアリスの顔は恍惚に蕩け、口は嬌声を上げるだけの器官となった。
それからさらに二度、三度とアリスは絶頂に導かれた。
「ああ、い、イク、また、イク……はあはあ、ん、くひ、ひ、い、イグぅ、んああ、い、イイです、イク、のぉ」
アリスは体勢を変えて、ゼウスと対面座位をする。自ら上になって腰を振り、ゼウスの首に腕を回して、快楽に溺れる。
「はあ、はあ、ん、ちゅ……んん~~~~」
ゼウスはアリスの唇を奪い、口内に舌を押し込む。
驚いたアリスだったが、すぐにゼウスの舌を受け入れて、自分の舌を絡みつかせた。
「はふ、ん、んん、ふぅ、ふぅ、れろぉ、ちゅ……はあ、あふ、んちゅ、れろ、れろ、ああ、あ~、れろ、んふぅ、あふ、ふへ……んあぁ」
涎と涎が交じり合い、くちゅくちゅと音を立てる。
唇を吸い、舌を絡めあって、腰を打ちつける。
美しいアリスの顔は淫らに蕩けて、汗と涎で汚れてしまった。
「はひぃ、はひぃ、イグ、く、んん♡ ふひ、いひ、あふ、ん……はう、ん、ああぁ」
絶頂を繰り返しすぎて、呂律も回らなくなったようだ。アリスはぐったりとしながら、ゼウスに身体を預ける。
アリスの小さな身体を抱きしめるゼウス。
そして、エリクソンに視線を向ける。
「おう、しゃべっていいぞ、侍従長」
「ん、くは……く……姫、様」
ゼウスの呪詛が解けて、エリクソンはやっとの思いで声を漏らした。
「姫様……なんと、いう……」
せっかく言葉を解禁したというのに、エリクソンは満足に言葉が出てこないようだ。エリクソンは、その場にへたり込んでしまった。
「やれやれ困った。あまりのことに忘我してしまったようだな」
さほど困った様子もなく、ゼウスはアリスとのキスを楽しむ。
まだまだ肉棒は元気なままだ。
「ゼウス様?」
「ふ、余興をすっかり忘れていた」
「あ……」
ゼウスはアリスから肉棒を引き抜き、ベッドから下りた。
「アリス、来い。もう、歩いても問題ないだろう」
「え……」
アリスは言われるがままに、ベッドから下りる。すると、しっかりと二本の足で床を踏みしめることができたのだ。
足の指先まで力が行き渡る感覚がある。どこまでも歩いていけそうなくらいに、アリスの身体は回復していたのだ。
「うそ……本当に」
信じられないといった様子でアリスは呆然とする。
「俺が嘘をついたと思ったか、アリス」
「いえ、いえ、まさか。ありがとうございます、ゼウス様。本当に、身体が治るなんて」
感激したアリスはゼウスに抱きつく。
「勘違いをしてはならんぞ。あくまでも、俺の加護がアリスの身体を強化しているに過ぎんのだ。俺の加護がなければ、結局は元通りだ」
「はい。重々承知しております、ゼウス様……」
そっと、アリスは頭をゼウスの胸に寄せる。
あたかも恋人に甘えるような仕草だった。
「ゼウス様、余興とは?」
「ん、ほら、ここで茫然自失している侍従長がいるだろう。せっかくだから、共に愉しもうと思ってな」
「そうですか。それは、よいお考えかと。ふふ、ゼウス様のお望みのままに、わたしたちを犯してくださいませ」
妖艶な笑みを浮かべたアリスは、獣欲に濁った瞳でゼウスの肉棒を見つめる。
「ならば、今一度侍従長に見せ付けてやろう。アリス、お前の乱れた姿を」
「はい」
微笑むアリスは、座り込むエリクソンの前で両腕を床に突き、尻をゼウスに差し出した。
「はあ、はあ、はあ……どうぞ、ゼウス様のお情けを」
「ああ、たっぷりと味わわせてもらうぞ」
ゼウスはアリスの痴態に感極まり、形のよい尻肉を両手で掴んだ。そして、まるで果実を二つに分けるようにして尻穴を露出させる。
「秘所の次はここに教えてやろう」
「え? あの、そこ、は――――あ、ぎぃ!?」
まったくの想定外の衝撃だった。ゼウスはアリスの秘所ではなく、尻穴に肉棒を押し込んだのだ。
「あ、ああ――――なんという、ん、卑猥な、あ、そんな、汚らわしい穴、を、お、おふぅ、う」
ゼウスの巨根がアリスの直腸内でさらに膨らむ。息苦しさにアリスは大きく喘いだ。
「ふふ、さすがにいきなりはきつかったか。だが、すぐに馴染む。お前の身体はすでにそういうものになっている」
「は、ぎ……あ、ん、くひ、ぃ……ひぃ、んひぃ、あ、い、ひぃあ……はあ、はあ、あ、へあ……」
ゆっくりとゼウスは肉棒を動かす。少しずつアリスの直腸内を整えるように、細やかに壁を削り、筋肉の緊張を揉み解す。
「はへ、あへ、んへぁ、はあ、ん、あ……は、はあ、あ、ああぁ、あ……お尻ぃ、なんて、はあ、んあ、ん、ふああ」
「姫、様……姫様、そんな……おやめ、ください。そのような、はしたないことをされるのは……」
エリクソンが涙を流して、懇願する。
だが、エリクソンの目の前でアリスの顔が惚け、口から喘ぎ声が漏れだす。
汗でプラチナブロンドの髪が頬に張り付き、口から涎の糸が滴り落ちる。高貴な姫が、床に四つんばいになり犬のように男に尻を振っているのだ。それが、自分が長年仕えてきた姫なのだからエリクソンの衝撃は計り知れない。
「おやめください、お願いします。これ以上、姫に乱暴するのはおやめください」
アリスではゼウスには逆らえない。ゼウスが行為をやめるしかないのだ。エリクソンの懇願をゼウスは笑って受け流した。
「このように言っているぞ、アリス」
「あふ、ん、ん、ふあ、あぁ、お尻、気持ちイイ……うそ、れす、こんあ、はあ、獣のように、まぐわる、んへあ、はあ、んひぃ、そこぉ、ゼウス様、もっと穿って、ぐりぐりしてくらさいぃ」
瞬く間にアリスの理性は性欲に蹂躙されてしまった。
直腸が大樹に押し潰され、変形し、その勢いが脳にまで届く。
ゼウスが捻り込むように肉棒を突きこみ、奥の奥まで肉棒の形に成形し、内部に大量の精液を放出する。
「んへえああああああああ!?」
アリスは舌を突き出して、雄叫びにも似た嬌声を上げた。
「で、出てるぅ。しゅごい、精液が、一杯……あ、ああああああああ、呪力、呪力が頭に、ひ、ひいぃ、あ、んああああああ、こ、壊れりゅうう」
腰をくねらせ、涙と涎を垂れ流し、快楽を貪り食らう。そんな姫の姿を眼前に突きつけられたエリクソンは、再び言葉を失ってしまう。
強烈な快楽を叩き込まれた直後に、ゼウスは動きを唐突に止めた、
「はっ、はっ、はっ、ゼウス様? はあ、如何、なさいましたか?」
「アリス、侍従長が止めて欲しいと言っているのだ。どうする?」
「止める? どうして、ですか? こんなに、気持ちがイイのに……」
はあはあと息を荒げながら、アリスはエリクソンを見る。
「姫様、お戯れを……そのようにはしたないことを、高貴なるあなたがなさってはなりません。どうか、お気を確かに」
エリクソンの言葉にアリスは笑みを浮かべた。
「ミス・エリクソン、あなたはこの気持ちよさを知らないから、そんなことを言えるのよ。はあ、わたしはゼウス様のご加護を賜ったの……もう、ゼウス様の、ちんぽのことしか考えられないのぉ」
アリスの身体が前後に揺れる。
ゼウスが動かないので、自分で腰を動かしているのだ。
「はあ、はあ、はあ、もっとぉ、もっと、ちんぽ、ください、ゼウス様ぁ」
「諦めろ、侍従長。この姫はお前の言葉よりも、尻穴を穿られることのほうが大切なのだ」
「そんなこと、言わないでください、ん、はふ」
「違うのか、アリス? 違うのならば抜いてしまうぞ」
「あ……そんな……ん、ふぅ、ん、違いません。はあ、ん、堅物のミス・エリクソンの言葉よりぃ、ゼウス様のちんぽのほうがずっと大事です! もっとわたしに教えてください! 気持ちイイこと、もっと、いっぱい!」
叫んだアリスは吹っ切れたように再び嬌声を上げる。
ゼウスは喜んで肉棒で直腸内を抉った。角度を変え、押し広げるように繰り返し責め立てる。
「ひぃ、ひぃ、んひぃい! しゅごい! しゅごいです、ゼウス様の、大きいのぉ!」
「姫様ぁ」
妖艶なアリスはエリクソンを見つめ、笑う。
「んひ、ふひ、あぁ、ミス・エリクソン……あなたも、今度ばかりは、んああ、口先ばかり、んへあ、ふ、ふあ、これ、こんなにしてる、じゃない」
「え、あ……な」
アリスが見つめる先は、エリクソンの股間。
ゼウスが呪い、生やした肉棒が立派にそそり立ち、先走り汁を垂らしている。
「ち、違います。こんな、これは、そういうのではなく……」
慌てて否定するエリクソンだが、勃起が収まる様子はない。
「はあ、ゼウス様とわたしのセックスを眺めて、勃たせてしまうなんて、ん、ふぅ、は、あ……いけない、侍従長ですね」
「違います。違うのです、これは……これは、そうではなく……」
「じゃあ、どうなの?」
アリスはゼウスに突かれながら、エリクソンの肉棒に手を伸ばした。
「ひ……」
アリスに触れられたエリクソンの肉棒が震え、彼女から普段とは異なる色のある声が出た。
「アリス、復習だ。そこの侍従長から、精を吸い出してやるとよい。ちょうど、口が開いているだろう」
「ミス・エリクソン。ゼウス様もこう仰っているし、一緒に気持ちよくなりましょう」
アリスはエリクソンの肉棒を掴み、顔を寄せ、先端に息を吹きかける。
「あ、ああ!」
「ん、ひゃあ!」
何と、エリクソンはよほど我慢していたようで、その刺激だけで精を吐き出してしまったのだ。
飛び散った精液が、アリスの顔を汚す。
「あ、ああぁ……姫様……申し訳、申し訳ありません」
「ん、ちゅぷ……ゼウス様のとは違うのね。ん、ふふ、美味しい……綺麗に掃除して差し上げます」
アリスは射精で汚れたエリクソンの肉棒を口を大きく開けて頬張った。
「んあああ、姫様! いけません、そんな、そんな汚らわしいことを!」
「んじゅ、んじゅ、れろ、じゅるる! んちゅぷ、ん、精子、もっとらしていいんですよ、ミス・エリクソン」
棹から先端までを内頬と舌と唇で綺麗に撫でてから、アリスは頬を窄めて尿道の精液を吸い出す。
ぷりぷりとした苦い粘液を飲んだアリスはエリクソンを上目遣いで見上げる。
「あん♡ 感じてるのね、ミス・エリクソン。ん、ふふ、もっと出していいんですよ、ほら」
アリスは卑猥に舌を出して、口を開く。そして、エリクソンの棹を激しく扱き始めた。
「だ、ダメです、姫様! そのように、強くされたら、また……!」
「出るんでしょう。女の子なのに、勢いよく精子が出てしまうのでしょう。わたしの顔と口にたっぷり出して」
「あ、ああ、あああ! おやめ、ください、ダメ、ダメです、ダメぇ!」
爆発する快感をエリクソンは止められない。そもそも、女性であるエリクソンに男性の快感を制御する術などないのだ。
導かれるままに飛び出した精液は、アリスの口と顔に飛び込み、べっとりと張り付いた。
「はあはあはあ、ああ、何ということを……わたくしは……」
アリスを精液で犯してしまったことにショックを受けたエリクソンは、そのままぐったりと倒れて気を失ってしまったようだ。
「あら、ミス・エリクソン?」
「よほどアリスを穢したことを気に病んだらしい。真面目な侍従長よ」
「うふぅん♡ そんなこと、気にしなくてもよろしいのに、はあ、はあ、だって、もう精液、大好きになってしまったんですもの」
「変態な姫様だ」
「あなたのおかげですよ、ゼウス様。ちゅ、れろ……」
倒れたエリクソンの肉棒をアリスは口に運んだ。
エリクソンは気絶したが、息子はまだまだ元気らしい。
「そのままフェラを続けろ。こちらはこちらで愉しませてもらう」
「ふぁい、れうすさま……ん、じゅる、ちゅ……熱い、ん、じゅる、れろれろ、ちゅ、れろぉ……」
アリスの尻穴と秘所を思う存分堪能するゼウスは、アリス自身の体力が尽き果てるまでこの狂乱を続けたのだった。