魔王城でおやすみなさい―MASEX!― 作:( ˘ω˘)スヤァーリンおじさん
さっきゅんに朝フェラで一発抜いて貰ったまーくんは、仕事着である執事服に着替えて朝の支度を整える。
射精したチンポはさっきゅんに舐めて綺麗にして貰ったとはいえ、魔王城には鼻の効く魔物も多い。
その為、エチケットとして消臭用の魔香水を軽く振りかけておく。
エリート淫魔としては当然の身嗜みだった。
そして全身姿見の前で服装の乱れをチェックし終えると、そこには先ほど
「さっきゅんは朝ごはん、食べないの?」
「うーんと……さっきのでもうお腹いっぱいかな? お兄ちゃんのミルク、生気たっぷりで量も多いからっ♡」
その控え目な胸を押し付けるように少年の腕へ抱き着きながら、さっきゅんは自身のお腹を撫でさする。
その中を、今も自分の精子達がたっぷり泳いでいる事を想像してしまい、少年の頬も思わず赤くなってしまった。
「た、確かに淫魔は生気さえあれば死なないけどさ。丈夫な体を作るなら、普通の食事もバランスよく摂った方が良いからね?」
生気は淫魔にとって欠かせない要素ではあるが、それだけで生きているわけではない。
ただ生きるだけなら少量の生気さえあれば、普通の食事を摂る事で十分生きていける。
逆に生気だけの場合、力は強くなるが肉体的な強度は下がってしまう。
人間も魔物も、何事もバランスの良い食生活が肝心という事だった。
そして淫魔として最下級に近いさっきゅんに必要な生気の量は、本来ならエリート淫魔のまーくんがキスの一つでもすれば十分な程度でしかない。
それでも生気たっぷりのザーメンを愛情たっぷりに注ぎ込むのは、さっきゅんの淫魔としての成長の為でもあった。
それが分かっているさっきゅんは、甘えるようにぎゅ~と抱き着き、尻尾をご機嫌に揺らす。
「えへへ~♡ わかってるよぉ、お兄ちゃん♡ お昼ご飯はちゃんと食べるから♡」
「……お昼だけ?」
「んもうっ、わかってるくせにぃ~っ!」
うへへっと含む様な笑みを浮かべるさっきゅん。
夕飯代わりのエッチする気満々の妹淫魔だった。
「……あまり偏食なのは感心しないんだけどなぁ」
少年としては、あまり生気だけで普通の食事を抜いてしまう事には否定的だった。
特にさっきゅんの場合、日に一食だけだと好きな物、特に甘いお菓子しか食べない事がある。
兄として、妹のそんな偏った食生活を非常に心配していた。
「でも私、お兄ちゃんとしかエッチしたくないし……」
「食事の話だよ!?」
性的な偏執傾向は聞いていない。
淫魔的には生気の補給も食事の部類になるのだろうが、少年としては普通の食事とは異なる、もっと淫魔的に神聖(?)な行いだと思っている。
そもそも誰彼構わず性交するのは、少年の淫魔美学に反する。ノットアグリーである。
お互いへのリスペクトの上に行う、神秘的な闘争であり交歓、プライオリティの高いコミュニケーション方法であり、新時代にアジャストしたバッファのあるハイソサエティなネゴシエーションともいえる。(意識高い系)
「僕だって(淫魔として)好きな人じゃないと、エッチしたくないよ」
「お兄ちゃん……っ!」
「でもさっきゅんには僕を超えるような、立派な淫魔になって貰いたいからね」
少年の脳裏には、成長したさっきゅんの姿が思い浮かぶ。
指先一つで並み居る男達を絶頂させ、吐息一つで老若男女関係なく腰砕けにする。
流し目一つで死者を生き返らせ、その美貌は神々ですら嫉妬に狂ったという。
そんな神話時代に存在した伝説の『国堕とし』級の淫魔になった、立派なさっきゅんを……。
「なんかお兄ちゃんのハードル、めっちゃ高くない!?!?」
兄の期待が予想以上に重い。
とはいえ淫魔の里ではみそっかす扱いだったさっきゅんは、そんな重すぎる期待でも嬉しく思ってしまう。不憫な子だった。
「その、伝説はムリでも、りっぱな……モテモテな
「え、うん。さっきゅんがモテモテになったら、僕も兄として誇らしく思うよ?」
「……うがー」
さっきゅん的には、兄としてという部分に、引っかかる所がないわけではないが。
さっきゅんが他の男に色目を使うことに、妬いてくれちゃったり……とか、期待していなかったわけではないが。
「――お兄ちゃんのバカ」
とはいえいくら優しい兄とはいっても、その根っこはやはり淫魔。
それも里にたくさん居るようなオラついた古臭いヤンキー淫魔達とは違う、ハイソな魔王城に長年勤めているエリート淫魔だ。
里では落ちこぼれだったさっきゅんを、配属当初から同族というだけで優しくしてくれて、今では本当の妹扱いしてくれるだけでも望外の幸運なのだろう。
だがそれはそれとして。
淫魔らしく強欲に、さっきゅんはもっとイチャイチャしたかった!
妹だからと使ってくれないおまんこを使った、本当のセックスをして欲しかった!
さっきゅんの子宮はまーくんのザーメンを欲しがっているのに、いっつも指で逝かされて、最近ではお尻での性交に嵌ってしまう始末。
それはそれで気持ち良かったが、さっきゅんの子宮は淫魔らしく雄の精子を欲しがっていた。
そしていつか誰かに捧げるなら、それはまーくん相手しか考えられないほど。
さっきゅんの心と身体は、エリート淫魔に恋しちゃっていたのだ。
「うがー!(気合の叫び) お兄ちゃん私、頑張ってモテモテ淫魔になるからねっ!」
そしてさっきゅんは幾度目かの「モテ」を決意する。
それはもはや、淫魔として生気が必要だからとか、そんな淫魔的に真っ当な理由ではなかった。
(モテモテ
そんな内心と共に決意する妹淫魔を、まーくんは頼もしそうにに、けれどどこか寂しげに見ていた。
それは心から妹の成長を喜び、そして若干の寂しさを覚える兄心であった。
(さっきゅんも淫魔としての自覚が……こうして少しずつ立派になってくんだろうなぁ……お兄ちゃん、ちょっぴり寂しい)
そんな二人は傍目からは、とても仲の良い姉妹(兄妹)に見えるだろう。
淫魔特有のガバガバ倫理観を除けば。
【 さっきゅん 】
いもうと:☆☆☆☆☆☆☆☆☆
みだら :☆☆☆(レベルアップ中)
『うがー♡』
悪魔族の魔物。
淫魔仲間からつけられたあだ名で呼ばれている。
まーくんの妹的存在。お兄ちゃん大好き。
お兄ちゃんに相応しい立派なモテモテ淫魔になるのが夢。
生気の供給を兄に頼り切っており、他の異性との物理的な接触はほぼ皆無。
キスされるのが好き。オナホのように扱われると興奮する。
まーくんと同じく朝が弱いが、たまに早起きした際はチンポフェラで生気をつまみ食いしてくる。
好きなお菓子はふがしのはじっこ。