轟沈しましたが悪運はあったようです(大井になりました)・裏 作:Toygun
愛し合うならムードは大事―でもねお互い脱がし合うところからするのは大変ってもんよ。片方だったり二人ともだったり盛っちゃっておっぱじまると、脱ぎかけの服とか、まだ準備できてなくてシーツ、下手すりゃマットまでお漏らしで汚したりとか、後から頭の痛くなる状況は幾らでも起きる。
だから寝るときは裸族になっちゃったんだけど、これはこれでね。
頭と手はベッドにつき、尻を上げている。電が寄りやすいようにベッドについた膝もわざわざ左右に開いている。いくら電が小さくても座った程度では高さが合わないので、さらに上体を曲げて顔を晒された「わたし」に近づけているが。
なんというか、惚れた弱みだ。かわいいし、キスともなればショーツも濡れる程度には愛しい子である。増して、マジカルタング―腹というか胎をかき回せるヤバイ舌の持ち主である。一本しかないにしても触手級の逸物ですよ、奥様、てなもんで。
「今晩は大井さんを存分に鳴かせたいです」
などと言われれば、お嬢様のお好きなままに、とメイド服を着込みたくなる。で、この姿勢である。軽巡―雷巡パワーで電にちょっかいをかけられない服従のポーズともいえるわけで。ここ最近はこれだけで濡れ始めて、以前電はもうダメかも、と言っていたのが嘘みたいだ。つまりわたしがかなりダメになっている。お互いに「およめさん」などと言っていたが、7対3くらいでわたしが「およめさん」にされている。
おまけに電の舌のレベルが上がったのか、わたしを味わう余裕が出てきたらしい。物陰に入って少し口が寂しいです、などと言われてそのまま中を味わわれることも。
「大井さん、最近だめだめなのです」
「あんたのその舌なら、誰だってダメになるわよ」
「正直いつ飽きられるか戦々恐々としてるのよ、この女の味も匂いも飽きたな、って感じに」
「追いかけてくれます?」
「多分すがりつくわね。お願いです、憐れな端女にお情けを、って」
「電にあわせて古風な言い回ししてます?いちいち口かおまんこに突っ込みたくなる言葉遣いしてるのです」
「だっていなづま、わたしよりずっと艦の記憶強いでしょ?」
「まあ、そうですね」
「なら昔風な言葉の方が通じるじゃない」
「そんなだから天龍さんに口ふさいどけ、って言われるのです」
「口の動きも見たいですからやりませんけど」
少しだけ声がくぐもっているし、シーツについた左膝越しに彼女が近付いているのが見える。すぐにでも彼女が、好きにわたしを味わうだろうと思ったところで、
「あ♡」
温かさが晒した「わたし」とその周囲を包む。なんだかんだで電は優しくて、少しずつ刺激していくやり方をえらんでくれている。お尻を両側から手で押さえて、唇がわたしの唇―下の唇とキスしているのがわかる。ここ数日のわたしは、ほんとはしたなくて、この子が欲しくてよだれを抑えられないでいる。少し強く、電の顔が密着して会陰に鼻が当たる。サラサラの髪もまわりに触れたりはなれたりで、唇が違うだけでキスしているという感覚だけが同じ―余計に気持ちが高まる。
はあ、と息はいたところで口が弛んでいたことに気付き、あわてて何もしていない左手で側にあったタオルを取る。その直後に「ディープキス」に震えて生地をくわえて耐え、わたしの中を―それでも唇側を撫でられただけなことに物足りなさを覚えた。
今晩最初のキスを終えて電が「わたし」からはなれる。ぬくもりを逃がしたくなくて、わたしは腰をさらに電の方へ下げようとするが、しっとりぷにぷにの手に留められてそれも出来ない。力の逃げ場がないせいで、みっともなくお尻を振ってしまった。
「大井さんも口吸いを好きになってくれて、うれしいのです」
「好きな人とのそれを、嫌うわけないでしょ」
「ほんとうに口付けだけで、どちらもよだれがすごくなるのですね」
「~!」
不意打ちに恥ずかしさを言語化出来ず、タオルの生地に八つ当たりする。
「すこしだけ文句いうなら、」
「はにほ」
ついすねてタオルを噛んだまま相槌をうつ。
「わたしの舌にもやさしくして欲しいのです」
うん?とシーツの上で顔をずらしてまた電を見る。すこしはなれたままの電に、またお尻で催促しそうになるが、右臀部の感触がはなれると共につぷ、ともう意地汚いくらいに音をさせて、下の唇でかわいい指を咥えてしまう。ずっ、ずっ、と音がしそうなくらいに指の進みが遅くて、あまりにも「お腹がすいていた」ように指を食べてしまっているのに気付く。出来るだけ力まないように、そう意識して力を抜いたところで、少し奥まで電の指が突き込まれて、抜いた力を戻さないように、タオルを噛み締める。今、締めちゃったら、多分。
「人差し指だけでこれなのですよ?」
指一本入れるのも大変ということか。
「では、力を入れてください」
「え」
「いつもみたいに、搾るように」
少し語気を強めた電に、おそるおそる下腹部の力みを増す。思った通り漠然とした指の感覚が、より密着する肉壁が増えることで明確になって全身が震える。ふうふうと体内の熱を逃がすように荒く息を吐いてこらえる。
「締めつけがよわいのです」
「お、おねがい。これ以上は」
自分で締めちゃって絶頂するのはいくらなんでも!と最悪に思い当たったところで刺激が追加されて膣が一気に収縮した。推測の通りに増えた異物感を内壁でしっかり感じ取ってしまって、肉をうねらせて指を感じる度に、快楽の波が押し寄せてくる。そこをくいっと指が曲がったりして肉をより刺激するがそれ以上動かないのを、肉壁がその動く範囲で、こすり、形さえも見て分かるかのごとく包み込んだモノの情報を脳にぶちこんできた。きた、きて、指が、電の!
がくがくと大井の体が揺れ、突っ込んだ二本の指が締め付けられる。中で戯れに曲げた以外は、全部大井の膣の動きで、大井が絶頂してしまったのである。彼女の下腹部の力が抜けると、電は左腕で大井の左もも、腰を抱えるようにお腹まで腕をまわして支えつつ、膣からゆっくりと指を抜いた。大井の「女」の匂いが電の鼻を刺激するが、同時にこんなものか、とも思う。
「これはこれで、すきなのですが」
やっぱりちがうのです、と電は呟く。あの、匂い。海と、硝煙と、汗と血。
殺意にまみれた航跡が迫る瞬間、電を包み込んだあの匂いが、電が電自身を認識したときだったかもしれない、と彼女は思う。だから大井は「おかーさん」。自分をかばって、包み込んで、自分が機械ではないことを思い起こさせてくれた人だから。記憶をたどれば、長門や大和が甘えさせてくれたことも思い出せる。あいにくと物心さえつかない頃のように、印象は朧気で、包み込む大井のような鮮烈さが残っていない。
「それはそうと、やっぱり北上さんは吹き飛ばすべきなのです」
大井の「中」は、本来の女性のレベルを超えて感覚が鋭敏になってしまっているようだ。本質的に固さのない電の舌を感じようとした結果、と彼女は推測している。産道ゆえ感覚は一部を除き鈍い膣なので、やたら鋭敏になっただけなのか、はたまた入渠等の艦娘的事情で別種の感覚器官が形成されてしまったのか不明だが、自分の舌のために専用調整された内部構造、などと考えるとそれだけで濡れるし、舌がうずく。今もつい舌なめずりをしているし。
それだけに未練たらたらな北上と、つるんでいるちんこのついた北上が邪魔である。他に転用可能(他人も使える)な内部構造なので、一時的には芯のある肉棒でも、有り得ないレベルの快楽が大井の脳を襲うのは明白だ。結果『いなづまぁ…ごめんなさい』と大井が世迷い言を口にする事態の想定も容易である。ただし、所詮一時的だが。基本突き込むしか出来ない剛直一本槍と、刺突から拘束、鞭打までこなす特別あつらえの武装のごとき舌だ。泣いて謝る大井に突き込めば数晩で、「他人相手に快楽堕ちした浮気者は電にふさわしくない」みたいな勘違いを打破できる。その過程で腟内の他人の味を感じるのが嫌なだけである。
「そもそも大井さんはいるじゃないですか」
わたしの大井さんと同郷で、かつこの鎮守府設立前の拠点で苦労していたのもあって見逃していた面もある、と電は思う。共に大井に庇われた仲でもあるし。あまりしつこいようなら、逆侵攻をかけてあっちの大井さんを落とすか、業腹だが北上(男)の逸物を舌だけで搾るというトラウマ戦術もありかと思う。北上は大体駆逐艦をうざいとか言っていて、その駆逐艦にいいようにされれば運が良ければ一時的に不能化も狙えそうだし。
「いなづまあ」
まだ力が抜けているのか、シーツ上で左手を弱々しく動かして大井が声をかけてくる。それに電は顔を向けるとだらりと舌を見せる。
「ちょうだい」
返事は聞いたとばかりに電はまた大井の割れ目に向き合うと、少し無造作に舌を突き入れた。大井が脱力しているので、すんなりと陰茎でも届く辺りまで舌が入り込む。電が両腕で支えた下腹部がびくりと震え、ただの挿入でも十分に大井を悦ばせられることに、電は感謝する。それだけに北上の動向が心配だ。ゆっくりと舌を動かして、過度な刺激をしないように注意する。やはり、この敏感過ぎる内部の件は、天龍に相談した方が良さそうだ。大井が電の名を呼ぶ声に、電は少しだけ趣向を変える。ゆったりと舌を推し進めて、もっと奥に。口もかぶりつくように限界まで、大井の割れ目に押し当てて、漏れ気味の吐息が大井の外性器まわりを刺激、大井がさらに身悶える。奥へ入り込んだ電に、大井のそれが降りてきて、舌先にぴとりと触れた。膣がいきなり狭まって急な感触に電もトびかける。つい舌先を暴れさせてしまい、触れた壁なのかそれ以外なのか、また違う形の肉の器官を刺激して、大井の腰を強く押さえなければならなくなる。舌を使っている以上、入れた先が派手に動くと噛んだりして危ない。やがて急に重くなった大井の腹に、絶頂を迎えたと判断して、電は余計な刺激を与えないよう、ゆっくりと舌を抜いた。電の唾液や大井の愛液が、やや開いた大井から零れ落ちるので、慌ててまた口をつけると吸ってしまう。零れた分は明日洗濯するとして、ちゅうちゅう、ぺろりと大井の局部を舐めとりきれいにすると、支えていた腰部分からひっくり返して、ごろりと大井を仰向けにした。
「いなづま…あんた、いちばんやばいところ舐めたわね」
「先ほどの壁かなにかですか?」
真っ赤な大井を好ましく思いつつ、なにか知っている大井に聞いてみる。
「あれ、子宮の入り口よ」
降りる、というか舌の方に寄ってくなんて思わなかった、と顔を隠して大井が呟いている。説明を求めたところ、子どもを作る器官が、電の舌を誤認して子種を迎え入れようとした、という返事がくる。いくら大井が電を愛しく思うにしても、子どもを作りようもない舌をモノと勘違いした挙げ句、電の赤ちゃんが欲しいと身体が勝手に動いた事に、彼女は完全に打ちのめされている。そこまで恥ずかしいなら口にしなくても、と指摘すると。
「心にしまっておく方が恥ずか死ぬ!」
あまりにも身体が正直すぎて黙っておいたほうが苦しい、となんだか良く分からない返事であった。目元を隠して泣くのか笑うのか、良く分からない大井に、事後のキスをするとガウンを体の下に滑り込ませて着せる。
「…電?」
自分もガウンを着るとベッドから降り、
「急用ができました。出来ましたら、戻るまで警戒のために起きていてください」
部屋から出る彼女を、大井は体を起こして不思議そうに見送る。
「どうしたの、電?」
扉を閉める前に電は返事をする。
「警備上の問題が出ましたので、報告するのです」
部屋の外で立つ彼女にも声をかける。
「しばらくお願いします。あと、手を出したら吹き飛ばしますよ」
「自分、殿方の方が好きですので。それと、天龍殿でしたら、食堂併設の座敷にいますよ」
「ありがとうなのです」
警備のあきつ丸に礼を言うと、ガウンにサンダルと言う身軽過ぎる服装で電は暗がりに消えていく。この会話はもちろん部屋にいる大井にも聞こえてしまったので、先ほどまでの情事も丸聞こえか、と彼女はまた身悶えた。
「珍しい顔が来やがったな」
「そうだな」
内密の話のつもりで来たため、電は面食らった。お座敷の二部屋の、片方に居座る二人の天龍の間で、視線を彷徨わせる。
「よっぽどの話題でもなきゃ俺も大体知ってるぜ」
遠征隊長の天龍が問題はない、と主張するが、
「真面目な天龍さんがおきらいな話なのです」
「あと、お肴としては生々しいのです」
生臭い話であると、遠征隊長の意外に潔癖な天龍に対して、言外で警告する。お魚?と言われて二人とも疑問の表情を浮かべるが、
「ああ、酒の肴ね」
と二人とも気付く。
「まあ上がれよ。どっちせよ過激な艶話だろ」
責任者の天龍が卓の一辺を電に勧める。電はというと、ガウンの裾をいちおうは気にしながら座敷に上がり、ちょこんと正座で座る。
「情事の後で報告とかどこぞの諜報機関みたいな行動だな。これでグラマラスな美女なら眼福なんだが」
「お前の女好きはいつものことだからとやかく言わねえが、俺としちゃその部署の局長がショットグラス片手に酒に付き合ってくれる方が好みだわ」
「ああ、そりゃいいな」
「…ほんとそういうとこ、お前がわからねえ」
責任者の方の軽口に、苦情込みで自分の好みを述べる遠征隊長だが、責任者にその趣味もいけると言われて、からかわれているのか本気なのかと判断に苦しんでいると、電が先を急かした。
「話、いいですか?」
「「おう」」
電は出来るだけ簡素に、自分の舌、大井の「内部」、それに北上に対する懸念を述べる。
「想像以上に深刻だな」
「そうでもありません。北上さんに制裁して取り戻せばいいだけですので。文字通り後味が酷いのがいやなのです」
「そっちじゃねえ。お前と大井の方が深刻だ」
責任者の物言いを遠征隊長が補足する。
「正規ルートで検査要請なんぞ出したら、お前らの確保に色気違いどもがあの手この手で介入してくるぞ」
「はい?」
責任者が電の認識を改めさせるため、遠征隊長の後を継いで後ろ暗い話を続けた。
「お前ら二人を量産出来たら、「金と女」の、女の方でかなり有利に取引出来るからな。ただでさえ綱紀粛正で後ろ暗い連中はものどころか身を縮こまらせてる」
「足りない手札にでかいカードが転がり込みそうとなりゃ、魑魅魍魎が暗躍すること間違いなしだ」
「よしんば量産が無理でも、お前らだけでもお釣りがくるわ。捕まった日にゃ裏っかわから二度と出てこれなくなるぞ」
「どうなるのです」
「正直大井の方がちょろい。多分お前を人質にすりゃ、ひひ爺の相手だって嫌々でもやるだろう」
「で、お前の方はもうちょっと反抗的だろうが、大井を人質にかつ、事後の後始末で大井を愛していいとなりゃ、欲求不満のご婦人方に、幼女趣味の連中のお相手でも、渋々従いそうだ」
「とまあ、オレらでもこの程度思い描けるくらい、お前ら、女として価値がある。なんせ艦娘は今のところ歳をとらねえからな」
そこまでのありそうな悲惨なお話、という奴に、そうなった時の自分と大井の関係を二人の天龍に倣って想定、口にした。
「そうして電は、謝り続ける大井さんを愛するのですか。舌にひりつく敵の味を吐き出しながら」
「良くわかってるじゃないか。ついでにありそうなのが、大井が先に自刃するってとこだ。そうすりゃ嬉々としてお前が報復を始めるのが分かってるからな。その方が少なくともお前が自由になれる確率が高い」
「電が先に死んだらどうなるのです?」
「分かってて聞くなよ」
自分が状況に対し足手まといで、電を死に追いやったなら、大井は後を追う。そもそも駆逐艦なぞ庇う女(ひと)だ。電も言われて理解した。
「特務に文書なしで繋ぎ入れねえとダメだ」
「検査はここだけの話にして、結果は明石の私物に隠すか?」
遠征隊長の提案に、責任者は否定を返す。
「話が漏れると明石の私物は真っ先に諜報の対象だろ。同じ理由で青葉も駄目だ」
鎮守府の要所というのは、定番の特徴が存在してしまっている。ならばそこは外さなければいけないのだが。
「オレとつるんでる赤城に頼みたいとこだが、あいつは命令系統が全く違う上に、万が一が起きると「それが必要ならあらゆる手段を取らされる」って立場だ。となるとやっぱり渡せねえ」
「あいつ、ここの所属でも特務でもないのか?!初耳だぞ」
責任者の情報の暴露に、遠征隊長が驚いた。
「上から命令が来ると当人の意思関係なく体がフルオートで戦闘行動を開始するってのは、当人に確認済みだからな。状況が逼迫してないからそうなってないだけだ」
「んじゃ、どうする?」
「データは一時保存、特務に渡した後は完全に破壊か焼却で破棄だ。離島だが警備しきれないここには「盗る物がない」状態にした方が安全だ。あともう一つ」
そう言って責任者の天龍は電に向き直る。
「特務は味方だが、お前ら二人を囮にして阿呆が釣れるなら、それくらいはやる。安全は確保するだろうが、どっちにせよ万が一はあることを覚悟しておいてくれ」
「味方として信用していいのですね?」
「ああ、あくまで安全を確保するために一時的な危険に晒す、止まりの筈だ。この間の分まではこっちから報告を上げてあるから、少なくともお前の大井が特務の同類だと認識してる筈だからな、助けられない場合を除いて見捨てることはねえ」
「その同類というのはなんです?」
「それは俺も聞きたいね」
「悪いが与太話にも聞こえる胸糞ワリイ話なんで、説明は出来ねえし、口止めの類もされてる。特務の存在理由にも関わる軍機でもあるしな。今は信用してくれとしか言えねえ」
電、遠征隊長の天龍の問いに、天龍は説明は出来ないとして口を濁すにとどめた。
ところで、双方就寝時は裸族になってから少ししてなのだが
「なんかいたいのです」
電がそんなことを言い出した。明石さんに診てもらったところ、
「んー、成長痛?になるのかなぁ」
少し胸が出始めているようで、そんな感じにしか結果を見る限りは判断できないそうだ。艦娘って成長するのか?と思うがなんともいえないと。あと、
「大井さんもすこーし大きくなってますね」
「太ったとかじゃなくて?」
「そこまで腰変化してませんし」
「ブラ買い換えは流石に勘弁して欲しいんだけど」
「仕方ないでしょう。それと」
診察のための同意書らしい書類を渡される。なんでまた、と内容を見ると、
「待って、これ本気」
「いなづまちゃんから聞いてますけど、大井さん、やたら敏感になってる自覚もありますよね?何らかの異常でも困りますし、それが元で性依存症等になるとか弊害もあるかもしれませんし、逆に性依存症のためにそうなっている、という判断もあるかもしれないので」
「でもこれ内診って!」
要約するとあくまで診察だからセクハラとかで訴えるな、診察中にお漏らしとか恥辱的な事も発生するかもしれないけど仕方のないことだから医療従事者に苦情を言うななどの同意書としてはかなり過激な事が書いてある特殊な奴でした。
「仕方ないでしょ、実際どうなってるか見ないとどうにもならないんですから、触診と内視鏡は必須で」
「でもこれそれ以外の特殊器具を使用しますって何?ちゃんとした医療器具よね?!」
「四の五の言わずとっとと台の上に寝ておっぴろげるのです。生娘じゃねーんですからピーピーさえずってないで股開きやがれです」
電がハイライト消しただけでなく恐ろしく口悪く並べ立てる。反抗期?!と思わず引くが、
「こちとら誰にも触らせたくないない女(ひと)の一番奥を他人に見せるのを我慢してやってるんです。電が我慢してるうちにおとなしく診察されやがれ」
「とまあ私もいなづまちゃんに背中から撃たれたくないので、出来るだけ大人しく、嫌がったりせずに診察を受けていただけると嬉しいかなぁ、って」
「あ、はい」
電の嫉妬の視線をよりによっておっぴろげた股に受けながら、特殊な検査器具とやら込みで検査というか突っ込まれました。産婦人科のあれみたいなベッドの上で、明石さんの前で快楽に悶えるのって完全に羞恥プレイなのですが。しかも我慢してる=感じてるのばればれなんで、「電以外で感じやがってこのビッチが」という電の眼圧(用語違い)がひどくて、これ診察後、部屋に戻る前にどこかで押し倒されそう、としか思えず。
「お疲れ様でした。検査結果はちょっと専門機関にまわすので、大分後ですけど、異常として扱われない場合は結果自体来ないこともあるので、あまり気にしないでいいですよ」
と診察後にがっつりと電に引っ付かれながら、明石さんに聞きたくないけど聞きたい事を聞いている始末。それでもちょっと最後の検査器具について聞く。
「あの最後の奴、中でなんか動きまわってたんですけど」
「あーあれね」
明石さんが遠い目をする。
「どっかの鎮守府で馬鹿が作った「夜のおもちゃ」らしいんですけど、内診用に転用できるって考えて、元々あった刺激用の可動機構を高密度化させた上に感圧センサーとか追加しまくった馬鹿が出まして、それが巡り巡ってこんなことになってます」
その馬鹿、全員明石って言うんですよー、やになっちゃいますねえー、と明石さんまでハイライトが消えて慌てて二人して逃げる。それで砂浜そばのベンチを通りがかったところで、
「そうですね、情事のことをご休憩、と言うらしいのです」
「何を突然に訳の分からないことを!」
それはラブホのプランでしょうが。
「ですのでそのベンチで休憩するのです、大井さんも検査でお疲れでしょう」
日もまだ高いが午後でスケジュール次第では遠征任務に出ていた子も戻ってきかねない時間である。ドンピシャだったら露出羞恥プレイ決定だ。
「さっきの診察で濡れ濡れなのはこの鼻がまるっとお見通しなのです。慰めてやるからとっととケツを上げやがるのです」
ああ、うん、つらいのは確かだけど。嫉妬でブチ切れてるのか優しいのか判断に迷う。ベンチの後ろ側に立って、かがんでショーツを脱いでポケットにしまうと、手をベンチについてかがみ、脚の間隔は少し開く。
「40秒でイかせるのです。恥をかきたくなかったら声は我慢するのです」
慌てて手ではなく肘をついて両手で口を押える。そんなの我慢できるわけない!やな感じの下の解放感のところにさらにスカートをまくられた感じから、躊躇なく割れ目に唇が当てられ一気に奥まで分け入ってきた。押さえた口でもくぐもった悲鳴が自分自身に聞こえて、聞かれていないかと潤んで視界の利かない目だけがせわしなくきょろきょろと動く。ぐい、と服の上からお腹の辺りまで抱えられて―え、待ってそれは― 一番奥に今度はもろに舌が当たり、子宮入り口付近さえ舐められて、また膣内壁を嬲られる。数なんてカウントしてないけど、イってベンチに突っ伏した時点で1分も過ぎてない!
ずるりとした感触で舌が引き抜かれると膝が完全に笑っている。尻を向けていたのが急に電が引いたため、足がいう事を聞かずにへたり込みそうになる直前、電に腹を抱えられて持ち上げられる。うんしょ、と急に子供らしい可愛い声でそのままベンチに置かれてしまったのだが、べたりと普段ある布がない状態に、びくんと上体が跳ねた。
「まだ足りないのですか」
「いや、急に素肌のままベンチに座っちゃったから」
運悪くスカートが広がって普段はショーツに覆われてる部分もダイレクトに木製のベンチに触れてしまっている。出来るだけ姿勢よく座ろうとはするが、腰がほぼ抜けているので、油断すると敏感なところの前も後ろもベンチにべったり付きそうになる。
「跡をつけてもいいというのなら、止めないのです」
「そんなこと言っても無理!」
腰、抜けてるし足も力が入ってなくて、ショーツを自力で履くのも困難そう。かといってスカートを尻に下に敷いてやり過ごしても、脚の力が戻った時にはシミが出来た状態で宿舎に歩いて行く羽目になりそうで、やりたくない。それを言ったらショーツを履いても同じで、結局ベンチかスカートに跡が付く。
「いけませんね。戻ってきたのです」
やばい。幸い元タウイタウイの北上さんはまだ経過観察中なので、遠征からぶらりとこちらにはない。ただし北上(男)に「わたし」は片方がフォローに残りつつ、もう一人は任務に出るようにして各作戦等を回しているので、こっちを目にされると寄って来る可能性がある。それに、
「姉妹たちや「電」に寄られても困るのです」
第六駆はここでは暁、雷、電と、響を除いた3人がいる。つまり「わたしの電」以外にもう一人電がいるのだが、同じ子がいるというのも小さい子には色々と面白いらしく、普段は何かと寄って来たりもするのだ。懸念していたことを電にも言われた直後、
「体格としては逆ですが、艦娘なら何の問題はないのです」
背の中頃に左腕、太ももの下に右腕を差し込まれてそのまま持ち上げられた。一気に走り出したので、わたしは指摘する暇もない。繰り返すが太ももの下に右腕があるのだ、
セーラーの生地が素肌に直に当たって!
「ほら、すぐなのです」
確かに、すぐなのだ。わたしの視線の先に、目を丸くしている「わたし」がいなければ!
「あー、お疲れ」
遠征に出ていたらしい彼女が、声をかけてくる。返事なんてできない。恥ずかしくて顔を手で隠してる。
「こちらは相変わらず出撃禁止のままなのです。お疲れ様ですは大井さんに」
「ああ、うん、ありがとね、電。ところで「わたし」。同じ顔だから隠しても意味ないんじゃない?」
「…うっさい」
指摘されてもまともに声を出す気力もなく、わたし、機嫌悪いんですと言葉選びだけで示すが、声がまともに出ていなくて完全に失敗してる。
「あー、いなづま、ちょーっと言いづらいんだけどね。今あなたが抱えてる「わたし」、履いてないから」
それだけ言うと、宿舎の中へ足音が遠ざかって行く。とりあえずわたしの傷心を理解して、場所を外してくれたようだ。それから少しして、太ももの下の腕が外されてわたしの足が地に着く。力は抜けたままだったので、そのまま右腰に抱き着かれて支えられた。
「ごめんなさいなのです」
うん、声が可愛いので許す。
場面転換というか主観から客観の転換は書きにくい。感覚で好きにやって見たけど、これまた分かりにくい感じになってるかな。キャラの台詞と発言者が誰かの補足で何とか認識できると思いたいけど。「Side」で主観切り替えるのがやっぱり一番楽だよなぁ
感度3000倍(対魔忍)、または触素素子密度1平方cm当たり16の2乗(草薙素子)の高感度内臓になってしまった転生大井、明日はどっちだ!普及した方の意味の「魔改造」が大井に発生してしまった。でも自由に動く舌だけで絶頂するとなると、中の感覚が鋭敏じゃないと無理に感じたし。というわけで突っ込まれるとあっという間に堕ちる大井が爆誕してしまったが、中に「タッチ」できる電相手ではNTRは成立しないという事でお願いします。あれ、これ話に聞いたアサギの劣化状態?(ヤられて堕ちても、自己の精神だけで復帰して任務達成と聞いたが)
エロとギャグのつもりだけど「教育」して「派遣」するとやばい「人財」になりますよね。具体的には人材派遣業のパレット(パトレイバー)さんが扱いそうな。二人して依存気味だからコントロールもしやすいし。エロとギャグ書いてるのにすぐにブラックが浸み出してくるの、艦これ二次創作あるある過ぎる。
なお、大井は許すとは言ったが、不機嫌にならないとは言っていないことにご注目頂きたい。