※この作品はR-18です。

幻想入りしたオタクは理想の2次嫁にお仕えしたい   作:トテツクlv0,01

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まんたーんドリンク

「いやいつも通り本でも読んでるのかと思ったら何やってんすかこれ…」

 

こぁちゃんの案内でパッチェさんの所にたどり着いた俺の第一声がこれだった。

なんていえばいいんだこれ…調合?科学実験?

なんだかよくわからないような器具がごちゃごちゃと…フラスコのようなものも見える。

どこぞの白黒魔法使いのイラストで家でこんな事やってたようなのを見た覚えはある。

白黒に出来る事ならパッチェさんも出来ておかしくないってか。

 

という事はこれも魔法研究の一種って事でいいんだろうか?でかい魔法陣も敷いてあるし。

後は何か煮立ってる。ルーラでも復活させんのか?〇ネットじいさんじゃないんだから。

ルラムーン草を取って来いとか言われても俺は現物わからんぞ。

 

 

「実験台にさせるっていったでしょ。その用意。」

 

今作ってる得体の知れないナニカを俺に試す。どうやらそういう事らしい。

命に問題はない範囲という契約は守られているのだろうか。

ただちに影響があるレベルにしか見えないんだが。

 

「昨日のうちに実験台にされなかったのはそれの準備があったからって事でいいんですかね?今日神社に連れてかれたのは知ってたんでしょうし、俺がそのまま戻ってこないとか思わなかったんです?」

 

「あのレミィへの入れ込みようでそれは考えづらいわね。もう少しで出来るからそこで待ってて。」

 

 

なんだか納得できる理由のようなそうでないような。

それを言うなら嫌われっぷりだって見てるだろう。

実際一緒に戻ってこれたのは霊夢さんの後押しがあったからだし。

…まともに教えてくれる気はないって事かな。

 

 

 

 

 

 

 

「それにしても…昨日は見間違いかと思ったのだけど、貴方本当に魔力が欠片もないのね。」

「魔力?そりゃあないとは思いますけど…。」

 

現代日本にそんなもの存在してなかったからな。

ふしぎなきのみを齧った経験があるわけでもない、俺のMPは数字にするなら0だろう。

 

でもそれはこの世界の魔法使えない人間だって同じなんじゃ?と聞いたらどうやらそれはちょっと違うらしい。

 

魔法を扱うには足りていないというだけであってどんな人間、生物にも微量な魔力は普通存在していると。少なくとも完全な0を見かけたのは初めてだと。

別世界の人間という事で違う部分があるのかね。

 

それに希少価値はあるかもしれないがそう言われても正直全く嬉しくない。

逆に大きすぎるとかなら大歓迎だったんだが。

もしくは〇条ちゃんのような無効化能力持ちだとかさ。

 

 

 

 

「で、その魔力0人間にもこの怪しげなお薬は適切に作用するんですかね?」

「そのはずよ、理論上は。」

 

安心できる要素が全くない言葉どうも有難う御座います。

先程完成したというそれはもうね、明らかに毒物。

色は紫でなんかドス黒いの混ざっててゴポゴポいってる。

せめて塗るとか振りかけるとかならまだ我慢できる。

これを…飲むの?むぅ~りぃ~。

 

「せめてどんな効果があるのかぐらいは教えてもらっていいですよね?」

「飲んだ後にならね。」

 

つまり事前に聞いたら絶対飲まない奴じゃないですかヤダー!?

薬に関しちゃえーりん達に任せときゃいいんだよぉ!

魔法薬ならポーションみたいなもんだって?知らんわ!

 

「これに関してはレミィも飲んでおいてほしいって言ってたわよ。」

 

男は度胸。何でも試してみるもんさ。

ええい、いざ南無三!

 

 

んん…!?あれ思ったより全然いける。

炭酸のないライフガード?普通にエナドリだわ。

ただ粘度がひどい。ゼリー状どころか完全にスライム。飲み込むのがきっつい。

水で流し込むぐらいはいいか聞いたらOK出たので魔法で出してもらいごっくん。

ふぅ~満腹満腹。

 

…いやドリンク一本で満腹はおかしくね?さっきまで空きっ腹だったはずなんだけど。

仙豆的な効果でもあんの?とりあえず説明してもらいましょうか。

 

「捨食の法ってわかる?」

「いやわからないです。聞いた事はない…と思う。」

「簡単に言うと食べなくても良くなる魔法ね。習得は魔法使いという種族として認められる条件だったりするわ。それに関しては簡易的なものだから当然永続ではないけれど。」

 

つまりこれの効果時間中は俺は30歳になるのを待たずして魔法使いになってしまったと。

…MP0の魔法使いって単なるゴミじゃね?

 

「それかなりのトンデモ薬じゃないんです?」

「貴重な材料いくつも使ってるからそう簡単には作れないわ。その薬に関しては代償もあるし。」

「…代償?なにそれきいてない。」

「味覚よ。でも食べなくてもいいんだから大した問題じゃないでしょ。」

 

 

いや食べなくてもいいと食べてもおいしく感じないは全然違うぞ…。

試しにお茶請けのお菓子貰って齧るも甘みも何もわからない。

食感はわかる。匂いもわかる。だが味は虚無。なんだ、なんだこれは。

 

でも人肉料理食う羽目になるよりはマシ…なのか?

 

「……ちなみに効果時間は如何程で?」

「その量ならざっと三年って所じゃない。」

 

予想以上に長い。

三大欲求の食欲を封じられたようなもんだ強制的に。

今すぐは問題ないがこれ精神に支障きたすんじゃないのか。

 

「なんでこれをお嬢様は俺に飲んでおいてほしいって思ったんですかね?」

「知らないわよそんな事。同じ食卓につきたくないとか貴方に出す食事なんてないとかじゃないの。」

 

そろそろ俺泣いていい気がしてきた。

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